JPS6012244Y2 - ソレノイドの動作切換機構 - Google Patents
ソレノイドの動作切換機構Info
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- JPS6012244Y2 JPS6012244Y2 JP4195877U JP4195877U JPS6012244Y2 JP S6012244 Y2 JPS6012244 Y2 JP S6012244Y2 JP 4195877 U JP4195877 U JP 4195877U JP 4195877 U JP4195877 U JP 4195877U JP S6012244 Y2 JPS6012244 Y2 JP S6012244Y2
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- pin
- solenoid
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、1個のソレノイドを別々の被操作機構に選
択的に係合させてそれぞれの動作をさせるようにした装
置において、ソレノイドのプランジャにその軸方向と直
交するよう係合ピンを設け、このプランジャを選択的に
軸芯を中心として所定量回動させることによって、この
係合ピンと別々の被操作機構とが選択的に係合するよう
にしたツレメイドの動作切換機構に関するものである。
択的に係合させてそれぞれの動作をさせるようにした装
置において、ソレノイドのプランジャにその軸方向と直
交するよう係合ピンを設け、このプランジャを選択的に
軸芯を中心として所定量回動させることによって、この
係合ピンと別々の被操作機構とが選択的に係合するよう
にしたツレメイドの動作切換機構に関するものである。
一般に、カセットテープレコーダにおいて、いわゆるタ
イマー録音を行なうためには、予じめ録音モード(録音
状態)にカセットテープレコーダを操作しておくととも
に、ピンチローラが長時間にわたってキャプスタンに圧
接されたままでいることを防止するために一時停止機構
を働かせておく必要がある。
イマー録音を行なうためには、予じめ録音モード(録音
状態)にカセットテープレコーダを操作しておくととも
に、ピンチローラが長時間にわたってキャプスタンに圧
接されたままでいることを防止するために一時停止機構
を働かせておく必要がある。
このようにしておけば、タイマーによって設定された所
定の時刻に電源が投入されると、まず、一時停止機構が
解除されて録音を開始し、録音が終ってカセットのテー
プが終端に至ると、自動停止装置が働いてカセットテー
プレコーダが停止スる。
定の時刻に電源が投入されると、まず、一時停止機構が
解除されて録音を開始し、録音が終ってカセットのテー
プが終端に至ると、自動停止装置が働いてカセットテー
プレコーダが停止スる。
以上のように、録音の一時停止→タイマーによる電源投
入により一時停止の解除→録音→テープの終端の検出に
より自動停止、で示すように1サイクルのタイマー録音
の過程で、2度の解除動作すなわち1度は一時停止の解
除動作で、2度目はテープの終端の検出によるテープの
走行の解除動作が不可欠となる。
入により一時停止の解除→録音→テープの終端の検出に
より自動停止、で示すように1サイクルのタイマー録音
の過程で、2度の解除動作すなわち1度は一時停止の解
除動作で、2度目はテープの終端の検出によるテープの
走行の解除動作が不可欠となる。
一方、通常のカセットテープレコーダにおいては、録音
、再生、巻戻、早送などの操作杆と、これらを所定の操
作状態に係止するための鎖錠板と、それぞれの操作状態
を解除するための停止操作杆を備えているが、特にタイ
マー録音の場合には、録音の終了時に手動によって停止
操作を行なえないことが多いので、カセットのテープが
終端に至った場合には、リールなどの回転停止を検出す
る電気回路と、この電気回路によって応動し前記鎖錠板
による各操作状態の係止を解除させるためのソレノイド
を備えている。
、再生、巻戻、早送などの操作杆と、これらを所定の操
作状態に係止するための鎖錠板と、それぞれの操作状態
を解除するための停止操作杆を備えているが、特にタイ
マー録音の場合には、録音の終了時に手動によって停止
操作を行なえないことが多いので、カセットのテープが
終端に至った場合には、リールなどの回転停止を検出す
る電気回路と、この電気回路によって応動し前記鎖錠板
による各操作状態の係止を解除させるためのソレノイド
を備えている。
他方、録音状態を一時的に停止させるための一時停止機
構と、その一時停止を解除させる解除機構を備えており
、上述のようなタイマー録音の動作においては、タイマ
ーによる電源投入によってこの一時停止を解除してやる
ためにもソレノイドを必要とする。
構と、その一時停止を解除させる解除機構を備えており
、上述のようなタイマー録音の動作においては、タイマ
ーによる電源投入によってこの一時停止を解除してやる
ためにもソレノイドを必要とする。
このため、従来のカセットテープレコーダにおいては、
上述のようなそれぞれの動作を行なわせるための専用の
ソレノイドを備えており、カセットテープレコーダの機
構が複雑かつ高価となった。
上述のようなそれぞれの動作を行なわせるための専用の
ソレノイドを備えており、カセットテープレコーダの機
構が複雑かつ高価となった。
なお、上記の2通りのソレノイドの動作は同時に必要と
なるものではないので、1個のソレノイドを切換えて使
用することが可能であり、このため、種々の切換機構も
考えられる。
なるものではないので、1個のソレノイドを切換えて使
用することが可能であり、このため、種々の切換機構も
考えられる。
しかし、ソレノイドは、元来、吸引と復帰という単純な
直線運動しか行なうことができないので、このような切
換機構は、ソレノイドと被操作部材の間に中継的な応動
部材を介在させて、この応動部材と被操作部材との保合
あるいは離脱を切換えて行なわせるようにしなければな
らないので、構造の複雑化と切換動作の不安定とを招き
易いものである。
直線運動しか行なうことができないので、このような切
換機構は、ソレノイドと被操作部材の間に中継的な応動
部材を介在させて、この応動部材と被操作部材との保合
あるいは離脱を切換えて行なわせるようにしなければな
らないので、構造の複雑化と切換動作の不安定とを招き
易いものである。
この考案は、ソレノイドのプランジャは一般に円柱状を
なしており、かつ、動きに対して摩擦の少ない構造であ
ることに着目し、プランジャにその軸方向と直交するよ
う係合ピンを設け、このプランジャを選択的に軸芯を中
心として所定量回動させて働かせることにより、1個の
ソレノイドを別々の被操作機構に選択的に係合させてそ
れぞれの動作を行なわせるようにしたソレノイドの動作
切換機構を提供することを目的とするものであり、以下
、それをカセットテープレコーダのタイマー録音装置に
応用した実施例について詳細に説明する。
なしており、かつ、動きに対して摩擦の少ない構造であ
ることに着目し、プランジャにその軸方向と直交するよ
う係合ピンを設け、このプランジャを選択的に軸芯を中
心として所定量回動させて働かせることにより、1個の
ソレノイドを別々の被操作機構に選択的に係合させてそ
れぞれの動作を行なわせるようにしたソレノイドの動作
切換機構を提供することを目的とするものであり、以下
、それをカセットテープレコーダのタイマー録音装置に
応用した実施例について詳細に説明する。
第1図はカセットテープレコーダが停止状態で、かつ、
一時停止機構も非動作状態にある場合を示す部分的な平
面図で、第2図は第1図のA−A′線における側断面図
であり、符号1は再生操作杆で、機台2に植設されたピ
ン3,3′によって摺動可能でスプリング4によって附
勢されて図示の復帰位置にある。
一時停止機構も非動作状態にある場合を示す部分的な平
面図で、第2図は第1図のA−A′線における側断面図
であり、符号1は再生操作杆で、機台2に植設されたピ
ン3,3′によって摺動可能でスプリング4によって附
勢されて図示の復帰位置にある。
5は各操作杆の鎖錠板で、機台2の裏面に植設されたピ
ン6によって各操作杆に直交する方向に摺動可能でスプ
リング7によって図において右方に摺動するよう附勢さ
れている。
ン6によって各操作杆に直交する方向に摺動可能でスプ
リング7によって図において右方に摺動するよう附勢さ
れている。
上記鎖錠板5には鉤状凹溝5aが各操作杆に対応して設
けられており、各操作杆すなわち図において再生操作杆
1には、それを操作状態に押動させたときにその状態を
保持するように上記鈎状凹115aに係合するピン1a
が設けである。
けられており、各操作杆すなわち図において再生操作杆
1には、それを操作状態に押動させたときにその状態を
保持するように上記鈎状凹115aに係合するピン1a
が設けである。
1b、1b′は再生操作杆に穿設しピン3,3′が嵌合
した長孔である。
した長孔である。
8は停止操作杆で、機台2に植設したピン9゜9′によ
って上記鎖錠板5と直交する方向に摺動可能でスプリン
グ10によって復帰位置に附勢されているが、これを押
動させることによって、これを設けたピン8aが鎖錠板
5に設けた傾斜凹溝5bの傾斜部に当接移動して、鎖錠
板5を矢印B方向に移動させて、各操作杆の操作状態の
保持を解除することができる。
って上記鎖錠板5と直交する方向に摺動可能でスプリン
グ10によって復帰位置に附勢されているが、これを押
動させることによって、これを設けたピン8aが鎖錠板
5に設けた傾斜凹溝5bの傾斜部に当接移動して、鎖錠
板5を矢印B方向に移動させて、各操作杆の操作状態の
保持を解除することができる。
以上のような機構は従来周知のものである。
11は一時停止操作杆で、機台2に植設されたピン12
.12’によって各操作杆と同方向に摺動可能でスプリ
ング16によって図示の復帰位置に附勢されている。
.12’によって各操作杆と同方向に摺動可能でスプリ
ング16によって図示の復帰位置に附勢されている。
13は一時停止操作杆11を操作状態に係止するための
ロック板で、機台2に植設され、かつ、一時停止操作杆
11に穿設した透孔長孔11aを貫通した段付の軸14
に枢支されて一時停止操作杆11上に設けられている。
ロック板で、機台2に植設され、かつ、一時停止操作杆
11に穿設した透孔長孔11aを貫通した段付の軸14
に枢支されて一時停止操作杆11上に設けられている。
また、このロック板13は、軸14に挿嵌された圧縮兼
板りスプリング15によって一時停止操作杆11の方向
に圧着され、かつ、時計回転方向にも回動附勢されてい
るが、この附勢力に抗した回動と俯仰回動が可能であり
、一時停止操作杆11を矢印C方向へ1回押動すること
によって、一時停止操作杆11上に設けたピンllbが
、ロック板13に設けた鉤状係止部13aによって係止
されて、一時停止操作杆11が操作状態に保持される。
板りスプリング15によって一時停止操作杆11の方向
に圧着され、かつ、時計回転方向にも回動附勢されてい
るが、この附勢力に抗した回動と俯仰回動が可能であり
、一時停止操作杆11を矢印C方向へ1回押動すること
によって、一時停止操作杆11上に設けたピンllbが
、ロック板13に設けた鉤状係止部13aによって係止
されて、一時停止操作杆11が操作状態に保持される。
この一時停止操作杆11を矢印C方向へ再度押動した後
にそれを解放することによって、ロック板13が何方向
に回動されて上記ピンllbの係止を解除することがで
きる。
にそれを解放することによって、ロック板13が何方向
に回動されて上記ピンllbの係止を解除することがで
きる。
このような機構も従来周知のものである。
また、ロック板13の鉤状係止部13aと反対側には斜
面状の折曲部13bが形成されており、後述のように、
この部分を一時停止操作杆11の方向に押圧することに
よっても、上記ピンllbを鉤状係止部13aとの係止
から解除させることができる。
面状の折曲部13bが形成されており、後述のように、
この部分を一時停止操作杆11の方向に押圧することに
よっても、上記ピンllbを鉤状係止部13aとの係止
から解除させることができる。
17はソレノイドで、機台2の裏面に取付けられており
、このソレノイド17の励磁によって吸引動作を行なう
プランジャ18の先端附近には係合ピン19が、プラン
ジャ18の軸方向と直交する方向に設けられている。
、このソレノイド17の励磁によって吸引動作を行なう
プランジャ18の先端附近には係合ピン19が、プラン
ジャ18の軸方向と直交する方向に設けられている。
また、プランジャ18には圧縮兼捩りスプリング20が
嵌着されており、これによって、係合ピン19は、ソレ
ノイド17に対して復帰方向(プランジャ18の吸引方
向の逆方向)と第2図における時計回転方向に附勢され
ているので、係合ピン19の先端部は、機台2に穿設し
た透孔21を貫通し、ストッパの働をするその側縁21
aと21bに当接されている。
嵌着されており、これによって、係合ピン19は、ソレ
ノイド17に対して復帰方向(プランジャ18の吸引方
向の逆方向)と第2図における時計回転方向に附勢され
ているので、係合ピン19の先端部は、機台2に穿設し
た透孔21を貫通し、ストッパの働をするその側縁21
aと21bに当接されている。
22は自動停止レバーで、機台2の裏面に植設された軸
23によって回動自在に枢着されているが、その自動停
止レバー22の一端22aは、一時停止操作杆11が押
動操作されていない場合は上記プランジャ18に設けた
保合ピン19と対向しており、また、その他端に形成し
た折曲片22bは、鎖錠板5の側縁(図において右側縁
)5cと対向している。
23によって回動自在に枢着されているが、その自動停
止レバー22の一端22aは、一時停止操作杆11が押
動操作されていない場合は上記プランジャ18に設けた
保合ピン19と対向しており、また、その他端に形成し
た折曲片22bは、鎖錠板5の側縁(図において右側縁
)5cと対向している。
なお、この自動停止レバー22は、図示しない比較的に
弱い(上記鎖錠板5を右方向に摺動附勢しているスプリ
ング7より弱い)スプリングを介して時計方向に回動附
勢させておくか、または、第3図の状態よりさらに反時
計方向に回動しないようにしである。
弱い(上記鎖錠板5を右方向に摺動附勢しているスプリ
ング7より弱い)スプリングを介して時計方向に回動附
勢させておくか、または、第3図の状態よりさらに反時
計方向に回動しないようにしである。
24は前記ロック板13の解除レバーで、機台2の裏面
に支軸25によって回動自在に設けられており、その一
端24aは、前記一時停止操作杆IFを押動操作したと
きそれと連動して前記プランジャ18が回動した際の係
合ピン19と対向するようになっている(第3図参照)
。
に支軸25によって回動自在に設けられており、その一
端24aは、前記一時停止操作杆IFを押動操作したと
きそれと連動して前記プランジャ18が回動した際の係
合ピン19と対向するようになっている(第3図参照)
。
また、上記解除レバー24の他端24bは、機台2に穿
設した透孔26を機台2の表面上に貫通し、さらに、前
記ロック板13の斜面状の折曲部13bの近傍に対向す
るよう延長されている。
設した透孔26を機台2の表面上に貫通し、さらに、前
記ロック板13の斜面状の折曲部13bの近傍に対向す
るよう延長されている。
すなわち、第1図に示す状態は、ソレノイド17のプラ
ンジャ18に設けた係合ピン19が自動停止レバー22
の1端22aと対向するが、ロック板13の解除レバー
24の一端24aとは対向しておらず、したがって、自
動停止の待機状態にあることになる。
ンジャ18に設けた係合ピン19が自動停止レバー22
の1端22aと対向するが、ロック板13の解除レバー
24の一端24aとは対向しておらず、したがって、自
動停止の待機状態にあることになる。
一方、第3図に示す状態は、上記係合ピン19が上記ロ
ック板13の解除レバー24の一端24aと対向するが
、自動停止レバー22の一端22aとは対向しておらず
、したがって、録音あるいは再生時の一時停止機構を操
作し、一時停止状態にある。
ック板13の解除レバー24の一端24aと対向するが
、自動停止レバー22の一端22aとは対向しておらず
、したがって、録音あるいは再生時の一時停止機構を操
作し、一時停止状態にある。
また、再生操作杆1は押動された状態が鎖錠板5に係止
されて再生位置にあり、また、一時停止操作杆11もそ
の押動状態がロック板13によって係止されており、こ
の状態では一時停止操作杆11がピンチローラアーム(
図示せず)と係合して、ピンチローラ(図示せず)をキ
ャプスタン(図示せず)より離間させているためカセッ
トのテープは走行していない。
されて再生位置にあり、また、一時停止操作杆11もそ
の押動状態がロック板13によって係止されており、こ
の状態では一時停止操作杆11がピンチローラアーム(
図示せず)と係合して、ピンチローラ(図示せず)をキ
ャプスタン(図示せず)より離間させているためカセッ
トのテープは走行していない。
27は一時停止操作杆11の前方に前記ソレノイド17
のプランジャ18に設けた係合ピン19と対向するよう
に形成した切換腕であり、第3図に示す状態は、一時停
止操作杆11が押動操作されて、上記切換腕27によっ
て係合ピン19が押動され、プランジャ18がその軸芯
を中心に回動し、保合ピン19が上記ロック板13の解
除レバー24の一端24aと対向して保持され、一時停
止解除の待機状態を示すものである。
のプランジャ18に設けた係合ピン19と対向するよう
に形成した切換腕であり、第3図に示す状態は、一時停
止操作杆11が押動操作されて、上記切換腕27によっ
て係合ピン19が押動され、プランジャ18がその軸芯
を中心に回動し、保合ピン19が上記ロック板13の解
除レバー24の一端24aと対向して保持され、一時停
止解除の待機状態を示すものである。
次にその動作について説明する。
カセットテープレコーダのタイマー録音に際しては、第
3図および第4図に示すように、まず、録音操作杆(図
示せず)と再生操作杆1を押動操作すると、その状態が
鎖状板5によって保持される。
3図および第4図に示すように、まず、録音操作杆(図
示せず)と再生操作杆1を押動操作すると、その状態が
鎖状板5によって保持される。
また、一時停止操作杆11を押動操作すると、これと係
合してピンチローラがキャプスタンから離間するように
動作され、また、一時停止操作杆11に設けた切換腕2
7に押されて、プランジャ18とともにそれに設けた係
合ピン19が、一時停止操作杆11を押動状態に係止す
るロック板13の解除レバー24の一端24aと対向す
るように回動される。
合してピンチローラがキャプスタンから離間するように
動作され、また、一時停止操作杆11に設けた切換腕2
7に押されて、プランジャ18とともにそれに設けた係
合ピン19が、一時停止操作杆11を押動状態に係止す
るロック板13の解除レバー24の一端24aと対向す
るように回動される。
すなわち、ソレノイド17は一時停止解除の待機状態に
あるため、タイマーによって設定された所定の時刻にカ
セットテープレコーダに電源が投入されると、ソレノイ
ド17が励磁されてプランジャ18が吸引され、このプ
ランジャ18に設けた保合ピン19が解除レバー24の
一端24aに係合して、解除レバー24を時計回転方向
に回動させる。
あるため、タイマーによって設定された所定の時刻にカ
セットテープレコーダに電源が投入されると、ソレノイ
ド17が励磁されてプランジャ18が吸引され、このプ
ランジャ18に設けた保合ピン19が解除レバー24の
一端24aに係合して、解除レバー24を時計回転方向
に回動させる。
そうすると、この解除レバー24の他端24bはロック
板13の斜面状の折曲部13bに係合して一時停止操作
杆11の方向に押動し、したがって、ロック板13の鉤
状係止部13aを仰方向に回動(第4図において時計回
転方向に回動)させることによって、一時停止操作杆1
1に設けた係合ピンllbがロック板13の鉤状係止部
13aとの係止から外れて、第1図および第2図に示す
ように、一時停止操作杆11は復帰位置に戻る。
板13の斜面状の折曲部13bに係合して一時停止操作
杆11の方向に押動し、したがって、ロック板13の鉤
状係止部13aを仰方向に回動(第4図において時計回
転方向に回動)させることによって、一時停止操作杆1
1に設けた係合ピンllbがロック板13の鉤状係止部
13aとの係止から外れて、第1図および第2図に示す
ように、一時停止操作杆11は復帰位置に戻る。
この一時停止操作杆11の復帰によって、ピンチローラ
とキャプスタンは互いに転接してテープを走行させ、録
音を開始する。
とキャプスタンは互いに転接してテープを走行させ、録
音を開始する。
この録音状態においては、第1図に示すように、ソレノ
イド17のプランジャ18は、スプリング20の附勢力
によって、吸引方向と反対方向に復帰されるとともに、
プランジャ18に設けた係合ピン19が自動停止レバー
22の一端22aと対向するように回動されている。
イド17のプランジャ18は、スプリング20の附勢力
によって、吸引方向と反対方向に復帰されるとともに、
プランジャ18に設けた係合ピン19が自動停止レバー
22の一端22aと対向するように回動されている。
カセットのテープが終端に至ってリールの回転が停止し
た場合には、これを検知する回路の作用によって、ソレ
ノイド17に通電されて励磁され、プランジャ18が吸
引される。
た場合には、これを検知する回路の作用によって、ソレ
ノイド17に通電されて励磁され、プランジャ18が吸
引される。
そうすると、このプランジャ18に設けた保合ピン19
が自動停止レバー22の一端22aに係合してそれを時
計回転方向に回動させ、その他端に形威した折曲片22
bが鎖錠板5の側縁5cに係合して、その鎖錠板5を矢
印B方向に移動させて、それぞれの操作杆の押動操作状
態を解除する。
が自動停止レバー22の一端22aに係合してそれを時
計回転方向に回動させ、その他端に形威した折曲片22
bが鎖錠板5の側縁5cに係合して、その鎖錠板5を矢
印B方向に移動させて、それぞれの操作杆の押動操作状
態を解除する。
以上の実施例は、この考案をテープレコーダのタイマー
録音装置に応用したものであるが、その他、種々の応用
が考えられる。
録音装置に応用したものであるが、その他、種々の応用
が考えられる。
この考案は、以上説明したように、ソレノイドに通電す
ると吸引されるプランジャにその軸方向と直交するよう
係合ピンを設け、このプランジャに吸引方向と反対方向
の復帰力と軸芯を中心とする所定量の回動復帰力を付与
するようプランジャに圧縮兼捩りスプリングを嵌着し、
上記回動復帰力に抗して上記係合ピンを押動回動させる
とともにその押動状態によっである一つの動作を行なわ
せる第1の操作部材を設け、この第1の操作部材の押動
状態をそれに設けたピンが係止されてロックするロック
板を第1の操作部材の近傍に設け、このロック板に係止
された上記ピンを上記ロック板を仰方向に回動させるこ
とによって解除させる解除レバーを、回動自在に上記ロ
ック板と上記軸芯を中心として所定量回動させたプラン
ジャの係合ピンとの間に対向させて設け、上記所定量の
回動後復帰されたプランジャの係合ピンと対向スル他の
一つの動作を行なわせる第2の操作部材を回動自在に設
けてなるソレノイドの動作切換機構を提供することによ
って、すなわち、ソレノイドのプランジャにその軸方向
と直交するように係合ピンを設け、このプランジャを選
択的に軸芯を中心として所定量回動させて働かせること
によって、プランジャに設けた係合ピンが、各被操作機
構に選択的に係合して、それぞれの被操作機構を動作さ
せるように構成したので、ソレノイドと被操作部材との
間に、切換部材を別に設ける必要がなくなり、機構が簡
単で安価に提供することができ、また、動作を安定にし
、故障が起きないようにすることができる。
ると吸引されるプランジャにその軸方向と直交するよう
係合ピンを設け、このプランジャに吸引方向と反対方向
の復帰力と軸芯を中心とする所定量の回動復帰力を付与
するようプランジャに圧縮兼捩りスプリングを嵌着し、
上記回動復帰力に抗して上記係合ピンを押動回動させる
とともにその押動状態によっである一つの動作を行なわ
せる第1の操作部材を設け、この第1の操作部材の押動
状態をそれに設けたピンが係止されてロックするロック
板を第1の操作部材の近傍に設け、このロック板に係止
された上記ピンを上記ロック板を仰方向に回動させるこ
とによって解除させる解除レバーを、回動自在に上記ロ
ック板と上記軸芯を中心として所定量回動させたプラン
ジャの係合ピンとの間に対向させて設け、上記所定量の
回動後復帰されたプランジャの係合ピンと対向スル他の
一つの動作を行なわせる第2の操作部材を回動自在に設
けてなるソレノイドの動作切換機構を提供することによ
って、すなわち、ソレノイドのプランジャにその軸方向
と直交するように係合ピンを設け、このプランジャを選
択的に軸芯を中心として所定量回動させて働かせること
によって、プランジャに設けた係合ピンが、各被操作機
構に選択的に係合して、それぞれの被操作機構を動作さ
せるように構成したので、ソレノイドと被操作部材との
間に、切換部材を別に設ける必要がなくなり、機構が簡
単で安価に提供することができ、また、動作を安定にし
、故障が起きないようにすることができる。
図面はこの考案をカセットテープレコーダのタイマー録
音装置に応用した実施例を示すものであり、第1図はカ
セットテープレコーダが停止状態でかつ一時停止機構も
非動作状態にある場合を示す部分的な平面図、第2図は
第1図のA −A’線における側断面図、第3図は一時
停止機構を動作させた状態の平面図、第4図は第3図の
D−D′線における側断面図である。 1・・・・・・再生操作杆、2・・・・・・機台、4.
7. 10.16・・・・・・スプリング、5・・・・
・・鎖錠板、8・・・・・・停止操作杆、11・・・・
・・一時停止操作杆、llb・・・・・ゼン、13・・
・・・中ツク板、13a・・・・・・鉤状係止部、13
b・・・・・・斜面状の折曲部、15・・・・・・圧縮
兼捩りスプリング、17・・・・・・ソレノイド、18
・・・・・・プランジャ、19・・・・・・係合ピン、
20・・・・・・圧縮兼捩りスプリング、21・・・・
・・機台に穿設した透孔、22・・・・・・被操作機構
に関連する自動停止レバー、24・・・・・・別の被操
作機構に関連するロック板13の解除レバー、27・・
・・・・一時停止操作杆11に形威し係合ピン19を押
動してプランジャ18を回動させる切換腕。
音装置に応用した実施例を示すものであり、第1図はカ
セットテープレコーダが停止状態でかつ一時停止機構も
非動作状態にある場合を示す部分的な平面図、第2図は
第1図のA −A’線における側断面図、第3図は一時
停止機構を動作させた状態の平面図、第4図は第3図の
D−D′線における側断面図である。 1・・・・・・再生操作杆、2・・・・・・機台、4.
7. 10.16・・・・・・スプリング、5・・・・
・・鎖錠板、8・・・・・・停止操作杆、11・・・・
・・一時停止操作杆、llb・・・・・ゼン、13・・
・・・中ツク板、13a・・・・・・鉤状係止部、13
b・・・・・・斜面状の折曲部、15・・・・・・圧縮
兼捩りスプリング、17・・・・・・ソレノイド、18
・・・・・・プランジャ、19・・・・・・係合ピン、
20・・・・・・圧縮兼捩りスプリング、21・・・・
・・機台に穿設した透孔、22・・・・・・被操作機構
に関連する自動停止レバー、24・・・・・・別の被操
作機構に関連するロック板13の解除レバー、27・・
・・・・一時停止操作杆11に形威し係合ピン19を押
動してプランジャ18を回動させる切換腕。
Claims (1)
- ソレノイドに通電すると吸引されるプランジャにその軸
方向と直交するよう係合ピンを設け、このプランジャに
吸引方向と反対方向の復帰力と軸芯を中心とする所定量
の回動復帰力を付与するようプランジャに圧縮兼捩りス
プリングを嵌着し、上記回動復帰力に抗して上記係合ピ
ンを押動回動させるとともにその押動状態によっである
一つの動作を行なわせる第1の操作部材を設け、この第
1の操作部材の押動状態をそれに設けたピンが係止され
てロックするロック板を第1の操作部材の近傍に設け、
このロック板に係止された上記ピンを上記ロック板を仰
方向に回動させることによって解除させる解除レバーを
、回動自在に上記ロック板と上記軸芯を中心として所定
量回動させたプランジャの係合ピンとの間に対向させて
設け、また、上記所定量の回動後復帰されたプランジャ
の保合ピンと対向する他の一つの動作を行なわせる第2
の操作部材を回動自在に設けてなるソレノイドの動作切
換機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4195877U JPS6012244Y2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | ソレノイドの動作切換機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4195877U JPS6012244Y2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | ソレノイドの動作切換機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53136547U JPS53136547U (ja) | 1978-10-28 |
JPS6012244Y2 true JPS6012244Y2 (ja) | 1985-04-20 |
Family
ID=28913534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4195877U Expired JPS6012244Y2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | ソレノイドの動作切換機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012244Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-04-04 JP JP4195877U patent/JPS6012244Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53136547U (ja) | 1978-10-28 |
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