JP3606052B2 - プラスチックキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポン酢、みりんなどの食品や、シャンプー、柔軟剤、台所洗剤などの非食品などに使用するボトルの口部に、打栓して装着するキャップ本体に蓋部がヒンジを介して接続するプラスチックキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体内容物を充填したボトルには、その使用のし易さを付与するため、キャップ本体に蓋部がヒンジを介して接続するいわゆるプラスチック製のヒンジキャップが、ボトルの口部に打栓方式で装着され、広い用途範囲にわたって使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、環境保全の問題から、使用後の容器を廃棄処理するときに、各部品を分別収集する機運が高まってきている。しかしながら、上述したヒンジキャップ付のボトルは、廃棄するときに、ボトル口部からキャップを取り外そうとしても、キャップの周壁下方内面に設けられている咬合リングが、ボトルの口部に咬合して取り外しにくいことがあった。
【0004】
本発明は、上述の従来の問題を解決するものであり、使用後のボトルを廃棄するときに、ボトルの口部から取り外し易く、ボトル口部に打栓方式で装着するときに、損傷しにくく、また、外観性が良好であり、密封性が良好なプラスチックキャップを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第1の発明は、図1(a)乃至(d)に示すように、キャップ本体(100)に蓋部(200)がヒンジ(101)を介して接続するキャップにおいて、キャップ本体(100)の周壁(110)上端の内縁周に中心方向へ水平で薄肉脆弱線(121)と肉厚部(122)とからなる天板(120)の外周縁部を介して天板上面に咬合筒(130)を突設し、薄肉脆弱線(121)の引き裂き開始側の一端から周壁(110)下端に達する薄肉脆弱線(112)を形成し、これら2本の薄肉脆弱線(121と112)が交叉する引き裂き方向側の周壁(110)上端位置の外面に切断用つまみ(170)を突設し、キャップ本体に蓋部を被せたときに、キャップ本体の咬合筒(130)上面と当接する支持部(211)を蓋部(200)の周壁(210)の下端内縁周面に設け、且つ、キャップ本体(100)の天板(120)から垂設するインナー封止リング(160)のキャップ本体の周壁の下端内周面に設けられた咬合リング(111)と対応する位置に、垂直面(161)を設けたことを特徴とするプラスチックキャップ(10)である。
【0006】
そして、本発明の第2の発明は、図1(a)及び図3に示す上述のインナー封止リング(160)に設けた垂直面(161)の縦方向の幅が、少なくとも0.5mmであることを特徴とする第1の発明に記載のプラスチックキャップ(10)である。
【0007】
【作用】
本発明のプラスチックキャップを口部に装着したボトルは、キャップ本体の周壁の上端位置の外面に突設する切断用つまみを引っ張ると、周壁上端の内縁周の天板に設けられた薄肉脆弱線と周壁の上端から下端に設けられた薄肉脆弱線が切断されて、キャップ本体の周壁の下端内周面に設けられた咬合リングとボトル口部との咬合が外れ、キャップをボトル口部から容易に取り外すことができる。このため、使用後のボトルを廃棄するときに、ボトルからキャップを取り外すことが容易であり、各部品を分別収集し易い。
【0008】
また、本発明のプラスチックキャップは、ボトル口部に打栓方式で装着するときに、キャップ本体の咬合筒と蓋部の周壁の下端内縁周面に設けられた支持段差リング及び蓋部の周壁下面とキャップ本体の周壁上面とが当接して打栓力を受けるため、薄肉脆弱線に打栓力が掛からず打栓時に薄肉脆弱線を損傷することがない。
【0009】
また、本発明のプラスチックキャップのキャップ本体の天板の外周縁部に設けられた薄肉脆弱線は、周壁上端の内縁周に中心方向へ水平に設けられているため、外側から見えずキャップの外観性を損なうことがない。
【0010】
そして、本発明のプラスチックキャップのキャップ本体の天板から垂設するインナー封止リングには、キャップ本体の周壁の下端内周面に設けられた咬合リングと対応する位置に、垂直面が設けられているため、射出成形法によりキャップを作製するときに、キャップ本体の周壁の下端内周面に設けられた咬合リングのアンダーカットを比較的に大きく取ることができ、したがって、容器の口部に装着したときに、容器口部との咬合状態が良く密封性が良好である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のプラスチックキャップ(10)は、図1(a)に示すように、キャップ本体(100)に蓋部(200)がヒンジ(101)を介して接続するキャップであり、ボトルの口部に打栓方式で装着されるものである。そして、キャップの目的からキャップ本体に、切断可能な薄肉脆弱線(112,121)が形成されるため、比較的に柔らかい例えば低密度ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法により作製されるものである。
【0012】
キャップ本体の構造は、例えば図1(a)乃至(d)に示すように、キャップ本体(100)の周壁(110)上端の内縁周に中心方向へ水平で薄肉脆弱線(121)と肉厚部(122)とからなる天板(120)の外周縁部を介して天板上面に咬合筒(130)を突設し、薄肉脆弱線(121)の引き裂き開始側の一端から周壁(110)下端に達する薄肉脆弱線(112)を形成し、2本の薄肉脆弱線(121と112)が交叉する引き裂き方向側の周壁(110)上端位置の外面に切断用つまみ(170)を突設し、キャップ本体(100)の天板(120)から垂設するボトル口部とのインナー封止リング(160)のキャップ本体の周壁の下端内周面に設けられた咬合リング(111)と対応する位置に、垂直面(161)を設けるものである。そして、必要に応じて、天板のインナー封止リングの内側に、先端が嘴状の注出筒(140)を貫設し、この注出筒の内側に、プルリング(152)が連設する支柱(151)をもち、薄肉脆弱線(153)が周設する封鎖板(150)を設けたものである。なお、薄肉脆弱線は、故意に外力を加えたときに、破断する強度に設けるものであり、また、キャップ本体の周壁の下端内周面には、ボトル口部に咬合するための咬合リング(111)を設けるものである。
【0013】
上述の天板の外周縁部に設ける薄肉脆弱線と肉厚部との長さは、図2に示すように、例えば中心角度で薄肉脆弱線(121)を290°で肉厚部(122)を70°程度にするものであるが、これに限定するものではない。また、周壁(110)の外面に突設する切断用つまみ(170)は、ボトルの流通過程や使用中の外力により、誤って作動しないように、周壁(100)に仮止部を設けて仮止することが好ましい。
【0014】
また、図3に示すインナー封止リング(160)に設ける垂直面(161)は、縦方向の幅で少なくとも0.5mmにするものである。0.5mm以下では、前述した作用の効果が得られない。
【0015】
次に、蓋部の構造は、例えば図1(a)及び図4に示すように、キャップ本体に被せたときに、キャップ本体の咬合筒(130)上面と当接する支持部(211)を周壁(210)の下端内縁周面に設けるものである。そして、必要に応じて、天板(220)からキャップ本体(100)の注出筒(140)とのインナー封止リング(230)を垂設するものである。
支持部(211)としては、段差リングまたはリブ等で形成すれば良い。
【0016】
【発明の効果】
本発明のプラスチックキャップを口部に装着したボトルは、キャップ本体の周壁に突設する切断用つまみを引っ張ると、天板に設けられた薄肉脆弱線と周壁に設けられた薄肉脆弱線が切断されて、キャップをボトル口部から女性でもワンタッチの操作で容易に取り外すことができ、使用後のボトルを廃棄するときに、各部品を分別収集し易い。
【0017】
また、本発明のプラスチックキャップは、ボトル口部に打栓方式で装着するときに、キャップの構造から薄肉脆弱線を損傷することがなく、容器口部との咬合状態が良好で密封性が良い。そのうえ、薄肉脆弱線が外側から見えにくいのでキャップの外観性も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態のプラスチックキャップの蓋部を開いた状態の断面図であり、(b)は、その正面図であり、(c)は、平面図であり、そして、(d)は、底面図である。
【図2】切断用つまみ、天板の外周縁部の薄肉脆弱線及び肉厚部、周壁の薄肉脆弱線を状態を示す断面図である。
【図3】キャップ本体のインナー封止リングの形状を示す部分断面図である。
【図4】本発明のプラスチックキャップをボトルの口部に打栓方式で装着したときの断面図である。
【符号の説明】
10……キャップ
20……ボトル
100……キャップ本体
101……ヒンジ
110,210……周壁
111……咬合リング
112,121,153……薄肉脆弱線
120,220……天板
122……肉圧部
130……咬合筒
140……注出筒
150……封鎖板
151……支柱
152……プルリング
160,230……インナー封止リング
161……垂直面
170……切断用つまみ
171……仮止部
200……蓋部
211……支持部

Claims (2)

  1. キャップ本体に蓋部がヒンジを介して接続するキャップにおいて、前記キャップ本体の周壁上端の内縁周に中心方向へ水平で薄肉脆弱線と肉厚部とからなる天板の外周縁部を介して天板上面に咬合筒を突設し、前記薄肉脆弱線の引き裂き開始側の一端から周壁下端に達する薄肉脆弱線を形成し、前記2本の薄肉脆弱線が交叉する引き裂き方向側の周壁上端位置の外面に切断用つまみを突設し、前記キャップ本体に前記蓋部を被せたときに、キャップ本体の前記咬合筒上面と当接する支持部を蓋部の周壁の下端内縁周面に設け、且つ、キャップ本体の天板から垂設するインナー封止リングのキャップ本体の周壁の下端内周面に設けられた咬合リングと対応する位置に、垂直面を設けたことを特徴とするプラスチックキャップ。
  2. 前記インナー封止リングに設けた垂直面の縦方向の幅が、少なくとも0.5mmであることを特徴とする請求項1記載のプラスチックキャップ。
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