JPH0138561Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0138561Y2 JPH0138561Y2 JP12904683U JP12904683U JPH0138561Y2 JP H0138561 Y2 JPH0138561 Y2 JP H0138561Y2 JP 12904683 U JP12904683 U JP 12904683U JP 12904683 U JP12904683 U JP 12904683U JP H0138561 Y2 JPH0138561 Y2 JP H0138561Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prism
- optical
- angle
- incident
- parallel
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 38
- 235000002492 Rungia klossii Nutrition 0.000 claims description 3
- 244000117054 Rungia klossii Species 0.000 claims description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
- Optical Head (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は光学式記録装置に適用して好適であつ
て、平行レーザビームの異方性の補正及び光路の
90゜偏向を可能にした光学素子に関する。
て、平行レーザビームの異方性の補正及び光路の
90゜偏向を可能にした光学素子に関する。
背景技術とその問題点
光学式記録装置の光学系では、光エネルギーの
利用率を向上させるために、コリメータレンズの
NAを大きくするが、レーザ光源として半導体レ
ーザ光源を用いた場合、出射レーザビームに発散
角の異方性があるので、コリメータレンズを出射
した平行ビームに異方性が残存する。
利用率を向上させるために、コリメータレンズの
NAを大きくするが、レーザ光源として半導体レ
ーザ光源を用いた場合、出射レーザビームに発散
角の異方性があるので、コリメータレンズを出射
した平行ビームに異方性が残存する。
一方、光学式記録装置に於いて、光学系の高さ
を低くするために、レーザビームの光路を90゜偏
向させる必要がある。
を低くするために、レーザビームの光路を90゜偏
向させる必要がある。
そこで、平行レーザビームの異方性を補正する
と共に、その光路を90゜偏向するための光学装置
は従来から種々提案されている。かかる従来の光
学装置の一例について、第1図を参照して説明す
る。3つのプリズム1,2,3を図のように配置
し、コリメータレンズ(図示せず)からの平行レ
ーザビームLBをプリズム1に入射せしめ、その
出射ビームをプリズム1に近接配置されたプリズ
ム2に入射せしめ、その出射ビームを断面が直角
2等辺三角形のプリズム3の一面に垂直に入射せ
しめ、その斜面3aで反射せしめて光路を90゜偏
向せしめ、その出射ビームを対物レンズ(図示せ
ず)に入射せしめる。尚、プリズム3はミラーに
置換えることができる。
と共に、その光路を90゜偏向するための光学装置
は従来から種々提案されている。かかる従来の光
学装置の一例について、第1図を参照して説明す
る。3つのプリズム1,2,3を図のように配置
し、コリメータレンズ(図示せず)からの平行レ
ーザビームLBをプリズム1に入射せしめ、その
出射ビームをプリズム1に近接配置されたプリズ
ム2に入射せしめ、その出射ビームを断面が直角
2等辺三角形のプリズム3の一面に垂直に入射せ
しめ、その斜面3aで反射せしめて光路を90゜偏
向せしめ、その出射ビームを対物レンズ(図示せ
ず)に入射せしめる。尚、プリズム3はミラーに
置換えることができる。
かかる第1図の光学装置は、部品点数が多く、
プリズム2のプリズム1に対する角度調整を必要
とし、且つプリズム1への入射ビームに対しプリ
ズム2からの出射ビームは平行移動している等の
欠点があつた。
プリズム2のプリズム1に対する角度調整を必要
とし、且つプリズム1への入射ビームに対しプリ
ズム2からの出射ビームは平行移動している等の
欠点があつた。
次に、従来の光学装置の他の例について、第2
図を参照して説明する。第2図の光学装置では、
第1図の光学装置に於けるプリズム1,2の代り
に1個のプリズム4を設けた場合である。その他
の構成は第1図と同様である。
図を参照して説明する。第2図の光学装置では、
第1図の光学装置に於けるプリズム1,2の代り
に1個のプリズム4を設けた場合である。その他
の構成は第1図と同様である。
かかる第2図の光学装置では、部品点数が第1
図の光学装置に比し1個減少するが、プリズム4
の入射ビームとプリズム4からの出射ビームとの
間に0度又は90度以外の角度差があるために、プ
リズム4の加工精度を上げる必要があると共に、
プリズム4,3の配置関係の調整が困難であると
いう欠点があつた。
図の光学装置に比し1個減少するが、プリズム4
の入射ビームとプリズム4からの出射ビームとの
間に0度又は90度以外の角度差があるために、プ
リズム4の加工精度を上げる必要があると共に、
プリズム4,3の配置関係の調整が困難であると
いう欠点があつた。
考案の目的
かかる点に鑑み、本考案は構成簡単、製造容
易、調整不要にして、平行レーザビームの異方性
の補正と、光路の90゜偏向を可能にした光学素子
を提案しようとするものである。
易、調整不要にして、平行レーザビームの異方性
の補正と、光路の90゜偏向を可能にした光学素子
を提案しようとするものである。
考案の概要
本考案による光学素子は、2組の互いに平行な
2面を有するプリズムから成り、この2組の互い
に平行な2面間の成す角度をi、プリズムの屈折
率をnとするとき、角度iを tani=1/n を満足するように選定して成るものである。
2面を有するプリズムから成り、この2組の互い
に平行な2面間の成す角度をi、プリズムの屈折
率をnとするとき、角度iを tani=1/n を満足するように選定して成るものである。
かかる本考案によれば、構成簡単、製造容易、
調整不要にして、平行レーザビームの異方性の補
正と、光路の90゜偏向を可能にした光学素子を得
ることができる。
調整不要にして、平行レーザビームの異方性の補
正と、光路の90゜偏向を可能にした光学素子を得
ることができる。
実施例
以下に、第3図を参照して、本考案を光学式記
録装置に適用した一実施例を詳細に説明する。第
3図に於いて、5が本願考案による光学素子(プ
リズム))を示し、6はこれを補強、安定化すべ
くこれに貼り合せられた補助プリズムである。
録装置に適用した一実施例を詳細に説明する。第
3図に於いて、5が本願考案による光学素子(プ
リズム))を示し、6はこれを補強、安定化すべ
くこれに貼り合せられた補助プリズムである。
プリズム5は2組の互いに平行な面5a,5
b,5c,5dを有する。尚、面5aは反射防止
処理されている。そして、面5a,5bと面5
c,5dとの成す角度をi、プリズム5の屈折率
をnとするとき、 tani=1/n ……(1) を満足するように角度iを選定する。
b,5c,5dを有する。尚、面5aは反射防止
処理されている。そして、面5a,5bと面5
c,5dとの成す角度をi、プリズム5の屈折率
をnとするとき、 tani=1/n ……(1) を満足するように角度iを選定する。
しかして、プリズム5の面5a,5bに平行な
レーザビームLBが面5cに、入射角αを以つて
入射し、屈折角i′を以つて屈折したものとする
と、α,n,i′の間には次式のような式が成り立
つ。
レーザビームLBが面5cに、入射角αを以つて
入射し、屈折角i′を以つて屈折したものとする
と、α,n,i′の間には次式のような式が成り立
つ。
sinα=nsini′ ……(2)
又、i=π/2−αであるから、
cosi=cosi′ ……(3)
となり、結局
i=i′ ……(4)
となる。
従つて、プリズム5内に入射したレーザビーム
LBの中心ビームがプリズム5の面5dに入射し
た点をO、その面5dで反転し、面5a上の出射
点をA、面5a,5dにて構成される稜線上の点
をBとすると、ΔOABに於いて、ビームの面5
aとのなす角βは、 β=π−i−(π/2−i′) =π/2 ……(5) となる。即ち、プリズム5の面5aからの出射ビ
ームは面5aに対し直角となることが解る。
LBの中心ビームがプリズム5の面5dに入射し
た点をO、その面5dで反転し、面5a上の出射
点をA、面5a,5dにて構成される稜線上の点
をBとすると、ΔOABに於いて、ビームの面5
aとのなす角βは、 β=π−i−(π/2−i′) =π/2 ……(5) となる。即ち、プリズム5の面5aからの出射ビ
ームは面5aに対し直角となることが解る。
プリズム5に入射するレーザビームLBの図の
面内に於ける径をh1、その出射ビームの図の面内
に於ける径をh2とすると、ビーム径の増幅率h2/
h1は、次式のように表わされる。
面内に於ける径をh1、その出射ビームの図の面内
に於ける径をh2とすると、ビーム径の増幅率h2/
h1は、次式のように表わされる。
h2/h1=cosi/sini=n ……(6)
プリズム5の材料として、BK−7のガラスを
用いると、屈折率nは1.51であるから、これがビ
ーム径の増幅率h2/h1となり、この場合角度iは
33.5゜となる。従つて、このプリズム5の面5c
に長径a、短径bの楕円の断面を有する平行ビー
ムが入射したものとすると、その面5aからは略
直径がaの円形の断面を有するビームが出射す
る。
用いると、屈折率nは1.51であるから、これがビ
ーム径の増幅率h2/h1となり、この場合角度iは
33.5゜となる。従つて、このプリズム5の面5c
に長径a、短径bの楕円の断面を有する平行ビー
ムが入射したものとすると、その面5aからは略
直径がaの円形の断面を有するビームが出射す
る。
補助プリズム6は直角プリズムで、他の一つの
角度がiに選ばれ、プリズム5,6の各下面が同
一平面を形成するように両者は貼り合わせられ
る。その接合面はハーフミラーとなる。
角度がiに選ばれ、プリズム5,6の各下面が同
一平面を形成するように両者は貼り合わせられ
る。その接合面はハーフミラーとなる。
かかるプリズム5,6の一体化されたものを、
鏡筒7に取り付ける。鏡筒7のプリズム5の面5
a側の開口部7aには対物レンズ8が取付けられ
ている。対物レンズ8に対向して、プリグルーブ
を有する光学式記録媒体9が配され、これに信号
が記録される。
鏡筒7に取り付ける。鏡筒7のプリズム5の面5
a側の開口部7aには対物レンズ8が取付けられ
ている。対物レンズ8に対向して、プリグルーブ
を有する光学式記録媒体9が配され、これに信号
が記録される。
プリズム5に対する入射レーザビームLBは、
半導体レーザ光源10よりの発散レーザビームが
コリメータレンズ11によつて平行ビームとさ
れ、偏光ビームスプリツタ12及び1/4波長板1 3を通過して到来したビームである。
半導体レーザ光源10よりの発散レーザビームが
コリメータレンズ11によつて平行ビームとさ
れ、偏光ビームスプリツタ12及び1/4波長板1 3を通過して到来したビームである。
光学式記録媒体9よりの反対ビームは対物レン
ズ8に入射して平行ビームに戻され、そのうちの
プリズム5,6を通過したビームが鏡筒7の他の
開口部7bに取付けられた2分割光検出器14に
入射し、その差動検出出力が差動増幅器15に供
給されることによつて、これよりトラツキングエ
ラー信号が得られる。
ズ8に入射して平行ビームに戻され、そのうちの
プリズム5,6を通過したビームが鏡筒7の他の
開口部7bに取付けられた2分割光検出器14に
入射し、その差動検出出力が差動増幅器15に供
給されることによつて、これよりトラツキングエ
ラー信号が得られる。
又、対物レンズ8よりの戻りビームのうち、プ
リズム5の面5dで反射したビームは、1/4波長 板13、偏光ビームスプリツタ12、凸レンズ1
6及び円柱レンズ17を通じて田の字形の4分割
光検出器18に入射し、その検出出力が加減算器
19に供給されることにより、これよりフオーカ
スエラー信号が得られる。
リズム5の面5dで反射したビームは、1/4波長 板13、偏光ビームスプリツタ12、凸レンズ1
6及び円柱レンズ17を通じて田の字形の4分割
光検出器18に入射し、その検出出力が加減算器
19に供給されることにより、これよりフオーカ
スエラー信号が得られる。
第4図は本考案の他の実施例で、補助プリズム
を設けず、プリズム5のみにて光学素子を構成し
た場合である。ここでは、プリズム5の面5dに
誘電ミラー層5Mを蒸着により形成した場合であ
る。ミラー層5Mの反射率が低い場合は、対物レ
ンズよりの戻りビームの一部が破線に示す如くプ
リズム5の面5dから出射し、その屈折角(出射
角)はαとなる。
を設けず、プリズム5のみにて光学素子を構成し
た場合である。ここでは、プリズム5の面5dに
誘電ミラー層5Mを蒸着により形成した場合であ
る。ミラー層5Mの反射率が低い場合は、対物レ
ンズよりの戻りビームの一部が破線に示す如くプ
リズム5の面5dから出射し、その屈折角(出射
角)はαとなる。
上述せる光学素子によれば、構成簡単、製造容
易、調整不要にして、平行レーザビームの異方性
の補正と、光路の90゜偏向を可能にする。
易、調整不要にして、平行レーザビームの異方性
の補正と、光路の90゜偏向を可能にする。
考案の効果
上述せる本考案によれば、構成簡単、製造容
易、調整不要にして、平行レーザビームの異方性
の補正と光路の90゜偏向を可能にした光学素子を
得ることができる。
易、調整不要にして、平行レーザビームの異方性
の補正と光路の90゜偏向を可能にした光学素子を
得ることができる。
第1図及び第2図は従来の光学装置を示す配置
図、第3図は本考案による光学素子を適用した光
学式記録装置を示す配置図、第4図は本考案によ
る光学素子の他の実施例を示す側面図である。 5は光学素子を構成するプリズム、5a,5
b,5c,5dはその2組の互いに平行な面であ
る。
図、第3図は本考案による光学素子を適用した光
学式記録装置を示す配置図、第4図は本考案によ
る光学素子の他の実施例を示す側面図である。 5は光学素子を構成するプリズム、5a,5
b,5c,5dはその2組の互いに平行な面であ
る。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 2組の互いに平行な2面を有するプリズムから
成り、該2組の互いに平行な2面間の成す角度を
i、上記プリズムの屈折率をnとするとき、角度
iを tani=1/n を満足するように選定して成る光学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12904683U JPS6036601U (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12904683U JPS6036601U (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 光学素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6036601U JPS6036601U (ja) | 1985-03-13 |
JPH0138561Y2 true JPH0138561Y2 (ja) | 1989-11-17 |
Family
ID=30292529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12904683U Granted JPS6036601U (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036601U (ja) |
-
1983
- 1983-08-19 JP JP12904683U patent/JPS6036601U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6036601U (ja) | 1985-03-13 |
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