JPS6012486B2 - 高圧水門用放水槽 - Google Patents
高圧水門用放水槽Info
- Publication number
- JPS6012486B2 JPS6012486B2 JP52046802A JP4680277A JPS6012486B2 JP S6012486 B2 JPS6012486 B2 JP S6012486B2 JP 52046802 A JP52046802 A JP 52046802A JP 4680277 A JP4680277 A JP 4680277A JP S6012486 B2 JPS6012486 B2 JP S6012486B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- jet
- water
- water discharge
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Barrages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高圧水門用放水槽に係るものである。
従来この種の放水槽における放水形式として空中放水と
水中放水とが考えられるが、空中放水の場合、騒音や飛
沫による公害問題が生起するので、これらの問題をなく
するために放水槽における噴流の持つヱネルギを消散さ
せる減勢効果の大きい水中放水が行えると有利である。
このため、従来では放水槽内において衝突壁を暖流に対
設した低水頭用の水中放流槽が提案されているが、高水
頭では水面の波立ちが大きくなり、またゲート部に砂が
滞留する憾みがあった。
水中放水とが考えられるが、空中放水の場合、騒音や飛
沫による公害問題が生起するので、これらの問題をなく
するために放水槽における噴流の持つヱネルギを消散さ
せる減勢効果の大きい水中放水が行えると有利である。
このため、従来では放水槽内において衝突壁を暖流に対
設した低水頭用の水中放流槽が提案されているが、高水
頭では水面の波立ちが大きくなり、またゲート部に砂が
滞留する憾みがあった。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであ
って、放水槽内に槽内噴流に相対した噴流減勢用上昇傾
斜壁と、曲壁と、頂壁と、曲壁および下降傾斜壁を順次
連設してなる噴流減衰壁体を設けるとともに、前記噴流
減衰壁体の両側に水路を設けてなることを特徴とする高
圧水門用放水槽に係り、その目的とする処は、騒音、飛
沫による問題の生起しない水中放水形式を採り、而も波
立ちがなく「ゲート部に砂の滞留しない改良された高圧
水門用放水槽を供する点にある。本発明においては、前
記したように放水槽内に、構内噴流に相対した噴流減衰
用上昇額斜壁が配設されているので、放水槽内に放流さ
れた噴流は前記上昇傾斜壁の傾斜した前面に衝突し、周
囲の流体へ運動量を拡散しながら四方に拡がり、大部分
のェネルギを失う。
って、放水槽内に槽内噴流に相対した噴流減勢用上昇傾
斜壁と、曲壁と、頂壁と、曲壁および下降傾斜壁を順次
連設してなる噴流減衰壁体を設けるとともに、前記噴流
減衰壁体の両側に水路を設けてなることを特徴とする高
圧水門用放水槽に係り、その目的とする処は、騒音、飛
沫による問題の生起しない水中放水形式を採り、而も波
立ちがなく「ゲート部に砂の滞留しない改良された高圧
水門用放水槽を供する点にある。本発明においては、前
記したように放水槽内に、構内噴流に相対した噴流減衰
用上昇額斜壁が配設されているので、放水槽内に放流さ
れた噴流は前記上昇傾斜壁の傾斜した前面に衝突し、周
囲の流体へ運動量を拡散しながら四方に拡がり、大部分
のェネルギを失う。
而して本発明においては前記上昇傾斜壁の後方に、噴流
変曲用の曲壁を介して頂壁が蓮設されさらに噴流変曲用
の曲壁を介して下降傾斜壁が順次に蓮設されているので
、前記のように上昇傾斜壁において減勢された噴流は前
記曲壁、頂壁、曲壁によって曲げられ案内されて、それ
らの壁面からの剥離が防止され、かつ後部側の曲壁の後
方に蓮設された下降傾斜壁に沿って広がることにより、
前記各壁に亘り接触面積の増えた高速噴流を沿わせて流
し、前記各静止した壁面上に速度勾配が大きくて摩擦抵
抗の大きい部分を作ることにより噴流を減勢し、水面の
波立ちを防止するものである。
変曲用の曲壁を介して頂壁が蓮設されさらに噴流変曲用
の曲壁を介して下降傾斜壁が順次に蓮設されているので
、前記のように上昇傾斜壁において減勢された噴流は前
記曲壁、頂壁、曲壁によって曲げられ案内されて、それ
らの壁面からの剥離が防止され、かつ後部側の曲壁の後
方に蓮設された下降傾斜壁に沿って広がることにより、
前記各壁に亘り接触面積の増えた高速噴流を沿わせて流
し、前記各静止した壁面上に速度勾配が大きくて摩擦抵
抗の大きい部分を作ることにより噴流を減勢し、水面の
波立ちを防止するものである。
また本発明によれば、前記したように上昇傾斜壁と前記
曲壁とによって噴流が城勢されて進路を曲げられていく
のでゲート部に砂の滞留する襖れがなくなりかつ噴流減
衰壁体の両側に設けた水路によって砂の滞留が効率よく
防止される等、本発明は多くの利点を有するものである
。以下本発明を図示の実施例について説明する。
曲壁とによって噴流が城勢されて進路を曲げられていく
のでゲート部に砂の滞留する襖れがなくなりかつ噴流減
衰壁体の両側に設けた水路によって砂の滞留が効率よく
防止される等、本発明は多くの利点を有するものである
。以下本発明を図示の実施例について説明する。
第１図及び第２図に示す実施例において、放水槽１内に
おける水門または弁２に相対させて額斜角８の傾斜面を
有する噴流減勢用上昇傾斜壁３が配設され、同上昇傾斜
壁３の後方には大きい曲率半径Ｒの前部噴流変曲用の曲
壁４が蓮設され、更に同曲壁４の後方に頂壁（水平部）
５が蓮設され、更に同頂壁５の後方に後部噴流変曲用の
曲壁６を介して下降傾斜壁７が蓮設されてなる噴流減衰
壁体が、放水槽１内に配設されているとともに、該噴流
減衰壁体の両側に放水用の水路９，９が設けられている
。なお図中８‘ま放水管である。従って放水管８を通っ
た流れは水門または弁２を通って槽内の噴流Ａ，となり
、略々水門または弁２の出口形状を保つたまま上昇傾斜
壁３の傾斜面に衝突する。而して同上昇傾斜壁３上で噴
流Ａ，は、周囲の流体への運動量を拡散しながら四方に
拡がって大部分のェネルギを失う。この際噴流Ａ，の流
量分配は前記上昇傾斜壁３の角度ａによって変るもので
、８が小さくなると上昇傾斜壁３における上向きの流量
が多くなり、下向きの流量が少なくなる。前記噴流Ａ，
は上昇傾斜壁３の後方に延談された前部噴流変曲用の曲
壁４によって曲げられて頂壁５に沿って噴流Ａ２となっ
て通過し、水面が波立つのを防止される。
おける水門または弁２に相対させて額斜角８の傾斜面を
有する噴流減勢用上昇傾斜壁３が配設され、同上昇傾斜
壁３の後方には大きい曲率半径Ｒの前部噴流変曲用の曲
壁４が蓮設され、更に同曲壁４の後方に頂壁（水平部）
５が蓮設され、更に同頂壁５の後方に後部噴流変曲用の
曲壁６を介して下降傾斜壁７が蓮設されてなる噴流減衰
壁体が、放水槽１内に配設されているとともに、該噴流
減衰壁体の両側に放水用の水路９，９が設けられている
。なお図中８‘ま放水管である。従って放水管８を通っ
た流れは水門または弁２を通って槽内の噴流Ａ，となり
、略々水門または弁２の出口形状を保つたまま上昇傾斜
壁３の傾斜面に衝突する。而して同上昇傾斜壁３上で噴
流Ａ，は、周囲の流体への運動量を拡散しながら四方に
拡がって大部分のェネルギを失う。この際噴流Ａ，の流
量分配は前記上昇傾斜壁３の角度ａによって変るもので
、８が小さくなると上昇傾斜壁３における上向きの流量
が多くなり、下向きの流量が少なくなる。前記噴流Ａ，
は上昇傾斜壁３の後方に延談された前部噴流変曲用の曲
壁４によって曲げられて頂壁５に沿って噴流Ａ２となっ
て通過し、水面が波立つのを防止される。
このように曲げられた噂流んは頂壁５を通ったのち、後
部噴流変曲用の曲壁６を経て下降後斜壁７に沿って下方
に導かれる。この下降傾斜壁７は水面近傍の比較的に遠
い流れが波立ちの原因となるのを防止するため「贋流ん
を下降させるものである。一方、前記上昇傾斜壁３上で
左右に分れた噴流は「一部が逆流して再び噴流Ａ，に巻
込まれ、残りは両側の水路９を通って下流に流れ出る。
部噴流変曲用の曲壁６を経て下降後斜壁７に沿って下方
に導かれる。この下降傾斜壁７は水面近傍の比較的に遠
い流れが波立ちの原因となるのを防止するため「贋流ん
を下降させるものである。一方、前記上昇傾斜壁３上で
左右に分れた噴流は「一部が逆流して再び噴流Ａ，に巻
込まれ、残りは両側の水路９を通って下流に流れ出る。
なおこの水路９は擬砂用として有効である。以下本発明
を実施例について説明したが、本発明は勿論このような
実施例にだけ局限されるものではなく、本発明の精神を
逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施しうるもので
ある。
を実施例について説明したが、本発明は勿論このような
実施例にだけ局限されるものではなく、本発明の精神を
逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施しうるもので
ある。
第１図は本発明に係る高圧水門用放水槽の一実施例を示
す縦断側面図、第２図はその平面図である。 １…放水槽、３・・・上昇傾斜壁、４…（前部噴流変曲
用）曲壁、５・・・頂壁、６…（後部噴流変曲用）曲壁
、７・・・下降傾斜壁ｔ ９・・・水路。 沙１図汁２図
す縦断側面図、第２図はその平面図である。 １…放水槽、３・・・上昇傾斜壁、４…（前部噴流変曲
用）曲壁、５・・・頂壁、６…（後部噴流変曲用）曲壁
、７・・・下降傾斜壁ｔ ９・・・水路。 沙１図汁２図
Claims (1)
- １ 放水槽内に槽内噴流に相対した噴流減勢用上昇傾斜
壁と、曲壁と、頂壁と、曲壁および下降傾斜壁を順次連
設してなる噴流減衰壁体を設けるとともに、前記噴流減
衰壁体の両側に水路を設けたことを特徴とする高圧水門
用放水槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52046802A JPS6012486B2 (ja) | 1977-04-25 | 1977-04-25 | 高圧水門用放水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52046802A JPS6012486B2 (ja) | 1977-04-25 | 1977-04-25 | 高圧水門用放水槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53132148A JPS53132148A (en) | 1978-11-17 |
| JPS6012486B2 true JPS6012486B2 (ja) | 1985-04-02 |
Family
ID=12757452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52046802A Expired JPS6012486B2 (ja) | 1977-04-25 | 1977-04-25 | 高圧水門用放水槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6012486B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5639225A (en) * | 1979-09-08 | 1981-04-14 | Marushima Suimon Seisakusho:Kk | Energy dissipator |
| JP4738168B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2011-08-03 | 中国電力株式会社 | 余水路流水の減勢工及び減勢方法 |
| RU2523530C1 (ru) * | 2013-03-26 | 2014-07-20 | Михаил Иванович Голубенко | Гаситель энергии водного потока |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS481156U (ja) * | 1971-05-31 | 1973-01-09 |
-
1977
- 1977-04-25 JP JP52046802A patent/JPS6012486B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS481156U (ja) * | 1971-05-31 | 1973-01-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53132148A (en) | 1978-11-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4059529A (en) | Baffle for water or sewage settling tanks | |
| CN108005039A (zh) | 一种设置于泄槽的消能工结构 | |
| US4366058A (en) | High efficiency settling system | |
| JPS6012486B2 (ja) | 高圧水門用放水槽 | |
| CN207597360U (zh) | 一种设置于泄槽的消能工结构 | |
| Vischer | Types of energy dissipators | |
| JPH0538408A (ja) | 気液分離装置 | |
| JP2930451B2 (ja) | 気水分離装置 | |
| CA1111264A (en) | Downward vortex dissipator basin | |
| JP3456789B2 (ja) | ルーフドレン構造 | |
| JPS5849231Y2 (ja) | ジエツトフロ−ゲ−トの減勢装置 | |
| JPS6328982Y2 (ja) | ||
| JPS59187918A (ja) | 減勢工 | |
| JPS6328983Y2 (ja) | ||
| JP2003105849A (ja) | 減勢工 | |
| JPS5845301Y2 (ja) | ジェットフロ−ゲ−ト用減勢装置 | |
| RU2034952C1 (ru) | Гаситель энергии потока для водопропускных сооружений | |
| JPS638466Y2 (ja) | ||
| JPS60195211A (ja) | 空中放流衝撃型減勢槽 | |
| JPH0322481B2 (ja) | ||
| JPS5937274A (ja) | 貫流水車 | |
| JPS60195212A (ja) | 空中放流衝撃型減勢槽 | |
| JPH077405Y2 (ja) | 蛇口構造 | |
| JPH057305Y2 (ja) | ||
| JPS6328986Y2 (ja) |