JPS6013586Y2 - 油圧シリンダポ−ト継手の接合構造 - Google Patents

油圧シリンダポ−ト継手の接合構造

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JPS6013586Y2
JPS6013586Y2 JP16564879U JP16564879U JPS6013586Y2 JP S6013586 Y2 JPS6013586 Y2 JP S6013586Y2 JP 16564879 U JP16564879 U JP 16564879U JP 16564879 U JP16564879 U JP 16564879U JP S6013586 Y2 JPS6013586 Y2 JP S6013586Y2
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JP
Japan
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joint
hydraulic cylinder
cylinder tube
arc welding
welding
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JP16564879U
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JPS5682395U (ja
Inventor
嘉夫 水野
孝彦 宮本
Original Assignee
カヤバ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、油圧シリンダとポート継手の接合構造の改
良に関する。
従来の油圧シリンダと、エルボ、ボス、フランジなどの
油圧ポートとの継手の接合構造としては、第1図に示す
ようなものがある。
これを説明すると、シリンダチューブ1の開口部2の周
囲に座ぐり面3を設け、継手4をその接合面5によって
座ぐり面3に密着させた後、継手4の全外周にわたって
アーク溶接を施こして溶接部6を形成する。
ところが、この構造であると、継手4の接合面5をシリ
ンダチューブ1の座ぐり面3に完全に密着させることは
一般の加工状態では不可能であり、必ずある程度の隙間
d1が形成される。
そして、配管内に高圧の油を供給すると、この隙叩。
にこの油が浸透し、直接に溶接部6に油圧力がかかるこ
とになり、同時に継手4の断面4のすべてが受圧面積に
なり、大きな圧力を受けることになる。
このため溶接部6の疲労強度が弱く、やがて亀裂が生じ
、この部分からの油漏れの原因となる。
そこで、接合部での強度を増加させるために、溶接脚長
を大きく、すなわち溶接部6の断面積を大きくしたり、
あるいは溶接部開先を設けてアーク溶接の溶は込み量を
増加させるなど種々の継手構造が提案された。
しかし、これらの方法で溶接された構造は、複数回、ア
ーク溶接を施こしたり、溶接部の母材の厚さを薄くした
りしたために、溶接熱の影響が顕著となり、シリンダチ
ューブの熱変形が大きくなるなどの欠侭があった。
また、溶接コストが高くなるなどの問題も生じた。
この考案は、これらの問題点を解決するためになされた
もので、アーク溶接を行なう前に継手の接合面とシリン
ダチューブの座ぐり面に電気抵抗溶接を施こして、隙間
をなくし、油の浸入を防ぎ、油圧がアーク溶接に直接か
からないようにするとともに受圧面積を小さくおさえる
ことにより、継手が受ける油圧力を減少させるようにし
た油圧シリンダポート継手の接合構造を提供することを
目的そしている。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図ないし第4図は本考案の実施例である。
第2図は接合前、第3図は電気抵抗溶接後、第4図はア
ーク溶接後の状態をそれぞれ示すものである。
第2図において、シリンダチューブ1の開口部2の周囲
の座ぐり面3に、端面に環状の突起7を設けた継手4を
溶接しようとする定位置におく。
環状突起7は継手4とシリンダチューブ1との間に流す
電流に対する電気抵抗を大きくさせてジュール熱を発生
させ、このジュール熱によって自ら溶は溶接しようとす
るものであり、適当な高さと幅をもつ。
この状態で継手4とシリンダチューブ1とをそれぞれ電
極に接続し高電流を供給しながら、互いの接合面を高荷
重で押圧する。
この結果、接合面5が溶融し両者は接合する。
第3図は、電気抵抗溶接後であり、シリンダチューブ1
と継手4は、抵抗溶接部8によって、隙間なく接触面全
体を接着される。
第4図は抵抗溶接後、アーク溶接を施こしたものであり
、シリンダチューブ1と継手4はその接合周面に所定の
肉盛をしたアーク溶接部6によって十分な強度で接着し
ている。
このようにして本考案はアーク溶接の前に、抵抗溶接を
施こすのであり、この結果シリンダチューブ1と継手4
の間の接触面に隙間がなくなり、高圧油が直接アーク溶
接部6にまで達して、油圧を作用することがなく、疲労
による亀裂が生じにくく油漏がなくなる。
さらに継手4の受圧面積も屯と小さくなり、従って接合
部の断面積に作用する応力が減少し接合部の強度的な寿
命も延びることになる。
アーク溶接部6の接合断面(脚長)を小さくでき、開先
も設ける必要がないので溶接時の熱影響に基づくシリン
ダチューブ1の変形が小さくかつ強度が向上するし、ま
た溶接コストを安くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の接合構造の断面図である。 第2図は本考案の実施例の溶接前の断面図、第3図はそ
の抵抗溶接後の断面図、第4図はそのアーク溶接後の断
面図である。 1・・・・・・シリンダチューブ、2・・・・・・開口
部、4・・・・・・継手、6・・・・・・アーク溶接部
、7・・・・・・環状突起、訃・・・・・抵抗溶接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧シリンダチューブに対するポート継手の接合部にお
    いて、シリンダチューブとポート継手の接合面を電気抵
    抗溶接し、その周囲にアーク溶接を施して結合したこと
    を特徴とする油圧シリンダポート継手の接合構造。
JP16564879U 1979-11-30 1979-11-30 油圧シリンダポ−ト継手の接合構造 Expired JPS6013586Y2 (ja)

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JPS5682395U JPS5682395U (ja) 1981-07-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR19980075094A (ko) * 1997-03-28 1998-11-05 기 로랑 뷰띠지에그 수도 꼭지류와 밸브의 몸체에 관 모양의 부품을 접속하는 연결장치
JP4069913B2 (ja) * 2004-09-10 2008-04-02 株式会社デンソー 蓄圧式燃料噴射システムに用いられる継手部材の接合方法および取付ステーの接合方法

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