JPS60119898A - 土圧式小口径トンネル掘進機 - Google Patents

土圧式小口径トンネル掘進機

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JPS60119898A
JPS60119898A JP22335883A JP22335883A JPS60119898A JP S60119898 A JPS60119898 A JP S60119898A JP 22335883 A JP22335883 A JP 22335883A JP 22335883 A JP22335883 A JP 22335883A JP S60119898 A JPS60119898 A JP S60119898A
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earth
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piston
screw conveyor
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、切羽で掘削した土砂をトンネル坑内へスクリ
ューコンベアによシ搬送するトンネル掘進機に関する。
卯81図、第2図およびiiP、3図に、トンネル掘進
機と、掘削土砂の搬出装置の従来技術の一例を示す。
その第1図に示すトンネル掘進機は、セグメント1と、
その前端部側に装備されたシールド−・ル2と、これの
前端部に隔壁3によシ区画、形成された土砂取シ込み用
のチャンバ4と、隔壁3に取シ付けられた軸受部7と軸
受箱6に設けられた軸受8に支持されかつ歯車列11を
介して回転駆動源10に連結された回転軸9と、複数個
の刃部13を有しかつ回転軸9の前端部に取り付けられ
たカッタホイール12ト、シールトノ・ル2の周辺に設
けられたシールドジヤツキ(図示せず)等を俯えている
また、掘削土砂の搬出装置は第1図〜第3図に示スよう
に、スクリューコンベア17ト、ベルトコンベア加と、
ズリトロηとを備えている。
そして、カッタホイール12を回転させ、刃s13で切
羽15を掘削し、掘削土砂をチャンバ4内に充満させ、
切羽土砂の崩壊および湧水のスクリューコンベア17へ
の噴出を防止する。
1だ、チャンバ4内の掘削土砂は土砂取出口14からス
クリューコンベア17を通じて搬送され、このスクリュ
ーコンベア17の出口19からベルトコンベア加上に転
載され、このベルトコンベアかによりさらに後方に搬送
され、ついでズリトロ22に落下され、このズリトロ2
2により発進立坑へ運送され、捨てられる。
掘削機の推進は、シールドジヤツキを後方のセグメント
1に反力を取υながら伸長させて行う。
シールドジヤツキの伸長速度は、スクリューコンベア1
7の搬出能力に合わせて設定され、席にチャンバ4内に
一定の土圧が立つようになっておシ、これによシ切羽土
砂の崩壊が防止されている。
なお、押管シールドではシールトノ〜ル1の周辺に方向
修正ジヤツキ(図示せず)が配置され、発進立坑部には
元押装置(図示せず)が装備されていて、この元押装置
によりヒユーム管を発進立坑内で継き足して元押ジヤツ
キによシ推力をかけ、ヒユーム管を通じて掘進機を前進
させる。
しかしながら、前述の従来技術には次のような欠点がち
る。
■ 搬送途中でベルトコンベア加から土砂が落下し、坑
内がよごれるので、度々掃除しなければ力らない。
■ 地下水位が高い場合、切羽湧水がスクリューコンベ
ア17の内部を通って出口19から噴出し、地山も流出
し、地盤沈下を起こす場合がある。
■ スクリューコンベア17の外に、ベルトコンベア加
とズリトロnとが配備されているため、特に2mφ以下
の小口径の場合にはスペースが狭く、掘進機のメンテナ
ンス、操作等に際して、オペレータが掘進機へ行くこと
も、掘進機から発進立坑側へ出て行くことも困難である
。普通、掘進機のオペレータは掘進機の中に居るが、土
砂搬送中はベルトコンベア加とズリトロnとで通路が塞
がれているため、発進立坑側へ行くことができない。し
たがって、切羽15で例等かの事故が起こったような場
合に非常に危険である。
■ また、特に小口径の場合、ズIJ )口22がトン
ネル坑内ですれ違うことができないため、ズリトロ往復
時は掘進機をストップさせなければならず、能率が悪く
なる。
次に、第4図々いし第7図に、掘削土砂の搬出装置の他
の従来技術としてのピストンタイプの土砂圧送ポンプを
示す。
これらの図に示す土砂圧送ポンプは、第1.第2の圧送
ポンプ本体ム、24と、ill 、第2の圧送ポンプ本
体n、24内にそれぞれ嵌挿された土砂圧送用ピストン
5と、1本の圧送パイプがと、前記第1.第2の圧送ポ
ンプ本体n、24に開口するように設けられた第1.第
2の土砂供給口27 、28と、第1122の土砂供給
口27 、28を交互に開閉する揺動パイプ29と、こ
の揺動パイプ四を操作する2個で1組の揺動シリンダ加
、31と、土砂溜めタンク32とを備えている。
そして、この土砂圧送ポンプでは、揺動シリンダ(9)
、31によル揺動パイプ29が揺動され、例えば第1の
土砂供給口27がl’rl放されると、土砂溜めタンク
32内の土砂が第1の圧送ポンプ本体乙の自給作用によ
り前記第1の土砂供給口nをう口1つて第1の圧送ポン
プ本体乙に入る。ついで、前記第1の土砂供給口nに揺
動パイプ29が接続された時点で、第1の圧送ポンプ本
体おの土砂圧送用ピストンがか往き側に移動操作され、
第1の圧送ポンプ本体n内の土砂は、第1の土砂供給口
n1揺動パイプ酉、圧送パイプ26を経て外部へ圧送さ
れ、土砂圧送後、第1の圧送ポンプ本体あの土砂圧送用
ピストン部は帰り側に移動操作される。その間、第2の
土砂供給口路が開放され、続いて第2の圧送ポンプ本体
列とこれに嵌挿された土砂圧送用ピストン5とが前述の
第1の圧送ポンプ本体おとこれに嵌挿された土砂圧送用
ピストン5と同様に作用し、土砂が圧送される。すなわ
ち、第1.第2の圧送ポンプ本体n、24が交互に作動
され、土砂が断続的に圧送されるようになっている。
また、この従来のピストンタイプの土砂圧送ポンプにお
いて、土砂供給口の開閉装置として逆止弁を設け、圧送
ポンプ本体内へ土砂を強制供給するようにしたものもあ
る。
しかし、前記従来の土砂圧送ポンプでは、第1゜第2の
土砂供給口27 、28の外部に、揺動パイプ四を設け
ているので、ポンプ全体が大型になる欠点がおる。
そして、土砂供給口の開閉装置として逆圧弁を設けた前
記従来の土砂圧送ポンプは、逆止弁通過部の断面積が絞
られるため、土砂圧送用ピストン径に比べ、圧送可能な
固形物の大きさが小さい欠点があシ、逆止弁が土砂の圧
送方向とm角に取シ伺けられているため、大型になる欠
点もおる。
ついで、第8図および第9図に、掘削土砂の搬出装置の
別の従来技術としてのポースタイプの土砂圧送ポンプを
示す。
これらの図に示す土砂圧送ポンプは、ポンプ本体おと、
駆動装置(図示せず)に連結されかつ外筒面に複数個の
スライディングシュー35を有するロータ諷と、ポンプ
本体33とロータあとの間に挿入されたフレキシブルチ
ューブ36と、土砂供給口37および土砂吐出口あを備
えている。
そして、この土砂圧送ポンプでは、土砂供給口37から
フレキシブルチューブあ内に土砂が供給され、ロータあ
が回転されるに伴い、スライディングシュー35により
フレキシブルパイプあが押しつぶされ、フレキシブルパ
イプあ内を土砂が順次圧送され、土砂供給口路から送シ
出されるようになっている。
しかしながら、このホースタイプの土砂圧送ポンプは、
掘進機のカッタホイール12で掘削される固形物の混じ
った土砂の圧送用としては構造的に適さない欠点がある
また、スネークタイプの土砂圧送ポンプ(図示せf)4
.1述のホースタイプのものと同様、固形物の混じった
土砂の圧送用には適さない欠点がある。
要するに、m]記ピストンタイプ、ホースタイプおよび
スネークタイプの土砂圧送ポンプを使用した場合には、
次のような欠点がある。
■ 土砂圧送ポンプが大きいため、2mφ以下の小口径
シールドではスクリューコンベア17の下部に納まらな
い。たとえ納まったとしても、掘進機と坑内間の作業員
の往来が非常に困難である。
また、第5図に示すように、土砂圧送ポンプの下面とセ
グメント1の内面間の寸法t1が非常に小さいため、セ
グメント1は横づ9に土砂圧送ポンプの側面セグメント
1の内面間の寸法42部分を通して搬入するほかはない
が、その作業が非常に困難である。
■ 掘削時に、40〜5C1m以上の固形物が出る場合
、圧送できないだめ、土砂溜めタンクから大きな固形物
を取り出さなければならガい。その結果、坑内が汚れる
し、固形物を取シ出す時間中は掘進機をストップさせな
ければならないので、作業能率が低下するばかりでなく
、取p出した固形物を運ぶズIJ )口等の搬送装置を
必要とする。
したがって、現状ではこの種の掘進機に土砂圧送ボンダ
を使用するのが非′帛に少なく、特に小口径シールドで
はほとんど使用されていない。
なお、第1図および第4図に示すトンネル掘進機におい
て、後述の本発明の実施例と同じ部材には同じ符号を付
けて示している。
さらに、図示は省略しているが従来技術として、スクリ
ューコンベアの出口にパイプを接続し、土砂圧送ポンプ
をスクリューコンベアの直下には置かず、スクリューコ
ンベアよシ立坑側のトンネル坑内に置くようにしたもの
もある。
しかし、この従来技術では後方台車が長くなシ、セグメ
ントを搬入する場合、邪魔になる欠点を免れ得す、また
大きな固形物が出るような場合には、やはシ使用できな
い欠点がある。
本発明の目的は、スクリューコンベアの回シの空間を広
くでき、かつ坑内を汚さず、しかも比較的大きな固形物
を含んだ掘削土砂をも圧送でき、さらに作業能率を向上
させ得るトンネル掘進機を提供するにあシ、さらに他の
目的は、掘削土砂のチャンバからスクリューコンベアを
通る過程で、掘削土砂や泥水の流動性を調整し得るトン
ネル掘進機を提供するにある。
本発明の1番目の発明の特徴は、シールトノ・ルの前端
部に設けられた掘削手段と、シールド内の前記掘削手段
よシも後方の部位に設けられた隔壁と、シールトノ・ル
内の前端部に、前記隔壁によシ区画、形成された土砂取
シ込み用のチャンバと、このチャンバ内の土砂を後方に
搬送するスクリューコンベアとを備えだトンネル掘進機
において、前記スクリューコンベアの胴体に土砂圧送装
置を直接連結するとともに、この土砂圧送装置を、前記
スクリューコンベアの土砂出口に連結された土砂溜めタ
ンクと、土砂溜めタンクの一側部に取シ付けられた土砂
圧送パイプと、土砂圧送ノくイブに向かって摺動可能に
設けられかつ土砂溜めタンクと土砂圧送パイプ間を隔離
する外側シリンダ等の隔離装置と、この隔離装置の内部
に摺動可能に設けられた内側シリンダ等に設けられた土
砂圧送用のピストンと、土砂圧送時に前記隔離装置を土
砂圧送用のピストンに先行させて前進させ、土砂溜めタ
ンクと土砂圧送パイプを隔離後、土砂圧送用のピストン
を前進させ、土砂押出後、餉記隔離装髄と土砂圧送用の
ピストンとを後退させる流体圧操作部とを有して構成し
たところにあシ、この構成によシスクリユーコンベアの
回シの空間を広く確保でき、また坑内を汚さずに掘削土
砂を圧送でき、さらに比較的大きな固形物を含んだ掘削
土砂であっても圧送でき、しかも作業能率の向上を図る
ことができたものである。
さらに、本発明の2番目の発明は、前記1番目の発明に
おいて、掘削土砂のチャンバからスクリューコンベアの
土砂出口に至る掘削土砂通路に、掘削土砂に粘性付与拐
を注入する粘性付与材注入手段を設け、前記スクリュー
コンベアの内部に、掘削土砂と粘性付与材との攪拌部を
設けたところにあシ、この構成によシ掘削土砂のチャン
バからスクリューコンベアを通る過程で、掘削土砂や泥
水の流動性を調整することができたものである。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第10図ないし第13図は本発明の一実施例を示し、第
14図ないし第16図は土砂圧送装置部分の作用を示す
これら第1O図ないし第13図に示すトンネル掘進機は
、セグメント10前端部にシールド/〜ル2が装備され
、このシールトノ・ル2の前端部には隔壁3によシ、土
砂取シ込み用のチャンバ4が区画。
形成されている。
前記隔壁3の後端面には、第10図に示すように、ギア
ボックス5が取シ付けられ、このギアボックス5の後端
面には軸受箱6が取シ付けられている。
まだ、隔壁3の中心部には軸受部7が設けられ、軸受部
6には軸受8が設けられてお・す、軸受部7と軸受8に
回転軸9が支持されている。
前記回転叫19は、第10図に示すように、ギアボック
ス5の後端面に取シ付けられた回転駆動源10に、ギア
ボックス5内に設けられた伝動機構としての歯車列11
を介して連結されている。また、回転u19のn+]端
部には、掘削手段としての複数個の刃部13を有するカ
ツクホイール12が取シ付けられ、前記隔壁3には、チ
ャンバ4の下部に連通させて、掘削土砂の取出口14が
形成されている。
前記セグメント1とシールトノ・ル2の内部にわたシ、
ブラケット16を介してスクリューコンベア17が傾斜
状に設置されている。このスクリューコンベア17の上
端部には、スクリューの回転駆動源18が取υ付けられ
、下端部である入口側端部17′は前記掘削土砂の取出
口18に対峙され、また上端部寄シには土砂出口19が
形成されている。
前記スクリューコンベア17の胴体には、第10図に示
すごとく、土砂圧送装置40が直接連結されている。
前記土砂圧送装置40は、第10図に示すように、土砂
溜めタンク41を伽え、この土砂溜めタンク41の開口
部は土砂圧送装置40の土砂出口19に連結されている
前記土砂溜めタンク41の外部における後側には、油タ
ンク42が設置され、この油タンク42には後述の外側
および内側シリンダ54 、65の摺動面を潤滑する潤
滑油73が貯えられている。
前記土砂溜めタンク41には、土砂吸込口41&が設定
され、土砂吸込口41 aの一方の端部側には圧送バイ
ブ43が配置され、他方の端部側には土砂圧送ポンプ4
8が配置されており、これら圧送バイブ43と土砂圧送
ポンプ48とは同一軸線上に配列されている。
前記圧送パイプ43は、第12図に示すように、土砂溜
めタンク41の後側の壁41 bに、シールケーシング
45をはさんで、取付部材44を介して取シ付けられて
いる。前記シールケーシング45には、外側シリンダ5
4の先端部54′と密接に接触するリング状のシール部
材46が嵌合され、このシール部材46は固定リング4
7によシ止着されている。
前記土砂圧送ポンプ48は、第12図に示すように、ケ
ーシングIと、圧送バイブ43と土砂溜めタンク41と
の隔離装置としての外側シリンダ54と、外側シリンダ
押進用のピストン55と、これのストッパ64と、内側
シリンダ65と、この内側シリンダ65の一端部に取9
付けられた土砂圧送用のピストン66と、内側1シリン
ダ65の他端部に取9句けられた内側シリンダ押進用の
ピストン67と、このピストン67のストッパ71と、
外側および内側シリンダ用の流体圧操作部とを備えてい
る。
なお、この土砂圧送ポンプ48において、外側シリンダ
54と、内側シリンダ65およびこれに付稿の部材とが
圧送パイプ43に接近する移動方向を前進方向とする。
前記ケーシング50は、第12図に示すように、断面コ
字形に形成されておシ、油タンク42の後側の@42a
に取付部利49を介して取シ付けら−(ている。
前記外側シリンダ54は、土砂溜めタンク41の後側の
壁41 cに取シ付けられた支持部拐53に支持され、
かつケーシングIに、軸方向に摺動可能に設けられてい
る。そして、外側シリンダ押進用のピストン55によシ
前進方向に押進された時、その先端部54′を通じて外
側シリンダ54の内部に土砂吸込口41 a付近の土砂
72を取シ込み、ついで先端部M′がシールケーシング
45を介して圧送)くイブ43の入口側端部に設けられ
たシール部羽46に密接に接触し、圧送パイプ43と土
砂溜めタンク41とを隔離するようになっている。
前記外側シリンダ押進用のピストン55とケーシング(
資)の後壁の内面間には、ピストン55を前進させる流
体圧室56が形成され、同ピストン55とケーシング(
資)の1lIii1部間には、ピストン55を後退させ
る流体圧室57が形成されている。また、このピストン
55にはこれを前進させる流体圧室56と後述の内側シ
リンダ押進用のピストン67を前進させる流体圧室68
とを連通させる流体圧操作部、59と、両流体圧通路間
、59を連通または閉塞させるスプール60と、内側シ
リンダ押進用のピストン67のガイドと流体圧通路とに
兼用のガイドバイブロ2と、外側シリンダ押進用のピス
トン55を後退させる流体圧室57とガイドバイブロ2
の入口側端部とを結ぶ流体圧通路63とが設けられてい
る。前記流体圧通路58には、スプール(イ)を確実に
作動させる差圧発生手段としての絞シロ1が設けられて
いるが、この絞シロ1は流体圧通路59に設けてもよい
。なお、前記流体圧通路58 、59とスプール(イ)
とは、第13図に拡大して示されている。
前記外側シリンダ押進用のピストン55のストッパ64
に1ケーシング関の前端部に組み付けられている。
前記内側シリンダ65は、外側シリンダ54の内部にお
いて軸方向に摺動可能に設りられている。
前記土砂圧送用のピストン66は、内側シリンダ押進用
のピストン67にょシ内側シリンダ65が前進方向に押
進された時、外側シリンダ54内に取シ込まれている土
砂72を圧送するようになっている。
前記外側シリンダ54の内部において、外側シリンダ押
進用のピストン55と内側シリンダ押進用のピストン6
7間には、内側シリンダ押進用のピストン67を前進さ
せる流体圧室68が形成され、外側シリンダ54の内周
と内(lilllシリンダ65の外周間には、内側シリ
ンダ押進用のピストン67を後退させる流体圧室69が
形成されている。また、内側シリンダ65にはその内室
65′と内側シリンダ押進用のピストン67を後退させ
る流体圧室69とを結ぶ流体圧孔70が設けられている
前記内側シリンダ押進用のピストン67のストッパ71
は、外側シリンダ図のほぼ中間部に設けられている。
外側および内側シリンダ用の流体圧操作部は、前記ボー
) 51 、52に流体圧を供給する流体圧源(図示せ
ず)と、前記ポー) 51 、52を流体圧の供給また
は吐出側に交互に切シ替える切替手段(図示せず)とを
備えている。そして、この流体圧操作部は、外側シリン
ダ図を前進させ、その先端部54′が圧送すべき土砂7
2を掬って外側シリンダ54内に取シ込み、ついで前記
先端部54′が圧送パイプ43の入口側の端部に設けら
れたシール部月46に圧接して圧送パイプ43と土砂溜
めタンク41とを隔離した後、内側シリンダ65を削進
させ、この内側シリンダ65によシ土砂圧送用のピスト
ン66を前進させて土砂72を圧送パイプ43内に圧送
した後、外側シリンダ54を後退させ、ついで内側シリ
ンダ65を後退させ)土砂圧送用のピストン66を後退
させる順序動作をもって、外側および内側シリンダ54
 、65を操作し得るように構成されている。
前記シールドハル2の周辺には、シールドジヤツキが設
けられ、後方のセグメント1に反力を取りながらシール
ドジヤツキを伸長させ、掘進機に推力を与えるようにな
っているが、シールドジヤツキは図面では省略されてい
る。
前記実施例のトンネル掘進機は、次のように操作され、
作用する。
すなわち、第10図に示す状態において、カッタホイー
ル12の回転駆動源1oとスクリューコンベア17の回
転駆動源18とを駆動させる。
前記カッタホイール】2の回転駆動源1oの駆動により
歯車列11および回転軸9を介してカッタホイール12
が回転し、カッタホイール12に設けられた刃部13に
よシ、切羽15を掘削する。
その掘削土砂は、カッタホイール12のスポーク等によ
シ攪拌され、チャンバ4内に充満され、ついで隔壁3に
設けられた取出口14を通ってスクリューコンベア17
に入シ、このスクリューコンベア17の土砂出口19よ
シ土砂圧送装置40に直接供給される。
前記土砂圧送装置40は、土砂72を土砂溜めタンク4
1内に受け入れ、ついで第14図および第15図から分
かるように、圧送パイプ43と土砂溜めタンク41との
隔離装置としての外側シリンダ54を土砂圧送用のピス
トン66に先行して前進させ、外側シリンダ54の先端
部54′で土砂吸込口41 a付近の土砂72を外側シ
リンダ54の内部に取シ込み、外側シリンダ54の先端
部54′が圧送パイプ43の入口側の端部に設けられた
シール部材46に圧接し、圧送パイプ43と土砂溜めタ
ンク41とを隔離した後、第16図に示すように、内側
シリンダ押進用のピストン67と内側シリンダ65を介
して土砂圧送用のピストン66を前進させ、外側シリン
ダ54内に取シ込まれている土砂72を圧送パイプ43
に押し込み、圧送する。土砂72の圧送後、外側シリン
ダ54を後退させ、ついで土砂圧送用のピストン66を
後退させる。
この土砂圧送装置40では\前述の動作を繰シ返し行う
ことによって、スクリューコンベア17がら土砂溜めタ
ンク41に保給された土砂72を次々に圧送することが
できる。
さらに、土砂圧送装置40は土砂72の中に第12図に
示す外側シリンダ54の内径り以下の固形物が混じって
いても圧送することができるので、従来技術に比べて大
きな固形物を含む土砂をも圧送可能となる。
また、スクリューコンベア17の土砂出口19に、土砂
溜めタンク41を連結しているので、土砂がとほれ落ち
、あるいは湧水等が坑内に噴出して坑内を汚す不具合を
完全に解消することができる。
しかも、土砂圧送装置40全体を構造上細身に形成する
ことができるし、スクリューコンベア17の胴体に土砂
圧送装置4oを直接連結しているので、第11図に示す
ように、土砂圧送装置4oの最下部がらセグメント1の
内面間の寸法t11を従来技術による寸法t1に比較し
て大きくすることができ、かつ土砂圧送装置40の側面
とセグメント1の内面間の寸法t2’も従来技術による
寸法t2に比べて大きくすることができる結果、スクリ
ューコンベア17の回シに大きな空間を確保することが
できる。したがって、作業員がカッタホイール12側の
部分の点検。
修理等に際して自由に往来できるし、セグメント1を容
易に搬入することもできる。
まだ、スクリューコンベア17と土砂圧送装置40の連
動を介して掘削土砂を自動的に圧送でき、掘進機を連続
的に作動させ得るので、作業能率を向上させることがで
きる。
次に、第17図は本発明の他の実施例を示す。
この実施例のものは、スクリューコンベア74が回転駆
動源75と、これに駆動連結された回転軸76と、スク
リュー77と、攪拌部78とを有して構成され、またス
クリューコンベア74の胴体におけるスクリュー77と
攪拌部78間に粘性付与材注入手段80が設けられてい
る。
前記スクリュー77と攪拌部78とは、同じ回転軸76
の前半部と後半部とに設けられている。
なお、第17図中74′はスクリューコンベアの入口、
79は土砂出口を示す。
前記粘性付与材注入手段測は、攪拌部78の罰部に、水
、ベントナイト溶液または粘土溶液等の粘性付与材を供
給するようになっている。
そして、この実施例ではスクリューコンベア74の入ロ
ア4′から入った土砂や泥水はスクリュー77によシ攪
拌部78に向かって搬送され、この土砂や泥水に粘性付
与材注入手段80から水、ベントナイト溶液または粘土
溶液等の粘性付力制が注入される。
ついで、攪拌部78によシ土砂や泥水と粘性付与材とが
攪拌され、事後の処理に適する流動性を持った土砂に変
換され、土砂量ロア9を通じて土砂圧送装置40に供給
される。
粘性付与劇としては、スクリューコンベア74に入って
くる土砂が例えば水分の少ない砂礫のようガ場合には、
水、薄いベントナイト溶液または粘土溶液が用いられ、
この粘性付与材と前述の砂礫のような水分の少ない土砂
とを攪拌することによって、適度の流動性を与える。こ
れによシ、土砂圧送装置40の土砂溜めタンク41内で
起こるアーチアクションを未然に防止することができる
し、圧送パイプ43の内部における土砂の圧送抵抗を減
少できるので、長距離の圧送を可能となし得る。
反対に、スクリューコンベア74に入ってくる土砂が非
権に流動性の高い土砂や泥水の場合には、濃いベントナ
イト溶液または粘度溶液が用いられる。この粘性付与拐
と前述の流動性の高い土砂や泥水とを攪拌することによ
って、適度の流動性を持ったものに変換される。その結
果、土砂圧送ポンプ48の外側シリンダ54の戻り工程
において圧送パイプ43に一度圧延した土砂が土砂溜め
タンク41に逆流してくる現象を防止でき、したかって
排土効率を向上させることができる。
なお、前記粘性付与材注入手段8oは図示の位置に限ら
ず、チャンバ4からスクリューコンベア74の土砂量ロ
ア9に至る掘削土砂通路内のいずれの位置に設けてもよ
い。
また、この第17図に示す実施例の他の構成9作片につ
いては、前記第10図〜第16図に示す実施例と同様で
あシ、同一部材には同じ符号を付けて示し、これ以上の
説明を省略する。
以上説明した本発明の1@目の発明によれば、スクリュ
ーコンベアの胴体に土砂圧送装置を直接連結し、しかも
この上砂圧送装置を、前記スクリューコンベアの土砂出
口に連結された土砂溜めタンクと、土砂溜めタンクの一
側部に取シ付けられた土砂圧送パイプと、土砂圧゛送パ
イプに向がって摺動可能に設けられかつ土砂溜めタンク
と土砂圧送パイプ間を隔離する外側シリンダ等の隔離装
置と、この隔離装置の内部に摺動可能に設けられた内側
シリンダ等に設けられた土砂圧送用のピストンと、土砂
圧送時に前記隔離装置を土砂圧送用のピストンに先行さ
せて前進させ、土砂溜めタンクと土砂圧送パイプを隔離
後、土砂圧送用のピストンを前進させ、土砂押出後、前
記隔離装置と土砂圧送用のピストンとを後退させる流体
圧操r「部とをもって構成しているので、土砂圧送装置
自体を細身に形成できるため、スクリュコンベアの回シ
に広い空間を確保することができ、したがって作業員が
カッタホイール側の部分の点検、修理等に一部して自由
に往来し得る効果があり、セグメントを容易に搬入し得
る効果がある。
また、この発明によれば、スクリューコンベアの土砂出
口に土砂圧送装置の土砂溜めタンクを連結しているので
、土砂がこI・司れ落ち、あるいは湧水等が坑内に噴出
して坑内を汚す不具合を未然に解消し得る効果を有する
外、スクリューコンベアと土砂圧送装置とを連続運転で
きるので、作業能率を向上させ得る効果がある。
さらに、この発明によれは、土砂圧送装置の土砂溜めタ
ンクと圧送パイプ間の隔離装置である外側シリンダの内
径以下の固形物をも圧送できるので、従来技術に比べて
相当大きな固形物を含んだ土砂を圧送し得る効果もある
そして、本発明の2番目の発明によれば、チャンバから
スクリューコンベアの土砂出口に至る掘削土砂通路に、
掘削土砂に粘性付与材を注入する粘性付与材注入手段を
設け、スクリューコンベアの内部に、掘削土砂と粘性付
与材との欅、押部を設け、土砂や泥水に粘性付与材を注
入しかつ攪拌するようにしているため、水分の少ない砂
礫が土砂圧送装置の土砂溜めタンクで起こすアーチアク
ションを防止できるし、流動性の高い土砂や泥水が一度
圧送パイブに圧送された後、外側シリンダ等の隔離装置
の戻シ工程で土砂溜めタンクに逆流する現象も防止でき
る等、掘削土砂の流動性の不良に伴う不具合を全て解消
し得る格別な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の一例の縦断側面図、第2図および第
3図は第1図の■−■およびIII −III線断面図
、第4図は従来技術の他の例の縦断側面し1、第5図は
第4図のv−V線断面図、第6し1は第4図に示す従来
技術の土砂圧送ポンプの一部破断拡大側面図、第7図は
第6図の■−■線断面図、第8図は従来技術の別の例で
あってその上砂圧送ポンプの側面図、第9図は第8図の
II−II紳から見た図である。第10図〜第13図は
本発明の一実施例を示すもので、その第10図は縦断側
面図、第11図は第10図のXI−XI線断面図、第1
2図は土砂圧送装置部分の拡大縦断側面図、第13図は
流体圧室を切り替えるスプールとその回シの部材とをさ
らに拡大して示した断面図、第14図、第15図および
第16゛図はそれぞれ土砂圧送装置部分の作用説明図、
第17図は本発明の他の実施例を示す縦断側面図である
。 1・・・セグメント、2・・・シールド7〜ル、3・・
・隔壁、4・・・チャンバ、12・・・カッタホイール
、14・・・隔壁に形成された土砂取出口、15・・・
切羽、17・・・スクリューコンベア、19・・・スク
リューコンベアの土砂出口、40・・・土砂圧送装置、
41・・・土砂溜めタンク、43・・・圧送パイプ、4
8・・・土砂圧送ポンプ、50・・・ケーシング、51
 、52・・・流体圧のボート、54・・・隔離装置を
構成する外側シリンダ、55・・・外側シリンダ押進用
のピストン、64・・・同ピストンのストッパ、65・
・・内側シリンダ、66・・・土砂圧送用のピストン、
67・・・内側シリンダ押進用のピストン、71・・・
同ピストンのストツバ、72・・・土砂、74・・・ス
クリューコンベア、77・・・スlクリユー、78・・
・攪拌部、79・・・土砂出口、80・・・粘性イ」4
材注入手段。 特許出願人 日立建機株式会社 代理人弁理士 秋 本 正 実 第6図 第7図 23 24 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シールドI・ルの前端部に設けられた捌削手段と、
    シールド内の前記掘削手段よりも後方の部位に設けられ
    た隔壁と、シールド−・ル内の前端部に、前記隔壁によ
    シ区画、形成された土砂取り込み用のチャンバと、この
    チャンバ内の土砂を後方に搬送するスクリューコンベア
    とを備えたトンネル掘進機において、前記スクリューコ
    ンベアの胴体に土砂圧送装置を直接連結するとともに、
    この上砂圧送装置を、前記スクリューコンベアの土砂出
    口に連結された土砂溜めタンクと、土砂溜めタンクの一
    側部に取シ伺けられた土砂圧送パイプと、土砂圧送パイ
    プに向かって摺動可能に設けられかつ土砂溜めタンクと
    土砂圧送パイプ間を隔離する外側シリンダ等の隔離装置
    と、この隔離装置の内部に摺動可能に設けられた内側シ
    リンダ等に設けられた土砂圧送用のピストンと、土砂圧
    送時に前記隔離装置を土砂圧送用のピストンに先行させ
    て前進させ、土砂溜めタンクと土砂圧送ノ〈イブを隔離
    後、土砂圧送用のピストンを前進させ、土砂押出後、前
    記隔離装置と土砂圧送用のピストンとを後退させる流体
    圧操作部とを有して構成したことを特徴とするトンネル
    掘進機。 2、 シールトノ・ルの前端部に設けられた掘削手段と
    、シールド内の前記掘削手段よシも後方の部位に設けら
    れた隔壁と、シールトノ・ル内の前端部に、前記隔壁に
    よシ区画、形成された土砂取り込み用のチャンバと、こ
    のチャンノ(内の土砂を後方に搬送するスクリューコン
    ベアとを備えたトンネル掘進機において、前記チャンバ
    からスクリューコンベアの土砂出口に至る掘削土砂通路
    に、掘削土砂に粘性付与側を注入する粘性付与材注入手
    段を設け、前記スクリューコンベアの内部に、掘削土砂
    と粘性伺与材との攪拌部を設け、前記スクリューコンベ
    アの胴体に土砂圧送装置を直接連結するとともに、この
    土砂圧送パイプ、前記スクリューコンベアの土砂出口に
    連結された土砂溜めタンクと、土砂諦めタンクの一側部
    に取シ付けられた土砂圧送パイプと、土砂圧送パイプに
    向かって摺動可能に設けられかつ土砂溜めタンクと土砂
    圧送パイプ間を隔離する外側シリンダ等の隔離装置と、
    この隔離装置の内部に摺動n」能に設けられた内側シリ
    ンダ等に設けられた土砂圧送用のピストンと、土砂圧送
    時に前記隔離装置を土砂圧送用のピストンに先行させて
    前進させ、土砂溜めタンクと土砂圧送パイプを隔*稜、
    土砂圧送用のピストンを前進させ、土砂押出後、前記隔
    離装置と土砂圧送用のピストンとを後退させる流体圧操
    作部とを有して構成したことを特命とするトンネル掘進
    機。
JP22335883A 1983-11-29 1983-11-29 土圧式小口径トンネル掘進機 Granted JPS60119898A (ja)

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