JPS60110243A - 柿等の脱渋用水溶液 - Google Patents

柿等の脱渋用水溶液

Info

Publication number
JPS60110243A
JPS60110243A JP58218379A JP21837983A JPS60110243A JP S60110243 A JPS60110243 A JP S60110243A JP 58218379 A JP58218379 A JP 58218379A JP 21837983 A JP21837983 A JP 21837983A JP S60110243 A JPS60110243 A JP S60110243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
astringency
aqueous solution
persimmons
acetic acid
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58218379A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6129694B2 (ja
Inventor
Buei Haneda
羽田 武栄
Buhei Kono
武平 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP58218379A priority Critical patent/JPS60110243A/ja
Publication of JPS60110243A publication Critical patent/JPS60110243A/ja
Publication of JPS6129694B2 publication Critical patent/JPS6129694B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明者らは先に、昭和57年特許願第214)(47−
J−において、焼酒などのエチルアルコール水溶液に対
して100分の数モルの酢酸を添加して得た、エチルア
ルコールと酢酸との混合水溶液がハi時間に柿および栗
などの脱渋を行ない、商品eの脱渋柿および栗が得られ
ることを実証した。
その後、この手法を国内産の柿について広〈実施したと
ころ、一部の渋柿については、実用性のある効果が期待
できないものが見受けられた。例えば、III ll’
l !r7−下関地方の横野柿、愛媛県の愛宕柿、佐r
′1″M、1.の葉がくれ柿、並びに高冷地の渋柿など
である。これらは、肉質においては優良なことが認めら
れているにも拘らず、脱渋の困難な事から、その多くは
一般的な短期の脱渋行程を経て、新鮮な脱渋柿となすこ
となく圏期の天日乾燥による脱渋法を行い、串柿あるい
はこる柿としてd」販されているのが実情である。
発明者らは、これらのう11(脱渋柿について前述のエ
チルアルコール−酢酸水溶液系の脱渋液を中心として、
種々検討した結果、本発明に到達したものである。
即ち、エチルアルコール−酢酸系水溶液の脱渋効果を助
1閂゛yる補助手段として、先ず考えられるのが、当該
水溶液の柿への浸透速度を早めることであゲ乙そのため
に、同質の有機酸塩を添加使用することによる浸透圧の
利用であろうう。
そこで発明ffらは、エチルアルコール−酢酸系脱渋水
f8液に対して多くの有機酸塩を添加し、柿の脱渋効果
を検討した。その結果、意外にも、例えば酢酸ソーダの
ような単純な塩でなく、アミノカルボン酸塩又はオキシ
カルボン酸塩が、当該水溶液系の助触媒として有効な脱
渋促進効果のあることを見出した。この理111として
は、カルボン酸塩による浸透圧効果の外に、アシノ基(
−NH,z)、あるいはハイドロ」キシ基(−0H)の
ような反応性水素原子が、柿の渋の主成分であるタンニ
ンに何らかの化学的作用を及ぼすものと考えられる。こ
こで有用なアミノ酸塩としては、蛋白質の分解による:
(0種以」二のものが考えられるが、普遍的であって、
しかも入手しやすく、かつ人体に対する影響などの観点
から、グルタミン酸ソーダー(山販名1味の素」)が好
適である。また、ここで自−用なオキシカルボン酸とし
ては、グリコール凸9、乳酸あるいは糖の酸化生成体で
あるアスコじIビン酸などの塩があるが、アミノ酸塩の
場合と同様な観点からL−アスコロビン酸(通称ビタミ
ンC)のソーダーJ4.iが好適である。先願のエチル
アルコール酢酸系水溶液の助触媒として添加する、これ
らのアミノ酸塩及びオキシカルボン酸塩の量は、当該酢
酸量に対して1モルから5モルの範囲か望ましい。その
理由は、1モル以下の少量添加では、その促進すJ果は
半減すること、並びに5モル以」二の大量添加を行って
も、その促進効果においてさしたるi(り加も認められ
ず、無意味なことである。
また、この3成分水溶液による脱渋の方法としては、−
Gl’>的な、:1−チルアルコール水/8液による脱
渋方法とII・■ら異なることな〈実施することができ
る。l!llI、」、柿のへたをこの溶液に浸漬した後
、密閉放置する方法である。この際の放置温度は意外に
敏感であって、品温20℃乃至25°Cの範囲に保つ必
要がある。20°cにJ、下であると、脱渋効果の促進
性用はほとんど認められず、また、25℃以上であると
アルコール焼あるいは柿の軟化が起り好ましくない。
なお、本発明に使用する脱渋水溶液のエチルアルコール
含有量は、20パーセント乃至40パーセントの範囲が
好適である。この理由は、一般的な脱渋用エチルアルコ
ール水溶液(一般的に続刊を使用する)の場合と同様で
ある。
以上述べたような3成分系水溶液によるル3渋処理を行
うことによって、つ;1[脱渋柿であっ°(も、30時
間乃至50時間以内に脱渋を完了し、11味が強く、し
かも硬度が高く、かつアルコール焼が全く認められない
新鮮な脱渋柿を得ることが可能となる。
なお、本発明の3成分系水溶液の特徴から脱渋時の方法
として、当該溶液を布状のスポンジ(例えば、プラスチ
ック製スポンジ布等)に含有せしめ、その上に柿のへた
がこれに接するように並べて密閉処理すると、脱渋効果
は更に増大する。以下、本発明の有用性を実施例を示し
て詳細に説明する。
〔実施例1〕 山梨県西北部の高冷地長板町において、昭和58年10
月23日甲州丸渋柿を120kg採取した。
そして、これらをそれぞれ40kg宛に3分割し、次の
3種類の脱渋液で処理をして比較した。まず第1に、脱
渋液として、35パーセン1へアルコール水11管1に
である市販の続刊1000ccを、第2に、先1&+i
の処理液である酢酸含有のエチルアルコール水溶液を次
に述べるような方法で作!!(すし7に1.即し、無水
アルコールより40バーセンl−I ノルアルコール水
溶液750ccを作り、これに250ccの食酢(酢酸
濃度4パーセント含自の山眼品)を加えて1000cc
のエチルアルコール−酢酸水/8液を得た。さらに第3
として、本発明の3成分形水溶液の処理液を作製した。
即し、第2の場合と同し要領にて作製した処理液に更に
、グルタミン酸ソーダーとひて、市販の味の素50gを
添加してよく攪拌、溶)61″uしめた。これら3種類
の処理液を用いて1,11取2日後の10月25日、そ
れぞれ40kg宛の柿について脱渋処理を行った。まず
、底の浅いプラスチックコンテナを用意し、その底にぞ
扛ぞれの処理液を含浸させた布状のウレタンスポンジを
敷いた。次いで処理すべき柿を、その上に一列に並べた
。次にこれらプラスチックコンテナを10段積んだもの
を、農業用ビニール袋に入れて密閉し、これを農産物用
予冷庫に収納して加温し、温度を25℃に保持した。3
6時間後、前記3種類の水溶液で処理した柿を取り出し
て、予め5パーセント第2塩化鉄水溶液に浸漬後、乾’
Ev’r・uしめた厚紙を用いて脱渋状態を調べた。1
4ノら、厚紙に含浸された第2塩化鉄と水溶性タンニン
との呈色反応を利用する方法である。 その結果、本発
明にかかる第3の水溶液で処理された柿は、上記のテス
ト紙に対して何らの呈色反応も示さず、脱渋の完了して
いることを示した。これに対して第2の処理液のものは
、テスト紙に対する着色状態から見ると、およそ70パ
ーセント、また第1の処理液のものは、およそ30パー
セント脱渋が進んでいることが推定された。また、この
ような単時間に脱渋された甲州丸柿の固さ及び外観の新
鮮さは、当然のことながら処理前のものと大差はなかっ
た。
〔実施例2〕 富士山麓の高冷地富士吉H」市において、昭和5)1年
10月91’l !I!1蚤屋柿30個を採取し、これ
をそれぞれI (1(IIJ ’;+I cこう1割し
た。同時に脱渋液の第1として、3(jパーセントのエ
チルアルコール水溶液である市販名ホワイトリカー10
0 ccを、第2として、100 ccのホワイトリカ
ーに20ccの市販の食酢を加えたものを、また第3と
して第2の水溶液と同じ処決の水溶液に、更に30パー
セントのし一アスコロビン酸ソーダー水溶液10 cc
を加えたものをそれぞれ作製した。L−アスml Iコ
ビン酸ソーダー水溶液は市販のし一アスニlロビン酸(
ビタミンC)−を水にとかし、これに当モルの炭酸ソー
ダーを加えたものを用いた。この3種類の脱渋用水溶液
を用いて、前記の採取直後の柿の脱渋処理を行なった。
1!IIら、これらの溶液にそれぞれの柿のへたをlJ
ニジた後、それぞれ10個宛2重にしたビニール袋に入
れて密封し、20℃に設定した乾燥器に放置した。43
時間後にこれらの3種類の水溶液で処理された柿を試食
した。同時に第2塩化鉄を含んだテスト紙にて呈色反応
による脱渋状態を観察した。
その結果、本発明の第3の水溶液で処理した柿は、10
個のうち8個までが脱渋を完了していた。これに対して
第1および第2の処理液の柿の中には、脱渋した柿は1
個も見られなかった。なお、第2塩化鉄によるテスト紙
による脱渋状態の観察結果からは、先願である第2の処
理液のものは柿の中心部が既に脱渋されていたが、第1
の処理液のものは、未処理柿のものと脱渋状態において
人差のないことも判明した。
なお、栗の渋についても同様に良好な結果がiフられる
ものと考えられる。
手続補正書 昭和59年9月14日 特許庁長官 志賀 学 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第218379号 2、発明の名称 柿等の脱渋川水溶液 3、補正をする考 事件との関係 特許出願人 住 所 山311県富士吉田市上吉田3814番地氏 
名 羽 1) 武 栄 (名 称) 4、代理人 住 所 東京都中央区京橋1丁目14番5号自 発 明 細 書 1、発明の名称 柿等の脱渋用水溶液 2、特許請求の範囲 エチルアルコール1モルに対して、100分の5モル乃
至1000分の1モルの範囲の酢酸、並びに、当該酢酸
に対して1モル乃至5モルのアミノカルボン酸塩又は1
モル乃至5モルのオキシカルボン酸塩を加えた、20パ
ーセンI・乃至40パーセントの範囲の1戒分糸水溶液
からなる柿の脱渋用水溶液。
3、発明の詳細な説明 発明者らは先に、昭和57年特許願第214847邊に
おいて、続刊などのエチルアルコール水al液に対して
100分の数モルの酢酸を添加して得た、エチルアルコ
ールと酢酸との混合水溶液が短時間に柿および栗などの
脱渋を行ない、高品質の脱渋柿および栗が得られること
を実証した。
その後、この手法を国内産の柿について広〈実施したと
ころ、一部の渋柿については、実用性のある効果が期待
できないものが見受けられた。例えば、1旧]県下関地
方の横野柿、愛媛県の愛宕柿、佐賀県の葉がくれ柿、並
びに高冷地の渋柿などである。これらは、肉質において
は優良なことが認められているにも拘らず、脱渋の困難
な事から、その多くは一般的な短期の脱渋行程を経て、
新鮮な脱渋柿となすことなく長期の天日乾燥による脱渋
法を行い、串柿あるいはこる柿として市販されているの
が実情である。
発明者らは、ごれらの難脱渋柿について前述のエチルア
ルコール−酢酸水溶液系の脱渋液を中心として、種々検
討した結果、本発明に到達したものである。
即ち、エチル)′ルコールー酢酸系水溶液の脱渋効果を
助長する補助手段として、先ず考えられるのが、当該水
溶液の柿への浸透速度を早めることであって、そのため
に、同質の有機酸塩を添加使用することによる浸透圧の
利用であろう。
そこで発明者らは、エチルアルコール−酢酸系税法水溶
液に対して多くの有機酸塩を添加し、柿の脱渋効果を検
討した。その結果、意外にも、例えば酢酸ソーダのよう
な単純な塩でなく、アミノカルボン酸塩又はオキシカル
ボンf’& +pが、当該水溶液系の助触媒として有効
な脱渋促進効果のあることを見出した。この理由として
は、カルボン酸塩りこよる浸透圧効果の外に、アミノ基
(−NH)、あるいはハ・イドロオキシ基(−OH)の
ような反応性水素原子が、柿の渋の主成分であるタンニ
ンに何らかの化学的作用を及ぼすものと考えられる。こ
こで有用なアミノ酸塩としては、蛋白質の分解による3
0種以上のものが考えられるが、普遍的であっC1しか
も入手しやすく、かつ人体に対する影響などの観点から
、グルタミン酸ソーダー(市販名[味の素」)が好適で
ある。また、ここで有用なオキシカルボン酸としては、
グリコール酸、乳酸あるいは糖の酸化生成体であるアス
コロビン酸などの塩があるが、アミノ酸塩の場合と同様
な観点からし一アスコロビン酸(通称ビタミンC)のソ
ーダー塩が好適である。また、古くから、脱渋と何んら
かの関係があると推測されており、かつ、極めて活性な
水素原子をもつアセトアルデヒドを、前述のカルボン酸
類の代りに添加して得た3成分系水熔液の脱渋効果は、
非常に強力であり、その脱渋時間を更に半減させること
ができる。このことは、−面において、本発明の信fコ
性を裏付けるものであろう。しかしながら、チー1!ト
アルデヒドの使用は、作業時における人体に対する影響
並びに残存アルデヒドの懸念などを名慮すると、好まし
いものではない。ところで、先願のエチルアルコール酢
酸系水溶液の1り珪4;媒として添加する、これらのア
ミノ酸塩及びオキシカルボン酸塩の量は、当該酢酸量に
刻して1モルから5モルの範囲が望ましい。その理由は
、1モル以下の少量添加では、その促進効果は半減する
こと、並びに5モル以上の大量添加を行っても、その促
進効果においてさしたる増加も認められず、無意味なこ
とである。
また、この3成分水溶液による脱渋の方法としては、一
般的なエチルアルコール水溶液による脱渋方法と何ら異
なることな(実施することができる。即ち、柿のへたを
この溶液に浸漬した後、密閉放置する方法である。この
際の族1−7温度は意外に敏感であって、室温20℃乃
至25℃の範囲に保つ必要がある。20°C以下である
と、脱渋効果の促進作用はほとんど認められず、また、
25℃以上であるとアルコール焼あるいは柿の軟化が起
り好ましくない。
なお、本発明に使用する脱渋水溶液のエチルアルコール
含有量は、20パーセント乃至40パーセントの範囲が
好適である。この理由は、一般的な脱渋用エチルアルコ
ール水溶液(一般的に続刊を使用する)の場合と同様で
ある。
以上述べたような3成分系水溶液による脱渋処理を行う
ことによって、難脱渋柿であっ゛(も、30時間乃至5
0時間以内に脱渋を完了し、11゛味が強く、しかも硬
度が高く、かつアルコール焼が全く認められない新鮮な
脱渋柿を得ることが可能となる。
なお、本発明の3成分系水溶液の特徴がら脱渋時の方法
として、当該溶液を布状のスポンジ(例えば、プラスチ
ック製スポンジ布等)に含有せしめ、その上に柿のへた
がこれに接するように並べて密閉処理すると、脱渋効果
は更に増大する。以下、本発明の有用性を実施例を示し
て詳細に説明する。
〔実施例1〕 山梨県西北部の高冷地長板町において、昭和58年10
月23EJ甲州丸渋柿を120kg採取した。
そして、これらをそれぞれ40kg宛に3分割し、次の
3Mi頬の脱渋液で処理をして比較した。
まず第1に、脱渋液として、35パーセントアルコール
水熔ltKである市販−の続刊1000ccを、第2に
、先願の処理液である酢酸含有のエチルアル二ノール水
溶液を次に述べるような方法で作製した。即ち、無水ア
ルコールより40パーセントエチルアルコール氷溶液7
50ccを作り、これに250ccの食酢(酢酸濃度4
パーセント含有の市販品)を加えて1000ccのエチ
ルアルコ′−ルー酢酸水溶液を得た。さらに第3として
、本発明の3成分形水溶液の処理液を作製した。即ち、
第2の場合と同じ要領に゛ζ作製した処理液に更に、グ
ルタミン酸ソーダーとして、市販の味の素50gを添加
してよく攪拌、溶解せしめた。これら3種類の処理液を
用いて採取2日後の10月25日、それぞれ40kg宛
の柿について脱渋処理を行った。まず、底の浅いプラス
チックコンテナを用意し、その底にそれぞれの処理液を
含浸させた布状のウレタンスポンジを敷いた。次いで処
理すべき柿を、その上に一列に並べた。次にこれらプラ
スチックコンテナを10段積んだものを、農業用ビニー
ル袋に入れて密閉し、これを農産物用予冷庫に収納して
加温し、温度を25℃に保持した。36時間後、前記3
種類の水溶液で処理した柿を取り出して、予め5パーセ
ント第2塩化鉄水溶液に浸漬後、乾燥せしめた厚紙を用
いて脱渋状態を調べた。即ち、厚紙に含浸された第2塩
化鉄と水溶性タンニンとの呈色反応を利用する方法であ
る。 その結果、本発明にかかる第3の水溶液で処理さ
れた柿は、上記のテスト紙に対して何らの呈色反応も示
さず、脱渋の完了していることを示した。これに刻して
第2の処理液のものは、テスト紙に対する着色状態から
見ると、およそ70パーセン1、また第1の処理液のも
のは、およそ30バーヒント脱渋が進んでいることが推
定された。また、このような単時間に脱 “渋された甲
州丸柿の固さ及び外観の新鮮さは −1当然のことなが
ら処理前のものと大差はなかった。
〔実施例2〕 富士山麓の高冷地富士吉田市において、昭和58年10
月9 El !I!M屋柿30個を採取し、コレをそれ
ぞれ10個宛に分割した。同時に脱渋液の第1として、
35パーセントのエチルアルコール水溶液である市販上
ホワイトリカー100 ccヲ、第2として、100 
ccのホワイトリカーに20ccの市販の食酢を加えた
ものを、また第:(として第2の水溶液と同じ処決の水
溶液に、更に30パーセントのL−アスコロビン酸ソー
ダー水溶液10 ccを加えたものをそれぞれ作!II
IJシた。L−アスコロビン酸ソーダー水f8液は市販
のし一アスコロビン酸(ビタミンC)ヲ71(にとかし
、これに当モルの炭酸ソーダーを加えたものを用いた。
この3種類の脱♂(用水l′n液を用いて、前記の採取
直後の柿の脱渋処理を行なった。即ち、これらの溶液に
それぞれの柿のへたを浸した後、それぞれ10個宛2市
にしたビニール袋に入れて密封し、20℃に設定した恒
温器に放置した。43時間後にこれらの3種類の水溶液
で処理された柿を試食した。
同時に第2塩化鉄を含んだテスト紙に−ご呈色反応によ
る脱渋状態を観察した。
その結果、本発明の第3の水溶液で処理した柿は、10
個のうち8個までが脱渋を完了していた。これに対して
第1および第2の処理液の柿の中には、脱渋した柿は1
個も見られなかった。なお、第2塩化鉄によるテスト紙
による脱渋状態の観察結果からは、先願である第2の処
理液のものは柿の中心部が既に脱渋されていたが、第1
の処理液のものは、未処理柿のものと脱」く状態におい
て大差のないことも判明し〕、;。
なお、栗の渋に゛ついても同様に良好な結果が得られる
ものと考オられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エチルアルコール1モルに対して、10(1分の5モル
    乃至1000分の1モルの範囲の酢酸、並びに、当該酢
    酸に対して1モル乃至5モルの7ミノカルボン酸塩又は
    1モル乃至5モルのオキシカルボン酸塩を加えた、20
    パーセント乃至40パーセントの範囲の水溶液からなる
    柿の脱渋用水溶液。
JP58218379A 1983-11-19 1983-11-19 柿等の脱渋用水溶液 Granted JPS60110243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58218379A JPS60110243A (ja) 1983-11-19 1983-11-19 柿等の脱渋用水溶液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58218379A JPS60110243A (ja) 1983-11-19 1983-11-19 柿等の脱渋用水溶液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60110243A true JPS60110243A (ja) 1985-06-15
JPS6129694B2 JPS6129694B2 (ja) 1986-07-08

Family

ID=16718970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58218379A Granted JPS60110243A (ja) 1983-11-19 1983-11-19 柿等の脱渋用水溶液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60110243A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03277231A (ja) * 1990-03-27 1991-12-09 Niigata Pref Gov 渋柿の脱渋法
KR101357216B1 (ko) * 2008-05-02 2014-02-05 포항공과대학교 산학협력단 떫은 감의 탈삽용 조성물 및 이를 이용한 탈삽 방법
JP2020171214A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 耕造 上田 柿果実処理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56144067A (en) * 1980-04-08 1981-11-10 Kinriyuu:Kk Removal of astringency of persimmon

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56144067A (en) * 1980-04-08 1981-11-10 Kinriyuu:Kk Removal of astringency of persimmon

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03277231A (ja) * 1990-03-27 1991-12-09 Niigata Pref Gov 渋柿の脱渋法
KR101357216B1 (ko) * 2008-05-02 2014-02-05 포항공과대학교 산학협력단 떫은 감의 탈삽용 조성물 및 이를 이용한 탈삽 방법
JP2020171214A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 耕造 上田 柿果実処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6129694B2 (ja) 1986-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
LU87551A1 (fr) Composition preservatrice naturelle pour torchons humides
KR20020008383A (ko) 난용성 ⅱa족 착물의 산성 용액을 포함하는 부가물
JP4313315B2 (ja) 殺菌処理ユニットパック入りの風味をつけたサトウキビジュース
JPH0363593B2 (ja)
JPS60110243A (ja) 柿等の脱渋用水溶液
JP3566144B2 (ja) 安定化された絹フィブロイン及びそれを含有する飲食品
JP3859881B2 (ja) 香酸柑橘果汁を原料とした果実酢及びその製法
JP2974946B2 (ja) グアバ茶飲料
JP4072785B2 (ja) 食酢を用いた調味液
JP3222419B2 (ja) バナナ果肉の黒変防止剤、黒変防止バナナ、黒変防止バナナ飲食品及びバナナ果肉の黒変防止法
US224883A (en) Compound for preserving fruit
JP2640899B2 (ja) もろみ漬物の防腐方法及び防腐もろみ漬物
JPH0697974B2 (ja) 魚肉又は畜肉タンパク質の高圧変性の抑制法
TWI241168B (en) Adduct having an acidic solution of sparingly-soluble group IIA complexes
US20050025860A1 (en) Seasoning liquid
JPH10179079A (ja) 米飯用添加剤
JPH05244894A (ja) 液状調味料
JPS6027371A (ja) 食品防腐剤
JP3154826B2 (ja) 包装加熱殺菌中華麺類の製造法
JPS6287084A (ja) 食品用防腐系調理食酢
JPS5988069A (ja) 昆布エキスの製造方法
JPH08266219A (ja) 野菜、果実類の保存法
JPH0568520A (ja) 食品用保存剤
JP3176173B2 (ja) 低塩数の子の製造法
JPH06133741A (ja) 保存性のある魚卵製品の製造法