JPS6011254Y2 - 戸錠止装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は戸錠止装置に関する。

従来のこの種の装置は構成部品の点数が多いばかりでな
く構造が複雑で製造上問題点があった。

本考案はこれらの問題点を鑑みてこ）れを解消するため
になされたもので、作動が軽快かつ確実に行なわれる新
規な戸錠止装置を提供することを目的とする。

□ 。以下、本考案を図示する実
施例に従って順次説明する。

□ ・ ′ □Ａは戸錠
止装置であって、フロント１、ラッチヘッド２、スライ
ドフレーム３゛マ錠４、ロックプレート５、ハンドル６
などで構成されている。

フロント１は戸７の前端に設けられるケース８の端部に
固定されて、図示しない他の戸或いは柱の端面に突出す
る施錠片９を受は入れる開口凹陥部１０１を有している
。

該凹陥部１０１の上方及び両側方には奥方を狭める傾斜
面が猛威されている。

そして該凹陥部１０１の下であって当該フロント１の後
方には上下に出没するラッチヘッド２が設けられている
。

該ラッチヘッド２は、前方上部が弧状面２０１をなして
前方下部の垂直面２０２に連続すると共に後方の垂直面
２０３に連続し、かつ、スライドフレーム３の左右間隔
巾と略向巾にｉｔされ、ラッチスプリング１０め巻設さ
れるう゛フチシャフト１１を介して該スライドフレーム
３に対し・て上下動可能従って、上記開口凹陥部１０１
１こ出没可能になるよう装設されている。

即ち、該ラッチシャフト１１は上端部が該う゛フチヘッ
ド２に固定され下端部が該スライドフレーム３の下底辺
３０１を貫通し、その下端には上方への移動を制限する
ストッパー１１１が付設き１れている。

スライドフレーム３は、下底辺３０１がケース８の間隔
の長さを有するよう帯板を略Ｕ字状に折曲げて形成され
、その両側辺３０２・３０２の内側には上記ラッチヘッ
ド２の後方垂直面２０３に当接する案内縦条３０５が突
設され、かつ、該両側辺３０２・３０２の上端部にはシ
リラダ１２の貫通する切欠部３０３，３０３が設けられ
、さらに、ロックブレニド５を支持案内する横条３０４
．３０４及び該プレート５の上方への移動を制限するス
トッパー３０５，３０５・・曲が付設されている。

そして、該スライドフレーム３には、上記ケース８の外
側に設けられるハンドル６がスクリュー１５及びスクリ
ューガイド１６を介して一体的に設けられている。

１３は上記シリンダ１２を固定するスクリュー、１４は
ケースセットピースである。

該スクリューガイド１６が貫通しているケース８の部分
には上下方向の長孔１７があけられ、該ガイド１６は常
態においてはスプリング１８によって該長孔１７の上端
に当接している。

即ち、該スプリング１８は上端が上記ロックプレート８
の下方に設けられるスプリング受け１９に当接し、下端
が上記ケース８に固定するセカンドケース２０に当接し
、常態においてスプリング受け１９を、従って、上記ス
ライドフレーム３を上方に位置するように付勢している
。

錠４は、上記シリンダ１２の内部に軸支されるカム４０
１が嫡子４０２又は図示しないキーにより回動すること
で上記ロックプレート５の切欠孔５０１に係入しこれを
左右方向へ移動させて上記ケース８及びセカンドケース
２０にあけた透孔８０１．２０ａに嵌挿させうるよう構
成されている。

この嵌挿が行なわれるときには上記スライドフレーム３
の下方への移動が阻止される。

ハンドル６は、側面において略コ字状をなすものが戸７
の内外に突合されて、その上下が上述したようにスクリ
ュー１５及びスクリューガイド１６で連結され、各スク
リューガイド１６は夫々長孔１７を貫通している。

次に上述のように構成れる戸錠止装置Ａの主な作用を仮
施錠１、施錠、解錠に分けて説明する。

■ 仮設錠 先ず、常態位置にあるラッチヘッド２の臨んでいるフロ
ント１の開口凹陥部１０１に施錠片９を押し入れる。

このとき、該施錠片９の前方下部の傾斜片９０１が該ラ
ッチヘッド２の弧状面２０１に当接して摺動しながらこ
れをスプリング１０の付勢に抗して押圧する。

而して、該ラッチヘッドは縦片３０５とケース８の前壁
に沿い下方に案内される該傾斜片９０１の下端と弧状面
２０１の上端が脱れて該ラッチヘッド２が進むと、該ヘ
ッド２は該スプリング１０の付勢により該施錠片９の凹
陥部９０２に突出し錠止する。

この状態ではハンドル６を下方に押圧することにより、
スライドフレーム３がスプリング１８の付勢に抗して長
孔１７に沿って下方に摺動し、同時に、該ラッチヘッド
２も降下して該凹陥部９０２から脱れるものであり、つ
まり、仮施錠の状態である。

■施錠 上述のように、仮施錠の状態に錠止されているものを、
嫡子４０２を回動させることにより、カム４０１をロッ
クプレート５の切欠部５０１に係入させ該プレート５の
先端を透孔８０１．２０ａに嵌挿すれば、ハンドル６を
下方に押圧してもスライドフレーム３は下方に摺動せず
、上記施錠片９とラッチヘッド２との錠止状態に影響は
ない。

つまり、施錠の状態が提供できる。

■解錠 上述のような施錠の状態において、嫡子４０２を逆に回
動させることによりカム４０１を逆に回動させロックプ
レート５の先端を透孔８０１，２０ａから嵌挿解除する
。

而して、ハンドル６を下方に押圧すれば、スライドフレ
ーム３はスクリューガイド１６を介して長孔１７の長径
だけ降下し、同時にラッチヘッド２も施錠片９の凹陥部
９０１から脱れるまで降下する。

かくて、数戸７と該施錠片９とを嵌挿した場合とは逆の
水平方向に移動させれば、屑状の状態となる。

本考案は上記した如くに、ケースに設けたフロントの後
方にスライドフレームを上下摺動可能に設けると共に該
スライドフレームに対してラッチヘッドを上下摺動可能
にして且つスプリングにより付勢して設け、ケースに対
して該スライドフレームを錠によってロックするロック
プレートを設け、該スライドフレームに操作用のハンド
ルを固定して威るものであるから、ラッチ機構に対して
施錠機構を組込むと共に施錠、解錠等の作動が軽快に為
し得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を実施した戸錠止装置の一部破断した正
面図、第２図は同上戸錠止装置の一部破断した側面図、
第３図は同上戸錠止装置の平面図である。 Ａ・・・・・・戸錠止装置 １・・・・・・フロント、
２・・・・・・ラッチヘッド、３・・・・・・スライド
フレーム、４・・・・・・錠、５・・・・・・ロックプ
レート、６・ｍａｍｍａハンドル、７・・・・・・戸、
８・・・・・・ケース、９・・・・・・施錠片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケースに設けたフロントの後方にスライドフレームを上
   下摺動可能に設けると共に該スライドフレームに対して
   ラッチヘッドを上下摺動可能にして且つスプリングによ
   り付勢して設け、該スライドフレームに対してロックプ
   レートを左右方向に移動自在に設けて該ケースに対して
   係合、離脱自在に設けると共に錠により該ロックプレー
   トの移動を制御し、該スライドフレームに操作用のハン
   ドルを固定して成ることを特徴とする戸錠止装置。