JPS601301Y2 - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置

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Publication number
JPS601301Y2
JPS601301Y2 JP13128278U JP13128278U JPS601301Y2 JP S601301 Y2 JPS601301 Y2 JP S601301Y2 JP 13128278 U JP13128278 U JP 13128278U JP 13128278 U JP13128278 U JP 13128278U JP S601301 Y2 JPS601301 Y2 JP S601301Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
lining
disc
engine
clutch
Prior art date
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Expired
Application number
JP13128278U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5549125U (ja
Inventor
政右衛門 梶川
浩之 北島
辰夫 加藤
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小松製作所 filed Critical 株式会社小松製作所
Priority to JP13128278U priority Critical patent/JPS601301Y2/ja
Publication of JPS5549125U publication Critical patent/JPS5549125U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主として車両等の動力系に使用してエンジン
の変動トルクを吸収し、かつ動力系の共振を防止するダ
ンパ装置の改良に関する。
従来主として建設車両の動力系にはエンジンの直後にエ
ンジンの変動トルクを吸収し、かつ動力系の共振を防止
する目的で例えば第1図aに示すようなダンパ装置が設
けられている。
すなわちエンジン(図示せず)よりドリブンプレートa
に伝えられた動力はクラッチbを介してディスクプレー
)cへと伝達され、さらに動力系へと伝えられる。
ドリブンプレートaとディスクプレートCの間にはトー
ションばねdが介在されていて、エンジンに変動トルク
が生じると、上記クラッチbのライニング0部で滑りが
生じると共に、上記トーションばねdが圧縮されてこの
変動トルクを吸収するようになっている。
しかし従来のダンパ装置は第1図すに示すようにクラッ
チbのバックプレートf中央側を皿ばねgで偏倚してラ
イニングeを圧接させる構造のため、ライニングeの内
周側の面圧が高くなり、ヒステリシストルク(摩擦トル
ク)が減少する。
またライニングeに油溝がないため、ライニングeの摩
擦面に油が入り難く、ライニングeが早期に摩耗してラ
イニングeの寿命が早期に低下したり、ヒステリシスト
ルクが減少するなどの不具合もあった。
この考案はかかる不具合を改善する目的でなされたもの
で、ライニングの面圧がほぼ等しくなるように予めライ
ニングを取付けたパックプレートの取付は面をテーバ状
としたタンパ装置を提供して、ヒステリシストルクが早
期に減少するのを未然に防止しようとするものである。
以下この考案を2図以下に示す一実施例について詳述す
る。
図において1はダンパ本体で、図示しないエンジンのフ
ライホイールにボルト締めされたドリブンプレート2を
有しており、このドリブンプレート2にリテイニングプ
レート3がリベット4により固着されて、一体に回転さ
れるようになっている。
これらドリブンプレート2と、リテイニングプレート3
の間には中央部のハブ5aが図示しない動力系にスプラ
イン果合されたディスクプレート5が設けられており、
このディスクプレート5には同一円周上に複数個の角孔
5Cが円周方向に等間隔に設けられており、これら角孔
5cにコイルばねよりなる複数個のトーションばね6が
収容されている。
また上記ディスクプレート5とドリブンプレート2の間
には2枚のフリクションプレート7及び8がインタメゾ
エイトプレート9を挾んで設けられている。
これらフリクションプレート7及び8のうち一方7には
インクメゾエイトプレート9側面に、そして他方8には
両側面に夫々ライニング7a、8aが施されていた、イ
ンクメゾエイトプレート9の両側面及びディスクプレー
ト5の一側面に夫々摺接するようになっていると共に、
インタメゾイエイトプレート9の周縁の一部には爪体9
aが突設されていて、この爪体9aの先端側はL字形に
屈曲され、先端部がディスクプレート5に係合されてい
る。
さらにディスクプレート5とリテイニングプレート3の
間にはクラッチディスク10及びこれをディスクプレー
ト5側へ偏倚する皿はね11が介在されている。
クラッチディスク10は第4図aに示すようにライニン
グ10aの取付は部10bが、周辺部より中央部の肉厚
が厚いバックプレート10Cを有しており、このバック
プレート10cの中央部側が上記皿ばね11で押圧され
て、ライニング10a面がディスクプレート5に圧接さ
た際ライニング面の面圧が第4図すに示すようにほぼ等
しくなるように構成されている。
そして上記各ライニング7a、8a及び10aの摩擦面
には第4図Cに示すような油溝12が形成されている。
これら油溝12は例は環状溝12 aと、この環状溝1
2aと交差する放射状g12bとよりなり、ディスクプ
レート5のハブ5aに形成した油路5bより導入された
油がこれら油溝12を経てライニング7a、8a及び1
0aの摩擦面へ供給されるようになっている。
一方13は上記ディスクプレート5、フリクションプレ
ート7.8及びクラッチディスク10を貫通して設けら
れたカラで、このカラ13内にドリブンプレート2及び
リテイニングプレート3の間を連結するスタッピングピ
ン14が固く挿通されて固定されており、ドリブンプレ
ート2へ伝えられた動力をディスクプレート5、リテイ
ニングプレート3とともにトーションばね6を介して動
力系へと伝達される。
この考案は以上詳述したようになるから、エンジンの出
力はドリブンプレート2及びリテイニンクフレート3を
介して各フリクションプレート7.8及びクラッチディ
スク10へ伝えられ、さらにディスクプレート5及びこ
れに係合するインタメゾイエイトプレート9を介してハ
ブ5aヘスプライン係合された動力系へと伝えられるよ
うになり、もしエンジンにトルク変動などが生じると、
各ライニング7a、8a及び10aとディスクプレイド
5及びインタメゾイエイトプレート9の間ですべりが生
じると共に、トーションばね6が圧縮されてこれを吸収
する。
これによって動力系に共振が生じるのを確実に防止でき
ると共に、クラッチディスク10に予めテーバ面を形成
して、これにライニング10aを取付け、皿ばね11で
ディスクプレイド5に圧着された際ライニング10aが
均一にディスクプレート5に圧接するようにしたことか
ら、ライニング10aの面圧がほぼ均一となり、これに
よりヒステリシストルクが従来のように低下したり、ま
たライニング10a面が局部的に摩耗して、ライニング
10aの寿命が早期に低下するなどの虞れもない。
しかも各ライニング?a、8a、10aの摩擦面に油溝
12を設けたので、摩擦面が潤滑されるので、ライニン
グ7av 8a* 10aの耐久性も一段と向上す
る。
なおりラッチディスク10のバックプレート10cは第
5図に示すように中央部側が低くなる凹テーバ状に形成
して、皿ばね11によりバックプレート10cの外周側
を押圧しても同様な効果が得られるものであり、要はバ
ックプレート10cの肉厚を中央側より周辺側へ順次変
化させてあればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは従来のダンパ装置の説明図、第2図は
この考案の一実施例になるダンパ装置の縦断面図、第3
図は同一部切欠側面図、第4図a、 b及びCは各部の
詳細を示す説明図、第5図は他の実施例の説明図である
。 2はドリブンプレート、5はディスクプレート、5aは
ハブ、5bは油路、6はトーションばね、10はクラッ
チディスク、10aはライニング、10bは取付は面、
10cはバックプレート、11は皿ばね、12は油溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの出力側と動力系の間に介在されてエンジンの
    変動トルクを吸収するものにおいて、エンジンにより回
    転されるトリフンプレート2と、エンジンの回転を取出
    すディスクプレイド5の間に、トーションばね6及び皿
    ばね11によりディスクプレート5に圧接されたクラッ
    チディスク10を設け、かつこのクラッチディスク10
    は中央側より周辺側へ順次厚さを変えたパックプレート
    10cと、このパックプレート10cのディスクプレー
    ト5側に取付けたライニング10aとより構成して、皿
    はね11によりクラッチディスク10をディスクプレー
    ト5へ圧接した際、ライニング10aの面圧が均一とな
    るように、かつ、上記ライニング10aの摺接面に油溝
    12を形成してなるダンパ装置。
JP13128278U 1978-09-26 1978-09-26 ダンパ装置 Expired JPS601301Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13128278U JPS601301Y2 (ja) 1978-09-26 1978-09-26 ダンパ装置

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JP13128278U JPS601301Y2 (ja) 1978-09-26 1978-09-26 ダンパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5549125U JPS5549125U (ja) 1980-03-31
JPS601301Y2 true JPS601301Y2 (ja) 1985-01-16

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ID=29097720

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JP13128278U Expired JPS601301Y2 (ja) 1978-09-26 1978-09-26 ダンパ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139945U (ja) * 1984-02-28 1985-09-17 株式会社大金製作所 エンジンのトルク振動吸収装置

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Publication number Publication date
JPS5549125U (ja) 1980-03-31

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