JPS62128929A - ゲ−サイトの製造法 - Google Patents
ゲ−サイトの製造法Info
- Publication number
- JPS62128929A JPS62128929A JP60267090A JP26709085A JPS62128929A JP S62128929 A JPS62128929 A JP S62128929A JP 60267090 A JP60267090 A JP 60267090A JP 26709085 A JP26709085 A JP 26709085A JP S62128929 A JPS62128929 A JP S62128929A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、磁気記録用ガンマ酸化鉄やメタル鉄粉の原料
となるゲーサイトの製造に関し、従来はレピドクロサイ
トが多く混入した中性付近から酸性領域の10〜40℃
の温度範囲で、レピドクロサイトの混入のない粒度分布
のよいゲーサイトを製造する方法である。
となるゲーサイトの製造に関し、従来はレピドクロサイ
トが多く混入した中性付近から酸性領域の10〜40℃
の温度範囲で、レピドクロサイトの混入のない粒度分布
のよいゲーサイトを製造する方法である。
従来の技術
磁気記録用材料として使われているガンマ酸化鉄やメタ
ル鉄粉の原料となるゲーサイト(α−FeOOH)の製
法には、大別して二種類の方法が知られている。
ル鉄粉の原料となるゲーサイト(α−FeOOH)の製
法には、大別して二種類の方法が知られている。
その一つは、第一鉄塩水溶液をアルカリにより一部を中
和して微アルカリ性ないし微酸性とし、空気などで酸化
して種子結晶(シード)を形成させ、さらにアルカリを
連続的に添加し、酸性領域においてシードを成長させる
方法、例えば特開昭53−73497号、特開昭55−
149136号及び特開昭55−149138号や、一
度にアルカリを添加し高アルカリ側においてシードを成
長させる特公昭59−48768号に示されるようなシ
ード成長法であり、他は第一鉄塩の水溶液に当着以上の
アルカリを加え、pH11以上で酸化反応を行うアルカ
リ法である。
和して微アルカリ性ないし微酸性とし、空気などで酸化
して種子結晶(シード)を形成させ、さらにアルカリを
連続的に添加し、酸性領域においてシードを成長させる
方法、例えば特開昭53−73497号、特開昭55−
149136号及び特開昭55−149138号や、一
度にアルカリを添加し高アルカリ側においてシードを成
長させる特公昭59−48768号に示されるようなシ
ード成長法であり、他は第一鉄塩の水溶液に当着以上の
アルカリを加え、pH11以上で酸化反応を行うアルカ
リ法である。
シート成長法は、シード生成反応とシード成長反応の2
つの工程に分けることができ、2つの反応条件を適当に
組み合わせることによって生成ゲーサイトの大きさを制
御している。例えばゲーサイトの成長反応を途中で止め
たり、新たに第一鉄塩の溶液を反応系に添加することに
より、ゲーサイトの成長をコントロールできる。さらに
微アルカリないし微酸性条件より得られるシード結晶は
粒度分布がよいとされている。
つの工程に分けることができ、2つの反応条件を適当に
組み合わせることによって生成ゲーサイトの大きさを制
御している。例えばゲーサイトの成長反応を途中で止め
たり、新たに第一鉄塩の溶液を反応系に添加することに
より、ゲーサイトの成長をコントロールできる。さらに
微アルカリないし微酸性条件より得られるシード結晶は
粒度分布がよいとされている。
一部アルカリ法では軸比(ここでいう軸比はゲーサイト
粒子の長袖と短軸との比をさす)の大きいものが得られ
るが、粒度分布の制御が困難である。
粒子の長袖と短軸との比をさす)の大きいものが得られ
るが、粒度分布の制御が困難である。
シード成長法を行う場合、シード生成反応において、ア
ルカリとして水酸化ナトリウムを用いると、30’C以
下ではレピドクロサイト(γ−FeOOH)が混入して
くることはよく知られた事実である。
ルカリとして水酸化ナトリウムを用いると、30’C以
下ではレピドクロサイト(γ−FeOOH)が混入して
くることはよく知られた事実である。
また本発明者らの知見では、アルカリとしてアンモニア
を用いると40°Cにおいてもレピドクロサイトの混入
が認められた。
を用いると40°Cにおいてもレピドクロサイトの混入
が認められた。
一般に混入するレピドクロサイトは粒子の長さが長く、
生成粒子の粒度分布を悪化させ、このような原料を使っ
て製造される磁気記録用材料はその磁気特性も不良とな
る。また40℃以上では生成するゲーサイトは粒径が大
きく微細なもの(0,1〜0.4p層)は得られにくい
。
生成粒子の粒度分布を悪化させ、このような原料を使っ
て製造される磁気記録用材料はその磁気特性も不良とな
る。また40℃以上では生成するゲーサイトは粒径が大
きく微細なもの(0,1〜0.4p層)は得られにくい
。
シード成長反応においてはシードの段階でレピドクロサ
イトの量が少なければ、成長反応中には新たなレピドク
ロサイトの生成がないことがら、レピドクロサイトの混
入のないシードを生成させることが必要である。
イトの量が少なければ、成長反応中には新たなレピドク
ロサイトの生成がないことがら、レピドクロサイトの混
入のないシードを生成させることが必要である。
発明が解決しようとする問題点
本発明はシード成長法を用い、シード生成反応の段階で
、本来レピドクロサイトが混入する40℃以下の低温領
域でレピドクロサイトの生成を抑制して、レピドクロサ
イトの混入のない微細で粒度分布のよいゲーサイトを製
造することを目的とするものである。
、本来レピドクロサイトが混入する40℃以下の低温領
域でレピドクロサイトの生成を抑制して、レピドクロサ
イトの混入のない微細で粒度分布のよいゲーサイトを製
造することを目的とするものである。
さらに、シード生成反応を40°C以下の低温度領域と
することによって、冷却や加熱に要する費用を軽減した
経済的なゲーサイトの製造法を提供するものである。
することによって、冷却や加熱に要する費用を軽減した
経済的なゲーサイトの製造法を提供するものである。
問題点を解決するための手段
本発明は、硫酸第一鉄水溶液からシード成長法を用いて
ゲーサイトを製造するものであり、シード生成反応にお
いて溶液中の硫酸第一鉄の一部を中和する量のアルカリ
水溶液を加えた後、オルソケイ酸ナトリウム、メタケイ
酸ナトリウム、水ガラスなどのケイ酸塩水溶液を少量添
加した後、10〜40℃の温度範囲内で酸化してレピド
クロサイトの混入のほとんどない微細なゲーサイトの種
子結晶を生成させる。
ゲーサイトを製造するものであり、シード生成反応にお
いて溶液中の硫酸第一鉄の一部を中和する量のアルカリ
水溶液を加えた後、オルソケイ酸ナトリウム、メタケイ
酸ナトリウム、水ガラスなどのケイ酸塩水溶液を少量添
加した後、10〜40℃の温度範囲内で酸化してレピド
クロサイトの混入のほとんどない微細なゲーサイトの種
子結晶を生成させる。
次いでゲーサイトの種子結晶の生成したスラリー溶液を
アルカリによってpH3〜6に保ちつつ鉄分の酸化を行
ない、残りの鉄分をゲーサイトとして種子結晶上に酸化
析出させ、レピドクロサイトの混入のない針状ゲーサイ
トを得る方法である。
アルカリによってpH3〜6に保ちつつ鉄分の酸化を行
ない、残りの鉄分をゲーサイトとして種子結晶上に酸化
析出させ、レピドクロサイトの混入のない針状ゲーサイ
トを得る方法である。
本発明において硫酸第一鉄を原料として使用するのは、
塩化第一鉄を原料とした場合にはα−FeOOH、β−
Fe00H及びγ−Fe00Hが生成し、ケイ酸塩水溶
液を添加することによってもα−Fe00)1のみ生成
するようにすることが困難だからである。
塩化第一鉄を原料とした場合にはα−FeOOH、β−
Fe00H及びγ−Fe00Hが生成し、ケイ酸塩水溶
液を添加することによってもα−Fe00)1のみ生成
するようにすることが困難だからである。
最初に硫酸第一鉄水溶液中の硫酸第一鉄の一部を中和し
てシード生成することが必要であるが、その際にアンモ
ニア水溶液、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム水溶液
、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム水溶液などのアル
カリ水溶液を加えて中和する。
てシード生成することが必要であるが、その際にアンモ
ニア水溶液、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム水溶液
、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム水溶液などのアル
カリ水溶液を加えて中和する。
硫酸第一鉄の中和程度としては、初期段階での中和率が
20%未満であるとシードが小さすぎたり、後工程に要
する時間が長くなったりする。またシードとしての効果
が悪くなり、その後の成長反応段階において新しく微細
結晶が生成し得られるゲーサイトの粒度分布が悪化する
恐れがある。
20%未満であるとシードが小さすぎたり、後工程に要
する時間が長くなったりする。またシードとしての効果
が悪くなり、その後の成長反応段階において新しく微細
結晶が生成し得られるゲーサイトの粒度分布が悪化する
恐れがある。
一方、中和率が75%超になるとマグネタイトが生成す
る恐れがあるので、中和率は20〜75%程度とするこ
とが望ましい。
る恐れがあるので、中和率は20〜75%程度とするこ
とが望ましい。
硫酸第一鉄の中和率は、得られるゲーサイトの軸長にも
影響し、中和率を高くするとゲーサイトの軸長が長くな
るため、中和率を変えてゲーサイトの軸長を調整するこ
ともできる。
影響し、中和率を高くするとゲーサイトの軸長が長くな
るため、中和率を変えてゲーサイトの軸長を調整するこ
ともできる。
本発明では、シード生成反応は10〜40℃の温度範囲
がよく、10℃未満では冷却に費用を要し、40°C超
では加熱することによる経済的な負担の他に、反応温度
が高くなるほどシードが大きくなる傾向があり、40°
Cを超えた温度ではシードが大きくなりすぎたり、マグ
ネタイトが生成したりするためである。
がよく、10℃未満では冷却に費用を要し、40°C超
では加熱することによる経済的な負担の他に、反応温度
が高くなるほどシードが大きくなる傾向があり、40°
Cを超えた温度ではシードが大きくなりすぎたり、マグ
ネタイトが生成したりするためである。
ケイ酸塩水溶液の添加は少量でよく、Si量として計算
すれば硫酸第一鉄の鉄に対して0.1−0.7原子%程
度でよい。これより少ない添加量では、レピドクロサイ
トの生成を抑制するというケイ酸塩水溶液の添加効果が
現われにくくなる。また0、7原子%の添加で効果は充
分に認められ、それ以上の添加でも効果が飽和してくる
ものの、鉄分に対して2原子%程度迄添加しても差し支
えない。
すれば硫酸第一鉄の鉄に対して0.1−0.7原子%程
度でよい。これより少ない添加量では、レピドクロサイ
トの生成を抑制するというケイ酸塩水溶液の添加効果が
現われにくくなる。また0、7原子%の添加で効果は充
分に認められ、それ以上の添加でも効果が飽和してくる
ものの、鉄分に対して2原子%程度迄添加しても差し支
えない。
しかし、Si量が多いと熱処理工程後書られるγ−Fe
203やメタル鉄粉の磁気特性を低くしてしまうので、
ケイ酸塩の余分な添加はあまり好ましいものではない。
203やメタル鉄粉の磁気特性を低くしてしまうので、
ケイ酸塩の余分な添加はあまり好ましいものではない。
そのため最も好ましくはSi量を鉄に対して0.2〜0
.5原子%とすることがよい。
.5原子%とすることがよい。
F&酸第−鉄水溶液中にゲーサイトのシードを生成させ
るための鉄分の酸化は、空気、酸素と窒素との混合ガス
などの酸素又は酸素含有気体を水溶液中に吹き込んで行
なう。この際にレピドクロサイトが混入したか否かの判
断は、X線回折と赤外線分光分析(IR)によって行な
うことができる。
るための鉄分の酸化は、空気、酸素と窒素との混合ガス
などの酸素又は酸素含有気体を水溶液中に吹き込んで行
なう。この際にレピドクロサイトが混入したか否かの判
断は、X線回折と赤外線分光分析(IR)によって行な
うことができる。
生成したシードとしてのゲーサイトは、粒径が0.2〜
0.す1程度になり、はぼ一定していて粒度分布がシャ
ープとなる。
0.す1程度になり、はぼ一定していて粒度分布がシャ
ープとなる。
なお、シード生成反応は激しい攪拌により2時間以内で
終了させることが好ましく、それ以上の時間を要する場
合には、粒度分布が悪化する傾向がある。
終了させることが好ましく、それ以上の時間を要する場
合には、粒度分布が悪化する傾向がある。
その後のシード成長反応は、従来の技術と同様に、アン
モニア水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウ
ム水溶液、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム水溶液な
どのアルカリの連続的添加、もしくはアンモニアガス等
のような気体状のアルカリの水溶液中への吹込みにより
pH3〜6、反応温度10〜70°C好ましくは30〜
50℃で行うことができる。PI(や成長反応温度が高
いと成長反応すなわち残存する鉄分(Fe2+)のシー
ド上への酸化析出反応は短時間に終了する。
モニア水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウ
ム水溶液、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム水溶液な
どのアルカリの連続的添加、もしくはアンモニアガス等
のような気体状のアルカリの水溶液中への吹込みにより
pH3〜6、反応温度10〜70°C好ましくは30〜
50℃で行うことができる。PI(や成長反応温度が高
いと成長反応すなわち残存する鉄分(Fe2+)のシー
ド上への酸化析出反応は短時間に終了する。
本発明の特徴は、従来ゲーサイトとレピドクロサイトと
が混合して生成するとされていた10〜4゜°Cの温度
域で、ケイ酸塩の微量添加により微細な粒度分布のよい
ゲーサイトのみが得られることである。
が混合して生成するとされていた10〜4゜°Cの温度
域で、ケイ酸塩の微量添加により微細な粒度分布のよい
ゲーサイトのみが得られることである。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例1
空気吹込管、攪拌機及びpH電極を備えた反応槽中に、
硫酸第一鉄・七水和物139gを水に溶かし900シと
し、aアンモニア水40.dを水で希釈しioomQと
したものを加え、さらにオルソケイ酸ナトリウム(Na
4SiOa )を硫酸第一鉄の鉄原子に対し、0.5原
子%(0,45g)になるようにとかした水溶液10−
を添加した。浴温を30℃とじ攪拌しながら空気を吹込
み(300文/h)、酸化してシード生成を行なった。
硫酸第一鉄・七水和物139gを水に溶かし900シと
し、aアンモニア水40.dを水で希釈しioomQと
したものを加え、さらにオルソケイ酸ナトリウム(Na
4SiOa )を硫酸第一鉄の鉄原子に対し、0.5原
子%(0,45g)になるようにとかした水溶液10−
を添加した。浴温を30℃とじ攪拌しながら空気を吹込
み(300文/h)、酸化してシード生成を行なった。
反応液は、うす緑から緑、a緑色を経て黄色となり、p
Hは7〜8から3.5へと変化した。
Hは7〜8から3.5へと変化した。
その後液の温度を50°Cに上昇させ、希アンモニア水
を滴下してPHを3〜5の範囲内に保ちながら空気酸化
を行ない、溶液中の鉄分をすべて反応させるシード成長
反応を行なった。
を滴下してPHを3〜5の範囲内に保ちながら空気酸化
を行ない、溶液中の鉄分をすべて反応させるシード成長
反応を行なった。
この時のシード及び成長反応後のゲーサイトの長袖長さ
、軸比、粒度分布を表1に示した。
、軸比、粒度分布を表1に示した。
またシード及び成長反応後のゲーサイトの電子m微鏡写
真を第1図と第2図に示す。本発明の方法によればシー
ドの段階でのレピドクロサイトの生成がほとんど認めら
れず、粒子も小さく粒度分布もシャープであった。
真を第1図と第2図に示す。本発明の方法によればシー
ドの段階でのレピドクロサイトの生成がほとんど認めら
れず、粒子も小さく粒度分布もシャープであった。
(以下余白)
実施例2
オルソケイ酸ナトリウム(Na4Si04)を硫酸第一
鉄の鉄原子に対し、0.2原子%(0,18g)になる
ようにとかした水溶液10−を添加した以外は、実施例
1と同様の反応を行った。結果を表1に示した。シード
及び成長反応後のゲーサイトの電子顕微鏡写真を第3図
及び第4図に示した。
鉄の鉄原子に対し、0.2原子%(0,18g)になる
ようにとかした水溶液10−を添加した以外は、実施例
1と同様の反応を行った。結果を表1に示した。シード
及び成長反応後のゲーサイトの電子顕微鏡写真を第3図
及び第4図に示した。
比較例
オルソケイ酸ナトリウム(Na4S!On )を添加せ
ず、他は実施例1と同様にして反応を行った。
ず、他は実施例1と同様にして反応を行った。
シード及びr&長反応後のゲーサイトの電子w4微鏡写
真を第5図及び第6図に示した。
真を第5図及び第6図に示した。
また長軸長さ等は表1に示した。成長反応後は結晶が本
発明の実施例に比べて大きく、はりつきが多く生じ、X
線回折図によってもレピドクロサイトの混入を確認した
。
発明の実施例に比べて大きく、はりつきが多く生じ、X
線回折図によってもレピドクロサイトの混入を確認した
。
実施例1と実施例2とからケイ酸塩による添加Si量が
増えると、種子結晶(シード)及び成長反応後の粒子長
さが短くなることがわかる。また比較例によりケイ酸塩
のない時はシードが大きく、レピドクロサイトが多量生
成し、成長後もはりつきが多いことがわかる。さらにケ
イ酸塩無添加のものは、成長反応後も粒度分布の悪いこ
とが表1よりわかる。
増えると、種子結晶(シード)及び成長反応後の粒子長
さが短くなることがわかる。また比較例によりケイ酸塩
のない時はシードが大きく、レピドクロサイトが多量生
成し、成長後もはりつきが多いことがわかる。さらにケ
イ酸塩無添加のものは、成長反応後も粒度分布の悪いこ
とが表1よりわかる。
以上の結果から1本発明のようにケイ酸塩水溶液の微量
添加により、シードの段階でレピドクロサイトの混入を
なくすことができることは明らかである。
添加により、シードの段階でレピドクロサイトの混入を
なくすことができることは明らかである。
発明の効果
本発明は、従来レピドクロサイトの混入するとされてい
た10〜40℃の温度範囲で微量のケイ酸塩を添加する
ことによりレピドクロサイトの混入のない微細で粒度分
布のよいゲーサイトの種子結晶(シード)を得ることが
でき、それをそのまま成長させ最終的に粒度分布のよい
磁性材料用原料としてのゲーサイトを得るものである。
た10〜40℃の温度範囲で微量のケイ酸塩を添加する
ことによりレピドクロサイトの混入のない微細で粒度分
布のよいゲーサイトの種子結晶(シード)を得ることが
でき、それをそのまま成長させ最終的に粒度分布のよい
磁性材料用原料としてのゲーサイトを得るものである。
従来シード生成温度が40℃以上でゲーサイト種子結晶
を得ていたが、その場合ではゲーサイトの粒径を小さく
することが困難であった。本発明によって40°C以下
にまでゲーサイトのシードの生成する領域を拡げるごと
がで、きた。この+Bはこれまで確認されていなかった
新しい知見であり、微細なゲーサイトを冑・るためにも
T業的利用価値If友きい、また10〜40℃と11−
う温度制御の容易、11−τ)経済的望域で反応を行な
うため下案内に、4)利な方法である。
を得ていたが、その場合ではゲーサイトの粒径を小さく
することが困難であった。本発明によって40°C以下
にまでゲーサイトのシードの生成する領域を拡げるごと
がで、きた。この+Bはこれまで確認されていなかった
新しい知見であり、微細なゲーサイトを冑・るためにも
T業的利用価値If友きい、また10〜40℃と11−
う温度制御の容易、11−τ)経済的望域で反応を行な
うため下案内に、4)利な方法である。
第1図と第3図とは、それぞれ実施例】−ど実施例2の
シードの電子顕微鏡写真をイ\(7,第2図と第4図と
は、それぞれに対応する成長反応後のゲーサイトの電子
顕微鏡写真を示す。第5図は比較例のシード、第6図日
その成長反応後の電子顕微鏡写真である7 代 理 人 弁理士 井 1.雅 生 [・わ 1 訃〉、1 第2図 ′し・・ 第3図 第4図 第5図 第6図 1/、l−m・ 手続補正書蛎式) 昭和61年 3月13日
シードの電子顕微鏡写真をイ\(7,第2図と第4図と
は、それぞれに対応する成長反応後のゲーサイトの電子
顕微鏡写真を示す。第5図は比較例のシード、第6図日
その成長反応後の電子顕微鏡写真である7 代 理 人 弁理士 井 1.雅 生 [・わ 1 訃〉、1 第2図 ′し・・ 第3図 第4図 第5図 第6図 1/、l−m・ 手続補正書蛎式) 昭和61年 3月13日
Claims (2)
- (1)硫酸第一鉄水溶液に硫酸第一鉄の一部を中和する
量のアルカリ水溶液を加え、さらにケイ酸塩水溶液を少
量添加した後、10〜40℃の温度範囲内で酸化してゲ
ーサイトの種子結晶を生成させてから、さらにアルカリ
によってpH3〜6の範囲に保ちつつ鉄分の酸化を行な
い残りの鉄分をゲーサイトとして前記の種子結晶上に酸
化析出させることによりレピドクロサイトの混入のない
針状ゲーサイトを得ることを特徴とするゲーサイトの製
造法。 - (2)硫酸第一鉄の中和量が20〜75%である特許請
求の範囲第(1)項記載のゲーサイトの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60267090A JPS62128929A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | ゲ−サイトの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60267090A JPS62128929A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | ゲ−サイトの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62128929A true JPS62128929A (ja) | 1987-06-11 |
Family
ID=17439903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60267090A Pending JPS62128929A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | ゲ−サイトの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62128929A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2273698A (en) * | 1992-12-23 | 1994-06-29 | Bayer Ag | Method of preparing goethite |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP60267090A patent/JPS62128929A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2273698A (en) * | 1992-12-23 | 1994-06-29 | Bayer Ag | Method of preparing goethite |
US5338355A (en) * | 1992-12-23 | 1994-08-16 | Bayer Ag | Method of preparing goethite |
GB2273698B (en) * | 1992-12-23 | 1995-09-20 | Bayer Ag | Method of preparing goethite |
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