JPS6012814Y2 - コンクリ−トスラブ用埋込材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 、この考案はコンクリ−＋スラブの施工に用いられる埋
込材に関しく・、、素材使用量を減らしても耐荷重性能
を損ねることな゛く、且つ施工作業性にも優れた埋込材
を得・よ・うとしでいる竺 ・パ゛、”！従来より建築
物の床材鵠・天井材、−とじて構成されるコンクリート
スラブの施工に用いられる埋込材としては、種々のもの
が提案されており、例えば鉄板製、ぺ・ラフインを含浸
したダンボール製、無垢の発泡体等が代表的なものであ
った。

しカルながろ鉄板製のものは強度保持のために肉厚を大
きくすると、非常に重くなるほか、耐荷重性を考慮して
リブを設け、ようとするとζ、作業性が非常に悪くなる
欠点および不便があり、またダンボール製の場合強度が
低！（、゛、水に弱い欠点がある。

さらに無垢の発泡体に、よる埋込材は浮上りが大きいほ
か施工現場での鉄筋等の溶接作業中に火花が飛んできた
場合Ｊ火花が発泡体中に、・ごもって発火する危険性等
がありた。

・特にこｐ発泡体による埋込材の場合につい、では強度
低下の１な、いよう無垢としては形成せ”＊、’Ａ、１
コツ久リート・スラブ用基板に対しても簡単且や確実に
取付施工し得るようにし、５しかも作業員が発泡体上を
歩いでも十分耐え得るものを形成することが要望される
ものであった。

“・１そこで、・、この考案番；：□おいては上記の発
泡体よりなる埋込材と七ての要望を充足できるようにし
たもので１．その構成は、合成樹脂の、発泡成形品から
なる埋込材の裏面に１１表面に・は貫通しな、い凹陥部
の複数が形成１きれてなり鵠５また埋込材の周辺複数個
所に（−！係止具刺込用の欠除段部全形成してなること
を特徴すするものである。

２１、；・次いで、この考案の実施態様について図
を参照しながら以下に例示する。

１はポリスチレン発泡体等の硬質発泡体にて形成された
発泡成形品からなる埋込材、２は埋込材１の裏面に形成
された複数の凹陥部である。

この凹陥部２は表面には貫通せずに形成され、且つその
開口端の大きさが作業員の踏み付は圧に耐え得る寸法に
て形成されている。

さらに凹陥部２の上方部（奥部）３は弧形（アール形状
）に施されていてアーチ状をなし、耐荷重性を損ない難
い実施にしている。

また４は埋込材１の周辺複数個所に形成した係止具刺込
用の欠除段部であり、使用上の点を考慮して上方側はど
広く欠除して形成してあり、この欠除段部４の形成個所
と対応する裏面は凹陥部の面積を少なくして凹陥部間の
畝幅が幅広になるよう形成してあり、欠除段部４の形成
による肉厚減少を阻止している。

図中の５は係止具として用いる頭付の定着金具の一例を
示している。

なお、上記した埋込材１の凹陥部２については、その開
口端形状を正方形、矩形、円形、楕円形等任意形状に実
施することが可能である。

また、この考案の埋込材となる埋込材１はポリスチレン
発泡体のほか、種々の硬質発泡体を使用することができ
る。

この考案は上記のごとく構成されており、その使用の一
例としては、スラブ底部側になる基礎即ちコンクリート
基板Ｃが未だ固化せざる養生過程中において、上記発泡
成形品からなる埋込材１をその凹陥部２側を下側にして
配設すると共に埋込材１の周辺複数個所に形成した欠除
段部４の位置から係止具として定着金具５を刺込んで埋
込材１をコンクリート基板Ｃに定着させる（第６図参照
）。

次いで、コンクリート基板Ｃの固化によって埋込材１を
コンクリート基板Ｃに取付固定後、スラブ上部側になる
コンクリートＣ′を打設して一体化させることにより、
コンクリートスラブを得ることができる（第７図参照）
。

なお上部側のコンクリートＣ′を打設する前に設計条件
に応じた適宜配筋１０，１０’が行なわれている。

また上記のごとく現場施工によって打設されたコンクリ
ート基板Ｃに対し、発泡成形品からなる埋込材１を定着
固定させるのみでなく、型枠２０内に打設されたコンク
リート基板Ｃに対し、未だコンクリートの固化せざる養
生過程で埋込材１を配設して定着金具５にて連結し、ユ
ニット化されたものを提供することも可能である（第８
図参照）。

以上のごとく使用されるこの考案の埋込材は、その周辺
個所に係止具刺込用の欠除段部が形成されているので、
コンクリート基板への係止具使用による定着が行ない易
く、特にコンクリート基板が未だ固定せざる養生過程中
での定着作業が至便となる。

また埋込材の裏面に、表面へは貫通しない凹陥部を複数
形成したので、無垢のものに比して著しく材料の節減と
なり、経済的となる。

モして埋込材の配置後における鉄筋等の溶接作業中の火
花が飛んだ場合にも上記した凹陥部を有するため火花が
貫通し易くなり、内部にこもって発火する等の危険性は
解消される。

しかも実施上、凹陥部の大きさを作業員の踏み付は圧に
耐え得る寸法にしておくと、施工時に作業員が乗っても
十分荷重に耐え、作業員の足がめり込んで貫通穴があい
たりすることはなくなる。

さらにこの考案の埋込材は合成樹脂の発泡成形品からな
るので、例えば電線管、ガス管等の配管を必要とする場
合にも部分的にカットするだけで簡単に応じることがで
きる至便なものである。

そのほか埋込材は裏面側に空間となる凹陥部が形成され
、周辺の欠除段部には係止具を刺込むので、無垢のもの
に比べ浮上りも少なく定着が安定し易く、施工後には上
記凹陥部が空気層となるので防振効果をもあげることが
できる。

この考案は上記したようにコンクリートスラブの施工上
用いられる埋込材として軽量で取扱い易く種々の優れた
作用効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の実施態様を例示するものであり、第１図
は平面図、第２図は底面図、第３図は第１図■−■線に
おける断面図、第４図は斜視図、第５図は欠除段部の拡
大正面図、第６図および第７図はコンクリートスラブ施
工での使用時を示す縮小断面図、第８図はコンクリート
スラブ用ユニットに使用される場合の縮小断面図である
。 １・・・・・・埋込材、２・・・・・・凹陥部、３・・
・・・・凹陥部の上方部、４・・・・・・欠除段部、５
・・・・・・係止具となる定着金具、Ｃ・・・・・・コ
ンクリート基板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １、合成樹脂の発泡成形品からなる埋込材の裏面に、゛
   表面へは貫通、しない凹陥部め複数が形成されてなり、
   また埋込材の周辺複数個所匡は係止具刺込用の欠除段部
   を形成してなるこ、とを特徴どするジングリ−トスラブ
   用埋込材１・；゛２１欠除段部の形成個所と対応する裏
   面は凹陥部の面積を少′な・くして凹陥゛部間の畝幅が
   幅広になるよう形成されてなる上記実用新案登録請・求
   の範囲第１項記載のコンクリートスラブ用埋込材。 ３″凹陥の上方部が弧形に形成され、：アーチ状をなし
   ている上記実用新案登録請求の範囲第１）：項記載のフ
   ングｇ、：Ｈｑ１トｉ］ズ、ラブ用埋込材。 １ｊ、；４］・埋込材がポーリズチレシ発泡体にて形成
   ・されて□・、・なる上記実用新案登録請求の範囲第１
   項記載のコＩシクリニトスラブ用埋込材。