JPS6010604B2 - 屈折率分布型レンズ - Google Patents

屈折率分布型レンズ

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JPS6010604B2
JPS6010604B2 JP1686178A JP1686178A JPS6010604B2 JP S6010604 B2 JPS6010604 B2 JP S6010604B2 JP 1686178 A JP1686178 A JP 1686178A JP 1686178 A JP1686178 A JP 1686178A JP S6010604 B2 JPS6010604 B2 JP S6010604B2
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和夫 岡田
健一 伊賀
紘一 西澤
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は屈折率分布型レンズ、すなわち円柱状の透明な
煤質から成り、円柱の隆方向に軸対称で連続的な屈折率
分布をもち、光の集東あるいは結像作用をもつレンズに
関するものであり、特にガラス板のように一様な屈折率
分布をもつ媒質から成り互に平行な2つの平面を境界面
にもつ平行平板を介して光を集東するために使用する屈
折率分布型レンズに関するものである。
近年ビデオディスク再生装置などのように記録媒体の表
面に高密度で記録されている情報をレーザなどの光を使
って諸出す装置が開発されているが、ここで重要な技術
のひとつはしーザ光を微小なスポットに集光させる技術
であり、通常1〜2〃の程度のスポット径に集光するこ
とが必要であるが通常顕微鏡の対物レンズあるいは類似
の構造をもつ組合せレンズを使用することにより、収差
の影響がほぼ無視でき、回折限界で定まるスポット蚤に
まで集光することがぎでき、これにより上記の目的を達
しそいる。
また上記のような情報謙取装置の構成上の便宜から、ま
た記録媒体に付着するホコリの悪影響を低減する必要か
ら、情報の記録されている面と逆の方向から、つまり裏
面から光を照射、集東する構造が使用されることがあり
、実質的に透明な平行平板から成る記録媒体を通しての
集光技術が必要となる。平行平板を通して光を築束する
際に平行平板そのもので収差が生じ集光スポット蓬が大
きくなることはよく知られており、この場合裏面照射用
として専用に設計された組合せレンズが使用されている
。ここで説明したように組合せレンズを使用する限り、
集光そのものに関しては問題は解決しているといえる。
一方屈折率分布型レンズの製造技術開発が進展するにつ
れて次第に集光特性の優れた、つまり収差の4・さし、
レンズが得られるようになってきている。この種のレン
ズは通常直径0.5〜2柳、長さ数肋であり、組合せレ
ンズと比較して小形、軽量という特長をもち、単純な形
状の単一素子であることおよび製造プロセスが単純であ
ることから、量産時には組合せレンズと比較して低価格
となることが見込まれる。これらの特長をもつ屈折率分
布型レンズを情報論取装置の集光用レンズに使用するこ
とで装置の小形、軽量、低価格化が期待できることは容
易に理解できるが、上記の平行平板を介しての集光に際
して困難があった。つまりレンズ媒体表面あるいは空気
中での集光特性は良好であっても平行平板を通して集光
する場合、平行平板で生ずる収差のために集光スポット
径が許容できない程の大きさになり、またこの収差を補
償する方策が見出されていなかったために情報読取装置
での使用には困難があった。本発明はこのような背景の
もとに上記困難を克服する目的でなされたものである。
すなわち本発明の目的は平行平板を介して集光するのに
通したつまり平行平板で生ずる収差を補償する特性をも
った屈折率分布型レンズを提供することである。本発明
は上記目的を達成するために屈折率分布関数のうち円柱
状レンズの半径方向の座標の4乗に比例する項の係数を
、平行平板の厚さと屈折率および屈折率分布レンズの仕
様、特性を決める諸常数に依存して定まる数値に設定す
ることによって平行平板で生ずる鼠上収差を補償するよ
うにした。別の表現をすれば、本発明は平行平板で生ず
る鞠上収差と逆の符号をもつ収差を屈折率分布型レンズ
に予めもたせることによって平行平板の収差をキャンセ
ルしようとするものである。以下本発明の原理を図面を
用いて詳細に説明する。第1図は平行平板で生ずる収差
を説明するための図である。1はしンズで、ここでは無
収差であるとする。2は平行平板であり、ガラス板のよ
うに一様な屈折率分布をもつ煤質から成り、光軸5に垂
直で互に平行な平面状の表面3と4をもつ。
いま、光軸5に平行で光軸5から異なる距離でレンズー
に入射する2つの光線6,7の光路を追跡すると第1図
に示すように光源6は交点8で、光線7は交点9で光軸
5と交差する。つまりレンズ1に入射する平行光は1点
に集東これなし、。これは平行平板2に入射する光線が
入射角によって異なる量だけ平行移動して平行平板2か
ら出射することから生ずる現象で、入射する光線が光軸
5から離れている程平行平板2から遠い点で光軸5と交
差する。光線6を光軸5に接近させた極限での交点8と
交点9の距離Aは図示した角度aの関数として次式で表
わされる。ただし、Aは交点8から右方へ測ったとき正
、左方で負の符号をもつものとする。A=;〔1−ゾ・
十(1−ftan;‐‐‐■ここで、Qとnはそれぞれ
平行平板2の光軸方向で測った厚さと屈折率である。
このAが鞠上収差であり、Aと0の関係は第2図に示す
ような曲線となる。数直例をあげるとd=1.1肌、n
=1.5 8=23.げ(関口数0.4のレンズで集光
するときの8の最大値)のときA芋87山肌となる。ま
た麹上収差があることによって集光レンズも幾何光学で
論ずる場合の理想である点にならず、ここであげた例で
は直径的約8山肌となって、すでに述べた情報謙取装置
で必要とする条件を満足しない。このことから収差補償
の必要なことが理解される。なお、これまでの第1図の
ように交点8が平行平板2の表面4から離れている場合
について説明してきたが、ビデオディスクのように平行
平板の片面の面上に情報が記録されていて、この面上に
集光する場合でも交点8が表面の上にあるものとすると
、収差の大きさAは変らないので以下の収差補償の説明
も平行平板を単に集東光路中に挿入した場合についてお
こなう。また交点8はしンズ1の焦点より右側こd(1
−三)だけずれているが、すべてのけこついて同じ量だ
けのずれが加わるので、収差補償に関係せず、したがっ
て、ここでは問題にしない。以下の議論でも同様である
。次に第1図のレンズ1の代りに屈折率分布型レンズを
使用する場合に平行平板で生ずる軸上収差を補償する原
理を説明する。
そのためにはまず第3図を使って屈折率分布型レンズの
機能を説明する。10は屈折率分布型レンズであり、光
藤5を軸とする長さその円柱状であって、端面11と1
2は光軸5と垂直な平面である。
屈折率分布型レンズ10は通常円柱の径方向に、軸対称
で連続的且つ単調減少の屈折率分布をもち、光軸5から
rの距離の点での屈折率は次式で近似的に表わされる。
n(r)=比〔1−(g)2+へ(凶)4〕季……■こ
こで、比は中心軸上での屈折率、gとh4はしンズの材
料や製法によって定まる常数であり、それぞれ2次係数
、4次係数とよぶことにする。
いま光軸5に平行な光線13を屈折率分布型レンズ10
の端面1 1にr=【oで入射させると、端面12を出
射する点の光軸5からの距離r,は次式で与えられる。
r,:r 。
cosQそ ……■ここで
、暑=・−葦(q−害)(鱗。
)2‐…”■である。
〆が充分長いときビームは屈折率分布型レンズ内で周期
的に蛇行することが■式から、またLが害より大きいか
4・さいかによって、それぞれ上記蛇行周期(0に逆比
例)が大きくなったり小さくなったりすることが■式か
ら解るOL:善のときQ=gと地、夕=裏とするとr〇
の側偽ずr1=0となる。
すなわちこの条件のもとで屈折率分布型レンズは魚収差
であって焦点は丁度端面12と光藤5の交点にある。し
かし、ここで議論する場合には集光されるべき点が端面
12の外になくて‘まならなし、から、脚をり△bだけ
短し場合について考える。このとき稀面12を出射した
光線13が光軸5と交差する点は一般に【oの値によっ
て異なる。すなわち収差が発生する。この収差をもう少
し詳しく調べてみる。第3図で光線13が屈折率分布型
レンズ10の端面12を出て光軸5と交差する点を交点
14とし、同じく光軸5に平行な光線15が交点16を
通過するものとする。
光線15が光鞠5に接近した極限での交点16と交点1
4の距離をBoとおいて第1図の場合と同様に交点16
を中心にして交点14が右側のとき正、左側のとき負の
符号をもつものとしておくとBoは(途中の計算は省略
するが)次式で表わされる。氏=毒;−tan(g△b
).....■〜g ここで・ ねnq=(.−帯笠客室常Q;′)% ‐‐‐‐‐‐
■〆r,=らSin○ ……
■ねnQ′=凶。
(1一△W)cos◇ ……■◇=g△b〔1十
△W(蚕芸エ−1〕……■△W:毒(A−奪)(釘。し
‐‐…■の関係がある。
数式が多く見通しをつけにくいが、■から■式を詳細に
調べると次のことが顎らかになる。すなわち、■式のB
が0となる条件が存在し、通常の屈折率分布型レンズで
△bが変り充分州M少くとも麦下)場合、雌雲よりわず
かに大きい特定の値をとる場合にこの条件が成立する。
このときのLの値を山。と記すことにする。結局平行平
板がない場合すなわち空気中に集光する場合の鱒収差の
条件はh4がLoの値をとることである。また■から■
式より次のことがわかる。すなわち、h4<h■のとき
B<0,h4>〜。のときB>0となることである。次
に第1図でレンズ1の代りに屈折率分布型レンズ10を
置いた場合を考えてみる。
第1図を使って平行平板2の収差を説明した際、レンズ
1は無収差であると仮定したが、このことは屈折率分布
型レンズ10をおいたときh4=h4。とした場合に相
当する。またすでに説明したように平行平板2の収差A
は正の符号をもっている。したがって屈折率分布型レン
ズ10を出た光線を平行平板2を介して無収差で集光す
るためには屈折率分布型レンズ10に負の符号の収差を
予めもたせる必要があることが予想される。すなわち、
L<h■とすることで平行平板2の収差を補償する可能
性が生ずる。平行平板2での光線の屈折を考慮して無収
差となる条件を第4図を使って説明する。光軸5に無限
に近い光線15が屈折率分布型レンズ10と平行平板2
を通過して光軸5と交差する交点17と、光軸から離れ
て入射する光線13が同じく光軸5と交差する交点18
の距離をBとし、符号をすでに述べたAおよびBoと同
様の方法でとると、Bは次式で与えられる。B=B十害 ・ 〔1−{・十(・−毒)tan2Q}珍〕‐‐‐‐‐‐
■氏は■式で与えられ、第2項は■式と同じものである
したがって、■式は屈折率分布型レンズ10平行平板2
の両方の収差を合計した収差であり、B=0とすること
が平行平板を介して魚収差の集光を実現することに対応
する。■式の第2項は■式のAと同じく常に正の符号を
もつので、B=0とするBoの値は負の符号をもつ。し
たがってh4がh■より小さい特定の値のとき平行平板
の収差をキャンセルする条件が成立し、具体的なh4の
値は■〜■を使ってB=0の方程式の解で与えられる。
■式からわかるように平行平板2で生ずる収差は平板の
厚さdと屈折率nだけでなく角度Qに依存する。ここで
収差を補償するLの求め方について説明する。【4’式
から■式を見ても解るようにB=0の方程式をAについ
て直接解くのは容易でないので仮の数値を使った数値計
算から求める手順について述べる。まず平行平板の厚さ
dと屈折率n、また屈折率分布型レンズの中心麹上の屈
折率〜と2次項係数gの数値をそろえる。これらは情報
読取装置から要求される条件や、選択した屈折率分布型
レンズの種類から定まる数値である。次に第4図で示し
たaの値すなわち屈折率分布型レンズの出射側端面12
と平行平板の入射側表面3との距離を定める。これも使
用する装置の要請から決められる数値である。次に下記
の関係式を用いて△bを求める。△b=蔓肌−・ご燈に
岸十d)〕 ‐‐‐1‐‐‐‐‐■これは第4図の交点
17が表面4の上にするために要求される条件である。
この条件を必要としない(空気中で集光させる)場合に
は△bは■式の束縛を受けないので別の理由であるいは
任意に選択してよい。ともかく、これで△bが定まる。
参考までに屈折率分布型レンズの長さのますでに述べた
ように裏−△bで与えられる。次にr。として屈折率分
布型レンズの半径または入射ビームと光軸の距離の最大
値をとる。実際にはroの決め方に任意性が残ることは
後述するが、ここでは触れない。以上で計算に必要な数
値がLを除いてすべてそろう。ここでLに仮の値を与え
る。収差補償の条件を満足する〜の値は例えばビデオデ
ィスクに使用する条件のもとでは0.7の近傍の値にな
るのでこの近傍の数値を使うのがよい。計算の手順は次
のようになる。まずh4,g,roを使って■式より△
Wを算出、g,△b,△Wを使って■式より◇を算出す
る。次に■式にroとJを代入してr,が、また■式に
g,【o,△W,ぐを代入してtanQ′が求まる。こ
こでtanQ′をtanQ′に変換しておく。次に■式
にて,,比,g,h4を代入してn(r,)を求め、n
(r,)とsins′から■式を使ってtanQを求め
る。以上の手順で求めたr,、tanQとg,△b,〜
を使って■式よりB。が求まり、■式にd,n,tan
ひと&を代入すればBが求まる。もしB>0であれば山
をより小さい値に、逆にB<0であれば〜を大きい値に
変えて上記の計算をくり返す。Bが川こ近づくに従って
〜に与える変化を小さくして次第に精度を上げていく。
最後にBの絶対値が許容される値に収まったときのh4
が求める値である。通常の集光系ではIBISirのと
すれば収差によるスポット隆増大は0.2仏肌以下とな
り実用上充分である。ち〆上でLの数値を求める方法が
明らかになった。以上の説明から次のことが明らかにな
った。
屈折率分布型レンズで平行光を集光するに際し、h4の
値をコントロールすることによって集東する光東中に平
行平板を設置したとき平行平板で生ずる収差を第3の光
学部品を使用することなく補償することが可能であり、
その条件は〜より小さい値をもつ特定の〜の値について
成立つ。このh4の値は■式で与えられるBの値を0と
する方程式の解として決められ、実用上はIBISir
肌を満すLの値として与えられる。ただし、入射する光
線のすべてに対しての完全な収差補償は一般的には不可
能であり、Qの特定の値したがって特定のroについて
のみ可能である。そこでQの最大値に対して補償するか
、Qの最大値より小さい特定の値(これをQoとする)
に対して補償して、このQoの値より小さい角度でのB
の絶対値の最大値と、Q。より大きい角度でのBの絶対
値の最大値を等しくとるなどの方法が考えられる。いず
れも葵用上充分な補償が可能である。このようにして求
められる〜の数値例をあげる。
すでに技術開発がおこなわれ市販されているガラスから
成る屈折率分布型レンズの代表的な数値として、no=
1.6,g=0.34肌‐1,ro=0.劫肋である屈
折率分布型レンズを考え、平行平板としてビデオディス
ク用円盤の代表的な数値n=1.5,d=1.1側の場
合について計算するとh4=0.7007の値を得る。
ただし△b=1.5脚,Z・=0.295側であって、
■式を満足するようにしてある。またこのときIBI<
0.01〆机である。なお、ここではro=0.劫吻で
補償条件を流すようにしたが、r<roでのBの値は最
大0.06ム舵となり、屈折率分布型レンズに入射する
すべての光線について実用上充分な収差補償がなされて
いることがわかる。
また、空気中での無収差の条件を満たすLoは△b=1
.5脚の平行平板を挿入すると、IBI〜総rのとなっ
て、収差補償の必要なことが理解される。つぎに平行平
板について実際に使用される条件をn=1.5〜1.6
d=0.1〜2.0肌とし、またスポット径2山肌以
上に集光するに通した屈折率分布型レンズとしてg=0
.8〜0.6肋‐1の範囲で〜を計算するとほぼ0.5
〜0.6の範囲の数値を得る。
第5図も収差補償の説明図であり、山の値をコントロー
ルすることで収差が補償される様子を模式的に説明する
ための図である。光軸5に近い光線15が屈折率分布型
レンズ10と平行平板2を通過して光軸5と交差する点
を交点19とする。光軸5から離れて入射する光線13
が屈折率分布型レンズ10に入射し端面12から出射し
た光線を〜=n4oの場合を光線20、L<Loの場合
を光線21で示した。光線20は平行平板2が設置され
ていない場合点線で示したように交点19を通過し、こ
のとき収差は現れないが、平行平板2が設置されている
場合は光線22のように交点19の右側で光軸5と交差
する。このとき平行平板2の収差が現れている。次にL
く〜oで、すでに述べた補償の条件を満たしているとき
、光線21は平行平板2が設置されていない場合は点線
で示したように、交点19の左側で光軸5と交差する。
このときは屈折率分布型レンズ10の収差が現れている
。そして平行平板2が設置されているときは光線23の
ように交点19に達する。つまり、屈折率分布型レンズ
10と平行平板2の収差がキャンセルしたことを示して
いる。なお、上記の説明で平行平板2が設置されていな
いときの交点はすべてd(1−三)だけ左‘こずれるこ
批す牝説明した通りであるが説明の便宜上省略した。ま
たこれまで平行光の集光を例にとって説明してきたが、
点光源を平行光にするレンズ系で発散光東中に平行平板
を挿入した場合についても光線の向きを逆にして考えれ
ばほとんど同様の議論ができ、収差補償の条件も同じに
なる。情報論取装置では同じレンズで集光と同時に情報
記録媒体からの反射光を実質的に平行光にする機能をも
たせているものが多いので本発明がこのような装置に応
用できることは明らかである。また平行光でない入射光
についても類似の考案によってLの値のコントロールで
収差補償が可能なことが明らかになる。すなわち本発明
はLの値のコントロールによって平行平板の収差補償が
できるようにしたすべての屈折率分布型レンズを含むこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は平行平板で生ずる収差を説明する説明図、第2
図は平行平板で生ずる収差と平行平板への入射角の関係
の概略を示す特性図、第3図は屈折率分布型レンズの機
能を説明する説明図、第4図及び第5図は本発明の実施
例によるレンズの説明図である。 図中1はしンズ、2は平行平板、3,4は端面、5は光
軸、6,7,13,15,20〜23は光線、8,9,
14,16〜19は交点、10は屈折率分布型レンズ、
11,12は端面を示す。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。第1
図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円柱状の透明な媒質から成り、円柱の中心軸につい
    て軸対称、連続で且つ径方向に単調に減少する屈折率分
    布をもち、中心軸上の屈折率をn_0、2次係数をg、
    4次係数をh_4、径方向の座標をrとしたとき前記屈
    折率分布がn(r)=n_0{1−(gr)_2+h_
    4(gr)^4}1/2…(1)なる関数で表わされる
    屈折率分布型レンズにおいて、該屈折率分布型レンズを
    用いて透明で平行な境界面をもち、屈折率がn、厚さが
    dである平行平板を通して光を集光するに際して上記平
    行平板で生ずる収差を補償するたしめに、上記屈折率分
    布型レンズの軸方向の長さがπ/2g−Δb、半径がr
    _0のとき、上記4次係数h_4と次式に示す関係にあ
    るΔWとφΔW=3/4(h_4−2/3)(gr_0
    )^2およびφ=gΔb{1+ΔW(π/(2gΔb)
    −1)}から求められる量tanα′とr_1tanα
    ′=gr_0(1−ΔW)cosφr_1=r_0si
    nφおよび上記(1)式とr_1から得られるn(r_
    1)から求められる次式の値▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ を用いて表わされる軸上収差の絶対値 ▲数式、化学式、表等があります▼ が1μm以下となるように上記屈折率分布の関数におけ
    る4次係数h_4の値を定めたことを特徴とする屈折率
    分布型レンズ。 2 円柱状の透明なガラスから成り、4次係数h_4が
    0.5から0.9の範囲の数値である屈折率分布関数を
    有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の屈
    折率分布型レンズ。
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