JPS60181237A - 低鉄損非晶質磁性合金の製造方法 - Google Patents
低鉄損非晶質磁性合金の製造方法Info
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- JPS60181237A JPS60181237A JP59034161A JP3416184A JPS60181237A JP S60181237 A JPS60181237 A JP S60181237A JP 59034161 A JP59034161 A JP 59034161A JP 3416184 A JP3416184 A JP 3416184A JP S60181237 A JPS60181237 A JP S60181237A
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- heat treatment
- amorphous magnetic
- magnetic alloy
- iron loss
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D6/00—Heat treatment of ferrous alloys
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は低鉄損非晶質磁性合金の製造方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
従来、電磁気装置の磁心として用いられているものに、
パーマロイ、フェライト等の結晶質の材料がある。しか
しながらパーマロイは比抵抗が小さいので、高周波領域
での鉄損が大きくなる。又フェライトは高周波領域での
鉄損は小さいものの飽和磁束密度が5000G程度と小
さいという欠点がある。
パーマロイ、フェライト等の結晶質の材料がある。しか
しながらパーマロイは比抵抗が小さいので、高周波領域
での鉄損が大きくなる。又フェライトは高周波領域での
鉄損は小さいものの飽和磁束密度が5000G程度と小
さいという欠点がある。
これに対し、Fe、 Co、 Ni等を基本とし、P、
C。
C。
B + S I T AZ + Oe等を含有し、結晶
性をもた々い非晶質合金は、優れた軟磁気特性を有し、
その研究が盛んである。
性をもた々い非晶質合金は、優れた軟磁気特性を有し、
その研究が盛んである。
非晶質合金の製造にあたっては磁気特性の向上、鉄損の
減少等の磁気特性散性の為に熱処理を行なうことが一般
的である。このような熱処理はキュリ一温度以上かつ結
晶化温度以下の範囲で行なわれ、鉄損の減少等、ある程
度、磁気特性は改善される。しかしながら、通常行なわ
れている熱処理では、鉄損値のばらつきが大きく、又、
高周波領域における鉄損値の低減は困難であった。
減少等の磁気特性散性の為に熱処理を行なうことが一般
的である。このような熱処理はキュリ一温度以上かつ結
晶化温度以下の範囲で行なわれ、鉄損の減少等、ある程
度、磁気特性は改善される。しかしながら、通常行なわ
れている熱処理では、鉄損値のばらつきが大きく、又、
高周波領域における鉄損値の低減は困難であった。
[発明の目的]
本発明は以上の点を考度してかきれたもので、鉄損値の
バラツキが小さく、かつ高周波領域における鉄損の小さ
い非晶質磁性合金を得ることのできる低鉄損非晶質磁性
合金の製造方法を提供することを目的とする。
バラツキが小さく、かつ高周波領域における鉄損の小さ
い非晶質磁性合金を得ることのできる低鉄損非晶質磁性
合金の製造方法を提供することを目的とする。
[発明の概要]
本発明は非晶質磁性合金に、結晶化温i (Tx)より
低く、キュリ一温度(Tc )よりも高い温度(Tl)
の熱処理を加えた後に、温度(Tg) (Tc< Tg
< Tt )の熱処理を加えることを特徴とする低鉄損
非晶質磁性合金の製造方法である。
低く、キュリ一温度(Tc )よりも高い温度(Tl)
の熱処理を加えた後に、温度(Tg) (Tc< Tg
< Tt )の熱処理を加えることを特徴とする低鉄損
非晶質磁性合金の製造方法である。
すなわち、本発明は温度の異なる熱処理を2回以上に分
割して行なうことにより、従来の熱処理では得られなか
った高周波領炒の低鉄損をバラツキ少なく実現できると
いうものである。
割して行なうことにより、従来の熱処理では得られなか
った高周波領炒の低鉄損をバラツキ少なく実現できると
いうものである。
第1の熱処理温度(TI )は結晶化温度(TX)より
低く、かつキュリ一温度(Tc)より高いことが必要で
ある。T≧Txだと短時間の熱処理で結晶化が進行し、
鉄損が増大するため実用的ではない。
低く、かつキュリ一温度(Tc)より高いことが必要で
ある。T≧Txだと短時間の熱処理で結晶化が進行し、
鉄損が増大するため実用的ではない。
またT≦Tcだと熱処理が有効には働かず、低鉄損の非
晶質合金が得られないからである。特にTX−100≦
T≦’1’X−40(’C)ノ範囲が好ましい。
晶質合金が得られないからである。特にTX−100≦
T≦’1’X−40(’C)ノ範囲が好ましい。
又、第2の熱処理温度(Tg) n ’l’c < ’
J”2< Tiの範囲で効果がある。特にTc < ’
I’2 り(Tx −120)(’C)の範囲が好まし
い。
J”2< Tiの範囲で効果がある。特にTc < ’
I’2 り(Tx −120)(’C)の範囲が好まし
い。
この熱処理は、熱処理温度(T’C)で一定時間保持し
た後、Tc以下例えば室温に急冷することにより行なわ
れる。
た後、Tc以下例えば室温に急冷することにより行なわ
れる。
このような熱処理は、各種の非晶質合金に行なうことが
できるが、飽和磁化の大きいFe基非晶質合金を用いる
ことが好ましい。特に (Fe1−aMa )loo−bXb M;Ti、V、Cr、Mn、Co、Ni、Zr、Nb、
Mo、Hf、Ta、Wのうちの少なくとも一種 X;B(lO原子チ以下の8+で置換しても良い)0≦
a≦0.15 13≦b≦25 で表わされるFe基非晶質磁性合金を用いると、低鉄損
で高い飽和磁化を示す低損非晶質合金を得ることができ
る。Mの添加により、為周波領域における鉄損の低下及
び結晶化温度の上昇の効果を得る。微量の添加で効果が
あられれるが、実用上は、a≧0.01でおることが好
ましい。またa > 0.15だとTCが低くなりすぎ
、実用上好せしくない。またxH非晶質化に必須の元素
であり、B及び必要に応じSiを加えると良い。Siを
加えると非晶質化が容易となり熱安定性が増す。しかし
ながら8iが10原子チより大となると鉄損が大きくな
ってしまう。またXの添加量すは、13より少ないと非
晶質化が困難であり、25より多いと融点が高くなり、
やはり非晶質化が困難になってしまうため%13≦b≦
25の範囲が好ましい。
できるが、飽和磁化の大きいFe基非晶質合金を用いる
ことが好ましい。特に (Fe1−aMa )loo−bXb M;Ti、V、Cr、Mn、Co、Ni、Zr、Nb、
Mo、Hf、Ta、Wのうちの少なくとも一種 X;B(lO原子チ以下の8+で置換しても良い)0≦
a≦0.15 13≦b≦25 で表わされるFe基非晶質磁性合金を用いると、低鉄損
で高い飽和磁化を示す低損非晶質合金を得ることができ
る。Mの添加により、為周波領域における鉄損の低下及
び結晶化温度の上昇の効果を得る。微量の添加で効果が
あられれるが、実用上は、a≧0.01でおることが好
ましい。またa > 0.15だとTCが低くなりすぎ
、実用上好せしくない。またxH非晶質化に必須の元素
であり、B及び必要に応じSiを加えると良い。Siを
加えると非晶質化が容易となり熱安定性が増す。しかし
ながら8iが10原子チより大となると鉄損が大きくな
ってしまう。またXの添加量すは、13より少ないと非
晶質化が困難であり、25より多いと融点が高くなり、
やはり非晶質化が困難になってしまうため%13≦b≦
25の範囲が好ましい。
本発明に用いられる非晶質合金は一般に行なわれている
ような単ロール法、双ロール法等の溶融合金超急冷する
ことにより得られる。例えばコアを形成するときは、本
発明に係る熱処理を加えた後の非晶質磁性合金薄帯を積
層して形成しても良いし、あらかじめトロイダル状に非
晶質合金薄帯を巻回した後に本発明の熱処理を加えると
より効果的である。
ような単ロール法、双ロール法等の溶融合金超急冷する
ことにより得られる。例えばコアを形成するときは、本
発明に係る熱処理を加えた後の非晶質磁性合金薄帯を積
層して形成しても良いし、あらかじめトロイダル状に非
晶質合金薄帯を巻回した後に本発明の熱処理を加えると
より効果的である。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、高周波領域の鉄損
の小さい非晶質合金をバラツキ少なく効率的に製造する
ことができる。
の小さい非晶質合金をバラツキ少なく効率的に製造する
ことができる。
特に高周波用の磁心材料として有効な低鉄損非晶質合金
を得ることができる。
を得ることができる。
[発明の実施例]
以下本発明の詳細な説明する。
単ロール法により作製した幅10w5.厚さ約20μm
の(Feo、5oNio、1oNbo、1o )88S
i6Bll非晶質合金薄帯(結晶化温度540℃、キュ
リ一温度170℃)約60mの端より6mずつ順番に切
取って外径18 m 、内径12日のトロイダルコア(
重量的81.実質断面積約0.22ctI)を作製した
。第1表のコア番号はその順番と一致させである。次に
これらのコアについて470〜480℃で10分〜20
分間の1回目の熱処理を行い、鉄損の測定を行った後に
300〜400°Cで30分〜60分間の2回目の熱処
理を行い、鉄損の測定を行った。なお熱処理はすべて真
空中で行い、各熱処理後の冷却はすべて水中急冷を施し
た。
の(Feo、5oNio、1oNbo、1o )88S
i6Bll非晶質合金薄帯(結晶化温度540℃、キュ
リ一温度170℃)約60mの端より6mずつ順番に切
取って外径18 m 、内径12日のトロイダルコア(
重量的81.実質断面積約0.22ctI)を作製した
。第1表のコア番号はその順番と一致させである。次に
これらのコアについて470〜480℃で10分〜20
分間の1回目の熱処理を行い、鉄損の測定を行った後に
300〜400°Cで30分〜60分間の2回目の熱処
理を行い、鉄損の測定を行った。なお熱処理はすべて真
空中で行い、各熱処理後の冷却はすべて水中急冷を施し
た。
結果を第1表に示す。
第1表より明らかなように1回目の熱処理を施した後に
おいては鉄損の値は】0個のコアにわたってばらつきを
示す。例えば5QKHz 、 3KGの鉄損値は630
〜7QQmW/ccの値をとり、ばらつきの幅は1割程
度である。しかし、2回目の熱処理(300〜400°
C) X (30−〜60M)を施した後においては鉄
損の値のばらつきは小さくなる。例えば50KHz 、
3K(lの鉄損値は635〜640mW/ccの値を
とり、ばらつきの幅は1%以下に減少する。
おいては鉄損の値は】0個のコアにわたってばらつきを
示す。例えば5QKHz 、 3KGの鉄損値は630
〜7QQmW/ccの値をとり、ばらつきの幅は1割程
度である。しかし、2回目の熱処理(300〜400°
C) X (30−〜60M)を施した後においては鉄
損の値のばらつきは小さくなる。例えば50KHz 、
3K(lの鉄損値は635〜640mW/ccの値を
とり、ばらつきの幅は1%以下に減少する。
なお、他の組成の場合についても実験を行った結果同じ
効果が得られた。
効果が得られた。
(γ)
Claims (2)
- (1)非晶質磁性合金に、結晶化源i (Tx)より低
く、ギュIJ−濃f(TC)よりも高い温度(TI )
にて第1の熱処理を加えた後、前記Tlよりも低くかつ
Tcよりも高い温度(Ta)にて第2の熱処理を加える
ことを特徴とする低鉄損非晶質磁性合金の製造方法。 - (2)前記Tl及びTaが、(Tx7100)℃< T
I <(Tx −40)’C及びTc < Ta <
(Tx−120)であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の低鉄損非晶質磁性合金の製造方法。 (81非晶質磁性合金としてFe基非晶質合會を用いた
ことを特徴とする特杆藺求の範囲第1項記載の低鉄損非
晶質磁性合金の製造方法。 (41Fe、4、非晶質合金として(Fet−aMa)
loo−bXb(ただL M ; Ti、 V、 Cr
、Mn、 Co、 Ni、 Zr、 Nb、Mo、Hf
。 Ta、 Wのうち少なくとも一種、X;B又はB及び8
i(si 10原子チ以下)0≦a≦0.15 13≦
b≦25)を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第
3項記載の低鉄損非晶質磁性合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59034161A JPS60181237A (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 低鉄損非晶質磁性合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59034161A JPS60181237A (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 低鉄損非晶質磁性合金の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60181237A true JPS60181237A (ja) | 1985-09-14 |
Family
ID=12406479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59034161A Pending JPS60181237A (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 低鉄損非晶質磁性合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60181237A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0855736A (ja) * | 1995-08-21 | 1996-02-27 | Toshiba Corp | 高周波用磁心 |
JPH08238543A (ja) * | 1996-03-11 | 1996-09-17 | Toshiba Corp | 高透磁率、低鉄損の極薄アモルファス合金 |
JP2009056471A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 誘導加熱方式ビレットヒータとビレットの加熱方法 |
-
1984
- 1984-02-27 JP JP59034161A patent/JPS60181237A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0855736A (ja) * | 1995-08-21 | 1996-02-27 | Toshiba Corp | 高周波用磁心 |
JPH08238543A (ja) * | 1996-03-11 | 1996-09-17 | Toshiba Corp | 高透磁率、低鉄損の極薄アモルファス合金 |
JP2009056471A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 誘導加熱方式ビレットヒータとビレットの加熱方法 |
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