JPS6012352Y2 - プッシュプル型ゲ−ト回路 - Google Patents

プッシュプル型ゲ−ト回路

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JPS6012352Y2
JPS6012352Y2 JP6309878U JP6309878U JPS6012352Y2 JP S6012352 Y2 JPS6012352 Y2 JP S6012352Y2 JP 6309878 U JP6309878 U JP 6309878U JP 6309878 U JP6309878 U JP 6309878U JP S6012352 Y2 JPS6012352 Y2 JP S6012352Y2
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JP
Japan
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transistor
output
input
signal
potential
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JP6309878U
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JPS54165157U (ja
Inventor
眞男 有泉
Original Assignee
日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は2つのトランジスタを直列接続して、各制御電
極に相補関係にある信号を印加するプッシュプル型ゲー
ト回路に関するものである。
従来、この種のプッシュプル型ゲート回路はファンアウ
トが大きく、かつ定常状態では電流が流れず低消費電力
であるという利点があるので、電子回路中で広く用いら
れている。
しかしながら、一つの定常状態に移行する過渡状態にお
いては、2つのトランジスタがいづれも導通する期間が
存在し、この期間に過大な電流が流れるという欠点があ
った。
本考案の目的は、このような過渡状態においても過大な
電流が流れることのないプッシュプル型ゲート回路を提
供することにある。
本考案によれば、典型的にはエンハンスメント型電介効
果トランジスタである2つのトランジスタを直列に接続
し、一方のトランジスタのゲート等の制御電極に入力端
から遅延回路を介して信号を加え、他方のトランジスタ
の制御電極には前述の遅延回路の入出力端の信号を正論
理のNAND回路に加えその出力信号を加え、2つのト
ランジスタの共通接続端から出力を取り出すプッシュプ
ル型ゲート回路を得る。
本考案によれば、2つのトランジスタのうち導通状態に
あるトランジスタが遮断状態に変化した後、他方のトラ
ンジスタが導通状態に移行するので、2つのトランジス
タが共に導通状態にある期間はなく、このため、出力が
変化する過渡期に過大電流が流れることはない。
次に図面を参照して本考案をより詳細に説明する。
第1図は従来用いられているプッシュプル型ゲート回路
の基本形の一例であり、第2図は第1図における動作波
形である。
入力端1に加えられる入力信号はエンハンスメント型電
界効果トランジスタのゲートに加えられる、一方インバ
ータ2でもって入力信号を反転しその信号をエンハンス
メント型電界効果トランジスタ4のゲートに加え、これ
ら電界効果トランジスタ3のドレインとm界効果トラン
ジスタ4のソースとの共通接続点に出力端2が接続され
ている。
電界効果トランジスタ3のソースと電界効果トランジス
タ3,4の基板は接地電位等の基準電位レベルに接続さ
れ、電界効果トランジスタ4のドレインは任意の電源■
に接続されている。
第2図において、Aは第1図の入力端1すなわち電界効
果トランジスタ3のゲート電極の電位変化、Bは電界効
果トランジスタ4のゲート電極における電位変化をそれ
ぞれ示し、Oは基準電位レベルV。
は任意の論理動作電位レベルVTは電界効果トランジス
タ3,4の閾値電位レベルをそれぞれ示している。
動作を簡単に説明すれば、ます時亥り以前においてはト
ランジスタ3は非導通、トランジスタ4は導通となって
おり、電源からは電流が流れない。
次に、時刻ちから入力端1における入力信号レベルが変
化し電位レベル■。
に移行しはじめる。
時刻桜まではトランジスタ3,4の動作状態の変化は無
いが、時刻t2で入力信号が閾値レベル■アに達するの
でそれ以後インバータ2の出力電圧すなわちトランジス
タ4のゲート電極の電圧レベルが第2図Bに示すように
変化して基準電位レベルに移行しはじめると共にトラン
ジスタ3が導通しはじめる。
その後時刻もでトランジスタ4が非導通となり以後は出
力端5における電位状態は時刻ち以前の状態とは逆とな
って安定し、電源からは電流は流れない。
ところで、時刻t2とt3の間においてはトランジスタ
3,4は共に導通状態にあり、かなりの電流が電源から
流れてしまい、消費電力が多くなる。
これは電池駆動される回路等、低消費電力を要求される
回路には不適当である。
第3図は本考案の一実施例であり、第4図は第3図にお
ける動作波形である。
入力信号が印加される入力端11はNANDゲート12
の一方の入力に接続されるとともにインバータ16.1
7が直列接続された遅延回路18に接続されている。
NANDゲート12は2人力正論理NAND回路であり
他方の入力は遅延回路18の出力が加えられている。
遅延回路18の出力はエンハンスメント型電界効果トラ
ンジスタ13のゲート電極に接続されており、NAND
ゲート12の出力はエンハンスメント型電界効果トラン
ジスタ14のゲート電極に接続されている。
トランジスタ13のドレインとトランジスタ14のソー
スとは共通に接続されて出力端15に出力を取り出して
いる。
またトランジスタ13のソースと、トランジスタ13,
14の基板は例えば接地電位である基準電位レベルに接
続され、トランジスタ14のドレインは任意の電源Vに
接続されている。
第4図に示す動作波形は、A図が入力端11に加わる入
力信号の電位変化でB図に示すb′はインバータ16の
出力信号の電位変化、b′はインバータ17の出力信号
すなわち遅延回路18の出力電位変化でそのままトラン
ジスタ13のゲート電極における電位変化であり、Cは
NANDゲート12の出力の電位変化、すなわちトラン
ジスタ14のゲート電極における電位変化を示し、Oは
例えば接地電位である基準電位レベル、Voの任意の論
理動作レベル、v丁はトランジスタ13.14の閾値電
位レベルである。
ここでは電源Vは負電源であり、また■。
も負電位であり、これらは共に論理゛0″レベルとし、
他方接地レベルを論理“l“レベルとしてNANDゲー
ト12は論理動作を行なう。
またトランジスタ13.14はPチャンネル型であり、
よってトランジスタ13はNANDゲートの出力がsO
“レベルの時導通する。
次に動作について説明する。
時刻t1□でNANDゲート12の出力電位Cとインバ
ータ16の出力電位b′が変化しはじめてOレベルに移
行をはじめるが、まだトランジスタ14は導通、トラン
ジスタ13は非導通の状態を保持する。
時刻t2でNANDゲート12の出力電位Cとインバー
タ16の出力電位b′が閾値レベルVTに達腰以後トラ
ンジスタ4は非導通となるが、この時刻t12にインバ
ータ17の出力b′はまだOレベルにありトランジスタ
13は非導通のままである。
時刻t13でインバータ17の出力b“が閾値レベル■
、に達し、以後トランジスタ13が導通となり、出力端
15における状態が反転する。
次に時刻t工、で入力信号Aが閾値レベル■、に達する
と以後インバータ16の出力b′が変化し動作レベルV
に移行しはじめるが、インバータ17の出力b″とNA
NDゲート12の出力Cとも変化せず、トランジスタ1
3は導通、トランジスタ14は非導通の状態を保持し、
出力端15の状態はかわらない。
時刻t□。でインバータ16の出力b′が閾値レベルV
Tに達するとインバータ17の出力b′が変化をはじめ
動作電位V。
の方向へ変化しはじめるが出力端15の状態はなお変化
しない。
時刻tieでインバータ17の出力b′が閾値レベルV
アに達し、以後NANDゲート12の出力Cが動作電位
レベルV。
の方向へ変化を開始し、トランジスタ13が非導通とな
る。
しかしトランジスタ14はまだ非導通のままである。
次に時刻t□7でNANDゲート12の出力Cのレベル
が閾値レベル■1に達すると、以後トランジスタ14が
導通となり、出力端15における状態が再度反転する。
以上の説明であきらかなようにインバータ17の出力b
″という入力信号Aの適当な同相遅延信号を作ることに
より、過渡状態t□□−”139 t14−t□7間で
トランジスタ13と14が共に導通状態となることをさ
けることができ、したがって低インピーダンスで電源か
らトランジスタ13.14に電流が流れることは無い。
このため遅延回路18による低消費電力化の効果は顕著
である。
もちろん遅延回路18として2段のインバータをのみに
かぎらず同相出力を有する遅延回路であれば置換できる
ことはあきらかである。
次に第5図は本考案の他の実施例であり、第6図は第5
図における動作波形である。
第5図において、入力信号が印加される入力端21には
インバータ26.27からなる遅延回路28が接続され
ている。
遅延回路28の入出力端には2人力正論理NAND回路
であるNANDゲート22の入力が接続され、その出力
はエンハンスメント型電界効果トランジスタ24のゲー
トに接続されている。
遅延回路28の出力はエンハンスメント型電界効果トラ
ンジスタ23のゲートに接続されている。
トランジスタ23のドレインとトランジスタ24のソー
スの共通接続点は出力端25に接続されて出力信号が取
り出されている。
さらにディプレッション型電界効果トランジスタ29の
ソース・ドレインはトランジスタ23の負荷インピーダ
ンス制御のためにトランジスタ24のソース・ドレイン
に並列に接続され、トランジスタ24と29のゲートに
は共にNANDゲート22の出力が印加されている。
またトランジスタ23のソースとトランジスタ3,4.
5の基板は例えば接地電位である基準電位レベルに、ト
ランジスタ4,5のドレインは任意の電源■に接続され
ている。
動作波形を示す第6図においてAは入力信号の電位変化
、Bは遅延回路28の電位変化でb′はインバータ26
の出力信号の電位変化、b′はインバータ27の出力信
号すなわち遅延回路28の出力電位変化でそのままトラ
ンジスタ23のゲート電極の電位変化となり、CはNA
NDゲート22の出力の電位変化、すなわちトランジス
タ24,29のゲート電極における電位変化を示し、0
は例えば接地電位である基準電位レベル、Voは任意の
論理動作レベル、VTはトランジスタ23,24におけ
る閾値電位である。
次に動作について説明する。
時刻t2□でNANDゲート22の出力Cおよびインバ
ータ26の出力b′が基準電位レベルの方向に変化しは
じめるがまだトランジスタ24は導通、トランジスタ2
3は非導通の状態を保持する。
時刻t2゜でNANDゲート22の出力Cとインバータ
26の出力b′は閾値レベルVアに達腰以後トランジス
タ24は非導通となるが、この時刻t2□にインバータ
27の出力b′はまだ基準電位レベルにあり、トランジ
スタ23は非導通のままである。
時刻部でインバータ27の出力b″が閾値レベルVTに
達し以後トランジスタ23が導通となり出力端25にお
ける状態が反転する。
このときトランジスタ29はなお導通状態であるが、イ
ンピーダンスが比較的高いので出力端25における状態
には悪影響を及ぼさない。
次に時刻t24で入力信号Aが閾値レベルVTに達する
と、以後インバータ26の出力b′が動作電位レベル■
の方向に変化をはじめるがNANDゲート22の出力C
とインバータ27の出力b”はとも変化せず、トランジ
スタ23は導通、トランジスタ24は非導通の状態を保
持し出力端25の状態はかわらない。
時刻t25でインバータ26の出力b′が閾値レベル■
1に達するとインバータ27の出力b′が動作電位レベ
ルV。
方向へ変化をしはじめるが出力端25の状態はなお変化
しない。
時刻t26でインバータ27の出力b′が閾値レベルv
Tに達し、以後NANDゲート22の出力Cが動作電位
レベル■。
の方向へ変化を開始し、トランジスタ23が非導通とな
る。
しかしトランジスタ24はまだ非導通のままである。
次に時刻t4でNANDゲート22の出力Cのレベルが
閾値レベルに達すると、以後トランジスタ24が導通と
なり出力端25における状態が再度反転する。
以上の説明であきらかなようにインバータ27の出力b
′という入力信号Aの適当な同相遅延信号をつくること
により過渡状態t21〜t239 t24〜t27間で
トランジスタ23と24が共に導通状態になることがで
き、したがって低インピーダンスでトランジスタ23.
24に電源から電流が流れることは無い。
遅延回路28による低消費電力化の効果は顕著である。
以上に本考案のいくつかの実施例を説明したが本考案は
上記実施例に限られるものではなく、遅延回路としては
インバータを4段、6段というように入出力間の信号が
同相になるように任意の数置列に接続しても、またイン
バータ以外のものであっても良い。
またトランジスタは電界効果トランジスタに限らず、バ
イポーラトランジスタであっても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプッシュプル型ゲート回路の回路図、第
2図A、 Bはその各部の電位波形図である。 第3図は本考案の一実施例によるプッシュプル型ゲート
回路の回路図、第4図はその各部の電位波形図である。 第5図は本考案の他の実施例によるプッシュプル型ゲー
ト回路の回路図、第6図はその各部の電位波形図である
。 1.11.21・・・・・・入力端、2. 12.22
・・・・・・NANDゲート、3. 13,23,4.
14.24・・・・・・エンハンスメント型電界効果
トランジスタ、29・・・・・・ディプレッション型電
界効果トランジスタ、5.15.25・・・・・・出力
端、6.16゜26.7.17.27・・・・・・イン
バータ、8,18.28・・・・・・遅延回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一チャンネル型の第1のトランジスタと第2のトラン
    ジスタとを直列に接続し、両トランジスタを1個の入力
    端子から入力される入力信号及びこれの逆相信号で駆動
    することによってその直列接続点から出力を取り出すよ
    うにしたプッシュプル型ゲート回路において、前記第1
    のトランジスタには遅延回路を介して所定期間遅延せし
    めた信号を入力し、前記第2のトランジスタには前記遅
    延回路の入力信号とその出力信号とを入力とし、該入力
    信号と出力信号との論理レベルが異なる時および両信号
    が前記第1のトランジスタをオンせしめる論理レベルの
    時、前記第2のトランジスタをオフせしめ、一方前記両
    信号が前記第1のトランジスタをオフせしめる論理レベ
    ルの時前記第2のトランジスタをオンせしめるような信
    号を発生する制御回路の出力を入力するようにしたこと
    を特徴とするプッシュプル型ゲート回路。
JP6309878U 1978-05-10 1978-05-10 プッシュプル型ゲ−ト回路 Expired JPS6012352Y2 (ja)

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JP6309878U JPS6012352Y2 (ja) 1978-05-10 1978-05-10 プッシュプル型ゲ−ト回路

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JPS54165157U JPS54165157U (ja) 1979-11-20
JPS6012352Y2 true JPS6012352Y2 (ja) 1985-04-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58107633U (ja) * 1982-01-14 1983-07-22 日本電気株式会社 出力回路
JPH0821843B2 (ja) * 1983-03-09 1996-03-04 株式会社東芝 出力バッファ回路
JP2806932B2 (ja) * 1988-01-20 1998-09-30 松下電工株式会社 駆動装置

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JPS54165157U (ja) 1979-11-20

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