JPS60108321A - 低針状性α−オキシ水酸化鉄の製造方法 - Google Patents

低針状性α−オキシ水酸化鉄の製造方法

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JPS60108321A
JPS60108321A JP58215755A JP21575583A JPS60108321A JP S60108321 A JPS60108321 A JP S60108321A JP 58215755 A JP58215755 A JP 58215755A JP 21575583 A JP21575583 A JP 21575583A JP S60108321 A JPS60108321 A JP S60108321A
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JP
Japan
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aqueous solution
mixed
carbonate
alkali
ratio
Prior art date
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Application number
JP58215755A
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English (en)
Inventor
Masashi Ushiyama
正志 牛山
Takayoshi Yoshizaki
吉崎 孝嘉
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はα−オキシ水酸化鉄の製造法に関し、よシ詳し
くは、磁気記録媒体の製造原料に適したα−オキシ水酸
化鉄の製造法に係るものである。
磁気スチルカメラ用記録媒体、垂直磁気記録媒体等に用
いる磁性粉として、低針状性磁性鉄粉が要望されている
低針状性磁性鉄粉は第二鉄塩とアルカリ水溶液を混合し
、水酸化第二鉄として、120〜200℃程度で熟成し
て得られたα−酸化鉄を還元することによシ製造できる
が、α−酸化鉄を製造するときに100℃以上を要する
だめに特殊な装置を必要とし、05μm以下の微小なα
−酸化鉄粒子を得ることは困難であるなどの欠点を有す
る。
一方、α−オキシ水酸化鉄を加熱還元して磁性鉄粉を製
造する工程においては、磁性鉄粉の形状はα−オキシ水
酸化鉄の形状を保持するのであるが、α−オキシ水酸化
鉄の一般的゛製法、すなわちFeSO4等の第一鉄塩水
溶液とNa OH等のアルカリ水溶液を混合した後酸化
反応を行う方法では粒度の揃った低針状性のα−オキシ
水酸化鉄は得られない。
また黄色顔料用の低針状性α−オキシ水酸化鉄の製造法
として、1)第二鉄塩水溶液とアルカリ水溶液を混合し
、種晶を形成した後120〜250℃で水熱処理を施す
方法(特開昭58−49693.49694)、2)メ
タリン酸塩を溶解した炭酸アルカリ水溶液に第一鉄塩水
溶液を添加した後、空気を通じて酸化する方法(特開昭
58−15038)が知られている。しかし、上記1)
の方法においては120〜250℃で水熱処理を行うた
めに特殊な装置を必要とし、得られたα−オキシ水酸化
鉄の粒子サイズは大きく、粒度も不揃いで磁気記録媒体
原料として適したα−オキシ水酸化鉄ではない。上記2
)の方法は微小なα−オキシ水酸化鉄粒子は得られるが
粒度及び針状比の分布が不揃いであシ、枝分れ粒子が存
在するなど磁気記録媒体としては適していない。また、
針状比、粒子サイズのコントロールは困難である。
本発明者らは、磁気記録媒体原料に適した、微小で粒度
及び針状比の分布が揃い、充填性の低下の原因となる枝
分れ粒子のないα−オキシ水酸化鉄を製造する方法を見
出すべく鋭意検討した結果、炭酸塩と水酸化アルカリの
混合水溶液を第一鉄塩水溶液と混合した後酸化反応を行
うことによシ上記条件をみたす磁気記録媒体原料に適し
たα−オキシ水酸化鉄を製造することができ、炭酸塩と
水酸化物の混合比、濃度および反応温度など他の条件を
適当に選ぶことにより針状比、粒子サイズが任意にコン
トロールでき、8 +l1WV T R,オーディオ1
、メタルテーフ用等にも適した磁性粉原料α−オキシ水
酸化鉄が製造できることを見い出し本発明に到達したも
のである。
即ち、本発明は、炭酸塩の水溶液と水酸化アルカリ水溶
液を混合し、この混合液に第一鉄塩水溶液を添加するか
、または逆に第一鉄塩水溶液にアルカリ混合水溶液を添
加した後、酸素などの酸化剤と接触させ50℃以下で酸
化反応を行うものである。
前記炭酸塩とは水溶性の炭酸塩、炭酸水素塩を示し、代
表的にはNa2 CO3、Kt COs、KHCOs、
(N H4)2 COsがあげられる。また二酸化炭素
を水酸化アルカリ水溶液に吸収させたものも一方の成分
たる炭酸塩の水溶液として、又はアルカリ混合液として
使用できる。
水酸化アルカリとしてはNaOH,KOHが代表的にあ
げられ、アンモニア水も使用できる。
第一鉄塩としてはF e 804 、F e cz、が
代表的にあげられる。
アルカリ混合水溶液の使用量は、第一鉄塩に対してアル
カリ(塩基)のグジム当量数対鉄の?原子数、式で表わ
せば 針M−003+M’OH)/Fe 1 (M”HCOI
 +M”OH)/Fe。
(” M” Co、+M10H)/Feなどとして、2
以上とするのが望ましく、好ましくは3以上でおる。2
以下では酸化反応の進行につれて反応液が酸性となるた
め、α−オキシ水酸化鉄の収率が悪く、枝分れ粒子が多
くなり、非晶質の不定形粒子が混成してくるなど磁気記
録媒体原料として適したα−オキシ水酸化鉄が得られな
いからである。
上限値は特に限定されるものではないが経済性等から1
0以下が好ましい。
炭酸塩と水酸化アルカリの比率は、水酸化アルカリの比
率が大き過ぎるときには、炭酸塩と水酸化アルカリの混
合水溶液を用いた特徴(米粒状〜紡錘形)があられれず
、水酸化アルカリを単独で用いた場合と同様な形状のα
−オキシ水酸化鉄が形成される。−力水酸化アルカリの
比率が小さ過ぎるときには、炭酸を単独で用いた場合と
同様に非晶質の不定形粒子が混成する。
非晶質粒子の形成は反応温度が低い程著しい。
上記の現象が生じる炭酸塩と水酸化アルカリの比率の限
界は、アルカリ混合水溶液と第一鉄塩の比率によって異
なり、第一鉄塩に対するアルカリ混合水溶液の比率が増
加するに従って、本発明の特徴をもった粒子が形成され
なくなる限界値、非晶質不定形粒子が混成してくる限界
値は、ともに水酸化アルカリの比率が低い側に移行する
。概して、水酸化アルカリ2当量数対中性炭酸塩1当量
数として0.001〜10程度の酸化アルカリと酸性炭
酸塩を使用した場合には両者の反応によって水酸化アル
カリと中性炭酸塩が生じたものとし、その後の両者の比
を計算することを意味している。
次に、第1図に炭酸塩としてNa2CO3、水酸化アル
カリとしてNaOH,第一鉄塩としてFe3O4をそれ
ぞれ用いたときの本発明の特徴をもったα−オキシ水酸
化鉄粒子が形成されるNaOHとN a 2 C03の
比率の範囲を(NaOH/ N a t COs )−
((TNatCOs+Na0H)/Fe )の関係で例
示する。
この図の斜線の範囲が本発明の%徴をもったα−オキシ
水酸化鉄粒子の形成される条件であシ、上方の線よシ上
側ではNaOHを単独で用いたときと同様な形状のα−
オキシ水酸化鉄粒子が形成され、下方の線よシ下側では
非晶質不定形粒子が混成する。
第1図の斜線の範囲内の条件でNaOH+Na2CO3
とFeSO4との比率およびN a OHI N a 
2 Co 3との比率を選ぶことによシα−オキシ水酸
化鉄粒子の長軸径5〜50orLrrL針状比を1〜1
0の範囲で任意にコントロールすることが可能である。
針状比の範囲は、より好ましくは5以下、更に好ましく
は3以下である。
NaOH+Na2CO3、Fe3O4以外の水酸化アル
カリ、炭酸塩、第一鉄塩を用いた場合も、同じ針状比の
α−オキシ水酸化鉄粒子の形成されるそれぞれの比率は
異なるが同様な傾向が認められる。
物性改良を目的として、Fe以外の金属化合物をα−オ
キシ水酸化鉄等に添加することが通常行なわれているが
、酸化反応を行う前にあらかじめ金属塩を添加してα−
オキシ水酸化鉄の合成を行った場合、一般的なα−オキ
シ水酸化鉄の製造法では、添加する金属塩の種類、量に
よっては、著しく形状の異ったα−オキシ水酸化鉄粒子
が合成される。しかし、本発明の方法によれば、添加す
る金属塩の種類、量によって条件をわずかに変更するこ
とで同様な形状のα−オキシ水酸化鉄粒子が形成される
。これも本発明の特徴としてあげられる。
次に実施例を示すが、本発明はこれらに限られるもので
はない。
実施例1 3 rILot/IJ Na2CO36,46A!と3
 mat/It NaOH6,461を混合し、この混
合液を撹拌しながら0.34mal/It FeSO4
3813を添加した。30℃に保ち、517m1nの流
量で空気を通じて酸化反応を行った。反応は2時間で終
了し、平均長軸径35rL1n針状比2の粒度及び針状
比のよく揃ったα−オキシ水酸化鉄が得られた。
とのα−オキシ水酸化鉄をp過水洗後水素気流中で還元
して得られた金属鉄粉の磁気特性はyy H^−I Q
八−、y + 1Cl: IImu 10L/n−! 
n a q テあった。
実施例2 2 mol ANa2CO36,46lと4 mol/
′lONaOH6,461を使用した以外は実施例1と
同様に行い平均長軸径i 30 nm針状比6のα−オ
キシ水酸化鉄が得られた。これを還元して得られた金属
鉄粉の磁気特性はHc:14240e、σs : l 
72 emu/ f、σVζ:0.53であった。
実施例3〜6 N a2 co3とNaOHの比率を変えた以外は実施
例1と同様に行いNa2 CO3とNaOHの比率によ
り平均長軸径30〜140 nm針状比1.5〜6の粒
度及び針状比の揃ったα−オキシ酸化鉄が得られた。
結果を表1に示す。
比較例1 2m01/1Na2CO312,921を撹拌しながら
0.34mat/l Fe80.38 lを添加し、5
737m1nの流量で空気を通じて酸化反応を30℃に
保って行った。
酸化反応は2時間で終了したが、α−オキシ水酸化鉄は
形成されず得られた粒子は非晶質の不定形粒子であった
【図面の簡単な説明】
図面はN a 2 CO3、NaOH及びFe50.を
水溶液中で酸化条件下に反応を行ったときの本発明の特
徴(米粒状〜紡錘形)をもったα−オキシ水酸化鉄粒子
の製造される範囲の1つの例を縦軸にNa0)(/YN
a2CO3(モル比)、横軸に(TNa2CO3+Na
0H)/Fe3O4(モル比)をとり示したものである
。図の斜線の部分が本発明の特徴をもったα−オキシ水
酸化鉄粒子の製造される範囲である。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11第一鉄塩水溶液とアルカリ水溶液を混合した後酸
    化してα−オキシ水酸化鉄を製造する方法において、ア
    ルカリ水溶液として炭酸塩と水酸化アルカリとの混合水
    溶液を用いることを特徴とするα−オキシ水酸化鉄の製
    造方法。 (2) 前記炭酸塩と水酸化アルカリとの混合水溶液を
    、前記得られるα−オキシ水酸化鉄の針状比が1〜10
    となるように使用することを特徴とする第(1)項に記
    載の方法。 (3)前記炭酸塩と水酸化アルカリの比率を〔水酸化ア
    ルカリ2当量数対中性炭酸塩ダ当量数〕として0.00
    1〜10とすることを特徴とする第(1)項又は第(2
    )項に記載の方法。 (4)前記アルカリ混合水溶液の使用量を第一鉄塩に対
    して〔アルカリ(塩基)のダラム当量数対鉄の1原子数
    〕として2〜10とすることを特徴とする第(1)項、
    第(2)項又は第(3)項に記載の方法。
JP58215755A 1983-11-16 1983-11-16 低針状性α−オキシ水酸化鉄の製造方法 Pending JPS60108321A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62187119A (ja) * 1986-02-13 1987-08-15 Showa Denko Kk レピツドクロサイトの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62187119A (ja) * 1986-02-13 1987-08-15 Showa Denko Kk レピツドクロサイトの製造方法

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