JPH02276046A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

Info

Publication number
JPH02276046A
JPH02276046A JP89330579A JP33057989A JPH02276046A JP H02276046 A JPH02276046 A JP H02276046A JP 89330579 A JP89330579 A JP 89330579A JP 33057989 A JP33057989 A JP 33057989A JP H02276046 A JPH02276046 A JP H02276046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
polarized
beams
light
photodetector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP89330579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2579009B2 (ja
Inventor
Tetsuo Hosomi
哲雄 細美
Kazuo Momoo
和雄 百尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Publication of JPH02276046A publication Critical patent/JPH02276046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579009B2 publication Critical patent/JP2579009B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光デイスク装置において情報の記録または再
生を行なう光ヘッド装置に関する。
従来の技術 光デイスク装置に用いられる光ヘッドは、光デイスク技
術の内でも複雑で、高価な光学部品が使用されており、
簡単な構成で低コストの方式が望まれている。
本発明は、かかる光ヘッドの構成を簡単にし、調整や工
数を少くして製造しやすい光ヘッド装置を提供するもの
である。
光ディスクに記録または再生を行なうためには、光ビー
ムを小さなスポットに絞ってディスクに照射する必要が
ある。光学系の開口率N、A、とスポット径φとの間に
は、φ=にλ/N、A、(λは使用波長、には比例定数
)の関係があシ、スポット径を小さくするためには、で
きるだけ波長を短かくしかつ開口率を大きくする必要が
ある。また、比例定数には開口率内のビームの分布や収
差状態に依存し、ビームが一様な分布となる方が一般に
良好な特性が得られることが多い。
しかるに、通常光源として用いられる半導体レーザ等は
、わずかの非点収差とガウス分布に近い光量分布を有し
ておシ、光ディスクの記録・再生用に用いるためには、
これ等の補正を行なうことにより光ヘッドの特性を向上
させることができる。
半導体レーザそのものがBH溝構造の非点収差を有さな
い等方発先の構造であれば、上述のビーム分布補正や、
非点収差の補正は不要である。ビーム分布の補正や、非
点収差の補正には、通常ウェッジプリズムやシリンドリ
カルレンズが用いられる。また、発散光もしくは、収束
光中に平行な薄板を挿入して補正する方法もある。
一方上述のように、光源より出射する光ビームを集光す
る集光光学系の開口をできるだけ一様にしかつ収差を少
なくする工夫もなされている。収差の発生原因には、プ
リズムや集光用のレンズの特性そのものもあるが、光学
系の配置により発生するスキュービームによる収差も大
きく影響するので、非点収差補正用のウェッジプリズム
のスキュー許容角度はおよそ±0.2°以下にする必要
がある。そのためには、プリズムそのものの精度を±0
.1°以下、プリズムと基台の接差を±0.106 ヘ
ー。
以下にする必要がある。
以上のような技術に基づいて、第6図を用いて光ヘッド
光学系を詳述する。
半導体レーザ1から出射した光ビームは、コリメートレ
ンジ3により略平行ビームになされる。高周波モジュー
ル2は半導体レーザ1の光ビームを6QO〜800MH
zで変調する素子で、情報信号再生時のみ動作して再生
信号のS/N比を向上する。この高周波モジュール2は
金属製のケースに内蔵されてお択コのケースと半導体レ
ーザのケース及び光ヘッド筐体間の接地は特に重要であ
る。この接地が単なる金属の接触だけで行なわれている
場合には、長期間の湿度の影響等で接地が劣化し高周波
電波の漏洩が発生する原因となる。従って、高周波モジ
ュール2のケースは光ヘッド筐体とろう付は等で直接結
合接続するのが最も望ましい。
コリメートレンズ3を出射した光ビームは、ウェッジプ
リズム4及び第1の偏光プリズム6により一方向に拡大
される。拡大する方向は、通常半導体レーザの活性層と
同方向であり、P偏光となっている。拡大の割合は2.
2〜2.6倍程度が使用される。
第1の偏光プリズム5を通過した光ビームは、対物レン
ズ6によってディスク7上に集光される。
ディスク子上で反射された光ビームは、再ひもとの光路
を逆にたどシ、第1の偏光プリズム5で反射される。光
磁気信号の記録再生を行なう場合には、第1の偏光プリ
ズム5の透過方向ではP波が60〜so%、S波が1チ
以下の割合で透過し、反射放向ではP波が20〜40%
、S波が98%以上の割合で反射するものが使用される
。さらに、第1の偏光プリズム5には後の光学系配置の
都合上の便利さを考慮してλ/2板8を使用することが
多い。
次に、検出レンズ9を通過した光ビームは平行平板13
に入射する。
この平行平板13を通過することにより光ビムに非点収
差が発生するので、公知の技術を用いて第1の光検出器
14でフォーカス誤差信号が得られる。
一方、平行平板13で反射された光ビームは比較的大き
なビーム径のまま第2の光検出器15に入射され、ファ
ーフィールド法によりトラッキング誤差信号が得られる
従って、公知の方法によりトラッキング制御動作が可能
である。
平行平板13を透過する光ビームをP偏波とし、反射す
る光ビームをS偏波とすることによって、両者の光検出
器14.15の出力信号の差から光磁気再生信号を得る
ことができる。
発明が解決しようとする課題 ところが、このような従来の方式の装置では、光磁気再
生信号を検出するためには、偏光プリズム5によりp偏
波とS偏波に分離する必要があシ、かつ、光学素子の構
成上、2つの光検出器14゜15が必要である。別の光
学素子を用いて1つの光検出器とすることも不可能では
ないが、光学系が複雑になるうえに、ビーム径設計の上
から最適な方法を見いだすには困難な場合が多い。
通常、ファーフィールド法によるトラッキング信号を得
ようとすると、光検出器15の特性のドリフトや温度安
定性等を考慮すると、光検出器15上でのビーム径を4
00〜500μm以上1〜1.5咽以下にすることが望
ましい。ビーム径の大きさに上限があるのは、光検出器
15の面積が大きくなるとその周波数特性が劣化するた
めである。
非点収差法に代表されるフォーカス誤差信号検出に用い
られるビーム径においても、光検出器14上での大きさ
に制限が生じる。ビーム径が大きくなれば検出感度が低
下して、検出信号のS/N比が低下する。通常、光検出
器14上でのビーム径は、50〜250μm程度になさ
れる。
このように、フォーカス誤差信号の検出と、トラッキン
グ誤差信号の検出とでは必要なビーム径が異なるために
、一般に2つの光検出器14.15が用いられるが、調
整個所が多くなシ、精度が低下する原因にもなっている
さらに、この従来の方式によるフォーカス誤差検出の課
題として、溝横断ノイズがある。すなわち、検出ビーム
に収差があると検出ビーム形状と10、。
トラックによる回折パターンとの幾何的な変形度合が異
なシ、例えば従来例での非点収差方法のフォーカス誤差
信号検出では、平行平板13により非点収差のみでなく
、球面収差とコマ収差が生じる。これらの収差が複雑な
光路を形成し、結果として、トラック溝をビームが横断
する時に発生する溝横断ノイズがフォーカス誤差信号に
大きく重畳されたものとなる。
本発明は、以上のような課題を解決して、光ヘッド組立
時に必要な調整個所を少なくして製造工数を削減するこ
とができ、低コストに製造することのできる光ヘッド装
置を提供することを目的とするものである。
課題を解決するだめの手段 本発明においては、放射光源より出射された光ビームを
略平行光にする第1の光学装置と、この略平行光を受け
て情報担体上に収束させる第2の光学装置と、これら放
射光源と第2の光学装置との間に配置されたビーム分岐
手段と、情報担体で反射された光ビームをビーム分岐手
段で分岐し収来光にする手段と、この収束光を受けて互
に直交する2つの偏光ビームを略同一方向に空間的に分
離して出射させかつ一方の偏光ビームを他方の偏光ビー
ムより長い光路を通過させるようにした光学手段と、こ
れらの2つの偏光ビームに対応する2組の単数もしくは
複数の素子からなる光検出器とを備えたことを特徴とし
ている。
作  用 かかる構成により、本発明では、偏光プリズムを三角プ
リズムと平板の組合せ等にし、入射ビムを検光した後に
ほぼ同じ方向にP偏光とS偏光の光ビームを出射させる
。このような構成で、1チツプの光検出器を用いて従来
の課題を解決することが可能である。
このP偏波とS偏波は光軸方向の位置が異なっているの
で、このまま後述の方式を応用してフォーカス誤差信号
を検出することも可能である。
また、S偏波またはP偏波のどちらか一方の光路をさら
に光軸方向に異なる位置のビームを検出器上に投影する
ために追加の偏光プリズムを挿入してフォーカス誤差信
号を検出する構成にすることもできる。
このようにして、1チツプ検出器を用いて安定したファ
ーフィールドトラッキング誤差信号と感度の高いフォー
カス誤差信号の検出を行なうことが可能となる。また、
フォーカス誤差信号検出用の光ビームを収差の少ない状
態で検出することができるので、溝横断ノイズの少ない
良好なサーボ信号を得ることができる。
実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
第1図に本発明の第1の実施例を示す。なお、半導体レ
ーザ1を出射して、ディスクに向う光路は、従来例で説
明したものとほぼ同じ構成であるので、その説明は省略
する。
ディスク7で反射された光ビームは、再び対物レンズ6
を通シ、第1の偏光プリズム5で反射され、2分の1波
長板8で45°方向に偏光方向が回転される。この2分
の1波長板8は光学系の形状を簡単にするためのもので
、この2分の1波長板8を用いない場合には、この後に
続く光学系10〜12を光軸を中心にして45°回転さ
せればよい。
次に、第2の偏光プリズム1oによりp偏波成分とS偏
波成分に分離する。即ち、S偏波はAA’軸に沿って反
射され、P偏波はBB’軸に沿って反射される。このA
A/軸とBB/軸の間の距離が光検出器12.12’上
のビームの光軸方向の位置の差を与える。本例では、対
物レンズ6としてN、 A。
がo、53の非球面レンズが用いられ、検出レンズ9に
は焦点距離30 rtrrt+の単レンズが用いられて
いる。かかる光学系の場合には、AA’とBB’の距離
を3調程度とするのが最適である。このようにすること
でS偏波成分から得るファーフィールドトラッキング用
のビーム径を400μm以上にすることができる。ファ
ーフィールドトラッキングを行うには、ビームを一般に
2分割の光検出器で受ける。光検出器の分割線は、トラ
ックと平行方向とし、ファーフィールドビームの中央に
位置させる。この2分割の光検出器の出力差で対物レン
ズ6を駆動することでトラッキングサーボを行な14ベ
ーノ うことかできる。トラッキングサーボの方法は例えばU
SP4491940に詳細に記述されている。トラッキ
ングを行う為のビーム分割方法は、上述のように光ビー
ムを2分割する方法以外にもトラックと平行方向にビー
ムの中心を通る軸線に対称なスリット状の光検出器を用
いてもよい。このスリット状光検出器を用いるとトラン
ク誤差を表わす信号のデフォーカス特性を改善すること
ができる。
スリットを用いたトラック誤差信号のデフォカス特性を
改善する方法は特開昭63−222333号公報に詳述
しであるので詳しい説明、は省略する。
トラッキング誤差信号検出用のビーム径を200μm以
上できれば400μm以上2m以下とすることはトラッ
キングサーボを行なう上で重要となる。即ち光ヘッドの
設定環境や経年変化によって、光ビームと光検出器の相
対位置関係はずれてきて、その結果、2分割の光検出器
の出力差がオフセットを有する。この「ずれ」の量は、
5〜15μmにもなる場合がある。これだけの「ずれ」
が発生してもトラッキングサーボを安定に保つ為には、
光検出器上のビーム径をできるだけ大きくする方が有利
である。
一方光検出器の周波数応答特性から考えると光検出器の
受光面積はできるだけ小さい方が有利である。周波数応
答を良好にできかつ良好な信号/雑音比を得ることので
きる光検出器の大きさは1〜2mnまでとなる。本発明
によるトラッキング用の光ビーム径は、これらの事実に
かんがみてピム径を400μm以上1輔以下となる設計
に最適の構成となっている。一方、P偏波成分は、第3
の偏光プリズム11により2つに分割されフォカシング
誤差信号検出に使われる。
第2図に、AA’断面とBB’断面の光路を示す。
AA/断面はファーフィールドトラッキング誤差信号検
出用のビームを示す。光検出器上でのビーム径は約47
0μmである。BB’断面はフォーカス誤差信号検出用
のビームを示す。
光磁気ディスクからの情報再生信号は、上述のS偏波成
分の検出出力の和とP偏波成分の検出出力の和との差動
信号を検出することによって得られる。
第3図に、フォーカス用の光検出器12と光ビームの収
束状態の概略図を示す。光検出器12は2本の平行な分
割線で3つの領域に分割し、さらにこの分割線に直交す
る1本の分割線で2分割し、結局12−1〜12−6の
6つの領域に分割しである。上の方のビームはプリズム
を斜方向に出射しているので、わずかに楕円形状をして
おり若干の非点収差が発生する。従って、この非点収差
による影響が生じないように光学系を構成する必要があ
る。本実施例では、光検出器12上のビーム間隔は約1
mmでありジャストフォーカス(第3図の(b))の位
置での光ビーム径は、下方のビームで約200μmであ
シ、上方のビームでは長径が240 pmで短径が20
0μm程度になっている(図面上では楕円として図示せ
ず)。その長径はスリット状光検出器12−礼 12−
5の長い方向に平行になっている。光検出器12のスリ
ット状光検出器12−2.12−5の幅は40〜100
17ベー7 μmまでの値を選ぶことができる。本例では8゜μmの
ものを使用している。このような構成から感度の良好な
フォーカス誤差信号検出を行うことができる。
トラッキング用の光ビームとフォーカス用の2つの光ビ
ームを同一基板(ウエーノ・)上に構成した光検出器1
2.12’で受光することができる。即ちフォーカシン
グ用光ビーム受光する光検出器12を分割する2本の平
行な分割線の方向とトラッキング用光ビームを受光する
光検出器12を分割する方向を互に直交する方向とすれ
ば同一基板上にトラッキング用及びフォーカス用の光検
出器を形成しても、各々の光検出器の調整を独立に行な
う事が可能である。従って、同一基板上に形成した光検
出器12.12’よりトラッキングサーボ及びフォーカ
スサーボ用の誤差信号を得る事ができる。
またトラッキング用光検出器12′とフォーカス用光検
出器12の差動出力から光磁気信号を、迦算出力からア
ドレスやクロック等のプリピントに入れられた信号を得
ることができる。位相変化やホラ86−シ ール形成型の光デイスク信号も加算信号から得ることも
可能である。
第3図(−)は、ディスク7と対物レンズ6との距離が
近すぎる場合、第3図(c)は、ディスク7と対物レン
ジ6との距離が遠すぎる場合の光検出器12上の光ビー
ムの様子をそれぞれ示したものである。
従って、第3図に示す各光検出器12−1〜12−6の
それぞれの検出出力を ((12−1)+(12−3)+(12−5))−((
12−2)+(12−4)+(12−6月もしくは単に として演算することによりフオーカス誤差信号を得るこ
とができる。
高いG特性を要求される時には、さらに高いフォーカス
検出感度が必要になる。
フォーカス誤差信号の検出感度Δは、 と表すことができる。
ここでfoは対物レンズ6の焦点距離、foは検出レン
ズ9の焦点距離、loは対物レンズ6と検出レンズ9と
の距離、δはBB’断面で与えられる上方ビームと下方
ビームの光路差の半分の値である(1)式より 1o=fo+foの場合もしくはfc)δの時の近似値
は、 と表わすことができる。
この計算による上記第1の実施例のフォーカス感度は約
22μmである。従って、フォーカス感度を向上させる
にはfcを大きくするがδを小さくする必要がある。f
oを大きくすると光学系が大きくなる。一方δを小さく
するにはビーム径の制約があシ実際の使用上からビーム
径を100μm以下にすることは望ましくない。
本実施例の方式を用いると溝横断ノイズを低減できる。
即ち、第3図でフォーカス誤着信υρ検出ビームでトラ
ックによる回折光の方向はスリット状検出諸12−2.
 12−tsO長手方向にある。
この構成によると、溝横断ノイズは同−光検出内の和信
号として軽減される。
溝横断ノイズを発生させる他の要因として、トラック溝
と照射光の偏光方向の関係がある。通常、波長領域に近
づくと偏光方向による特性に変化が生じる。溝と平行方
向に電場ベクトルが向く場合に、回折効率が大きくなり
トランク誤差信号が大きくなる。しかし、高次光の回折
効率も大きくなるために、フォーカス誤差信号へ混入す
る溝横断ノイズのレベルも大きくなり、溝横断ノイズに
よるフォーカス誤差信号の変調を小さくすることが困難
である。一方、溝と垂直方向に照射光の電場ベクトルを
向けると、溝による回折効率は低下する。本実施例では
トラックピッチが1.6μm、深溝さがλ/8使用波長
が780nmのものにおいて、トラック上の情報記録デ
ユーティ比が30〜6゜係のもので検討した結果、平行
電場ベクトルに対して垂直電場ベクトルにした場合には
、トラッキング誤差信号レベルが約8Q%になった。し
かし、溝横断ノイズレベルは、平行電場ベクトルの場合
21 、7 にも1μm以下とすることができなかっだが、垂直電場
ベクトルの場合には十分に0 、5 pm 、II下に
することが可能であった。
従って、光ヘッドの溝横断ノイズレベルを小さくする要
望がある場合には、トラック溝に対して垂直な電場ベク
トルとする方が望ましい。一方、トラッキング誤差信号
レベルを大きくしたい場合にはトラック溝に対し平行な
電場ベクトルとする方式を用いる方が望ましい。
トラック溝に垂直な電場とするためには第1図の構成で
第2の2分の1波長板16を付加する構成が考えられる
。これは光学系を薄型に構成する場合に最適である。こ
の第2の2分の1波長板16を第1の偏光プリズム5と
一体化して構成することも可能であるが、対物レンズ6
のみを移送台で光軸方向に移送可能にする分離型光学系
では、周囲からの粉塵が光学系内に侵入するのを防ぐ防
護用窓として兼用することも可能である。分離型光学系
で問題となるフォーカス誤差信号の感度変化は本方式の
場合、対物レンズの移送距離が22喘22、、。
程度であれば4%以内の変化であシ全く問題はない。
第4図は本発明の別の実施例を示したものである。この
場合第2の偏光プリズム10から出射されるS偏波成分
をファーフィールドトラッキング誤差信号検出に、P偏
波成分を非点収差方式のンオーカシング誤差信号検出に
それぞれ使用している。
P偏波光に非点収差を発生させるために平行平板17が
光路中に挿入されている。この方式は、溝横断ノイズレ
ベルがあまシ問題とされない場合には最適々構成となる
。平行平板17をルーフ型プリズムとしたダブルナイフ
ェツジやホログラムを用いる方法も可能である。ホログ
ラムを用いる場合、本発明者等のC9D方式(1988
年度秋季応用物理学会第3分冊PP838 4a−ZD
−5参照)を用いると溝横断ノイズレベルを低下させる
方式が良い。ファーフィールドトラッキング誤差信号を
検出しない場合には、第4図で平行平板17のない状態
で光検出器12.12’を左方に移動させ、第3図に示
しだ原理に基づくフォーカス誤差信号の検出を行うこと
が可能である。この場合にも、上方の光検出器と下方の
光検出器の差から光磁気記録情報信号の検出ができ、第
3図の原理からフォーカス誤差信号を得ることができる
また、第1図の構成で第1の偏光プリズム5の偏光膜の
特性を変えることで高伝送効率のライトワンス型光ヘッ
ドとすることができる。この時、2分の1波長板16は
4分の1波長板にする必要があるが他の光学構成は変更
しなくてよい。このライトワンス型光ヘッドの信号検出
系は、第4図で説明された第2の実施例や、ホログラム
、ダブルエツジ法ももちろん使用することができる。丑
だ情報信号は全光検出器の出力の和として得ることがで
きる。
発明の効果 このように本発明による光学系構成を用いることによっ
て、1チツプの光検出器で安定なファフィールドトラッ
キング誤差信号の検出と、感度の高いフォーカス誤差信
号の検出を可能にすることができる。
また、フォーカス誤差検出方式に焦点前後のスポット径
を比較する方式を用いることによって、溝横断ノイズレ
ベルを低下させることも可能となった。
さらに、溝横断ノイズレベルを最小とするだめに第1の
偏光プリズムと対物レンズの間に2分の1波長板を挿入
して薄型構成の光ヘッドとすることが可能である。その
場合は分離型光学系に適用すると2分の1波長板を防塵
用の窓として兼用できるので都合がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の光ヘッド装置を示した
ブロック図、第2図はその第1の実施例の光ビーム光路
を2個所の断面で示した模式図、第3図は上記第1の実
施例においてフォーカス誤差信号を得る動作を説明する
だめの模式図、第4図は本発明の第2の実施例及びそれ
らの変形実施例による光ヘッド装置を示すブロック図、
第6図は従来例の光ヘッド装置を示すブロック図である
。 1・・・・・・半導体レーザ、5・・・・・・第1の偏
光ブリズム、6・・・・・・対物レンズ、8・・・・・
・2分の1波長板、1o・・・・・・第2の偏光プリズ
ム、11・・・・・第3の偏光プリズム、12.12’
・・・・・・光検出器。 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝 ほか1名〈 イイ −Nり寸LL)’ohのさSだ亡 区 大か

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)放射光源と、前記放射光源より出射された光ビー
    ムを略平行光にする第1の光学装置と、前記略平行光を
    受けて情報担体上に収束させる第2の光学装置と、前記
    放射光源と前記第2の光学装置との間に配置されたビー
    ム分岐手段と、前記情報担体で反射された光ビームを前
    記ビーム分岐手段で分岐し収束光とする手段と、前記収
    束光を受け互に直交する2つの偏光ビームを略同一方向
    に空間的に分離して出射させかつ一方の偏光ビームが他
    方の偏光ビームより長い光路を通過させるようにした光
    学手段と、前記2つの偏光ビームに対応する2つの光検
    出器を備え、前記2つの光検出器はそれぞれ単数もしく
    は複数の素子からなることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. (2)2つの偏光ビームのうち一方を2つのサブビーム
    に分け、一方のサブビームが他方のサブビーームよりも
    長い光路長を通過させる手段と、これらの互に異る3つ
    の偏光ビームをそれぞれ受光する対応する3つの光検出
    器を備え、前記3つの光検出器はそれぞれ単数もしくは
    複数の素子からなることを特徴とする請求項1記載の光
    ヘッド装置。
  3. (3)2つのサブビームを形成する偏光ビームは、2つ
    の偏光ビームのうち長い光路長を通過した偏光ビームで
    あることを特徴とする請求項2記載の光ヘッド装置。
  4. (4)光路長の異る3つの偏光ビームを1つの基板上に
    形成された複数の光検出器で受光するようにしたことを
    特徴とする請求項2または3記載の光ヘッド装置。
  5. (5)光検出器は、1つの光検出器を2本の平行な分割
    線で3つの領域に分割しかつ前記分割線と直交する分割
    線でさらに2つの領域に6分割された第1の光検出器と
    、前記2本の平行な分割線と直交する方向に2分割され
    た第2の光検出器とが同一平面内に形成されたものであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光
    ヘッド装置。
  6. (6)放射光源と、前記放射光源により出射した光ビー
    ムを略平行にする第1の光学装置と、前記略平行光を受
    けて情報担体上に収束させる第2の光学装置と、前記放
    射光源と前記第2の光学装置との間に配置されたビーム
    分岐手段と、前記情報担体で反射された光ビームを前記
    ビーム分岐手段で分岐し収束光にする手段と、前記収束
    光を受け互に直交する2つの偏光ビームを略同一方向に
    空間的に分離して出射させかつ一方の偏光ビームが他方
    の偏光ビームより長い光路を通過させるようにした光学
    手段と、前記2つの偏光ビームに対応する2つの光検出
    器と、前記ビーム分岐手段と前記第2の光学装置の間に
    配置された2分の1波長板とを備え、前記2つの光検出
    器はそれぞれ単数もしくは複数の素子からなることを特
    徴とする光ヘッド装置。
JP1330579A 1989-01-20 1989-12-20 光ヘッド装置 Expired - Lifetime JP2579009B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-12329 1989-01-20
JP1232989 1989-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02276046A true JPH02276046A (ja) 1990-11-09
JP2579009B2 JP2579009B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=11802270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1330579A Expired - Lifetime JP2579009B2 (ja) 1989-01-20 1989-12-20 光ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579009B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5337300A (en) * 1991-01-11 1994-08-09 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Signal sensing device of magneto-optic disk device for detecting error signal and information record signals with common photo sensor
JPH0991714A (ja) * 1995-09-29 1997-04-04 Nec Corp 光ヘッドにおけるサーボ誤差検出方法およびサーボ誤差検出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63181145A (ja) * 1987-01-21 1988-07-26 Hitachi Ltd 磁気光学ヘツド

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63181145A (ja) * 1987-01-21 1988-07-26 Hitachi Ltd 磁気光学ヘツド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5337300A (en) * 1991-01-11 1994-08-09 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Signal sensing device of magneto-optic disk device for detecting error signal and information record signals with common photo sensor
JPH0991714A (ja) * 1995-09-29 1997-04-04 Nec Corp 光ヘッドにおけるサーボ誤差検出方法およびサーボ誤差検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2579009B2 (ja) 1997-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3155287B2 (ja) 光情報記録再生装置
US20040233534A1 (en) Diffractive optical element that polarizes light and an optical pickup using the same
KR930000040B1 (ko) 광헤드장치
JP2002025096A (ja) 半導体光源、光ピックアップヘッド装置及び情報記録再生装置
US6266313B1 (en) Optical pickup for recording or reproducing system
JPH01253841A (ja) ホログラムを用いた受光装置及び光ヘッド装置
JP2579009B2 (ja) 光ヘッド装置
JPH10134394A (ja) 光学ピックアップ装置及びその調整方法
JPS6356819A (ja) 光ヘツド装置
JP3044667B2 (ja) 光学式読取り装置
JPS59142758A (ja) 光学的読み取り装置
JPH083908B2 (ja) フォトディテクタの位置合わせ方法および光ピックアップヘッド装置
JP2978269B2 (ja) 光ディスク装置
JPH083906B2 (ja) 光ヘツド装置
JP2904419B2 (ja) 光磁気ピックアップ
JP2573616B2 (ja) 光磁気ヘッド
JP2857245B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2733246B2 (ja) フォーカス誤差信号検出方法
JPH05128575A (ja) 複数ビーム式光記録のためのシステム及び方法
JPH02195532A (ja) 光学ヘッド装置
JPH08329518A (ja) 光ピックアップ
JPS63263635A (ja) 光ピツクアツプ装置
JPS6111951A (ja) 光ヘツド装置
JPS62125549A (ja) 光学ヘツド
JP2001126273A (ja) フォーカス誤差信号検出方法並びにこれを用いたランド/グルーブ記録再生用光ディスクヘッド装置