JPS60135388A - サイドカ−付きオ−トバイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はサイドカー付きオートバイに関するものであ
る。

従来、サイドカー付きオートバイの運転はオートバイ部
分に運転者が乗つて運転操作するものであつて、サイド
カー部分には運転操作に関する装備は無かつた。　しか
るに、雨天や冬期には運転者が密閉した車室内に入り、
車室内からの運転操作によつて走行できることが望まれ
る。

本発明はその目的を達成するために成されたもので、　
サイドカー付きオートバイのサイドカー部分に、オート
バイ部分の前輪の方向転換操作を行う円形ハンドルと、
オートバイ部分のブレーキと連動させて制動操作を行う
ブレーキと、オートバイ部分のアクセルと連動させてア
クセル操作を行うアクセルと、サイドカー部分に設けた
前記ハンドル及びブレーキ、アクセル各々の変位をオー
トバイ部分のハンドル及びブレーキ、アクセル各々に伝
達して駆動する変位伝達機構部とを設け、サイドカー部
分からの運転操作によつて走行できる如く構成したこと
を特徴とするサイドカー付きオートバイを提供するもの
である。

本発明のサイドカー付きオートバイにおいては、オート
バイ側には誰も乗らず、サイドカー側に１人だけ乗つて
運転することができる。又、従来のサイドカーと同様に
オートバイ側に運転者が乗つて運転することも可能であ
る。又、オートバイとサイドカーとを分離してオートバ
イ単独でも走行できるものである。

次に本発明の一実施例を図面を用いて詳述する。第１図
は本発明によるサイドカー付きオートバイのハンドル機
構部の構成図であり、第２図はハンドル機構部の側面図
である。第３図はワイヤー結合器の構成図で、２本のワ
イヤーの内のどちらか一方のワイヤーが引かれた際に、
ワイヤーの引張り力を次段のワイヤー又はアームに伝達
する。

第４図はブレーキ機構部の構成図、第５図はアクセル機
構部の構成図である。　第１図において、１はオートバ
イの前輪、２はシヨツクアブソーバー、３はオートバイ
のハンドル、４はハンドル３の回転軸、５はハンドル３
と一体化したアームで回転軸４を軸に回転する。アーム
５は回転軸７を介して連結アーム６と結合している。８
はサイドカー部分に設けた丸型ハンドルで、ハンドル軸
９を介してギヤ１０及びギヤ１１を回転させ、ギヤ１１
に直結してあるアーム１２を矢印１３の方向に変位させ
る。アーム１２とアーム６とは回転軸１４によつて結合
されているので、丸型ハンドル８の回転操作により、ア
ーム６が矢印１５方向に変位し、さらに回転軸を介して
アーム５が矢印１６方向に変位し、アーム５に直結され
ている回転軸４及びハンドル３が変位する。その結果と
して、前輪１の方向転換が成されるものである。第２図
において、１はオートバイの前輪、２はシヨツクアブソ
ーバー、３はオートバイのハンドル、４はハンドルの回
転軸、５はアームで、ハンドル３と一体化させたもので
あつて、アーム５の回転変位によつてハンドル３の方向
転換が成される如く構成されている。２０１はライト、
２０２はシヤーシである。　次いで、第３図において、
図はワイヤー結合器で、サイドカー部分に設けたブレー
キ及びアクセル機構部のブレーキ操作及びアクセル操作
によつて発生した変位をオートバイ部分のブレーキ及び
アクセル機構部の一部として組込まれるものであつて、
サイドカー部分からのワイヤー変位（引張り力）とオー
トバイ部分からのワイヤー変位（引張り力）どちらか一
方のワイヤー変位によつて、次の段のワイヤーに変位（
引張り力）を伝達する。３０１はワイヤー結合器の筐体
で、３０２はオートバイ部分のブレーキ又はアクセル用
のワイヤー、３０３はサイドカー部分のブレーキ又はア
クセル用のワイヤー、３０４はオートバイ部分のブレー
キ又はアクセル駆動用のワイヤーである。ワイヤー３０
２又はワイヤー３０３に引張り力が印加されて変位する
と、ワイヤー３０２又はワイヤー３０３の先端に設けた
フツク３０６又はフツク３０７に引掛つて結合部分３０
５が引張られ、結合部分３０５に連結したワイヤー３０
４が変位（引張り力）し、次の段のワイヤーに接続され
ているオートバイ部分のブレーキ又はアクセルが駆動さ
れる如く構成される。　次いで第４図はブレーキ機構部
の構成図で、４０１はオートバイ部分の車輪で、４０２
はブレーキドラム、４０３はブレーキ駆動アーム、４０
４は車輪４０１の回転軸、４０５はブレーキアーム４０
３に設けた回転軸、４０６はワイヤー結合器で第３図に
て示したものである。４０７はオートバイ部分のブレー
キペダル又はブレーキレバーに接続した引張り力伝達用
のワイヤーケーブル、４０８はサイドカー部分のブレー
キペダルに接続した引張り力伝達用のワイヤーケーブル
、４０９はブレーキ駆動アーム４０３に接続したワイヤ
ーケーブルである。ここで、ワイヤケーブル４０７又は
ワイヤーケーブル４０８のどちらか一方がブレーキ操作
によつて引張り力が印加されて変位すると、ワイヤーケ
ーブル４０９にワイヤー結合器４０６を介して引張り力
が印加されて変位し、ブレーキ駆動アーム４０３が変位
して車輪４０１にブレーキが作動するものである。

次いで、第５図はアクセル機構部の構成図で、５０１は
オートバイ部分に設けられているエンジンの気化器に接
続しているアクセル駆動アームで、５０２はワイヤー結
合器、５０３はオートバイ部分のアクセルグリツプに接
続した引張り力伝達用のワイヤーケーブル、５０４はサ
イドカー部分のアクセルペダルに接続した引張り力伝達
用のワイヤーケーブル、５０５はアクセル駆動アーム５
０１に接続したワイヤーケーブルである。ここで、ワイ
ヤーケーブル５０３又はワイヤーケーブル５０４のどち
らか一方にアクセル操作によつて引張り力が印加されて
変位すると、ワイヤー結合器５０２を介してワイヤーケ
ーブル５０５に引張り力が印加されて変位し、アクセル
駆動アーム５０１が変位してアクセル制御が行なわれる
ものである。

以上、第１図及び第２図、第３図、第４図、第５図にて
示した構成の本発明によるサイドカー付きオートバイに
おいて、サイドカー部分に運転者が乗つてハンドル操作
及びブレーキ操作、アクセル操作を行うと、各々の変位
伝達機構部を介してオートバイ部分のハンドル及びブレ
ーキ、アクセル各々に変位が伝達され各々の操作制御が
成されるものである。

本発明のサイドカー付きオートバイによれば、密閉した
サイドカー室内（ドア付き）からの運転操作によつて、
サイドカー付きオートバイを運転することができるので
、雨天での雨具が不要であり、夏季及び冬季での冷暖房
も可能である。

なを、本実施例においてはギヤチエンジの不要なオート
クラツチ式のサイドカー付きオートバイに関して述べた
が、クラツチ及びギヤチエンジ構造を有するオートバイ
を用いる際にクラツチ機構及びギヤチエンジ機構とそれ
らの変位伝達機構を設けることは容易に実施可能なので
記述しない。

【図面の簡単な説明】

第１図はサイドカー付きオートバイのハンドル機構部の
構成図、第２図はハンドル機構部の側面図、第３図はワ
イヤー結合器の構成図、第４図はブレーキ機構部の構成
図、第５図はアクセル機構部の構成図である。　図中、
１はオートバイの前輪、２はシヨツクアブソーバー、３
はオートバイのハンドル、４は回転軸、５はアーム、６
は連結アーム、７は回転軸、８は丸型ハンドル、９はハ
ンドル軸、１０及び１１はギヤ、アーム１２、１３は矢
印、１４は回転軸、１５は矢印、１６は矢印、２０１は
ライト、２０２はシヤーシ、３０１は結合器筐体、３０
２はオートバイのブレカーキ又はアクセル用ワイヤー、
３０３はサイドカーからのブレーキ又はアクセル用ワイ
ヤー、３０４はオートバイのブレーキ又はアクセル駆動
用のワイヤー、３０５は結合部分、３０６はフツク、３
０７はフツク、４０１はオートバイ部の車輪、４０２は
ブレーキドラム、４０３はアーム、４０４は回転軸、４
０５は回転軸、４０６はワイヤー結合器、４０７はワイ
ヤーケーブル、４０８及び４０９はワイヤーケーブル、
５０１はアクセル駆動アーム、５０２はワイヤー結合器
、５０３はオートバイのアクセル用ワイヤーケーブル、
５０４はサイドカーのアクセル用ワイヤーケーブル、５
０５はアーム５０１に接続したワイヤーケーブルである
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 サイドカー付きオートバイであつて、サイドカー付きオ
   ートバイのサイドカー部分に、　オートバイ部分の前輪
   の方向転換操作を行う円形ハンドルと、　オートバイ部
   分のブレーキと連動させて制動操作を行うブレーキと、
   　オートバイ部分のアクセルと連動させてアクセル操作
   を行うアクセルと、　サイドカー部分に設けた前記ハン
   ドル及びブレーキ、アクセル各々の変位をオートバイ部
   分のハンドル及びブレーキ、アクセル各々に伝達して駆
   動する変位伝達機構部とを設け。 サイドカー部分からの運転操作によつて走行できる如く
   構成したことを特徴とするサイドカー付きオートバイ。