JPS6011221Y2 - 手摺の補助ガ−ド装置 - Google Patents

手摺の補助ガ−ド装置

Info

Publication number
JPS6011221Y2
JPS6011221Y2 JP15582979U JP15582979U JPS6011221Y2 JP S6011221 Y2 JPS6011221 Y2 JP S6011221Y2 JP 15582979 U JP15582979 U JP 15582979U JP 15582979 U JP15582979 U JP 15582979U JP S6011221 Y2 JPS6011221 Y2 JP S6011221Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
auxiliary guard
cap
guard device
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15582979U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5674119U (ja
Inventor
博光 中
Original Assignee
株式会社ナカ技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ナカ技術研究所 filed Critical 株式会社ナカ技術研究所
Priority to JP15582979U priority Critical patent/JPS6011221Y2/ja
Publication of JPS5674119U publication Critical patent/JPS5674119U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6011221Y2 publication Critical patent/JPS6011221Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、手摺の改良に係り、特に、幼児や子供が手
摺の笠木にもたれかかってこの手摺を乗り越え、落下す
るのを未然に防止するための手摺の補助ガード装置に関
する。
手摺は、本来ベランダ、窓、階段等の人が落下する危険
がある場所に設置されて人が落下するのを未然に防止す
るためのものであり、例えばベランダ手摺について説明
すると、ベランダの外側縁に適当な間隔をおいて立設さ
れた各支柱の上端部間を笠木で連結し、各支柱の下部を
下弦材で連結し、この下弦材と上記笠木の下方において
各支柱の上部を連結する上弦材との間に多数の手摺子を
架設した構造となっている。
ところで、最近幼児や子供がこのような手摺を乗り越え
て落下し、死亡したり重傷を負う等の痛ましい事故が多
発しているが、その原因を調べてみると、そのほとんど
は、幼児や子供が手摺の下弦材や排水溝を形成するため
に高くなっているベランダ外側縁に足を掛けて手摺の笠
木から身を乗り出し、下方の眺めに熱中している最中に
バランスを崩し、相対的に頭部が重い幼児や子供はその
頭から落下して事故を引き起している。
このような事故は、親の留守中に限らず、親がちょっと
目を離した隙に親の目前でも発生しており、手摺そのも
のに何らかの対策を構じるこ′とが要請されていた。
このような状況の下で手摺の笠木の上方に基端部を手摺
子に固着した防禦柵を立設したもの(実開昭53−57
521号公報)や、笠木の上方にネットを張るもの(実
公昭51−3082涛公報)が提案されているが、前者
のものにあっては、上記防禦柵が基端部のみで固着され
るので一般に設置強度が低く、この設置強度を高くする
ため強固な継手を必要としてコストの上昇あるいは見栄
えの低下をもたらす等の欠点を有し、後者のものにあっ
ては、ネットを子供がよじ昇る危険性があり、安全性が
未だ完全でないという欠点を有するものであった。
この考案は、かかる観点に鑑み、手摺の上部に補助ガー
ドを取り付けて幼児や子供が手摺を乗り越えて落下する
という危険を完全に除去し、しかも、手摺の持つ装飾的
な機能を損うことなく安価に、かつ、強固に既設の手摺
に取り付けることができる手摺の補助ガード装置を提供
するものである。
以下、添付図面に示す実施例に基づいて、この考案を詳
細に説明する。
第1図において、ベランダ1の外側縁2に立設されたベ
ランダ手摺3の上部に適用されているこの考案の第一実
施例に係る補助ガード装置4が示されている。
この実施例が適用された手摺3は、ベランダ1に排水溝
5を形成するためにベランダ1の表面より一段と高くな
っている外側縁2に適当な間隔をおいて立設された支柱
6と、各支柱6の上端部間を互いに連結する笠木7と、
この笠木7の下方において各支柱6の上部を互いに連結
する上弦材8と、各支柱6の下部を互いに連結する下弦
材9と、上記上弦材8と下弦材9との間に垂直方向に多
数架設された手摺子10とで構成されている。
この第一実施例に係る補助ガード装置4は、手摺3に取
り付けられたときに視界を遮ることがないように、透明
な合成樹脂で形成された板状の補助ガード11で構成さ
れており、その本体部12は手摺3の笠木7より上方に
突出するとともに、その上端部12aは屋内側に屈曲さ
れている。
一方、本体部12の下端に形成された基部13はビス等
の止着手段15によって笠木7に固着され、又、基部1
3の下端より下方に向けて手摺3の上弦材8まで一体的
に延長された延長部14はその下端部がボルトとナツト
等の固定手段16によって上弦材8に固着されている。
上記補助ガード11の本体部12が笠木7より上方に突
出する高さは、幼児や子供が足を掛ける虞れのある下弦
材9から笠木7までの高さを考慮して決定され、例えば
、幼児や子供が下弦材9に足を掛けて笠木7から身を乗
り出そうとしてもこの補助ガード11の先端部12aが
邪魔になって身を乗り出すことができない程度の高さに
なっているほか、この実施例においては補助ガード11
が笠木7や上弦材8の内側面側に取り付けられており、
ベランダ1側からは笠木7や上弦材8が手掛りとならな
いようになっている。
次に、第2図はこの考案の第二実施例に係る補助ガード
装置4は、上記第一実施例の場合とほとんど同じ構成で
あるが、手摺3の笠木7の上方に位置する補助ガード1
1の本体部12自体が笠木7より内方に向けて突出して
おり、これによって幼児や子供が下弦材9やベランダ1
の外側縁2に足を掛けて笠木7より身を乗り出そうとし
ても、笠木7の上方において内方に突出する補助ガード
11の本体部12の上端部12aにより上体が内方に傾
き、笠木7にもたれかかることができないようにしたも
ので、このように本体部12の上端部12aを内方に突
出させることにより本体部12が笠木7の上方に突出す
る高さを低(することが可能になる。
尚、上記各実施例においては、補助ガード11が透明な
合成樹脂で形成されている場合について説明したが、補
助ガード1の材質についてはこれに限定されるものでは
なく、透明な合成樹脂板の表面を凹凸処理したもの、不
透明な合成樹脂板、金属板、石綿セメント板等のもので
もよく、この場合には手摺の目隠しとしての機能も兼ね
備えるものである。
又、補助ガード11を手摺3の上弦材8に固定する固定
手段15としては、上記ビス止め及びボルトとナツトの
手段のほかに、補助ガード11の材質等を考慮して接着
、溶接等強固に固定できる手段であれば如可なる手段で
あってもよい。
更に、上記各実施例においては、補助ガード11の延長
部14が手摺3の上弦材8まで延設され、この補助ガー
ド11を笠木7と上弦材8とに固定する場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、例えば上弦
材がなく、手摺子の上端が直接笠木に固定されているタ
イプの手摺に9いては、延長部を手摺子上部まで延長し
、補助ガードを笠木と手摺子上部とに固定するようにし
てもよい。
又、この場合において、手摺子上部に予め取付板等を固
着し、この取付板に補助ガードの延長部の下端部を固定
するようにしてもよい。
以上の通り、この考案の補助ガード装置によれば、建物
等の既設の手摺において、足掛りとなり得るものから笠
木までの高さ寸法が小さく、幼児や子供が手摺にもたれ
かかった際に落下する虞れがあるような場合に、笠木よ
りも上方に突出し、先端部が屋内側に屈出された補助ガ
ードを手摺に取り付け、この補助ガードの先端部によっ
て頭を笠木より外方に出すことができないようにし、幼
児や子供が手摺を乗り越えて落下するのを完全に防止で
きるほか、構造が簡単で安価に製造でき、さらに、補助
ガードは、笠木と上弦材あるいは笠木と手摺子というよ
うに、適宜間隔を置いた二点においで支持されるので、
補助ガードを外方に向けて押圧してもモーメントが分散
され一箇所に集中的にモーメントが加えられることがな
い。
したがって、全体の構造を簡易にすることができ、かつ
大きな継手等を要せず、安価にしかも見栄えを低下させ
ずに強固な設置強度を保つことができる。
しかも、このような補助ガードは不透明な材料で形成す
れば手摺の目隠しにもなり、又、ビス止め等簡単に取り
外すことができる手段で手摺に取り付ければ、子供が成
長じて不要になった場合には手摺自体を取りこわすこと
なく容易に補助ガード装置だけを取り外すこともでき、
更に、補助ガードをカラフルな板材で形成して適宜交換
して使用する等手摺の装飾的効果の向上にも利用できる
尚、上記各実施例においては、ベランダ手摺に適用され
る場合を例にして説明したが、この考案の補助ガード装
置は窓手摺や階段手摺等他の手摺にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第一実施例に係る補助ガード装置が
適用されたベランダ手摺の断面図、第2図は第二実施例
の補助ガード装置を示す第1図と同様の断面図である。 1・・・・・・ベランダ、2・・・・・・ベランダの外
側縁、3・・・・・・手摺、4・・・・・・補助ガード
装置、5・・・・・・排水溝、6・・・・・・支柱、7
・・・・・・笠木、8・・・・・・上弦材、9・・・・
・・下弦材、10・・・・・・手摺子、11・・・・・
・補助ガード、12・・・・・・本体部、12a・・・
・・・上端部、13・・・・・・基部、14・・・・・
・延長部、15・・・・・・止着手段、16・・・・・
・固定手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手摺の上部には基部を該手摺の笠木に止着して、この笠
    木より上方に突出する補助ガードを取り付け、この補助
    ガードによって幼児や子供が笠木の上方より身を乗り出
    すことがないようにした補助ガード装置において、上記
    補助ガードの上端部を屋内側に屈曲し、かつ補助ガード
    の基部の下端を下方に一体的に延長するとともにこの延
    長部の下端部を手摺の上弦材又は手摺子に固着するよう
    にしたことを特徴とする手摺の補助ガード装置。
JP15582979U 1979-11-12 1979-11-12 手摺の補助ガ−ド装置 Expired JPS6011221Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15582979U JPS6011221Y2 (ja) 1979-11-12 1979-11-12 手摺の補助ガ−ド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15582979U JPS6011221Y2 (ja) 1979-11-12 1979-11-12 手摺の補助ガ−ド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5674119U JPS5674119U (ja) 1981-06-17
JPS6011221Y2 true JPS6011221Y2 (ja) 1985-04-15

Family

ID=29667530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15582979U Expired JPS6011221Y2 (ja) 1979-11-12 1979-11-12 手摺の補助ガ−ド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6011221Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5674119U (ja) 1981-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5076545A (en) Child's banister guard
US3418770A (en) Spiral stairs
US4041662A (en) Staircases
US4948100A (en) Stair rail for toddlers
JPS6011221Y2 (ja) 手摺の補助ガ−ド装置
KR200492570Y1 (ko) 조립식 계단장치를 위한 발판
JPS6022176Y2 (ja) 手摺の補助ガ−ド装置
JPS5935701Y2 (ja) 手摺の乗越え防止構造
JP4723662B2 (ja) ベランダにおける転落防止および飛降防止手摺り用笠木装置
JP3503508B2 (ja) フェンスの構造
JP3503507B2 (ja) フェンスの構造
US5790990A (en) Baptistry with integral step and stairway
KR200494590Y1 (ko) 계단 난간대용 손잡이
KR102228988B1 (ko) 견고함과 시공성이 및 개선된 유리난간
JPS6240001Y2 (ja)
JPH054558Y2 (ja)
JPS5838801Y2 (ja) 屋根材上への支柱取付構造
JPH0417721Y2 (ja)
JPS5834910Y2 (ja) 階段
US20020152713A1 (en) Baluster
KR100284172B1 (ko) 발코니 난간의 아동추락방지용 보호장치
JPS6113650Y2 (ja)
JPH0127808Y2 (ja)
JPS6324723Y2 (ja)
JPH0215960Y2 (ja)