JPS6011464Y2 - 液面検出装置付容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のフロシトガラスを洗浄するために用
いられる洗浄液咎め被検出液の水位を検出する液面検出
装置を備えた液面検出装置付容器に関する。

′□ ″″□□従来の種の液面検出
装置付容器は被検出液の水位を検出する液面検出装置を
容器内に固定するため、予め成形された容器の底部に穴
を設け、その穴にゴム等のバッキングを介して液面検出
装置を装着する取付方法か、□或いは容器の上部開口に
液面検出装置を取付け、その液面検出装置のセンサ一部
を容器の上部関口から容器内部べと垂下するように挿着
°した取付方法が採られてきた。

しかしながら、かかる従来の取付方法による容器内部に
液面検出装置を備えた液面検出装置付容器にあっては、
いずれも容器が完成品として成形された後に液面検出装
置を取付けるため、容器の底部に穴を設けてその穴に液
面検出装置を取付ける方法では容器の穴開は作業が必要
であると共に、内容液の漏洩を完全に防止するためには
構造が複雑で高価なバッキングを必要とし、製作費がか
さむ等の欠点があった。

また、容器の上部開口から液面検出装置のセンサ一部を
容器内部へと垂下するよう容器の上部開口に液面検出装
置を取付ける方法では、容器の上部開口が大きいもので
なければ取付けが困難であり、また小型容器の場合には
特に液体注入時に邪魔になるなどの欠点があった。

本考案１よ上述の如く欠点を解消したもので、容器の成
形と同時に液面検出装置が備えられて製作作業能率が良
好であると共に、バッキング等の資材を必要とすること
なく内容液の漏洩が防止され、しかも容器が小型化した
場合にも液面検出装置が備えられる利点を有する液面検
出装置付容器を提供せんとしたものである。

以下本考案の実施例を図面について詳細に説明する。

図中１はポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂からなる
容器本体であり、その容器本体１の底部には液面検出装
置２が備えられている。

その液面検出装置２は上部に細首部３を有する筒状のフ
ロートガイドハウジング４と、そのフロートガイドハウ
ジング４の細首部３内に収納したリードスイツチ５と、
そのフロートガイドハウジング４の細首部３に堂内され
、液面に応じて上下動する永久磁石６を内周に固着した
磁石付フロート７とからなる。

８はガイドハウジング４の細首部３の開口部を閉止し、
且つ磁石付フロート７を抜は止めするフロートストッパ
ープラグで、９．１０はリードスイッチの両端を外部に
引出すリード線、１１はリード線９．１０のブッシング
である。

上述の如く構成の本考案に係る液面検出装置付容器Ａは
液面検出装置２のフロートガイドハウジング４の基端部
が容器本体１の底部に形成された外部に突出する口縁１
ａを有する六１ｂの内周面に押圧して溶着され、容器本
体１内に一体的に液面検出装置２が備えられるものであ
るが、その製作工程を説明すると、第２図及び第３図に
示す如く上方に押出し機２０を備え、その押出し機２０
の下方左右位置にそれぞれ移動自在な金型２１゜２１を
備に１その金型２１の下端部付近に金属コア２２を、装
置し、その金属コア２２には容器本体１と同材質又は類
似の材質で底形されたフロートガイドハウジング４を挿
入し、金型２１，２１間にフロートガイドハウジング４
を直立配置しておく。

ついで押出し機２０のダイス２３及びマンドレル２４の
間隙よりパリソン２５を押し出し、そのパリソン２５を
金型２１，２１によって挾み込み、しかる後空気パイプ
２６のノズルから圧縮空気を吹き出してそのパリソン２
５を吹込み底形して容器本体１を成形する。

このとき成形された容器本体１の底部にはガイドハウジ
ング４が介在することによって外部に突出する口縁１ａ
を有する六１ｂが形成されると同時に、その口縁１ａが
外周より金型２１，２１１’押し付けられ、穴ｉｂの口
縁１ａと内周面とフロートガイドハウジング４の基端部
の外周面が押圧溶着され、容器本体１の底形と同時に容
器本体１の底部にガイドハウジング４が一体的に備えら
れる。

かがるフロートガイドハウジング４の細首部３内にリー
ドスイッチ５を収納し、そのリードスイッチ５のリード
線９゜１０をフロートガイドハウジング４の基端部に取
付けたブッシング１１を介して引き出せば、液面検出装
置２を備えた液面検出装置付容器Ａが完成する。

第４図に示すものは本考案に係る液面検出装置付容器の
もう一つの実施例であり、その製作工程を前記実施例と
相違するところについて説明すると、容器本体１の底部
を底形する金型２１はその下部突出部２７の上端に刃部
２８を備えたものを用いて容器本体１を底形する。

この場合には、成形された容器本体４の底部にガイドハ
ウジング４が介在することにより外部に傾斜をもって少
しく突出する口縁ｌａ’を有する穴１ ｂ’が形成され
ると同時にその口縁１ａ’が外周より金型２１，２１の
刃部２８の刃先で押し付けられ、穴１ｂ’の口縁１ａ′
の傾斜した内周面とフロートガイドハウジング４の基端
部の外周面が押圧溶着されると共に、口縁ｌａ’により
下方にはみだしたフロートガイドハウジング４の基端部
の端部分４ａは刃部２８の刃先で切断され、容器本体１
の成形と同時に容器本体１の底部にガイドハウジング４
が一体的に備えられる。

このとき容器本体１の底部とガイドハウジング４の基端
部端面とは略同高に形成されており体裁のよいものとし
ている。

上述の如く本考案に係る液面検出装置付容器は熱可塑性
樹脂からなる容器本体の底部に液面検出装置を一体的に
備え、該液面検出装置は細首部を有する筒状のフロート
ガイドハウジングと、そのフロートガイドハウジングの
細首部内に収納したリードスイッチと、その細首部に案
内され液面に応じて上下動する磁石付フロートとからな
る液面検出装置付容器において、前記フロートガイドハ
ウジングを熱可塑性樹脂で形成し、前記フロートガイド
ハウジングの基端部を前記容器本体の成形と同時に、該
容器本体の底面に形成された口縁を有する穴の内周面に
押圧して溶着せしめているので、容器本体に液面検出装
置のフロートガイドハウジングが密着して確実に接合さ
れ、容器本体の底面に液面検出装置が備えられても従来
ρもの９ように構造が複雑で高価なバッキングを要する
ことなく内容液の漏洩がないという優れた効果を有する
ものとなった。

また、容器本体の底形と同時に液面検出装置が一体的に
取付けられるので、製作作業能率も良好で安、価ダ液面
検出装置付容器としている。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は本考案に
係る液面検出装置付容器の断面図、第２図乃至第３図は
同容器の製作工程を示す断面図、第４図は同容器の他の
実施例の製作工程を示す部分拡大断面図である。 １・・・・・・容器本体、１ ２・・・・・・液面検出装置、 ａ・・・・・・口縁、１ｂ・・・・・・穴、３・・・・
・・細首部、４・・・・・・フロートガイドハウジング
、 ７・・・・・・磁石付フロート。 ５・・・・・・リードスイッチ、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器本体の底部に液面検出装置を備え、該液面検出装置
   は細首部を有する筒状のフロートガイドハウジングと、
   そのフロートガイドハウジングの細首部内に収納したリ
   ードスイッチと、その細首部に案内され、液面に応じて
   上下動する磁石付フロートとからなる液面検出装置付容
   器において、前記容器本体とフロこトガイドハウジング
   とは熱可塑性合成樹脂製であって、前記容器本体の吹込
   み成形時に容器本体の底部に形成される口縁付きの穴の
   内周面に前記フロートガイドハウジングの基端部が一体
   的に溶着されたものであることを特徴とする液面検出装
   置付容器。