JPS60107292A - 電磁誘導装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高周波電流を加熱コイルに通電して磁性鍋等
を加熱する誘導加熱調理器の調理面に、電磁結合した結
合コイルよりエネルギーを得て他の機器を作動させる電
磁誘導装置に関するものである。

従来例の構成上その問題点 従来、誘導加熱調理器の調理面に電磁結合する結合コイ
ルを設け、この結合コイルよりエネルギーを得て他の機
器を駆動する装置は既に知られており、結合コイルの出
力を整流し整流子モータ等をＰｊＡ動するか、もしくは
結合コイルの出力てヒータを加熱する装置等が提案され
ている。しかしながら上記のこれらの装置は直流電圧で
駆動できるもの、あるいは、高周波交流を直接印加して
も影響のない負荷に限られ、商用交流電源を入力とする
負荷、例えば誘導モータ機器、商用周波の電源変圧器を
有する機器等ｆｄ機器の異常発熱等が発生し駆動できな
かった。

発明の目的 木発８Ａは上記の点に鑑みなされたもので、結合コイル
の高周波交流を、簡素な構成で、商用交流電源と同一周
波数の低周波交流として出力し、電磁結合によって駆動
する負荷装置の応用拡大を図るものである。

発明の構成 と、この加熱コイルに電磁結合した結合コイルと、この
結合コイルに接続された正極性および負極性の出力を選
択的に切り替える２コのスイッチング素子および、この
スイッチング素子に接続された包絡線検波回路と負荷、
および前記スイッチング素子の制御回路よりなる。

実施例の説明 以下、本発明を実施例に従い詳述する。第１図は本発明
の一実施例を示す電気回路図である。第１図において、
１は商用交流電源、２は全波整流器、３はインバータ、
４は加熱コイルである。６は上記全波整流器２、インバ
ータ３、加熱コイル４で構成される誘導加熱調理器、６
は加熱コイル４と電磁結合した結合コイル、７，８はス
イッチング素子で、逆並列接続され一端を結合コイル６
へ接続している。なおスイッチング素子７，８は本実施
例ではサイリスタを用いており、以下サイリスタと呼称
するが、トランジスタ等のスイッチング素子でも良い。

９は検波用コンデンサ、１０は時定数用抵抗である。１
１は上記検波用コンデンサ９と時定数用抵抗１０とで構
成される包絡線検波回路、１２け負荷、１３は制御回路
で、結合コイル６を入力し、出力はサイリスタ７．８へ
接続されている。なお、第１図の実施例のインバータ３
は殆んど平滑されない全波直流電圧を電源として作動し
、加熱コイル４に印加される出力電圧の正極性および負
極性の波形が対称である形式のもので、例えばブリッジ
インバータ等で構成されている。

上記構成において第２図を用いて動作を述べる。

第２図は第１図の図中に示す各部の電圧、電流波形であ
る。第２図において、ｅｌはＭ　合コイル６セ の出力電圧波形、ｅ２は負荷１２の印加電圧波快、ｘｇ
ｌｉｊ：サイリスタ７のゲート電流波形、１，２はサイ
リスタ８のゲート電流波形である。先ず、商用交流電源
１が投入されると、全波整流器２の出力端子には全波脈
流電圧が発生し、インバータ３は発振を開始し、加熱コ
イル４に高周波電流が通電される。そして、この高周波
電流は電磁結合により結合コイル６には第２図の８１に
示すような誘起電圧か発生する。ここで制御回路１３は
その出力端子Ａ、Ｂに第２図１９１，１９２に示すよう
にサイリスタ７，８のゲート電流が交互に発生しており
、ゲート電流１９１　が流れている時にはサイリスタ７
か導通し誘起電圧ｅ１１１−１：正方向に整流された出
力電圧が発生し、一方ゲート電流１ｇ２か流れている時
にはサイリスタ８が導通し誘起電圧ｅ１は負方向に整流
された電圧が発生している。

そして、この正方向と負方向の整流電圧出力は共通接続
されているため、その接続点には誘起電圧ｅ１　の正方
向の整流波形と負方向の整流波形が連続的に発生し、こ
の整流波形は検波用コンデンサ９と時定数用抵抗１０よ
り構成さ杆た包絡線検波回路１１により第２図８２に示
すように包絡線電圧出力が得られ、この電圧出力は負荷
１２に供給される゛。なお、本発明では包絡線検波回路
としてコンデンサ９と時定数用抵抗１０により構成した
がローパスフィルタ等でも実現できる。

次に制御回路１３の構成、動作を第３図を用いて説明す
る。第３図は制御回路１３の一実施例を示す電気結線図
で、１４は誘起電圧ｅ１の包絡線の極小点を検出する極
小点検出回路、１５は極小点検出回路１４の出力に接続
されたフリップフロップ、２９はフリップフロップ１５
の出力に接続された駆動回路で、その出力はサイリスタ
７および８に接続されている。

上記構成において動作を説ｊｌＪする。誘起電圧ｅ１は
ダイオード１６により整流され、コンデンサ１７および
抵抗１８よりなる時定数回路により整流出力の包絡線が
検出される。そしてこの包絡線検出信号はコンデンサ１
９および抵抗２０よりなる微分回路により上記包絡線検
出信す゛の信り変化の大きくなる時点、すなわち誘起電
圧ｅ１の包絡線の極小点で抵抗２ｏにはパルス電圧が発
生し、この電圧はコンパレータ２１により波形整形され
次段のフリップフロップ１６に与えられる。フリップフ
ロップ１５はコンパレータ２１の信号の立上シ時に出力
Ｑ、Ｑか反転し、夫々の出力に抵抗２３．２６を介して
接続されたトランジスタ２４および２７を交互にオン・
オフし、これらのトランジスタ２４．２７のコレクタに
接続されたパルストランス２５および２８をｈｕｔしサ
イリスタ７゜８を駆動する。すなわち、制御回路１３は
誘起電圧ｅ１の包絡線の極小点でサイリスタ７．８を交
互にオン・オフさせている。

次に第４図について説明する。第４図は第１図のインバ
ータ３の形式が異なる場合などで加熱コイル４の通電電
流の正方向および負方向の電圧レベルが対称てない場合
の一実施例である。図中の番号は第１図と同一名称およ
び同一機能のものけ同一番号を附している。第４図にお
いて結合コイル６は２つの巻線、あるいはセンタタップ
により構成されている。この２つの巻線は２木の線を同
時に巻回して、その１つのコイルの巻き始めさ他方のコ
イルの巻き終りを接続してセンタタップとすれば加熱コ
イル４に対して結合コイル６の位置関係がずれても同じ
結合状態が得られる。結合コイル６の誘起電圧はセンタ
タップを基準電位として、２つの端子には同じレベルの
正、負の電圧が発生する。そして、正方向の誘起電圧出
力はサイリスタ７，８により交互に選択され、包絡線検
波回路１１を介して負荷１２に与えられる。ここで制御
回路１３は第３図の動作と同一ものである。

発明の効果 以上述べたように本発明は誘導加熱調理器に電磁結合し
てエネルギーを得る負荷において、特に１１力用交流電
源で駆動する必要のある装置、例え幻、誘導モータ、商
用周波の電源変圧器を有する機器玄 の駆動することができ、電磁結合によって駆１のする負
荷装置の応用拡大が図れるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電気結線図、第２図は
第１図の動作を説明する波形図、第３図は第１図の制御
回路の具体構成を示す電気結線図、第４図は木発（７）
の他の実施例を示す電気結線図である。 ４・・・・・・加熱コイル、６・・・・・・結合コイル
、７．８・・・・・・スイッチング素子、１１・川・・
包絡線検波回路、１２・・・・・・負荷、１３・・・・
・・制御回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第 第２図 ３図 ７ 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）商用交流電源の全波整流波形と相似の包絡線を有
   する高周波交流を通電する加熱コイル、この加熱コイル
   に電磁結合した結合コイル、この結合コイルに接続され
   た正極性および負極性の出力を選択的に切り替える２コ
   のスイッチング素子および、このスイッチング素子に接
   続された包絡線検波回路と負荷、および前記スイッチン
   グ素子の制御回路よりなる電磁誘導装置。
2. （２）制御回路は結合コイルに接続された極小点検出回
   路と、この極小点検出回路の出力に接続されたフリップ
   フロップおよび、このフリップフロップに接続された駆
   動回路よりなる特許請求の範囲第１項記載の電磁誘導装
   置。