JPS60129825A - コマンド入力方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンピュータシステムへのコマンド入力方法
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、コンピュータシステムへのコマンド等の入力方法
として、メニュー選択法が普及してきている。これは、
従来キーボードの打鍵によってコマンド等を入力してい
た方法に代わる入力方法であり、ＣＲＴディスプレイ等
にあらかじめコマンド等の一覧を表示しておき、それら
と一対一に対応するキーを打鍵するか、あるいは、コマ
ンド等と共に表示されているメニュ一番号を打鍵するこ
とにより、メニュー中の１個のコマンド等を指定する方
法である。上記前者の方法であれば、１キーを打鍵する
だけで、又後者の方法でも高々数桁の数字キーを打鍵す
るだけで、キーボードからコマンド等を入力したのと同
様の効果が得られるので、キーボードの打鍵回数を極端
に減少させることが可能であり、極めて効率の良い入力
方法である。又、使用可能なコマンド等が表示されてい
るため、使用者か完全にコマンド等を記憶していなくと
もコンピュータシステムを使用可能であるという効果も
ある。

メニュー中から１個を選択指定する方法としては、上記
の例の他にカーソルを用いて行なう方法もある。これは
、ＣＲＴ上に表示されたカーソルの座標をコンピュータ
システム側から読み取って、その時点でのカーソルの座
標とメニューが表示されている位置の座標との対応から
選択されたコマンド等を判断する方法であり、近年特に
普及がいちじるしい方法である。

以下にカーソルを用いてメニュー選択を行なう方法につ
いて更にくわしく述べる。カーソルを移動させるために
はマウス等の措置を用いるのが一般的である。マウスは
、Ｘ、Ｙ２軸の移動量を検出する装置であり、人間が手
に持ち机上などで移動させると、下部に設置されている
車輪もしくはボールが移動に伴って回転し、この回転量
をパルス数に変換して出力する。したがって、このパル
スをコンピュータシステムに入力して常時蓄積計数して
おけば、マウスの移動量を知ることが可能である。この
マウスの移動とカーソルの表示位置の移動とを対応付け
ることは容易である。又、マウスにはスイッチが設置さ
れており、このスイッチを操作することにより、コンピ
ュータシステムに対して現在のカーソルの位置を座標と
して特に認識する様に指示を与えることができる。した
がって、ある位置の座標をコンピュータシステムに記憶
させる場合等に用いられる。

上記のマウスを用いたメニュー選択法は、−切キーボー
ドによらずコンピュータシステムを使用することをも可
能にする。したがって、キーボードの操作に熟達してい
ない者でも容易にコンピュータシステムを使用すること
ができることから評価が高い。

以上に、カーソルを用いてメニューの選択を行なう方法
を述べて来たが、この方法には重大な欠点を有している
。すなわち、コンピュータシステムを操作する」二で、
常にカーソルの位置が重要な意味を持ったため、何をす
るにしてもカーソルの移動操作が伴ない、非常に頻繁に
カーソルの移動操作を繰す返さなければならず、この操
作が使用者の大きな負担になっているからである。

以下に、文章の編集を行なう場合を例にとってその操作
の様子を説明する。いま、ＣＲＴティスプレィの画面内
に現在編集中の複数の行と、選択可能なコマンドの複数
のメニューが表示されているとする。現在編集中にある
桁の文章中の２つの位置ではさまれる範囲の文字列に対
して伺らかの処理を加えるものと仮定すると、その操作
は以下の様になる。まず、カーソルを前位置に移動して
その座標を読み取る様に指示し、続いてカーソルを後位
置に移動して再び座標を読み取る様に指示する。以上の
操作によって範囲が指定される。次にカーソルをメニュ
ーが表示されているメニュー領域へ移動し、そのカーソ
ルを選択するコマンドが表示されている位置に止め、そ
の座標を読み取る様に指示する。ここで、コンピュータ
システムは最後に読み取った座標から対応するコマンド
を判断し、先に読み取った座標から処理を加えるべき文
字列の範囲を判断してコマンドによって定する処理を行
なう。以降、引き続き処理を行なう場合、上記の様な手
順を繰り返す。

以上の説明からもカーソルを用いたメニュー選択法は、
頻繁にカーソルを移動させねばならないことは明白であ
る。これをマウスの操作に置き換えてみると、マウスを
持つ手がせわしなく机上を移動している様になる。特に
カーソルをメニュー領域に移動する際、しばしばマウス
も長距離を移動させねばならない。これらの操作はわず
られしい操作であるとともに、時にはキーボードを打鍵
するよりも長い時間を要する場合もあり、操作が煩雑に
なるという問題を有していた。

発明の目的 本発明は、カーソルによるメニュー選択法によるコマン
ド入力方法を持つコンピュータシステムにおいて、カー
ソルの移動回数を減らし、操作を容易にすることができ
るコマンド入力方法を提供することを目的とする。

発明の構成 本発明によるコマンド入力方法は、カーソルをメニュー
領域に移動する際、人間がマウス等の装置を用いてカー
ソルを移動するのではなく、コンピュータシステムに予
じめ組み込まれたプログラムにしたがって自動的にカー
ソルを移動させることを特長とするものである。

実施例の説明 以下に、本発明のコマンド入力方法を文章の編集を行な
う場合に例をとって説明する。第１図はＣＲＴナイスプ
レイの表示の様子を模式的に示しており、画面１内には
現在編集中である複数の行２．３．４の文章が表示され
ると共に、選択可能なコマンドの複数のメニュー５，６
，７．８．９が表示されている。いま、行２における文
章中の２つの位置ではさ壕れた範囲の文字列に対して何
らかの処理を加えるものと仮定し、その範囲の指定を終
了してカーソルが位置１１にあるものとす−ると、本例
では次にメニュー選択の指示を行なう。

この指示は、再度マウス上に設置されたスイッチの操作
によって行なうことも可能であるし、又、前記の従来例
の操作の様子の説明にある様な状況下では、次にコマン
ドの指定が行なわれるであろうことは容易に推測可能で
あるので、コンピュータシステム側に組込まれたプログ
ラムタイマーによって自動的に判断することも可能であ
る。いずれの方法にしろ、メニューの選択が指示される
と、コンピュータシステムはそれに組込まれたプログラ
ムにしたがって位置１１に表示されているカーソルをメ
ニュー領域に含まれる１地点に移動させる。このカーソ
ルの移動操作は、メニューが表示されている領域に含ま
れる１個の座標を指定してカーソルを表示すれば、容易
に実施できる。そこで次にメニュー領域内でカーソルを
移動させ、メニュー５〜９のうちの１つを選択すれば良
い。又、コンピュータンステム内に位置１１の座標を記
憶しておくことは容易なことであるので、メニュー選択
後にカーソルを自動的に位置１１に復帰させることも可
能である。

以上述べて来た本実施例による方法をマウスの操作に置
き換えると、以下の説明の様になる。まず、マウスを移
動してカーソルを位置１○へ移動し、次に位置１１へ移
動して各々の座標を指示する。次に、マウスのスイッチ
を再度操作するとカーソルに自動的にメニュー表示領域
へ移動する。

あるいは、この移動はコンピュータシステムによって位
置１１を指示した直後に自動的に行なわれても良い。こ
の時、マウスによってカーソルを移動する必要がなく、
カーソル移動のためのマウス操作は必要でない。カーソ
ルの表示がメニュー表示領域に移動したらマウスを移動
し、カーソルを選択したいコマンドの位置に止め、その
座標を指示すれば良い。コマンドの選択が終了すると、
カーソルは自動的に再び位置１１に復帰する。

発明の効果 以上の説明からも分る通り本発明によるコマンド入力方
法を用いれば、メニュー領域にカーソルを移動させたり
、又復帰させる操作をコンピュータシステムが自動的に
行なうので、人間が行なうマウス等の操作回数を減らす
ことが可能である。

特にメニュー領域へのカーソルの移動が長距離になりや
すいことから、この移動操作を省略できることば人間の
作業量を軽減し、作業効率を向」ニさぜる点において大
きな効果をもたらすものである。

なお本発明は、コマンドだけではなく、データ等のメニ
ュー選択に適用することも可能である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明のコマンド入力方法の一実施例を示すＣＲＴ
ディスプレイの表示の様子を模式的に示す図である。 １・・・・・画面、２〜４・・・・行、６〜９・・・・
・メニュー領域。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カーソルの表示位置の座標を読み取ることによりコマン
   ドの指定を行なうメニュー選択法を入力方法とし、メニ
   ュー選択時にメニュー表示領域へのカーソルの移動と復
   帰操作をコンピュータシステムに予じめ設けたプログラ
   ムによって実行することを特徴とするコマンド入力方法
   。