JPH077405Y2 - 蛇口構造 - Google Patents
蛇口構造Info
- Publication number
- JPH077405Y2 JPH077405Y2 JP1989122123U JP12212389U JPH077405Y2 JP H077405 Y2 JPH077405 Y2 JP H077405Y2 JP 1989122123 U JP1989122123 U JP 1989122123U JP 12212389 U JP12212389 U JP 12212389U JP H077405 Y2 JPH077405 Y2 JP H077405Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- faucet
- water flow
- flow conversion
- wall surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Domestic Plumbing Installations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、水栓の蛇口の内部構造の改良に関するもの
である。
である。
(従来技術及びその課題) 従来、水栓の蛇口から勢いよく湯水を噴出させる場合
に、吐出口から均一な密度で湯水を吐出させることが困
難で、吐出される湯水の中央部又は側縁部に空洞部がで
き、噴水が飛び散った状態で吐出されてしまうという問
題点があった。又、止水した場合、水栓の蛇口から水滴
の垂れ落ちが生ずるという問題点もあった。
に、吐出口から均一な密度で湯水を吐出させることが困
難で、吐出される湯水の中央部又は側縁部に空洞部がで
き、噴水が飛び散った状態で吐出されてしまうという問
題点があった。又、止水した場合、水栓の蛇口から水滴
の垂れ落ちが生ずるという問題点もあった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、勢いよく吐出させる場合にも良好な整流状態を得る
ことができ、かつ止水時の水滴の垂れ落ちを防ぐことの
できる蛇口構造を提供せんことを目的とし、その要旨
は、内部に、通水路と、該通水路の先端の水流変換壁面
より約90°折曲され下方に開口し整流板を取付可能な嵌
合部を有する蛇口において、該蛇口内部の前記嵌合部の
上方の前記水流変換壁面より下方に、該嵌合部の内径よ
りも小径で同軸をなし、かつ軸方向に2mm以上連続した
平滑な整流面部を形成するとともに、前記水流変換壁面
の上流側の前記通水路内には、該通水路の内径を狭める
加速壁部が膨出形成されていることである。
て、勢いよく吐出させる場合にも良好な整流状態を得る
ことができ、かつ止水時の水滴の垂れ落ちを防ぐことの
できる蛇口構造を提供せんことを目的とし、その要旨
は、内部に、通水路と、該通水路の先端の水流変換壁面
より約90°折曲され下方に開口し整流板を取付可能な嵌
合部を有する蛇口において、該蛇口内部の前記嵌合部の
上方の前記水流変換壁面より下方に、該嵌合部の内径よ
りも小径で同軸をなし、かつ軸方向に2mm以上連続した
平滑な整流面部を形成するとともに、前記水流変換壁面
の上流側の前記通水路内には、該通水路の内径を狭める
加速壁部が膨出形成されていることである。
(作用) 蛇口の先端に下向きに開口した嵌合部には整流板が取り
付けられるが、勢いよく水を噴出させる時には整流板か
ら飛び散った状態で湯水が吐出されるため、嵌合部の上
方に小径で2mm以上連続した平滑な整流面部を形成した
ことにより、この整流面部で一旦整流板と同軸方向に流
水が整流され、その状態で整流板に流れ込むため、整流
板から均一な密度で良好に整流した水を吐出させること
ができる。又、加速壁部を形成したため、止水時の水切
り効果が良好化されて、止水時の滴下水を良好に防止す
ることができる。
付けられるが、勢いよく水を噴出させる時には整流板か
ら飛び散った状態で湯水が吐出されるため、嵌合部の上
方に小径で2mm以上連続した平滑な整流面部を形成した
ことにより、この整流面部で一旦整流板と同軸方向に流
水が整流され、その状態で整流板に流れ込むため、整流
板から均一な密度で良好に整流した水を吐出させること
ができる。又、加速壁部を形成したため、止水時の水切
り効果が良好化されて、止水時の滴下水を良好に防止す
ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図は水栓の蛇口の要部断面構成図であり、蛇口1内には
湯水を通す通水路Rが形成されており、この通水路Rの
先端には湯水を衝突させて水流方向を変換させる水流変
換壁面4が形成され、この水流変換壁面4より約90°折
曲した方向に下方に開口した吐出口2が形成されてお
り、この吐出口2から下方に湯水が吐出されるが、この
吐出口2には上方側に立ち上がった嵌合部7が形成され
ており、嵌合部7内に下方より整流板8を嵌め込み状に
取付可能となっている。
湯水を通す通水路Rが形成されており、この通水路Rの
先端には湯水を衝突させて水流方向を変換させる水流変
換壁面4が形成され、この水流変換壁面4より約90°折
曲した方向に下方に開口した吐出口2が形成されてお
り、この吐出口2から下方に湯水が吐出されるが、この
吐出口2には上方側に立ち上がった嵌合部7が形成され
ており、嵌合部7内に下方より整流板8を嵌め込み状に
取付可能となっている。
嵌合部7の上部は段部6となっており、この段部6に整
流板8の上端部が当接して、整流板8の上方への移動が
係止されている。又、本例においては、この段部6の上
方に同軸状に整流面部5が形成されており、この整流面
部5の上端が前記湾曲した水流変換壁面4に連続されて
いる。この整流面部5は前記嵌合部7と同軸をなし、か
つ嵌合部7の内径よりも僅かに小径に形成されたもの
で、内周面は平滑に面仕上げが成されており、この整流
面部5は軸方向に上下に2mm以上連続して形成されたも
のとなっている。又、この整流面部5の通水路R側は通
水路Rの先端に上方に膨出した加速壁部3となってお
り、この加速壁部3が通水路R内に膨出しているため、
この部位で通水路Rの内径が狭められ、通水路R内を流
れる湯水がこの部位で流速を速めるように設定されてい
る。
流板8の上端部が当接して、整流板8の上方への移動が
係止されている。又、本例においては、この段部6の上
方に同軸状に整流面部5が形成されており、この整流面
部5の上端が前記湾曲した水流変換壁面4に連続されて
いる。この整流面部5は前記嵌合部7と同軸をなし、か
つ嵌合部7の内径よりも僅かに小径に形成されたもの
で、内周面は平滑に面仕上げが成されており、この整流
面部5は軸方向に上下に2mm以上連続して形成されたも
のとなっている。又、この整流面部5の通水路R側は通
水路Rの先端に上方に膨出した加速壁部3となってお
り、この加速壁部3が通水路R内に膨出しているため、
この部位で通水路Rの内径が狭められ、通水路R内を流
れる湯水がこの部位で流速を速めるように設定されてい
る。
水栓のコックを勢いよく開放させると、前記通水路R内
を勢いよく湯水が流れ、前記水流変換壁面4に衝突し、
湯水は90°方向を変えて吐出口2より吐出されるが、嵌
合部7には整流板8が取り付けられているため、この整
流板8に沿って整流された状態で外部に吐出される。し
かし水流の勢いが強い場合には前記水流変換壁面4に当
接した時に水流に渦が発生し、従来では吐出口2から良
好に整流された状態で湯水が吐出されることがなかった
が、本例においては、水流変換壁面4に衝突した後に水
流は整流面部5を通過することとなるため、この整流面
部5の通過時に吐出口2方向に湯水が整流されることと
なり、この状態で前記整流板8内に湯水が流入されるた
め、整流板8を通過して良好な整流状態で均一した密度
で吐出口2から湯水が吐出される。
を勢いよく湯水が流れ、前記水流変換壁面4に衝突し、
湯水は90°方向を変えて吐出口2より吐出されるが、嵌
合部7には整流板8が取り付けられているため、この整
流板8に沿って整流された状態で外部に吐出される。し
かし水流の勢いが強い場合には前記水流変換壁面4に当
接した時に水流に渦が発生し、従来では吐出口2から良
好に整流された状態で湯水が吐出されることがなかった
が、本例においては、水流変換壁面4に衝突した後に水
流は整流面部5を通過することとなるため、この整流面
部5の通過時に吐出口2方向に湯水が整流されることと
なり、この状態で前記整流板8内に湯水が流入されるた
め、整流板8を通過して良好な整流状態で均一した密度
で吐出口2から湯水が吐出される。
尚、この整流面部5は少なくとも上下方向に2mm以上連
続して形成されたものであり、5mm程度であっても良
い。又、この整流面部5を形成したことにより、本例で
は整流板8の上下寸法は従来の整流板8の上下寸法より
も薄いものに形成されている。
続して形成されたものであり、5mm程度であっても良
い。又、この整流面部5を形成したことにより、本例で
は整流板8の上下寸法は従来の整流板8の上下寸法より
も薄いものに形成されている。
このように本例では、勢いよく蛇口1に水を流した時に
も整流面部5による整流作用により吐出口2から良好に
整流された状態の湯水が吐出されることとなり、湯水が
飛び散った状態で吐出されることが良好に防止されてい
る。
も整流面部5による整流作用により吐出口2から良好に
整流された状態の湯水が吐出されることとなり、湯水が
飛び散った状態で吐出されることが良好に防止されてい
る。
又、水栓のコックを閉じた時に、通水路R内に残留する
湯水が前記加速壁部3で表面張力により止水線Pを形成
することとなり、この止水線Pは前記整流板8から遠い
位置となるため、整流板8の内部の毛管現象により、こ
の止水線Pから水が引き抜かれることがなく、水滴の垂
れ落ちが良好に防止される。
湯水が前記加速壁部3で表面張力により止水線Pを形成
することとなり、この止水線Pは前記整流板8から遠い
位置となるため、整流板8の内部の毛管現象により、こ
の止水線Pから水が引き抜かれることがなく、水滴の垂
れ落ちが良好に防止される。
(考案の効果) 本考案は、内部に、通水路と、該通水路の先端の水流変
換壁面より約90°折曲され下方に開口し整流板を取付可
能な嵌合部を有する蛇口において、該蛇口内部の前記嵌
合部の上方の前記水流変換壁面より下方に、該嵌合部の
内径よりも小径で同軸をなし、かつ軸方向に2mm以上連
続した平滑な整流面部を形成するとともに、前記水流変
換壁面の上流側の前記通水路内には、該通水路の内径を
狭める加速壁部が膨出形成されていることにより、勢い
よく通水路内に湯水を流した時にも整流面部を湯水が通
過する時に良好に整流されて、均一な吐水状態を得るこ
とができるとともに、加速壁部を形成したため、加速壁
部及び整流面部により止水時の水切り効果が良好化され
て、止水時の滴下水を良好に防止することができ、簡単
な構造により整流及び止水効果を向上させ得る効果を有
する。
換壁面より約90°折曲され下方に開口し整流板を取付可
能な嵌合部を有する蛇口において、該蛇口内部の前記嵌
合部の上方の前記水流変換壁面より下方に、該嵌合部の
内径よりも小径で同軸をなし、かつ軸方向に2mm以上連
続した平滑な整流面部を形成するとともに、前記水流変
換壁面の上流側の前記通水路内には、該通水路の内径を
狭める加速壁部が膨出形成されていることにより、勢い
よく通水路内に湯水を流した時にも整流面部を湯水が通
過する時に良好に整流されて、均一な吐水状態を得るこ
とができるとともに、加速壁部を形成したため、加速壁
部及び整流面部により止水時の水切り効果が良好化され
て、止水時の滴下水を良好に防止することができ、簡単
な構造により整流及び止水効果を向上させ得る効果を有
する。
図は本考案の一実施例を示す蛇口の要部断面構成図であ
る。 1……蛇口、2……吐出口 3……加速壁部、4……水流変換壁面 5……整流面部、6……段部 7……嵌合部、8……整流板 R……通水路
る。 1……蛇口、2……吐出口 3……加速壁部、4……水流変換壁面 5……整流面部、6……段部 7……嵌合部、8……整流板 R……通水路
Claims (1)
- 【請求項1】内部に、通水路と、該通水路の先端の水流
変換壁面より約90°折曲され下方に開口し整流板を取付
可能な嵌合部を有する蛇口において、該蛇口内部の前記
嵌合部の上方の前記水流変換壁面より下方に、該嵌合部
の内径よりも小径で同軸をなし、かつ軸方向に2mm以上
連続した平滑な整流面部を形成するとともに、前記水流
変換壁面の上流側の前記通水路内には、該通水路の内径
を狭める加速壁部が膨出形成されていることを特徴とす
る蛇口構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989122123U JPH077405Y2 (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 蛇口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989122123U JPH077405Y2 (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 蛇口構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0362157U JPH0362157U (ja) | 1991-06-18 |
JPH077405Y2 true JPH077405Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31670136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989122123U Expired - Lifetime JPH077405Y2 (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 蛇口構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077405Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021088808A (ja) * | 2019-12-02 | 2021-06-10 | 株式会社Lixil | 吐水装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59385Y2 (ja) * | 1979-09-26 | 1984-01-07 | 東陶機器株式会社 | 浴槽用吐水口 |
JPS6066755U (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-11 | 東陶機器株式会社 | 吐水装置 |
JPS6243003U (ja) * | 1985-09-05 | 1987-03-14 | ||
JPH0240393Y2 (ja) * | 1986-02-28 | 1990-10-29 |
-
1989
- 1989-10-18 JP JP1989122123U patent/JPH077405Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0362157U (ja) | 1991-06-18 |
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