JP2670819B2 - 圧縮空気乾操装置 - Google Patents

圧縮空気乾操装置

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JP2670819B2 JP63220847A JP22084788A JP2670819B2 JP 2670819 B2 JP2670819 B2 JP 2670819B2 JP 63220847 A JP63220847 A JP 63220847A JP 22084788 A JP22084788 A JP 22084788A JP 2670819 B2 JP2670819 B2 JP 2670819B2
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昭二 鈴木
英俊 長野
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株式会社ナブコ
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両等のエアブレーキ装置などの空圧回
路に使用される圧縮空気乾燥装置に関し、特に、乾燥の
ための吸着剤を有効に再生可能とした技術に関する。
(従来の技術) この種の圧縮空気乾燥装置として、たとえば、実開昭
60−68391号、あるいは、特開昭60−44022号の各公報に
示されるように、空気圧縮装置と、この空気圧縮装置か
ら供給される圧縮空気に含まれる水分を、再生可能な吸
着剤により除去する乾燥筒と、この乾燥筒から供給され
る圧縮空気の一部を貯える再生用タンクと、この再生用
タンクに対して第1の逆止弁を介して連絡し、乾燥筒か
ら供給される圧縮空気を貯えるメインタンクと、吸着剤
の空気圧縮装置側に配置され、外部からの指令に応じて
乾燥筒の内部を外気に連通する再生弁と、吸着剤の再生
用タンク側に配置さる、吸着剤側から再生用タンク側へ
の空気移動を許容しその逆は禁止する第2の逆止弁と、
この第2の逆止弁の両側を連通する絞りとを備えたもの
が知られている。
そしてまた、吸着剤の再生に関する技術として、特開
昭60−94116号が提案されている。その技術では、再生
用エアの流量を再生サイクルの開始時から終了時まで均
一化させ、再生の時間を延長することによって、吸着剤
の再生効果を高めるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 再生用タンク内の圧縮空気が、吸着剤の再生用として
利用されるのに対し、メインタンク内の圧縮空気は、エ
アブレーキ装置等の作動用として利用される。
メインタンクの内部圧力は、エア消費が多い場合には
早期に低下する。そのため、再生サイクルに入ったとし
ても、再生用タンク内のエアの全部を逆流させる以前
に、圧縮空気を供給して乾燥処理するロードサイクルに
変わってしまうことが多々である。それでは、吸着剤の
再製が充分には行なわれない。この点は、再生用絞りが
固定の絞りである従来一般の技術の場合でも、あるい
は、再生用タンクの内部圧力に応じてその絞りを可変と
した、前記の改良技術の場合でも同じである。
この発明は以上の点を考慮してなされたものであり、
再生サイクルがたとえ短時間の場合でも、再生用エアを
所定量逆流させることができるようにした技術を提供す
ることを目的とする。
(発明の概要) この発明は、再生用の絞りを可変とする技術ではある
が、メインタンクの内部圧力の大きさに比例して、その
絞り効果を大きくするようにした技術である。したがっ
て、メインタンクのエアが多く消費され、その圧力低下
が生じると、再生用絞りの絞り効果が小さくなり、短時
間の内に再生用タンク内のエアを逆流させることができ
る。それによって、再生サイクルの度ごとに再生用タン
ク内のエアを有効に利用し、吸着剤の再生効果を高める
ことができる。
(実施例) 図に示すものは、基板10の中に、ドレン弁である再生
弁12、配管接続口となる入口14および出口16を設け、そ
の基板10の一面に吸着剤20を収納した乾燥筒22、および
ケーシングとなるカバー30を各々取り付けた構造の圧縮
空気乾燥装置100への適用例である。
圧縮空気乾燥装置100は、空気圧縮装置40から供給さ
れる圧縮空気を入口14を通して乾燥筒22の中に受け入
れ、乾燥筒22の内部の吸着剤20によって水分を除去した
後、乾燥した圧縮空気を出口16を通してメインタンク50
に送り込む。この場合、入口14に入った圧縮空気は、図
示はしないが、公知のフィルタ等によってオイルあるい
は比較的大きなごみ等を除去された後、乾燥筒22の中に
供給されることは勿論である。
また、この圧縮空気乾燥装置100では、乾燥筒22およ
びカバー30、それに基板10とによって再生用タンク60が
構成されている。再生用タンク60は、出口16から逆止弁
(第1の逆止弁)70を通してメインタンク50に連絡して
いる。したがって、乾燥筒22を通り、乾燥した圧縮空気
の一部が再生用タンク60に貯えられ、また、乾燥した圧
縮空気は出口16を通してメインタンク50の内部に貯えら
れる。第1の逆止弁70は、出口16側からメインタンク50
へ向かう流れを許すが、その逆の流れは禁止する。通
常、メインタンク50の内部圧力は、プレッシャガバナ52
の作用によって一定の範囲に保たれる。すなわち、プレ
ッシャガバナ52は、メインタンク50内の圧力が所定の上
限圧に達すると、空気圧縮装置40をアンロード運転と
し、また一方、所定の下限圧に達したとき、ロード運転
とする。そして、このプレッシャガバナ52は、その圧力
信号によって再生弁12の作動をも行なう。
乾燥筒22は、筒型の本体22aと、本体22aの上部をふさ
ぐふた部材22bとを含んでいる。これらの本体22aとふた
部材22bとは、シールリング23をはさんで密に結合され
ている。ふた部材22bには、ゴム製のプレート24が取り
付けられている。プレート24は、中央に肉の厚いボス部
24a、周辺に肉に薄い弁部24b、その中間に取付けるため
の突起部24cを有する。このプレート24は、ボス部24aお
よび突起部24cをふた部材22bの側の中央孔22cおよび小
孔22dを各々はめ込むことによって、ふた部材22bに支持
されている。プレート24の弁部24bは、ふた部材22bの孔
22eを閉じ、その部分に第2の逆止弁72を構成してい
る。第2の逆止弁72は、乾燥筒22の内部から再生用タン
ク60の側への流れを許し、その逆の流れを禁止する。
さて、この実施例では、カバー30からプレート24に延
びるように一つの組立て体を取り付け、そこに可変絞り
80を設けるようにしている。可変絞り80は、絞り穴92と
段付きピストン96の小径部96cとによって形成される。
その点、これからの説明によって明らかになるであろ
う。
カバー30の中央に、内周にねじを切ったねじ部材82が
溶接などによって固定され、そのねじ部材82に対して、
絞り穴92を形成した段付きの筒部材90、および配管接続
口94aを有する段付きのねじ部材94が組み付けられてい
る。段付きの筒部材90と段付きのねじ部材94とは、シー
ルリング93をはさんで互いにはまり合っている。そし
て、それらの内部に段付きピストン96が移動可能に挿入
されている。
段付きピストン96は、大径部96a、中径部96bおよび小
径部96cを有し、大小径部96a,96cの周りにシールリング
97a,97cがあり、また、中径部96bの周りにコイルスプリ
ング98が配置されている。
段付きピストン96の小径部96cは、ピストン96が上下
動することにより、絞り穴92の部分の通路面積、つまり
可変絞り80の絞り効果を変える。この段付きピストン96
は、大径部96a側にメインタンク50の内部圧力を受けて
おり、その内部圧力の変化に応じて上下動することにな
る。図に示す状態は、メインタンク50内の圧力が高い状
態であり、その場合、絞り穴92の通路面積は非常に小さ
い。しかし、メインタンク50内のエアが大量に消費さ
れ、その圧力が低下すると、段付きピストン96はコイル
スプリング98の力によって上方に動き、絞り穴92の部分
の通路面積を大きくする。したがって、メインタンク50
の内部圧力の低下に伴なって再生サイクルがたとえ短く
なったとしても、再生用タンク60内の再生用エアを常に
有効に利用することができる。ここで、絞り穴92の形状
およびコイルスプリング98のばね定数などについては、
再生用タンク60の容量、段付きピストン96の受圧面積な
どを考慮して定めるべきである。吸着剤20の再生をより
有効に行なうために、再生サイクルの度ごとに再生用タ
ンク60内のエアをより多く、できればその全部を逆流さ
せ消費するようにするのが好ましい。絞り穴92の形状
は、いろいろ考えられるが、たとえば、第2図(a)お
よび(b)に示すように、三角形状あるいは細長い形状
などが適当である。また、絞り穴92は、段付き筒部材90
の両側壁に設けるようにすることもできる。
なお、実施例では、乾燥筒22の上部をゴム材をはさん
でカバー30側に弾力的に支持しているので、乾燥筒22に
加わる振動の防止効果をも期待することができる。
(発明の効果) この発明によれば、再生時の逆流通路となる絞りを、
メインタンク50の内部圧力の大きさに比例して、その絞
り効果を大きくする可変絞り80としているので、再生サ
イクルがたとえ短時間の場合でも、再生用タンク60内の
エアを有効に利用することができ、吸着剤20の再生効果
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す図であって、一部
を省略した圧縮空気乾燥装置の断面構造を含む配管系統
図、 第2図は、絞り穴の例を示す部分図である。 20……吸着剤、22……乾燥筒、40……空気圧縮装置、50
……メインタンク、60……再生用タンク、70……第1の
逆止弁、72……第2の逆止弁、80……可変絞り、92……
絞り穴、96……段付きピストン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気圧縮装置と、この空気圧縮装置から供
    給される圧縮空気に含まれる水分を、再生可能な吸着剤
    により除去する乾燥筒と、この乾燥筒から供給される圧
    縮空気の一部を貯える再生用タンクと、この再生用タン
    クに対して第1の逆止弁を介して連絡し、乾燥筒から供
    給される圧縮空気を貯えるメインタンクと、吸着剤の空
    気圧縮装置側に配置され、外部からの指令に応じて乾燥
    筒の内部を外気に連通する再生弁と、吸着剤の再生用タ
    ンク側に配置され、吸着剤側から再生用タンク側への空
    気移動を許容しその逆は禁止する第2の逆止弁と、この
    第2の逆止弁の両側を連通する絞りとを備え、再生弁に
    指令が与えられたとき、前記再生用タンク内の乾燥圧縮
    空気を前記絞りを通して逆流可能とした圧縮空気乾燥装
    置において、前記絞りは、前記メインタンクの内部圧力
    の大きさに比例して、その絞り効果を大きくする可変絞
    りとした圧縮空気乾燥装置。
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