JPS601190A - パラ位がハロゲン化されたフエノ−ル類のシリルエステルの製造方法 - Google Patents

パラ位がハロゲン化されたフエノ−ル類のシリルエステルの製造方法

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JPS601190A
JPS601190A JP58108543A JP10854383A JPS601190A JP S601190 A JPS601190 A JP S601190A JP 58108543 A JP58108543 A JP 58108543A JP 10854383 A JP10854383 A JP 10854383A JP S601190 A JPS601190 A JP S601190A
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silyl ester
cresol
silyl
phenols
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Hiroo Momose
百瀬 博夫
Kiyohiko Yoshitani
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明ハフエノール類のシリルエステル(以下、単にシ
リルエステルとも込う)から、パラ位がハロゲン化され
たフェノール類(以下、単にP−ハロゲン化フェノール
類トモいう)の製造原料として有用な、パラ位がハロゲ
ン化されたフェノール類のシリルエステル(以下1にP
−ハロゲン化シリルエステル)を、極めて高す選択率で
得るための方法に関する。
P−ハロゲン化フェノール類は例えば医薬。
農薬の中間体或いは原体として極めて有用な物質である
従来、P−ハロゲン化フェノール類を製造する方法とし
ては、フェノール類をハロゲン化剤で直接ハロゲン化す
る方法が知られている。しかしながら、かかる直接ハロ
ゲン化方法ではパラ位へのハロゲン化の選択性が悪く、
オルト位の置換体のほか、オルト位及びパラ位の2置換
体あるいは3置換体等が多量に副生するため、その後の
分離工程の複雑化及び原料フェノール類の利用率の低下
等の問題が生ずる。また、前記ハロゲン化剤として、パ
ラ位のハロゲン化の選択性が優れた物質を用いる方法も
提案されているが、選択性の向上が充分でなく、とりわ
け安価なハロゲン化剤が望ましい工業的な実施において
は満足されるものではなかった。
−本発明者等は、上述した問題に鑑み、ノ・ロゲン化剤
により、パラ位が高い選択率で7・ロゲン化され、且つ
加水分解によって容易にP−一・ロダン化フェノール類
を生成する物質の製造方法について研究を重ねた。その
結果、フェノール類のシリルエステルをハロゲン化する
と、その初期において該フェノール類のパラ位が選択的
にノ・ロゲン化されるという知見を得た。上記知見に基
づいて更に研究を重ねた結果、前記シリルエステルの・
・ロゲン化に用いるノ・ロゲン化剤の量を特定の範囲に
制限することにより、極めて高い選択率でP−ハロゲン
化シリルエステルを得ることができ、しかも該P−ハロ
ゲン化シリルエステルは加水分解することにより容易に
P−ノ・ロダン化フェノール類となることを見い出し、
本発明を完成するに至った。
本発明は、フェノキシ基1モルに対して0.8〜1.2
モルの分子状ノーロゲンに相当する量のハロゲン化剤に
よってフェノール類のシリルエステルをハロゲン化する
ことを特徴とするパラ位がハロゲン化されたフェノール
類のシリルエステルの製造方法である。
本発明忙おいて、シリルエステルは下記式(I)に示す
如く、フェノキシ基の1〜4個が珪素原子(Sl)とシ
ロキサン結合(sl−o)の形で結合したものが特に制
限なく使用される。
n (但し、式中mは0〜6の整数、nは0〜3の整数、X
はパラ位以外の位置に核置換された置換基、X′はSl
との結合基を夫々示す。)上記(1)式においてフェノ
キシ基の数は1〜4個であればよいが、特に6〜4個が
、後述する如く得られるP−ノ・ロゲン化シリルエステ
ルを加水分解してP−ノ・ロダン化フェノール類を得る
場合、フェノキシ基の濃度ヲ高め反応を効率よく行なう
ことができ好ましい。
また、置換基(X)の数は0〜3であればよいが、0又
は1が一般的である。置換基(X)の置換位置はパラ位
以外の位置であれば特に制限されなtn(、また、置換
基(X)の種類は後述するハロゲン化の条件で安定なも
のであれば特に制限されず、例えば炭素数1〜30アル
キル基、ハロゲン原子、ニトロ基、低級アルコキシ基等
が挙げられるが、特にアルキル基および・・ロゲン原子
が好適である。置換基(3)の数が複数の場合、それぞ
れの置換基(X)は同一のものであってもよいし、異な
るものであってもよい。また、前記式(I)においてS
lに結合した結合基(X′)は後述するハロゲン化の条
件で安定なものであれば特に制限されず、例えばハロゲ
ン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アシ
ロキシ基等カ一般的で、就中ハロゲン原子およびアルキ
ル基が特に好適である。尚、本発明において、ノ・ロゲ
ン化とは一般に塩素化及び/又は臭素化をbう。
本発明において好適忙使用されるシリルエステルを、フ
ェノキシ基がO−フレジキシ基の場合を例忙して具体的
に示せば、例えばモノクロル−トリーO−タレジルシリ
ルエステルモノプロムートリー0−タレジルシリルエス
テルシクロルージー〇−タレジルシリルエステルジブロ
ム−ジー〇−クレジルシリルエステルトリクロル−モノ
−0−タレジルシリルエステルトリフロム−モノ−0−
タレジルシリルエステルモノメチル−トリー〇−クレジ
ルシリルエステルジメチル−ジー〇−クレジルシリルエ
ステル七ツメチル−モノクロル−ジーO−クレジルシリ
ルエステルモノメトキシ−トリーO−クレジルシリルエ
ステルジメトキシ−ジー〇−タレジルシリルエステルモ
ノアセトキシ−トリー〇−クレジルシリルエステルジア
セトキシ−ジー〇−タレジルシリルエステル等が挙げら
れる。フェノキシ基として、上記のO−フレジキシ基以
外に例えば Q−xfk7:L/ヤッヵー。イ′1”2.6−ヤ、7
77ヤ、7カこd1゛ 。−2゜)v 7 :f−/ヤッヵー。過06m−ブロ
ムフェノキシ基 −〇イ 0−ヨードフェノキシ基 −0多◇ 。
m−ヨードフェノキシ基 −0K) 。
0−フルオロフェノキシ基 −0@。
等を有するシリルエステルも好適に使用される。
本発明にお込て、上記した如きシリルエステルは単独で
使用してもよいが、数種類のシリルエステルの混合体と
して使用しても良い。
また、該シリルエステルは前述した式(1)を有するも
のであればいかなる方法で得られたものでもよ込。代表
的な製造方法を例示すれば、テトラクロルシラン、メチ
ルトリクロルシラン、ジメチルジクロルシラン、トリメ
チルクロルシラン等のクロルシラン類、テトラメトキシ
シラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラ
ン等のアルコキシシラン類、テトラアセトキシシラン、
テトラプロポキシシラン等のアシロキシシラン類等とフ
ェノール類との反応による方法が挙げられる。上記反応
において、フェノール類はフェノール及び前記式(1)
の置換基(X)を有するものが一般に使用される前記反
応は公知の条件が特に制限なく採用される。また、前記
反応のうチ、クロルシラン類とフェノール類との反応が
工業的に最も好ましい。上記方法をテトラクロルシラン
を用いる場合について具体的に例示すれば以下のように
なる。RDち、使用するフェノール類にもよるが、一般
にフェノール類とテトラクロルシランは室温でも反応が
進行し、該フェノール類とテトラクロルシランのモル比
を変えることによってS1原子1ケに対してフェノール
類のフェノキシ基が1〜4ケ、従って該S1原子に未反
応のクロル原子が3〜ロケ置換した組成の異なる種々の
シリルエステルを製造することができる。反応を速やか
に1かつ効率的忙進行させる為K、反応は通常室温下に
テトラクロルシランをフェノール類そのもの、あるいは
溶媒に溶解させたフェノール類の溶液の中に滴下し、し
かる後に徐々に温度を上昇させ最終的に100数十〜2
00数十Cで数時間加熱する方法が好適に採用される。
次に、本発明において前述の如きシリルエステルのハロ
ゲン化剤によるノ・ロゲン化について説明する。本発明
におけるノ・ロゲン化剤とは、芳香環の核ノ・ロゲン化
に用いうる従来公知のいかなるものも制限なく使用され
うるが、特に塩素、臭素等の分子状ノ・ロゲン、塩化ス
ルフリル、臭化スルフリル等(7)ノ曳ロゲン化スルフ
リル、5塩化アンチモン、5臭化アンチモン等の5ハロ
ゲン化アンチモン等カ好ましく、これらを単独、或いは
組合せて用いるのが一般的である。特に分子状ハロゲン
が取扱い上、或いは経済性の面から好適であるが、他方
、より高選択的にP−ハロゲン化シリルエステルが得や
すいという面においてはハロゲン化スルフリルがより好
適である。なお、分子状ハロゲン以外のハロゲン化剤に
あっては、分子状ハロゲンの1モルに相当する量は、ハ
ロゲン化において発生し得る塩素量に応じて適宜決定す
ればよい。例えば、前記ハロゲン化スルフリル類と5ハ
ロゲン化アンチモン類の場合、分子状ハロゲンの1モル
に相当する。欧はいずれも1モルである。
シリルエステルとハロゲン化剤との反応は、溶媒の存在
下或いは不存在下で適宜実施すればよい。即ち、一般に
前記したシリルエステルは上記した反応条件下で液体の
ものが多く、この場合は他の溶媒を用いることなく反応
を実施してもよい。勿論、上記の場合でも溶媒を用りる
ことは特に制限されず、むしろ、より好結果を与える場
合もあり得る。前記溶媒は反応に悪影響を与えな騒、所
謂不活性なものを使用すればよい。例えば四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロルメタン等の塩素系炭化水素、二
硫化炭素、酢酸停が挙げられる。また、シリルエステル
のハロゲン化は、必要に応じて塩化アルミニウム、臭化
アルミニウム。
塩化鉄、臭化鉄、塩化亜鉛等のフリーデルクラフッ反応
の触媒の存在下に行なわれる。また反応時の温度はハロ
ゲン化剤によっても若干具なる場合があるが、通常は−
20〜100C1好ましく#i−5〜80C1圧力は特
に限定されないが1通常は大気圧で実施すれば十分であ
る。
本発明において、最も重要な要件はシリルエステルのハ
ロゲン化ヲ、該シリルエステルのフェノキシ基1モルに
対して肌8〜1.2モル、好ましくは0.9〜1.1モ
ルの分子状ハロゲンに相当する量のハロゲン化剤によっ
て行なうことにある。
尚、本発明において、上記ハロゲン化剤の量は実質的に
シリルエステルと反応する量をいう。従って、供給する
ハロゲン化剤の量はハロゲン化剤とシリルエステルとの
反応率、後の分離工程の難易等を勘案して決定すればよ
い。例えば、前記したハロゲン化の条件下テ分子状ハロ
ゲン、5ハロゲン化アンチモン等は1.一般に供給量の
100Nがシリルエステルと反応するので、このような
場合、供給量は前記した反応量と等しくなる。上記ハロ
ゲン化剤の量が前記範囲より多いとシリルエステルのハ
ロゲン化が進行し過ぎてハロゲンの2置換体が生成し易
くなるばかりでなく、1置換体においてもP−置換体の
選択率が低下し、本発明の目的を達成することができな
い。また、ハロゲン化剤の量が前記範囲より少ないとハ
ロゲン化が充分行なわれず、未反応のフェノキシ基の残
存率が多くなJJ遇ぎて、該未反応物の分離や利用率等
において経済的忙不利である。即ち、前記した範囲内で
ハロゲン化剤を使用すること忙よ01後述する実施例か
らも理解される如く、90%以上、場合によっては98
%以上という極めて高い選択率でかつ有利にP−ノ・ロ
ゲン化シリルエステルを得ることができるのである。前
記フェノキシ基に対するノ・ロゲン化剤の量は、生成す
るP−ハロゲン化シリルエステルを後に加水分解してP
−ノ・ロダン化フェノール類を得る際に未反応フェノー
ル類との分離が困難となるような場合は前記範囲内でフ
ェノキシ基に対して過剰となるように、また副生ずるジ
ハロゲン化フェノール類との分離が困難となるような場
合は前記範囲内でフェノキシ基に対して少な目となるよ
う調整することが好まし込。
前記ハロゲン化においては、反応した一ロゲン化剤の量
(分子状)・ロゲンの量に相当するt)と当量の・・ロ
ゲン化水素が発生するので、該ノ・ロゲン化水素の量を
検出することによっても反応の制御を容易に行なうこと
ができる。
以上の説明より理解される如く、本発明の方法によれば
シリルエステルから極めて高い選択率でP−ハロゲン化
シリルニスfk をmることが可能である。この理由に
ついては詳しくは不明であるがハロゲンの核置換に対し
てシリル基が電子的又は立体的に大きな影響を及ぼして
いる為と本発明者等は考えてbる。
従って、本発明を前述したフェノール類からP−ハロゲ
ン化フェノール類を製造する方法に適用することにより
、高収率でP−ハロケン化フェノール類を得ることがで
きる。即ち、フェノール類を前記したクロルシラン類。
アルコキシシラン類、アシロキシシラン類等のシラン化
合物と反応させて、フェノール類のシリルエステルを生
成せしめた後、該シリルエステルを本発明の方法によっ
てハロゲン化シてP−ハロゲン化シリルエステルヲ得、
次いで該P−ハロゲン化シリルエステルヲ加水分解して
容易にP−ハロゲン化フェノール類を得る方法が提供さ
れる。上記方法によれば、シリルエステルの生成は極め
て収率よ〈行なわれ、しかも該シリルエステルのハロゲ
ン化の選択率も極めて高いため、前記フェノール類の直
接ハロゲン化に比べてP−ハロゲン化フェノール類の収
率を著しく向上させることが可能である。
該P−ハロゲン化シリルエステルの加水分解の方法は、
従来公知の方法が制限なく採用される。即ち、該加水分
解は酸性条件下でもアルカリ性条件下でも実施できる。
酸性条件下の場合には、塩酸、fileM # !jン
酸等の無機酸の水溶液(一般に5〜60重量%濃度)に
て、一方アルカリ性条件下の場合には水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
水溶液(一般に5〜30重量Xの濃度)にて通常室温〜
150℃の温度下に数十分ないし数十時間加熱し、更に
アルカリを使用した時は最後に酸を加えて酸性とするこ
とにより、P−ハロゲン化シリルエステルを定量的にP
−ノ・ロダン化フェノール類へと変換できる。
以下、本発明を更に具体的に説明するため実施例を示す
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない
実施例 1 冷却管(ドライアイス−メタノールにて冷却)、滴下漏
斗および窒素ガス導入管付きの500m1三ツロフラス
コ[0−クレゾール524.4 t (5モル)を入れ
、オイルバスで少し加温して溶融状態になったところで
窒素ガスを尋人しながら、テトラクロルシラン85、O
f (0,5モル)をスピンバーによる攪拌下に滴下し
た。最初45〜50′Cで2時間反応し、徐々に昇温し
て最終的に200℃にで5時間加熱した。最後、未反応
の過剰0−クレゾールを減圧下に除去すること把より液
体生成物216.4 tを得た。ガスクロマトグラフィ
ーによる分析で未反応O−クレゾールが残存していない
ことを確認した。更に元素分析、”C−NMR分析の結
果 の構造式で示されるO−クレジルシリルエステルである
ことを確認した。
該0−クレジルシリルエステル20.Of (0−クレ
ゾール基準0.175モル)、溶媒としてジクロルメタ
ン50−1触媒としてヨウ素0.41を、冷却管、塩素
導入管の付設した内容積160−の円筒型ガラス反応器
に入れ、氷水にて0〜5℃に保ちながらスピンバーによ
る攪拌下に塩素ガスを毎分25i(NTp)の供給速度
で2時間40分にわたって導入した(塩素の供給量は全
部で0.175モル)。
反応後減圧下に溶媒のジクロルメタンを留去し、残査2
6.1Fを得た。この塩素化物を”C−NMRで分析し
、更にその一部を加水分解して得られたフェノール類を
分析することにより、この塩素化物は原料O−クレジル
シリルエステルのフレジキシ基が塩素原子ニより核置換
されたものであり、モノ置換体が98.8%、ジ置換体
が1.2%の組成の核塩素化0−クレジルシリルエステ
ルであることがわかった。さらに、モノ置換体について
は、フレジキシ基の酸素原子に対してパラ位及びオルト
位に置換したものであり、それぞれの生成比が96.9
 : 3.1ときわめて高選択的にパラ位に置換したも
のであることがわかった。
ジオ、該核塩素化O−クレジルシリルエステルを5Xの
水酸化ナトIJウム水溶液にて110℃、2時間加熱し
て加水分解し、塩酸にて戯しとして、油層をガスクロマ
トグラフィーにて分析したところ、4−クロル−〇−ク
レゾール、6−クロル−0−クレゾール。
4.6−ジクロル−〇−クレゾールがそれぞれ95.7
 、3.1 、1.2%の組成の混合物であることがわ
かった。なお原料O−クレゾール基準の4−クロル−0
−クレゾールのガスクロ収率は9468%であった。
実施例 2 フェノール282−5 f (5モル)を用いる以外は
実施例1と全く同様の方法によりシリル化反応を行ない
白色固体生成物193.1 r1’Jfc。ガスクロマ
トグラフィーによる分析で未反応フェノールが残存して
込ないことを確認した。更に元崇分析、”C−NMR分
析の結果 5i(0〜0)4 の構造式で示されるフェニルシリルエステルであること
を確認した。
該フェニルシリルエステル20.Of (フェノール基
準0.200モル)を用い、実施例1と同じ供給速度の
塩素ガスを3時間にわたって導入(供給塩素は全部で0
.200モル)する以外は実施例1と全く同じ方法によ
り塩素化反応を実施し、塩素化物26.9fを得た。
これを15C−NMRで分析し、更にその一部を加水分
解して得られたフェノール類を分析することにより、こ
の塩素化物は原料フェニルシリルエステルのフェノキシ
基が塩素原子により核置換されたものであり、モノ置換
体が99−7%、ジ置換体が0.3Xの組成の核塩素化
フェニルシリルエステルであることカワかった。さらに
、モノ置換体については、フェノキシ基の酸素原子に対
しパラ位及びオルト位に置換したものであり、それぞれ
の生成比が95.1 : 6.9と高選択的にパラ位に
置換したものであることがわかった。なお、該核塩素化
フェニルシリルエステルを実施例1と同様の方法で加水
分解したところ、上記と同シ比車のP−クロルフェノー
ルとO−クロルフェノールの混合物を得た。原料フェノ
ール3準(DP−クロルフェノールのガスクロ収率は9
1.5Xであった。
実施例 3 − 0−クレゾール162.2 f (1,5モル)とテト
ラクロルシラン85、Of (0,5モル)ヲ用い、実
施例1と同様の方法によりシリル化反応を実施し、最後
は未反応O−クレゾールの減圧留去の操作を飽こすこと
なく液体生成物186.8 Fを得た。ガスクロマトグ
ラフイ−による分析で未反応O−クレゾールが残存して
いないことを確認した。更に元素分析、の構造式で示さ
れるO−タレジルシリルエステル類が15ニア0:15
のモル比で混在している。ことが確認された(組成式と
してはctsx(’:’/3 )、で示される)。
iQ−クレジルシリルエステル(混合物)20、Of 
(0−クレゾール基準0.156モル)を用い、実施例
1と同じ供給速度の塩素ガスを2時間20分にわたって
導入(供給塩素は全部で0.156モル)する以外は実
施例1と全く同じ方法により塩素化反応を実施し、塩素
化物25.49を得た。これを実施例1と同様の方法で
分析した結果、原料O−クレジルシリルエステルのフレ
ジキシ基が塩素原子により核置換されたものであり、モ
ノ置換体99.6%、ジ置換体0.49gの組成の核塩
素化O−クレジルシリルエステルであることがわかった
。また、フレジキシ基への塩素原子のモノ置換体に関し
、そのパラ位選択率は97.1%テアった。また、塩素
化。−クレジルシリルエステルを実施例1と同様の方法
で加水分解したところ、上記比率とはとんど同じ組成の
クロル化0−クレゾール類の混合物を得た。
原料O−クレゾール基率のP−クロル−0−クレゾール
類のガスクロ収率は94.5Xであった。
実施例 4 m−クレゾール324.4 f (3モル)を用いる以
外は実施例1と全く同様の方法によりシリル化反応を行
なり液体生成物216.5 fの構造式で示されるm−
クレジルシリルエステルであることを確認した。
該m−クレジルシリルエステル20.Of (m−クレ
ゾール基準0.175モル)、溶媒としてジクロルメタ
ン40mg、触1)lE”トしチョウ素0.41を、冷
却管、滴下管の付設した内容ff1200ydのガラス
製二ッロフラスコニ入し、氷水にて0〜5℃に保ちなが
ら、スピンバーによる攪拌下に臭紫28.0f(0,1
75モル)を含むジクロルメタン溶液45tfr2時間
かけて滴下した。反応後渡圧下に溶媒のジクロルメタン
を留去し、残有33.8 fを得た。この臭素化物は原
料m−クレジルシリルエステれる臭素化m−タレジルシ
リルニスf ルア!JZ ホぼ100X占めており、更
に実施例1と同様な方法で加水分解した結果、その全量
が4−ブロム−m−クレゾール忙変換された。4−ブロ
ム−m−クレゾールの原料に対する収率は97.8%で
あった。
で示されるO−クレジルシリルエステル20.。
f(o−クレゾール層重0.175モル)、溶媒として
四塩化炭素50m1.触媒として無水塩化アルミニウム
0.2 tを、実施例1で用いたと同様の反応容器に入
れ、2ocx保ちながらスピンバーによる攪拌下に、上
記クレジル基1モルに対して分子状塩素1モルに相当す
る量の塩化スルフリル26.Or (0,193モル、
クレジル基に対し1.1倍当量)を1時間かけて滴下し
た。その後攪拌下室温にて一夜保ったのち、70℃へ昇
温し1時間加熱した。最後は溶媒の四塩化炭素を減圧下
に留去し残有26.3りを得た。この塩素化物は原料O
−タレジルシリルエステルのフレジキシ基ジルシリルエ
ステルが#よぼ100N占めており、更に実施例1と同
様な方法で加水分解した結果、その全景が4−クロル−
0−クレゾールに変換された。4−クロル−0−クレゾ
ールの原料に対する収率は9(5,4Nであった。
実施例 6 m−クレゾール524.4 t (3モル)およびメチ
ルトリクロルシラン74.7 f (0,5モル)を原
料に用する以外は実施例1と全く同様の方法によりシリ
ル化反応を行ない、液体生成物17 B、6 fを得た
。ガスクロマトグラフィーによる分析で未反応m−クレ
ゾールが残存していないことを確認した。更に元素分析
、”C−NMR分析の結果、 CH581(0℃1 の構造式で示されるm−タレジルシリルエステルである
ことを確認した。
該m−タレジルシリルエステル20.Of (m−クレ
ゾール基準0.165モル)を用い、実施例1と同じ供
給速度の塩素ガスを2時間30分にわたって導入(供給
塩素は全部で0.165モル)する以外は実施例1と全
く同じ方法により塩素化反応を実施し、塩素化物25.
7 tを得た。実施例1と同様の分析の結果、この塩素
化物は原料m−タレジルシリルエステルのフレジキシ基
の大部分が塩素原子により核置換されたものであり、モ
ノ置換体が96.ON、ジ置換体が1.9X、および塩
素原子の未置換のものが2.1%の組成の核塩素化m−
クレジルシリルエステルであることがわかった。さらに
モノ置換体についてはフレジキシ基の酸素原子に対して
パラ位またはオルト位に置換したものであり、それぞれ
の生成比が92.0 : 8.0と高選択的にパラ位に
置換したものであることがわかった。なお、該核塩素化
m−タレジルシリルエステルヲ実施例1と同様の方法に
より加水分解したところ、クロル化m−クレゾール類と
m−クレゾールが得られた。更に、クロル化m−クレゾ
ール類につbては、4−クロル−m−クレゾール。
6−クロル−m−クレゾール、4#6−ジクロル−m−
クレゾールが90.1 、7.8 、2.I Nの組成
であった。なお、原料m−クレゾール基準の4−クロル
−m−クレゾールのガスクロ収率は88.INであった
実施例 7 0−クロルフェノール192.8 f (1,5モル)
とテトラクロルシラン85.Or (0,5モル)を用
い、実施例1と同様の方法によりシリル化反応を実施し
、最後は未反応O−クロルフェノールの減圧留去の操作
を施こすことなく液体生成物223.Ofを得た。ガス
クロマトグラフィーによる分析で未反応O−クロルフェ
ノールが残存していないことを確認しクロルフェニルシ
リルエステルでアルこトラ確認した。
該0−/ロルフエニルシリルエステル20.0r(o−
クロルフェノール基準0.134モル)を用い、臭素2
1.4 t (0,154モル)を含むジクロルメタン
溶液531を用層る以外は実施例4と同様の方法で臭素
化反応を実施して、臭素化物50.5 fを得た。この
臭素化物HH@O−クロルフェニルシリルエステルのれ
る臭m化o−クロルフェニルシリルエステルであり、更
に実施例1と同様な方法で加水分解した結果、その全量
が4−ブロム−2−70ルフエノールに変換された。4
−ブロム−2−クロルフェノールの原料に対する収率は
98.2Xであった。
比較例 実施例1にお−て塩素化反応を行なうに際し、O−クレ
ジルシリルエステルと反応さセる塩素ガスの供給量を0
.250モルに変えた以外は同様にして塩素化O−クレ
ジルシリルエステルを得た。上記塩素化物を実施例1と
同様な方法で分析した結果、モノ置換体が58.1X1
ジ置換体が41.9Nであった。また、モノ置換体中、
フレジキシ基の酸素原子に対してパラ位に置換したもの
とオルト位に置換したものの北本は75.3 : 24
.7であった。
特許出願人 徳山曹達株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) フェノキシ基1モルに対して0.8〜1.2モ
    ルの分子状ハロゲンに相当する量のハロゲン化剤Kjつ
    てフェノール類のシリルエステルをハロゲン化すること
    を特徴とするパラ位がハロケン化すtL7’cフェノー
    ル類のシリルエステルの製造方法。
JP58108543A 1983-06-18 1983-06-18 パラ位がハロゲン化されたフエノ−ル類のシリルエステルの製造方法 Granted JPS601190A (ja)

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