JPS601113Y2 - 円形照明器具の包装体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、環状螢光灯器具のような円形照明器具の包
装体に関するものである。

〔従来技術〕

従来、円形照明器具の包装体として例えば実公昭４９−
２９９７９＠公報１に示されたものがあった。

これを第４図によつそ説−する。

第４図において、２６は外装箱、２７は円形照明器具の
器具本体２８を載せる取付基板すなわち支台であり、支
台２７は断面がほぼ几形になるように厚紙が折曲げられ
、突起部２７ａの中央部に切抜穴２７ｂが形成され、突
起部２７ａの下端外周にフランジ２７ｃが設けられてい
る。

２９は２枚の厚紙を十字状に組合せた当て具、３０は当
て真２９の外周に支持された円形の螢光ランプ、３１′
は支台２７の突起部２７ａ外周に保持されてフランジ２
７ｃ上に支持されたセード、３２はセごド３１を上方か
ら押える押え板である。

次に、この包装体の組立動作について説明する。

外装箱２６内に支台２７養入れ、□支台２７の突起部２
７ａに設けた切抜穴２７ｂに器具本体２８の安定器ボッ
クスを挿入して、突起部２７ａ上に器具本体２８を載せ
る。

次は、当て具２９を器具本体２８上に載せ、当て具２９
の外周に円形の螢光ランプ３０を嵌合固定させ、これら
の上方からセード３１を被せ、セード３１を支台２７の
突起部２７ａ外周に嵌合固定させてフランジ２７ａ上に
支持させる。

そじて、上方から外装箱２６内に押え板３２を入れ、押
え板３２でセード３１を押える。

しかし、上述した従来の円形照明器具の包装体は、支台
が厚紙を折曲げたものであり、支台の固定が包装箱の内
面で押えられているだけであるため、輸送中などめ落子
時の衝撃に対し、支台が変形しやすく、螢光ランプなど
円形照明器具が損傷するという問題があった。

〔考案の目的〕

この考案は、上述のような従来のものの問題を解決しよ
うとするもので、単一板からなる取付基板および器具固
定板を備え、これらの脚部と差込み溝を互いに直交させ
ると共に、上記基板の切起し板の一部を固定板の差込み
溝に、上記固定板の脚部の一部を固定板の差込み溝に挿
入するなどして固定板と基板とを着脱可能に固定するこ
とで、基板および固定板に剛性をもたせることにより、
落下などによる衝撃による円形照明器具の損傷を防止で
き、しかも基板と固定板との組立およびこれらの保管が
簡単にできる包装体を提供することを目的としている。

〔考案の構成〕

すなわち、この考案による円形照明器具の包装体は１．
頂板１６に点灯器具１１の差込み載置穴１７と、□この
穴の左右両側に位置する差込み溝１８を有し、かつ両脚
部１９に中央連結脚１４とその両側の切込み回動係止片
２０を有する単一板よりなる通溝形の器具固定板５およ
び前後両端にランプ９の固定突片８を有し、かつ中央に
上記固定板５の各差込み溝１８に挿入される係止突部７
を有する左右一対の切起し板３を起立させ、その間に上
記点灯器具１１の筒状コード収納部１１′の貫通穴１０
と、この穴の前後に上弓中央連結脚１４の差込み溝１３
を固定板５の差込み溝１８と直交させて設けた単一板よ
りなり固定宋片８の脚部１９と直交する脚部１５を有す
る貼付基板２を備え、上記替具囮定板５をその各係止片
２０により上記取付基板２．．に着脱自在に結合させる
と共に、この固定板５上の点灯器具１１．に慇けたラン
プ９の固定突片８と上記固定板５の隅角部を取囲む環状
器具セード２・５と共にこれら、を堺定組文状態で外装
箱１内に侶納させるようにし、たものである。

〔考案の実施例〕

以下この考案による包装体ρ一実施例について説明する
。

すなわち、図において１は外装箱、２はこの箱内に挿入
される単一板からなる取付基板、３はこの取付基板２の
中央に折曲ｔｙ線３′ニ沿て起立状態に折曲げられた左
右一対の切起し板、４はこれら切起し板３の両端部に形
成存れた器具固定板５の固定用差込み溝６と嵌り合う受
Ｏ力背、７は上記切起し板３の中央に設けた係止突部、
８は切起し板３の両端に上記受は溝４を境に突出され、
円形ランプ９をその内側に固定するための固定突片、１
０は両切起し板３，３間に位置するよう基板２の中央部
に開設され点灯器具１１の筒状コード収納部１１′を通
すための貫挿穴、１２はこの穴の周縁部に設けられコー
ド１２′を固定するためのコード固定溝、１３は上記穴
１０を挾むように設けられ固定板５の中央連結脚１４を
差込み固定するための前後一対の差込み溝、１５は基板
２の脚部、１５′はこの脚部１５の形成時の折曲げ線、
１６は単一板よりなり通溝形をなす器具固定板の頂板、
１７はこの頂板１６に開設され点灯器具１１を差込み状
態に固定するための円形載置穴、１８はこの穴１７を挾
むようにその両側に設けられ上記切起し板３の中央係止
突部７を嵌挿するための左右一対の差込み溝、１９は上
記基板２の脚部１５と直交しかつ基板２の各差込み溝１
３に嵌挿される中央連結脚１４を有する固定板５の脚部
、２０はこの脚部１９にそれぞれその中央脚部１４を残
すように切込まれ、かつ折曲げ線２１に沿って内側に折
込まれる係止片で上記受は溝４に差込み溝６をを差込ん
だ後、その回動変位により基板２と固定板５とを一連に
固定するための役目をする。

２２は使用組立状態で点灯器具１１と外装箱１の内項面
間に位置しランプ９の固定と器具全体の外装箱に対する
荷重を支えるための頂部固定板、２３はその折曲げ線、
２４はランプの位置決め突片、２５は環状め器具セード
を示す。

上記構成の包装体９組立に際しては基板２の両端縁に脚
部１５をその折曲げ線１５′によって形成し、次にこの
基板め切起し駿３をその折曲げ線３′に沿ってそれぞれ
直立させる。

次に器具固定板５の各中央連結脚１４を内側に折曲げる
と共にその両側の係止片２０を折曲げ線２１に沿ってそ
れぞれ内側に折曲げ、この状態で基板２の受は溝４に固
定板５の上記差込み溝６を嵌めながら同時にこれらと直
交する差込み溝１３に上記各中央連結脚１４を差込み、
かつ切起し板３の係止突部７を差込み溝１８に差込んだ
後、上記係止片２０を元の状態に回動変位させて基板２
と固定板５とを一連に固定し、この状態で固定板５の載
置穴１７に点灯器具１１を差込み固定する。

その後におけるランプ９の固定は上記頂部固定板２２の
位置決め突片２４をランプ９の下に入れて固定し、その
周りのセード２５を切起し板３と固定板５の隅角部を利
用してその外側に差込み固定し、この組立状態でこれら
を外装箱１に入れて封緘するものである。

〔考案の効果〕

以上のように構成したこの考案による円形照明器具の包
装体は単一板からなる取付基板２および器具固定板５を
単に折曲げ結合することにより、所定の包装形態に構成
でき、全体の組立が簡単にでき、所要部材の保管も容積
をとらずにでき、またその排棄処分も簡単となる。

また、この考案の包装体は、上記基板２の両脚部１５と
上記固定板５の両脚部１９とを直交させ、基板２の切起
し、板３に設けた係止突部７を固定板５の頂板１６に□
設けた差込み溝１８に挿入させ、固定板５の中央連結脚
１４を基板２に上記差込み溝１８と直交させて設けた差
込み溝１３に挿入させ、固定板５の脚部１９に設けた切
込み回動係止片２０を基板１に係合させて、上記基板２
と固定板５とを着脱可能に結合させたことにより、基板
２および固定板５に剛性をもたせたので、包装体の落下
時などの衝撃による円形照明器具の損傷を防止できると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案による円形照明器具の包装体の一実施
例を示すその組立工程図、第２図のイ。 口、ハは同実施例の包装体の分解ならびに組立斜視図、
第３図は包装状態を示す断面図、第４図は従来の包装体
の包装状態の断面図である。 図中１は外装箱、２は取付基板、３は切起し板、５は器
具固定板、８はランプ９の固定突片、１０は点灯器具１
１のコード収納部１１′の貫挿穴、１３は中央連結脚１
４の差込み溝、１５は脚部、１７は頂板１６に設けた点
灯器具の載置穴、１８は係止突部７の差込み溝、１９は
両脚部、２０はこの脚部に設けた回動係止片、２５は環
状器具セードを示すものとする。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 頂板１６に点灯器具１１の差込み載置穴１７と、この穴
   の左右両側に位置する差込み溝１８を有し、かつ両脚部
   １９に中央連結脚１４とその両側の切込み回動係止片２
   ０を有する単一板よりなる逆溝形の器具固定５および前
   後両端にランプ９の固定突片８を有腰かつ中央に上記固
   定板５の各差込み溝１８に挿入される係止突部７を有す
   る左右一対の切起し３を起立させ、その間に上記点灯器
   具１１の筒状コード収納部１１′の貫挿穴１０とこの穴
   の前後に上記中央連結脚１４の差込み溝１３を固定板５
   の差込み溝１８と直交させて設けた単一板よりなり固定
   突片８の脚部１９と直交する脚部１５を有する取付基板
   ２を備え、上記器具固定板５をその各係止片２０により
   上記取付基板２に着脱自在に結合させると共に、この固
   定板５上の点灯器具１１に設けたランプ９の固定突片８
   と上記固定板５の隅角部を取囲む環状器具セード２５と
   共にこれらを所定組立状態で外装箱１内に収納させるよ
   うにしだ円形照明器具の包装体。