JPS6012626B2 - カラ−拡散転写法用写真要素 - Google Patents

カラ−拡散転写法用写真要素

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JPS6012626B2
JPS6012626B2 JP52144749A JP14474977A JPS6012626B2 JP S6012626 B2 JPS6012626 B2 JP S6012626B2 JP 52144749 A JP52144749 A JP 52144749A JP 14474977 A JP14474977 A JP 14474977A JP S6012626 B2 JPS6012626 B2 JP S6012626B2
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acrylate
methacrylate
neutralization
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隆 吉田
新治 坂口
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/42Structural details
    • G03C8/52Bases or auxiliary layers; Substances therefor
    • G03C8/54Timing layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中和システムを有するカラー拡散転写法用写真
要素に関し、特に新規なタイミング層を有する写真要素
に関するものである。
従来、カラー拡散転写法では水性アルカリ現像液による
現像の結果として拡散性色素または色素現像薬を媒梁層
に転写させた後、まわりの柵を低下させるために中和層
を設ける事がよく知られている。
しかし中和層を設けたためにpHが早期に低下したので
は現像が妨害されるので、これを防ぐためにそのpH低
下を時間的にコントロールする層、つまり「タイミング
層」を中和層と併用する事もよく知られている。
これらの層を含む中和システムには大別して二つあり、
一つは水鯵透性が温度に反比例するタイミング層を用い
るものと他はそれが正比例するタイミング層を用いるも
のとがある。
本願明細書中では“水鯵透性”とは水性アルカリ現像液
を実質的に通す性質を意味し、又“水非鯵透性”とは水
性アルカIJ現像液を実質的に通さない性質を意味する
水惨透性が温度に反比例するタイミング層を用いた場合
、ハロゲン化銀を現像し且つ拡散性染料の像様分布を形
成させる高pH(好ましくはpHIO以上)の持続時間
は温度上昇と共に長くなる。
この様な温度依存性を示すタイミング層を用いた中和シ
ステムとしては特公昭44−15756号に基本的な考
えが提案されており、更にタイミング層の具体的な素材
としては米国特許第3421893号や第357570
1号に記載のポリビニルアミド系ポリマーがあげられる
。これらの素材をタイミング層として使用する事により
高pH持続時間が温度上昇と共に長くなるタイプの中和
システムは、米国特許第2983606号、同3415
644号や同3415645号明細書に記載されている
色素現像薬を用いた方式のカラー拡散転写法の如く、現
像や色素現像薬の拡散速度がはやく低温では過剰量の色
素が煤染層に吸着される不都合のあるカラー拡散転写法
に適用すると有用である。一方、水惨透性が温度に正比
例するタイミング層を用い前記高pH持続時間が昇温と
共に短くなる様なタイプの中和システムは特開昭48−
3粉26号、米国特許3929760号、同39311
44号、同3斑2斑1号明細書に記載されているような
、はじめは非拡散性であるが現像主薬の酸化生成物との
酸化還元反応またはカップリング反応により拡散性色素
を放出するタイプの色素像供与物質(以下前者を「DR
R化合物」、後者を「DDRカプラー」という)を用い
るカラー拡散転写法に適用すると有用である。即ち、低
温でのハロゲン化銀現像のおくれおよび上記酸化還元反
応のおくれ、色素拡散のおくれによる転写色像の濃度低
下を高pH持続時間の延長(つまりハロゲン化銀の現像
並びに色素の放出と転写が可能な時間の延長)により補
正することができる。この様に水惨透性が温度の上昇と
共に増大するタイプのタイミング層としては、米国特許
336281叫号もこ記載のポリビニルアルコールから
なるタイミング層や袴開昭49−22935号に記載の
もの(即ち水性フィルム形成性ポリマー分散液により得
られるフィルム形成性ポリマー成分からなる水非鯵透性
連続相と他の水鯵透性の不連続相を含むタイミング層)
や197母年11月に発行の「リサ−チ デイスクロ
ー ジ ヤー(ResearchDisclosme
)」誌86頁に記載されているもの(即ちメチルアクリ
レートー塩化ビニリデンーイタコン酸共重合体、やアク
ロニトリル−塩化ビニリデンーアクリル酸共重合体のラ
テックスから形成されるタイミング層)があげられる。
しかし、特開昭49−22935号に記載のタイミング
層では低温側における鯵透性の低下の程度が低く、十分
に現像おくれを補償できない。また前記の「Resea
rchDisclosure」誌に記載のタイミング層
では、人体に有害な化学物質でありしかも常温でガス状
態であってポリマーラテックスの製造にあたり特別の設
備を要する塩化ビニリデンを用いなければならないので
製造コストが上昇するという欠点がある。またこの様に
して作られたラテックスを塗布、製膜するにあたっては
十分に乾燥しない段階から高い温度の乾燥風を用いなけ
ればならず、このため形成されるタイミング層は水の急
激な蒸発により種々の欠陥を生ずる。欠陥としては例え
ば、得られる写真画像はスポット状故障をおこすことが
ある。さらに、カラー拡散転写法を用いるタイミング層
には次に挙げる特性が要求される。
01タイミング層と隣接層との間の剥離がおきないこと
、剥離がおきると製造工程や撮影中においてフィルムや
フィルムユニットの切断故障を生ずる。
【21 タイミング層を有する写真要素のタイミング層
塗布面とヒートシール用フィルムの接着剤面とを接着す
る場合に、ホットメルト型接着剤を用いてヒートシール
加工後に上記接着面は高い接着強度を有すること。
なぜなら接着強度が低いとヒートシール加工を利用した
フィルムユニットの高速大量生産ができない。従って本
発明の目的は従来公知の技術における前述した諸欠点を
改良した中和システムを有するカラー拡散転写法用写真
要素を提供することにある。
さらに、本発明の目的はヒートシール加工による高速大
量生産に適し、かつフィルムやフィルムユニットの切断
故障を生じにくいカラー拡散転写法用写真要素に用いら
れるタイミング層を提供することにある。
上記目的は、水性アルカリ現像液のpHを低下させるた
めの中和システム〔この中和システムは中和層とタイミ
ング層を含み、このタイミング層は前記の現像液がタイ
ミング層を経由して前記の中和層に到達するような位置
関係で該中和層の上または下に(直接または間接に)重
ね合わせて配置されている。
〕を有するカラー拡散転写法用写真要素における前記タ
イミング層として、下記のA群、B群およびC群或いは
A群、B群、C群およびD群より選ばれたそれぞれ少く
とも一種のモノマーを互いに乳化重合して得られるポリ
マーフナックス(フィルム形成性水性分散液)の少くと
も一種類から形成されたもの(該ポリマーラテツクス層
は水惨透性である)を用いる事によって効果的に達成で
きる。A群:遊離のカルボン酸基、スルホン酸基、もし
くはリン酸基またはその塩を少くとも一つ有するエチレ
ン系モノマー。
B群:一般式(1) で表わされるモノマー。
〔式中、×:水素原子、メチル基又は一 COOR,基 Y:水素原子、メチル基又は一(CH2)n一COOR
2Z:アリール基、一COOR3又は R1、R2、R3:これらは同じでも異っていてもよく
、脂肪族基またはアリール基を表わす。
n:0〜3の整数〕C群:グリシジル基を少くとも一つ
有するエチレン系モノマ一oD群:A群、B群及びC群
以外の単官能性または多官能性不飽和モノマーでしかも
A群、B群またはC群と共重合可能なモノマーであって
、具体的には次のモノマーから選ばれる。
アクリルアミド類、メタクリルアミド類、ビニルェーテ
ル類、ビニルケトン類、アリル化合物、オレフイソ類、
ビニル異節環化合物、不飽和ニトリルおよび多官能性モ
ノマ−。
次にA群、B群、C群及び○群のモノマーについて詳し
く説明する。
A群のモノマーとしては、前記の酸基の他にァルコキシ
カルボニル基、アリール基、カルバモィル基などの基を
有していてもよい。
また前記の酸基はエチレン残基(moieツ)中の炭素
ラジカルに直接結合していてもよいし、また原子または
原子団を介して結合していてもよい。A群のモノマーの
具体例としては、たとえば次の様なものがあげられる。
アクリル酸、メタクリル酸、ィタコン酸、マレイン酸、
イタコン酸モノアルキル(たとえばイタコン酸モノメチ
ル、ィタコン酸モノェチル、ィタコン酸モノブチルなど
)、マレィン酸モノアルキル(たとえばマレイン酸モノ
メチル、マレィン酸モノェチル、マレイン酸モノブチル
、マレィン酸モノオクチルなど)、シトラコン酸、スチ
レンスルホン酸、ビニルベンジルスルホン酸、ピニルス
ルホン酸、アクリロイルオキシアルキルスルホン酸(た
とえば、アクリロィルオキシメチルスルホン酸、アクリ
ロィルオキシェチルスルホン酸、アクリロィルオキシプ
ロピルスルホン酸、アクリロィルオキシブチルスルホン
酸など)、メタクリロィルオキシアルキルスルホン酸(
たとえばメタクリロイルオキシメチルスルホン酸、メタ
クリロィルオキシエチルスルホン酸、メタクリロィルオ
キシプoピルスルホン酸、メタクリロィルオキシブチル
スルホン酸など)、アクリルアミドアルキルスルホン酸
(たとえば2−アクリルアミドー2−メチルェタンスル
ホン酸、2ーアクリルアミドー2−メチルプロパンスル
ホン酸、2−アクリルアミド−2一メチルブタンスルホ
ン酸など)、メタクリルアミドァルキルスルホン酸(た
とえば2ーメタクリルアミド−2−メチルエタンスルホ
ン酸、2−メタクリルアミド−2ーメチルプロパンスル
ホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチルブタンスル
ホン酸など)、アクリロイルオキシアルキルホスフエー
ト(たとえばアクリロイルオキシエチルホスフエート、
3−アクリロイルオキシプロピル−2−ホスフエート、
など)、メタクリロイルオキシアルキルホスフエート(
たとえばメタクリロイルオキシエチルホスフエート、3
ーメタクリロイルオキシプロピル−2−ホスフエートな
ど)など。
また、前記の酸モノマー中のアルキル基としては、例え
ば炭素数1〜8程度のものである。
これらの酸はアルカリ金属イオン(好ましくはNが、K
+)又はアンモニウムイオンの塩であってもよい。B群
の一般式中、RI〜R3で代表される基のうち、脂肪族
基は直接または分岐アルキル基(環状のものも含む)お
よび置換アルキル基を含む。
アルキル基の炭素数としては、1〜12が好ましい。置
換ァルキル基の置換基としては、アリール基、アリーロ
キシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アシル基、アルキル
カルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、ァ
ミノ基(置換アミノ基も含み、置換基としてはアルキル
基、アリール基など。置換基の数は1〜2である)、ヒ
ドロキシ基、アルコキシ基、ヘテロ環残基(ヘテロ原子
としては、例えば酸素原子、窒素原子、硫黄原子など。
環の員数としては5〜6が好ましく、また環は不飽和で
も飽和でもよい。へテロ環には更に芳香環が縮合してい
てもよい。)などを挙げることができる。また、RI〜
R3で代表される基のうち、アリール基は、もちろん置
換されたフェニル基やナフチル基を含み、置換基として
は、置換アルキル基に関して先に挙げた置換基の他にア
ルキル基などを挙げることができる。
B群のモノマーとしては、たとえばアクリル酸ェステル
、メタクリル酸ェステル、クロトン酸ェステル、ビニル
ェステル、マレィン酸ジェステル、フマル酸ジェステル
、ィタコン酸ジェステル、スチレン類などがあげられる
更に、具体的なモノマーを示すならば、たとえばメチル
アクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアク
リレート、イソプロピルアクリレ−ト、n−ブチルアク
リレート、インブチルアクリレート、sec−ブチルア
クリレート、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリ
レート、笹rt−オクチルアクリレート、2−フヱノキ
シヱチルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート
、2−フロモエチルアクリレート、4ークロロブチルア
クリレート、シアノエチルアクリレート、2−アセトキ
シエチルアクリレート、ジメチルアミノヱチルアクリレ
ート、ベンジルアクリレート、メトキシベンジルアクリ
レ−ト、2−クロロシクロヘキシルアクリレート、2−
クロロシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルア
クリレート、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフ
ルフリルアクリレート、フエニルアクリレ−ト、5−ヒ
ドロキシベンチルアクリレート、2・2−ジメチル−3
−ヒドロキシプロピルアクリレート、2ーメトキシエチ
ルアクリレート、3ーメトキシブチルアクリレート、2
ーエトキシエチルアクリレート、2−iso−プロポキ
シエチルアクリレート、2−ブトキシエチルアクリレー
ト、2−(2−メトキシエトキシ)エチルアクリレート
、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、
山一メトキシポリエチレングリコールアクリレート(付
加モル数n=9)、1−フロモ−2−メトキシエチルア
クリレート、1・1−ジクロロー2−エトキシエチルア
クリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタ
クリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメ
タクリレート、sec−ブチルメタクリレート、アミル
メタクリレート、ヘキシルメタクリレ−ト、シクロヘキ
シルメタクリレート、ペンジルメタクリレート、クロロ
ベンジルメタクリレート、オクチルメタクリレート、ス
ルホプロピルメタクリレート、NーエチルーN−フヱニ
ルアミノエチル〆タクリレート、2一(3ーフエニルプ
ロピルオキシ)エチルメタクリレート、ジメチルアミノ
フエノキシエチルメタクリレート、フルフリルメタクリ
レート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、フエ
ニルメタクリレート、クレジルメタクリレート、ナフチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、3ーヒドロキシプロピルメタクリレート、4−ヒド
ロキシブチルメタクリレート、トリエチレングリコール
モノメタクリレート、ジプロピレングリコールモノメタ
クリレート、2ーメトキシエチルメタクリレート、3−
メトキシブチルメタクリレート、2ーアセトキシエチル
メタクリレート、アセトアセトキシエチルメタクリレー
ト、2ーエトキシエチルメタクリレート、2一isoー
プロポキシエチルメタクリレート、2ープトキシエチル
メタクリレート、2一(2ーメトキシエトキシ)エチル
メタクリレ−ト、2−(2ーエトキシエトキシ)エチル
メタクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチル
メタクリレ−ト、のーメトキシポリエチレングリコール
メタクリレート(付加モル数n=6)、ビニルアセテー
ト、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニル
イソブチレート、ピニルジメチルプロピオネート、ビニ
ルヱチルブチレート、ビニル/くレレート、ビニルカプ
ロエート、ピニルクロルアセテート、ビニルジクロルア
セテート、ビニルメトキシアセテート、ピニルブトキシ
アセテート、ビニルフエニルアセテート、ビニルアセト
アセテート、ビニルラクテート、ビニルー3−フエニル
ブチレート、ビニルシクロヘキシルカルボキシレート、
安息香酸ビニル、サリチル酸ビニル、クロル安息香酸ビ
ニル、テトラクロル安息香酸ビニル、ナフトェ酸ピーェ
ルなど;スチレン類、たとえば、スチレン、メチルスチ
レン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチル
スチレン、ジエチルスチレン、イソプロピルスチレン、
ブチルスチレン、ヘキシルスチレン、シクロヘキシルス
チレン、デシルスチレン、ペンジルスチレン、クロルメ
チルスチレン、トリフルオルメチルスチレン「ヱトキシ
メチルスチレン、アセトキシメチルスチレン、メトキシ
スチレン、4−メトキシー3ーメチルスチレン、ジメト
キシスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ト
リクロルスチレン、テトラクロルスチレン、ベンタクロ
ルスチレン、ブロムスチレン、ジブロムスチレン、ヨー
ドスチレン、フルオルスチレン、トリフルオルスチレン
、2−フロムー4ートリフルオルメチルスチレン、4−
フルオルー3ートリフルオルメチルスチレン、ビニル安
息香酸メチルエステルなど;クロトン酸ブチル、クロト
ン酸へキシル、グリセリンモノクロトネートなど;ィタ
コン酸ジメチル、ィタコン酸ジェチル、ィタコン酸ジブ
チルなど;マレィン酸ジェチル、マレィン酸ジメチル、
マレィン酸ジブチル、フマル酸ジェチル、フマル酸ジヘ
キシル、フマル酸ジブチルなど:C群のモノマーの具体
例としては、たとえば次の様なものがあげられる。
グリシジル基をもつものとしては、グリシジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、pービニル安息香酸
グリシジル、グリシジルクロトネート、グリシジルーQ
ークロルアクリレート、グリシジルイタコネート、グリ
シジルメチレンマロネート、グリシジルマレェートなど
があげられる。
D群のモノマーとしては、たとえば、アクリルアミド類
、メタクリルアミド類、ビニルェ−テル類、ビニルケト
ン類、アリル化合物、オレフィン類、ピニル異節環化合
物、不飽和ニトリル類などがある。
更に具体的に示すならば、 アクリルアミド類、たとえば、メチルアクリルアミド、
エチルアクリルフミド、プロピルアクリルアミド、イソ
プロピルアクリルアミド、ブチルアクリルアミド、te
rt一ブチルアクリルアミド、へプチルアクリルアミド
、tenーオクチルアクリルアミド、シクロヘキシルア
クリルアミド、ペンジルアクリルアミド、ヒドロキシメ
チルアクリルアミド、メトキシエチルアクリルアミド、
ジメチルアミノエチルアクリルアミド、ヒドロキシエチ
ルアクリルアミド、フエニルアクリルアミド、ヒドロキ
シフエニルアクリルアミド、トリルアクリルアミド、ナ
フチルアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ジエ
チルアクリルアミド、ジブチルアクリルアミド、ジイソ
ブチルアクリルアミド、N−(1・1ージメチルー3−
オキソブチル)アクリルアミド、メチルベンジルアクリ
ルアミド、ベンジルオキシエチルアクリルアミド、8−
シアノエチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリソ
、N−メチル−N−アクリロイルピベラジン、Nーアク
リロイルピベリジン、アクリロイルグリシン、N−(1
・1−ジメチルー3ーヒドロキシブチル)アクリルアミ
ド、N−8ーモルホリノエチルアクリルアミド、N−ア
クリロイルヘキサメチレンイミン、N−ヒドロキシエチ
ルーN−メチルアクリルアミド、N一2−アセトアミド
エチル−N−アセチルアクリルアミド、アクリルヒドラ
ジンなど:メタクリルアミド類、たとえば、メチルメタ
クリルアミド、tert−ブチルメタクリルアミド、に
rt−オクチルメタクリルアミド、ベンジルメタクリル
アミド、シクロヘキシルメタクリルアミド、フヱニルメ
タクリルアミド、ジメチルメタクリルアミド、ジエチル
メタクリルアミド、ジプロピルメタクリルアミド、ヒド
ロキシエチル−N−メチルメタクリルアミド、N−メチ
ル−Nーフエニルメタクリルアミド、N−エチル−N−
フエニルメタクリルアミド、メタクリルヒドラジンなど
;ァリル化合物、たとえば、酢酸アリル、カプロン酸フ
リル、カプリル酸アリル、ラウリン酸アリル、パルミチ
ン酸アリル、ステアリン酸アリル、安息香酸ァリル、ア
セト酢酸アリル、乳酸アリルなど、アリルオキシエタノ
ール、アリルブチルエーテル、アリルフエニルヱーテル
など;ビニルェーテル類、たとえば、メチルビニルェー
テル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルピニルエーテル
、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、エ
チルへキシルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエ
ーテル、ヱトキシエチルビニルエーテル、クロルエチル
ビニルエーテル、1−メチル−2・2−ジメチルプロピ
ルビニルエーテル「 2−エチルブチルビニルエーテル
、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコ
−ルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニルエー
テルなど;ビニルケトン類、たとえば、メチルビニルケ
トン、フエニルビニルケトン、メトキシヱチルビニルケ
トンなど;オレフイン類、たとえば、ジシク。
ペンタジェン、エチレン、ブロピレン、1ーブテン、1
−べンテン、1ーヘキセン、4−メチル−1ーベンテン
、1−へプテン、1ーオクテン、1−デセン、5−メチ
ル一1−ノネン、5・5ージメチルー1−オクテン、4
−メチル−1−へキセン、4・4ージメチルー1ーベン
テン、5ーメチルー1−へキセン、4−メチル−1−へ
プテン、5−メチル一1ーヘプテン、4・4−ジメチル
−1−へキセン、5・5・6ートリメチルー1ーヘプテ
ン、1ードデセンおよび1ーオクタデセンなど;ビニル
異節環化合物、たとえば、N−ビニルオキサゾリドン、
ビニルピリジン、ビニルピコリン、Nービニルイミダゾ
ール、N−ビニルー2−メチルイミダゾール、N−ビニ
ルトリアゾール、N−ビニル−3・5一ジメチルトリア
ゾール、Nービニルピロリドン、Nービニル−3・5−
ジメチルピラゾール、N−ビニルカル/ゞゾール、ビニ
ルチオフエン、N−ビニルサクシンイミド、N−ビニル
グルタルイミド、N−ビニルアジピミド、N−メチル−
Nービニルホルムアミド、N−エチル−N−ビニルホル
ムアミド、Nーメチル−N−ピニルアセトアミド、N−
エチル−N−ビニルアセトアミド、N−メチル−N−ビ
ニルプロピオンアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルピベリドン、N−ビニル−ご−カプロラクタム、N
−ビニル−2−ピリドン、など;不飽和ニトリル類、た
とえばアクリロニトリル、メタクロリロニトリルなど、
更にジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、メチレン
ビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリレ
ート、エチレングリコールジアクリレート、トリメチロ
ールプロ/fントリアクリレート、ベンタエリスリトー
ルトリメタクリレートなどの多官能性モノマーも含む。
これらのモノマーの中でも、モノマーの親水性、疎水性
、重合反応性、ポリマーラテックスの安定性、造膜性な
どの点からA群のモノマーの中では、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、2−アクリルアミドー2−メチ
ルプロパンスルホン酸が、B群のモノマーの中では、ア
クリル酸ェステル、メタクリル酸ェステル、スチレン類
が、C群のモノマーの中では、グリシジルアクリレート
、グリシジルメタクリレート、2−ヒドロキシー3ーク
ロルプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3ークロ
ルプロピルメタクリレートが好ましい。
ポリマーラテックスの共重合体組成比に関しては、この
ラテツクスを用いて形成されたタイミング層が適用され
るカラー拡散転写法用写真要素に所望される特性によっ
て適宜変化させる事ができる。
A群モノマー成分については、同成分が増大すればこの
ラテツクスを用いて形成されたタイミング層の浸透性が
増大する。好ましいA群モノマー成分の量は、ラテック
スポリマー固形分1グラム当り、0.1×10‐3モル
から2.2×10‐3モルの間である。特に好ましくは
同成分がラテックスポリマー固形分1グラム当り0.4
×10‐3モルから1.0×10‐3モルの範囲である
。B群モノマー成分は、ラテックスポリマー固形分の5
0〜9虫重量%が好ましく、特に80〜99重量%が好
適である。C群モノマー成分は0.1〜4の重量%が好
ましく、特に5〜20重量%が好ましい。D群モノマー
成分は、0〜49重量%が好ましく、特に0〜1塁重量
%が好適である。上記のモノマーの比率は、慣用のフリ
ーラジカル重合プロセスで重合反応器中へ添加する種々
のモノマーの相対的比率に基づくものである。
本発明のタイミング層を構成する好ましいポリマーラテ
ツクスの典型的な具体例にはつぎのようなものがあげら
れるが、これに限定されるものではない。{1} エチ
ルメタクリレートーアクリル酸ーグリシジルメタクリレ
ート共重合体(重量比87:3:10) ■ プロピルメタクリレートーアクリル酸ーグリシジル
アクリレート共重合体(重量比84:4:12) {3} n−ブチルメタクリレートーアクリル酸ーグリ
シジルアクリレート共重合体(重量比84:4:12) ‘4)sec−ブチルメタクリレートーアクリル酸−グ
リシジルメタクリレート共重合体(重量比77:3:2
0) ■ にrt−ブチルメタクリレートーアクリル酸一グリ
シジルアクリレート共重合体(重量比83:2:15) ■ n−ブチルメタクリレートーィタコン酸−グリシジ
ルアクリレート共重合体(重量比95:2.5:2.5
) ‘7’シクロヘキシルメタクリレートーアクリル酸ーグ
リシジルアクリレート共重合体(重量比77:3:20
) 【81テトラヒドロフルフリルメタクリレートーアクリ
ル酸−グリシジルアクリレ−ト共重合体(重量比78:
4:18)(9} 2ーアセトキシエチルメタクリレー
トーアクリル酸−グリシジルメタクリレート共重合体(
重量比87:3:10)OQ エチルアクリレートーメ
タクリル酸ーグリシジルメタクリレート共重合体(重量
比80:10:10) OU ペンジルアクリレートーアクリル酸−グリシジル
メタクレート共重合体(重量比80:4:16) 02 プロピルメタクリレートーマレイン酸−グリシジ
ルアクリレート共重合体(重量比79:1:20) 03 nーブチルメタクリレートービニルベンジルスル
ホン酸ナトリウム−pービニル安息香酸グリシジル共重
合体 (重量比66:9:25)0』 エチルアクリ
レートー2ーアクリルアミドー2ーメチルプロパンスル
ホン酸ーグリシジルアクリレート共重合体 (重量比
63:7:30)05)nープロピルメタクリレートー
2ーメタクリロイルオキシェチルスルホン酸ナトリウム
ーマレィン酸グリシジル共重合体(重量比87:8:5
) 08 nープチルメタクリレートーイタコン酸モノェチ
ル−ィタコン酸グリシジル共重合体(重量比84:7:
9) 07) sec−ブチルメタクリレート一2−メタクリ
ロイルオキシエチルホスフエートーグリシジルアクリレ
ート共重合体 (重量比80:9:11)■スチレソー
nーブチルアクリレート−アクリル酸ーグリシジルアク
リレート共重合体(重量比47.9:38.1:2:1
2)側 スチレンーnーブチルアクリレートーアクリル
酸ーグリシジルアクリレート共重合体(重量比46.8
:37.2:4:12)■ スチレンーエトキシーエチ
ルアクリレートーアクリル酸−グリシジルアクリレート
共重合体(重量比43:43:4:10)細スチレンー
nーブチルアクリレートーイタコン酸−グリシジルメタ
クリレート共重合体(重量比44:42:3:11) 雌 スチレンーn−ブチルアクリレートーイタコン酸ー
グリシジルメタクリレート共重合体(重量比40:斑:
8:14) 23 スチレンーnーブチルアクリレートーアクリル酸
ーグリシジルメタクリレート共重合体(重量比44.2
:34.8:6:15)剛 スチレンーn−ブチルアク
リレートーアクリル酸ーグリシジルメタクリレート共重
合体(重量比44.6:35.4:8:12)■ スチ
レンーエチルアクリレートー2一アクリルアミドー2ー
メチルプロパンスルホン酸ーグリシジルクロトネート共
重合体(重量比38:48:12:2) 脇メチルメタクリレートーnーブチルメタクリレートー
ィタコン酸ーグリシジルアクリレート共重合体
(重量比10:80:3:7)肋ペンジルメタクリレー
ト−2−エチルヘキシルアクリレートーアクリル酸ーグ
リシジルメタクリレート共重合体(重量比50:32:
5:13)位母 nーブチルメタクリレートー2ーヒド
ロキシェチルメタクリレートーアクリル酸ーグリシジル
アクリレート共重合体(重量比63:5:5:27) ■ n−ブチルメタクリレートーアクリル酸−2ーアク
リルアミドー2ーメチルプロパンスルホン酸−グリシジ
ルアクリレート共重合体(重量比54:2:4:40) ■ペンジルメタクリレート−ビニルアセテートーアクリ
ル酸−グリシジルメタクリレート共重合体
(重量比30:60:4:6)6U ビニルトルエン
ーエトキシエチルアクリレートーアクリル酸ーグリシジ
ルメタクリレート共重合体 (重量比45:4
0:3:12)Q2 スチレンーマレィン酸ジブチルー
マレイン酸−グリシジル−Q−クロルーアクIJレート
共重合体 (重量比50:44:3:3)G
3n−ブチルメタクリレート−N−(1・1−ジメチル
ー3−オキソブチル)アクリルアミドーアクリル酸−グ
リシジルメタクリレート共重合体 (重量
比60:30:3:7)雌 nーブチルメタクリレート
ーアクリロニトリルーアクリル酸ーグIJシジルアクリ
レート共量合体 (重量比75:10:7
:8)■ スチレンーnーブチルアクリレートーアクリ
ル酸−ジビニルベンゼンーグリシジルアクリレート共重
合体 (重量比42:40:3:3:12)38 テト
ラヒドロフルフリルメタクリレートーエチルアクリレー
トーアクリル酸−グリシジルアクリレートーグリシジル
クロトネート共重合体(重量比55:30:4:7:4
)前記の重量比はポリマーラテックス合成時の各モノマ
ーの添加重量比である。
本発明に用いられるポリマーラテックスの合成法はポリ
マーを合成する分野の当業者に周知の方法に従って合成
できる。
本願明細書に記載の指針と更にたとえば米国特許291
449y号、同3033833号、同354789y号
、カナダ国特許704778号及び特磯昭51−148
球y号を参考にすれば本発明に使用するポリマーラテツ
クスは容易に合成できる。前記の典型的な具体例である
ポリマーラテックスはいずれも特磯昭51−14858
y号明細書に記載の合成例1、3及び5に準じて合成さ
れた。本発明のタイミング層用ラテックスの粒子サイズ
は平均で0.05〜0.4仏程度が好ましく特に好まし
くは0.05〜0.2山であるが、タイミング層の使用
目的に応じて調節することができ、制限はない(この平
均粒子サイズは慣用の方法で顕微鏡で粒子の直径を測定
し、これらを数平均したものである。
)。本発明のタイミング層は、前述の方法で製造したポ
リマーラテックスの少くとも一種をそのままの濃度で又
は水で適宜希釈して中和層上に直後または間接に塗布し
て設ける事ができる。
ここで、「間接に」とは、その他のタイミング層(例え
ばセルロースアセテート層)や密着改良層などの層を介
して中和層上に本発明のタイミング層を塗布する事を意
味する。密着改良層としては、ゼラチンやポリピニルァ
ルコールなどの親水性コロイドを含む層などである。
この層はタイミング層を兼ねることもできる。本発明の
写真要素としては、「感光要素」の上を覆うためのカバ
ーシート(但し、中和システムが組込まれている。
)であってもよいし、また、支持体上に順次塗設された
「受像要素」および「感光要素」からなる感光シート並
びに中和システムを有する「カバーシート」および該感
光要素とカバーシートの間に延展されるべく「処理要素
」が一体となっている(但し、これらの要素は必要に応
じて剥離できるものであってもよい。)、いわゆる積層
一体型のフィルム・ユニットである事が好ましい。また
、本発明の写真要素は、支持体上に塗設された受像要素
と支持体上に中和層、タイミング層、感光要素の順に塗
設された都材との間に現像処理液を延展する、いわゆる
剥離可能でネガ利用できる型のフィルム・ユニットであ
ってもよい。更に、好ましい態様ではないが、本発明の
中和システムは受像要素中であってもよい。本発明のタ
イミング層と前記の特関昭49−22935号に記載の
タイミング層とは次の表に示すような点で本質的に異る
本発明で用いるラテックス中には合成時にモノマーを乳
化するために用いた界面活性剤(この具体例については
あとで詳述する)が含まれる。
この界面活性剤は水にとけるものが使われるために、そ
の界面活性剤が特関昭49−22935号明細書に記載
された水非鯵透性連続相と共存する水鯵透性不連続相の
役目をしていると誤解される可能性があるのでここで乳
化用界面活性剤は水惨透性不連続相となり得ないことを
強調しておきたい。その根拠についてここでのべる。我
々は本発明で用いるラテツクスにつき合成時に用いる界
面活性剤の量を次第に減少させて0に外挿して、タイミ
ング層としての機能(水惨透性)と使用界面活性剤量と
をブロットしたところ、ラテックスの製造で添加する界
面活性剤の使用量は本質的に徴量(ラテックスポリマー
固型成分の約0.5ないしせいぜい6重量%)であるた
め、水鯵透性は界面活性剤の使用量に依存しない事を確
認した。従って本発明のタイミング層は原料中に水港性
の乳化剤を含むものではあってもその乳化剤はタイミン
グ層の水惨透性を増大させるものではないことが確認さ
れたわけである。更にまた日本特許公開49−2293
5号明細書では界面活性剤については水鯵透性不連続相
としての例示がなく、ラテックス合成の際おのずから含
まれる界面活性剤は上記不連続相とみなされないと判断
される。本発明のタイミング層用ラテックスは、公知の
方法、例えばスパイラル・ロッド(spiralrod
)コーター、エクストルージヨン・コーター、デ十イツ
プ・コーター、ェアナイフ・コーターなどを用いた方法
により塗設できる。
このラテックス中には目的に応じて種々の添加剤を混入
することができる。
上記添加剤としては塗布の際ぬれをよくするための界面
活性剤、製膜を容易にさせるための溶剤(例えばメチル
セロソルフ、エチルセロソルブ、シクロヘキサノン、ト
ルェンなど)、製造時や使用時の接着故障をおこさない
ために用いる、粉末シリカやビーズ状ポリマーなどのマ
ット剤、皮膜の強度を向上させるための充テン剤(例え
ばコロイド状シリカ、二酸化チタン、カーボンブラック
、ケィソウ士など)、皮膜の柔軟性を向上させるための
可塑剤(例えばジブチルフタレート、ジヘキシルフタレ
ートなどのフタル酸ェステル類、トリアルキルホスフエ
ート、トリクレジルフオスフェートなどのリン酸ェステ
ル類)、などを目的に応じて用いることが望ましい。
上記添加剤の使用量は目的に応じてえらばれるが、ラテ
ツクスポリマー固形分当り好ましくは1〜20%(重量
)特に好ましくは1〜10%(重量)である。但し、前
記のぬれをよくするための界面活性剤の使用量は0.0
5〜0.5%程度が好ましい範囲である。
本発明のタイミング層形成用ポリマーラテツクスには必
要に応じて相溶性のよい他のポリマーフテツクスを混合
して用いることができる。
例えば皮膜の柔軟性を上昇させたり、表面のすべりをよ
くさせる目的で必要なポリマー物性を有する他のポリマ
ーラテックスを混合して用いることができる。この場合
本発明のタイミング層形成用ポリマーラテツクスに対し
他のポリマーラテツクスの量が重量比で0.1〜200
%程度の範囲で用いるのが好ましく更に好ましくは1〜
100%の範囲で用いるのが好ましいが特に制限はない
。本発明のタイミング層の厚さは、好ましくは0.5〜
20〆、特に好ましくは2〜8仏であるが、タイミング
層の使用目的に応じて自由にえらぶことができ特に制限
はない。
本発明のタイミング層を塗設する際の乾燥方式としては
赤外線、超短波など電磁波を用いる方式、熱ドラムを用
いる方式などの接触伝熱方式、熱風による方式などが好
んで用いられるが、何れの方式をとるにせよラテックス
から透明な膜を作り架橋基(グリシジル基またはその前
駆体)を完全に反応させるのに必要な最低エネルギーを
少しこえる程度のエネルギー量で透明膜を作製したあと
残存する水分その他の揮発成分を十分大きなエネルギー
をかけて放散させるのがのぞましい。
もし乾燥の際、膜の形成が十分でないうちに過大量のエ
ネルギーをかけて乾燥すると水分などの揮発成分が急激
に蒸発し沸騰することもある。この様な場合、出釆上っ
たタイミング層皮膜は穴があくなどの欠陥が多く出来る
。欠陥個所では他の個所にくらベアルカリ液の透過が極
端にはやくなることがあり、このため写真画像にスポッ
ト状故障を生ずることがある。本発明のタイミング層用
ラテックスは比較的低温で透明皮膜を形成するので、前
記の様に本発明者らが推奨する方法で乾燥すれば欠陥の
少し、非常に均一な膜が得られる。上述の如く、本願発
明に用いるタイミング層の皮膜形成時には乾燥条件が重
要である。本願発明に用いるポリマーラテツクス・タイ
ミング層の皮膜形成時の乾燥条件はポリマーラテックス
層は水惨透性である範囲内で用いられることが本願発明
の実施には好ましい。本発明に用いるタイミング層は中
和層によるアルカリ吸収の速度をコントロールすること
ができる他、本発明に用いるタイミング層を基準にして
ハロゲン化銀乳剤層と反対側にある層内の物質の拡散移
動をコントロールすることができる。
この反対側にある層としては例えば中和層である。そこ
で中和層について説明すると、現像時初期にはハロゲン
化銀層に達していると不都合な化学作用をする現像抑制
剤やその前駆体(現像抑制剤放出型のカプラ−やハイド
oキノンなどやその他、仏国特許2282124に記載
のあるような加水分解により現像抑制剤を放出する化合
物)、光退色防止用の還元剤などを予め中和層に混入し
ておく事が好ましいが、本発明のタイミング層の塗設に
より、それらを現像初期にはハロゲン化銀乳剤層に達し
ない様ブロックし現像が十分すすんだ後に作用する様に
することができる。もちろんこれら添加剤の効果の温度
コントロールもすることができる。例えば中和層に、過
剰の現像を抑制するための現像抑制剤またはその前駆体
を混入しておくと、いずれの温度においても現像開始時
には現像抑制をすることなく現像が十分にすすんだあと
現像を抑制してついには停止させることができる。これ
によって過剰の現像によるスティン発生や画像濃度の増
大などを防ぐことができる。特に現像温度が高いとき、
現像速度が非常にはやく現像過剰によるステイン発生が
おこりやすいので、このような場合に温度上昇と共に惨
透性が非常に大きくなる性質をもつことに特色のある本
発明のタイミング層を用いると、上言己不都合を防止す
るのに好適である。現像抑制剤放出型カプラー(DIR
カプラー)としては、たとえば米国特許3227554
号、同3617291号、同3701783号、同37
90384号、同3632345号、西独特許出願(O
LS)2414006号、同2454301号、同24
5432y号、英国特許953454号、特開昭52−
69624号に記載されたものが使用できる。
現像にともなって現像抑制剤を放出するその他の化合物
としては、例えば米国特許3297445号、同337
9529号、西独特許出願(OLS)2417914号
に記載のものが使用できる。本発明のタイミング層を用
いると、低温側における高pH持続効果が特に顕著であ
る。また、適度にこの高pHの持続時間を調節すること
によって、転写画像濃度の低下をほぼ完全に補正できる
ので、処理温度の変化にかかわらず一定の転写画像濃度
を得ることができる。また、本発明のタイミング層を用
いると、水惨透性が温度上昇と共に著しく大きくなり測
定温度範囲を0℃から40ooの範囲に設定した場合、
温度が1び○上昇する毎に水の透過速度を2.5倍以上
増大させうるという効果が偽られる。
この効果によつて、高温では処理液が本発明に用いるタ
イミング層を通過して中和層に到達しやすくなるので、
処理液のpHが遠く低下して過度の現像が抑制される、
つまり過剰の転写画像が得られる事が防止できる、とい
う利点が得られる。また本発明に用いるタイミング層は
皮膜強度が高く外部からの機械的作用を受けた際にも隣
接層との界面付近で皮膜が切断されることがないので、
製造工程中あるいは撮影中剥離をおこしたり、フィルム
やフィルムユニットが切断破壊いこくい特長を有する。
また本発明に用いるタイミング層はホットメルト型接着
剤との間でヒートシール加工の際にヒートシール後の接
着強度が高いので、ヒートシール加工システムを利用し
たフィルムユニットの高速大量生産が容易にできる特長
を有する。本発明に用いるタイミング層を有する写真要
素をヒートシール加工する際用いるホットメルト型接着
剤としては通常知られているホットメルト型接着剤なら
ば何れを用いても容易にヒートシール加工することがで
きる。
この場合ホットメルト型接着剤を塗布した支持体と、本
発明に用いるタイミング層を塗布した写真要素のタイミ
ング層側とを合わせ、加熱された金属ブロックの間には
さんでヒートシール加工が行われる。本発明に用いるタ
イミング層との間でヒートシール加工するのに用いられ
るホットメルト型接着剤としてはポリエチレン−酢酸ビ
ニル系接着剤などの他リサーチ デスクロージヤー(R
esearchDisclos川e)1977年6発行
の158巻NO.1583y号もこ記載された接着剤な
どを、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリカー
ボネートフイルム又はトリァセチルセルロースフィルム
などの上に塗布して用いるのが特に有利である。
ヒートール後の剥離強度は通常の引っ張り試験器などに
より容易に行うことができる。また、本発明で用いるラ
テックスの製造にあたっては、安価な原料を用い、また
簡単な設備を用いて製造できるため製造コストが安いと
いう利点が得られる。
また本発明のラテツクスを用いると、塗布乾燥にあたり
水分が塗膜中に多く残っている間は比較的低温の条件に
より徐々に乾燥して欠陥の少し、膜としたあと、高温条
件でラテックス粒子を十分に融着させてタイミング層の
膜を完成するため、写真画像に故障をおこす様な欠陥は
解消できるという利点もある。温度上昇と共に水鯵透性
が著しく上昇する本発明のタイミング層の有用性の評価
は、写真現像の温度変化と水鯵透性の温度変化との対応
によりすることができる。
タイミング層の水惨透性は、実用上タイミング層中をア
ルカリ性処理液が透過しそのpHが中和層にアルカリが
吸収されることにより低下するに要する所要時間を尺度
として議論するのがのぞましL、。
この場合pHがpH10(このpHは当業界で写真現像
が実質的に停止すると認識されている。
)に達するまでの所要時間を測定し、その温度による変
化率と転写画像濃度の温度変化との対応をとってみると
非常によい対応関係があることがわかった。餌が10に
達するまでの所要時間は−測定用ガラス電極を特にこの
目的に改良したものを用いて電気的に測定することもで
きるが、アルカリ性条件下で分解しないpH指示薬色素
を用いて測定するのが好適である。特に後で実施例に記
載した様なpH子旨示薬としてpHIOで変色する色素
であるチモールフタレィンを用いる方法により測定する
のが好適である。チモールフタレィンを用い本発明の実
施例で示す方法でアルカリ処理液のpHが10まで低下
する時間の温度変化率を、本発明に用いるタイミング層
と他の先行技術によるタイミング層について測定し画像
転写濃度の温度変化と対応をとってみたところ明らかな
相関関係がみられた。
測定温度を通常人間が住むに好適な25ooとやや低め
の15q○の2点に定め、pHが10に達するまでの所
要時間の変化率、即ちT,5/L5(T,5、T25は
各々15qo、25qoにおけるpHIOまで達する所
要時間)を尺度にして、本発明のタイミング層の好まし
い範囲を規定するのが好適である。実施例1の方法に従
って測定したT,5/T医の値が250〜60000で
あるものが好ましく、特に好ましくは300〜500%
である。
先記の特開昭49−22935号に記載のタイミング層
では、この値の範囲をカバーすることはできず従ってこ
の先行技術のタイミング層を用いたときには転写画像濃
度の温度依存性が大きい。
本発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、塩化銀、臭化銀
、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀もしくはこれらの混
合物の親水性コロイド状分散物であって、ハロゲン組成
は感光材料の使用目的と処理条件に応じて選択されるが
、沃化物舎量が1モル%から10モル%(塩化物含量が
30モル%以下であり)、残余が臭化物であるような沃
臭化銀ないし塩沃臭化銀乳剤が特に好ましい。
用いるハロゲン化銀の粒子サイズは通常粒子サイズでも
微粒子サイズでもよいが、平均粒子径が約0.1ミクロ
ンから約2ミクロンの範囲にあるものが好ましい。更に
、感光材料の使用目的によっては粒子径が均一なもので
あることが望ましい。用いる粒子の晶形は立方晶形でも
、八面体或いは混合晶形であってもよい。これらのハロ
ゲン化銀乳剤は、例えば、P.グラフキデ(GIafk
ides)著「シミーホトグラフイーク(Chimie
Phoのgraphique)」(第2版、1957年
:Pa山 Montel.Paris)第1幻章〜第2
3章‘こ記述されているような慣用の方法によって作る
ことができる。本発明に使用するハロゲン化銀乳剤はゼ
ラチンに含有されている天然増感剤、チオ硫酸ナトリウ
ムまたはN・N・N′−トリェチルテオ尿素の如き硫黄
増感剤;一価金のチオシアネート鍔塩、チオ硫酸錯塩の
如き金増感剤;または塩化第1スズ、ヘキサメチレンテ
トラミンの如き還元増感剤と組合せて加熱処理すること
によって化学増感されていることが望ましい。
本発明には粒子表面に糟像を形成し易い乳剤も用いるこ
とができるが、米国特許第2497875、同2588
982、同3456953 同3761276、同32
06313、同3317322、同3761260 同
3850637、同3923513同3736140、
同3761267、同3854949号に記載されてい
るような内部潜像型直接反転乳剤を用いることが好まし
い。本発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、慣用の安定
化剤により安定化することができる。
さらに使用するハロゲン化銀乳剤にポリエチレンオキサ
ィド化合物のような増感性化合物を含有してもよい。本
発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、所望に応じて分光
増感を施してもよい。
有用な分光増感剤にはシアニン額、メロシアニン類、ホ
。ポーラシアニン類、スチリル類、ヘミシアニン類、オ
キサノール類、ヘミオキサノール類等がある。分光増感
剤の具体的な例は前述のP.GIa比idesの著書第
39章〜41章及びF.M.へィマー(Hameて)著
「ザシアニン アンドリレーテツドコンパウ ン ズ
( The Cyanine and Related
Compounds)」(InteRclence)に
記載されている。
特に塩基性複素環核の窒素原子がヒドロキシル基、カル
ポキシル基、スルホ基を有する脂肪族基(例えばアルキ
ル基)によって置換されているシアニン類、例えば米国
特許2503776号、同3459553号、同317
7210号に記載されているようなものは本発明の実施
に特に有用である。本発明の写真乳剤と紙合せて用いる
拡散転写法用色像供与物質としては、例えば米国特許3
227551号、3227554号、3443939号
、344394び号、3658524号、369斑97
号、3725062号、3728113号、37514
06号、392976び号、3931144号、393
2381号、英国特許840731号、9043M号、
10総331号、西独特許公開(OB)1930215
号、2214381号、松28361号、松42762
号、2317134号、240290ぴ号、24066
26号、2406653号、特関昭49一114424
号、49一126332号、48−33826号、49
一126331号、50一115528号、51一11
3624号、51−104343号などに記載の化合物
を用いる事ができるが、なかでもDRR化合物の使用が
好ましい。
DRR化合物の具体例としては、上記特許明細書に記さ
れているものの他、マゼンタ染料像形成物質としては1
ーヒドロキシ−2−テトラメチレンスルフアモイルー4
一〔3′ーメチルー4−(2″−ヒドロキシ−4″ーメ
チルー5″ーヘキサデシルオキシフエニルスルフアモイ
ル)−フエニルアゾ〕ーナフタレン、イエロー染料像形
成物質としては1ーフエニル−3ーシアノー4」3f2
″ーヒドロキシー4″−メチル−5″f2′′′・4′
′′ージ−t−ベンチルフエノキシアセトアミノ)−フ
エニルスルフアモイル〕フエニルアゾ}一5−ピラゾロ
ンなどがあげられる。
本発明においてDRR化合物を用いる場合、これをクロ
ス酸化できるものであれば、どのようなハロゲン化銀現
像薬でも使用することができる。
このような現像薬は、アルカリ性処理組成物(処理要素
)の中に含ませてもよいし、感光要素の適当な層に含ま
せてもよい。本発明において使用しうる現像薬の例をあ
げると次の通りである。ハイドロキノン、アミノフェノ
ール、例えば、Nーメチルアミノフヱノール、1−フエ
ニルー3ーピラゾリドン、1ーフエニルー4・4ージメ
チル−3−ピラゾリドン、1ーフエニル−4ーメチルー
4−オキシメチルー3ーピラゾリドン、N・Nージエチ
ルーpーフエニレンジアミン、3−メチル−N・N−ジ
エチル−p−フエニレンジアミン、3−メトキシーN−
エトキシーp−フエニレンジアミンなど。ここにあげた
もののなかでは、一般に受像層(媒染層)のスティン形
成を軽減する性質を具えている白黒現像剤が、特に好ま
しい。
本発明の実施に当り、DRR化合物を用いた場合、露光
量に応じて現像の起こるいわゆる普通型乳剤を用いると
転写像はネガ像、残存像はポジ像を形成する。
一方、ハロゲン化銀乳剤が未露光領域で現像される、い
わゆる直接反転ハロゲン化銀乳剤(たとえば内部潜像型
乳剤またはソーラリゼーション型乳剤など)であれば、
フィルム・ユニットの受像部位にポジ画像が得られる。
上記のソーラリゼーション型乳剤については、Mees
線「The Theoひ of the Photog
raphicRrMess」(1942年:McMma
nCo.NewYork)261〜297ページに記載
されているものが有用である。
その調製法については、例えば英国特許443245号
、同46273び号、米国特許2005837号、同2
541472号、同3367778号、同350130
5号、同3501306号および同3501307号等
に記載されている。本発明に有利に使用される内部潜像
型直接ポジ乳剤については、先に挙げた米国特許明細書
等に記載がある。
本発明で使用する直接反転写真乳剤は嫁露光後、カブら
し剤の存在下で現像処理するかまたは米国特許2456
953(KnottとStevens)に記載されてい
るように像露光後、表面現像処理中に一様露光(高照度
短時間露光、即ち10‐2秒よりも短い露光、でも低照
度長時間露光でもよい)をあててカブらせる事によって
、直接ポジ像を得ることができる。
カプらせる程度を容易に調節できるという点で、カブら
し剤を使用する方が好ましい。カプらし剤は感材中に含
有させてもよいし、現像液中に添加してもよいが、感材
中に含有させる方が好ましい。この型の乳剤のカブラせ
剤としては、米国特許2技総982号、同256878
5号に記載されたヒドラジン類、同3幻7552号‘こ
記載されたヒドラジドとヒドラゾン、英国特許128粉
35号、特公昭49−38164号、米国特許3734
738号、同3719494号、同3615615号に
記載された四級塩化合物が代表的なものである。ここで
使用されるカプラシ剤の量は、所望とする結果に応じて
広範囲に変えることができる。
このカブラシ剤の濃度は、一般に、感光材料中に添加さ
れる場合、50の9〜10夕/1モルAg、好ましくは
300の9〜5タノ1モルAgの範囲で使用される。カ
ブラシ剤を現像液中に加える場合には、一般に現像液1
夕について約0.05ないし5夕(好ましくは0.1〜
1夕)である。
カブラシ剤を感光材料中のいずれかの層に含ませる場合
、そのカブラシ剤を耐拡散性にすることも目的の為に有
効である。耐拡散性にする手段としてはカプラーで通常
用いられているバラスト基をカブらし剤に結合するのが
有効である。さらに、米国特許3227551号、32
27554号、同3364022号1こ記載されている
ようなDIR反転乳剤方式、あるいは英国特許9043
64号に記載されているような溶解物理現像による反転
乳剤方式によっても、転写ボジ像を得ることができる。
米国特許322755ぴ号および同3227552号、
英国特許1330524号などに、カラー拡散転写画像
を得るための一連のプロセスが記載されている。本発明
でDDRカプラ−を用いる場合のカラー現像主薬として
は、米国特許3227552号、同2559643号お
よび同3813244号に記載されているバラフェニレ
ンジアミン誘導体が代表的なものである。
さらに特関昭48−26134に記載されているが如き
p−アミノーフェノール誘導体も有利に使用できる。か
かるカラー現像主薬は、好ましくは破壊可能な容器の中
に入れられた現像用アルカリ性処理組成物中に存在させ
る。カラー現像主薬はまた、フィルム・ユニットのネガ
部分に別個の層を設けてその中に含有させることもでき
、またはハロゲン化銀乳剤層と同一の層中に存在させる
こともできる。受像要素は米国特許3148061号に
記載されたポリー4ービニルピリジンーラテツクス(特
にポリビニルアルコール中の)、米国特許300斑72
号記載のポリビニルピロリドン、米国特許323933
7号、同39斑995同3770439 同斑斑俳斑号
、西独特許出願(OB)2264073号などに記され
ているような、四級アンモニウム塩またはフオスフオニ
ウム塩を含むポリマーなどの煤梁剤から成るような梁層
を有することが必須である。
煤梁剤としては、米国特許2882156号、同362
5694号、同370969ぴ号などに記載の塩基性ポ
リマ−も有効である。その他米国特許2484430号
、同3271147号、同318430y号、同327
1147号などに記載された煤梁剤も有効である。本発
明で使用する感光シートは処理中に著しい寸度変化を起
さない支持体を有する。
かかる支持体の例としては、通常の写真感光材料に用い
られているセルロースアセテートフイルム、ポリスチレ
ンフイルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポ
リカーボネートフィルム等があげられる。そのほかに、
支持体として有効なのは、たとえば紙および表面をポリ
エチレンのような水を透さないポリマーでラミネートし
た紙などである。本発明に使用する中和層を構成する好
ましい酸性物質としては、米国特許第2983606号
、同2584030号、同336281少号などに記載
されているものが代表的である。中和層にはこれらの酸
性物質の外に、セルローズ・ナイトレート、ポリ酢酸ビ
ニルの如きポリマーを含有させることができ、米国特許
3557237号に記載されているように可塑剤を含有
させることもできる。ドイツ特許出願(OLS)203
8254号に記載されているように酸性物質はミクロカ
プセル化してフィルムユニットに組入れることができる
。本発明に使用する処理組成物は、ハロゲン化銀乳剤の
現像と拡散転写色素像の形成とに必要な処理成分を含有
した液状組成物であって、溶媒の主体は水であり、他に
メタノール、メチルセロソルプの如き親水性溶媒を含む
こともある。
処理組成物は、乳剤層の現像を起させるに必要なpHを
維持し、現像と色素像形成の諸過程中に生成する酸(例
えば臭化水素酸等のハロゲン化水素酸、酢酸等のカルボ
ン酸等)を中和するに足りる量のアルカリを含有してい
る。アルカリとしては水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム分散物、水酸化
テトラメチルアンモニウム、炭酸ナトリウム、リン酸3
ナトリウム、ジェチルアミン等のアルカリ金属もしくは
アルカリ士類金属塩、又はアミン類が使用され、好まし
〈は室温において約i2以上のpHをもつ、特にPHI
山〆上となるような濃度の苛性アルカリを含有させるこ
とが望ましい。さらに好ましくは処理組成物は高分子量
のポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセル。ーズ
、ナトリウムカルボキシメチルセルローズの如き親水性
ポリマーを含有している。これらのポリマーは処理組成
物に室温で1ボイス以上、好ましくは数百(500〜6
00)乃至1000ボイス程度の粘度を与え、処理時の
組成物の均一な展開を容易にするばかりでなく、処理の
過程で感光要素と受像要素に水性溶媒が移動して処理組
成が濃縮されたときには非流動性の膜を形成して、処理
後のフィルムユニットが一体化するのを助ける。このポ
リマー隙は、拡散転写色素隊の形成が実質的に終了した
のちには、それ以上の着色成分の受像層への移動を抑制
して画像の変化を防止するのに役立てることもできる。
処理組成物はこの他に、処理中にハロゲン化銀乳剤が外
部光によってカブるのを防止するためにTi02、カー
ボンブラック、pH指示色素のような吸光性物質や、米
国特許3579333号に記載されているような減感剤
を含有していることが場合によっては有利である。
さらに処理液組成物中にはペンゾトリアゾールの如き現
像抑制剤を添加することができる。上記の処理組成物は
、米国特許2543181号、同2643886号、同
2653732号、同273051号、同305649
1号、同3056492号、同3152515号等に記
載されているような破裂可能な容器に入れて使用するこ
とが好ましい。
本発明による写真フィルムユニット、すなわち、一対の
並置させた押圧部材の間にそのフィルムユニットを通過
せしめることにより処理を行ない得るようにされている
フィルムユニットは、下記の要素:‘1) 前述のよう
な感光要素、 ■ 前述のような受像要素、及び ‘3} 例えば破裂可能な容器のような、フィルムユニ
ット内部において、アルカリ性処理組成物を放出するた
めの手段を含み、かつハロゲン化銀現像剤を含有してい
る。
前記フィルムユニットにおける感光要素は、露光後、そ
の受像要素と面対面の関係で重ね合わされて、一般には
この両要素の間にアルカリ性処理組成物を展開すること
によって処理される。
この際、受像要素を転写後に剥離してもよいし、米国特
許3415645号に記されているように、剥離するこ
となく像を鑑賞できるようにしてもよい。別の具体例に
おいては前記フィルムユニットにおける受像層は、支持
体と感光性ハロゲン化銀乳剤層と一体化して配置させる
こともできる。たとえばベルギー特許第75796び号
に開示されているように透明な支持体に受像層、実質的
に不透明な光反射層(例えばTi02層とカーボンブラ
ック層)そして前記したような単数又は複数の感光要素
により成る感光性層を塗布したものが有効である。感光
要素に露光した後、不透明なカバーシート(本発明の中
和システムが組込まれている。)と面対面に重ね、両者
の間に処理組成物を展開する。重ね合わせて一体化した
タイプであって、本発明を適用し得るもう1つの態様は
、ベルギー特許第757959号に開示されている。こ
の態様によれば、透明な支持体の上に、受像層、実質的
に不透明な光反射層(たとえば前記のようなもの)、そ
して前記した単数又は複数の感光層を塗布し、さらに透
明なカバーシート(本発明の中和システムが組込まれて
いる。)を面対面に重ねる。不透明化剤(たとえばカー
ボンブラック)を含むアルカリ性処理組成物を収容する
破裂可能な容器は、上記感光層の最上層と透明なトップ
シートに隣接して配置される。このようなフィルムユニ
ットを、透明なカバーシートを介して露光し、カメラか
ら取り出す際に押圧部材によって容器を破裂させ、処理
組成物(不透明化剤を含む)を感光層とカバーシートと
の間に一面にわたって展開する。これにより、フィルム
ユニットは遮光され、現像が進行する。また、本発明に
於てDRR化合物またはDDRカプラ−を使用すること
ができる別の有用な積層一体化形態は、米国特許第34
15644号、同第3415645号、同第34156
46号、同第3647487号、及び同第363570
7号、ドイツ特許出願(OB)2426980号に記載
されている。
実施例 1 厚さ100仏のポリエチレンテレフタレートフイルム上
に下記の(1)に示した処方で中和層を塗布し、その上
に下記(D)に示した処方でセルロースアセテートタイ
ミング層を塗布した。
更にその上に表Aに示した様にポリマーラテックスを塗
布し本発明に用いるタイミング層を形成させた。これら
の塗布物を各々カバーシートNO.1〜6とした。No
.5及び6は特願昭51一14858y号(侍関昭53
−72622号)に記載のポリマーラテツクスに関する
ものである。No.5に用いたポリマーラテツクス(a
}はスチレンーブチルアクリレートーアクリル酸共重合
体(重量比53.4:43.6:3)で、No.6に用
いたポリマーラテツクス‘b)はスチレンーブチルアク
リレートーアクリル酸共重合体(重量比51.7:42
.3:6)である。
(1)中和層の塗布 平均分子量50000のアクリル酸−ブチルアクリレー
ト(モル比8:2)共重合体の20%溶液(溶媒はアセ
トン−水3:1(体積比))lk9に対し、5÷2−シ
アノェチルチオチ1フェニルテトラゾールを3.8タ熔
解する。
この液をェクストルージョンコーターにより一平方メー
トルあたり、110タ塗布し風速毎秒5肌、温度120
℃、露光5℃の乾燥風により5分間乾燥し厚さ約20山
の膜を得た。(0)セルロースアセテートタイミング層
の塗布酢化度52.1%(加水分解により放出される酢
酸の重量が試料19あたり0.521夕のもの)のセル
ロースアセテート(ダイセル株式会社製LM−70)5
5夕、及び平均分子量10000のスチレン−無水マレ
ィン酸(モル比1:1)共重合体5夕をアセトンーシク
ロヘキサノン3:1(体積比)混合溶媒に溶解する。
この液を(1)に示した方法で塗設した中和層の上にェ
クストルージョンコーターにより1平方メートルあたり
50タあるいは150タ塗布し、風速毎秒4の、温度8
0oo、霧点500の乾燥風により乾燥し厚さ約2.6
ムあるいは7.8rの膜を得た。
表Aブスト用写真要素一覧表 実施例 2 実施例1で作製したカバーシートNo.1〜6について
下記の(m)に示したような処方でつくったp肘旨示薬
塗布フィルムと向いあわせ、その間に下記の(W)で示
した調製法により得たアルカリ性粘鋼液を液厚み120
仏に展開した。
次にpH子旨示薬塗布フィルムの側から濃度測定して、
チモ−ルフタレィンの高いpH色(青)の反射濃度が中
和により減少し半減するに要する所要時間(この時間を
pHIOに達する時間と判断する)を25ooと150
0について測定した。テスト結果を表Bに示す。(m)
pHよ旨示薬塗布フィルムの作製厚さ180〃のポリエ
チレンテレフタレートフイルム上にゼラチン1夕あたり
28.5の9のチモールフタレィンを含む7%ゼラチン
液(溶媒は水−メタノール体積比4:1混合溶媒)を1
平方〆−トルあたり100タ塗布し、乾燥厚み約6.5
仏膜を作る。
その上にゼラチン1夕あたり二酸化チタン9夕の比で混
合した二酸化チタン分散液(固形分濃度10%)を一平
方メートルあたり300タ塗布して乾燥厚み約9仏の白
色膜をつくる。更にその上に前記と同様のチモールフタ
レィン含有ゼラチン液を同様に塗布、乾燥して工程を完
了した。(W)アルカリ性粘堀液の調製 ヒドロキシエチルセルロース(ハ−キユレス社製Nat
roso1250−HR)を30夕、水酸化ナトリウム
30夕を940夕の水に燈拝しながら溶解し、脱泡して
使用した。
表Bの値の比較から明らかなように、本発明のタイミン
グ層を使用した場合にもアルカリ透過性の温度依存性は
比較用と実質的に差がないことがわかる。
表B 実施例 3 実施例1において作製した写真要素(カバーシート)(
No.1〜6)を以下に示す感光シート(支持体上に受
像要素と感光要素とが一体となって塗設されている)と
処理液(処理要素)とを用いて処理温度ラチチュードを
しるべた。
感光シートの作製 厚み180払の透明なポリエチレンテレフタレート支持
体の上に、順に次の層を設けた:川 下記の煤染剤(3
.0夕/従)とゼラチン(3.0夕/め)を含む層■
二酸化チタニウム(20タ′で)およびゼラチン(2.
0タ′力)を含む層{3} カーボンブラック(2.5
タ′〆)およびゼラチン(2.5夕/め)を含む層【4
)下記シアン色像供与物質(0.50夕/従)、ジェチ
ルラウリルアミド(0.25多/で)およびゼラチン(
1.14タ′で)を含む層‘5) 赤感性の内部港像型
直接反転沃臭化銀乳剤(ハロゲン化銀中のハロゲン組成
:沃素が2モル%、銀の量で1.9夕/〆、ゼラチン1
.4タ′〆)、次式で示されるかぶらせ剤(0.028
夕/〆)およびドデシルハィドロキノンスルホン酸ナト
リウム(0.13夕/従)を含む層【6’ゼラチン(2
.6夕/れ)と2・5ージオクチルハィドロキノン(1
.0夕/め)を含む層{7} 下記のマゼンタ色像供与
物質(0.45夕/め)、ジエチルラウリルアミド(0
.10夕/力)、2・5ージーt−ブチルハイドロキノ
ン(0.0074夕/め)、およびゼラチン(0.76
夕/〆)を含む層脚 線感性の内部潜像型直接反転沃臭
化銀乳剤(状臭化銀のハロゲン組成:沃素が2モル%、
銀の量で1.4夕/力、ゼラチン1.0タ′淋)、層{
51に添加したと同じかぶらせ剤(0.024多/〆)
およびドデシルハィドロキノンスルホン酸ナトリウム(
0.11タ′で)を含む層■ ゼラチン(2.6夕/で
)、2・5−ジオクチルハィドロキノン(1.0タ′〆
)を含む層皿 下記のイエロー色像供与物質(0.78
夕/淋)、ジエチルラウリルアミド(0.16夕/力)
、2・5−ジーt−ブチルハイドロキノン(0.012
9/め)およびゼラチン(0.78夕/〆)を含む層O
D 音感性の内部槽像型直接反転沃臭化銀乳剤(沃臭化
銀のハロゲン組成:沃素が2モル%、銀の量で2.2夕
/め、ゼラチン1.7タ′れ)、層側に添加したと同じ
かぶらせ剤(0.020夕/枕)およびドデシルハィド
ロキノンスルホン酸ナトリウム(0.094タ′れ)と
を含む層02 ゼラチン(0.94タ′で〕を含む層処
理液上記組成の処理液を0.82ずつ圧力で破壊可能な
容器に充填した。
処理工程 前記のテスト用カバーシートと上記感光シートを重ね合
わせ、カバーシートの側からカラーテストチャートを露
光したのち、両シートの間に、上記処理液を85〆の厚
みになるように展開した(展開は加圧ローラーの助けを
かりて行った)。
処理は、2500と15℃でそれぞれ行った。処理後、
感光シートの透明支持体を通して、受像層に生成した青
濃度、緑濃度、赤濃度をマクベス反射濃度計によって測
定した。(画像濃度が平衡に達するに充分な時間経過し
て濃度を測定した。)一定の光学濃度に達したときの最
高転写濃度の値を表Cにあげた。表Cから明らかなごと
〈、各カバーシート共、1ず0と2ぷ0の間での転写濃
度の差は実質的にない。また人物などをモデルとして実
技撮影した場合でも本願発明に用いるカバーシートの場
合は処理温度ラチチュードは充分であった。
(気温15〜35℃)表C 実施例 4 実施例1により作製したカバーシートNo.1〜6につ
き、下記(V)の方法で作製したヒートシール用フィル
ム(支持体にホットメルト型接着剤を塗布したもの)の
接着剤面とカバーシートのタイミング層塗布面とを合わ
せ、12000に加熱した二本の金属ブロックの間に1
秒間はさんだあと、そのままのものあるいは5000相
対湿度80%に設定した老化試験室に1日入れた後のも
のについて剥離試験器を用いて接着強度テストを行った
表Dに結果を示すが、比較用No.5、6のカバーシー
トでは老化後剥離強度が著しく低下する(セルロースア
セテートタイミング層とラテックスタイミング層の間で
剥離する)のに対し、本発明で与えるラテツクスタイミ
ング層を用いたカバーシートNo.1〜4では老化試験
後の剥離強度の低下はわずかであった。(V)ヒートシ
ール用フィルムの作製 厚さ100仏のポリエチレンテレフタレートフィルム上
に下記組成を有するポリマー混合物を熱溶融したのちラ
ミネートし、1力当り13.5夕のホットメルト型接着
剤層を形成した。
<ホットメルト型接着剤組成物> D 以下に本発明の好ましい実施態様を列挙するが、これら
のみ限定されるものではない。
‘11 特許請求の範囲の写真要素がカバーシートであ
る事。
【2’特許請求の範囲の写真要素が、支持体上に順次塗
設された受像要素および感光要素とからなる感光シート
並びに中和システムを有するカバーシートおよび該感光
要素とカバーシートの間に延展されるべく処理要素とが
一体となっている(但し、必要に応じてこれらの要素は
剥離できるようになっていてもよい。
)積層一体型フィルム・ユニットである事。t3’ 実
施態様2において、感光要素は色素像供与物質と組合わ
されたハロゲン化銀写真乳剤層を少くとも一層有する事
【41 実施態様3において、色素像供与物質が該写真
乳剤層と隣接する層に含有されている事。
{6} 実施態様3において、該色素像供与物質が現像
主薬の酸化生成物により酸化されて拡散性色素を放出す
る化合物である事。■ 実施態様3において、該写真乳
剤が直接反転写真乳剤である事。
‘7’実施態様6において、直接反転写真乳剤が内部潜
像型直接反転写真乳剤である事。
■ 実施態様7において、内部潜像型乳剤がコア/シェ
ル型内部潜像乳剤である事。
{9ー 実施態様5における色素像供与物質が直後反転
写真乳剤層と組合わされている事。
‘1■ 特許請求の範囲の写真要素において、タイミン
グ層用ラテックスを製造する際およびタイミング層をラ
テックスから形成する際、乳化剤あるいは塗布助剤とし
て用いる界面活性剤以外の水浴一性物質を含ませない事
00 特許請求の範囲の写真要素において、該中和シス
テムが、実施例1に示された試験法により測定したT,
5/T幻(15℃、25ooにおいてアルカリ処理剤の
pHを10まで低下させるのに要する時間の比)の値で
250%から600%の範囲にある事。
02 実施態様11の写真要素においてT,5/T5の
値が300%から500%の範囲にある事。
03 特許請求の範囲の写真要素において、B群のモノ
マーの一つとしてスチレソを用いる事。
肌 特許請求の範囲の写真要素において、B群のモノマ
ーの一つとしてプチルアクリレートを用いる事。03
特許請求の範囲の写真要素において、B群のモノマーの
一つとしてプチルメタアクリレートを用いる事。
08 特許請求の範囲の写真要素において、A群のモノ
マーの一つとしてカルボン酸基を有するモノマーを用い
る事。07)実施態様16の写真要素において、該モノ
マ−がアクリル酸である事。
■ 特許請求範囲の写真要素においてC群のモノマーが
グリシジルアクリレートであること。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水性アルカリ現像液のpHを低下させるための中和
    システム〔この中和システムは中和層とタイミング層を
    含み、このタイミング層は前記の現像液がタイミング層
    を経由して前記の中和層に到達するような位置関係で該
    中和層の上または下に(直接または間接に)重ね合わせ
    て配置されている。 〕を有するカラー拡散転写法用写真要素において、前記
    タイミング層が下記のA群、B群およびC群或いはA群
    、B群、C群およびD群より選ばれたそれぞれ少くとも
    一種のモノマーを互いに乳化重合して得られるポリマー
    ラテツクスの少くとも一種類から形成されたものである
    (該ポリマーラテツクス層は水滲透性である)ことを特
    徴とするカラー拡散転写法用写真要素。A群:遊離のカ
    ルボン酸基、スルホン酸基もしくはリン酸基またはその
    塩を少くとも一つ有するエチレン系モノマー。 B群:下記の一般式(I)で表わされるモノマー。 一般式(I)▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは水素原子、メチル基、または−COOR^
    1基を表わす。 Yは水素原子、メチル基または−(CH_2)_n−
    COOR^2基を表わす。 Zはアリール基、−COOR^3基または▲数式、化
    学式、表等があります▼基を表わす。 R^1、R^2、R^3はそれぞれ同じでも異ってい
    てもよく、脂肪族基またはアリール基を表わす。 nは0〜3の整数を表わす。〕C群:グリシジル基を
    少くとも一つ有するエチレン系モノマー。 D群:A群、B群及びC群以外の単官能性または多官能
    性不飽和モノマーでしかもA群、B群またはC群と共重
    合可能なモノマーであって、次の化合物から選ばれる。 アクリルアミド類、メタクリルアミド類、ビニルエーテ
    ル類、ビニルケトン類、アリル化合 物、オレフイン類、ビニル異節環化合物、不飽和ニトリ
    ル、および多官能性モノマ ー。
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