JPS601111A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPS601111A
JPS601111A JP9957883A JP9957883A JPS601111A JP S601111 A JPS601111 A JP S601111A JP 9957883 A JP9957883 A JP 9957883A JP 9957883 A JP9957883 A JP 9957883A JP S601111 A JPS601111 A JP S601111A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は皮膚化粧料に関する。
従来より、皮層賦活を目的とした各種の有効成分を配合
した化粧料が知られている。この有効成分としては、た
とえばビタミンE、ビタミンCなどのビタミン類、ピロ
リドンカルボン酸などのアミノ酸またはその代謝物、ア
ロエまたはそれらのエキスの薬用植物抽出物等が配合さ
れ、皮膚の水分保持能の向上、血行促進等の皮層賦活化
の有効成分として用いられている。
脂肪酸またはその誘導体が皮膚化粧料に配合された例と
してはオリーブ油、ヒマシ油等の天然植物油あるいはス
テアリン酸、オレイン酸を製品基剤として物性を改善す
る目的で配合した例が知られている。上述の植物油、動
物油等、天然に存在する各種脂質の構成脂肪酸はステア
リン酸、パルミチン酸の様な飽和脂肪酸であってもオレ
イン酸。
リノール酸の様な不飽和脂肪酸であってもそのほとんど
全てが偶数鎖長を有する脂肪酸である。従って炭素数が
奇数の脂肪酸またはその誘導体を皮膚化粧料に配合した
例は知られていない。
すなわち、本発明は奇数鎖長の脂肪酸またはその誘導体
を有効成分とする皮膚外用化粧料を提供する。
本発明は、皮膚の水分保持能の低下や血行不良によって
生じるひび、あかぎれ、肌荒れ、しもやけ等の各種皮膚
疾患及び皮膚のたるみ、しわ、艶の消失等、皮膚の老化
現象に対して皮膚水分保持能の向上、皮膚血流量の増大
等、皮膚゛の賦活化を効率的に高め、予防更には正常化
させるものである。
本発明の奇数鎖長の脂肪酸またはその誘導体は角化乾皮
症、ひび、あかぎれ、肌荒れ、しもやけ及びアフターシ
ェービング用薬用クリームやローション並びに皮膚のた
るみ収れん性、しわ伸展性及び艶賦与性、皮膚用化粧料
、リップクリーム。
スティック、ザンケア製品、洗浄剤などの外用化粧料及
び外用薬等の皮膚賦活を目的とした製品に配合すること
ができる。
本発明の成分は油溶成分であるため、乳剤製状コウ、油
脂性軟コウ、アルコール性ローション等の剤型に容易に
調製できる。
しかも本発明の成分は安全性が高く、皮膚に塗布しても
刺激性はなく、従って外用化粧料等として好適に用いら
れるものである。
なお、本発明の成分を外用剤や化粧料に配合する場合適
宜な剤型に調製でき、またその配合量は製品全体の0.
01〜30.0(重量%)とすることが好ましい。
上述の如く、奇数鎖長脂肪酸またはその誘導体は化粧料
の一成分として好適に使用することがでる。化粧料とし
てはエモリエントクリーム、クレンジングクリーム、フ
ァンデーションクリーム。
マツサージクリーム、バニシンククリーム、ニュー )
 IJエンドクリーム、ハントクリーム、サンスクリー
ンクリーム、シェービングクリーム等のクリーム、エモ
リエントローション、クレンジングローション、ファン
アーションローション、ハンドローション、アストリン
ゼンドロージョン、アフターシェービングローション、
サンタンローション、アフターサンバーンローション等
のローション、石ケン、パック、フェイスパウダー、コ
ンパクトパウダー、タルカムパウダー、ベビーパウダー
、デオドラントパウダー等のパウダー、リップスティッ
ク、デオドラントステインク等のスティック、ルーシュ
、デオドラントスプレー等のスプレー、バスンルト、バ
スオイルその他の皮層゛用化粧料が挙げられる。化粧料
は水性タイプ、アルコールタイフ、W10エマルション
タイフ、O/′wエマルションタイプ、W10/vの分
散態様を有する多層エマルションタイプ、粉状タイプ、
スチンクタイプ、スプレータイプ、ペーストタイプ等の
形態に調製され得る。
この発明の化粧水に用いられる脂肪酸は、炭素鎖を構成
している炭素原子の数が奇数のものであれば、飽和脂肪
酸であっても不飽和脂肪酸でおってもかまわない。不飽
和脂肪酸は複数の二重結合を含んでいてもよい。また、
プロピオン酸(炭素鎖長3)゛や吉草酸(炭素鎖長5)
のような低級脂肪酸でも、ペンタデカン酸(炭素鎖長1
5)やヘゲタデカン酸(炭素鎖長17)のような高級脂
肪酸でもよい。
この発明の化粧料には、このような奇数鎖長の脂肪酸の
いずれの誘導体をも用いることができる。
ただし、人体に悪影響を及ぼすものを用いることができ
ないことは言うまでもない。好ましい誘導セライト (1) (II) ここで、Rは偶数の炭素鎖長を有する直鎖式有機基を表
わす。
口)下記一般式[111)又はCH3で示されるジグリ
セライド。
(11) (IV) ここで、R1及びR2の少なくともいずれか一方は偶数
の炭素鎖長を有する直鎖式有機基を表わす。R1又はR
2のいずれか一方が偶数の炭素鎖長を有する鎖式有機基
であればこの発明の効果は得られ、他の一方は奇数の炭
素鎖長を有する鎖式有機基であってもよい。しかしなが
ら、奇数鎖長の脂肪酸のジグリセライドであることが特
に好ましい。
ハ) 下記一般式(V)で示されるトリグリセライド (V) CIh OCOR1 CHOCORz CHzOCOR3 ここで、R+ 、 Rz及びR3のうち少なくとも1つ
は偶数の炭素鎖長を有する直鎖 式有機基を表わす。几1.R2及びR3のうち少なくと
もいずれか1つが偶数の炭 素鎖長を有する鎖式有機基であればこ の発明の効果は得られ、他のものは奇 数の炭素鎖長を有する鎖式有機基であ りてもかまわない。しかしながら、奇 数鎖長の脂肪酸のトリグリセライドが 特に好ましい。
二)下記一般式(M)で表わされる脂肪酸塩 〔■〕 (RCOO)。M ここで、Rは偶数の炭素鎖長を有する 直鎖式有機基、Mは金属原子、nはM の価数に対応した整数を表わす。代表 的fx モ(7)ld RCOONa 、 ThC00
K、 及(JRCoo L iなどである。
ホ)下記一般式〔■〕で表わされるエステル 〔■〕。
R,C0OR’ ここで、Rは偶数の炭素鎖長を有する 直鎖式有機基、LL’は1価若しくは2価アルコール残
基、アミン残基、ポリオ キシエチレン残基、ソルビタン残基。
又はショ糖残基を表わす。1価アルコ ールの典型例はメタノール及びエタノ ールであり、アミン残基の典型例はモ ノ、ジ、トリエタノールアミンである。
へ)下記一般式〔■〕で表わされる第1アミド 〔■〕 1(CON R;’ lc” ここで、Rは偶数の炭素鎖長を有する 直鎖式有機基を表す。K及びfは水素 又は人体に悪影響を与えることがない 有機基を表わす。
ト)下記一般式〔■で表わされる第2アミド (IX) 1、Lt C0NCOI(,2 1゜ t ここで、R+及びR2のうち少なくともどちらか一方は
偶数の炭素鎖長を有する 直鎖式有機基を表わす。Rs及びR2のうち少なくとも
一方が偶数鎖長の有機基 であればこの発明の効果を得ることが でき、他のもの及びぼは人体に悪影響 を与えないものであればどのような有 機基であってもよい。もつとも、双方 とも偶数鎖長の直鎖式有機基であるこ とが特に好ましい。ICは水素であってもよい。
チ)下記一般式〔X〕で表わされる第3アミド (X’) & C0NC0Rz OR3 ここで、R1,R2及びR3のうち少なくとも1つは偶
数の炭素鎖長を有する直鎖 式有機基を表わす。R+、Rz及びl(3のうち少なく
とも1つが偶数鎖長の有機基 であればこの発明の効果を得ることが でき、他のものは人体に悪影響を与え ないものであればどのような有機基で あってもよい。
もつとも、これら3つともが偶数鎖長 の直鎖式有機基であることが特に好ま しい。
す)下記一般式図〕で表わされる二塩基酸及びその塩 (XI) HOOCLLCOOI−1 ここで、ILは奇数の炭素鎖長を有する直鎖式有機基を
表わす。
ヌ)下記一般式図〕で表わされるステロールエステル ここで、Rは偶数の炭素鎖長を有する 直鎖式有機基を表わす。
ル)下記一般式遣〕で表わされるリン脂質 〔膚〕 CHzOCO& CHOCORz ここで、R1及びR2は鎖式有機基であって、これらの
うち少なくともいずれか 一方、特に好ましくは双方とも偶数の 炭素鎖長を有する直鎖式有機基を表わ すOXはコリン残基、エタノールアミ ン残基、セリン残基、又はイノシトー ル残基を表わすOXがコリン残基のと きはフオスファチジルコリン、エタノ ールアミン残基のときはフォスファチ ジルエタノールアミン、セリン残基の ときはフオスファチジルセリン、イノ シトールのときはフォスファチジルイ ノシトールとなる。
ヲ)下記一般式(8)で表わされるフォスファチジン酸 (4) ここで、R1及びR2は鎖式有機基であって、これらの
うち少なくともどちらか 一方、特に好寸しくけ双方とも偶数の 炭素鎖長を有する直鎖式有機基を表わ す0 ワ)下記一般式芳〕で表わされるスフィンゴ脂質 角 区 ここで、Rは偶数の炭素鎖長を有する 直鎖式有機基、Xは糖残基、リン酸残 基、又はコリン若しくはエタノールア ミンのようなアミン塩基残基を表わす。
本発明に係る奇数鎖長の脂肪酸及びその誘導体の皮膚賦
活効果を皮面水分保持能、皮膚血流量の測定により試験
した。
試験した物質は、各種鎖長の奇数鎖長及び偶数鎖長の脂
肪酸並びにこれらのトリグリセライドである。
被験試料はこれらの被験物質をエタノールに溶解して調
整した。被験物質の濃度は0.3 、3.0重量係であ
る。更に本試験ではコントロールとして被験物質を含ま
ないエタノールを試験した。
平常のヒトの前腕部位を軽く石鹸で洗浄し、皮脂を除去
し、1時間後に平常時の皮膚の電導度(Casual値
)と血流量(レーザードツプラー血流計)を測定した。
皮膚の電導度の値は皮膚が保持する水分量に比例してい
る事から皮膚水分保持能の評価に用いた。
試験は各被験試料0.3% 、 3.0% (重量)エ
タノール溶液を1日に4回、2週間連続して塗布した。
度により、血流量をレーザードツプラー血流計により測
定し、各々Ca5ual値をiooとした場合の増加率
を表−1(皮膚水分保持能)9表−2(血流量)Kまと
めた。
これらの表より、奇数鎖長の脂肪酸及びそのlリセライ
ドは同程度の鎖長を有する偶数鎖長の脂肪酸及びその誘
導体に比べ、顕著な皮膚賦活作用を有していることが明
らかになった。
次にこの発明の実施例として、この発明の化粧料の(中
々の形態をその組成(重量%)とともに示す0 配合例−1,親水性軟膏 白色ワセリン 25チ ステアリルアルコール 22qb プロピレンダリコール 12係 ラウリル硫酸すトリウム 12チ パラオキ7安息香酸エチル 0.025%〃 プロピル
 0.015% n −)リヘンデカノイン 10.0%香料 0.5チ 精製水 18.’6チ 配合例−2,ポリエチレングリコール軟膏ポリエチレン
グリコール4000 50.0%400 45.0係 n −)リゾカッイン 5.0チ 配合例−3,アフターシェービングローショングリセリ
ン 4.0係 ホウ酸 1.0% 工、タノール 18.0係 メントール 0.1φ n−ペンタデカツイン 3.0チ 香料 0.3係 精製水 73.6係 配合例−4. 液状クリーム(O/Vvエマルションタ
イプ)ステアリン酸 1.5% セチルアルコール ■5チ ワセリン 4.0係 液状パラフイン 8,0% ポリオキシエチレン(10モル)モノオレー) 2.0
%トリエタノールアミン 1.0チ n−ヘプタデカン酸 4.0% 香料 0.5% 精製水 77.5チ 配合例=s、シェービングク!J −ムステアリン酸 
22.0係 ヤシ油 10.0係 パーム油 5.0% 水酸化カリウム 7.0チ 水酸化ナトリウム 1.5% グリセリン 1O10係 n−ノナデカン酸 8.0係 香料 0.5% 精製水 36.0係 配合例−6,デオドラントステイソク 酸化亜鉛 12.0% パラフィンワックス 12.0係 ミツロウ 20.0チ ワセリン 20.0チ 液状パラフイン 25.5チ アルミニウムハイドロクロライド 5.0%トリヘプタ
デカツイン 5.0% 香料 0.5% 表−1 表−2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)奇数の炭素鎖長を有する脂肪酸又はその誘導体を
    有効手分とする化粧料。 (2)前記誘導体は イ)下記一般式(1)又は(l[)で示されるモノグリ
    セライド 〔l〕〔■〕 (ただし、Rは偶数の炭素鎖長を有す る直鎖式有機基を表わす) 口)下記一般式(Ill)又は(IV)で示されるジグ
    リセライド (1) (If/) (ただし、R1及びR2は鎖式有機基であって、これら
    のうち少なくとも一方は 偶数の炭素鎖長を有する直鎖式有機基 を表わす) ハ)下記一般式〔v〕で示されるトリグリセライド 〔v〕 CR20CORt ■ CHOCOR2 CH20COR3 (ただし、R1,&及び几3は鎖式有機基であって、こ
    れらのうち少なくとも1 つけ偶数の炭素鎖長を有する直鎖式有 機基を表わす) 二)下記一般式(M)で示される脂肪酸塩1[) (RCOO)nM (ただし、Rは偶数の炭素鎖長を有す る直鎖式有機基、Mは金属原子、nは Mの価数に対応した整数を表わす) ホ)下記一般式〔■〕で示されるエステル〔■〕 1LcOOIビ (ただし、Rは偶数の炭素鎖長を有す る直鎖式有機基、Wは1価若しくは2 価アルコール残基、アミン残基、ポリ オキシエチレン残基、ソルビタン残基、又はショ糖残基
    を表わす) へ)下記一般式〔1〕で表わされる第1アミ ド 〔〜習〕 凡CONビビ′ (ただし、Rは偶数の炭素鎖長を有す る直鎖式有機基、皓イは水素又は有 イ幾基を表わす) ト)下記一般式〔IX)で表わされる第2アミ ド 〔■ R1C0N COR2 1゜ 刊 (ただし、R1及びR2は有機基であって、これらのう
    ち少なくともいずれか一方 は偶数の炭素鎖長を有する直鎖式有機 基、Wは水素又は有機基を表わす) チ)下記一般式(X)で表わされる第3アミド 〔X〕 R1’CON COR2 ■ 0R3 (ただし、R1,几2及びR3は有機基で必って、これ
    らのうち少なくとも1つは 偶数の炭素鎖長を有する直鎖式有機基 を表わす) す)下記一般式〔尺〕で表わされる二塩基酸及びその塩 〔ん〕 1−10OCR,COO11 (ただし、I(は奇数の炭素鎖長を有する直鎖式有機基
    を表わす) ヌ)下記一般式(Xll)で表わされるステロールエス
    テル (ただし、It、は偶数の炭素鎖長を有する直鎖式有機
    基を表わす) ル)下記一般式〔刈〕で示されるリン脂質〔X1〕 C1h OCOR+ C1−10CO& (ただし、R1及び1t2は鎖式有機基であって、これ
    らのうち少なくともいずれ か一方は偶数の炭素鎖長を有する直鎖 式有機基、Xはコリン残基、エタノー ルアミン残基、セリン残基、又はイノ シトール残基を表わす) ヲ)下記一般式節〕で示されるフオスファチジン酸 頁 CH20COR1 C1(OCORz ■ (ただし、R1及びRzは鎖式有機基であって、これら
    のうち少なくともどちら か一方は偶数の炭素鎖長を有する直鎖 式有機基を表わす)、並びに ワ)下記一般式(資)で示されるスフィンゴ脂質 [XV] 0HNH C=O (ただし、Rは偶数の炭素鎖長を有す る直鎖式有機基、Xは糖残基、リン酸 残基、又はアミン塩基残基を表わす) から成る群よシ選ばれる特許請求の範 囲第1項記載の化粧料。
JP9957883A 1983-06-06 1983-06-06 化粧料 Granted JPS601111A (ja)

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