JPS60130650A - 殺虫剤含有樹脂組成物 - Google Patents
殺虫剤含有樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS60130650A JPS60130650A JP23833283A JP23833283A JPS60130650A JP S60130650 A JPS60130650 A JP S60130650A JP 23833283 A JP23833283 A JP 23833283A JP 23833283 A JP23833283 A JP 23833283A JP S60130650 A JPS60130650 A JP S60130650A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insecticide
- oil
- powder
- synthetic resin
- synthetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は殺虫効果を付与した樹脂組成物に関するもので
あり、さらに詳しくは殺虫剤を不飽和1価アルコールエ
ステル油に希釈溶解し、融点がベースとなる合成樹脂の
成形温度より高く、かつその比表面積が0.6nf/9
’以上である有機・無機粉末を担体として合成樹脂に添
加したことを特徴とする殺虫剤含有樹脂組成物に関する
ものである。
あり、さらに詳しくは殺虫剤を不飽和1価アルコールエ
ステル油に希釈溶解し、融点がベースとなる合成樹脂の
成形温度より高く、かつその比表面積が0.6nf/9
’以上である有機・無機粉末を担体として合成樹脂に添
加したことを特徴とする殺虫剤含有樹脂組成物に関する
ものである。
除虫菊花から抽出される天然ピレトリンあるいはその薬
効を高めた合成ピレスロイドが、ハエ、蚊、ダニといっ
た害虫の殺虫剤として効果があることは以前から知られ
てふ・り液剤、粉剤、乳剤あるいは燻蒸剤として広く実
用に供されている。
効を高めた合成ピレスロイドが、ハエ、蚊、ダニといっ
た害虫の殺虫剤として効果があることは以前から知られ
てふ・り液剤、粉剤、乳剤あるいは燻蒸剤として広く実
用に供されている。
しかし、これら殺虫剤を合成樹脂に練り込んで岐虫効果
を付与した樹脂組成物を得るには、■混練覧 り時に加工熱で殺虫剤が揮発しガス発生による成じ込め
られ殺虫効果の持続性に欠ける。■多h1の殺虫剤を添
加しようとすると液状の殺虫剤が混練り時に分離して、
射出成形、押出成形といった生産性に優れたスクリュ一
式加工法が用いられなくなる、等の問題があり殺虫効果
の持続性に優れ、かつ通常のスクリュ一式加工法が可能
な樹脂組成物は未だ実用に供するものが得られていない
のが現状であった。
を付与した樹脂組成物を得るには、■混練覧 り時に加工熱で殺虫剤が揮発しガス発生による成じ込め
られ殺虫効果の持続性に欠ける。■多h1の殺虫剤を添
加しようとすると液状の殺虫剤が混練り時に分離して、
射出成形、押出成形といった生産性に優れたスクリュ一
式加工法が用いられなくなる、等の問題があり殺虫効果
の持続性に優れ、かつ通常のスクリュ一式加工法が可能
な樹脂組成物は未だ実用に供するものが得られていない
のが現状であった。
本発明者らは、かかる問題を解決し、殺虫効果の持続性
に優れ、かつ押出成形、射出成形といった生産性に優れ
た成形加工法が可能な殺虫剤含有樹脂組成物の開発に成
功したものである。
に優れ、かつ押出成形、射出成形といった生産性に優れ
た成形加工法が可能な殺虫剤含有樹脂組成物の開発に成
功したものである。
即ち殺虫剤と相溶性がありかつ耐熱性に優れた不飽和1
価アルコールエステル油で殺虫剤を希釈溶解し、その融
点がベースとなる合成樹脂の成形温度より高く、かつそ
の比表面積が0.6d#以上の有機・無機粉末とともに
合成樹脂に添加するのである。
価アルコールエステル油で殺虫剤を希釈溶解し、その融
点がベースとなる合成樹脂の成形温度より高く、かつそ
の比表面積が0.6d#以上の有機・無機粉末とともに
合成樹脂に添加するのである。
殺虫剤としては天然、合成のものが任意に選定されるが
、特に殺虫効果にすぐれ、哺乳動物に対する安全性の高
い合成ピレスロイドが適当である。
、特に殺虫効果にすぐれ、哺乳動物に対する安全性の高
い合成ピレスロイドが適当である。
本発明に用いる合成ピレスロイドとは第1菊酸とアルコ
ールの縮合により合成されるアレスリン、フタルスリン
、レスメトリン、フラメトリン等であり、ハエ、蚊等の
害虫に対して速攻性があり哺乳動物に対しては安全性が
高く、特に家庭用殺虫剤の主成分として1]広く使用さ
れている。
ールの縮合により合成されるアレスリン、フタルスリン
、レスメトリン、フラメトリン等であり、ハエ、蚊等の
害虫に対して速攻性があり哺乳動物に対しては安全性が
高く、特に家庭用殺虫剤の主成分として1]広く使用さ
れている。
又本発明に用いる不飽和1価アルコールエステル油とは
鯨油あるいは植物油の成分として存在し、合成ピレスロ
イドに対する相溶性が極めて’h”;j< 任意の比率
で相溶可能である。又この油は耐熱性に優れ、哺乳動物
の皮膚に対する毒性が全くなく、かつ皮膚に対する感触
が秀でており、化粧品のベースオイルとして実用に供き
れており、本発明者らに上って殺虫剤の希釈油剤として
最適であると見い出されたものである。具体的にはホホ
バ豆(学名:シモンドシアーシネンシス)から抽出シた
C38〜C44の1価不飽和エステル油のポホテル油に
希釈溶解することにより、混練り加工時の加工熱による
殺虫剤の揮発をおさえることが出来、適度な殺虫効果を
合成樹脂に付υ−することが出来るが、単に液状油剤の
みを添加した場合は、油剤が混練り物から分離してスリ
ップが生じる為に、生産性に優れたスクリュ一式成形法
を用いることが出来ない。
鯨油あるいは植物油の成分として存在し、合成ピレスロ
イドに対する相溶性が極めて’h”;j< 任意の比率
で相溶可能である。又この油は耐熱性に優れ、哺乳動物
の皮膚に対する毒性が全くなく、かつ皮膚に対する感触
が秀でており、化粧品のベースオイルとして実用に供き
れており、本発明者らに上って殺虫剤の希釈油剤として
最適であると見い出されたものである。具体的にはホホ
バ豆(学名:シモンドシアーシネンシス)から抽出シた
C38〜C44の1価不飽和エステル油のポホテル油に
希釈溶解することにより、混練り加工時の加工熱による
殺虫剤の揮発をおさえることが出来、適度な殺虫効果を
合成樹脂に付υ−することが出来るが、単に液状油剤の
みを添加した場合は、油剤が混練り物から分離してスリ
ップが生じる為に、生産性に優れたスクリュ一式成形法
を用いることが出来ない。
これに対し本発明者らは、融点がベースとなる合成樹脂
の成形温度より高い有機・無械の粉末を液状油剤と同時
に合成樹脂に添加することにより、液状油剤の分離を生
ぜずに油剤を均一に合成樹脂に添加分散し出来ることを
見い出した。用いる有機・無機粉末は出来るだけ細かい
方が望ましく比表面積が0.6扉#’以上である必要が
ある。比表面積が0.(3rd/f;’より小さいと、
油剤を吸着保持する能力に欠ける為、多量の粉末添加量
が必要となり、樹脂組成物の強度低下を引き起こし、実
用に供し得なくなる。
の成形温度より高い有機・無械の粉末を液状油剤と同時
に合成樹脂に添加することにより、液状油剤の分離を生
ぜずに油剤を均一に合成樹脂に添加分散し出来ることを
見い出した。用いる有機・無機粉末は出来るだけ細かい
方が望ましく比表面積が0.6扉#’以上である必要が
ある。比表面積が0.(3rd/f;’より小さいと、
油剤を吸着保持する能力に欠ける為、多量の粉末添加量
が必要となり、樹脂組成物の強度低下を引き起こし、実
用に供し得なくなる。
))合成樹脂′°添力nする殺虫剤溶解40剤と有機°
無機粉末との容積比率は用途に応じて適宜変えることが
可能であるが、成形加工性を維持しかつ適度な油剤の徐
放性を付与する為には、油剤容積/粉末溶接は10〜5
0の範囲が望ましく、かつ油剤の量は全組成物の7〜2
5容積%であり、殺虫剤の全組成物に対する添加量は0
.5〜5容積%とするのが望ましい。
無機粉末との容積比率は用途に応じて適宜変えることが
可能であるが、成形加工性を維持しかつ適度な油剤の徐
放性を付与する為には、油剤容積/粉末溶接は10〜5
0の範囲が望ましく、かつ油剤の量は全組成物の7〜2
5容積%であり、殺虫剤の全組成物に対する添加量は0
.5〜5容積%とするのが望ましい。
不発明に用いる有機 無機粉末としては、カーボンブラ
ック、グラファイト、活性炭等のカーボンや炭酸カルシ
ウム、シリカ、水酸化アルミニウム等の充填材あるいは
ポリアミド、7NlJテトラフルオロエチレン等の有機
粉末がある。不発1ull &こJllいる合成樹脂は
、その加工温度の低ν)もの力;宜l−ましく例えば1
00℃で溶融加工の可ijヒなエチレンαオレフィン共
重合体等が挙げられるが、不発1jlJはこのものに規
定されるものではなく、必要K I、i、rじて適宜合
成樹脂のなかから選定出来る。
ック、グラファイト、活性炭等のカーボンや炭酸カルシ
ウム、シリカ、水酸化アルミニウム等の充填材あるいは
ポリアミド、7NlJテトラフルオロエチレン等の有機
粉末がある。不発1ull &こJllいる合成樹脂は
、その加工温度の低ν)もの力;宜l−ましく例えば1
00℃で溶融加工の可ijヒなエチレンαオレフィン共
重合体等が挙げられるが、不発1jlJはこのものに規
定されるものではなく、必要K I、i、rじて適宜合
成樹脂のなかから選定出来る。
以下に実施例を挙げて本発明の効果につし1て晶見Il
lする。
lする。
(実施例)
アレスリンとホホバ油とを1.5の容積比躊もで混合し
、この油剤と多孔質シリカ粉末とをその容積比率が3.
0でかつ全組成物に対する油剤の比停くが20容積%と
なるようにエチレン・αオレフィン共重合体に添加混合
し、スクリュ一式押111機しコて溶融混練りを行なっ
た。この混練り物をぺし・ノド状に粉砕し、射出成形機
にて矩形の試験片を成形した。成形加工性は、通常の熱
可塑性樹脂と(iUらかわるところなく、良好に成形を
行なうことが出来た。
、この油剤と多孔質シリカ粉末とをその容積比率が3.
0でかつ全組成物に対する油剤の比停くが20容積%と
なるようにエチレン・αオレフィン共重合体に添加混合
し、スクリュ一式押111機しコて溶融混練りを行なっ
た。この混練り物をぺし・ノド状に粉砕し、射出成形機
にて矩形の試験片を成形した。成形加工性は、通常の熱
可塑性樹脂と(iUらかわるところなく、良好に成形を
行なうことが出来た。
得られた試験片の表面はわずかに油剤で濡れており、表
面の油剤をふきとった後も内部からの油剤の移行がみら
れ、殺虫効果の持続性が発揮出来る。
面の油剤をふきとった後も内部からの油剤の移行がみら
れ、殺虫効果の持続性が発揮出来る。
このように本発明の殺虫剤含有樹脂組成物は、jlD常
の生産性較優れたスクリュ一式押出成形、あるいは射出
成形を容易に行なうことが出来、かつ殺虫効果の持説性
に優れたものであり、例えばペット用の首輪、殺虫性容
器、シート、フィルム、チューブ等の用途に供すること
が出来る。
の生産性較優れたスクリュ一式押出成形、あるいは射出
成形を容易に行なうことが出来、かつ殺虫効果の持説性
に優れたものであり、例えばペット用の首輪、殺虫性容
器、シート、フィルム、チューブ等の用途に供すること
が出来る。
ε偽
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 0)殺虫剤を溶解した不飽和1価アルコールエステル油
を、融点がベースとなる合成樹脂の成形温度より高くか
つその比表面積が0.6rr?/y以上であ・る有機・
無機粉末と同時に合成樹脂に添加したこ〆を特徴とする
殺虫剤含有樹脂組成物 (2)請求範囲第1項において、殺虫剤として合成ピレ
スロイドを、不飽和1価アルコールエステル油としてホ
ホバ油を用いることを特徴とする特許請求範囲第1項記
載の殺虫剤含有樹脂組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23833283A JPS60130650A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 殺虫剤含有樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23833283A JPS60130650A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 殺虫剤含有樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60130650A true JPS60130650A (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=17028631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23833283A Pending JPS60130650A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 殺虫剤含有樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60130650A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002055280A1 (de) * | 2001-01-11 | 2002-07-18 | Rubitherm Gmbh | Kunststoffteil und verfahren zur herstellung eines kunststoffteiles |
JP2008106232A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 重合体組成物、繊維の製造方法および繊維 |
CN110483888A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-11-22 | 武汉金发科技有限公司 | 一种可驱虫的光扩散聚丙烯材料及其制备方法 |
-
1983
- 1983-12-16 JP JP23833283A patent/JPS60130650A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002055280A1 (de) * | 2001-01-11 | 2002-07-18 | Rubitherm Gmbh | Kunststoffteil und verfahren zur herstellung eines kunststoffteiles |
JP2008106232A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 重合体組成物、繊維の製造方法および繊維 |
CN110483888A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-11-22 | 武汉金发科技有限公司 | 一种可驱虫的光扩散聚丙烯材料及其制备方法 |
CN110483888B (zh) * | 2019-07-26 | 2022-02-18 | 武汉金发科技有限公司 | 一种可驱虫的光扩散聚丙烯材料及其制备方法 |
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