JPS60103160A - 非晶質磁性合金およびその製造方法 - Google Patents
非晶質磁性合金およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS60103160A JPS60103160A JP58211750A JP21175083A JPS60103160A JP S60103160 A JPS60103160 A JP S60103160A JP 58211750 A JP58211750 A JP 58211750A JP 21175083 A JP21175083 A JP 21175083A JP S60103160 A JPS60103160 A JP S60103160A
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- Japan
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- amorphous magnetic
- alloy
- temp
- magnetic alloy
- iron loss
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は高周波用トラ/スの磁心等に使用する非晶質
磁性合金およびその製造方法に関する。
磁性合金およびその製造方法に関する。
高周波用磁心材料としては従来よりン7トフェライトが
用いられてきたが、フェライトは飽和磁束密度が小さく
キュリ一温度が低いという欠点があった。最近、磁心を
小型化させるために、飽和磁束密度が大きくしかもキュ
リ一温度の高い非晶質磁性合金が注目されている。しか
しながら、非晶質磁性合金は電気抵抗がフェライトに比
べると小さいために周波数が高くなると鉄損が大きくな
るという欠点があった。また、茜価なコバルト基非晶質
合金では磁歪を小さくすることが可能であるが、安価な
鉄基非晶質合金では磁歪が大きく、このことが高周波で
の鉄損全増加させる原因となっていた。
用いられてきたが、フェライトは飽和磁束密度が小さく
キュリ一温度が低いという欠点があった。最近、磁心を
小型化させるために、飽和磁束密度が大きくしかもキュ
リ一温度の高い非晶質磁性合金が注目されている。しか
しながら、非晶質磁性合金は電気抵抗がフェライトに比
べると小さいために周波数が高くなると鉄損が大きくな
るという欠点があった。また、茜価なコバルト基非晶質
合金では磁歪を小さくすることが可能であるが、安価な
鉄基非晶質合金では磁歪が大きく、このことが高周波で
の鉄損全増加させる原因となっていた。
一方、近時、磁心および付属機器を小型化させるために
、使用周波数が高< 、11:周波で低鉄損の磁心材料
の開発が強く望まれていた。
、使用周波数が高< 、11:周波で低鉄損の磁心材料
の開発が強く望まれていた。
この発明は高周波領域(30KHz以上、とくに50
KHz以上)での鉄損が小さい非晶質磁性合金およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
KHz以上)での鉄損が小さい非晶質磁性合金およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
この発明の非晶質磁性合金は、
組成式: F eWCr X ByS iz(式中、W
+ X r y+ Zは各元素の原子・(−セントを
示し、Wが60〜80.xが5より大きく10以下、y
が10〜20.2が5〜15で、かつy+zが15〜3
0の組成範囲にある)を有するものである。
+ X r y+ Zは各元素の原子・(−セントを
示し、Wが60〜80.xが5より大きく10以下、y
が10〜20.2が5〜15で、かつy+zが15〜3
0の組成範囲にある)を有するものである。
前記組成の非晶質磁性合金は、結晶化温度以下でかつキ
ュIJ−i1度以上で熱処理する。これによって、低鉄
損の非晶質磁性合金を得ることができる。
ュIJ−i1度以上で熱処理する。これによって、低鉄
損の非晶質磁性合金を得ることができる。
高周波領域で鉄損を低減させるためには、磁歪を減少さ
せることが必要となる。よく知られているように、鉄基
非晶質磁性合金の磁歪は飽和磁化の2乗に比例し、磁歪
を減少させるためには添加元素を加えて飽和磁化を減少
させる必要がある(Appl、Phys、Lett、3
7 (1980)665を参照)。
せることが必要となる。よく知られているように、鉄基
非晶質磁性合金の磁歪は飽和磁化の2乗に比例し、磁歪
を減少させるためには添加元素を加えて飽和磁化を減少
させる必要がある(Appl、Phys、Lett、3
7 (1980)665を参照)。
このため、Cr 、 SiおよびBの添加元素を加える
が、Crの原子パーセントが5以下のときは、磁歪が太
き(Crの添加効果が−小さくなる。一方、Crの原子
パーセントが10より大きいときは、飽和磁束密度やキ
ーリ一温度が小さくなり、磁心としての実用性がなくな
る。
が、Crの原子パーセントが5以下のときは、磁歪が太
き(Crの添加効果が−小さくなる。一方、Crの原子
パーセントが10より大きいときは、飽和磁束密度やキ
ーリ一温度が小さくなり、磁心としての実用性がなくな
る。
また、Crの組成が前記範囲にあるだけでは低鉄4員の
非晶質磁性合金を得る上で充分でない。高周波での鉄損
発生機構は複雑であるが、鉄損は磁性体の磁区構造に依
存し、磁区が細分化するほど鉄損は低減する。高周波領
域の鉄損を低減するために、他の添加元素を種々の組成
で検討した結果、BおよびSiを前記組成範囲で添加す
ることにより鉄損が小さくなることを見出した。Bおよ
びSiの組成が前記範囲をはずれるときは、非晶質合金
の作製が困難となるか、あるいは非晶質合金が作製でき
ても鉄損が大きくなる。
非晶質磁性合金を得る上で充分でない。高周波での鉄損
発生機構は複雑であるが、鉄損は磁性体の磁区構造に依
存し、磁区が細分化するほど鉄損は低減する。高周波領
域の鉄損を低減するために、他の添加元素を種々の組成
で検討した結果、BおよびSiを前記組成範囲で添加す
ることにより鉄損が小さくなることを見出した。Bおよ
びSiの組成が前記範囲をはずれるときは、非晶質合金
の作製が困難となるか、あるいは非晶質合金が作製でき
ても鉄損が大きくなる。
次に、実施例および比較例をあげて説明する。
実施例1〜5:第1表に示す組成を有する合金を石英製
のノズル内で溶解させ、アルゴンガス圧によってこの溶
融金属を高速回転するステンレス製のロール上に噴出し
、非晶質磁性薄帯を作製した。ロールの回転数を650
0〜2100 rpmとすることによって、薄帯の厚さ
を20〜25μmの範囲内にした。、この薄帯を長さ2
m分切、!2取り、図面に示すように内径20簡に巻回
してトロイダルコア1を作製した。
のノズル内で溶解させ、アルゴンガス圧によってこの溶
融金属を高速回転するステンレス製のロール上に噴出し
、非晶質磁性薄帯を作製した。ロールの回転数を650
0〜2100 rpmとすることによって、薄帯の厚さ
を20〜25μmの範囲内にした。、この薄帯を長さ2
m分切、!2取り、図面に示すように内径20簡に巻回
してトロイダルコア1を作製した。
このコア1をIQ Torrの雰囲気で60分間熱処理
した。熱処理温度は結晶化温度以下で10℃ステップで
順次熱処理し、鉄損が最小となる温度を最適熱処理温度
とした。鉄損測定はU関数計を用いて磁束密度3 KG
auss *周波数50KHzで行った。各実施例にお
ける最適熱処理温度と鉄損を第1表に示す。
した。熱処理温度は結晶化温度以下で10℃ステップで
順次熱処理し、鉄損が最小となる温度を最適熱処理温度
とした。鉄損測定はU関数計を用いて磁束密度3 KG
auss *周波数50KHzで行った。各実施例にお
ける最適熱処理温度と鉄損を第1表に示す。
比較例1〜5:第1表に示す組成を有する合金を用いた
ほかは実施例と同様にしてトロイダルコアを作製し、こ
れを熱処理して鉄損を測定した。
ほかは実施例と同様にしてトロイダルコアを作製し、こ
れを熱処理して鉄損を測定した。
(以下余 白)
第1表
」ぐ非晶質薄帯を作成することができなかった。
第1表から明らかなように、50KHzの高周波領域に
おいて、各芙施例の非晶質磁性合金は比較例のそれに比
して充分に小さくなっている。
おいて、各芙施例の非晶質磁性合金は比較例のそれに比
して充分に小さくなっている。
この発明によれば、高周波領域での鉄損が低減された非
晶質磁性合金を得ることができる。
晶質磁性合金を得ることができる。
図面はこの発明の実施例におけるトロイダルコアの一部
破断斜視図である。 手3売ネ甫正也: (自発 昭和59年 5月18目 昭和58年特許願第211750号 2、発明の名称 非晶質磁性合金およびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 出願人 4、代理人 5、補正命令のE1付 自発補正 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (1)明細書第5頁第4行、r6500Jとあるをrl
500JとJ正する。 明細書第5頁第10行〜第11行、「、は結温度・・・
・・・熱処理し、」とあるを「は、多数のコアを用意し
、結晶化温度以下でかつ10℃ステップで設定したそれ
ぞれの温度において、各コアをそれぞれ熱処理し、」と
訂正する。
破断斜視図である。 手3売ネ甫正也: (自発 昭和59年 5月18目 昭和58年特許願第211750号 2、発明の名称 非晶質磁性合金およびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 出願人 4、代理人 5、補正命令のE1付 自発補正 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (1)明細書第5頁第4行、r6500Jとあるをrl
500JとJ正する。 明細書第5頁第10行〜第11行、「、は結温度・・・
・・・熱処理し、」とあるを「は、多数のコアを用意し
、結晶化温度以下でかつ10℃ステップで設定したそれ
ぞれの温度において、各コアをそれぞれ熱処理し、」と
訂正する。
Claims (2)
- (1) 組成式: F ewCr X B、S I z
(式中、w、x、y、zは各元素の原子−(−セントを
示し、Wが60〜80Ixが5より大きく10以下、y
が10〜20.2が5〜15で、かつy+2が15〜3
0の組成範囲にある)を有する非晶質磁性合金。 - (2)組成式:FewCrXBySi2(式中、w、x
、y、zは各元素の原子−(−セントを示し、Wが60
〜80.xが5より大きく10以下、yが10〜20.
zが5〜15で、かつy+2が15〜30の組成範囲に
ある)を有する非晶質磁性合金を、結晶化温度以下でか
つキュリ一温度以上で熱処理することを特徴とする非晶
質磁性合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58211750A JPS60103160A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 非晶質磁性合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58211750A JPS60103160A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 非晶質磁性合金およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60103160A true JPS60103160A (ja) | 1985-06-07 |
Family
ID=16610959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58211750A Pending JPS60103160A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 非晶質磁性合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60103160A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7357844B2 (en) * | 2002-03-01 | 2008-04-15 | Japan Science And Technology Agency | Soft magnetic metallic glass alloy |
-
1983
- 1983-11-10 JP JP58211750A patent/JPS60103160A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7357844B2 (en) * | 2002-03-01 | 2008-04-15 | Japan Science And Technology Agency | Soft magnetic metallic glass alloy |
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