JPH049755Y2 - - Google Patents
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- JPH049755Y2 JPH049755Y2 JP1985065905U JP6590585U JPH049755Y2 JP H049755 Y2 JPH049755 Y2 JP H049755Y2 JP 1985065905 U JP1985065905 U JP 1985065905U JP 6590585 U JP6590585 U JP 6590585U JP H049755 Y2 JPH049755 Y2 JP H049755Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は電磁調理器用発熱装置に関し、非磁
性体材料によつて作られているなべ、やかんなど
の調理器具を、電磁誘導可能な距離が短いメーカ
ーの電磁調理器によつても加熱することができる
ようにするのに用いられる。
性体材料によつて作られているなべ、やかんなど
の調理器具を、電磁誘導可能な距離が短いメーカ
ーの電磁調理器によつても加熱することができる
ようにするのに用いられる。
電磁調理器は、トツププレート上に置かれた磁
性体製の調理器具の底板部分に電磁誘導作用によ
り無数のうず電流を発生させ、このうず電流の発
熱作用により調理器具内の被調理物を加熱するも
のである。それ故、調理器具に使用できる材料
は、実質的に鉄をベースにした磁性体とステンレ
スの一部に限られ、アルミニウム、銅、陶磁器な
どをベースにした非磁性体のものは使用できなか
つた。
性体製の調理器具の底板部分に電磁誘導作用によ
り無数のうず電流を発生させ、このうず電流の発
熱作用により調理器具内の被調理物を加熱するも
のである。それ故、調理器具に使用できる材料
は、実質的に鉄をベースにした磁性体とステンレ
スの一部に限られ、アルミニウム、銅、陶磁器な
どをベースにした非磁性体のものは使用できなか
つた。
また、電磁調理器は、トツププレートが250℃
前後に加熱されると、器体内部に装着の異常温度
上昇防止装置が働いて誘導加熱コイルへの通電が
自動的に遮断されるため、調理できる料理の種類
は、調理器具内に水または油などの液体が入つて
いてトツププレートの温度上昇を250℃以下に押
えることができる煮物や揚げ物に限られていた。
前後に加熱されると、器体内部に装着の異常温度
上昇防止装置が働いて誘導加熱コイルへの通電が
自動的に遮断されるため、調理できる料理の種類
は、調理器具内に水または油などの液体が入つて
いてトツププレートの温度上昇を250℃以下に押
えることができる煮物や揚げ物に限られていた。
これらの不都合を解消するため、出願人は、先
に特開昭60−50886号公報に記載した電磁調理器
用発熱具を出願した。この発熱具では、電磁誘導
可能な強磁性発熱体は、ばねの付勢力によつて高
さが調節される3個以上の調節脚により保持され
ており、調理を始めるために調理器具を強磁性発
熱体の上に置いたとき、強磁性発熱体は調理器具
の重さによつて圧縮されるばねの圧縮量だけ下方
に移動され、電磁調理器の電磁誘導作用を受けて
調理器具を加熱する構成となつている。
に特開昭60−50886号公報に記載した電磁調理器
用発熱具を出願した。この発熱具では、電磁誘導
可能な強磁性発熱体は、ばねの付勢力によつて高
さが調節される3個以上の調節脚により保持され
ており、調理を始めるために調理器具を強磁性発
熱体の上に置いたとき、強磁性発熱体は調理器具
の重さによつて圧縮されるばねの圧縮量だけ下方
に移動され、電磁調理器の電磁誘導作用を受けて
調理器具を加熱する構成となつている。
前記公報に開示された構成の装置では、強磁性
発熱体と電磁調理器との間には、調理器具によつ
て圧縮されたばねが存在しているため、強磁性発
熱体が調理器具によつて下方に移動されるときに
も、強磁性発熱体と電磁調理器との距離は、圧縮
されたばねの長さに制約されてそれ以上に小さく
することはできなくなる。
発熱体と電磁調理器との間には、調理器具によつ
て圧縮されたばねが存在しているため、強磁性発
熱体が調理器具によつて下方に移動されるときに
も、強磁性発熱体と電磁調理器との距離は、圧縮
されたばねの長さに制約されてそれ以上に小さく
することはできなくなる。
しかるに、メーカーによつて作られている電磁
調理器は、電磁誘導可能な距離が各メーカーによ
つて異なつているため、この距離が圧縮後のばね
の長さより小さなメーカーの電磁調理器を使用し
た場合には、電磁調理器によつて調理器具を加熱
することができなくなることがあつた。
調理器は、電磁誘導可能な距離が各メーカーによ
つて異なつているため、この距離が圧縮後のばね
の長さより小さなメーカーの電磁調理器を使用し
た場合には、電磁調理器によつて調理器具を加熱
することができなくなることがあつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、電磁誘導作用がないた
めに電磁調理器で使用できなかつた非磁性体なべ
などの調理器具を、電磁誘導可能な距離が割合大
きな電磁調理器だけでなく、電磁誘導可能な距離
が割合小さな電磁調理器に対しても使用できるよ
うにするとともに、電磁調理器のトツププレート
の温度上昇を低く押えて各種料理を安全に、かつ
熱効率よく調理することができる電磁調理器用発
熱装置を提供しようとするものである。
その目的とするところは、電磁誘導作用がないた
めに電磁調理器で使用できなかつた非磁性体なべ
などの調理器具を、電磁誘導可能な距離が割合大
きな電磁調理器だけでなく、電磁誘導可能な距離
が割合小さな電磁調理器に対しても使用できるよ
うにするとともに、電磁調理器のトツププレート
の温度上昇を低く押えて各種料理を安全に、かつ
熱効率よく調理することができる電磁調理器用発
熱装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、この考案では、電
磁誘導可能な磁性発熱体はその外側を取囲む発熱
体保持枠に連結部材を介して結合され、この発熱
体保持枠に、一対の揺動脚がそれらの両側上端部
に設けられた水平枢支軸を回転可能に保持され、
揺動脚の水平枢支軸には、一端が発熱体保持枠に
係止され、かつ他端が磁性発熱体を電磁調理器に
よる電磁誘導不可能な高さ位置に保持する方向に
付勢する付勢手段が装着されて電磁調理器用発熱
装置とされている。
磁誘導可能な磁性発熱体はその外側を取囲む発熱
体保持枠に連結部材を介して結合され、この発熱
体保持枠に、一対の揺動脚がそれらの両側上端部
に設けられた水平枢支軸を回転可能に保持され、
揺動脚の水平枢支軸には、一端が発熱体保持枠に
係止され、かつ他端が磁性発熱体を電磁調理器に
よる電磁誘導不可能な高さ位置に保持する方向に
付勢する付勢手段が装着されて電磁調理器用発熱
装置とされている。
この場合において、発熱体保持枠を鉄製にした
り、連結部材をデイスタンスピースを介して発熱
体保持枠に取付ける構成にすると、コストを割安
にして発熱体保持枠の温度上昇を少なくし、装置
取扱いの時の安全性を高めることができる。
り、連結部材をデイスタンスピースを介して発熱
体保持枠に取付ける構成にすると、コストを割安
にして発熱体保持枠の温度上昇を少なくし、装置
取扱いの時の安全性を高めることができる。
非電磁誘導高さに保持されている磁性発熱体の
上に調理器具を置くと、発熱体保持枠に回転可能
に保持されている揺動脚は、揺動脚の水平枢支軸
に装着された付勢手段の付勢力に抗して水平枢支
軸を中心として回転されるため、発熱体保持枠に
結合されている磁性発熱体は、圧縮後のばねの長
さに制約されることなく電磁調理器側に下降され
るから、電磁誘導可能な距離が短い電磁調理器の
場合にも、非磁性体の調理器具を加熱することが
できる。
上に調理器具を置くと、発熱体保持枠に回転可能
に保持されている揺動脚は、揺動脚の水平枢支軸
に装着された付勢手段の付勢力に抗して水平枢支
軸を中心として回転されるため、発熱体保持枠に
結合されている磁性発熱体は、圧縮後のばねの長
さに制約されることなく電磁調理器側に下降され
るから、電磁誘導可能な距離が短い電磁調理器の
場合にも、非磁性体の調理器具を加熱することが
できる。
また、下降により発熱される磁性発熱体は、発
熱体保持枠に取付けられた揺動脚により電磁調理
器のトツププレート上面との間に空間を形成され
ているから、電磁調理器のトツププレートと発熱
体保持枠の温度上昇は、いずれも低く押えられ
る。
熱体保持枠に取付けられた揺動脚により電磁調理
器のトツププレート上面との間に空間を形成され
ているから、電磁調理器のトツププレートと発熱
体保持枠の温度上昇は、いずれも低く押えられ
る。
その上、磁性発熱体から調理器具をおろしたと
き、磁性発熱体は、揺動脚の水平枢支軸に作用す
る付勢手段の付勢力により元の電磁誘導不可能な
高さ位置に戻されるから、電磁調理器の電磁誘導
作用は自動的に遮断される。
き、磁性発熱体は、揺動脚の水平枢支軸に作用す
る付勢手段の付勢力により元の電磁誘導不可能な
高さ位置に戻されるから、電磁調理器の電磁誘導
作用は自動的に遮断される。
第1図および第2図において、電磁誘導作用に
より発熱される磁性発熱体1は、中央部に径の大
きな円形突出部1aが形成され、周辺部が上方に
折り曲げられて強度が付与されている。磁性発熱
体1は、その周囲に十分な空間aを設けて配置さ
れた鉄製で方形の発熱体保持枠2と複数個の連結
部材3を介してねじ4,5により連結されてい
る。発熱体保持枠2は、この実施例では鉄製で方
形の場合を示したが、材質は鉄以外の非磁性体の
ものでもよく、形状も方形に限定されず、磁性発
熱体1の周囲に十分な空間aを形成することがで
きる任意形状としてもよい。
より発熱される磁性発熱体1は、中央部に径の大
きな円形突出部1aが形成され、周辺部が上方に
折り曲げられて強度が付与されている。磁性発熱
体1は、その周囲に十分な空間aを設けて配置さ
れた鉄製で方形の発熱体保持枠2と複数個の連結
部材3を介してねじ4,5により連結されてい
る。発熱体保持枠2は、この実施例では鉄製で方
形の場合を示したが、材質は鉄以外の非磁性体の
ものでもよく、形状も方形に限定されず、磁性発
熱体1の周囲に十分な空間aを形成することがで
きる任意形状としてもよい。
発熱体保持枠2は磁性発熱体1の突出部1aの
上面より若干低くなるように取付けられ、磁性発
熱体1からの伝熱量を少なくするため、連結部材
3との間に第3図に示す如き環状の小さなデイス
タンスピース6が挿入されている。1bは磁性発
熱体1の周辺部に設けられた円弧状の長孔で、こ
の長孔1bは、磁性発熱体1の周辺部におけるう
ず電流の発生を防止し、周辺部の温度上昇を低く
押えるとともに、発熱体保持枠2への伝熱量をよ
り少なくする。発熱体保持枠2には、方形の前後
または左右両端に板状の取手7がねじ8により取
付けられる。発熱体保持枠2は、外周と内周がそ
れぞれ下側に折り曲げられて断面が逆U字形をし
ており、発熱体保持枠2の対向する外周部には、
一対のU字形の揺動脚9がその両側の上端部に設
けられた水平枢支軸の部分を発熱体保持枠2の側
壁に設けられた軸穴に回転可能に保持されてい
る。
上面より若干低くなるように取付けられ、磁性発
熱体1からの伝熱量を少なくするため、連結部材
3との間に第3図に示す如き環状の小さなデイス
タンスピース6が挿入されている。1bは磁性発
熱体1の周辺部に設けられた円弧状の長孔で、こ
の長孔1bは、磁性発熱体1の周辺部におけるう
ず電流の発生を防止し、周辺部の温度上昇を低く
押えるとともに、発熱体保持枠2への伝熱量をよ
り少なくする。発熱体保持枠2には、方形の前後
または左右両端に板状の取手7がねじ8により取
付けられる。発熱体保持枠2は、外周と内周がそ
れぞれ下側に折り曲げられて断面が逆U字形をし
ており、発熱体保持枠2の対向する外周部には、
一対のU字形の揺動脚9がその両側の上端部に設
けられた水平枢支軸の部分を発熱体保持枠2の側
壁に設けられた軸穴に回転可能に保持されてい
る。
揺動脚9の両側の水平枢支軸には、第2図に示
す如く、一端が発熱体保持枠2の内面に当接して
係止され、かつ他端が揺動脚9を発熱体保持枠2
から離す方向に付勢するばね10が装着されてい
る。11は各揺動脚9に1個ずつ固着されたスト
ツパーで、そのストツパー11は、揺動脚9がば
ね10の付勢作用によつて磁性発熱体1を第1図
に示す如く電磁調理器AのトツププレートBから
電磁誘導不可能な高さ位置に上動させたときに、
発熱体保持枠2の内面に当接して磁性発熱体1を
その高さ位置に保持する。揺動脚9は、ばね10
の付勢力に抗して水平枢支軸を中心として回転さ
れるとき、発熱体保持枠2の断面逆U字形の空間
内に収納可能になつており、電磁誘導可能な高さ
位置に下降された磁性発熱体1は、その環状底面
部に固着された複数個の固定脚12によつて電磁
誘導可能な高さ位置に保持される。この実施例に
おける固定脚12に代えて、揺動脚9または発熱
体保持枠2のいずれか一方に別のストツパーを設
け、磁性発熱体1の下降位置を規制するようにし
てもよい。
す如く、一端が発熱体保持枠2の内面に当接して
係止され、かつ他端が揺動脚9を発熱体保持枠2
から離す方向に付勢するばね10が装着されてい
る。11は各揺動脚9に1個ずつ固着されたスト
ツパーで、そのストツパー11は、揺動脚9がば
ね10の付勢作用によつて磁性発熱体1を第1図
に示す如く電磁調理器AのトツププレートBから
電磁誘導不可能な高さ位置に上動させたときに、
発熱体保持枠2の内面に当接して磁性発熱体1を
その高さ位置に保持する。揺動脚9は、ばね10
の付勢力に抗して水平枢支軸を中心として回転さ
れるとき、発熱体保持枠2の断面逆U字形の空間
内に収納可能になつており、電磁誘導可能な高さ
位置に下降された磁性発熱体1は、その環状底面
部に固着された複数個の固定脚12によつて電磁
誘導可能な高さ位置に保持される。この実施例に
おける固定脚12に代えて、揺動脚9または発熱
体保持枠2のいずれか一方に別のストツパーを設
け、磁性発熱体1の下降位置を規制するようにし
てもよい。
前記磁性発熱体1としては、厚さ1mm前後の鉄
板の両面にそれぞれ厚さ約0.1mmのステンレス鋼
板の薄板を圧着した三層構造のクラツドが、トツ
ププレートBの上面から距離を離した場合にきわ
めてすぐれた発熱性能を発揮することを出願人は
見出したが、鉄板その他の磁性体材料も使用でき
る。
板の両面にそれぞれ厚さ約0.1mmのステンレス鋼
板の薄板を圧着した三層構造のクラツドが、トツ
ププレートBの上面から距離を離した場合にきわ
めてすぐれた発熱性能を発揮することを出願人は
見出したが、鉄板その他の磁性体材料も使用でき
る。
次に装置の動作について説明する。
上記構成の発熱装置を第1図に示すように電磁
調理器Aの上に置いてスイツチCをオンにして
も、揺動脚9によつて電磁誘導不可能な高さ位置
に保持されている磁性発熱体1は、電磁調理器A
によつて発熱されることはない。しかし、磁性発
熱体1の上に調理器具Eを置くと、揺動脚9は、
発熱体保持枠2に保持された水平枢支軸を中心と
してばね10の付勢力に抗して磁性発熱体1を下
降させる方向に回転され、固定脚12がトツププ
レートBに当接する位置で回転を停止されるから
(第5図参照)、電磁誘導可能な高さ位置に下降さ
れた磁性発熱体1は、電磁調理器Aの調節つまみ
Dに応じた温度に発熱され、その上に置かれた調
理器具Eを材料の種類に関係なく加熱することが
できる。
調理器Aの上に置いてスイツチCをオンにして
も、揺動脚9によつて電磁誘導不可能な高さ位置
に保持されている磁性発熱体1は、電磁調理器A
によつて発熱されることはない。しかし、磁性発
熱体1の上に調理器具Eを置くと、揺動脚9は、
発熱体保持枠2に保持された水平枢支軸を中心と
してばね10の付勢力に抗して磁性発熱体1を下
降させる方向に回転され、固定脚12がトツププ
レートBに当接する位置で回転を停止されるから
(第5図参照)、電磁誘導可能な高さ位置に下降さ
れた磁性発熱体1は、電磁調理器Aの調節つまみ
Dに応じた温度に発熱され、その上に置かれた調
理器具Eを材料の種類に関係なく加熱することが
できる。
しかも、この構成の場合には、揺動脚9は水平
枢支軸を中心として回転され、揺動脚9を付勢す
るばね10はこの水平枢支軸に装着されているた
め、下降後の磁性発熱体1とトツププレートBと
の距離は、圧縮後のばね10の長さによつて制約
を受けることなく小さくすることができるから、
固定脚12の高さを適当に定めることにより、こ
の実施例の発熱装置は、電磁誘導可能な距離が短
いメーカーの電磁調理器に対しても使用可能にす
ることができる。
枢支軸を中心として回転され、揺動脚9を付勢す
るばね10はこの水平枢支軸に装着されているた
め、下降後の磁性発熱体1とトツププレートBと
の距離は、圧縮後のばね10の長さによつて制約
を受けることなく小さくすることができるから、
固定脚12の高さを適当に定めることにより、こ
の実施例の発熱装置は、電磁誘導可能な距離が短
いメーカーの電磁調理器に対しても使用可能にす
ることができる。
また、下降時において調理器具Eを加熱する磁
性発熱体1は、発熱体保持枠2に取付けられた揺
動脚9によつてトツププレートBとの間に空間部
を形成するだけでなく、円弧状の長孔1bが設け
られた周辺部を連結部材3を介して発熱体保持枠
2に連結されているから、トツププレートBと発
熱体保持枠2の温度上昇は、いずれも低く押えら
れる。このため、電磁調理器Aで調理できる料理
の種類を多くするとともに、磁性発熱体1の熱効
率をよくすることができる。
性発熱体1は、発熱体保持枠2に取付けられた揺
動脚9によつてトツププレートBとの間に空間部
を形成するだけでなく、円弧状の長孔1bが設け
られた周辺部を連結部材3を介して発熱体保持枠
2に連結されているから、トツププレートBと発
熱体保持枠2の温度上昇は、いずれも低く押えら
れる。このため、電磁調理器Aで調理できる料理
の種類を多くするとともに、磁性発熱体1の熱効
率をよくすることができる。
調理終了後、調理器具Eを磁性発熱体1の上か
らおろすと、磁性発熱体1は、ばね10の付勢力
によつて回転される揺動脚9により、元の電磁誘
導不可能な高さ位置に戻されて発熱作用が自動的
に遮断されるため、発熱体保持枠2の低い温度上
昇と相まつて、取扱い時の安全性を高めることが
できる。
らおろすと、磁性発熱体1は、ばね10の付勢力
によつて回転される揺動脚9により、元の電磁誘
導不可能な高さ位置に戻されて発熱作用が自動的
に遮断されるため、発熱体保持枠2の低い温度上
昇と相まつて、取扱い時の安全性を高めることが
できる。
この考案では、磁性発熱体はその外側を取囲む
発熱体保持枠に連結部材を介して結合され、発熱
体保持枠には、一対の揺動脚がその両側上端部に
設けられた水平枢支軸を、それに装着された付勢
手段によつて磁性発熱体を電磁誘導不可能な高さ
位置に保持する方向に付勢されているから、磁性
発熱体の上に調理器具が置かれたときに、揺動脚
は付勢手段の付勢力に抗して水平枢支軸を中心と
して回転し、磁性発熱体を電磁調理器の電磁誘導
可能な高さ位置に保持するため、調理器具が非磁
性体で作られている場合にも加熱して調理するこ
とができる。
発熱体保持枠に連結部材を介して結合され、発熱
体保持枠には、一対の揺動脚がその両側上端部に
設けられた水平枢支軸を、それに装着された付勢
手段によつて磁性発熱体を電磁誘導不可能な高さ
位置に保持する方向に付勢されているから、磁性
発熱体の上に調理器具が置かれたときに、揺動脚
は付勢手段の付勢力に抗して水平枢支軸を中心と
して回転し、磁性発熱体を電磁調理器の電磁誘導
可能な高さ位置に保持するため、調理器具が非磁
性体で作られている場合にも加熱して調理するこ
とができる。
しかも、磁性発熱体の下降は、水平枢支軸に装
着された付勢手段の付勢力に抗して行なわれ、付
勢手段が垂直方向に設けられたときのように圧縮
後の付勢手段の長さによつて制約されることがな
いから、本願考案の装置は、電磁誘導可能な距離
が短いメーカーの電磁調理器に対しても使用する
ことができるというすぐれた作用効果を奏する。
着された付勢手段の付勢力に抗して行なわれ、付
勢手段が垂直方向に設けられたときのように圧縮
後の付勢手段の長さによつて制約されることがな
いから、本願考案の装置は、電磁誘導可能な距離
が短いメーカーの電磁調理器に対しても使用する
ことができるというすぐれた作用効果を奏する。
また、調理器具がトツププレート上に載置され
る場合に比べてトツププレートの温度上昇を低く
押えて調理できる料理の種類を多くすることがで
きる。その上、連結部材を介して磁性発熱体に結
合された発熱体保持枠の温度上昇も低く押えるこ
とができるから、発熱体保持枠の材質の選択を自
由に行なうことができる。
る場合に比べてトツププレートの温度上昇を低く
押えて調理できる料理の種類を多くすることがで
きる。その上、連結部材を介して磁性発熱体に結
合された発熱体保持枠の温度上昇も低く押えるこ
とができるから、発熱体保持枠の材質の選択を自
由に行なうことができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、
第2図は第1図の裏面図、第3図は発熱体保持枠
と連結部材の取付け部の詳細を示す一部切欠き斜
面図、第4図は揺動脚取付け部の詳細を示す斜面
図、第5図は第1図の発熱装置に調理器具を載置
した時の状態を示す一部切欠き縦断面図である。 1……磁性発熱体、1b……円弧状の長孔、2
……発熱体保持枠、3……連結部材、6……デイ
スタンスピース、9……揺動脚、10……付勢手
段(ばね)、11……ストツパー、12……固定
脚、A……電磁調理器。
第2図は第1図の裏面図、第3図は発熱体保持枠
と連結部材の取付け部の詳細を示す一部切欠き斜
面図、第4図は揺動脚取付け部の詳細を示す斜面
図、第5図は第1図の発熱装置に調理器具を載置
した時の状態を示す一部切欠き縦断面図である。 1……磁性発熱体、1b……円弧状の長孔、2
……発熱体保持枠、3……連結部材、6……デイ
スタンスピース、9……揺動脚、10……付勢手
段(ばね)、11……ストツパー、12……固定
脚、A……電磁調理器。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電磁誘導可能な磁性発熱体はその外側を取囲
む発熱体保持枠に連結部材を介して結合され、 この発熱体保持枠に、一対の揺動脚がそれら
の両側上端部に設けられた水平枢支軸を回転可
能に保持され、 揺動脚の水平枢支軸には、一端が発熱体保持
枠に係止され、かつ他端が磁性発熱体を電磁調
理器による電磁誘導不可能な高さ位置に保持す
る方向に付勢する付勢手段が装着されているこ
とを特徴とする 電磁調理器用発熱装置。 (2) 発熱体保持枠が鉄製である実用新案登録請求
の範囲第1項記載の電磁調理器用発熱装置。 (3) 連結部材がデイスタンスピースを介して発熱
体保持枠に取付けられる実用新案登録請求の範
囲第1項または第2項に記載の電磁調理器用発
熱装置。 (4) 揺動脚が側壁を有する発熱体保持枠の内側に
収納可能に取付けられている実用新案登録請求
の範囲第1項から第3項までのいずれか1つに
記載の電磁調理器用発熱装置。 (5) 揺動脚が磁性発熱体を電磁誘導不可能な高さ
位置に保持するストツパーを備えている実用新
案登録請求の範囲第1項から第4項までのいず
れか1つに記載の電磁調理器用発熱装置。 (6) 磁性発熱体は、揺動脚が水平枢支軸を中心と
して回転されたときに磁性発熱体を電磁誘導可
能な高さ位置に保持する所要個数の固定脚を備
えている実用新案登録請求の範囲第1項から第
5項までのいずれか1つに記載の電磁調理器用
発熱装置。 (7) 磁性発熱体は周辺部に円弧状の長孔が設けら
れている実用新案登録請求の範囲第1項から第
6項までのいずれか1つに記載の電磁調理器用
発熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985065905U JPH049755Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985065905U JPH049755Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61183094U JPS61183094U (ja) | 1986-11-14 |
JPH049755Y2 true JPH049755Y2 (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=30598310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985065905U Expired JPH049755Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049755Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6050886A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-20 | 伊勢工業株式会社 | 電磁調理器用発熱具 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP1985065905U patent/JPH049755Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6050886A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-20 | 伊勢工業株式会社 | 電磁調理器用発熱具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61183094U (ja) | 1986-11-14 |
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