JPS63128363A - カラー電子写真用カラートナー - Google Patents

カラー電子写真用カラートナー

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JPS63128363A
JPS63128363A JP61274138A JP27413886A JPS63128363A JP S63128363 A JPS63128363 A JP S63128363A JP 61274138 A JP61274138 A JP 61274138A JP 27413886 A JP27413886 A JP 27413886A JP S63128363 A JPS63128363 A JP S63128363A
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    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0821Developers with toner particles characterised by physical parameters

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は電子写真法、静電印刷法などに用いられるトナ
ーに関し、特に熱定着法に適したカラー電子写真用トナ
ーに関する。
背景技術 従来、電子写真法としては、米国特許第2297691
号明細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭4
3−24748号公報に記載されている如く多数の方法
が知られている。この電子写真法においては、一般には
、光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に
電気的潜像を形成し、次いで該潜像トナーを用いて現像
し、必要に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した
後、加熱あるいは圧力などによりトナー画像を定着する
ことにより、複写物を得ている。
また、電気的潜像をトナーを用いて可視化する現像方法
も種々知られている。
例えば、米国特許第2874063号明細書に記載され
ている磁気ブラシ法、同2618552号明細書に記載
されているカスケード現像法及び同2j21776号明
細書に記載されている粉末法及びファーブラシ現像法、
ジャンピング現像法など多数の現像法が知られている。
これらの現像法などに用いられるトナーとして、従来、
天然或いは合成樹脂中に染料、顔料を分散させた微粉末
が使用されている。更に、第3物質を種々の目的で添加
した現像粉末を使用することも知られている。
このような現像方法により現像されたトナー画像は、必
要に応じて紙などの転写材に転写された像、定着される
トナー画像の定着方法としては、トナーをヒーター或い
は熱ローラーなどにより加熱溶融して支持体に融着固化
させる方法、有機溶剤によりトナーのバインダー樹脂を
軟化或いは溶解し支持体に定着する方法、加圧によりト
ナーを支持体に定着する方法などが知られている。
トナー像を紙などに定着する工程に関しては種々の方法
や装置が開発されているが、現在最も一般的な方法は、
熱と圧力とを同時に適用するいわゆる熱ロール定着方式
である。これは、トナー像を担持している受像シートを
、加熱されたローラーと接触させることにより、トナー
像を受像シートに定着する方法である。しかしながら、
このような定着方式を利用すると、従来の(熱単独の定
着方式用の)トナーをそのまま用いた場合には、いわゆ
るオフセット等のトラブルを生じていた。
ここに、オフセットとは、受像シートに担持されたトナ
ーの一部が、ローラー表面に転移するという好ましくな
い現象である。
一方、近年、複写作業の効率化、省エネルギー化、複写
機の小型化、高速化、高性能化に伴ない、熱効率の良好
なヒートロール型定着方式が市販の複写機の大勢を占め
るに到っている。これらの複写機のほとんどは、加熱ロ
ーラーによる熱圧着によりトナーを紙上に定着するもの
である。
このような熱圧着方式においては、熱線による非接触型
の加熱方式に比べ、より低温の加熱体を用いて良好な定
着画像を得ることができ、より高速化が可能である等の
利点も多いが、この方式にも種々の欠点がある。その大
台なものの一つとして、トナーが紙等の保持部材に充分
定着するような温度にローラーを保つと、紙のみならず
ヒートロール上にもトナーが融着し、これが原因となっ
て、複写を繰り返すに伴いヒートロールが汚損されると
いう欠点がある。このようなロール上への融着トナーは
、ロールを清浄に保つためのプレード或いはクリーニン
グウェブでは充分に除去し切れず、遂には紙をも汚損す
る(いわゆる高温オフセット)という、接触方式なるが
故の重大な問題を生じさせる。
このようなオフセットの問題を解決或いは軽減すべく、
種々の方策が定着器及びトナーの両面から試みられてい
るが、未だ充分な問題解決がなされているとは言えない
定着器の側からの改良の試みとしては、表面剥離性の優
れたテフロン、シリコーン等の材料を用いたり、或いは
シリコーンオイル等のオイルをローラーに塗布する等の
工夫がなされており、現在商品化されている複写機の熱
ローラ定着器は、何らかの形でオイル塗布されているも
のが殆んどである。しかしながら、高温オフセットを十
分に防げる程度の多量のオイルをローラーへ塗布すると
、シートのオイル汚れ、又はオイル跡による画質不良、
更には定着器の複雑化によるトラブルの発生、あるいは
コスト増等の好ましくない問題が発生する。
一方、トナー側からの改良の試みとしては、トナーの剥
離性を増す為に、加熱時に充分溶融するような低分子量
のポリエチレン、ポリプロピレン等のワックスをトナー
に少量添加する方法が行なわれている。このようなワッ
クス添加のみにより、オフセットを完全に防止しようと
すると、結着樹脂と上記ワックス類とは相溶性が悪いた
め、カラートナーとしての彩度の低下や、透明性の低下
による0HP(オーバーヘッド・プロジェクタ−)フィ
ルムの濁りが生じやすい。更に、一般に、オフセットを
充分に防止しつるような量の上記ワックス類の添加は、
トナーの凝集性を増加させたり、帯電特性の不安低化、
あるいは耐久性低下等の悪影響をも発生させるため、実
用上充分な改良とはいい難い。
他のトナー改良方法として、トナーのバインダー樹脂に
改良を加える工夫が種々試みられている。例えば特公昭
51−23354号公報には、結着樹脂として架橋され
た重合体(主としてスチレン系樹脂)を用いたトナーが
提案されている。
この方法によれば、トナーの耐オフセット性、耐まきつ
き性は著しく改善される反面、架橋度を増大させるとト
ナーの定着点が上昇してしまう。このようなトナーの定
着点の上昇は、特に、各色のトナーを用いてカラー複写
物を得る際に、画像の画質を著しく低下させる。すなわ
ち、カラーコピーとして重要な特性である画像の艶、光
沢が失なわれるのみならず、色調の色再現性も悪くなる
という現象が生じる。
更には、このような架橋された重合体には、顔料等の着
色剤の分散性が悪い等の欠点がある。
上述したように、熱定着ローラーに対して充分な耐高温
オフセット性および離型性を有し、且つ、特にカラー画
像として適度な光沢を与えるような色再現性の広いカラ
ートナーは、未だ得られていないのが現状である。
一方、最近、低温定着に適したトナーバインダーの素材
として低分子量の非品性のポリエステル樹脂、及びエポ
キシ系樹脂が注目されつつある。
このようなポリエステル系樹脂を主バインダーとするト
ナーに於けるオフセット防止の(これまでの)主たる考
え方は、特公昭52−25420号公報又は特公昭59
−11902号公報に代表されるように、3価以上のポ
リオール、ポリアシッドを混合してポリマーを非線状化
し、その粘弾性を改良することにより、定着時のオフセ
ット性を改善しようとするものである。
本発明者は、これらの公報の実施例を種々検討してみた
ところ、確かに、これらの非線状化は、トナーの耐オフ
セツト性改善には効果が認められたが、このようなポリ
エステル樹脂の非線状化においても(前述したスチレン
系樹脂に於ける架橋による改善策におけると同様)、充
分な耐オフセット性をもたせるまで過剰の非線状化を実
施すると、トナーの定着点が上昇してしまい、カラート
ナーの色再現性の低下、光沢の消失、OHPフィルムの
濁り等、による画質の著しい低下が生じた。
すなわち、本発明者の実験によれば、単に、ポリエステ
ル樹脂を著しく非線状化したのみでは、耐オフセット性
はある程度改善されるものの、(特にカラーコピーの)
画質低下を防止することは困難であった。
更に、特開昭58−211160号公報に開示されるよ
うに、結着樹脂の物性、特にフローテスターの流動点と
、ある温度における溶融粘度とを規定することにより、
トナーの耐オフセット性と、定着性とを改善しようとす
る試みも行なわれている。定着時の溶融粘度は、トナー
の耐オフセット性及び定着性と密接な関係を有すること
は事実であるが、前記のように、特定の温度における結
着樹脂の溶融粘度ないし流動点(マクロ的な物性)を単
純に規定したのみでは、実際の複写機における良好な定
着性、および耐オフセット性をともに得ることは困難で
あった。事実、本発明者の実験によれば、前記公報にお
ける特定範囲の溶融粘度および流動点を有する結着樹脂
中において、耐オフセット性は良好ではあるが、定着性
が不充分なものが見出されている。
套ffl的 本発明の目的は、高温オフセット性を改良した電子写真
用トナーを提供することにある。
本発明の別の目的は、充分な光沢、艶を有するカラー複
写画像を与える電子写真用トナーを提供することにある
また別の目的は、高い画像濃度を有し、地力ブリ等のな
い画像を与える耐久性に優れたトナーを提供することに
ある。
また別の目的は、色再現性が良好で、彩度の高い画像を
与える電子写真用トナーを提供することにある。
また別の目的は、流動性、凝集性等の粉体の諸特性に優
れ、補給性、保存性の良好なトナーを提供することにあ
る。
また別の目的は、現像工程に際しての機械的負荷に対し
て高度の耐摩耗抵抗性を有し、耐衝撃性にも優れたトナ
ーを提供することにある。
また別の目的は、トナー保持部材或いは静電潜像面への
付着、汚染等のないトナーを提供することにある。
また別の目的は、二成分系現像剤に於てはキャリアーへ
の付着、融着等に起因するキャリアー汚染性のほとんど
ないトナーを提供することにある。
及qomi 本発明者は鋭意研究の結果、実際の複写機に適用した場
合に、耐オフセット性および定着性にともに優れ、しか
も良好な光沢の定着画像を与えるためには、特定の(2
つの)温度におけるトナーの見掛は粘度それぞれの値が
重要であるのみならず、これらの温度間における見掛は
粘度一温度曲線の傾きが極めて重要であることを見出し
た。
本発明の電子写真用トナーは上記知見に基づくものであ
り、より詳しくは、90℃における見掛は粘度η(90
)、および100℃における見掛は粘度η(100)が
、それぞれ、1xlOI+<η(90)<5X10” 
 (ポイズ) 、 1 x 10 ’ < n (10
0) <lXl0”  (ポイズ)であり、且つ、これ
らの見掛は粘度の比が、O,OS<η(100) /η
(90)<1.0であることを特徴とするものである。
本発明のトナーにおいて上述した効果が達成される理由
は、必ずしも明確ではないが、本発明者の知見によれば
、以下のように推定される。
すなわち、従来のトナーにおいては、結着樹脂のシャー
プメルト性が大きく、該結着樹脂中における分子内凝集
力が弱かったために、上記90℃および100℃におけ
る見掛は粘度一温度曲線の傾ぎが過大であったと推定さ
れる。
したがって、このような従来のトナーにおいては、上記
いずれかの温度における見掛は粘度が適正な範囲内にあ
ったとしても、他方の温度における見掛は粘度が上記適
正な範囲から外れることとなり、耐オフセット性、定着
性、あるいは画像の光沢性のいずれか(のうち少なくと
も1つ)が満足されなかったものと推定される。
これに対して、本発明のトナーにおいては、前記90℃
および100℃における見掛は粘度が、ともに好適な範
囲内にあり、しかも、これらの見掛は粘度の比(すなわ
ち見掛は粘度一温度曲線の傾き)が一定の範囲内にある
ため、上述した従来のトナーにおける不都合は生じず、
したがって耐オフセット性、および定着性にともに優れ
、しかも光沢性の良好な画像が得られるものと推定され
る。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明を更に詳
細に説明する。以下の記載において、量比を表わす。「
%」および「部」は、特に断わらない限り重量基準とす
る。
の 体的説明 本発明の電子写真用トナーにおいては、90℃における
見掛は粘度η(90)が1xlO’<η(90)<5×
106  (ポイズ)、100℃における見掛は粘度η
(100)がlXl0’<η(100) < I X1
08 (ポイズ)であり、且つ、これらの見掛は粘度の
比が、O,OS<η(100) /η(90)< 1 
0(より好ましくは0.07≦η(100) /η(9
0)く1.0、特に好ましくは0.1くη(100) 
/η(90)< 1 、0 )であることが必要である
。この見掛は粘度は、後述する結着樹脂および着色剤(
必要に応じて添加剤等)を含めたトナー全体としての見
掛は粘度である。
上記η(90)がlXl0’ポイズ以下では、高温オフ
セット抑制が困難となる。一方、このη(90)が5X
10@ポイズ以上では、高温オフセットは大きく改善さ
れるものの、画像の光沢はほとんど失なわれ、艶消し画
像しか得られない。
また、上記η(100)がtxto5ポイズ以下では高
温オフセットが発生し、一方このη(100)がlXl
0’ポイズ以上では、画像の光沢度が低下するとともに
、カラートナーとした場合、重ね合わせたトナー相互の
混色性が低下する。
更に、上記η(100) /η(90)が0.05以下
では高温オフセットの抑制が困難となる。
本発明のトナーにおいては、上記したη(90)、η(
100)およびη(100) /η(90)のより好ま
しい範11tl Gt、1.2xlO’<η(90)<
1xlO’ポイズ、1.0X10”<η(100) <
I X 10’ポイズ、且つ0.2〈η(100) /
<η(90)< 1 、0(特に好ましくは0.3くη
(10G) /η(90)<1.0)である。
本発明において、上記見掛は粘度(η(90)、η(1
00) )としては、フローテスターCFT−500型
(島津製作所製)を用い、以下の条件で測定した値を用
いる。
すなわち、試料(トナー)を、60 meshの篩を通
過した粒状物として約1.0g秤量し、この試料を上記
フローテスター付属の成形器に投入し、100 Kg/
cm’の加重で1分間加圧して加圧サンプルとする。
この加圧サンプルを用い、上記フローテスターCFT−
500型により下記の条件下でサンプルの流出量測定を
行ない、フローテスター測定によるハーゲンーボアズイ
ユの式から見掛は粘度(η)を求めることにより、本発
明に用いる見掛は粘度一温度曲線を得る。
(測定条件) 昇温速度(RATE TEMP):6 、 OD/M 
(℃/分)初期温度(SETTEMP): 70. O
DEG (t)最高温度(MAXTEMP): 200
. ODEG間  隔  (INTERV八L): へ
3 、 0   D  E’G予熱時間(PREHEA
T):300.O5Ee(秒) 荷  重 (LOAD):20.OKG     (K
g)細管径(DIE (DIA)) : 1. OMM
  (mm)細管長さくDIE (LENG)) : 
1、OM M (mm)プランジャー底面積(PLLI
NGER) : 1 、 OCM 2(c rd ) 上述したような粘度特性を有する本発明の電子写真用ト
ナーは、着色剤を結着樹脂中に分散(溶解している状態
を排除する趣旨ではない)させてなる。
本発明のトナーに用いる結着樹脂としては、トナーとし
て上述した見掛は粘度を与える限り、公知のものを含め
て特に制限なく使用する事ができるが、例えば、ポリス
チレン、ポリクロロスチレン、ポリ−α−メチルスチレ
ン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プ
ロピレン共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、ス
チレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共
重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体、(スチレン−アクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、
スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アク
リル酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フェニ
ル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重
合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレ
ン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル
共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリロニトリル
−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(ス
チレン又はスチレン置換体を含む単重合体又は共重合体
);塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、低分子
量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、アイオノマ
ー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹
脂、エチレン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重
合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等が、
単独で又は2種以上組合せて使用できる。
上記した樹脂の中でも、本発明においては、スチレン−
アクリル酸エステル系樹脂(特に重量平均分子量5,0
00〜100,000程度のもの)、又はポリエステル
樹脂が好ましく用いられる。
更に、本発明においては、次式で表わされるジオール成
分と、2価以上のカルボン酸、又はその酸無水物、又は
その低級(例えば炭素数1〜12)アルキルエステルの
いずれか1つ以上からなるカルボン酸成分とを共縮重合
したポリエステル樹脂が、特に好ましく用いられる。
(式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x、y
はそれぞれ1以上の整数であり、且つX+yの平均値は
2〜10である。) 上記2価以上のカルボン酸成分(エステル、酸無水物を
も包含する趣旨で用いる)において、その全モル量に対
する3価以上のカルボン酸成分のモル量の比率が、0〜
40mo1%(更にはO〜30mo1%)であることが
、好適な特性を有するポリエステルを得る点から好まし
い。
前記カルボン酸成分としては、具体的には、例えばフマ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフ
タル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等、あるいは
これらの無水物、低級アルキルエステルが、必要に応じ
て2種以上組合せて、好ましく用いられる。
このようなポリエステル樹脂は、常法に従い、上記ジオ
ール成分とカルボン酸成分とを縮重合させることにより
得られる。
一方、本発明のトナーを上記結着樹脂とともに構成する
着色剤としては、公知の顔料又は染料を特に制限なく(
必要に応じて組合せて)使用できる。
このような染料としては例えば、C,1,ダイレクトレ
ッド1、C,1,ダイレクトレッド4、仁 1.アシッ
ドレッド1、C,1,ベーシックレッド1、C,!、モ
モ−ントレッド30、C9■、ゾルベントトレッド49
.C,r、 ソルベントレッド52、C,!、ダイレク
トブルー1、C1■、ダイレクトブルー2、c、r、 
アシッドブルー9、C,1,アシッドブルー15、C,
I。
ベーシックブルー3、C,1,ベーシックブルー5、C
,1,モーダンドブルーア、C,1,ダイレクト・グリ
ーン6、C,1,ベーシックグリーン4、C,1,ベー
シックグリーン6、c、r。
ディスパースイエロー164、C,1,ソルベントイエ
ロー77等が、必要に応じて2種以上組合せて用いられ
る。
一方、顔料としては、黄鉛、カドミウムイエロー、ミネ
ラルファストイエロー、ネーブルイエロー、ナフトール
イエロー31バンザイエロG、レジレンイエローTGL
、C,I、ピグメントイエロー17、パリファースト・
イエロー3120、パーマネントイエローNCG、ター
トラジンレーキ、赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パー
マネントオレンジGTR,ピラゾロンオレンジ、ベンジ
ジンオレンジG1カドミウムレッド、C,1,ピグメン
トレッド5.パーマネントレッド4R、ウオッチングレ
ッドカルシウム塩、エオシンレーキ、ブリリアントカー
ジン3B、マンガン紫、ファストバイオレットB1メチ
ルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、アルカ
リブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシア
ニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブ
ル−BC,クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグ
リーンB5マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエ
ローグリーンG等が必要に応じて2種以上組合せて用い
られる。
これらの着色剤は、結着樹脂成分100部に対して、0
.3〜12.0部用いることが好ましい。
本発明のトナーを磁性トナーとする場合は、トナー中に
磁性微粒子を添加すればよい。この磁性粒子は、着色剤
の全部又は一部を兼ねて用いられるものあり、必要に応
じて、前記染顔料等と組合せて用いられる。
上記磁性物質としては、磁性を示すか、磁化可能な材料
を用いればよく、例えば鉄、マンガン、ニッケル、コバ
ルト、クロムなどの金属微粉末、各種フェライト、マン
ガンなどの合金や化合物、その他の強磁性合金、マグネ
タイトなど従来より磁性材料として知られているものが
、必要に応じて2種以上組合せて使用できる。
これらの磁性微粒子は、結着樹脂100部に対して10
〜100部用いることが好ましい。
更に、熱定着ロールに対する離型性をより完全にする為
に、本発明のトナーに(前記した見掛は粘度の範囲内で
)低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類を若干量(例えば、結着樹脂100部
に対して、10部以下程度)トナーに添加することもで
きる。
一方、必要に応じて本発明のトナーと組合せて使用され
るキャリアとしては、磁性を有する物質、または磁性を
有しない物質のどちらでも使用可能であり、例えば、鉄
、鋼、フェライト、Ba−Feフェライト、Cu−Fe
フェライト、Zn−Feフェライト、5r−Feフェラ
イト、及びクロム、セリウム、マグネシウムの各酸化物
、または、ジルコン、ケイ素、二酸化ケイ素等が用いら
れる。これらの物質は1、平均粒径2o〜100μ11
好ましくは25〜70μm1より好ましくは30〜65
μmの粒子として用いられる。
本発明のトナーには、必要に応じて、各種添加剤、例え
ば荷電制御剤、滑剤、微粉末シリカ、PVDF (ポリ
フッ化ビニリデン)粉、などを混合しても良い。
本発明のトナーは、常法に従い、上述した着色剤を結着
樹脂中に混練、分散させ、粉砕(更には必要により分級
)を行うことにより、平均粒径が好ましくは5.0〜1
6.0μmの粒子として得られる。
本発明のトナーは、熱ローラ一定着工程を有する画像形
成プロセスに好ましく用いられるが、熱ローラー表面温
度が120〜210℃程度(更には130〜190℃程
度)の画像形成プロセスに特に好ましく用いられる。
発明の効果 上述したように本発明によれば、90℃および100℃
のそれぞれの温度における見掛は粘度、およびこれらの
見掛は粘度の比が特定の範囲内にあることにより、耐オ
フセット性、定着性に優れるのみならず充分な光沢、艶
を有する画像を与える電子写真用トナーが提供される。
本発明のトナーは通常の黒色トナーとして好適に使用さ
れるが、特に画像の光沢、艶が重要な要素となるカラー
電子写真用トナーとして特に好ましく用いられる。
以下、実施例、比較例をもって更に具体的に本発明を説
明するが、これらは本発明を何ら限定するものではない
。なお使用部数はすべて重量部である。
夾】1」1 100部と、フマル酸90部と、トリメリット酸10部
とを重縮合させて得られたポリエステル樹脂。) 上記処方の成分を3木ロールを用いて混練し、その後、
ジェットミル粉砕、更に分級な行なって粒径5〜30μ
mの粒状物とし、微粉末シリカ0.3部を加えて、本発
明のレッドトナーを得た。
このレッドトナーの前記フロテスター法により測定した
見掛は粘度一温度曲線を添付図面に示す。
図面を参照して、このレッドトナーにおいては、η(9
0)=8. OX 10!ポイズ、η(100) =3
、lXl0’ポイズ、η(100) /η(90)=0
゜39であった。
上記レッドトナー10部に対して、鉄粉キャリア(平均
粒径50μl1l)90部を混合して、現像剤(スター
ト剤)とした。この現像剤をカラー複写機(商品名カラ
ーT、キャノン社製)に適用し、1万枚の耐久試験を行
なったところ、1万枚目においても、初期とほとんど変
らず、彩度が高く、艶のある良好な画像(鏡面光沢度3
0%、グロスメーター測定)が得られた。
この耐久中において高温オフセットはまったくみられず
、上ローラ−(紙のトナー転写面側に接触するローラー
)への汚染は、非常に軽微なものであった。
して、イエロートナーおよび現像剤を得た。
このイエロートナーの見掛は粘度一温度曲線を図面に示
す。
図面を参照して、η(90)=3. OX 10’ポイ
ズ、η(100) =2.  I X 10’ポイズ、
η(100)/η(90)= 0 、 07であった。
この現像剤をカラーT(カラー複写機)に適用し、実施
例1と同様に1万5千枚の耐久試験を行なったが、1万
5千枚後においても、高温オフセットはまったくみられ
ず、光沢も十分ある(鏡面光沢度23%)濃度の高い画
像が得られた。
比較例1 して、ブルートナーおよび現像剤を得た。このブルート
ナーの見掛は粘度一温度曲線を図面に示す。
このブルートナーにおいて、η(90)= 4 、6 
Xtol’ポイズ、η(10G) =3. OX 10
4ポイズであった。
上記現像剤を用い、実施例1と同様にカラーTによる画
出しを行ったところ、初期においてすでに高温オフセッ
トが発生した。更に、わずか数百枚の耐久により、上ロ
ーラーにたまったオフセット物が、定着器を通過する画
像支持体上に落下し、画像を汚染するという現象が生じ
た。
これは、明らかに高温オフセット現象が著しいことによ
るものである。
比較例2 にしてイエロートナーおよび現像剤を得た。
このイエロートナーの見かけ粘度一温度曲線を図面に示
す。
図面を参照して、このイエロートナーにおいて、η(9
0)=1.8X10”ポイズ、η(100) =2.5
xlQ’ポイズであった。
上記現像剤を用い、実施例1と同様にカラーTによる画
出しを行ったところ、初期において高温オフセットはな
く、2万枚の耐久後でも高温オフセットはまったく見ら
れなかった。しかし、画像は光沢に乏しく(鏡面光沢度
3.8%)艶消し様の画像となった。また、同様のバイ
ンダー成分を有するマゼンタトナー、シアントナーとの
、3色重ね合せ時におけるフルカラーの混色性が悪く、
彩度の低い、貧弱な画像しか得られなかった。
【図面の簡単な説明】
図面は、実施例および比較例のトナーの、フローテスタ
ー法により求めた見掛は粘度一温度曲線を示すグラフで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 90℃における見掛け粘度η(90)、および100℃
    における見掛け粘度η(100)が、それぞれ、 1×10^5<η(90)<5×10^6(ポイズ)1
    ×10^5<η(100)<1×10^6(ポイズ)で
    あり、且つ、これらの見掛け粘度の比が、0.05<η
    (100)/η(90)<1.0であることを特徴とす
    る電子写真用トナー。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02108069A (ja) * 1988-10-18 1990-04-19 Canon Inc 静電荷現像用現像剤
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EP0373652A2 (en) * 1988-12-14 1990-06-20 Canon Kabushiki Kaisha Method of heat-fixing toner image
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