JPS60127245A - 微細粒状のα−オキシ水酸化鉄の製造法 - Google Patents

微細粒状のα−オキシ水酸化鉄の製造法

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JPS60127245A
JPS60127245A JP23504583A JP23504583A JPS60127245A JP S60127245 A JPS60127245 A JP S60127245A JP 23504583 A JP23504583 A JP 23504583A JP 23504583 A JP23504583 A JP 23504583A JP S60127245 A JPS60127245 A JP S60127245A
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JP
Japan
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ferrous
ammonium carbonate
ferrous salt
alpha
aqueous solution
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Pending
Application number
JP23504583A
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English (en)
Inventor
Eiji Shioda
塩田 英司
Michiji Okai
理治 大貝
Tomiyoshi Kubo
久保 富義
Yoshiichi Inoue
井上 芳一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 製造法に関する。
α−オキシ水酸化鉄(以下α−FeO0.Hと称す)は
そのまま黄色顔料として、又赤色酸化鉄顔料あるいはγ
一酸化鉄、金属鉄等の磁性材料の製造用原料として広く
利用されている。
従来α一F.OOHを製造する方法としては第1鉄塩水
溶液に当量以上のアルカリ溶液を加えて得られる水酸化
第1鉄を含む溶液に酸化性ガスを吹きこんで酸化反応を
行なうことにより該反応液中に、αーFeOOHを生成
させる方法等が採用されている。
上記方法によって得られるα一F。00.Hは一般に針
状晶で、通常の反応操作によれば束状の凝集物あるいは
枝分れ粒子が生成しやすく、これらの混在するαーF,
OOHLか得ることが出来ない。
又、水酸化第1鉄に炭酸塩を作用させ炭酸鉄とした後酸
化反応を行なう方法、例えば第1鉄塩に苛性アルカリを
加えて、一旦水酸化鉄を生成させ、次いで炭酸塩を作用
させ炭酸鉄とし、更にPR調整した後、酸化反応を行な
うことによって紡錘状α一Fe OOHを得る方法(特
公昭51−12318号)が開示されている。
あるいは、またアルカリ溶液に、第1鉄塩に代えて、第
2鉄塩溶液を添加してα−FeOOHを析出させる方法
、例えば炭酸塩を主体とするアルカリ溶液中に第2鉄塩
を添加して、α−Fe00Hを得る方法(特開昭54−
84896号)が報告されている。この拳法においても
、得られるα−F e 00 Hは紡錘状である。
本発明は、これらの従来法によって得られることのでき
なかった微細で粒状のα−Fe OOHを簡便な方法に
て得る方法を提供することにある。
即ち、本発明は、第1鉄塩水溶液の酸化反応により、α
−FeOOHを製造する方法において、第1鉄塩水溶液
を苛性アルカリ及び炭酸アンモニウムの共存下で反応さ
せることを特徴とする。
微細粒状のα−Fe 00 Hの製造法である。
本発明においては、第1鉄塩を使用することが必要で、
第2鉄塩の使用は、前述した紡錘状α−F。00H1あ
るいは無定形の生成物が得られるため、本発明に採用す
ることはできない。
更に、本発明においては、苛性アルカリのみを添加して
反応した場合は、枝分れ粒子の混在する針状晶が生威し
やすく、また炭酸アンモニウムのみでは、pHが上昇せ
ず1、酸化速度が遅くなると共に、α−FeOOH以外
の副生物が生成し易いため、苛性アルカリ及び炭酸アン
モニウムを共存下で反応させることが必須の要件である
又、酸化反応系中の鉄イオン、アルカリ及び炭酸アンモ
ニウムのモル比R= M OH/ 〔(NH4)2OO
3+ Fe” :) (7)値(6)が0.25〜0.
75 (7)範囲となる様に調整することが、より望ま
しい。その理由は、Rが0.25未満では、無定形の生
成物が混在する傾向となり、Rが075を越えると、枝
分れ状の針状晶が生成しゃすくなるためである。
苛性アルカリ及び炭酸アンモニウムの作用機構について
は不明であるが、単に苛性アルカリ、炭酸アンモニウム
を単独で用いてもあるいは、炭酸アンモニウム以外のア
ンモニウム塩と苛性アルカリの共存下で、また炭酸アン
モニウム以外の炭酸塩と苛性アルカリの共存下で酸化反
応を実施しても、本発明における目的とする効果は期待
し得ない。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において使用する第1鉄塩としては、塩化第1鉄
、硫酸第1鉄、硝酸第1鉄等であり、また苛性アルカリ
としては、苛性アルカリや苛性ソーダ等の水酸化アルカ
リである。
第1鉄塩、苛性アルカリ及び炭酸アンモニウムからなる
、反応液を調整する方法としては、特に制約されるもの
ではないが、均一な反応溶液とする為炭酸アンモニウム
を含む苛性アルカリに、第1鉄塩溶液を攪拌下で添加す
る方法が、均一な反応溶液となるため好ましく、またこ
のようにして得られた、第1鉄塩、苛性アルカリ及び炭
酸アンモニウムからなる反応液を、炭酸アンモニウムの
飛散及び副生物の混在を防止する為50℃以下の好まし
くは、10〜25℃の温度に保ちながら、酸化性ガスを
吹き込み酸化反応を行なうことが有効である。
本発明において使用する酸化性ガスとは、酸素を含むガ
スであり空気あるいは、酸素富化ガス、あるいは酸素と
不活性ガスとを混合して得たガスなどを用いる。
本発明により得られた微細粒状の、α−Fe−00Hは
副生物を混在せず、枝分れ粒子あるいは束状凝集が全く
なく、粒状で分散性に優れ、顔料として、あるいは磁性
材料の製造用原料として、極めて有用であることの知見
も得た。
次に、本発明により得られたα−F。OOHを磁性材料
の製造用原料として使用した場合の特徴的な事実につい
て、以下に説明する。
一般に、磁性材料に要求される粉体特性としては、針状
あるいは短棚状で、枝分れ及び束状の凝集の無いことで
ある。この様な特性を満足させるには、その原料である
α−Fe 00 Hの性状に深い係わり合いを有してい
る。
従来技術により得られるα−Fe OOHは、紡鎮状と
なったりあるいは、針状ではあるが枝分れ、束状凝集の
混在する粒子であるがために、これらの特性を満足しう
る磁性材料を得ることは、困難であった。
これに対して、本発明によって得られるα−Fe00H
(は微細粒状であり、これを種晶として結晶成長させる
ことによって、枝分れの全くない、針状あるいは短棚状
の磁性材料を得る為の原料として、有効なα−Fe O
OHを得ることが出来、更に加熱脱水、還元することに
より枝分れの全くなく、磁気特性の優れた、磁性金属粉
末を得ることが可能となる。このような事実は驚異的な
ことであって、本発明の工業的意義は大きい。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明は、これに限定
されるものではない。
実施例1 濃度4.14 mol / lのNaOH水溶液600
m1!に、20℃に保ち、攪拌しながら、炭酸アンモニ
ウム200gを添加し、炭酸アンモニウムを含む苛性ソ
ーダ水溶液を得る。
該水溶液を20℃に保ち、攪拌しながら、濃度0.22
5 mol/ lのFt3012水溶液を添加して、モ
ル比R=0.56の反応液を調整した。
この反応液を20℃に維持して、攪拌を続行しながら0
1m(117mm以下の割合で、空気を吹き込み酸化反
応を行ない黄色のスラリーを得た。
このスラリー生成物を透過型電子顕微鏡で観察したとこ
ろ、第1図に示す様な、微細粒状であり、XM回折の結
果α−FeOOHであった。
実施例2 濃度2.2 mol / lのN、o H水溶液600
dに、実施例1と同様に炭酸アンモニウム及び塩化第1
鉄を添加して、モル比R−03の反応液を調整した。
続いて実施例1と、全く同様にして、酸化反応を行ない
黄色の生成物を得た。この生成物は平均粒径061μ以
下の微細粒状α−FeOOHであった。
実施例6 濃度5.2mo−のNaOH水溶液600−を使用する
以外は、実施例1と同様にして、モル比R=0.7の反
応液を調整し、更に酸化して、黄色の生成物を得た。
この生成物は、平均粒径0,1μ以下の微細粒状α−F
、OOHであった。
比較例1 濃度4.18 mol/ lのNaoH水溶液800m
1に、濃度0.58 mol / 13のFaC1z水
溶液800dを添加し、40℃で空気を吹き込んで酸化
した。得られた生成物は、針状のα−Fe00Hである
が、第2図に示す様に枝分れ、束状凝集の混在する粒子
であった。
比較例2 (Na4)s+00s200pを含む水溶液600−に
、濃度0.225 mat/ lのFe0d2水溶液6
00dを添加し、空気酸化を行なった。
得られた生成物は、黄緑色を示し、α−Fe−00)(
以外の副生物が、混在していた。
(1O) 比較例3 濃度1.8 mol / lのNaOH水溶液800d
に、Na2Co3200 flを加え、更に0.225
 mol/lのFe01z水溶液800rnlを添加し
た後、空気を吹き込んで酸化反応を行なった。
得られた生成物は、第3図に示す様に枝分れ、束状凝集
の混在する、針状α−re OOHであった。
比較例4 濃度1.8 mol / lのNaOH水溶液aoom
JにNH40A!を含む0.225 mol / l 
Fs 0112水溶液を添加した後、空気を吹き込んで
酸化反応を行なった。
得られた生成物は、枝分れ、束状凝集の混在する針状α
−F。OOHであった。
参考例 濃度5.6mol/lのNa OH、水溶液620m7
!に、実施例1で得られた、微細粒状α−Fe OOH
スラリー360rILlを種晶として加え、更に濃度0
、23 mol / lのFe01z水溶液620−を
添加して、種晶及びFe (OH) 2を含むスラリー
を調整した。
該スラリーに50℃にて、空気を吹き込み酸化反応を行
なわせ、結晶成長させた結果、平均長軸05μの枝分れ
の全くない短棚状α−Fe−00Hを得た。
これを水洗、乾燥の後、電気炉中で650℃の温度下H
2を流通しながら還元し、金属鉄粉末を得た。
参考比較例 比較例1で得たα−Fe00Hを水洗、乾燥後、電気炉
中で650℃の温度下H2を流通しながら、金属鉄粉末
を得た。
参考例及び参考比較例で得られた磁性金属鉄粉末の飽和
磁化(σs)、保磁力(H(りおよび角型比(σr/り
s)を測定した結果は、下表に示すとおりであった。
上表にて示される様に、本発明によって得られる微細粒
状α−Fe 00 Hは、磁性材料の製造用原料として
も有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1にて、第2図、第3図は夫々比較例
1.3にて得られたα−FeOOHの電子顕微鏡写真で
ある。なお、電子顕微鏡写真の倍率は、第1図について
は50.000倍、第2図については20.000倍で
、第3図については30.000倍である。 特許出願人 東洋會達工業株式会社 第3図 手続補正書(方式) %式% 1事件の表示 昭和58年手持願第 ;45045号 2発明の名称 微細粒状のα−オキシ水酸化鉄の製造法3補正をする者 事件との関係 特許出願人 電話番号(585)3311 4補正命令の日付 昭和59年3月7日 (昭和59年6月27日発送) 5補正により増加する発明の数 0 6補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄 7補正の内容 明細書の図面の簡単な説明の欄を次のとおり補正する。 [4図面の簡単な説明 第1図は、実施例1にて、第2図、第3図は夫々比較例
1,3にて得られたα−FeOOHの結晶を表わす電子
顕微鏡写真である。なお、電子顕微鏡写真の倍率は、第
1図についてはso、ooo倍、第2図にツイテは20
,000倍で、第3図については50.000倍である
。」以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11 第1鉄塩水溶液の酸化反応により、α−オキシ
    水酸化鉄を製造する方法において、第1鉄塩水溶液を苛
    性アルカリ及び炭酸アンモニウムの共存下で反応させる
    ことを特徴とする微細粒状のα−オキシ水酸化鉄の製造
    法。 (21MOH/ ((NH4)z OOa +F:”)
     (但しMはに、Naを示す)モル比の値(6)が0.
    25〜0.75である特許請求の範囲第1項記載の製造
    法。
JP23504583A 1983-12-15 1983-12-15 微細粒状のα−オキシ水酸化鉄の製造法 Pending JPS60127245A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5080999A (ja) * 1973-11-22 1975-07-01
JPS5622638A (en) * 1979-07-27 1981-03-03 Hitachi Maxell Ltd Manufacture of alpha-iron oxyhydroxide

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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