JP2011016587A - 開封装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】指先をプルリングに差し入れ易く、また、射出成形時のプルリングへの破損等がないプルリング付開封装置を提供する。
【解決手段】プルリング付開封装置は、液体容器の注出口に取り付けられるスパウト部3と、このスパウト部の上部開口を覆うように装着されるキャップとからなり、スパウト部3の注出筒4の内側下方に設けられ注出口を封止する封鎖板5、この封鎖板5の開口予定位置に形成された環状薄肉脆弱線6、この環状薄肉脆弱線6の内側近傍位置に上方に立設された支柱8及び、この支柱8上端に接続され開封時に脆弱線破断のために用いられるプルリング7を有する開封装置において、
プルリング7は、支柱8上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部12と、下半環状部12の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部11と、上半環状部11と下半環状部12とを連結する屈曲部13とからなる。
【選択図】図1
【解決手段】プルリング付開封装置は、液体容器の注出口に取り付けられるスパウト部3と、このスパウト部の上部開口を覆うように装着されるキャップとからなり、スパウト部3の注出筒4の内側下方に設けられ注出口を封止する封鎖板5、この封鎖板5の開口予定位置に形成された環状薄肉脆弱線6、この環状薄肉脆弱線6の内側近傍位置に上方に立設された支柱8及び、この支柱8上端に接続され開封時に脆弱線破断のために用いられるプルリング7を有する開封装置において、
プルリング7は、支柱8上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部12と、下半環状部12の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部11と、上半環状部11と下半環状部12とを連結する屈曲部13とからなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、液体容器用開封装置及びその製造方法に関し、液体容器の注出位置に設けられ、スパウト部とそのスパウト部に装着するキャップと、スパウト部内に開封容易にするプルリングとを備えるプルリング付開封装置及びその製造方法に関する。
飲料等液体食品に使用される液体用容器には、消費者の使い易さを考慮して、例えば、紙容器の頂部面若しくは上部傾斜面に、スパウト部とキャップとからなる開封装置を突設した液体用紙容器が、広く使用されている。
この開封装置は、例えば、図3及び図4に示すように、容器1の開封装置取付孔2(注出口)から突出するスパウト部3の注出筒4にキャップ20を螺着した装置である。
この開封装置は、例えば、図3及び図4に示すように、容器1の開封装置取付孔2(注出口)から突出するスパウト部3の注出筒4にキャップ20を螺着した装置である。
また、流通時の密封性やバージン性を確保し、または、使用時の易開封性を備えるために、スパウト部3の注出筒4の内側の下方内面に封鎖板5を設けて封止し、使用時に開口するため、この封鎖板5の所定位置の下面に垂直断面形状が逆V字状の環状切込み6を設けて、上面の開口予定位置に環状薄肉脆弱線6を形成し、この環状薄肉脆弱線6の内側近傍の上面の一側に、先端にプルリング7をもつ支柱8を立設した装置がある。更に、スパウト部3の底部には、容器内側に挿入されるフランジ部9が設けられる。
この図示する態様以外に、スパウト部の底部に、容器外側に外付けされるフランジ部が設けられる開封装置もある。
開封装置を開口し、容器から液体を注ぎ出すために、キャップ20を取り外し、スパウト部3の注出筒4の内側に収容されているプルリング7に指先で引っ掛けて上方へ引っ張って、封鎖板5の環状薄肉脆弱線6を引き裂いて開口している。また、開口したスパウト部3は、使用後、キャップ20を注出筒4に螺着させて再封止される。
この図示する態様以外に、スパウト部の底部に、容器外側に外付けされるフランジ部が設けられる開封装置もある。
開封装置を開口し、容器から液体を注ぎ出すために、キャップ20を取り外し、スパウト部3の注出筒4の内側に収容されているプルリング7に指先で引っ掛けて上方へ引っ張って、封鎖板5の環状薄肉脆弱線6を引き裂いて開口している。また、開口したスパウト部3は、使用後、キャップ20を注出筒4に螺着させて再封止される。
上述したプルリング付開封装置は、プラスチック成型により製造される。キャップ20とスパウト部3とは、別々に成型され、スパウト部3をインジェクション成型(射出成型)する場合、射出成形装置を準備する。
この成形装置は、例えば、固定金型、可動金型、第1コア及び第2コアからなる。固定金型と可動金型との組合せによりスパウト部の外底部用のキャビティーを形成し、固定金型と第1コア及び第2コアとの組合せによりスパウト部の内底部用のキャビティーを形成し、可動金型と第1コアとの組合せによりスパウト部の注出筒用のキャビティーを形成し、第1コアと第2コアとの組合せ、第1コアの内周面に溝を刻設してプルリング用及び支柱用のキャビティーを形成する。
この成形装置は、例えば、固定金型、可動金型、第1コア及び第2コアからなる。固定金型と可動金型との組合せによりスパウト部の外底部用のキャビティーを形成し、固定金型と第1コア及び第2コアとの組合せによりスパウト部の内底部用のキャビティーを形成し、可動金型と第1コアとの組合せによりスパウト部の注出筒用のキャビティーを形成し、第1コアと第2コアとの組合せ、第1コアの内周面に溝を刻設してプルリング用及び支柱用のキャビティーを形成する。
しかしながら、キャビティーに樹脂を射出して第2コアを引き抜いた後、第1コアを引き抜くときに、第1コアの内周面を周回するように刻設した溝にプルリング7が形成されているので、第1コアに引き連れらてプルリング7全体も引きつれられる。そのために、プルリング7が破損、破断、ストレス残存などの問題が生じる恐れがある。
また、スパウト部の注出筒の内側に収容されているプルリングの内径が小さくなり、開封するため指先をプルリングに差し入れたときに、指先をプルリングに差し入れ難いことがある。
また、スパウト部の注出筒の内側に収容されているプルリングの内径が小さくなり、開封するため指先をプルリングに差し入れたときに、指先をプルリングに差し入れ難いことがある。
本発明は、指先をプルリングに差し入れ易く、また、射出成形時のプルリングへの破損等がないプルリング付開封装置を提供することを目的とする。
本発明のプルリング付開封装置は、液体容器の注出口に取り付けられるスパウト部と、このスパウト部の上部開口を覆うように装着されるキャップとからなり、スパウト部の注出筒の内側下方に設けられ注出口を封止する封鎖板、この封鎖板の開口予定位置に形成された環状薄肉脆弱線、この環状薄肉脆弱線の内側近傍位置に上方に立設された支柱及び、この支柱上端に接続され開封時に脆弱線破断のために用いられるプルリングを有する開封装置において、
プルリングは、支柱上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部と、下半環状部の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部と、上半環状部と下半環状部とを連結する屈曲部とからなる、
ことを特徴とする。
プルリングは、支柱上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部と、下半環状部の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部と、上半環状部と下半環状部とを連結する屈曲部とからなる、
ことを特徴とする。
本発明の開封装置の製造方法は、液体容器の注出口に取り付けられるスパウト部と、このスパウト部の上部開口を覆うように装着されるキャップとからなり、スパウト部の注出筒の内側下方に設けられ注出口を封止する封鎖板、この封鎖板の開口予定位置に形成された環状薄肉脆弱線、この環状薄肉脆弱線の内側近傍位置に上方に立設された支柱及び、この支柱上端に接続され開封時に脆弱線破断のために用いられるプルリングを有し、
プルリングは、支柱上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部と、下半環状部の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部と、上半環状部と下半環状部とを連結する屈曲部とからなる、
開封装置を製造する方法であって、
固定金型、可動金型、第1コア及び第2コアからなり、固定金型と可動金型との組合せによりスパウト部の外底部用のキャビティーを形成し、固定金型と第1コア及び第2コアとの組合せによりスパウト部の内底部用のキャビティーを形成し、可動金型と第1コアとの組合せによりスパウト部の注出筒用のキャビティーを形成し、第1コアと第2コアとの組合せ、第1コアの内周面に溝を刻設してプルリング用及び支柱用のキャビティーを形成する成形装置を準備し、
上記キャビティー全てに溶融樹脂を射出して開封装置を成型し、
成型された開封装置を変形させることなく、成形装置から第2コアを引き抜き、
成型されたプルリング及び支柱を内側一方に変形させて、成形装置から第1コアを引き抜き、
固定金型から可動金型を引き離して開封装置を得る、
ことを特徴とする。
プルリングは、支柱上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部と、下半環状部の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部と、上半環状部と下半環状部とを連結する屈曲部とからなる、
開封装置を製造する方法であって、
固定金型、可動金型、第1コア及び第2コアからなり、固定金型と可動金型との組合せによりスパウト部の外底部用のキャビティーを形成し、固定金型と第1コア及び第2コアとの組合せによりスパウト部の内底部用のキャビティーを形成し、可動金型と第1コアとの組合せによりスパウト部の注出筒用のキャビティーを形成し、第1コアと第2コアとの組合せ、第1コアの内周面に溝を刻設してプルリング用及び支柱用のキャビティーを形成する成形装置を準備し、
上記キャビティー全てに溶融樹脂を射出して開封装置を成型し、
成型された開封装置を変形させることなく、成形装置から第2コアを引き抜き、
成型されたプルリング及び支柱を内側一方に変形させて、成形装置から第1コアを引き抜き、
固定金型から可動金型を引き離して開封装置を得る、
ことを特徴とする。
以上の本発明によれば、以下の作用機能を発揮し、有利な効果が得られる。
本発明のプルリング付開封装置は、液体容器の注出口に取り付けられるスパウト部と、このスパウト部の上部開口を覆うように装着されるキャップとからなる。
スパウト部の上部開口から、キャップを外すことができ、スパウト部から液体容器の注出口によって、液体食品を注ぎ出すことができる。
本発明のプルリング付開封装置は、液体容器の注出口に取り付けられるスパウト部と、このスパウト部の上部開口を覆うように装着されるキャップとからなる。
スパウト部の上部開口から、キャップを外すことができ、スパウト部から液体容器の注出口によって、液体食品を注ぎ出すことができる。
スパウト部の注出筒の内側下方に設けられた封鎖板が、注出口を封止する。液体容器が製造された後の流通過程で容器の内容物を保護し保存することができる。
この封鎖板の開口予定位置に環状薄肉脆弱線が形成される。物理的に弱いので容易に予定位置に開口することができると共に、脆弱部分はスパウト部の注出筒の内部に位置してスパウト部によって物理的に保護される。
この環状薄肉脆弱線の内側近傍位置に上方に支柱が立設され、この支柱上端にプルリングが接続されている。開封時にプルリングを引っ張ることにより、脆弱線に沿って破断し、開封して開口する。
この封鎖板の開口予定位置に環状薄肉脆弱線が形成される。物理的に弱いので容易に予定位置に開口することができると共に、脆弱部分はスパウト部の注出筒の内部に位置してスパウト部によって物理的に保護される。
この環状薄肉脆弱線の内側近傍位置に上方に支柱が立設され、この支柱上端にプルリングが接続されている。開封時にプルリングを引っ張ることにより、脆弱線に沿って破断し、開封して開口する。
本発明のプルリング付開封装置の特徴では、プルリングは、支柱上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部と、下半環状部の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部と、上半環状部と下半環状部とを連結する屈曲部とからなる。
この発明において、プルリングが、支柱上端から斜め上方へ広がるように一旦伸張するが、半ばで、反転して斜め上方に狭まるように縮むので、スパウト部内部全体を占めるのではなく、概ね半分である。
この発明において、プルリングが、支柱上端から斜め上方へ広がるように一旦伸張するが、半ばで、反転して斜め上方に狭まるように縮むので、スパウト部内部全体を占めるのではなく、概ね半分である。
そのため、スパウト部の注出筒の内側に収容されているプルリングが邪魔にならず、開封するため指先をスパウト部の注出筒の内側に差し入れ易くなる。差し入れた指先はプルリングの上半環状部を容易に引っ掛けることができ、更に上半環状部を引き上げることによって、上半環状部と下半環状部とを連結する屈曲部で、広角に広がりプルリングのリングが広がって上半環状部がスパウト部の注出筒から上方に出て指先の関節部分まで深くリングに差し入れることができ、開封のために確実に力を入れることが可能になる。
本発明の開封装置の製造方法では、固定金型、可動金型、第1コア及び第2コアからなり、固定金型と可動金型との組合せによりスパウト部の外底部用のキャビティーを形成し、固定金型と第1コア及び第2コアとの組合せによりスパウト部の内底部用のキャビティーを形成し、可動金型と第1コアとの組合せによりスパウト部の注出筒用のキャビティーを形成し、第1コアと第2コアとの組合せ、第1コアの内周面に溝を刻設してプルリング用及び支柱用のキャビティーを形成する成形装置を準備する。
この成形装置によって、開封装置のスパウト部の各部材に必要なキャビティーが形成される。
この成形装置によって、開封装置のスパウト部の各部材に必要なキャビティーが形成される。
この成形装置によって形成された、開封装置のスパウト部の各部材に必要なキャビティー全てに、溶融樹脂を射出して開封装置が形成される。次いで、成型された開封装置を変形させることなく、成形装置から第2コアを引き抜く。
成型されたプルリング及び支柱を内側一方に変形させて、成形装置から第1コアを引き抜く。
この発明において、プルリングが、支柱上端から斜め上方へ広がるように一旦伸張するが、半ばで、反転して斜め上方に狭まるように縮むので、第1コア内周全体を占めるのではなく、概ね半分である。
第1コアを引き抜くときに、第1コアに引き連れらてもプルリングが内側一方に変形することによって、成形装置から第1コアを容易に引き抜くことができる。
次いで、固定金型から可動金型を引き離して開封装置を得ることができる。
上述のように、射出成形時のプルリングへの破損等がないプルリング付開封装置を提供することができる。
この発明において、プルリングが、支柱上端から斜め上方へ広がるように一旦伸張するが、半ばで、反転して斜め上方に狭まるように縮むので、第1コア内周全体を占めるのではなく、概ね半分である。
第1コアを引き抜くときに、第1コアに引き連れらてもプルリングが内側一方に変形することによって、成形装置から第1コアを容易に引き抜くことができる。
次いで、固定金型から可動金型を引き離して開封装置を得ることができる。
上述のように、射出成形時のプルリングへの破損等がないプルリング付開封装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図4に示すように、この実施例のプルリング付開封装置10は、液体容器1の注出口2に取り付けられるスパウト部3と、このスパウト部3の上部開口を覆うように装着されるキャップ20とからなる。
使用開封時には、スパウト部3の上部開口から、キャップ20を外し、スパウト部3から液体食品を注ぎ出す。
図1に示すように、スパウト部3の注出筒4の外側壁には、雄ネジが刻設され、その内側下方には、封鎖板5が設けられている。封鎖板5が注出口を封止する。店舗などの流通過程で容器の内容物を保護し保存する。
封鎖板5の開口予定位置に環状薄肉脆弱線6が形成される。外力に弱いので容易に予定位置に開口し、開封前には脆弱部分6はスパウト部3の注出筒4に保護される。
この環状薄肉脆弱線6の内側近傍位置に上方に支柱8が立設され、この支柱8上端にプルリング7が接続されている。開封時にプルリング7を引っ張ることにより、脆弱線6に沿って破断し、開封して開口する。
使用開封時には、スパウト部3の上部開口から、キャップ20を外し、スパウト部3から液体食品を注ぎ出す。
図1に示すように、スパウト部3の注出筒4の外側壁には、雄ネジが刻設され、その内側下方には、封鎖板5が設けられている。封鎖板5が注出口を封止する。店舗などの流通過程で容器の内容物を保護し保存する。
封鎖板5の開口予定位置に環状薄肉脆弱線6が形成される。外力に弱いので容易に予定位置に開口し、開封前には脆弱部分6はスパウト部3の注出筒4に保護される。
この環状薄肉脆弱線6の内側近傍位置に上方に支柱8が立設され、この支柱8上端にプルリング7が接続されている。開封時にプルリング7を引っ張ることにより、脆弱線6に沿って破断し、開封して開口する。
この実施例では、プルリング7は、支柱8上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部12と、下半環状部12の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部11と、上半環状部11と下半環状部12とを連結する屈曲部13とからなる。
この形態において、プルリング7が、支柱8上端から斜め上方へ広がるように一旦伸張するが、半ばで、反転して斜め上方に狭まるように縮むので、スパウト部3内部全体を占めるのではなく、図1では左側概ね半分である。
図5に示すように、従来例(図5(B))と比較して、本実施例(図5A)では、挿入領域25の面積は、指先の挿入域で約40%も広がり、横方向の幅も約50%も広くなっている。
この形態において、プルリング7が、支柱8上端から斜め上方へ広がるように一旦伸張するが、半ばで、反転して斜め上方に狭まるように縮むので、スパウト部3内部全体を占めるのではなく、図1では左側概ね半分である。
図5に示すように、従来例(図5(B))と比較して、本実施例(図5A)では、挿入領域25の面積は、指先の挿入域で約40%も広がり、横方向の幅も約50%も広くなっている。
この態様では、スパウト部3の注出筒4の内側に収容されているプルリング7が邪魔にならない。開封するため指先30をスパウト部の注出筒4の内側に、図1では右半分に差し入れ易くなる。差し入れた指先30はプルリング7の上半環状部11を容易に引っ掛けることができる。次いで上半環状部11を引き上げることによって、図6に示すように、上半環状部11と下半環状部12とを連結する屈曲部13で、広角に広がる。プルリング7のリングが大きくなり上半環状部11がスパウト部3の注出筒4から上方に出て、使用者の指先の関節部分まで深くリングを差し入れることができ、開封のために確実に力を入れることができる。
開封装置の製造方法の一実施例を、図2の断面図を参照して、説明する。この態様では、固定金型14、可動金型15、第1コア16及び第2コア17からなる。固定金型14と可動金型15との組合せによりスパウト部の外底部(フランジ、注出筒底部)用のキャビティーを形成する。固定金型14と第1コア16及び第2コア17との組合せによりスパウト部の内底部(注出筒底部、封鎖板など)用のキャビティーを形成する。可動金型15と第1コア16との組合せによりスパウト部の注出筒用のキャビティーを形成する。第1コア16と第2コア17との組合せ第1コア16の内周面に溝を刻設することによってプルリング用及び支柱用のキャビティー(11’及び12’など)を形成する。先ず、この成形装置を準備し、この成形装置によって、開封装置のスパウト部の各部材に必要なキャビティーが形成される。
この成形装置によって形成された、開封装置のスパウト部の各部材に必要なキャビティー全てに、射出口(図示せず)から溶融樹脂を射出して開封装置を成型する。次いで、成型された開封装置を変形させることなく、図2に示す態様では、先ず、成形装置から第2コア17を引き抜く。
次いで、成型されたプルリング7(11、12、13)及び支柱8を内側一方向に変形させて、成形装置から第1コア16を引き抜く。
この際、プルリング7が、支柱8上端から斜め上方へ一旦伸張するが、半ばで、反転して斜め上方に狭まるので、第1コア内周全体を占めるのではなく、概ね半分であるので、第1コアを引き抜くときに、第1コアに引き連れらてもプルリングが内側一方に変形することによって、成形装置から第1コアを容易に引き抜く。
次いで、固定金型14から可動金型15を引き離して開封装置を得ることができる。
この際、プルリング7が、支柱8上端から斜め上方へ一旦伸張するが、半ばで、反転して斜め上方に狭まるので、第1コア内周全体を占めるのではなく、概ね半分であるので、第1コアを引き抜くときに、第1コアに引き連れらてもプルリングが内側一方に変形することによって、成形装置から第1コアを容易に引き抜く。
次いで、固定金型14から可動金型15を引き離して開封装置を得ることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
この発明は、液体容器のための開封装置に適用することができる。
1・・・ 容器
2・・・ 開口(注出口)
3・・・ スパウト部
4・・・ 注出筒
5・・・ 封鎖板
6・・・ 環状薄肉脆弱線
7・・・ プルリングル
8・・・ 支柱
11・・・上半環状部
12・・・下半環状部
13・・・屈曲部
14・・・固定金型
15・・・可動金型
16・・・第1コア
17・・・第2コア
20・・・キャップ
25・・・挿入領域
2・・・ 開口(注出口)
3・・・ スパウト部
4・・・ 注出筒
5・・・ 封鎖板
6・・・ 環状薄肉脆弱線
7・・・ プルリングル
8・・・ 支柱
11・・・上半環状部
12・・・下半環状部
13・・・屈曲部
14・・・固定金型
15・・・可動金型
16・・・第1コア
17・・・第2コア
20・・・キャップ
25・・・挿入領域
Claims (4)
- 液体容器の注出口に取り付けられるスパウト部と、該スパウト部の上部開口を覆うように装着されるキャップとからなり、該スパウト部の注出筒の内側下方に設けられ注出口を封止する封鎖板、該封鎖板の開口予定位置に形成された環状薄肉脆弱線、該環状薄肉脆弱線の内側近傍位置に上方に立設された支柱及び、該支柱の上端に接続され開封時に該脆弱線の破断のために用いられるプルリングを有する開封装置において、
該プルリングは、該支柱上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部と、該下半環状部の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部と、該下半環状部と該上半環状部とを連結する屈曲部とからなる、
ことを特徴とするプルリング付開封装置。 - 該スパウト部の該注出筒の底部に、該容器内壁面に接着されるフランジ部が設けられる、請求項1記載のプルリング付開封装置。
- 該スパウト部の該注出筒の底部に、該容器外壁に接着されるフランジ部が設けられる、請求項1記載のプルリング付開封装置。
- 液体容器の注出口に取り付けられるスパウト部と、該スパウト部の上部開口を覆うように装着されるキャップとからなり、該スパウト部の注出筒の内側下方に設けられ注出口を封止する封鎖板、該封鎖板の開口予定位置に形成された環状薄肉脆弱線、該環状薄肉脆弱線の内側近傍位置に上方に立設された支柱及び、該支柱の上端に接続され開封時に該脆弱線の破断のために用いられるプルリングを有し、
該プルリングは、該支柱上端から斜め上方へ広がるように伸張する円弧状の下半環状部と、該下半環状部の上端から伸張方向を反転して斜め上方に狭まるように縮む上半環状部と、該下半環状部と該上半環状部とを連結する屈曲部とからなる、
開封装置を製造する方法であって、
固定金型、可動金型、第1コア及び第2コアからなり、該固定金型と該可動金型との組合せにより該スパウト部の外底部用のキャビティーを形成し、該固定金型と該第1コア及び該第2コアとの組合せにより該スパウト部の内底部用のキャビティーを形成し、該可動金型と該第1コアとの組合せにより該スパウト部の注出筒用のキャビティーを形成し、該第1コアと該第2コアとの組合せ、該第1コアの内周面に溝を刻設して該プルリング用及び該支柱用のキャビティーを形成する成形装置を準備し、
上記キャビティーに溶融樹脂を射出して該開封装置を成型し、
成型された該開封装置を変形させることなく、該成形装置から該第2コアを引き抜き、
成型された該プルリング及び該支柱を内側一方に変形させて、該成形装置から該第1コアを引き抜き、
該固定金型から該可動金型を引き離して該開封装置を得る、
ことを特徴とする開封装置の製造方法。
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