JPS60105193A - 電磁調理器用発熱具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、なべ、やかんなどが磁性体、非磁性体材料の
いずれによって作られている場合にも、電磁調理器によ
って調理状態に置かれたときだけ加熱することができる
電磁調理器用発熱具に関するＯ 従来技術 電磁調理器は、トッププレート上に置かＲた磁性体材料
のなべ、やかんなどの調理器具底壁に電磁誘導作用によ
り無数のうず電流を発生させ、このうず電流の発熱作用
により調理器具内の被調理物を加熱する。電磁調理器は
、電磁誘導作用で加熱された調理器具によりトッププレ
ートが２５０℃前後に加熱されると、器体内部に装着さ
れた異常温度上昇防止装置が働いて誘導加熱コイルへの
通電を自動的に遮断して器体の損傷を防止するだけでな
く、調理器具がトッププレート上面から５〜１５賜（メ
ーカーによって相違する）以上離れたときには、調理器
具に電磁誘導を起すことができない。

それ故、電磁調理器で使用できる調理器具は、実質的に
鉄、ステンレスなどの磁性体に限られ、市販の多いアル
ミニウム、銅製などの非磁性体のものが使用できないと
いう不都合を生じ、電磁調理器の普及をさまたげる大き
な要因となっている。

目　的 本発明は、上記不都合を解消してアルミニウムや銅製に
限らず一般の非磁性体の調理器具をも電磁調理器に使用
することができるようにするとともに、電磁調理器の前
記特性を利用して調理器具が調理状態に置かれたときだ
け、電磁誘導作用により加熱される安全な電磁調理器用
発熱具の提供を目的とする。

構　成 本発明は、断熱材を保持する環状受は板の外周部に凸状
係合部を設け、環状受は板の断熱材上面に電磁誘導可能
な強磁性発熱体を装着するとともに、強磁性発熱体を備
えた環状受は板の凸状係合部を、環状受は板よシ大きな
バネ取付はリングにバネによシその上方から内側に向け
て取付けられた先端に折り曲げ保持部を有する３ｇ４以
上の保合骨は部材により保持させたＴｒ１磁調卵調理器
用発熱具る。

実施例 環状受は板ｌは通常金属薄板製で、外周部に絞シ加工に
よって凸状の環状溝２が形成され、中央部に載置された
円形の孔３より大きな断熱材４は、中央部に環状受は板
１の孔３とほぼ同径の孔６を有し、外周部にフランジ７
が形成された冠状の押え部材５により、環状受は板１に
固着される。押え部材５は、環状受は板１に設けたスリ
ット状の小さな開口に挿通されるフランジ７の折シ曲げ
片７ａを環状受は板１に沿って折り曲げることにより断
熱材４を環状受は板１との間に保持する。

押え部材５により環状受は板１に保持された断熱拐４の
上面には、押え部材５よシ若干大きく電磁誘導可能な冠
状の強磁性発熱体８がかぶせるように載置される。

強磁性発熱体８は、電磁調理器Ａのトップブレー）Ｂの
上面から適当な距離を離した場合にも発熱作用の良好な
ものが望まれる。かかる要件を満たすものとして、出願
人は、厚さｉｉｅ前後の鉄板の両面に約０．１Ｂ厚さの
ステンレス鋼板の薄板を圧着した三層構造のクラッドが
きわめてすぐれた性能を発揮することを見出したが、鉄
板、または鉄板の片面にステンレス鋼板の薄板を圧着し
たものも使用に供することができる。強磁性発熱体８は
、使用時の温度による変色を防止して見栄えを良くする
ために、上記各構成材料の表面をホーローのような耐熱
性不銹材ゴによって被覆してもよい。

環状受は板１より大きなバネ取付はリング９には、先端
に折り曲げ保持部１１を形成された３個またはそれ以上
の保合受は部材１０が、等間隔でバネ１２により前記リ
ング９の上方から内側に向けてバネ１２の回りに回動可
能に取付けられる。

保合受は部材１０の各保持部１１は、環状受は板１の環
状溝２の部分と係合して強磁性発熱体８を電磁調理器Ａ
の電磁誘導可能な高さより上方に保持する。保持部１１
の折り曲げは、強磁性発熱体８の上に調理器具０が置か
れたとき（第３図参照）、保持部１１が環状受は板１を
直角に保持し、そのとき、トップブレー）Ｂと平行にな
る中間折り曲げ部１３を設けて行われる。

バネ１２は、第４図に示す如く鉄形バネの形状をしてい
て、中央部にコイルバネの接線方向へ突出する取付は部
１４が形成されるとともに、フィルバネの両端１５が該
取付は部１４と設定角度θをなす方向に突出されている
。バネ１２は、両端１５の先端折り曲げ部１６がバネ取
付はリング９に設けられた横方向の孔に挿通して該リン
グ９に固着され、中央数例は部１４が幅方向両端を下側
に折り曲げられて強度を付与された保合受は部材ｌＯの
裏面側に、取付は片１７によりカシメその他の手段を用
いて取付けられている。バネ１２の設定角度θは、実施
例では９０°の場合が示されているが、この角度θの大
きさは、９０°に限定されるものではなく、バネ１２の
捩り変形抵抗の大きさにより種々に変化し得ることは勿
論である。

保合受は部材１０の両端折り曲げ部の間には、バネ１２
による係合受は部材１０の回動を規制し、横揺れを防止
するＪ形の折り曲げ板１８がバネ取付はリング９の下側
からネジ１９により取付けられている。前記リング９に
は、このほか、発熱具　、の不使用時に第１図の二点鎖
線で示すように回動して強磁性発熱体８をリング９と一
体に保持する取手２０が設けられている。

次に上記実施例の動作について説明する。

第２図は、本発明の発熱具が電磁調理器Ａのトップブレ
ー）Ｂ上に載置された場合であるが、この状態で電磁調
理器ＡのスイッチＤをオンにしても、強磁性発熱体８は
各保合受は部材１０に取付けられたバネ１２により電磁
誘導可能な高さより上方に保持されているため、強磁性
発熱体８は電磁調理器Ａにより発熱されることはない。

しかし、強磁性発熱体８の上に調理器具０を置くと、非
発熱高さに保持されていた強磁性発熱体８は、調理器具
Ｏの瓜さにより係合受は部材１０をバネ１２の回りに設
定角度θが小さくなる方向に回転し、環状受は板ｌがＪ
形折り曲げ板１８によって規制される電磁誘導可能な高
さ位置まで下降される。

このため、強磁性発熱体８は、調理器具Ｃが置かれると
自動的に発熱可能な高さ位置に移動されて発醸し、調理
器具Ｏを加熱する。調理終了後、調理器具Ｃを強磁性発
熱体８の上からおろすと、該発熱体８は、保合受は部材
１０に取付けられたバネ１２によって元の非発熱高さ位
置に戻されるため、電磁調理器ＡのスイッチＤがオンの
ときにも発熱体８の発熱作用を自動的に遮断して取扱い
操作を容易にすることができるＯ また、調理中、高温に発熱している強磁性発熱体８から
の輻射熱によるトッププレートＢの１１口熱は、環状受
は板１に保持されている断熱材４によって２５０℃以下
に押えることができるから、電磁調理器Ａ内の異常温度
上昇防止装置は作動せず、発熱具による調理を長時間連
続して行うことができる。その上、強磁性発熱体８が汚
れた場合、断熱材４にかぶせるように取付けただけの強
磁性発熱体８は、環状受は板１から分離して容易にきれ
いにすることができる。

第６図はこの発明の他の実施例であって、強磁性発熱体
８の裏面中央部の下側に、直径約３０ｍ以上の強磁性体
片２１を設けた場合である。強磁性体片２１は、断熱材
４または強磁性発熱体８のいずれに保持させてもよいが
、調理状態においてトップブレー）Ｂの上面からｔ＝５
ｍ以内の高さに位置するように設ければ、トップブレー
）Ｂから約２０鴎上方の強磁性発熱体８にも電磁誘導に
より発熱作用を起すことができる。

発熱具を上記のように構成した場合、電磁誘導可能な高
さが小さい電磁調理器Ａにおいても、断熱材４の厚さを
厚くシ、トップブレー）Ｂが２５０℃以上に加熱される
のを防止して前記効果を達成できる。

なお、上記各実施例においては、押え部材５は孔６を有
する環状構造の場合について説明したが、環状構造に限
定されるものではなく、その他の構造としてもよい。

効　果 本発明は、断熱材上面に装着された！７！ｌｌ磁性発熱
体をバネ取付はリングに保持された保合受は部材により
、強磁性発熱体の上に調理器具が載置されたときだけ、
強磁性発熱体が電磁調理器の電磁誘導可能な高さ位置へ
下降してくるように構成したものであるから、材質に関
係なく強磁性発熱体の上に置かれた調理器具を該発熱体
の発熱作用により加熱することができる。また調理終了
後１．ｉ！ｌ　Ｊ！Ｉ！器具を強磁性発熱体の上から降
ろすと、該発熱体はバネの弾性によって電磁誘導ｐＪ能
な高さより上　。

方に移動され、発熱作用が自動的に遮断されるため、発
熱具使用上の安全性を良くしてトッププレートが無駄に
加熱されるのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図は第１
図［−■断面図、第３図は第２図に調理器具を載置した
場合の状態を示す断面図、第４図はバネの一例を示した
もので、（ａ）は正面図、（ｂ）は底面図、第５図は保
合受は部材の一例を示したもので、（ａ）は正面図、（
ｂ）は底面図、（０）は（ｂ）の右側面図、第６図はこ
の発明の他の実施例を示す調理器具を載せた状態の縦断
面図である。 １・・・環状骨は板、２・・・環状溝（凸状係合部）、
４・・・断熱材、８・・・強磁性発熱体、９・・・バネ
取付はリング、１０・・・保合受は部材、１１・・・折
り曲げ保持部、１２・・・バネ、１４・・・中央取付は
部、１５・・・バネの両端、２０・・・取手、２１・・
・強磁性体片、０・・・設定角度 出願人　伊勢工業株式会社

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）断熱材を保持する環状受は板の外周部に凸状係合
   部を設け、環状受は板の断熱材上面に電磁誘導可能な強
   磁性発熱体を装着するとともに、強磁性発熱体を備えた
   環状受は板の凸状係合部を、環状受は板より大きなバネ
   取付はリングにバネによりその上方から内側に向けて取
   付けられた先端に折り曲げ保持部を有する３個以上の保
   合受は部材により保持させたことを特徴とする電磁調理
   器用発熱具
2. （２）　強磁性発熱体は鉄板の両面をステンレス鋼板の
   薄板で積層された三層溝造である特許請求の範囲第１項
   記載の電磁調理器用発熱具
3. （３）強磁性発熱体は耐熱性不銹材料によって被覆され
   た特許請求の範囲第１項または第２項記載の電磁調理器
   用発熱具
4. （４）　バネ取付はリングは、回動により一端をバネ取
   付はリングに弾性嵌合される取手を取付けられた特許請
   求の範囲第１項から第３項までのいずれかに記載の電磁
   調理器用発熱具
5. （５）環状受は板の凸状係合部は、絞り加工によって形
   成された環状溝でちる特許請求の範囲第１項から第４項
   までのいずれかに記載の電磁調理器用発熱具
6. （６）バネは鉄形のコイルバネで、中央部に接線方向へ
   突出する保合受は部材との取付は部が形成され、両端が
   該取付は部と設定角度をなして同じ方向に突出されると
   ともに、該突出端部によってバネ取付はリングに固設さ
   れた特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれかに
   記載の電磁調理器用発熱具
7. （７）強磁性発熱体または断熱材は、強磁性発熱体の裏
   面中央部の下側に一定大きさ以上の強磁性体片を保持し
   ている特許請求の範囲第１項から第６項までのいずれか
   に記載の電磁調理器用発熱具