JP3424152B2 - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents

電磁誘導加熱調理器

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JP3424152B2
JP3424152B2 JP18803297A JP18803297A JP3424152B2 JP 3424152 B2 JP3424152 B2 JP 3424152B2 JP 18803297 A JP18803297 A JP 18803297A JP 18803297 A JP18803297 A JP 18803297A JP 3424152 B2 JP3424152 B2 JP 3424152B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱手段によ
り誘導加熱される調理容器を備えた電磁誘導加熱調理器
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図17は従来の電磁誘導加熱調理器(従
来例1)の外観斜視図、図18はその電磁誘導加熱調理
器に用いられる調理容器の分解斜視図、図19はその要
部の断面図である。図において、21は電磁誘導加熱調
理器の本体で、上面に耐熱性および強度を有する例えば
陶磁器、耐熱ガラスまたは結晶化ガラス等により構成さ
れたトッププレート23を有し、前方に操作部24を備
えた上ケース22と、上ケース22の下部を覆う下ケー
ス25とによって構成されており、本体21の内部に
は、図示しないが、誘導加熱コイル、この誘導加熱コイ
ルを制御する制御回路部品および冷却装置などが収容さ
れている。 【0003】26は本体21のトッププレート23上に
載置され、内部に収容される調理物を誘導加熱により調
理する調理容器で、磁性材料からなり、底部27aが平
坦に形成され、側壁27bの上縁部にフランジ部27c
を有し、側壁27bとフランジ部27cとの間に段差部
27dを備えた平面円形状の鍋部27と、例えばステン
レス鋼板、アルミニウム板または耐熱ガラス等からな
り、天面28aのほぼ中央部につまみ部28bを有し、
下端部28cが鍋部27の段差部27dに載置される断
面円弧状の蓋部28とにより構成されている。 【0004】このように構成された電磁誘導加熱調理器
で調理を行う場合は、まず、調理容器26の鍋部27内
に調理物を収容し、鍋部27に蓋部28を載置してトッ
ププレート23上に載せる。ついで、本体21の操作部
24を操作して調理を開始させると、本体21内に設け
られた誘導加熱コイルが誘導加熱し、調理容器26の鍋
部27自体を加熱させて調理物を調理する。 【0005】図20は従来の他の調理容器(従来例2)
の斜視図で、この調理容器29は図18に示した調理容
器26とほぼ同様に構成されており、電磁誘導加熱調理
器(従来例1)に用いられる。なお、この調理容器29
はその鍋部30の底部30aの内面側に複数の突条部3
0eが設けられており、例えば汁分が多く出る焼き肉料
理などの専用鍋として用いられる。 【0006】また、従来の他の電磁誘導加熱調理器とし
て、例えば特開平8−250269号公報に開示された
発明(従来例3)があり、図21および図22にそれを
示す。図において、31は電磁誘導加熱調理器の本体で
あり、図17に示した電磁誘導加熱調理器(従来例1)
とほぼ同様に、トッププレート33および操作部34を
備えた上ケース32と下ケース35とにより構成されて
いて、その内部には誘導加熱コイル36等が配設されて
いる。37はトッププレート33上に載置される調理用
鍋、38は本体31と着脱自在でトッププレート33を
囲むように上ケース32上に載せて使用される枠体で、
比較的耐熱性のあるプラスチック材料からなり、その平
面形状はほぼ四角形状で、縦および横の内寸A,Bはト
ッププレート33の内寸C,Dよりも大きく、枠体38
の上端面Eは枠体38を上ケース32上に載せたときの
トッププレート33の上面Fより高く形成されている。 【0007】このように構成された電磁誘導加熱調理器
においては、枠体38を本体31の上ケース32上に載
せることにより、トッププレート33上に載置した調理
容器37が滑るなどして位置がずれトッププレート33
から落ちそうになっても、調理容器37が枠体38に当
たってずれ落ちるのを防ぐことができる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例1
の電磁誘導加熱調理器は、その本体21の上ケース22
の上面よりもトッププレート23の上面が高い位置にあ
り、かつ平面であるので、調理時に調理容器26の鍋部
27内の調理物を混ぜるなどして鍋部27に力が加わる
と、トッププレート23から調理容器26が滑り落ちる
ことがあり、調理容器26および調理物を駄目にしてし
まうおそれがあった。 【0009】また、この調理容器26はその鍋部27と
蓋部28の嵌合を、鍋部27に設けた段差部27dと、
蓋部28の下端部28cとで行うようにしたので、例え
ば蓋部28を耐熱ガラスなどで構成した場合は、その重
量が重く、調理容器26の持ち運び時においてバランス
がとりにくく不安定であり、場合によっては蓋部28が
鍋部27から滑り落ちてしまうなどの不具合が生じてし
まうことがあった。そこで、蓋部28を滑り落ちにくく
するために段差部27dの深さを深くすることも考えら
れるが、深くするとかえって清掃性が悪くなってしまう
などの問題があった。 【0010】さらに、電磁誘導加熱の場合、調理容器2
6自体が加熱されるため、調理容器26の取り扱いに注
意を必要とした。そこで、調理容器26の取り扱いを容
易にするために、例えば調理容器の鍋部の壁面部に耐熱
性と強度を有する材料で構成された外側胴体を設けたも
のが、実公平3−17791号公報に開示されている
が、清掃の際、外側胴体を調理容器から着脱しなければ
ならず取り扱い性が悪いとともに、外側胴体の形状が大
きく材料費も嵩むためコストアップになってしまうなど
の問題があった。 【0011】また、従来例2の調理容器29が用いられ
る電磁誘導加熱調理器においては、調理容器29の鍋部
30の底部30aに複数の突条部30eを設け、焼き肉
料理などのを専用に行えるものを備えている。しかしな
がら、この調理容器29は通常はほとんど使用されない
ため、通常使用する調理容器の他にこの鍋部30を準備
しなければならず、コストアップになるとともに、収納
性および使い勝手が悪いなどの問題があった。 【0012】さらに、従来例3の電磁誘導加熱調理器に
おいては、トッププレート33上に載置した調理容器3
7が滑り落ちないように、本体31の上ケース32上に
枠体38が設けられている。しかしながら、この枠体3
8は、調理容器37の左右もしくは前後の移動とともに
ずれたとき、トッププレート33の周壁に係止されてそ
のずれが制止されるだけなので、調理容器37が強く当
たった場合などはその係止が外れやすく調理容器37と
ともに本体31から滑り落ちてしまうおそれがあり、取
り扱い性が悪かった。 【0013】また、調理容器37がトッププレート33
上でずれた場合、調理容器37の側壁が枠体38の内周
面に面接触するので、調理容器37の熱が枠体38に伝
達する。これにより、枠体38は熱に耐えうるような比
較的耐熱性の高い材料を用いなければならず、コストア
ップになってしまうなどの問題があった。 【0014】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、調理容器の鍋部と蓋部との嵌合を
より確実にして持ち運び性を良くするとともに、蓋部も
調理用鍋を兼ねられて、調理幅を広げることのできる取
り扱い性および使い勝手の良い電磁誘導加熱調理器を提
供することを目的としたものである。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明に係る電磁誘導加
熱調理器は、鍋部および鍋部の上部に設置される調理用
鍋を兼ねた蓋部により構成された調理容器と、内部に誘
導加熱手段を備え、上面に誘導加熱手段によって誘導加
熱される調理容器が載置されるトッププレートを有する
本体とを備えてなり、鍋部の対向する側壁の外面に持ち
運び用ハンドルが支持される一対の支持部をそれぞれ設
けるとともに、蓋部の対向する側壁の外面にそれぞれ把
手を設け、蓋部を前記鍋部に設置したときに、蓋部の把
手が鍋部の一対の支持部の間にそれぞれ嵌合されるよう
にしたものである。 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【発明の実施の形態】 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1の外観斜視
図、図2は本発明の実施の形態1に係る調理容器の分解
斜視図、図3は図1の要部の拡大断面図である。図にお
いて、1は電磁誘導加熱調理器の本体で、耐熱性および
強度を有するプラスチック材料からなり、上面に例えば
陶磁器、耐熱ガラスまたは結晶化ガラス等の耐熱性およ
び強度を有する材料により構成され表面が平坦に形成さ
れたトッププレート3を有し、前方に操作部4を備えた
上ケース2と、上ケース2と同材料からなり、上ケース
2の下部を覆う下ケース5とによって構成されていて、
本体1の内部には、図示しないが、誘導加熱コイル、こ
の誘導加熱コイルを制御する制御回路部品および冷却装
置などが収容されている。 【0022】6は本体1のトッププレート3上に載置さ
れ、内部に収容される調理物を電磁誘導加熱により調理
する調理容器で、例えば鉄材、鉄鋳物材などの強磁性材
料で構成された鍋部7と、鍋部7と同材料で構成された
蓋部9とにより構成されている。そして、鍋部7は、ト
ッププレート3上に載置されたときに密接するように底
部7aが平坦に形成され、側壁7bの上縁部7cの内側
には段差部7dが設けられている。また、対向する側壁
7bの外面には、側壁7bと一体に構成された一対の支
持部8a,8bがそれぞれ取り付けられており、支持部
8a,8bは、図4に示すように、間隔L1を隔てて設
けられ、その上面8cは、鍋部7の上縁部7cと同一平
面になるように形成され、そして、対向する側面および
外面の一部8dは、図5に示すように、鍋部7の上縁部
7cよりもT1だけ高くなるように形成され、その一部
8dに後述するつるが嵌入する嵌合孔8eが設けられて
いる。 【0023】蓋部9は、単独で調理用鍋として使用する
ことができるように、つまりトッププレート3に密接す
るように天面9aが平坦に形成され、側壁9bの下縁部
9c内側には鍋部7の段差部7dに係止する係止部9d
が設けられており、下縁部9cの所定箇所には側壁9b
の一部とともに切り欠いた切欠部9eが設けられ、調理
容器6内の調理物から発生した蒸気が外部に逃げられる
ようになっている。また、対向する側壁9bの外面には
手掛け部10aを有する把手10がそれぞれ一体に設け
られており、図6および図8に示すように、把手10の
幅L2は一対の支持部8a,8bの間隔L1より若干小
さくなるように形成されている。そして、鍋部7に蓋部
9を設置した場合、鍋部7の段差部7dに蓋部9の係止
部9dが係止されて両者7,9は密着係止されるととも
に、蓋部9の把手10aが鍋部7の一対の支持部8a,
8bのそれぞれの間に嵌合されて、鍋部7に対して蓋部
9の前後および左右の動きが規制されるようになってい
る。 【0024】11a,11bは例えばステンレス鋼線な
どの弾性を有する線材により構成されたほぼコ字状のつ
るで、図7に示すように、両端部に鍋部7の支持部8
a,8bに設けられた嵌合孔8eに嵌入される嵌合部1
1c,11dが設けられ、その嵌合部11c,11dが
鍋部7の対向する側壁7bに設けた支持部8a,8aお
よび支持部8b,8bの嵌合孔8eにそれぞれ回動自在
に嵌入されて、両つる11a,11bが向き合うように
取り付けられている。そして、両つる11a,11bを
立ち上げると、調理容器6を持ち運ぶ際のハンドルとし
て使用される。 【0025】なお、この実施の形態1ではそれぞれの深
さの比率がほぼ2:1となるように調理容器6の鍋部7
と蓋部9が形成されており、鍋部7は、例えば水炊きや
おでんのように具を沢山入れる料理に適した深鍋として
使用され、蓋部9は、例えば餃子や焼きそばなどのよう
に比較的具の少ない料理に適した浅鍋として使用され
て、それぞれが調理の種類に対応して使い分けられるよ
うになっている。また、通常のように鍋部7に蓋部9を
設置して用いれば具の多い料理や料理後の保温も可能と
なる。 【0026】このように構成したこの実施の形態1にお
いて、鍋部7および蓋部9を用いて調理を行う場合は、
まず、調理容器6の鍋部7内に調理物を収容した後、鍋
部7に蓋部9を設置する。ついで、両つる11a,11
bを立ち上げてハンドルとし、調理容器6を持ち運ん
で、図1に示すように、トッププレート3上に載せる。
この時、鍋部7の段差部7dに蓋部9の係止部9dが係
止されて両者7,9は密着係止されるとともに、蓋部9
の把手10aが鍋部7の一対の支持部8a,8bのそれ
ぞれの間に嵌合され、鍋部7に対して蓋部9の前後およ
び左右の動きは規制される。 【0027】そして、本体1の操作部4を操作して調理
を開始させると、本体1内に設けた誘導加熱コイルが誘
導加熱し、調理容器6の鍋部7および蓋部9自身を加熱
させて内部に収容した調理物を調理する。この時、調理
物から発生した蒸気は蓋部9に設けた切欠部9eから外
部に排出される。 【0028】また、鍋部7のみで調理を行う場合は、鍋
部7および蓋部9を用いて調理する場合とほぼ同様に、
調理容器6の鍋部7内に調理物を収容した後、両つる1
1a,11bを立ち上げて調理容器6を持ち運び、図9
に示すように、トッププレート3上に載せる。そして、
本体1の操作部4を操作して調理を開始させ、誘導加熱
コイルによって調理容器6の鍋部7自身を加熱させて内
部に収容した調理物を調理する。 【0029】さらに、蓋部9を調理用鍋とし調理を行う
場合は、図10に示すように、トッププレート3上に蓋
部9をその天面9aが密接するように載置した後、蓋部
9内に調理物を収容する。そして、本体1の操作部4を
操作して調理を開始させ、誘導加熱コイルによって調理
容器6の蓋部9自身を加熱させ、内部に収容した調理物
を調理する。 【0030】このように、調理容器6の鍋部7と蓋部9
を用いて調理を行う場合は、鍋部7に蓋部9を設置する
と、鍋部7の段差部7dに蓋部9の係止部9dが係止さ
れて両者7,9は密着係止されるとともに、蓋部9の把
手10aが鍋部7の一対の支持部8a,8bのそれぞれ
の間に嵌合されて、鍋部7に対して蓋部9の前後および
左右の動きが規制されるので、鍋部7から蓋部9が滑り
落ちることもなく安定した持ち運びを行うことができ
る。これにより、取り扱いの便利な電磁誘導加熱調理器
を得ることができる。また、蓋部9は調理用鍋としても
使用でき、鍋部7との深さも代えて構成したので、複数
種の鍋部7を準備しなくても鍋部7と蓋部9とで調理の
種類に対応した使い分けをすることができ、調理の幅も
広がって使い勝手の良い電磁誘導加熱調理器を得ること
ができる。 【0031】実施の形態2.図11は本発明の実施の形
態2に係る調理容器の蓋部の平面図、図12はそのY−
Y断面図である。この実施の形態2は、実施の形態1の
蓋部9の天面9aの内面側に、複数の突条部12aと溝
部12bを交互かつ平行に設けたものである。 【0032】このように構成したことにより、実施の形
態1とほぼ同じ作用および効果が得られ、例えば焼き肉
料理などの調理物から汁分が多く出る調理においては、
蓋部9を調理用鍋として使用すると、蓋部9の天面9a
に設けた溝部12bに調理物から出た汁分が溜まって調
理物に付着せず美味しく調理することができる。これに
より、専用の鍋部を準備しなくても蓋部9で対応するこ
とができ、調理の幅を広げられるとともに、コストアッ
プを抑えることができる。また、複数の鍋部による収納
性の悪さを無くし、使い勝手の良い電磁誘導加熱調理器
を得ることができる。 【0033】実施の形態3.図13は本発明の実施の形
態3の外観斜視図、図14は本発明の実施の形態3に係
る枠体の斜視図、図15は図13の要部の拡大断面図で
ある。この実施の形態3は、実施の形態1の電磁誘導加
熱調理器の本体1の上ケース2上に、トッププレート3
の外縁部を囲む枠体13を設けたものである。この枠体
13は、耐熱性および強度を有するプラスチック材料に
より構成されており、その平面形状はトッププレート3
の平面形状に対応した形状で、断面ほぼ逆U字状の周壁
13Aによって形成されている。周壁13Aは、下端部
に内側に突出した複数の係止爪13dを有し、下端部か
ら立ち上がりトッププレート3の外縁部に沿って囲む外
枠13aと、外枠13aの上端部から内側に向かってト
ッププレート3の外縁部を覆う天枠13bと、天枠13
bの内側端部から内側に向かって傾斜して下方に延出し
下端部がトッププレート3の上面との間に若干の間隙G
1を有する内枠13cとによって構成されている。そし
て、枠体13は、係止爪13dの先端部とトッププレー
ト3の外縁端部3aとの間に間隙G2を有するように上
ケース2上に取り付けられている。 【0034】このように構成したこの実施の形態3にお
いても、実施の形態1で説明した場合と同様に、調理容
器6の鍋部7内に調理物を収容した後、両つる11a,
11bを立ち上げて調理容器6を持ち運び、図13に示
すように、トッププレート3上に載せる。そして、本体
1の操作部4を操作して調理を開始させ、誘導加熱コイ
ルによって調理容器6の鍋部7自身を加熱させて内部に
収容した調理物を調理する。 【0035】また、調理中、あるいは、本体1または鍋
部7の移動時において、トッププレート3上に載置した
鍋部7が左右または前後等にずれた場合は、上ケース2
上に取り付けた枠体13の内枠13cに鍋部7の側壁7
bが当たる。この時、枠体13は鍋部7が当たった側に
ずれるが、図16に示すように、枠体13の外枠13a
に設けた係止爪13dのいずれかがトッププレート3の
外縁端部3aに係止し、枠体13をそれ以上移動させず
トッププレート3から外れないようにし、鍋部7のトッ
ププレート3からの滑り落ちが防止される。なお、鍋部
7および蓋部9を使用した場合、または蓋部9を調理用
鍋として使用した場合においても、鍋部7および蓋部9
がトッププレート3上でずれたときは、枠体13によっ
て鍋部7および蓋部9のトッププレート3からの滑り落
ちが防止される。 【0036】このように、本体1の上ケース2上に取り
付けられた枠体13に調理容器6が強く当たった場合、
枠体13の外枠13aに設けた係止爪13dのいずれか
がトッププレート3の外縁端部3aに確実に係止するの
で、枠体13をそれ以上移動させずトッププレート3か
らはずれないようにすることができ、トッププレート3
上に載置した調理容器6の滑り落ちを防止することがで
きる。また、枠体13の内枠13cは天枠13bの内側
端部から内側に向かって傾斜して下方に延出するように
形成されているので、調理容器6がトッププレート3上
でずれて内枠13cの内周面に接触しても、従来の面接
触と比べて接触面積を少なくすることができ、調理容器
6の熱の枠体13への伝達を抑えることができる。これ
により、枠体13が容易に溶融したり変形したりするこ
とがなく、比較的耐熱性の低いつまり安価な材料でも構
成することができるなど、コストの低減を図ることがで
きる。さらに、枠体13の周壁13Aは、内枠13cと
外枠13aの間に天枠13bを介する二重構造となって
いるので、内枠13cに直接接触した調理容器6の熱が
外枠13aに伝達されにくく、伝わるころにはその熱が
緩和され、外枠13aの温度上昇が少なく取り扱いが容
易で使い勝手の良い電磁誘導加熱調理器を得ることがで
きる。 【0037】 【発明の効果】以上のように本発明に係る電磁誘導加熱
調理器は、鍋部および鍋部の上部に設置される調理用鍋
を兼ねた蓋部により構成された調理容器と、内部に誘導
加熱手段を備え、上面に誘導加熱手段によって誘導加熱
される調理容器が載置されるトッププレートを有する本
体とを備えてなり、鍋部の対向する側壁の外面に持ち運
び用ハンドルが支持される一対の支持部をそれぞれ設け
るとともに、蓋部の対向する側壁の外面にそれぞれ把手
を設け、蓋部を前記鍋部に設置したときに、蓋部の把手
が鍋部の一対の支持部の間にそれぞれ嵌合されるように
したので、鍋部に対して蓋部の前後および左右の動きが
規制され、鍋部から蓋部が滑り落ちることなく安定した
持ち運びを行うことができ、取り扱いの便利な電磁誘導
加熱調理器を得ることができる。 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】 【0042】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施の形態1の外観斜視図である。 【図2】 本発明の実施の形態1に係る調理容器の分解
斜視図である。 【図3】 図1の要部の拡大断面図である。 【図4】 図2の要部の拡大図である。 【図5】 図4のX−X断面図である。 【図6】 図2の要部の拡大図である。 【図7】 本発明の実施の形態1に係るつるの斜視図で
ある。 【図8】 本発明の実施の形態1に係る調理容器の作用
説明図である。 【図9】 本発明の実施の形態1に係る鍋部を用いた場
合の作用説明図である。 【図10】 本発明の実施の形態1に係る蓋部を用いた
場合の作用説明図である。 【図11】 本発明の実施の形態2に係る調理容器の蓋
部の平面図である。 【図12】 図11のY−Y断面図である。 【図13】 本発明の実施の形態3の外観斜視図であ
る。 【図14】 本発明の実施の形態3に係る枠体の斜視図
である。 【図15】 図13の要部の拡大断面図である。 【図16】 図15の作用説明図である。 【図17】 従来の電磁誘導加熱調理器(従来例1)の
外観斜視図である。 【図18】 図17の電磁誘導加熱調理器に用いられる
調理容器の分解斜視図である。 【図19】 図18の要部の断面図である。 【図20】 従来の他の調理容器(従来例2)の斜視図
である。 【図21】 従来の他の電磁誘導加熱調理器(従来例
3)の断面図である。 【図22】 図21の電磁誘導加熱調理器の分解斜視図
である。 【符号の説明】 1 本体、2 上ケース、3 トッププレート、5 下
ケース、6 調理容器、7 鍋部、7b 側壁、8a,
8b 支持部、9 蓋部、9a 天面、10把手、11
a,11b つる、12a 突条部、12b 溝部、1
3 枠体、13A 周壁、13a 外枠、13b 天
枠、13c 内枠、13d 係止爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 一彦 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 須田 栄吉 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 斎藤 浩祥 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−60038(JP,A) 特開 平8−117091(JP,A) 特開 平8−190983(JP,A) 実開 昭54−182151(JP,U) 実開 昭54−145459(JP,U) 実開 昭52−73864(JP,U) 登録実用新案3034237(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 104 A47J 36/02 A47J 36/06 H05B 6/12 307

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鍋部および該鍋部の上部に設置される調
    理用鍋を兼ねた蓋部により構成された調理容器と、内部
    に誘導加熱手段を備え、上面に該誘導加熱手段によって
    誘導加熱される前記調理容器が載置されるトッププレー
    トを有する本体とを備えてなり、 前記鍋部の対向する側壁の外面に持ち運び用ハンドルが
    支持される一対の支持部をそれぞれ設けるとともに、前
    記蓋部の対向する側壁の外面にそれぞれ把手を設け、前
    記蓋部を前記鍋部に設置したときに、前記蓋部の把手が
    前記鍋部の一対の支持部の間にそれぞれ嵌合されるよう
    にした ことを特徴とする電磁誘導加熱調理器。
JP18803297A 1997-07-14 1997-07-14 電磁誘導加熱調理器 Expired - Fee Related JP3424152B2 (ja)

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