JPS60125304A - 銅粉の製造方法 - Google Patents

銅粉の製造方法

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JPS60125304A
JPS60125304A JP23453583A JP23453583A JPS60125304A JP S60125304 A JPS60125304 A JP S60125304A JP 23453583 A JP23453583 A JP 23453583A JP 23453583 A JP23453583 A JP 23453583A JP S60125304 A JPS60125304 A JP S60125304A
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JP
Japan
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copper
sludge
powder
aqueous solution
iron powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP23453583A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Kubo
久保 清明
Yasuyo Takahata
靖世 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAGAKUHIN KENSA KYOKAI
Original Assignee
KAGAKUHIN KENSA KYOKAI
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Publication date
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、導電性塗料、i!電磁シールド材触媒の材料
等として用いられる銅粉の製造方法に関し、更に詳述す
ると、産業廃棄物である銅系スラッジを有効に利用して
簡単かつ安価に銅粉をIN造する方法に関する。
従来より、導電性塗料の材料、電磁シールド材の材料、
触媒等として銅粉が用いられている。このような銅粉は
、例えば塩化第2銅水溶液にM又はZn粉末を加えて銅
微粒子を遊離させる方法(持分[IO25335B )
 ナトに一ヨツT’1JyIiすれるものであるが、従
来の製造方法はいずれもコストが高いという問題を有し
ている。
本発明者らは、上記事情に鑑み、銅粉を簡単かつ安価に
製造することにつき鋭意検討を行なった結果、従来産業
廃棄物としてその処理が問題になっていた銅めっき排液
スラッジ等の銅系スラッジを使用し、これを酸性溶液で
溶出処理すると共に、この溶出銅分を含む酸性溶液に鉄
粉を加えることにより、簡単に、かつ短時間で銅粉を生
成し得ること、更に鉄粉として産業廃棄物である研摩或
いは研削くず鉄粉等が好適に利用し得ること等を知見し
、本発明をなすに至ったもので、本発明によれば、従来
その処理に苦労していた産業廃棄物を利用して簡単かつ
安価に銅粉を製造し得る上、産業廃棄物の再利用も有効
に行なわれるものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明においては、まず銅系スラッジを酸性溶液で溶出
処理し、前記スラッジ中の銅分を酸性溶液に溶出させる
ものである。
ここで、銅系スラッジとしては、例えば銅めっき水洗排
水、銅めつき廃液等の銅めっき排液スラッジ、プリント
配線基板製作の際の銅エツチング排液スラッジ、その他
の銅系スラッジ等の産業廃棄物が有効に使用し得、これ
らを利用することにより銅粉を安価に製造することがで
きる。また、銅系スラッジとしては銅含曇が5%以上の
ものを用いることが好ましい。なお、銅系スラッジ中に
は他の不純物、例えばクロム、亜鉛、ニッケル、鉄等が
含まれていても差支えない。
また、上記銅系スラッジを溶出処理する方法は特に制限
されず、例えばスラッジを酸性溶液で抽出処理して銅分
を酸性溶液に溶出させる方法や、スラッジを酸性溶液に
加え、これを加熱してスラッジを溶解することにより銅
分を酸性溶液に溶出させる方法等が好適に採用し得るが
、特にスラッジを抽出処理して銅分を選択的に溶出させ
ることが好ましく、この場合銅系スラッジを酸性溶液に
混合し、これを室温下で′1〜24時間撹拌して抽出処
理を行なう方法が特に好適に採用し得る。なお、この抽
出処理は加温下に行なうことも可能である。
なお、銅系スラッジを溶出処理する場合、通常粒径1〜
5n程度に粉砕して用いることがスラッジ中の銅を効率
良く溶出させることができる点で好ましい。更に、溶出
処理に用いる酸性溶液としでは各種の酸が使用し得るが
、特に塩酸水溶液、硫酸水溶液、硝酸水溶液、酢酸水溶
液などが好適 5・。
で、この場合酸濃度が0.1N以上、特に0.4N以上
のものを用いることが好ましい。
本発明においては、次に上記溶出処理により得られる溶
出銅分を含む酸性溶液に鉄粉を混合し、銅粉を析出させ
るものである。
この場合、上記スラッジの溶出処理により得られる酸性
溶液を必要により濾過し、酸性溶液又はその濾液を苛性
アルカリ等でpH5以下に調整した後、この中に鉄粉を
撹拌しながら加えて銅粉を析出させることが好ましい。
なお、上記酸性溶液又は濾液を加熱しながらこの中に鉄
粉を加えることもでき、この場合には1ηられる鉄粉は
より細がいものになる。加熱園度としては60〜100
℃が好ましい。
ここで、鉄粉としては種々のものを用いることができる
が、ピストリングの研摩の際に発生するくず鉄粉、機械
の研削により生じるくず鉄粉等の産業廃棄物が好適に使
用し得、これにより銅粉を安価にIf造することができ
る。また、鉄粉は通常粒径10〜200μ程度のものを
用いることが好ましい。更に、鉄粉は予め蒙、アルカリ
で#I落し、脱脂処理したものを用いることが好ましい
上記鉄粉の使用量は、酸性溶液中の銅分1当量に対し0
.7〜1.6当II混合するようにすることが好ましい
上述した方法により析出させた銅l)は、好ましくは0
.01〜0.IN&−調整した熱塩酸で洗浄して銅粉に
混在している鉄を除去した後、数時間乾燥覆るものであ
る。
このようにして得られた銅粉は、通常粒径が1μ以下で
あり、導電性に優れているため、導電性塗料の材料、電
磁シールド材、触媒等として好適に用いられ、例えば酢
酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂等に練り込むことにより種
々のlTi性材料を得ることができる。しかも、本発明
によれば、このように導電性に優れた銅粉を産業廃棄物
である銅めっき排液スラッジ等の銅系スラッジを利用し
て製造し得るため、コスト的に極めて有利なものである
。更に、鉄粉として研削、研摩により発生する産業廃棄
物であるくず鉄粉を用いる場合には、産業廃棄物処理の
観点からも一石二鳥の効果を有するものである。
以上詳述したように、本発明に係る銅粉の製造方法は、
銅系スラッジを酸性溶液で溶出処理し、前記スラッジ中
の銅分を溶出した後、この溶出銅分を含む酸性溶液に鉄
粉を混合して、銅粉を析出させるようにしたことにより
、簡単かつ安価に銅粉を製造し得るものであり、原料と
して産業廃棄物を使用し得るので、産業廃棄物を有効利
用することができると共に、産業廃棄物の処理方法とし
て好ましいものである。
次に、下記性状、組成の銅系スラッジを用いた実施例を
示し、本発明を具体的に説明する。
スーツジの 状 含 水 率 72.5% スラッジの状態 ウエット ーツジの 成 トータル シアン 1820 E)11Mトータル ク
ロム 231 p H470300〃 亜 鉛 21300 n 鉄 6870 〃 ニ ッ ケ ル 13200 〃 [実施例1] 銅系スラッジ10?を細かく砕いて300ν!用ビーカ
ーに入れ、この中に0.4N塩酸10011Iを加えて
スターラーで撹拌しながら24時間室温で抽出処理した
。次に、抽出液をm紙(東洋濾紙N0.5)を用いて濾
過した後、濾液(PH2,2)に1.ON水酸化ナトリ
ウム溶液を加えて−4,0に調整した。これを90℃に
加熱し、4枚羽の撹拌棒で撹拌(800rpm)しなが
らこの中にあらかじめ酸、アルカリでI落し、脱脂処理
した鉄粉1.3牙を少しずつ加えて5分間反応させた。
次いで、反応生成物をグラスロート3G3上に集め、塩
酸酸性の熱湯で十分に洗浄して残存している鉄を溶かし
て除いた後、乾燥器(60℃)中で5II間乾燥して1
.20!)の銅粉を得た。
[実施例2] 銅系スラッジ107を細かく砕いて300 yl用ビー
カーに入れ、この中に1.ONI酸401!を加えてス
ターラーで撹拌しながら24時間室温で抽出処理した。
次に、抽出液を濾紙(東洋濾紙N0.5)を用いて濾過
した後、濾液(pl(2,o)を90℃に加熱し、4枚
羽の撹拌棒で撹拌(800rpIm)しながらこの中に
あらかじめ酸、アルカリで鞘落し、脱脂処理した鉄粉1
.37を少しずつ加えて5分間反応させた。次いで、反
応生成物をグラスロート3G3上に集め、塩l!酸性の
熱湯で十分に洗浄して残存している鉄を溶かして除いた
後、乾燥器(60℃)中で5時間乾燥して1.01?t
の銅粉を得た。
[実施例3] 銅系スラッジ107を細かく砕い゛【300ν!用ビー
カーに入れ、この中に0.4N塩1! 100 slを
加えてスターラーで撹拌しながら4時間室温で抽出処理
した。次に、抽出液を濾紙(東洋濾紙NO,5)を用い
て濾過した後、濾液(pH2,4)に1.ON水酸化ナ
トリウム溶液を加えて−14,0に調整した。これを加
熱Vずに室温のまま、4枚羽の撹拌棒で撹拌(800r
pm)Lながらこの中にあらかじめ酸、アルカリで錆落
し、脱脂処理した鉄粉1.02を少しずつ加えて5分間
反応させた。この場合、反応熱のため液温は60℃にな
っていた。次いで、反応生成物をグラスロート3G3上
に集め、塩m酸性の熱湯で十分に洗浄して残存している
鉄を溶かして除いた後、乾燥器(60℃)中で5時間乾
燥して0.95tの銅粉を得た。
[実施例4〜20] 銅系スラッジ10?を用い、下記表に示すスラッジ抽出
条件及び鉄粉混合条件で実施例1〜3と同様の方法によ
り表に示す量の銅粉を得た。
上記実施例1〜20で得られた銅粉の粒径はいずれも1
μ以下であった。
また、実施例1で製造した銅粉1牙と酢酸ビニールエマ
ルジョン(4011%)17と水0.1xlとを混合し
、塩化ビニリデン樹脂表面に塗布した。
これを放置して乾燥した後、電極を取付け、その抵抗値
を測定した結果、体積固有抵抗は3.2×1040・■
であった。
出願人 財団法人 化学品検査協会 代理人 弁理士 小 島 隆 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、銅系スラッジを酸性溶液で溶出処理し、前記スラッ
    ジ中の銅分を溶出した後、この溶出銅分を含む酸性溶液
    に鉄粉を混合して、銅粉を析出させることを特徴とする
    銅粉の製造方法。 2.1lie性溶液として塩酸水溶液、硫酸水溶液、硝
    酸水溶液又は酢酸水溶液を用いた特許請求の範囲第1項
    記載の製造方法。 3、m酸水溶液、硫酸水溶液、硝酸水溶液又は酢酸水溶
    液の酸11度が0.IN以上である特許請求の範囲第2
    TR記載の製造方法。 4、?8出鋼分を含む酸性溶液をpt15以下に調整し
    た後、鉄粉を混合するようにした特許請求の範囲第1項
    乃至第3項いずれか記載の製造方法。 5、鉄粉として研摩又は研削により生じる(ず鉄粉を用
    いた特許請求の範囲第1¥4乃至第4いずれか記載の製
    造方法。
JP23453583A 1983-12-12 1983-12-12 銅粉の製造方法 Pending JPS60125304A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333584A (ja) * 1986-07-25 1988-02-13 Tsurumi Soda Kk 銅エツチング廃液の処理方法
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CN108251647A (zh) * 2017-12-14 2018-07-06 孙光潮 用絮凝沉淀法处理含铜废水所得含铜污泥做海绵铜的方法
CN108300870A (zh) * 2017-12-14 2018-07-20 孙光潮 用絮凝沉淀法处理含铜废水所得含铜污泥做海绵铜的方法

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CN108251647B (zh) * 2017-12-14 2019-09-24 孙光潮 用絮凝沉淀法处理含铜废水所得含铜污泥做海绵铜的方法

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