JPS6012461A - 記録紙切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は記録紙切断装置に係り、特にカムにより揺動す
る揺動型カッターを備えた記録紙切断装置に関する。

従来技術 従来ファクシミリ装置等に組込まれているこの種の記録
紙切断装置においては、モーター回転時には等速回転、
すなわち単一速度で回転し駆動する如く作られていた。

この為モーターとしては高速でトルクが大であるモータ
ーが、あるいはトルクの小さいモーターを低速回転させ
るような用い？ にフナクシミリ装置においては、連続して送信されてき
た原稿を受信する場合、原稿と原稿の間の通信手順時間
の制約があって、その制約された時間内に記録紙を切断
しなければならない。

切断の手順として、１）記録紙へ記録された終端位置を
切断位置まで搬送する。２）記録紙を切断する。３）切
断から残った記録紙の先端を記録位置まで逆方向に搬送
する。の３つの手順かあり、時間制約を満足する為には
、記録紙搬送用モーターを高速で正逆回転させねばなら
ずモータ−の負担が大きくなるという欠点がある。又ソ
レノイドを用いて瞬間時に記録紙を切断する方法もある
が、モーターとは別に特別な駆動源を必要とすることに
なる。

従ってコスト高となることが避けられなかったり、所要
時間が長くなるという欠点があった。

目　的 本発明は以上のような従来の欠点を除去するためになさ
ルたもので、安価な低トルクのモーターを使用して、且
つ切断時・１罰が短かいように構成Ｅ〜た記録紙切断装
置を提供することを目的としている３、 実施例 以下図面（１こ示す実施例に基いて、本発明の詳細な説
明する。

第１図〜第３図にＬ本発明の一実施例を説明するもので
、図中符号１で示したものは、ロール状に巻かれた部分
から引き出した記録紙であり、記録紙１は軸３ａを中心
として回転するプラテンローラー３によって記鍔ヘッド
２に圧接されると同時に、不図示のモーターにより第１
図に示した矢印方向へのプラテンローラー３の回転によ
って、左方向に１般送される。この記録紙１は感熱紙が
用いられたり、又その他の種類の紙が用いられたり、前
述の記録ヘッド２の記録方法に適したものが用いられる
。

４は不図示のカッター駆動用モーターによシ駆動、回転
されるカムで、回転中心からの半径が大きい大径部４ａ
と、半径が小さい小径部４ｂとを備えている。５はカム
４に近接して設けられた検出器で、カム４の大径部４ａ
か又は小径部４１）かを、その対向した位置によって検
知し、カッター駆動用モーター（図示せず）を変速させ
る信号を出す。６はプラテンローラー３の回転軸３ａと
同軸的に回動し得る如く支承された揺動アームで、その
一端６ａはカム４の外周に接する方向に、引張ばね１４
によシ反時計方向に引張られている。

揺動アーム６の他端にはＵ字溝６ｂが設けてあり、７ａ
を回動中心とするカッターの可動刃７の一部に植設され
たピン７ｂが係合している。８はカッターの固定刃で、
その刃の部分が可動刃７の刃の部分と対向してカッティ
ング位置１２を構成し７ている。９は記録紙１が記録−
＼ラド２の記録位置１３において記録されてから、プラ
テンローラー３で図の左方向へ搬送された記録済みの記
録紙である。

１０は本装置の外部カバーで、記録済みの記録紙９が通
過する開口部１０ａが設けである。１１は記録紙１を記
録位置１３へ案内する記録紙ガイド板である。

次に以上のように構成された本実施例の動作について説
明する。

第１図において記録紙１はプラテンローラ３によって記
録ヘッド２の記録位置１３に圧接されつ＼記録がなされ
、図中矢印方向へ搬送される。記録済みの記録紙９は、
開いているカッティング位置１２を通り開口部１０ａ方
向に達している。この状態では検出器５がカム４の大径
部４ａを検知しており、その検知した信号によりカッタ
ー駆動用モーター（図示せず）は停止している。このと
きアーム６は引張ばね１４によシ引張られ、カムとの係
合部６ａがカム４の小径部４ｂと対接して、第１図に示
したようにはソ水平状態で停止している。この状態では
アーム６のＵ字溝６ｂと係合しているカッターの可動刃
７に植設されたピン７ｂが下方に押し下げられて、固定
刃８と可動刃７の間には、記録済みの記録紙９が通過で
きるすきまが、カッティング位置１２に確保されている
。

つぎに１枚の記録が終了すると、図示してない記録用モ
ーターによって所定はすなわち記録ヘッド２の記録位置
１３から、カッティング位置１２までの距離に相当する
長さだけ、記録中のプラテンローラー３による記録紙１
の送り量とは別に、記録紙１が搬送される。

それに引き続いて不図示の制御回路からの信号により、
一連のカッティング動作を始めるが、まずカッター駆動
用モーター（図示せず）が回転を開始し、それと連動し
たカム４が反時計方向に回転を始める。そして検出器５
と対向していたカム４の大径部４ａは、検出手段から離
れ、検出手段は小径部４ｂを検出するようになる。検出
器５が小径部を検知すると、その検知した信号により直
ちにカッター駆動用モーター（図示せず）の回転数を低
速回転に下げる。その時点ではカム４の大径部４ａは、
アーム６の一端６ａの直前に到達し、接近してはいるが
、未だ接触していない状態である。

低速回転となったカム４がさらに回転すると、カム４の
大径部４ａがアームの一端６ａと接触し、さらに引き続
いてカム４の回転によシ第２図に示シタ如く、アーム６
の一端６ａを図の下方に押し下げる。それによってアー
ム６は軸３ａを中心として時計方向に回転し、Ｕ字溝６
ｂの部分が図の上方へ移動し、それと係合している可動
刃７のピン７１３を押し上げる。可動刃７はその回転中
心７ａの回りに反時計方向へ回される。

このときカッティング位置１２から左方にある記録済み
の記録紙９は、固定刃８と可動刃７の刃部分にはさまれ
、せん断される。この切り離された記録済みの記録紙９
は、開口部１０ａを通り、装置の外部に設けである不図
示のトレー等に落下し、入シ込む。

カム４は、検出器５が小径部４ｂを検知した位置から所
定の角度すなわちカッティング終了まで低速回転した後
、再び最初の速度に戻ってさらに所定の角度（丁度第１
図の記録状態の位置に戻るまで）回転し、カッティング
動作を終了する。途中でカム大径部４ａがアームの一端
６ａとの接触から小径部４ｂに代ったとき、引張ばね１
４により可動刃７が引張られて最初の位置すなわち第３
図に示しだようにカッティング位置１２は開いている状
態となり、再び記録紙１の通過が可能なスペースが確保
できる。

この直後記録紙１の先端は、記録位置１３までプラテン
ローラー３の、第３図矢印方向への逆回転によシ巻き戻
され、次の記録への待機状態となる。

第４図は、カッター駆動用モーターの回転速度、負荷ト
ルク、固定刃／可動刃の間げきとカム位置及び検知信号
との関係と流れを説明するもので、第４図（Ｅ）で示し
たカム位置が０℃ときが第１図の状態で、それから動作
がスタートしてカムが回シ始める。このときの第４図（
Ａ）で示した負荷トルクは無負荷状態なので、ａに示す
ように低いレベルであシ、第４図（Ｂ）で示した固定刃
と可動刃の間（げきは、Ｃで示すように開いており、第
４図（Ｃ）で示した回転速度は普通の速度即ち高速であ
るｄで示し、第４図（Ｄ）で示した検知信号は、検出器
５が大径部４ａと対向していること論を表わしている。

カムが回って小径部４ｂが検出器５と対向し始めた位置
ｆ１に達すると、検知信号レベルはｇとなり、回転速度
は普通の速度ｄから低速ｅへ下がり、固定刃と可動刃の
間げきが閉じ、こ＼で記録紙のせん断が行われ、このと
きの負荷トルクは低いレベルａから高くなりｂの状態と
なる。

さらにカムが回転して記録済み記録紙９の切断が終ると
、負荷ｌ・ルクは、元の低いレベルと同じレベルのａ′
となり、回転速度もやはり元と同様なｄ′で示した速度
に戻る。カムがさらに回ると、検出器５が小径部４ｂか
ら大径部４ａへ変ったことを検知しく１２点）、固定刃
と可動刃の閉じていた間げきが開き、やがて元通りの開
いた状態（Ｃ′）となシ、カムが１回転して切断動作が
完了する。

モーターの負荷トルクが最大になるのは、記録紙１を切
断する間だけであり、従ってモーターの回転速度をその
間だけ低速にすれば、負荷トルクをかせぐことができ、
低出力のモーターを使うことができる。

さらに切断時間以外には低速にする必要はなく高速にす
ることができるので、一連のカッティング動作に要する
時間を短縮することができる。

前述した検出器５としては、マイクロスイッチ、ホトイ
ンタラプタ、ホール素子等を用いることが考えられる。

又カッター駆動用モーターとしてパルスモータ−を用い
るとき、検出器５によってカム小径部４ｂを検出し、モ
ーターを低速回転してから再び高速回転に戻すまでのタ
イミングは、カムの回転角とパルスモータ−のパルスの
カウントによって検出すれば良い。さらに又ファクシミ
リ装置等に用いられているような、他のモーターを駆動
源とすることも可能である。

効　果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、検出
器で検出したカムの位置の信号によって、記録紙を切断
するときには低速回転にし、又パルスモータ−のパルス
をカウントすることにより低速から高速に切シ換えるよ
うに構成した機構を採用しているため、低価格のモータ
ーが使用でき、限られた時間内で最適かつ最も速い切断
動作が実現でき、さらにまたクラッチ等によって本装置
内の他の駆動用モーターを用いることも可能である。

【図面の簡単な説明】

外 第１図〜第３図は、本発明の実施例を示すもので、第１
図は記録中の状態を説明する側面図、第２図（は記碌済
みの記録紙が切断された状態を示す側面図、第３図は切
断後記録紙の先端を記録位置へ戻し始めた状態を示す側
面図、第４図（４）〜（匂はモーターの回転速度、負荷
トルク、カッターの刃の間げきとカム位置及び検知信号
との関係と流れを説明する線図である。 １・・・記録紙　２・・・記録ヘッド ３・・・プラテンローラー　４・・・カム５・・・検出
器　６・・・アーム ７・・・可動刃　８・・・固定刃

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）　モーターの回転を記録紙切断時可動刃の揺動に変
   換して記録紙を切断する記録紙切断装置において、モー
   ターの回転により少なくとも径の異なるカムを回転させ
   、カム径の変化を検出することによりモーターを低速に
   切り換えて記録紙を切断することを特徴とする記録紙切
   断装置。 ２）　前記モーターをパルスモータ−とし前記カムの回
   転角を、パルスモータ−のパルスをカウントすることに
   より検出し、その検出した信号により前記モーターの速
   度を切、り換えるようにしたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の記録紙切断装置。