JPS60133242A - 空気調和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、室内事務空間の増加及び建物階高の低減更に
は空調機械室の大幅低減を図ると同時に冷房及び暖房運
転時に室内のペリメータゾーンとインテリアゾーンとに
生じる熱負荷を、簡単にかつ経済的に処理し、室内の空
気調和を効果的に行えるようにしたことを特徴とする、
建築物における空気調和装置に関する。

一般建築物における空調方式として、従来セントラル方
式と個別ユニット方式とが広く知られている。しカル、
セントラル方式は建築物の１個所に設けた空調機械室か
ら被空調室まで通常比較的長し・ダクトを配設すること
が必要であり、このため多大の搬送動力を必要とすると
共に、搬送時の熱損失が大きい。また、ファンコイルユ
ニッ）・等の小形空調機を分散設置したユニット方式で
は屋外と屋内の境界を構成するガラス窓、外壁等に近い
壁体部分即ちペリメータゾーンと、該壁体がら離れた部
分即ちインテリアゾーンとの間の熱負荷特性の相違から
ベリメークゾーン用空調機とインテリアゾーン用空調機
とが別個に必要となり、設備費が高くなるばかりでなく
、両ゾーンの空気が室内で互いに混合し熱負荷の混合損
失が発生する。

」：た、その他の方式として外壁の腰壁部に小形空調機
を設置して直吹きする方式がある。この方式は経済的で
あるが室の奥行が大きい場合などにはべりメータゾーン
とインテリアゾーンとの間σ）熱負荷特性の違いに適切
に対処することが出来ず、その上、気流も室の奥まで十
分に達することな期待出来ず、室内の温熱環境は好まし
くないと（・う欠点がある。

本発明の出願人は先にこれらの公知の空調方式の欠点を
改良し、室内の環境を良好に保ちながら特にシステムの
単純化に伴なうコストダウンを図り、かつまた、搬送動
力を中心とした省エネルギ化を図るため、室内における
窓面に沿った気流によって窓面負荷を処理すると共に、
窓際の天井内に設置した空調機によって還気及び外気を
冷却・加熱した後、室内に戻すように構成したゝ窓上空
間を利用した空調装置“を溌表した（特願昭５７−２０
８０６０号）。

しかしこのゝ空調装置“はファンコイルユニットあるい
はヒートポンプユニットからなる空気調和装置が全て天
井裏の空間へ収納されるため天井裏空間を高くする必要
があり結果的に階高が高くなるという欠点を解消出来な
かった。

従って本発明は、空気調和装置の室内ユニット部分と室
外ユニット部分を一方は天井内に他方はカーテンウオー
ル内に配設することにより、必要な階高を出来るだけ低
くすることが出来るようにしたものである。より詳細に
は、本発明は、空気調和装置の室外ユニット部と、窓面
負荷処理用室内空気流通装置部と、をカーテンウオール
内に一体的に設置するとともに、空気調和装置の室内ユ
ニット部を天井送風パネルに連結できるように横行空間
内に一体的に設置して室内天井面を構成し。

こうして全体で冷暖房換気機能を発生すると同時に外気
との間の熱の遮断機能を持った空気調和装置を提供する
ことを目的とするものである、以下、具体例について述
べる。

第１図において、ＣＬは天井面、ＦＬは床面、ＣＬとＦ
Ｌとの間が室内事務空間】０である。該空間」０はカー
テンウオール１２によって周辺外部から遮断されている
、カーテンウオール】２は、硝子１４及びブラインド】
６から成る窓部１８と、該窓部Ｊ８の下方にある腰壁部
２０と、窓部】８の」一方にある窓上壁部２２と、を含
んでいる、腰壁部２０には、送風機２４が収容されかつ
該腰壁部２００室内側下方部と窓部側とには各々通気開
口２６．２８が設けてあって、全体どして窓面負荷処理
用室内空気流通装置部を形成し、これが送風ユニットと
して機能しているものである。

窓部１８にあって夫々公知の方法で取付けである硝子１
４とブラインド１６との間には通気路３゜が形成されて
あり、該通気路３０へ腰壁部２ｏの通気開口２８が連通
している。

一方、窓上壁部２２は望ましくは傾斜した仕切板３２に
よって上下２室に分けられている、下方の室３４には圧
縮機３６が収容され、また該宰３４の下面には通気路３
０から通じる通気開口３７が設けである、更にこの下方
室３４は室内事務空間１０の天井面に設けた天井送風ダ
クト３８の方へ通じる開口４０を有している、一方、」
一方の室４２には送風機４４及び室外ユニットの熱交換
コイル４６が配設しである。また該上方室４２内の送風
機４４の下方部分及び熱交換コイル４Ｇの上方部分にお
いて室外に面した個所には、夫々外気取入開口４８及び
排気用開口５０が設けてあり、この上方室４２は室外ユ
ニットとして機能するものてある。

窓上壁部２２を上方室４２と下方室３４とに区分してい
る仕切板３２は第３図に示すようにその一部（図では左
端部）が切取ってありそこを介してに下室４２．３４が
互いに連通するような連通孔５２が形成しである。また
、該仕切板３２の他の一部（図では右端部）が切取って
ありそこを介して外気取入開口４８から取入れられた外
気の一部が直接開口４Ｏ内へ流入出来るようになってい
る様な流入孔５４が形成しである、 天井送風ダクト３８と下方室３４の開口４０との間には
横行空間５６が設けＣある。この空間５６内には送風機
５８と室内ユニットの熱交換コイル６０とが収納されて
いる。

この横行空間５６は図の左右端が開放しており、仕切板
３２により偏向される下方室３４からの気流の大部分を
温１ｍ度処理した後、天井送風ダクト３８を介して室内
空間１０へ送る室内ユニットとして機能している、この
天井送風ダクト３８と窓際の横行空間５６とが天井送風
パネルを構成している、 本発明におし・て、送風ユニット２０及び窓上壁部２２
の外側内壁面を断熱材で構成すると冷暖用換気機能の増
大が図られることは理解されよう、本発明＠置を冷房装
置として使用する場合には、室外ユニット４２及び室内
ユニット５６を操作するスイッチ（図示なし）を作動し
て、該室外ユニット４２内の熱交換コイル４６を凝縮器
、また室内ユニット５６内の熱交換コイル６０を蒸発器
として機能するよう圧縮機３６を制御する。送風機２４
．４４．５８を駆動すると、室内空間１０の空気が矢印
６２で示すように送風ユニット２００通気量口２６から
吸込まれる。送風ユニット２０内へ吸込ま）Ｃた室内の
空気はその上方の通気量１」２８から矢印６４で示すよ
うに窓部１８の通気路３０内へ入り、該通気路３０内で
窓面負荷を処理した結果高温の空気となって矢印０６の
ように通風開口３７を介して窓上壁部２２の下方室３４
内へ入る、下方室３４内に入った高温になった空気の大
部分はそこを矢印６８（第３図）のように」ニ昇し、仕
切板３２へ当接し、室内循環空気として矢印７Ｏのよう
に室内ユニット５６内へ案内される。室内ユニット５６
内で高温になった空気は熱交換されて低温となり、矢印
７２のように天井送風ダクト３８へ送られ、その後、該
ダクト３８を介して室内の奥まで案内された後、矢印７
４のようにスリットなどの開口を介して室内へ戻される
。

こうして室内空間１０の冷房が達成される。

たばこの煙などで汚れた室内の空気は下方室あへ入った
後、その一部は矢印７６のように連通孔５２を介して上
方室４２へ流入し、矢印７８のように排気用開口５Ｏか
ら室外へ排出される（第３図）。一方新鮮な外気は矢印
８０のように外気取入口４８から室外ユニット４２内へ
導入され、そを経て外気中へ戻されるが該新鮮な外気の
１部は室内からの排気空気と交換に仕切板３２に邪摩さ
れることなく矢印８４のように流入孔５４を介して室内
ユニット５６内へ補充される。こうして室内の換気が同
時に達成される。

一方、本発明装置を暖房装置として使用する場合には、
室外ユニット４２の熱交換コイル４６を蒸発器、室内ユ
ニット５６の熱交換コイル６０を凝縮器として機能する
よう調整する。これにより前述の場合と同様の空気循環
により室内の暖房と室内空気の換気とが同時に達成され
るものである。

勿論この場合、外気取入開口４８から取入れらＪｔた外
気の大部分８２は吸熱用空気として作用するものである
、 このように、本発明は、室外ユニットと室内ユニットと
を別個に形成し、室内ユニットのみを天井内へ配置し、
室外ユニットは窓上壁部内へかつまた室内空気流通装置
部を窓面下部の腰壁部内へ配置した。これにより室外ユ
ニット内を放（吸）熱用空気が流通出来、また室内空気
流通装置部即ち送風ユニットより吹出された空気が窓面
に沿って上昇し、窓上壁部に吸込まれた後、大部分は循
環空気として室内ユニット部へ一部は室外ユニットを経
て室外へ排出される。また、室内ユニットには循環空気
と一部の新鮮な外気とが流入し該空気を冷却（加熱）し
ており、これら２つのユニット部にてヒートポンプを構
成している。更に、窓上壁部及び腰壁部の外側内壁面及
び窓面が断熱機能を持っている。このため本発明は省エ
ネルギ的に冷暖房換気機能を達成出来、また、空気調和
装置をカーテンウオール又は天井パネルと一体で生産し
取り付けることで建設工事の効率化が図れる。

こうして本発明は、外壁際設置の床置き式ユニット型空
気調和装置の壁際占有による室内事務空間減少化の問題
、及び入墨り式ユニット型空気調和装置の天井内占有に
よる階高の増大化の問題を解消すると共に例えば特公昭
５８−１０６５３号に示す窓面負荷処理用送風空気が窓
面上部に近接した天井面に設けられた開口部より天井内
に吸引されて天井内ダクト中を夏は高温、冬は低温の状
態で流れることによる室内への熱的悪影響の問題を一挙
に解消したものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による空気調和装置の断面図、第２図は
第１図の線２−２矢視図、第３図は第１図を一部拡大し
た説明図である、 符号の説明 １０：室内事務空間　１２：カーテンウオール１４：硝
　子　１６：ブラインド １８：窓　部　２０：腰壁部（送風ユニット）２２：窓
上壁部　２４．４４．５８　：送風機２６、２８．３７
．４０．４８．５０　：開口３０：通気路　３２：仕切
板 ３４：下方室　３６：圧縮機 ３８二天井送風ダクト　４２：上方室（室外ユニット）
４６、６０　：熱交換コイル　５２：連通孔５４：流入
孔 ５６：横行空間（室内ユニット） 特許出願人　新菱冷熱工業株式会社 （外４名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１空調機能を有したカーテンウオールと、同様に空
   調機能を有した天井送風パネルと、から成る空気調和装
   置であって、カーテンウオールが、窓部と、その上下に
   ある夫々窓上壁部及び腰壁部′と、から成り、天井送風
   パネルが、天井送風ダクトと、窓際の横行空間と、がら
   成り、前記窓上壁部が仕切板により上方室と下方室とに
   分別され、空気ｎ、′４和装置の室外ユニット部と窓面
   負荷処理用室内空気流通装置部とをカーテンウオールの
   窓上壁部」一方案と腰壁部とに夫々一体重に設置すると
   共に、空気調和装置の室内ユニット部を天井送風パネル
   の横行空間内に一体的に設置している空気調和装置６゜ （２）窓上壁部及び腰壁部の外側内壁面が断熱材にて構
   成しである特許請求の範囲第１項記載の空気調和装置？
   ２．。 （３）腰壁部が室内循環空気流を起す送風ユニットとし
   て作動して窓部の窓面負荷を解消すると共に、窓上壁部
   の上方室が吸放熱機能を持つ室外ユニットを流通する外
   気循環流を発生せしめ、前記仕切板が室内循環空気流の
   大部分を前記室内ユニットを介して熱処理後天井送風ダ
   クトから室内空間へ戻し、一部の空気を上方室を介して
   室外へ排出すると同時に外気循環流の一部を新鮮空気と
   して室内ユニット内へ導入し、天井送風ダクトから室内
   へ送風する特許請求の範囲第１項又は第２項記載の空気
   調和装置。