JPS60102920A

JPS60102920A - 圧縮空気乾燥方法

Info

Publication number: JPS60102920A
Application number: JP58210506A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Kojima; 小島　勝実
Original assignee: Nabco Ltd
Current assignee: Nabco Ltd
Priority date: 1983-11-08
Filing date: 1983-11-08
Publication date: 1985-06-07
Also published as: JPH0575448B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、車両等のエアブレーキ装置などの空圧回路
で用いられる圧縮空気乾燥方法に関するものである。

従来より、この種のものとして、空気圧縮機から吐出さ
れる圧縮空気を、乾燥器内に収容した再生可能な乾燥剤
により乾燥して、空ど貯槽に貯え、空圧貯槽内の圧力が
比較的高い第１の所定の圧力に達してから比較的低い第
２の所定の圧力に下がるまで前記乾燥器の前記空気圧縮
機側を大気に連絡し、′前記空圧貯槽側の圧縮空気を逆
流させ、前記乾燥器内の乾燥剤中を通過させて当該乾燥
剤を再生して成るものが知られている。

ここで、前記空圧貯槽としては、前記乾燥器側に近い」
二流側に位置するパージレザーバと、パージレザーバの
下流に位置するメインレザーバとがあり、安全の確保上
１通常、両しザーバの間にはパージレザーバからメイン
レザーバへ向かう空気移動のみを許容する逆止弁が設け
られている。したがって、乾燥剤の再生時、パージレザ
ーバ内の圧縮空気のみが再生に供されることになり、そ
の容量は乾燥剤の乾燥能力およびそこを通過する空気量
などに応じて決められていた。

しかしながら、従来のこうしたものでは、乾燥剤の量お
よび再生に用いられる空気量が一定であるため、乾燥剤
が劣化してくると、一定の空気量ではその乾燥剤を充分
に再生できないという問題があることが判明した。

この発明は以上の点を考慮してなされたものであり、そ
の目的は、乾燥剤が劣化したとしても充分に再生するこ
とができる技術を提供することにある。

この発明のその他の目的および新規な特徴は、この明細
書の記述および添付図面から明らかになるであろう。

この発明では、前記空圧貯槽側の圧縮空気の湿度に応じ
て、乾燥剤の再生に供される圧縮空気の容量を変化させ
るようにしている。たとえば、パージレザーバのほかに
、それを補助するための補助レザーバを設け、その補助
レザーバ内に貯えた乾燥圧縮空気を、乾燥剤が劣化した
段階でのみ乾燥剤の再生に供するわけである。乾燥剤の
劣化については、乾燥剤を通過した後の圧縮空気中の水
分ないしは湿度を検知することによって間接的に知るこ
とができる。

以下、添付の図面に示す実施例を説明することによって
、この発明の内容を明らかにする。

図面はこの発明を適用した圧縮空気乾燥装置の一実施例
を、配管系を含めて示す全体構成図である。この図中、
この発明の特徴は補助レザーバ１００およびそれに接続
した配管系の部分にある。

そこでまず、従来と同様の部分について述べ、その後で
特徴部分を説明する。

圧縮空気乾燥装置１は、内部に再生可能な乾燥剤２を有
し圧縮空気を乾燥させる乾燥器３と、この乾燥器３の内
部と大気との連通を制御しドレンの排出を行なうドレン
弁４とを備えている。

乾燥器３のケーシングは、蓋をなす上部材５と、内部に
充分な収容空間を有する下部材６とである。

上、千両部材５，６はともにアルミニウム等の金属製で
、下部材６の上部上面および内周にシールリング７．８
を介在して複数のボルト９によって気密的にかつ一体的
に固定されている。

こうしたケーシングの内部には、コンプレッサオイルや
ダストを除去するフィルタ部１０、および前記乾燥剤２
を有し水分あるいは湿気を除去するドライヤ部１１があ
る。フィルタ部１０にはリング形状のフィルタエレメン
ト１２があり、そのフィルタエレメント１２は支持部材
１３によって支持されており、フィルタエレメント１２
の外側にフィルタ入口空間１４、内側にフィルタ出口空
間１５がそれぞれ形成されている。また、ドライヤ部１
−１の乾燥剤２は、乾燥筒１６の内部に充填されている
。乾燥筒１６はその底部に前記フィルタ部１０を携えて
ケーシングの底部に載置されている。この場合、乾燥筒
１６の上縁部は上部材５の内周にはまり、しかも外周部
分がシールリング８に密嵌している。そのため、ケーシ
ングの内部には、上部材５の中央に設けた流出口１７に
通じる乾燥筒１６の上部の流出空［１８と、下部材６の
側部上方に設けた流入口１９に通じる乾燥筒１６の側周
の流入空間２０とが気密に区画される。

したがって、空気圧縮機２１から吐出され、流入口１９
を通して乾燥器３の内部に流入する圧縮空気は、まず乾
燥筒１６側局の流入空間２ｏを通してフィルタ入口空間
１４に入り、その入口空間１４から出［１空間１５に至
る間にフィルタエレメント１．２によるろ過作用を受け
、ついでドライヤ部１１で水分等を除去され、上部の流
出空間１８および流出口１７を通して乾燥器３の外部へ
と流れ出る。なお、流出口１７の部分には、外側から内
側に向かって、多数の穴を有する止め板２２および内側
から外側へと向かう流れのみを許容する逆止弁２：３、
さらには逆止弁２３をバイパスする絞り通路２４がそれ
ぞれ設けられている。また、乾燥剤２は粒状体であるた
め、それを入れる乾燥筒１６の上下部には、金属製の多
孔板２５をペースとした仕切り２６．２７がそれぞれ設
けられている。この場合、上部の仕切り２６はスプリン
グ２８によ）で押さえ付けられ、乾燥剤２の揺動防止が
図られている。

流出口Ｅ７を含む上部材５の上部はパージレザーバ２９
を構成する部材３０によって被われている。レザーバ構
成部材３０の下端開口部には外向きフランジ３１があり
、そのフランジ部分がシールリング３２を介在して上部
材５に対して一体的に取り付けられている。こうしたレ
ザーバ構成部材３０の側部には配管接続口３３が設けら
れており、配管接続口３３は一方では管路３４，３５お
よび管路３５途中の逆止弁３６を介してメインレザーバ
３７に通じ、また一方では管路３４，３８および管路３
８途中の逆止弁３９を介して前記補助レザーバ１００に
通じている。各逆止弁３６゜３９は配管接続口３３の側
から各レザーバ３７゜１００の側へ向かう方向を順方向
とするものである。したがって、乾燥器３側の流出口１
７から流れ出た圧縮空気は、一部が再生用としてパージ
レザーバフ９内に貯えられ１、その残部が補助レザーバ
１００およびメインレザーバ３７の内に貯えられる。そ
して、補助レザーバエ００内の圧縮空気は後述するよう
にパージレザーバフ９内のそれを補助ないしは補完する
ために用いられ、またメインリザーバ３フ内の圧縮空気
はエアブレーキ装置等の外部機器の作動源として利用さ
れる。なお、補助レザーバ１００の容量は、パージレザ
ーバ２９のそれのたとえば１７２程度である。

一方、ド１ノン弁４のハウジング、つまりドレン弁４の
本体４０は、乾燥器３のケーシングをなす下部材６の下
方部分に下部材６と一体的に設けられている。このドレ
ン弁４の本体４０の内部にはシリンダ孔４１がある。シ
リンダ孔４１は一方では左側部に延びる通路４２を通し
てコントロールボー１・４３に連通し、他方では右側部
に延びる通路４４を通して乾燥器３の内部に連通してい
る。

このようなシリンダ孔４１にはプラグ４５が挿入され、
その内周側に制御ピストン４６が摺動可能に配置されて
いる。制御ピストン４６は、上側の一端に受圧面４６　
ａを有し、その受圧面４６　ａにはコントロールポート
４３を通してプレッシャガバナ４７からの空圧信号を受
けるようになされている。また、制御ピストン４６の下
側の他端には弾性材料製の弁部材４８が取り付けられて
おり。

この弁部材４８はプラグ４５側に設けたテーパ弁座４９
とともにドレン弁４の弁部分を構成している。制御ピス
トン４６は、メインリザーバ３フ内の空気圧が所定値、
たとえば７〜８　ｋｇ／ｃｄに達しない段階ではスプリ
ング５０の付勢力によって上方に押し上げられているが
、メインリザーバ３フ内の空気圧が所定値に達するとプ
レッシャガバナ４７からの空圧信号を受けてピストン４
６は下方に移動する。こう、した作用により、ドレン弁
４の開閉が行なわれる。

さて、この発明では、乾燥剤２を再生するための乾燥圧
縮空気を、パージレザーバ２９の内のみならず補助レザ
ーバ１００の内にも貯えている。

補助レザーバエ００内の圧縮空気を再生用に供するため
には、補助レザーバエ００側と配管接続口３３側とを連
絡する必要がある。そのための連絡路として、逆止弁３
９をバイパスする管路５１を設けており、しかもまた、
管路５１の途中には２ポジシヨンの電磁切換え弁５２を
設けている。電磁切換え弁５２は、通常時は図示のよう
に左側の４角形に接続されているため、管路５１をしゃ
断している。したがってその場合、補助レザーバ１．０
０内の乾燥圧縮空気は乾燥剤２の再生に対し何ら利用さ
れることはない６補助レザーバエ００内の空気は、電磁切換え弁５２が作
動し管路５１を問いたときｔ；のみ乾燥剤２の再生用に
供される。電磁切換え弁５２番よ、湿度セン勺５３およ
びバッテリ５４を含も・切換え回路５５によって作動さ
れる。湿度センサ５３１＊スイッチング機能を有してお
り、通常Ｌ″ｌ：オフ状態にあるが、湿度の増大に伴な
ってオン状態しこ切り換わる。この場合、湿度センサ５
３はメインリザーバ３フ内の湿度を検出する構成であり
、その湿度。

つまりはリザーバ３フ内の圧縮空気中に含まれる水分な
いしは湿気が所定値を越えると、切換え回路５５に作動
電流が流れてソレノイド５２ａの励磁によって電磁切換
え弁５２が右側の４角形側しこ切り換わる。その結果、
補助レザーノ＜１’ＯＯ内の乾燥圧縮空気が管路５１−
および配管接続口３３を通してパージリザーバ２９側に
流れ、ノ（−ジレザーバ２９内の空気とともに乾燥剤２
の再生に供されることになる。この場合、補助レザーノ
＜１００内の圧縮空気は、乾燥剤２が充分な乾燥機能を
有しているときに貯えられたものであるため、乾燥剤２
の再生を良好に行なうことができる。こうして、充分な
量をもち、かつ充分に乾燥した乾燥圧縮空気によって乾
燥剤２の乾燥機能はほぼ完全に回復される。したがって
、メインレザーバ３７をはじめとした各レザーバ内には
再び乾燥した空気が貯えられることとなり、その段階で
は湿度センサ５３が再びオフ状態となり、それにしたが
って電磁切換え弁５２は管路５１をしゃ断する。

以上のように、この発明にあっては、乾燥剤２の再生に
用いる乾燥圧縮空気の、容量を、乾燥剤２が劣化した際
に通常時よりも増すようにしているので、劣化した乾燥
剤２であっても充分に再生することができ、乾燥剤２の
乾燥機能を有効に働かすことができるという優れた効果
を奏することができる。

以上この発明を実施例に基づき具体的に説明したが、こ
の発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうま
でもない。変更例を例示すれば次のとおりである。

■切換え回路５３中に、湿度センサ５３と直列に別のス
イッチング素子を設け、その素子をガバナ４７からの圧
力信号によって作動させることによって、電磁切換え弁
５２の作動をドレン弁４の作動と連動させることができ
る。

■電磁切換え弁５２については、一度オン状態になった
らその状態を継続して保持するように構成することがで
きる。

■湿度センサ５３は、メインレ″ザーバ３７の部分のみ
ならず、乾燥剤２の下流側、つまりパージレザーバ２９
からメインレザーバ３７に至る間の適当な箇所に設置す
ることができる。また、湿度センサ５３け、乾燥剤２を
通過した後の空気中に含まれる水分ないしは湿度を検出
することによって、間接的に乾燥剤２の劣化状態を知る
ものであり、露点計などで代替することもできる。

■実施列では乾燥器３とパージレザーバ２９とが一体と
なったものについて説明したが、それらが別体となった
ものへも適用することができる。

■補助レザーバ１００については、メインレザーバ３７
あるいはパージレザーバ２９の内に隔壁を設けることに
よって、それらと一体化させることもできる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、乾燥装置の断
面構造を含む配管図である。１００・・・補助レザーバ、１・・・圧縮空気乾燥装置
、２・・・乾燥剤、３・・・乾燥器、４・・・ドレン弁
、１７・・・流出口、１９・・・流入口、２１・・・空
気圧縮機、２４・・・絞り通路、２９・・・パージレザ
ーバ。３７・・・メインレザーバ、４３・・・コントロールボ
ート、４７・・・プレッシャガバナ、５２・・・電磁切
換え弁、５３・・・湿度センサ。代理人　弁理士　保　科　敏　夫

Claims

【特許請求の範囲】

１、空気圧縮機から吐出される圧縮空気を、乾燥器内に
収納した再生可能な乾燥剤により乾燥して、空圧貯槽に
貯え、空圧貯槽内の圧力が比較的高い第１の所定の圧力
に達してから比較的低い第２の所定の圧力に下がるまで
前記乾燥器の前記空気圧縮機側を大気に連絡し、前記空
圧貯槽側の圧縮空気を逆流させ、前記乾燥器内の乾燥剤
中を通過させて当該乾燥剤を再生して成る圧縮空気乾燥
方法において、前記空圧貯槽側の圧縮空気の湿度に応じ
て、前記逆流に使用される圧縮空気の容量を変化させる
ようにした圧縮空気乾燥方法。