JPS6012387B2 - 土壌安定化剤 - Google Patents

土壌安定化剤

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JPS6012387B2
JPS6012387B2 JP9100679A JP9100679A JPS6012387B2 JP S6012387 B2 JPS6012387 B2 JP S6012387B2 JP 9100679 A JP9100679 A JP 9100679A JP 9100679 A JP9100679 A JP 9100679A JP S6012387 B2 JPS6012387 B2 JP S6012387B2
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gel
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JP9100679A
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貞夫 菅沼
俊雄 小路
盛司 桑原
栄治 三好
貞美 江邨
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水ガラス一重硫酸アルカリ一塩基性アルミニウ
ム塩系及び水ガラス一重硫酸アルカリ一塩基性アルミニ
ウム塩−リン酸塩系の特定組成を有する無機系の±磯安
定化剤に関するもので、その目的とするところは優れた
圧縮強度、止水性を得ると同時に硬化ゲルの離嫌水の低
減を図り、毒性のない無公害土壌安定化剤を提供するこ
とにある。
従来、軟弱地盤を強化させたり、漏水地盤を止水する目
的で種々の土壌安定化剤を土壌中に注入し硬化させるグ
ラウト工法が知られているが、特に水ガラス水溶液と無
機薬剤の硬化剤からなる所謂無機系珪酸塩土壌安定化剤
は、安価であること、他の有機系土壌安定化剤に比し公
害を起す危険性が殆んどないこと等のため広く実用化さ
れている。
しかし従来の無機系珪酸塩土壌安定化剤においても欠点
は認められ、例えば硬化ゲルからの離凝水量の多いこと
があげられる。これは‘1)固結グラウトの強度低下、
‘2}雛糠水のpH値が高いことから引き起こされる土
壌汚染の拡大、{3’離鰍現象のため団結グラウトの収
縮、亀裂、崩壊等が発生し、止水性の低下を引き起こす
等の問題を提起するのである。そこで本発明者等は、上
記の問題を克服すべく種々研究の結果、水ガラス水溶液
、重硫酸アルカリ、塩基性アルミニウム塩及びリン酸塩
の特定組成からなる土壌安定化剤が高強度を有し、かつ
止水性に富み藤酸水量の少ない無公害土壌安定化剤を提
供し得ることを見出し、本発明を完成したのである。
即ち本発明の第一の発明はSi02換算で水ガラスが7
.5〜12.5重量%、HS04換算で重硫酸アルカリ
が1.9〜6.7重量%、AI203換算で塩基性アル
ミニウム塩が0.07〜0.44重量%及び残部が水か
らなることを特徴とする土壌安定化剤であり、第2の発
明はSi02換算で水ガラスが7.5〜12.5重量%
、HS04換算で重硫酸アルカリが1.9〜6.7重量
%、N203換算で塩基性アルミニウム塩が0.07〜
0.4重量%、P2Q換算で0.1〜1.低重量%のリ
ン酸塩及び残部が水からなることを特徴とする土壌安定
イ剤である。
以下第1の発明と第2の発明について共通する事項につ
いては特に区別せずに述べることとする。
本発明に用いる水ガラスとしては「従釆から蓬酸塩系士
磯安定化剤に用いられている通常市販されている珪酸ア
ルカリであって、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム水溶液
が挙げられそれらの混合物であっても良い。
一般的には珪酸ナトリウム水溶液が好ましく、モル比S
i02/M20(MはNa又はKを示す)2。0〜5.
5の範囲であるのが良い。
水ガラスは注入施工時に水で適宜稀釈して、施工目的に
通した濃度に調整するが、SiQ換算で土壌安定化剤全
体中の組成割合として7.5〜12.5重量%となる様
に使用するのが好ましい。7.5重量%禾満では期待す
るゲル強度が得にくくト逆に12。
重量%より大では得られるゲルが不均一なものとなって
ゲル圧縮強度もそれ以上期待できないものである。次に
本発明においては重硫酸アルカリ及び塩基性アルミニウ
ム塩は水ガラス水溶液の主として硬化剤としての作用を
有しト所望のゲルタィムおよび強度に応じて特定範囲内
で使用する。
重硫酸アルカリとしては〜水溶性やコストの面から重硫
酸ナトリウム、重硫酸カリウムが望ましくトこれをHS
04換算で土壌安定化剤全体に対する割合として1.9
〜6.0重量%使用するのが好ましい。ここで重硫酸ア
ルカリの使用量が1,聾重量%未満の場合ゲル化に至る
までの時間が長くなり、擬水を伴う土壌に対しては充分
な止水効果が上げられなく、又使用量が6.7重量%よ
り大きい場合は、瞬間的にゲル化を起こす部分ゲルが多
くなり、その使用量の割に強度が期待できず不経済なも
のとなる。尚この車硫酸アルカリは本発明において、主
にゲルタィムの調整および強度付与の二つの機能をはた
すと考えられる。本発明における塩基性アルミニウム塩
としては塩基性塩化アルミニウム又は/及び塩基性硫酸
アルミニウムを挙げることができ、通常その分子式が〔
AI2(OH)xXy〕m(但しここでXはCI‐又は
S04‐‐を示し、x、mは各々1≦x≦5〜 0<m
SIOで、yはX=CI−の場合y=6−×、X=SQ
山の場合yi(6−×)ノ2が各々成立つ)で表わされ
る無機系高分子化合物で、その塩基度(毒×100%州
0を越えるものでなければならない。
これらは本発明の重要な効果の一つである硬化ゲルの麹
鰍水量の低減に大いに寄与することが認められるもので
ある。単なる通常の塩化アルミニゥムト硫酸アルミニウ
ム等の中性塩では上記効果が全く認められず又得られる
硬化ゲルの強度も低いものである。本発明において硬化
ゲルの離鰍水量の低減の効果が得られる機構については
明らかでないが、塩基性アルミニウム塩が水溶液中で塩
基性のポリマーイオンとして存在し〜 これが珪酸イオ
ンと速やかに結合し安定な含水窪酸ゲルを形成すること
によるものと考えられる。この塩基性アルミニウム塩使
用量の好適範囲はAI203換算で土壌安定化剤全体に
対する割合として0.07〜0。4迫重量%でありも
この範囲外の量例えば使用量が0.0り重量%未満の場
合には離数水量を充分抑えることができず強度も低いも
のとなる。
又使用量が0.44重量%より大きい量では、これら金
属塩の水溶液と水ガラス水溶液とを混合した際にアルミ
ニウムの水酸化物と考えられる白濁沈澱物を生じ易く後
に述べるリン酸塩である程度までその生成を防ぐことが
できるが一定以上では防ぎきれなくなり、実用に際して
ゲルタィム「ゲル強度、操作上}外観上等種々のトラブ
ルの原因となる恐れがあり好ましくない。次に本発明の
第2の発明で使用するリン酸塩としては第一リン酸カリ
ウム、第二リン酸ナトリウム「第二リン酸ナトリウム等
のオルソリン酸塩、へキサメタリン酸〜ピロリン酸トト
リポリリン酸等の所謂縮合リン酸のナトリウム塩トカリ
ウム塩等の可溶性塩類の一種又は二種以上を挙げること
ができL これらは土壌安定化剤全体に対する割合で、
P2公換算で好適には0.1〜1.0重量%使用する。
このリン酸塩の本発明における主要な機能は〜同時に使
用する塩基性アルミニウム塩のアルミニウムイオンのキ
レート化にあり、これによりアルミニウムの水酸化物の
沈澱生成を防止することができると共に塩基性アルミニ
ウム塩による硬化ゲルの雛糠水の抑制の助成も行なうも
のである。又水ガラス水溶液のゲル化促進機能も兼ね縦
えているものである。しかしこれらのリン酸塩は上述の
範囲の上限より多量に使用するとゲル化を促進しかえつ
て部分ゲル化を起こす等の好ましくない結果を生む。か
かる薬液、特定組成からなる土壌安定化剤は結果的に土
壌へ注入する際に組成されていれば充分である。
従って構成成分全てを予じめ一液に調整したものを注入
しても良いし、個々の成分を別個に注入しても良い。注
入に当っては常法により従来知られている薬液注入法例
えば1ショット法、1.5ショット法、2ショット法等
を使用して注入される。多くの場合、水ガラス水溶液を
一方の液とし、重硫酸アルカリ塩基性アルミニウム塩を
所望量に稀釈したものを他方の液として両液を前記方法
により混合して土壌中へ注入する。この際前記した通り
他方の液としてアルミニウムの水酸化物発生の抑制その
他の機能を発揮させるためにリン酸塩を加えたものを注
入するのは本発明の第2の発明の一実施の態様である。
土壌に注入された±暖安定化剤はゲル化し、土壌を補強
するわけであるが、その土壌の性質および薬液の調整如
何によってそのゲルタィムは様々である。
ゲルタィムが短かし、と薬液が充分に浸透し難く、また
一方それが長すぎると、硬化して安定化させる必要土壌
以外の範囲まで注入されて経済的に問題があるため最も
好ましい範囲に設定できることが望ましいが、本発明に
係る土壌安定化剤は多くの場合、ゲルタィムが大体数秒
〜6の彰程度の効果的な範囲をとることができる。次に
圧縮強度については、ホモゲルで0.5kg/塊以上又
はサンドゲルで約3X9/め以上が好ましいと考えられ
一般的に水ガラス系のグラウトで該強度がホモゲルで0
.5k9/塊又はサンドゲルで3k9/泳以上のものは
極めて少ないが、土質、工事の状況により高強度のグラ
ウトも必要な場合も考慮されるので、この目的に十分適
用できるように考えられたものである。
また、本発明に係る土質安定化剤は、懸濁型土質安定化
剤の代表的な水ガラスーセメント系薬液を注入できない
シルト層等の紐粒士質への注入をも効果的に行える溶液
型で、且つホモゲルで高強度が出る実用性の高いもので
ある。
更に本発明の±磯安定化剤の重要な効果としては硬化ゲ
ルの離糠水が少く、かつその餌が7〜8の所謂中性領域
で無公害であることを挙げることができる。
以下実施例により本発明をより具体的に説明する。
実施例 1〜25 各種水ガラスの水稀釈液をA液とし、重硫酸ナトリウム
、ポリ塩化アルミニウム、リン酸塩及び水からなる混合
水溶液をB液とした。
A、B両液の等容積混合物についてゲルタィムを測定し
更にまた別箇A、B両液の等容積混合物を直径5仇舷、
高さ10仇舷のモールドの中に注入し硬化させ、次いで
硬化体の離酸水量及びそのpH値、圧縮強度(ホモゲル
およびサンドゲル強度)の測定を行なった。その結果を
第1表に示した。又、ポリ塩化アルミニウムの代わり‘
こ単なる硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムを使用し
た場合を参考例1〜16として第2表に示した。
尚ゲルタイム、雛数水量、圧縮強度の測定はそれぞれ下
記の通りとした。ゲルタィム:AおよびB液を混合する
と最初は完全な粘性の低い液状が次第に擬梓すると粘度
が増加してくる。
混合後この損拝跡のすじが瞬時残る状態までの時間を測
定しこれをゲルタィムとする。離酸水量:硬化直後のゲ
ル硬化体の重量を100とした場合の雛鰍水量の重量を
測定し、重量%で表示する。
一鞠圧縮強度:硬化後次いで温度20±2℃に調節した
水中で2独特間養生した後、アームスラー耐圧試験機に
て一触圧縮強度を測定する。
第1表および第2表から分かる様に、アルミニウム塩と
して塩基性アルミニウム塩を使用した場合、中性塩を使
用した場合に比し、得られる強度が高く、かつ離鰍水量
も低く抑えることが可能である。
又高モル比水ガラスを使用することにより離数水のpH
を中性付近に抑えることができる。寸【三コご三 霊璽畠 的○寸 【の寸 台三6 ミミN 山山0 球 字2≧ 曲 暑さき \\の ゆ 99※ 3 のの蔦き山 //トの 球 過贈与…鯛 粉も題・三鰭 唇22 市5三 痔。
内ざ繁G N2QZZ岬岬)山の 霧′′轡轡2j三÷。
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寸…−。寸dOA。・Ld寸N〇N○2N町のの 医N【〇のシ山)Ad)シ 欄……・【口< N… 寸Z N。
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、ポリ硫酸アルミニウム、リン酸塩及び水からなる混合
水溶液をB液として実施例1〜25と同様の測定を行な
い第3表に示す結果を得た。
第 3 表(注)ボリ硫酸アルミニゥムは次のものを使
用した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 SiO_2換算で水ガラスが7.5〜12.5重量
    %、HSO_4換算で重硫酸アルカリが1.9〜6.7
    重量%、Al_2O_3換算で塩基性アルミニウム塩が
    0.07〜0.44重量%及び残部が水からなることを
    特徴とする土壤安定化剤。 2 SiO_2換算で水ガラスが7.5〜12.5重量
    %、HSO_4換算で重硫酸アルカリが1.9〜6.7
    重量%、Al_2O_3換算で塩基性アルミニウム塩が
    0.07〜0.44重量%、P_2O_5換算で0.1
    〜1.0重量%のリン酸塩及び残部が水からなることを
    特徴とする土壤安定化剤。
JP9100679A 1979-07-19 1979-07-19 土壌安定化剤 Expired JPS6012387B2 (ja)

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