JPS609544B2 - 土質安定化法 - Google Patents
土質安定化法Info
- Publication number
- JPS609544B2 JPS609544B2 JP15666677A JP15666677A JPS609544B2 JP S609544 B2 JPS609544 B2 JP S609544B2 JP 15666677 A JP15666677 A JP 15666677A JP 15666677 A JP15666677 A JP 15666677A JP S609544 B2 JPS609544 B2 JP S609544B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- water glass
- stabilization method
- agent
- solution
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- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は水ガラス薬液による非粒子系グラウト剤によ
り土質に注入して土壌を安定化させる方法に関する。
り土質に注入して土壌を安定化させる方法に関する。
従来、無機質の土質安定化剤としてはセメント−水ガラ
ス薬液が最も知られているが、これは懸濁型もしくは半
懸濁型での使用が一般的であり、実際に土壌へ注入でき
るのは砂質程度までで、シルト層になるとその表面に懸
濁物が炉適されて均一に安定化剤が浸透し難く、その為
にシルト層内部には薬液による硬化が期待できないとか
、硬化しても非常に強度の弱いものとなったりして、土
壌硬化による安定化の目的が達成できない欠点があった
。
ス薬液が最も知られているが、これは懸濁型もしくは半
懸濁型での使用が一般的であり、実際に土壌へ注入でき
るのは砂質程度までで、シルト層になるとその表面に懸
濁物が炉適されて均一に安定化剤が浸透し難く、その為
にシルト層内部には薬液による硬化が期待できないとか
、硬化しても非常に強度の弱いものとなったりして、土
壌硬化による安定化の目的が達成できない欠点があった
。
従って、シルト層等の紬粒土質への注入も効果的な有機
質の薬液として樹脂溶液が使用されていたが、薬害を生
ずる欠点が明らかにされた。従って水ガラス系薬液を使
用するに当って、非粒子系のグラウト剤の開発が進み数
多くの提案がなされているが、それぞれ一長一短があっ
て問題は多い。
質の薬液として樹脂溶液が使用されていたが、薬害を生
ずる欠点が明らかにされた。従って水ガラス系薬液を使
用するに当って、非粒子系のグラウト剤の開発が進み数
多くの提案がなされているが、それぞれ一長一短があっ
て問題は多い。
例えば、水溶性の金属塩は水ガラスと反応して瞬結反応
を起す性質があり、ある程度以下の濃度でないと均一な
ゲルができないため強度のあるゲル化体は得られない。
従って、有機系の金属錆化剤を用いて水ガラス系のグラ
ウト剤の開発が報告されているが、有機系の銭化剤の場
合ゲル化体の収縮などの問題がある。
を起す性質があり、ある程度以下の濃度でないと均一な
ゲルができないため強度のあるゲル化体は得られない。
従って、有機系の金属錆化剤を用いて水ガラス系のグラ
ウト剤の開発が報告されているが、有機系の銭化剤の場
合ゲル化体の収縮などの問題がある。
本発明者らは、水ガラスを主剤とする非粒子系のグラウ
ト剤の研究を鋭意してし、たところ、統合りん酸アルカ
リとアルカリ士類金属塩を含有する水溶液が水ガラスと
反応して、強度のあるゲル化体を形成することを知見し
て本発明を完成した。
ト剤の研究を鋭意してし、たところ、統合りん酸アルカ
リとアルカリ士類金属塩を含有する水溶液が水ガラスと
反応して、強度のあるゲル化体を形成することを知見し
て本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨とするところは、水ガラス系グ
ラウト剤を土壌に注入して土質を安定化させる注入工法
において、硬化剤としてピロリン酸カリウム又はへキサ
メタリン酸ソーダ、およびアルカリ士類金属塩を含有す
る薬液を使用することを特徴とする土質安定化法にかか
るものである。本発明において、アルカリ士類金属塩は
いずれも水溶性のものであって、例えば塩化マグネシウ
ム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウムが適当であり、
他のものは経済的に有利でない。
ラウト剤を土壌に注入して土質を安定化させる注入工法
において、硬化剤としてピロリン酸カリウム又はへキサ
メタリン酸ソーダ、およびアルカリ士類金属塩を含有す
る薬液を使用することを特徴とする土質安定化法にかか
るものである。本発明において、アルカリ士類金属塩は
いずれも水溶性のものであって、例えば塩化マグネシウ
ム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウムが適当であり、
他のものは経済的に有利でない。
次に、水ガラスは、通常市販されている珪酸アルカリ水
溶液であって珪酸ナトリウム又は珪酸力リウムである。
溶液であって珪酸ナトリウム又は珪酸力リウムである。
一般的には、珪酸ナトリウム水溶液が好ましく、濃度は
３０〜５５重量％、モル比ＳｉＱ／Ｎａ２０が２〜４の
範囲が適当である。又、最近フェロシリコンなどの電熱
冶金工業から副生するシリカダストを利用して得られる
珪酸ソーダがあるがこれも有効に適用できる。
３０〜５５重量％、モル比ＳｉＱ／Ｎａ２０が２〜４の
範囲が適当である。又、最近フェロシリコンなどの電熱
冶金工業から副生するシリカダストを利用して得られる
珪酸ソーダがあるがこれも有効に適用できる。
本発明は水ガラス系薬液の硬化剤として縦合りん酸アル
カリおよびアルカリ士類金属塩を含有させる薬液を使用
し、その使用においては±質注入法、土壌の性質、その
他の条件により様にであるが、水ガラス（固形分３８．
５重量％、比重１．３９）と硬化剤の重量比は５．０：
１〜０．５：１の範囲で使用する。
カリおよびアルカリ士類金属塩を含有させる薬液を使用
し、その使用においては±質注入法、土壌の性質、その
他の条件により様にであるが、水ガラス（固形分３８．
５重量％、比重１．３９）と硬化剤の重量比は５．０：
１〜０．５：１の範囲で使用する。
そしてこれらは所望の割合の水で希釈された溶液として
用いる。また硬化剤において縮合りん酸アルカリとアル
カリ士類金属塩との割合は重量比で３？１〜１５：１の
割合が適当である。上記の範囲外ではゲル化体の生成が
遠すぎるか又は遅すぎるかしていずれも強度のあるもの
は得られない。本発明に係る土質安定化剤は、常法によ
り、従来知られている薬液注入装置を使用して注入され
る。
用いる。また硬化剤において縮合りん酸アルカリとアル
カリ士類金属塩との割合は重量比で３？１〜１５：１の
割合が適当である。上記の範囲外ではゲル化体の生成が
遠すぎるか又は遅すぎるかしていずれも強度のあるもの
は得られない。本発明に係る土質安定化剤は、常法によ
り、従来知られている薬液注入装置を使用して注入され
る。
＊ 本発明に係る薬液は完全なる無機系グラゥト剤で薬
害も実質的に生ずることもなく実用性の高いものとして
考えられる。
害も実質的に生ずることもなく実用性の高いものとして
考えられる。
実施例
４ｒ技の３号珪酸ソーダ水溶液（日本化学工業■社製品
）をＡ液とし、一方縮合りん酸アルカリおよびアルカリ
士類金属塩の混合水溶液をＢ液とする。
）をＡ液とし、一方縮合りん酸アルカリおよびアルカリ
士類金属塩の混合水溶液をＢ液とする。
このＡ液およびＢ液とを混合して豊満標準砂を充填した
直径５仇舷高さ１０仇吻のモールドの中に注入してモー
ルドを形成させこれを試験片として、この時のゲルタイ
ムとサンドゲル化体の−鱗圧縮強度を、下記の測定法で
調べたところ、第１表の結果が得られた。〈ゲルタイム
の測定法） Ａ液およびＢ液を混合すると最初は完全な粘性の低い液
状が時間の経過と共に次第に粘度が増加してくる。
直径５仇舷高さ１０仇吻のモールドの中に注入してモー
ルドを形成させこれを試験片として、この時のゲルタイ
ムとサンドゲル化体の−鱗圧縮強度を、下記の測定法で
調べたところ、第１表の結果が得られた。〈ゲルタイム
の測定法） Ａ液およびＢ液を混合すると最初は完全な粘性の低い液
状が時間の経過と共に次第に粘度が増加してくる。
浪合後この蝿梓跡のすじが瞬時残るまでの時間をゲルタ
ィムとして測定する。〈一鞄圧縮強度の測定法〉 硬化後、試験片を２０ｑｏ±２℃に調節した水中で一定
時間養生した後、アムスラ−耐圧試験機にて、一鞠圧縮
強度を測定する。
ィムとして測定する。〈一鞄圧縮強度の測定法〉 硬化後、試験片を２０ｑｏ±２℃に調節した水中で一定
時間養生した後、アムスラ−耐圧試験機にて、一鞠圧縮
強度を測定する。
第１表
比較例
３号水ガラス水溶液をＡ液、Ｂ液としてアルカリ士類金
属塩水溶液のみを使用して実施例１と同様にして試験片
の作成を試みたところ、第２表の結果が得られ、いずれ
も瞬間反応でゲルタィムはなく、又強度の全くないもの
であった。
属塩水溶液のみを使用して実施例１と同様にして試験片
の作成を試みたところ、第２表の結果が得られ、いずれ
も瞬間反応でゲルタィムはなく、又強度の全くないもの
であった。
第２表
Claims (1)
- １ 水ガラス系グラウト剤を土壌に注入して土質を安定
化させる注入工法において、硬化剤としてピロリン酸カ
リウム又はヘキサメタリン酸ソーダ、およびアルカリ土
類金属塩を含有する薬液を使用することを特徴とする土
質安定化法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15666677A JPS609544B2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | 土質安定化法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15666677A JPS609544B2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | 土質安定化法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5490809A JPS5490809A (en) | 1979-07-18 |
| JPS609544B2 true JPS609544B2 (ja) | 1985-03-11 |
Family
ID=15632641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15666677A Expired JPS609544B2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | 土質安定化法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS609544B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6290746U (ja) * | 1985-11-28 | 1987-06-10 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56152886A (en) * | 1980-04-28 | 1981-11-26 | Sanyo Chem Ind Ltd | Soil stabilizer |
| JPS56152885A (en) * | 1980-04-28 | 1981-11-26 | Sanyo Chem Ind Ltd | Soil stabilizer |
-
1977
- 1977-12-27 JP JP15666677A patent/JPS609544B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6290746U (ja) * | 1985-11-28 | 1987-06-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5490809A (en) | 1979-07-18 |
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