JPH0137836B2 - - Google Patents

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JPH0137836B2
JPH0137836B2 JP23327583A JP23327583A JPH0137836B2 JP H0137836 B2 JPH0137836 B2 JP H0137836B2 JP 23327583 A JP23327583 A JP 23327583A JP 23327583 A JP23327583 A JP 23327583A JP H0137836 B2 JPH0137836 B2 JP H0137836B2
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JP
Japan
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heating element
element plate
plate
electromagnetic cooker
handle
Prior art date
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JP23327583A
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JPS60124391A (ja
Inventor
Minoru Ise
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ISE IND
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ISE IND
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、なべ、やかんなどの調理器具が磁
性体、非磁性体材料のいずれによつて作られてい
る場合にも、調理器具が載置されたときだけ加熱
することができる電磁調理器用発熱具として用い
られる。
従来技術 電磁調理器は、トツププレート上に置かれた磁
性体材料のなべ、やかんなどの調理器具底壁に電
磁誘導作用により無数のうず電流を発生させ、こ
のうず電流の発熱作用により調理器具内の被調理
物を加熱する。電磁調理器は、電磁誘導作用で加
熱された調理器具によりトツププレートが250℃
前後に加熱されると、器体内部に装着された図示
しない異常温度上昇防止装置が働いて誘導加熱コ
イルへの通電を自動的に遮断して器体の損傷を防
止するだけでなく、調理器具がトツププレート上
面から5〜15mm(メーカーによつて異なる)以上
離されたときには、調理器具に電磁誘導を起すこ
とができず、取扱い上の安全性が確保されてい
る。
それ故、電磁調理器で使用できる調理器具は、
実質的には鉄、ステンレスなどの強磁性体材料の
ものに限られ、市販の多いアルミニウム、銅など
の非強磁性体材料のものが使用できないという不
都合を生じ、電磁調理器の普及をさまたげる大き
な要因となつている。
目 的 この発明は、上記不都合を解消してアルミニウ
ムや銅などの金属材料に限らず一般の非強磁性体
材料の調理器具をも電磁調理器に使用できるよう
にするとともに、調理器具が載置されたときだけ
電磁誘導作用により加熱される安全性の高い電磁
調理器用発熱具の提供を目的とする。
構 成 この発明は、電磁誘導加熱可能な強磁性発熱体
プレートの一側から斜め上向きに取手を設けると
ともに、該取手の取付け角度および取付け部に対
する回転モーメントの大きさを、発熱体プレート
上に調理器具が載置されないときに発熱体プレー
トの反取手側の一端が電磁調理器により電磁誘導
されない高さ位置に変位し得るように設定した電
磁調理器用発熱具である。
実施例 第1図および第2図は、この発明の第1実施例
を示したものであつて、電磁誘導による強磁性発
熱体プレート1は、中央部に大きな円形突出部2
が電磁調理器AのトツププレートBから電磁誘導
可能な高さ位置に形成され、その裏面側に挿入さ
れた断熱材3によりトツププレートBの温度上昇
が低くおさえられている。断熱材3は、前記円形
突出部2の周囲に形成されたフランジ裏面側の内
向きの環状凹溝4に保持された中空円板5によつ
て円形突出部2の裏面側に押圧されているが、そ
の他の手段によつて円形突出部2の裏面側に保持
させてもよい。発熱体プレート1には、円形突出
部2の上面中央部と周辺部近くに、円形凹部6と
環状凹部7がそれぞれ形成されており、これらの
凹部6,7には、発熱体プレート1が電磁調理器
Aによつて高温に加熱されたときの歪みによる変
形を少なくするため、図示のように小径の円形孔
8,9が円周上に所要個数設けられているが、高
温加熱を必要としない使用目的に対しては、必ず
しも設ける必要はない。
発熱体プレート1としては、円形突出部2の上
面をトツププレートBから電磁誘導可能な範囲内
で距離を離した場合にも発熱作用の良好なものが
望まれる。かかる要件を満たすものとして、出願
人は、厚さ1mm前後の鉄板の両面に約0.1mm厚さ
のステンレス鋼板の薄板を圧着した三層構造のク
ラツドがきわめてすぐれた性能を発揮することを
見出したが、鉄板、または鉄板の片面にステンレ
ス鋼板の薄板を圧着したものも使用に供すること
ができる。発熱体プレート1は、使用時の温度に
よる変色を防止して見栄えを良くするために、上
記各構成材料の表面をホーローのような耐熱性不
誘材料によつて被覆してもよい。
発熱体プレート1は、その側面、例えばフラン
ジ部から斜め上向きに取手10が設けられてい
る。取手10の下端面11がトツププレートBと
なす角度αは、取手10がその取付け部12の回
りに発熱体プレート1を第2図の二点鎖線で示す
位置まで変位したときに、円形突出部2の反取手
側の一端を、発熱体プレート1が電磁調理器Aに
よつて電磁誘導されない高さ位置に移動させるこ
とができるように設定する。また、取手10の前
記取付け部12に対する回転モーメントM1の大
きさは、発熱体プレート1と断熱材3の取手取付
け部12に対する回転モーメントM2の大きさよ
りわずかに大きくなるように定める。このため、
発熱体プレート1は、調理器具Cが載置されない
とき、取手10の回転モーメントM1により二点
鎖線の位置に保たれ発熱することはないが、調理
器具Cが載置されたときは、たとえその重さが軽
い場合でも実線で示す如く下端面がトツププレー
トBに密着して発熱されることになる。
次に、上記実施例の動作について説明する。
この発明の発熱具を電磁調理器Aのトツププレ
ートB上に載置すると、取手10の取付け部12
に対する回転モーメントM1の作用により、発熱
体プレート1は、第2図の二点鎖線で示す姿勢に
保たれる。この状態で電磁調理器AのスイツチD
をオンにしても、一端側が電磁誘導可能な高さよ
り上方に保持されて傾斜している発熱体プレート
1は、電磁調理器Aにより発熱されることはな
い。しかし、発熱体プレート1上に調理器具Cを
置いて取手取付け部12の回りに回転し、円形突
出部2を電磁調理器Aの電磁誘導可能な高さ位置
に移動すると、発熱体プレート1は発熱するた
め、その上に載置された調理器具Cは、材料が非
強磁性体製の場合にも加熱することができる。調
理中、トツププレートBは、高温になつている発
熱体プレート1から輻射熱と伝導熱を受けるが、
輻射による伝熱量は、必要に応じて設けられる円
形突出部2の裏面側の断熱材3によつて少なくさ
れ、伝導による伝熱量は、発熱体プレート1の周
辺部の比較的温度が低くて接触面積の小さい部分
によつて少なくされている。このため、これらの
伝熱量によるトツププレートBの温度上昇は、電
磁調理器A内の異常温度上昇防止装置が作動しな
い250℃以下に押えて、発熱具による調理を長時
間連続して行うことができる。
調理終了後、調理器具Cを発熱体プレート1の
上からおろすと、発熱体プレート1は、取手10
側のわずかに大きい回転モーメントM1の作用に
よつて二点鎖線で示す元の非発熱姿勢の状態に戻
されるため、電磁調理器AのスイツチDがオンの
ときにも、発熱体プレート1の発熱作用を自動的
に遮断して取扱い時の安全性を向上することがで
きる。
第3図はこの発明の他の実施例であつて、発熱
体プレート1の裏面側中央部の断熱材3の中に、
直径約30mm以上の強磁性体円板13を設けた場合
である。強磁性体円板13は、発熱体プレート1
の上面に調理器具Cが載置された状態において、
トツププレートBの上面からl=5mm以内の高さ
に位置するように設けられ、上面に発熱体プレー
ト1の裏面側に当接する移動防止片14が固着さ
れているが、強磁性体円板13の移動防止は、移
動防止片14以外の手段によつて行つてもよい。
発熱具を上記のように構成した場合、電磁調理
器Aの電磁誘導可能な高さをトツププレートBの
上面から約20mm上方まで引き上げることができる
から、電磁誘導可能な高さが小さい電磁調理器A
においても、断熱材3の厚さを厚くし、トツププ
レートBが250℃以上に加熱されるのを防止して
前記実施例と同じ作用効果を達成できる。
効 果 この発明は、電磁誘導可能な強磁性発熱体プレ
ートに、調理器具が載置されないときに発熱体プ
レートの一端側を電磁調理器により電磁誘導され
ない高さ位置に変位する取手を設けたものである
から、発熱体プレートの上に置かれた調理器具
は、その材料の種類に関係なく発熱体プレートの
発熱作用により加熱することができる。また、調
理終了後、調理器具を発熱体プレートの上から降
ろすだけで、発熱体プレートの発熱作用を自動的
に遮断して発熱具使用時の安全性を良くし、トツ
ププレートが無駄に加熱されるのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の平面図、第2図
は同縦断面図、第3図は他の実施例の要部縦断面
図である。 1……強磁性発熱体プレート、3……断熱材、
10……取手、12……取手の取付け部、13…
…強磁性体円板、α……取手の取付け角度、M1
……取手側の取付け部回りの回転モーメント、A
……電磁調理器、C……調理器具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電磁誘導加熱可能な強磁性発熱体プレートの
    一側から斜め上向きに取手を設けるとともに、該
    取手の取付け角度および取付け部に対する回転モ
    ーメントの大きさを、発熱体プレート上に調理器
    具が載置されないときに発熱体プレートの反取手
    側の一端が電磁調理器により電磁誘導されない高
    さ位置に変位し得るように設定したことを特徴と
    する電磁調理器用発熱具。 2 発熱体プレートは、鉄板の両面をステンレス
    鋼板の薄板で積層された三層構造である特許請求
    の範囲第1項記載の電磁調理器用発熱具。 3 発熱体プレートは耐熱性不銹材料によつて被
    覆された特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の電磁調理器用発熱具。 4 発熱体プレートは裏面側に断熱材を保持して
    いる特許請求の範囲第1項から第3項までのいず
    れかに記載の電磁調理器用発熱具。 5 発熱体プレートは、裏面中央部の断熱材の部
    分に一定大きさ以上の強磁性体円板を有している
    特許請求の範囲第4項記載の電磁調理器用発熱
    具。
JP23327583A 1983-12-09 1983-12-09 電磁調理器用発熱具 Granted JPS60124391A (ja)

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JP23327583A JPS60124391A (ja) 1983-12-09 1983-12-09 電磁調理器用発熱具

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JP23327583A JPS60124391A (ja) 1983-12-09 1983-12-09 電磁調理器用発熱具

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JPS60124391A JPS60124391A (ja) 1985-07-03
JPH0137836B2 true JPH0137836B2 (ja) 1989-08-09

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