JPS60123870A - カラ−画像形成方法 - Google Patents

カラ−画像形成方法

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JPS60123870A
JPS60123870A JP58233096A JP23309683A JPS60123870A JP S60123870 A JPS60123870 A JP S60123870A JP 58233096 A JP58233096 A JP 58233096A JP 23309683 A JP23309683 A JP 23309683A JP S60123870 A JPS60123870 A JP S60123870A
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JP
Japan
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toner
viscoelasticity
red
color
image
Prior art date
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Application number
JP58233096A
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English (en)
Inventor
Fumio Koizumi
文夫 小泉
Satsuki Nakahara
中原 五月
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Priority to JP58233096A priority Critical patent/JPS60123870A/ja
Publication of JPS60123870A publication Critical patent/JPS60123870A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/01Electrographic processes using a charge pattern for multicoloured copies
    • G03G13/013Electrographic processes using a charge pattern for multicoloured copies characterised by the developing step, e.g. the properties of the colour developers
    • G03G13/0133Electrographic processes using a charge pattern for multicoloured copies characterised by the developing step, e.g. the properties of the colour developers developing using a step for deposition of subtractive colorant developing compositions, e.g. cyan, magenta and yellow

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は色彩を異にした複数種のカラートナーを熱ロー
ラー定着するカラー画像形成方法に関する。
〔従来技術〕
静電写真法を利用して複数色からなるカラー画鐵ヲ得る
には、通常予め電荷を辱えた光導電性感光体上に第1の
色分解フィルタを通した原稿の画像を投影して第1の静
電縁を形成せしめ第1の色のカラートナーで現像して第
1のカラートナー像とし紙等の転写機上に転写し、次に
第2の色分解フィルタを介しての露光、第2の色のカラ
ートナーによる現像によって得られた第2のカラートナ
ー[1を前記第1のカラートナー像を転写機上に位置合
はせして転写する。この過程を必要な色数だけ反覆した
後転写された多色トナー像を定着して複写物を得るのが
一般的な方法である。
用いられカラートナーとしては、いわゆるフルカラー複
写の場合シアン、マゼンタ、イエローの減色法三原色或
いはこれに黒を加えた四種が用いられ、その池、文書等
の複製のため赤、青等の特定の色のみを用いる場きも多
いが、いづれの場合同一転写材上に黒色トナーと有彩色
のカラートナーが共存して定着処理される場合がほとん
どである。トナーの定着にはトナーを加熱済融して転写
紙に固着させる熱足着方式が最も広く用いられる。
トナーを加熱するためにはヒータ、赤外線等よりの輻射
熱を利用する方法もあるが、トナーを担持した転写紙欠
加熱したローラの間に通しトナーに熱ローラを直接接触
させる方法が、過熱による発火の危険性が無い、熱効率
が良い、カラートナーの混色が良い等の理由で最もすぐ
れており広く実用されている。しかしながらこの方法に
は熱ローラとトナーが接触するためトナーが熱ローラに
付着し後続の複写物に再転写するいわゆるオフセット現
象が発生すると言う問題がある。オフセット現象は溶融
したトナーの粘弾性と関係があり粘弾性が低いと発生し
易くなる。
通常熱ローラの温度ニ160℃乃至200℃とされ、こ
の時のトナーの温度ハ130℃乃至170℃の間である
と推定されるが溶融したトナーの粘弾性は溶融物の温度
が高まると急激に低下しオフセ・ント現ある。一方定着
を完全に行なうためにはトナーを加熱して溶融状態とす
ることが必須であり、定着ればならない。前記のように
オフセット発生温度及び定着可能温度はトナーの粘弾性
、溶融温度によって変化するが、オフセット発生温度及
び定着可能温度をそれぞれ上限及び下限とする温度範囲
すなわち定着温度許容範囲が広い程実用上好ましいこと
は言うまでもない。
トナーの定着可能温度、粘弾性はトナーの組成等によっ
て変化し、トナーを設計する際には定着温度許容範囲が
広くなるよう配慮するが、カラー画像のように組成、物
性を異にする複数極のトナーを同時に定着する場合には
各トナーの定着温度許容範囲の共通部分だけが実用上の
許容範囲となるため著しく狭いものとなってしまう。第
1図は2種のトナーA、B’i使用したときのモデル図
であって、T、A 、 T、A kそれぞれトナー人の
定着可能温度、オフセット発生温度TIB 、 T、B
 t?)ナーBのそれとすれば、2種のトナーから成る
画像の定着温度許容範囲HTiA以下の温度ではトナー
Aが定着不良となりT、B以上の温度ではトナーBがオ
フセット現象を起すため両トナーの共通部分であるT、
AよりT、Bの狭い領域Fとなる。
一般的に比較的多量のカーボンブラックを當む黒色トナ
ーに、カーボンブラックが粘弾性調整剤として働くため
一般に粘弾性が高く定着温度許容範囲も広いもの(第1
図トナーAのようなタイプ)が得られるのに対し、着色
剤として有機顔料、又は染料が用いられるカラートナー
は一般に粘弾性が低く定着温度許容範囲も比較的狭い(
第1図トナーBのようなタイプ)ものとなる。このた゛
め黒色トナーとカラートナーが共存する画像の定着は特
に難かしいものとなる。
特開昭57−158665号公報には改良されたカラー
画像の定着方法が開示されているが、ここに示めされた
カラートナーのg御粘性が著しく低いためオフセット現
象が極めて発生し易く、また前述の黒色トナーとの併用
時における定着温度許容の問題についての解決を与える
ものではない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は複数のトナー、特に黒色トナーを含む複
数のトナーより成るカラー画@を安定に定着することの
できる画像形成方法を提供することにある。
〔発明の溝底〕
前記の目的は樹脂、着色剤及び粘弾性調整剤を主成分と
し、且つ150℃における溶融状態゛での動的粘性n′
が0.5X104乃至10 X 10 ’ポアズ、動的
弾性G′が0.3X104乃至4 X 10 ’ダイン
/cdである色彩を異にした複数のトナーから成る一e
を支持体上に形成し該支持体を熱ローラ間を圧接触して
通過せしめることにより前記トナーl#!′t−溶融定
着することを%徴とするカラー画像形成方法によって達
成された。
本方法に使用する色彩を異にした複数のトナーの熱爵融
時に2ける動的粘性n′、動的弾性G′を適正範囲内に
揃えることにより、各トナーの定着温度許容範囲を広げ
ると共に各トナー間の許容範囲のずれによる実用定着温
度許容範囲の狭小化(第1図参照)1に避け、複数種類
のトナーを安定に同時定着しようとするものである。
トナーの動的粘性及び弾性が前記の下限値以下となると
定着は容易となるがオフセット現象が発生して実用が難
かしくなる。te前記の上限値以上の領域ではオフセッ
ト現象は発生しにくくなるがトナーの軟化点が著しく上
昇し、定着温1t−高く設定することが必要となって実
用上好ましくない0 1fc前記の動的粘弾性値はカーボンブラックを含んだ
黒色トj−の動的粘弾性とも一致しカラートナーと黒色
トナーで構成された画it定着する場合に有利である。
本発明の方法に用いられるトナーの主成分はノくインダ
ー用樹脂、着色剤、及び粘弾性調整剤から成るがその他
荷電調整剤、離型剤等通常トナーに用いられる各種の添
加剤を加えることもできる。
前記のバインダー樹脂としては、アクリル酸エステル、
メタアクリル酸エステル等のαメチレン脂肪族モノカル
ボン酸のエステル類、塩化ビニール、酢酸ビニール等の
ビニールエステル類、スチレン類、ビニールエーテル類
、ビニールケトン類、N・ビニール化合物等の重合体1
.またはこれらの単量化を組合わせた共重体、;、′或
いはポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン・ブタ
ジェン重合体、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂
等通常静電鐵現像用トナーに用いられる各種熱可塑性樹
脂を用いることができ、環球軟化点100乃至150℃
ガラス転移温度5℃以上のものが好ましい。
また着色剤としては耐熱性、耐候性がよく、毒性等のな
い、通常トナーに用いられる各種の染料、有機顔料等を
用いることができ、例えば下記のようなものが挙げられ
るが、これに限定されるものでにない。(カラーインデ
ックス名称とその市販品名の一例を示す) 赤色顔料 C6工、ピグメントレッド 31 (ポリモローズPB
L。
化成品工業協会製) C0■、ピグメントレッド84(パテントファストルピ
ンRL、パテント ケミカルズ社製) C1工、ピグメントレッド 89 (7アナラツクピン
クRL 、GAF社製) C0工、ピグメントレッド】23(カヤセットレヅド]
1tニーB、日本化薬味 製) C0工、ピ゛グソメ・lトレッド】39(カヤセットレ
ッドE! −GR、日本化薬 創製) C0■、ピグメントレッド144 (クロモフタールレ
ッドBRN 、チバガイ ギー社製) % C0工、ピグメントレッド149(PV ファストレツ
° ドB、ヘキスト社製) C1工、ピグメントレッド166(クロモフタールスカ
ーレットR,チバ ガイギー社製) C0工、ピグメントレッド177 (クロモフタールレ
ッドAIB、チバガイギ ー社製) C1工、ピグメントレッド178(カヤセットレッドE
 −GG 日本化薬 (2)製) C1工、ピグメントレッド190(ツェナラックスカー
レットVRGAF社 製) 黄色顔料 C0工、ピグメントイエロー 6(サンヨーファストイ
エロー3G、出湯 色素(株)製) C3工、ピグメントイエロー12(ベンジディンイエロ
ー、E、工、デュポン 社製) C,工、ピグメントイエロー13(ツェナラックイエロ
ーBX 、 GAP社製) C9工、ピグメントイエロー17(リソールイエロー1
220 、BASF社製) C9工、ピグメントイエロー83(リソールイエロー1
781に、BASF社製) C0工、ピグメントイエロー95(クロモフタールイエ
ローGRチバガイ ギー社製) 緑色顔料 C6工、ピグメントグリーン 2(シミュレックスグリ
ーンF、大日本イ ンキ化学工業(株)製) C0■、ピグメントグリーン 7(クロモフタールグリ
ーンGIF、チパガイ ギー社製゛) C1工、ピグメントグリーン36(ファストゲングリー
72YK 、、大日本イ ンキ化学工業(m製) 青色顔料 C0工、ピグメントブルー 2 (ファナトーンプル−
B、山水色禦(痢 製) 0、工、ピグメントブルー 3 (ファナトーンプルー
5B、山水色素(掘 #) C0工、ピッグ/メンドブルー 9 (ファナトーンプ
ルー6G、山水色素(銅 製) C1工、ピグメントブルー 14(ハロボンドブルー 
RIM 、R1,工、デュポン社 −製) C0工、ピグメントブルー 15(ルイガライトブルー
BN8.チバガイギ ー社製) C・工・ピグメントブルー 16(ルイガジンブルー3
GT 、チパガイギー 社製) C0工、ピグメントブルー 60 (スミヵコートファ
ストブルーBS、住友 化学(a) 31!! I C,Z、ピグメントブルー 66(ミクロゾールネービ
ーブルーERN 、チ バガイギー社製) 粘弾性調整剤としてはトナーを構成するバインダ樹脂と
相宕性のない無機物の微粉末を用いることが好ましく、
例えば白色或いは有色の無機顔料等の使用が好ましい。
好ましく使用できる白色顔、料としては例えば硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、クレー、二酸化ケイ素、タルク
、炭酸マグネシウム、アルミナホワイト、クロスホワイ
ト、サチン白、酸化亜鉛、リトポン、硫化亜鉛酸亜鉛等
が挙げられる0有色無機顔料としては例えばべんがら、
船内、(以上赤色)、黄鉛、亜鉛量、黄土、クローA 
7(−ミIJオン(以上黄色乃至橙色)、酸化クロム、
ピリジアン、エメラルドグリーン(以上緑色)、群青、
紺青(以上青色)、コバルト紫、マンガン紫(以上紫色
)、炭化ケイ素(灰色)等がψげられる。白色顔料は各
種の色のトナーに使用することができ、有色顔料は目的
とするトナーの色を勘案の上着色剤と適宜組合はせて使
用すればよい。
また上記各種の顔料にそれぞれ単独で用いてもよく複数
種併用してもよい。
前記無機物質粉末の粒径ハ溶融トナーの粘弾性に大きな
影響を有し、本発明の方法に用いるトナー用としては粒
径l乃至0.01μmの粒径のものを用いることがのぞ
ましい。
粘弾性調整剤のトナーに対する添加重量比は、その粒径
、形態、樹脂に対する親和性等によって変化し、その比
重によっても大巾に変るので、添加したトナーの粘弾性
にもとづいてその適量を決めればよいが、その範囲はト
ナー重量の1乃至ω重量%−←←+であることが好まし
い。添加量がトナーJtmlの1−以下では粘弾性調整
効果が不充分であり、ω重量係以上ではトナーの粘弾性
が過大となって好ましくない。粘弾性調整剤として白色
顔料を使用する場合には、トナーの色彩を淡くするため
その添加量はトナー重量の10重量%以内に止めること
が好ましいが有色の顔料を使用する場合適当な着色剤と
組合はせ上記範囲内において増量することができる。
また本発明の方法に用いられるトナーには、離型剤とし
てポリエチレン、ポリプロピレン、脂肪酸アミド等を用
いることができ、その添加量はバインダ樹脂100重量
部当り1乃至10重量部が好ましい。更に流動性向上剤
として疎水性シリカ、アルミナ粉、弗化炭素等、滑剤と
して高級脂肪酸或いはその金属塩例えばステアリン酸す
チレム等を加えてもよい。
本発明の方法に用いられる転写材としては通常の紙の外
画2原図用の半透明紙、トレーシングペーハ、フィルム
等各種のシー)k用いることができる。ま念定着装置は
2本のローラ間を通すものの外平板上の転轍写紙表面上
を熱ローラを移動させる等椎々のものを用いることかで
する。
以下実施例によって具体的に説明する。
〔実施例1〕 第1表の処方によシ粘弾性調整剤の量を異にする4種の
赤色トナーを調整した。
第 1 表 α)スチレン−メチルメタアクリレート−ブチルメタア
クリレート(50: 20 :30 )共重合体(2)
へキストジャパン社製 (3)オリエンタル化学(網製 (4)日本エアロジル(l#J製、平均粒径約−μ各試
料の材料をそれぞれボールミルで10時間予予備金した
後、2軸エクストルーダCPCM −30型。
池貝鉄工(2)製)によシ120℃で混合練肉した。
混線物を室温に冷却、固化させた幾粗砕し、更にジェッ
トミルで微粉砕した。この粉体をジグザグ分級機(アル
ピネ社製)で分級し体積平均粒径約13μのトナー4種
を得た。得られた各トナーについて粘弾性及び定着特性
(定着開始温度、オフセット発生温度及びそれらの差で
められる定着温度許容範囲)を測定した。
粘弾性の測定は高滓レオメータRM−1(高滓製作所製
)を用い、測定温度150℃で行った。定着開始温度、
オフセット発生温度の測定は定着ローラ温度を任意に設
定し得るよう構成した試験用定着装置(定着ローラはU
 −Bix 1600型用(小西六写真工業(網製)を
用いて行った。静電複写機に前記トナーを用いて調製し
た現1象剤を入れて両縁形成を行ない、画像の転写され
た用紙を定着前に取出し前記試験用定着装置を通して定
着し鳩定着の温度順次を変えて試験を繰返し、各トナー
について定着開始温度、オフセット開始温度を観察した
。定着の線速度は200mm / secとした。試験
の結果は第2表の通りであった。
第 2 表 粘弾性調整剤を含まない対比試料であるトナー■が粘性
、弾性共に低く定着温度許容範囲も極めて狭いのに対し
粘弾性調整剤を加えたトナー■、■、■では粘弾性調剤
の増加と共−に粘弾性が増大し、オフセット発生温度が
上昇して定着温度許容範囲が著るしく広くなることが立
証された。
〔実施例2〕 第3表の処方によってトナーV乃至■を調整し第 3 
表 (1)スチレン−ブチルアクリレート(80:20 )
共重合体(分子量約加万及び約5分の2つの分子量分布
極大をもちその重量比的40:60)伐)キャーボット
社製 (3)日本アエロジル(網製、平均粒径へ7mμ(4)
日本アエロジル(m製、平均粒径〜約20mμ実施例1
と同様の処理によってトナー5種を得た。トナーV及び
■はそれぞれ黒色及び赤色の対比試料トナー■■■は粘
弾性調整剤として白色顔料である二酸化ケイ素、アルミ
ナ白、チタン白の粉末を添加した本発明の方法に適した
試料であるO各トナーについて粘弾性及び定着開始温度
、オフセット発生温度を測定し定着温度許容範囲を算出
した。
試験の結果は第4表の通−りであった。
第 4 表 表の値に見られる通り対比試料トナー■は許融状態での
粘弾性が著るしく低いためオフセット発生温度が低く、
定着温度許容範囲も5℃と極めて狭い。これに対しカー
ボンブラックが粘弾性調整剤として働いている黒色トナ
ーI及び粘弾性調整剤を加えたトナーIII、IV、v
hいづれも適度の粘弾性をもち定着温度許容範囲もI−
(社)℃と広がっている。
今回−支持体上に前記トナーを用いて黒、赤2色から成
る画1象を形成し熱ローラによる定着を行うことを考え
ると、黒色トナー■と赤色トナー■を組合せた場合両者
に共通する定着温度許容域が殆んど存在しないため定着
温度の設定が極めて難かしく定着温度の僅かな変動によ
って黒色トナーの定着不良、赤色トナーのオフセットが
交互に発生して実用できない状態となってしまうことが
予想される。これに対し本発明の方法による適正範囲の
粘弾性をもつトナー■、■、■をそれぞれトナー■と組
合せた場合には両者に共通する定着温度許容域が(資)
乃至35’Cf広く、定着開始温度も一致しているため
安定な定着が行はれると考んられる。これを立証するた
め第2図の構成をもつカラー複写機を用い黒赤2色から
成る画像の実写試験を行った。第2図に示す複写機はス
クリーン感光体を用いて黒色画像部に重複する色画像部
を消去する型のものであって以下その機構を説明する。
この装置本体の上部には往復動する原稿台11が設けら
れており、この原一台11上に載置された原稿25は照
明ランプ12により照明される。13.14はミラー、
15ハ固定レンズ、16は光路中に出入れし得るように
構成された可動の赤色フィルター、17は赤色光を反射
させ、赤色と補色関係にあるシアン色は通過させる可動
式のグイクロイックフィルターであシ、光路中に出入れ
し得るように構成されている。第2図では赤色フィルタ
ー16fl光路からはずれ、ダイクロイックフィルター
17ニ光路中に配置されている状態を示している。ドラ
ム状をなした静電U担特体4の表面に感光一層四が設け
られ、靜電黴担持体21が時計方向に回転すると感光層
四がコロナ帯電器乙によって均一に帯電される。感光層
22はセレンにより作られている。
静電像担持体21の周辺には、感光層22を均一に帯電
する帯電器Zと、正に帯電された黒色トナーを有する黒
色現像器スと、正に帯電された赤色トナーを有する赤色
現像器5と、感光層n上に残留fる)+−および電荷を
除去するクリーニンク装置部とが配置されている。31
は靜電鍬担持体21と同径で、感光層18と接触して従
動するか又は反時計方向に回転する転写ドラムである。
転写ドラム31は複写紙を固定する手段を有している。
32はコロナ放電器からなる転写電極、33は複写紙給
紙皿、34は複写紙給紙器間に収納された複写紙35を
一枚ずつ給紙する給紙ローラ、’39H複写紙を転写ド
ラム31に搬送する搬送ローラ、36は転写後に複写紙
をドラム31から分離し易くするための除電を行なう静
電分離器、38は複写紙をドラム31から強制約5分離
する分離爪である。また、37はヒーター内蔵の定着装
置である。但、実際には複写紙35を案内するガイド板
を設けるが、この図示は省略されている。
一方、感光層ρの外側には、光導電層が面するように円
筒状をなした感光性を有する荷電粒子流製御スクリーン
ドラム41が配され、このスクリーンドラム41は原稿
台11および感光層18と同期して反時計方向に回転し
得るように配置されている。
また、このスクリーンドラム41の外側周辺には、スク
リーンを帯電せしめる帯電器42と、スクリーンドラム
41上に残留する電荷を除去するACコロナ除電機で作
ったスクリーン除電器6と、スクリーンドラム41の内
側静電像担持体21に対向する位置に荷電粒子を投射す
る荷電粒子源(コロナ放電器)祠とが設けられている。
 一 本装置によって複写を行なうには、先づ感光層22を有
する静電像担持体(感光体)21の支持体と、コロナ帯
電器田との間に電圧を印加し、感光層ηを均一に正に帯
電せしめ、黒画縁部および赤色画像部を有する原稿60
光潅を、赤色とは補色関係にあるシアン色フィルタとし
て働くダイクロイックフィルター17を介して感光層n
に照射せしめる。
ここで用いるシアン色フィルターとはシアン色の光のみ
透過する光学手段である。これにより、感光層四には黒
画像部および赤色画像部に対応する領域以外に光が照射
されて静電荷が消失し、前記領域にのみ正の静電荷を有
して成る静電像が形成される。
一方、スクリーンドラム41に対しては、1ヰ偽1 帯
電器42によって直流コロ6 す放電で一様に正帯電を辱えておく。
次に、ダイクロイックフィルター17からの反射光(即
ち、赤III 11部R及び白色部Wに対応する光]を
対応するスクリーン上の領域に照射せしめ、非露光領域
にのみ元の負電荷を残す。
次いで静電1象担持体ρ及びスクリーンドラム41を、
双方の上に形成された静電像の位置が、その最近接点A
において正確に対向するような位置におき、同期して回
転させながら荷電粒子源(コロ、す放電器)44より、
静電像担持体nに向って負イオンを投射すると、スクリ
ーン41上の正電荷のある領域(原稿10の黒画像部に
相当する領域)ではイオンが通過して感光層ρ上に到達
し、そこの正電荷のみを選択的に中和して消失せしめる
こうして、感光層乙の赤色画像部に対応する領域にのみ
正の静電荷を有して成る、黒画像部の消去された第1の
静電荷像が形成される。この静電荷像を現l器5の赤色
現像剤によって現像するととにより静電像担持体21上
に赤色再現部が形成される。 。
得られた赤色トナーvIは転写ドラム、31上に固定さ
れた複写紙お上に転写する。
次に、原稿10の黒画lsを再現するため静電像担持体
21の感光層22をコロナ帯電皿羽により均一に正に帯
電し、次に第6(B)図に示すように、原稿10の光像
を赤色フィルター16を介して感光層乙に照射せしめて
原稿10の黒画摩部に対応する領域にのみ正の静電荷を
有して成る第2の静電荷像全形成し、これを現像器冴の
黒色現像剤により現像し、黒色再現部を形成する。
得られた黒色トナ°−像を転写ドラム31上の赤色家転
写済の複写紙上に位置を合はせて転写する。
2回の転写を紙った複写紙は静電分離器あ、分離爪あの
作動によって転写ドラム31より分離器れ定着器aによ
って定着され完成した2色複写物として機外に排出され
る。
前記トナー各251をそれぞれスチレン−メチルメタア
クリレート(35:65)共重合体樹脂でコーティング
した球型磁性キャリヤ1175 F と混合し現像剤を
調製した(現像剤壬は使用したトナーと同一番号とする
)。
図の装置の現像器Uに現像剤■を装填し、現像器5に現
1象剤■乃至■を逐次交互に装填して赤黒2色より成る
画像原稿を用いて複写を行った。予想された通り現像剤
■■■の場合、いづれも定着温・度を170℃に設定し
て連続複写を行うことにより良好な複写物を安定に得る
ことができたが、現像剤■の場合この条件では赤画像部
にオフセットが発生し、定着温度を160℃としても黒
画像部の定着が不完全となり良好な複写物を得ることが
固数であった。
〔実施例3〕 第5表の処方により離壓剤としてビスコール660P(
ポリプロピレン、三洋化成(銅製)を9=t2 )す−
x<赤色)及びトナーXI(黒色)′fr調製した。
トナーXKは粘弾性調整剤として酸化チタンT −80
5と添加した 第5表 (1)スチレン−メチルメタアクリレート−ブチルメタ
アクリレート(70: 10 :20 )共重合体(2
)C,工、ピグメントレッド177、チバガ・イギー社
製 上記組成物を実施例1と同様にしてトナ、、−X。
トナーIXt−得、それらの粘弾性及び定着特性を測温
 6 表 表の結果に見る通り2種のトナーはいづれも本発明の方
法に適した粘弾性を有してあシ、共通定着温度許容範囲
も極めて広い。トナーxt、 xtl−用い実施例2と
同様にして得た現像剤M1Xをそれぞれ第2図のカラー
複写装置の現f象器冴、25にそれぞれ装填し、定着温
度ヲ180℃として実写テストを行ったところオフセッ
トの発生も全く見られず良好な複写物を安定に得ること
ができた。
〔実施例4〕 第7表の処方によりセピアカラーのトナー2種を調製し
た。トナー■には粘弾性′調整剤として赤褪色の顔料パ
リフェロックス105 M (べんがう平均粒径約0.
4μ、バイエルジャパン社製)が加えら゛れており、ト
ナー×■は粘弾性調整剤を含まない対比試料である。ト
ナー×II[Vcハバリフエロツクスの色に見合す有機
着色剤が加えられているが粘弾性にはほとんど影響しな
い。
第 7 表 (1)O,工、ピグメントレッド 住友化学(m製(2
)O,工、ピグメントイエロー5 住友化学(銅製(3
)O,工、ンルペントブラック9 オリエント化学−上
記組成物を実施例1と同様にして平均粒径約12μmの
トナーを得、それらの粘弾性及び定着特第 8 表 対比試料のトナーλM!が粘弾性が低く定着温度許容範
囲も狭いのに対し、粘弾性調整剤として「べんがら」を
加え粘弾性を本発明の方法に適するよう調整したトナー
■はオフセット発生温度が上り定着温度許容範囲が拡大
されている。
また第2図に示したカラー複写装置の現像器スに実施例
2に用いた現像剤■(黒色)1−装填し、現像器6にト
ナー■及びXlを用い実施例2の場合と同様にして得た
現鍬剤■若くはxI′t−装填し黒赤2色の原稿を用い
て実写試験を行った。本発明の方法に適する粘弾性を有
するトナー■の場合定着温度を180℃に設定すること
により良好な複写物全安定に得ることができたが、対比
試料トナーxI全使用した場合には定着温度を下げても
オフセ)トが発生し易く安定、な定着全行なうことが困
難であった。
〔実施例5〕 第9表の処方にしたがって赤色トナー2種を調製した。
トナーX1vKは粘弾性調整剤としてクロム酸鉛を含む
赤色顔料クロロールレッドK R−980−D(クロム
酸鉛とキナクリドン系有機顔料の混合物、グユボン社製
)を添加した。
第 9 表 上記組成物t−実施例1と同様にして平均粒径約12μ
mのトナーとし、それらの粘弾性及び定着特性を測定し
て第10表の結果を得た。 ′第10表 2つのトナーとも離型剤ビスコール660p の添加に
よりオフセット発生温度が高められているが、粘弾性の
低い対比トナー刈にくらベクロロールレッドKR−98
0−D の添加により本発明の方法に適するよう粘弾性
を調整したトナー頂は極めて広い定着温度許容範囲を有
している。
実施例4の場合と同じくカラー複写装置(第2図)を用
い、黒色現像剤Vと組合せて行った2色原稿の実写試験
にかいてもトナー四では極めて安定した定着が行はれる
のに対しトナー刈2を用いた場合少ないなか・らオフセ
ットの発生があり好ましい定着状態を得ることは困難で
あった。
〔発明の効果〕
前記実施例によって立証されたように、粘弾性調製剤を
加えたカラートナーを用いる本発明の方。
法により複数種のトナー(I#に黒色トナーを含む場合
も含めて)によって形成された画像を熱ローラ定着装置
により一回の処理で完全且つ安定に処理し、美しい記録
物を得ることが可能となった。
闇前記実施例では特定の方式のカラー複写装置のみを使
用したが、本発明による方法はこれに限定されるもので
はなく、各種の方式による公知のカラー複写装置に適用
できるものであることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はトナーの定着温度許容範囲を示すグラフ、第2
図は本発明の実施例に使用、したカラー複写装置の概要
図である。 16・・・赤色フィルター 17・・・ダイクロイック
フィルター21・・・靜電鐵担持体 冴、25・・・現
家器31・−・転写ドラム 37・・・定着器41・−
1スクリーンドラム 。 代理人 桑 原 義 美

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (]) 樹脂、着色剤及び粘弾性調整剤を主成分とし、
    150℃における容融状態での動的粘性n′が0.5X
    10’及至10XIO’ポアズであり動的弾性G′が0
    .3X104及至4X10’ ダイン/dである色彩を
    異にする複数のトナーから成る画(#を表面に有する支
    持体の表面を熱ローラによシ圧接触することにニジ該支
    持体にトナー鐵を定着することを特徴とするカラー画像
    形成方法。 (2) 前記粘弾性調整剤が前記トナーを構成するバイ
    ンダー樹脂と相容性のない無機物質であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のカラー画像形成方法。 (3) 前記無機物質の粉末の粒径が0.01“反型1
    μmであることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第
    2項記載のカラー画像形成方法。 (4) 前記粘弾性調整剤のトナー中における含量が、
    該トナー100重量部中1乃至0重量部であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー1il!7
    慮形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62237462A (ja) * 1986-04-08 1987-10-17 Hitachi Metals Ltd 熱定着型静電荷像現像用トナ−
JPS63106761A (ja) * 1986-10-24 1988-05-11 Ricoh Co Ltd 定着方法

Cited By (3)

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JPH0762764B2 (ja) * 1986-04-08 1995-07-05 日立金属株式会社 熱定着型静電荷像現像用トナ−
JPS63106761A (ja) * 1986-10-24 1988-05-11 Ricoh Co Ltd 定着方法

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