JPS6012347A

JPS6012347A - 自動車用シ−ト

Info

Publication number: JPS6012347A
Application number: JP11959283A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Nakano; 中野　一義
Original assignee: Daihatsu Motor Co Ltd; Daihatsu Kogyo KK
Current assignee: Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date: 1983-06-30
Filing date: 1983-06-30
Publication date: 1985-01-22
Also published as: JPS6340693B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明はシートバックの傾斜動作に関連させてシート
クッションを大きく前後動させる所謂ウオークイン機構
を備えた自動車用シートに関するものである。

イ、従来技術２ドア車や３ドア車のように後部座席の乗員の乗り降り
を前部座席側方から行う構造の自動車では、後部乗員の
乗り降り時、その乗り降り空間を十分に確保する為に、
前部シートには前方へ太き（移動させ得るようにウオー
クイン機構が、他のスライド機構やリクライニングアジ
ャスタ機構とともに組込まれている。このウオークイン
機構はシートバックの前倒しに関連して前方へ大幅に前
進させ、且つ後倒し時に後方復帰させ、さらに不用意に
前方へ移動しないように後方位置でロックできるように
構成されている。

上記の如（ウオークイン機構を備えたシートとしては、
例えば実公昭５１−２４６５７号にて開示されたものが
ある。これは第１図に示す様に、シートクッション（１
）の後部にシートバック（２）を傾倒可能に取付け、シ
ートクッション（１）の下面両側に一対のシートクッシ
ョンブラケット（３）を取付け、床面上に一対のベース
フレーム（４）を固設し、前記シートクッションブラケ
ット（３）とベースフレーム（４）との間に前部脚（５
）及び後部脚（６）を揺動自在に枢着し、前記シートク
ッションブラケット（３）と後部脚（６）とに後退位置
で互いに連通ずる貫通孔（７）（８）を形成すると共に
後部脚（６）の側面に前記貫通孔（７）（８）内に嵌入
して両者（３）（６）をロックするフック（９）を揺動
自在に取付け、フック（９）と後部脚（６）との間にス
プリング（１０）を配設しである。（１１）はフック（
９）を操作する操作ハンドル（１２）はシートクッショ
ン（１）の側面に取付けた支承ブラケット、（１３）は
シートバック（２）の後倒れを防止するビンである。前
記後部脚（６）は多角形に形成し、その上部斜面部（６
ａ）を後方位置のスト、ツバ面としてシートクッション
ブラケット（３）の下面に当赫させ、下部斜面部（６・
）を前方位置のストッパ面としてベースフレーム（４）
の上面に当接させるようにしである。

上記構造のシートは、後部乗員の乗降り時、操作ハンド
ル（１１）を人手で操作してフック（９）を貫通孔（７
）（８）から外し、シートバック（２）を前倒しにする
と共にシートクッション（４）を、後部脚（６）の下部
ストツノく面（６ｂ）がベースフレーム（４）に当接す
るまで前方へ移動させる。そして復帰時、シートバンク
（２）を後倒しすると共にシートクッション（１）を後
部脚（６）の上部ストッパ面（６ａ）がシートクッショ
ンブラケット（３）に当接するまで後方へ移動させ、後
方位置でフック（９）が貫通孔（７）（８）内に嵌込ん
でシートクツシロンブラケット（３）と後部脚（６）と
をロックしてシートの移動を阻止するものである。

しかし、上記構造のシートは、後部脚（６）の上部スト
ッパ面（６ａ）をシートクッションブラケット（３）の
下面に当接させ、且つストッパ面（６ｂ）をベースフレ
ーム（４）に当接させて位置規制する為に後部脚（６）
を大型に形成せねばならなず、全体が大型になると共に
重量も増すといった問題があった。また上記シートは、
シートクッションブラケット（３）及び後部脚（６）に
形成した貫通孔（７）（８）は両者（３）（６）が当接
するストツノ寸面（６ａ）を基準として同一配置関係に
形成されているが、フック　（９）は別個に独立して後
部脚（６）の側面に取付けられており、各部材（３）（
６）（９）の加工誤差や取付は誤差等によって位置ずれ
を生じることがあり、貫通孔（７）（８）をバカ孔に形
成したり、或いは３部材（３）（６）（９）の寸法管理
を非常に厳しくせね）ｆならない、しかし、前者の場合
では、ガタつきを生じ、着座感が不快となり、後者の場
合で番よ製作コストが高くつくといった問題があった。

口０発明の目的この発明は、構造が簡単且つ小型で、しかも各構成部材
の寸法管理が容易なウオークイン機構を備えた自動車用
シートを提（共せんとするものである。

ハ０発明の構成この発明はシートクッションの下面に取（１番すられた
一対のシートクソシジンフ゛ラケ・ノド（１７）と床面
上に固設された一対のベースフレーム（２０）との間に
夫々前部脚（２１）及び後部脚（２２）を揺々自在に枢
着し、前記後部脚（２２）の側面にロックビン（２１）
を突設すると共に後部脚（２２）の前部斜面（２２ａ）
と文１向させてシートクッションブラケット（１７）　
（１７）間Ｏこストッパ軸（２８）を架設し、当該スト
ツノ＜軸（２８）の端部に前記ロックピン（２７）に係
合して後部脚（２２）をロックするフ・ツク（２９）を
回転自在に取付け、さらに前記フック（２９）とシート
クッションブラケット（１７）　との関にスワブ１」ツ
ク。

（２２）を張設すると共にフック（２９）　Ｇこウオー
クインケーブル（３４）を連結させたものである。

二、実施例第２図乃至第４図は本発明の一実施例を示す図面で、同
図において、（１５）はシートクッション、（１６）は
シートバックで、当該シートバンク（１６）は前記シー
トクッション（１５）の後部にリクライニングアジャス
タ機構（図、示せず）等により傾倒可能に支持されてい
る。（１７）（１７）はシートクッション（１５）下部
両側に設けられた一対のシートクッションブラケットで
、断回路り字形に形成され、その前後端間に夫々に幅方
向に連結ブラケット（１Ｂ）　（１Ｂ）を連結してあり
、この上面にはシートクッション（１５）の前後位置を
微開整するスライド機構（１９）が組付けられる。（２
０）　（２０）は車体のフロアデツキに固設された一対
のベースフレームで、断回路り字形に形成されている。

前記シートクッションブラケット＜１７）　（１７）と
ベースフレーム（２０）　（２０）の前後部間には夫々
前部脚（２１）　（２１）及び後部脚（２２）　（２２
）をボルト（２３）　（２３）−・及びブツシュ（２４
）　（２４）−・を介して揺動自在に枢着して平行リン
ク機構を構成しており、前部脚（２１）　（２１）及び
後部脚（２２）　（２２）が揺動することによりシート
クッションブラケット（１７）　（１７）が平行移動す
る。（２５）　（２６）は夫々左右の前部脚（２１）（
２１）間及び後部脚（２２）　（２２）間に連結された
連結パイプで、双方を一体に動作させる。前記後部脚（
２２）　（２２）は略三角形状に形成され、且つ各角部
を円弧状に形成して揺動が容易となるようになし、その
前部斜面（２２ａ）を後退位置のストッパ面となし、そ
の下部斜面（２２ｂ　）を前進位置のストッパ面となし
、その下部ストッパ面（２２ｂ）（２２ｂ）がベースフ
レーム（２０）（２０）に当接することによりシートク
ッション（１５）を適宜の前進位置に停止させる。

（２７）　（２７）は後部脚（２２）　（２２）の外側
面に突設されたロックピンである。（２Ｂ）はシートク
ッションブラケット（１７）　（１７）間に、後部脚（
２２）　（２２）の上部ストッパ面（２２ａ）（２２ａ
）と対向させて回転自在に架設したストッパ軸で、シー
トクツシコン（１５）の後退時、後部脚（２２）　（２
２）の上部ストッパ面（２２ａ）（２２ａ）が当接する
ことによりシートクッション（１５）を適宜の後退位置
に停止させる。（２９）（２９）はストッパ軸（２８）
の突出端に固設したフックで、ストッパ軸（２Ｂ）と一
体に回転し、下部に形成した凹部（２９ａ）（２９ａ）
が前記ロックピン（２７）　（２７）に係合することに
よりシートクッションブラケット（１７）　（１７）と
後部Ｉｎ　（２２）　（２２）とをロックしてシートク
ッション（１５）を固定する。前記フック（２９）　（
２９）には前端部に係止片（３０）　（３０）を形成し
、後端部に連結片（３１）　（３４）を形成しである。

（３２）はフック（２９）　（２９）に回転力を付勢す
るスプリングで、その一端を一方のフック（２９）の係
止片（３０）に係止させ、他端をシートクッションブラ
ケット（１７）に穿設した係止孔（３３）に係止させて
あり、フック（２９）に時計方向への回動力を付勢する
。（３４）は一方のフック（２９）の連結片（３１）に
スプリング（３２）と対向させて連結させたウオークイ
ンケーブルで、その他端をシー“トクッシツン（１５）
の後部に設けたウオークインペダル（３５）に連結しで
ある。このウオークインペダル（３５）を踏むと、ウオ
ークインケーブル（３４）が引張られてフック（２９）
をスプリング（３２）に抗して反時計方向へ回転させて
ストッパ軸（２８）を介してフック（２９）　（２９）
をロックピン（２７）　（２７）から外す。またウオー
クインペダル（３５）を踏むとフック（２９）の解除と
同時にシートバック（１６）のロックも解除してシート
バンク（１６）が前方へ倒れる。

上記構造のシートは後部乗員の乗り降り時シートクッシ
ョン（１５）の後部に設けられたウオークインペダル（
３５）を踏み込むと、シートバンク（１６）のロックが
解除されてシートバンク（１６）が前方へ倒れ、同時に
ウオークインケーブル（３４）を介してフック（２９）
　（２９）が反時針方向へ回転させらせてロックピン（
２７）　（２７）から外れてシートクッションブラケッ
ト（１７）（１７）と後部脚（２２）　（２２）とのロ
ックを解除する。この状態で、シートバック（１６）或
いはシートクッション（１５）を前方へ押すと、前部脚
（２１）　（２１）及び後部脚（２２）　（２２）が下
部枢着部を支点として前方へ揺動し、後部脚（２２）（
２２）の下部ストッパ面（２２ｂ　）　（２２ｂ　）が
ベースフレーム（２０）　（２０）に当接して停止し、
シートクッションブラケット（１７）　（１７）を介し
てシートが前方へ大きく前進し、シート後方の乗り降り
空間を確保する。そしてシートを後方へ引張ると、前部
脚（２１）　（２１）及び後部脚（２２）　（２２）が
下部枢着部を支点として後方へ揺動し、後部脚（２２）
　（２２）の上部ストッパ面（２２ａ）（２２ａ）がス
トッパ軸（２８）に当接して停止し、同時にフック（２
９）　（２９）の凹部（２９ａ）（２９ａ）がロックピ
ン（２７）　（２７）に係合してシートクッションブラ
ケット（１７）（１７）と後部脚（２２）　（２２）と
をロックしてシートクッション（１５）を固定する。こ
の後シートバック（１６）を起立させれば所定位置でロ
ックされて元の状態へ復帰する。

尚、上記実施例においてストッパ軸（２８）をシートク
ッションブラケット（１７）　（１７）に固設し、これ
にフック（２９）　（２９）を回転自在に枢着させても
よい。この場合はフック（２９）（２９）に夫々スプリ
ング（３２）及びウオークインケーブル（３４）を連結
する。

ホ０発明の効果この発明はシートクッションブラケット間に架設したス
トッパ軸に後部脚を当接させることによりシートクッシ
ョンの後方位置を規制するので、ストッパ位置が下方に
設定され、それだけ後部脚を小型にすることができ、ウ
オークイン機構全体を小型且つ軽量にできる。また後方
停止位置の基準となるストッパ軸にフックを取付けたの
で、ストッパ軸からロックピンまでの寸法と、ストッパ
軸からフックの四部までの寸法を一致させておけば、シ
ートクッションブラケット及び後部脚等が加工誤差や組
付誤差を生じておっても、ロックピンとフックとの位置
関係は常に一致するので、各部材の寸法管理が容易とな
り、製作コストを迎えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１：図は従来のウオークイン機構を備えたシートを示
す図面、第２図は本発明に係るシートの側面図、第３図
及び第苓図は本発明のウオークイン機構の側面図及び平
面図である。（１５）・・・−・シートクッション、（１６）・−シ
ートバンク、（１７）・−・シートクッションブラケッ
ト、（２０）・−ベースフレーム、（２１）　−前部脚
、（２２）　−後部脚、（２７）　−・ロックピン、（
２８）・−・ストッパ軸、（２９）　−フック、（３２
）・−・スプリング、（３４）・−・ウオークインペダ
ル。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　床面上に固定される一対のベースフレームと、
シートクッションの下面両側に設けられた一対のシート
クッションブラケットとの間に夫々前部脚及び後部脚を
揺動自在に枢着し、シートバックの傾倒動作に関連して
シートクッションを大きく前後動させ得るようにした自
動車用シートにおいて、前記後部脚の側面にロックピン
を突設し、且つ後部脚の前部斜面と対向させて前記シー
トクッションブラケット間にストッパ軸を架設し、当該
ストツパ軸の端部に前記ロックピンに係合して後部脚を
ロックするフックを回動自在に取付け、前記フックとシ
ートクッションブラケットとの藺にスプリングを張設す
ると共にフックにウオークインケーブルを連結させたこ
とを特徴とする自動車用シート。