JPS60102294A - 輸送機器体など構造部材の製造作業方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、輸送機器などの構造部材、たとえば、鉄道車
両の屋根構、側構、妻構などの製造作業方法及び装置に
閃するものである。

一般に鉄道車両の屋根構は、屋根外板、〕１１−木。

長桁１軒桁で構成されている。その製造工程の従来例を
１７〜５図によって説明する。１７図は治具（１）の上
に、垂木（２）、長桁（３）が設置された状態の正面を
、また１２図はその側面を示している。この状態で骨組
の上面を溶接して骨組体（４）を構成し、その後骨組体
（４）の裏面を溶接するために、クレーンなどで反転さ
せ、矛３図に示す受台（５）に設置し、骨組体（４）の
裏面の溶接を行って骨材の組立を完成させる。

次に、矛を図に示すように屋根外板受台（７）上に屋根
外板（７）を設置したのちに、上記骨組体（４）を屋根
外板（７）上に乗せ、屋根外板（７）と骨組体（４）と
を仮溶接したものを、１５図に示す受台（８）に乗せ、
溶接機（９）で所要個所を溶接し、屋根構ム）を完成さ
せる。次に、クレーンなどでこの屋根構（Ａｌを反転し
、矛６図に示すように側構ａＯ）、妻構（１１）を結合
させて車体として完成させる。

以上の製造工程の中で、屋根構（Ａｌの反転作業が２回
発生する。この反転作業の従来方法を矛７゜ｆｆ、９図
について略述すると、２１７図に示すように、天井クレ
ーンＱ２１　＋０３１のワイヤーｒＭ根ｔｔＧ　ＣＡＩ
　（７）一端縁を吊り、矛ざ図のようにクレーン（１２
）、（１３＋で屋根構を天井側へ吊り起し、屋根構ム）
の両端を１人の作業者が与え、クレーンの操作と作業者
の介添え作業により１９図のように屋根構（Ａｌを反転
させる。

しかしながら、上記の屋根構反転作業方法には次のよう
な問題点がある。

（α）屋根構ム）の反転に当り、天井クレーンが／〜。

２基必要である。

（ｈ）天井クレーンが他の作業に使用されている場合に
は待ち時間が発生し、作業効率に影響がある。

（Ｃ）　クレーン操縦者／−２名と、地上合図者１名を
含めて地上作業者２名、８１３〜９名が必要である。

（ｄ）屋１１ｉ！構を反転させるためには、原１１ＪＩ
！　Ｗの少くとも約２倍の作業場面積を確保しなければ
ならない。

（ｅ）　（４）り起し中に、屋根構の撓み、および傷付
などで品質面に問題がある。

（イ）たとえば、外板と垂木のみで構成され長桁のない
屋根構では、撓み捩り剛性が小さいため、これを反転さ
せる方法がない。

（！１）天井クレーン７基で吊上げる場合、屋根構の爪
最のアンバランスにより吊上中に左右が同期ゼす、安全
面に問題がある。

本発明は、以下述べた従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、省人化２伶粟時間の短縮、及び品質
の向上、安全性の向上を計ることを目的とするものであ
る。

即ち、本発明の製造作業方法は、１７’ｌ’造部利の片
面側の要所に位置する骨部拐を締結装置トＬを介して長
物枠体で締結支持し、該構造Ｈ５１−利と長物枠体との
合成重心、あるいは、この合成重心近傍を通る軸まわり
に構造部イオを回転し　ｔｊＨｔ造部利を任意の姿勢に
停止させ、各種作業を行うことを特徴とするものである
。

次に本発明に係る製造作業装置６は、構造ｆ！ｉ＋Ｉ相
を長手方向に全長にわたって支持する長物枠体を有し、
この長物枠体の両端に、上記も°り造部４１と長物枠体
との合成重心、あるいは、この合成重心近傍を通る円筒
軸を設けた構造部イオの固着装置、及び該固着装置の円
筒軸を乗載支持するローラーを駆動する駆動機構と、全
体を支持する受台からなる回転駆動装置とからなるもの
である。

次に矛１０−λノ図により、輸送機器体の屋根構につい
て本発明の詳細な説明する。

矛７０図は本発明装置の正面図、矛ｌ１図は側面図を示
しており、矛Ｓ図で示した状態の屋根構ム）をセツチン
グし、反転させた状態を示す。尚矛３図に示す屋根骨組
の状態のものも同様にセッチングし反転させることも可
能であるが、この実施例では屋根構の状態のもので説明
する。

矛７．２図は屋根借ム）の一部を示し、（２１）は垂木
。

（２りは長桁、　（２３）は屋根外板で、きわめて一般
的な屋根描込）を示している。矛ｉｏ、ｉ１図における
（２４１は長物枠体、Ｑ５）は該長物枠体ｃ４）の両端
にとりつけられ、長物枠体（２滲と屋根構（Ａｌとを支
持し、これらを反転させるための円筒軸で、この円筒軸
（２５）の（ロ）転中心は、屋根構ム）をセットした状
態で、屋根（イｑ込）と長物枠体（２４）との合成重心
位置にほに一致するよう長物枠体Ｉ２４）の両端にとり
つけられており、回転トルクを小さくシ、小出力駆動機
構で反転できるようにし、また反転作業中にスリップし
ないように考慮されている。Ｑｆｉ）は受台で、該受台
０６）の上部には、上記円筒軸Ｇ！暖を支持する左右／
対の円筒リーラ（２７）、（２Ｅ９がとりつけられてい
る。この円筒ロー　５　（２７）　、（ハ）＜ｉ　円Ｆ
ｔｉ軸（２■の軸線と平行して設置ｒｊされ、また円筒
軸（２５１が円Ｉ￥−１ｉｏ−ラ（２７）　、　（Ｊ８
１をとび越え解説しないように、両円筒ローラ（２７）
　、　（２８１は適当な間隔をもってとりつけるもので
ある。また円筒ローラ（２７）、Ｃ２０）は反転作業中
に、円筒軸（２５）との接触面でスリップしないように
、円周表面にゴムライニング等が施されている。尚円筒
ローラ（２７）は、上記受台（イ）に設置た駆動機構（
２９）にヂエンまたはベル）　（３０）を介して直結駆
動されるようになし、また他方の円筒リーラ（２８）は
、円筒軸（２５）を支持案内に使用され、フリー回転す
るように構成されている。また、上記駆動機構−は屋根
構ム）と長物枠体（２）を回転させるもので、屋根描込
）を安全に回転させるために適当な周速になるよう減速
された小出方小型電動モータを使用する。尚回転中心、
詳しくは、円筒軸（２５１が合成重心位置、あるいは、
その近傍にあるため、電動モータの代りに人手で回動す
ることも可能である。

更に上記駆動機構ｃ２９）は、屋根構（ＡＩの捩れを防
止するために１，３ｐ　／　ｏ図に示すように、両端に
設けられ、７個のスイッチ操作により両端の駆動機構が
同時に起動されるようになし、また停止時は電動モータ
内の制動装置が働き、所定位Ｉｉｔで痛実に停止するよ
うに構成する。尚屋根Ｐｉ　（Ａｌ　、または、長物枠
体（２（イ）の捩れ及び撓み剛性が充分な強さを有して
いれば、駆動機構（ハ）は一方のみに設ければよい。更
に上記受台（２Ｇ）は、全体を支持し、かつ、屋根構（
Ａｌが回転作業中に、地上の障害物を充分に避けうる高
さをもった箱形枠構造とする。

１’／弘〜７７図は、本装置に屋根構ｃＡ）をセッチン
グする手順を示し、ツ’／４’図は本装置に屋根措ム）
をセツチングする前の状態を示しており、後述する固着
装置ＣＢ＋である長物枠体２４＋をクレーン６１）等に
て吊り上げ、受台Ｑ上に設置された屋根構（Ａｌに載置
した状態で、長物枠体（２４）と屋根構ム）とを、後述
する矛１ｇ〜２０図に示す固定金具で両者を締結結合し
、再びクレーン１３１）等で屋根構Ａ）と長物枠体（２
４）を吊上げ、１７７図に示すように、上記受台（イ）
上の円筒ローラＨ，（２８）上に、長物枠体（２カの両
端円筒軸０５）が合致するように乗載し、反転作業に対
する準備を完了せしめ、駆動機構（２９）の電源スイツ
チ操作により、反転作業が開始できる。

次に矛／Ｊ’〜、２０図について長物枠体（２４）に設
ける固定金具構造の一例を説明する。Ｃ３３）は長物枠
体（２Ｉ８の側面所要個所にとりつけた固定金具の取付
座で、この取付座０３）には、長物枠体（２４）の長手
方向と平行な案内長孔（３４）が形成してあり、この案
内長孔０４）に固定ボルト（３ωをスライド可能に挿嵌
さぜ、またこの固定ポル）　Ｃ，３５）の下端には、屋
根構ム）を構成するｚ　Ｊ１９骨（垂木）のウェブ面に
押込まれる固定金具０に）が設けである。そしてこの固
定金具（３Ｇ）を垂木ｅυのウェブ面まで押込み、固定
ポル）（３５）のナツトをゆるめて固定金具ｑｂ＋を紙
面左方へずらし、屋根構い）を長物枠体（２４）から解
放せしめた状態を示している。そして、長物枠体（２４
）２円筒軸（２５１、取（＝Ｊ座（３３）　、案内長孔
（：（４）　、固定ポル）　（３’、＋ｌ　＋固定金具
部）によって固着装）汽ｔｅｌが構成されるものである
。

尚本発明装部は、前述の屋根構の反転作業のみに止まら
ず、矛、！コ、２３図に示すように、屋根構端部の作業
、例えば、ステンレス車両で屋根外板にコルゲート形状
のステンレス外板を使用する場合に、防水のために外板
を垂木にハンダ（ｑする作業があり、このハンダ付作業
は、ハンダ付作業が水平になっていなければハンダが固
着する前に流れてしまうことから水平に保つためのイン
チング作業が譬要になる。このインチング作業は、本装
置を使用すれば簡単に任意の位ｉＮのインチング作業が
可能であり、作業台Ｌ３７）上で容易にハンダ付作業が
できる。

更に前述の反転作業方法に対して、他に矛２ダ。

Ｊ＆図で示す方法も可能である。即ち、長物枠体（２４
１の一方に固着枠（詳α）を設け、一方にカウンターバ
ランスウェイト０８）を設けることにより、屋根構ム）
をセッチングした状態で全体をバランスさせ、屋４Ｊｉ
！構（Ａ＋の円弧中心を回転中心にはに一致させて回転
させる作業方法とその装置である。本装置によれば、前
述のハンダ付作業も被反転物（屋根構など）を所定量動
かすのみで、作業者は作業足場０■上の定位置で移動す
ることなく作業が可能である。また屋根構の外面に被数
何物を溶接取付またはリベット、ボルトなどで締結する
場合、屋根構図を横位面に回転させた位諺で側面からど
の部位に対しても、足場（４ｏ）上の定位置で楽な姿勢
で作業ができる。

上述のように本発明によれば、従来技（・１斤の欠点を
合理的に解消し、次に列挙する効果が得られる。

またこ＼でいう構造部拐は屋根４１゛４に限らず、骨１
″ｆｌ（利と平板からなる側構や妻構をも含むものであ
ることはいうまでもない。

（α）反転作業時間が著しく低減できる。

（ｂ）　反転作業の／大作業化が図れる。

（Ｃ）反転作業にクレーンを使用しないため、クレーン
待時間が発生せず、また安定した反転ができるため安全
性の向上が図れる。

（ＣＬ）反転作業時に、被反転物の捩れ、傷入りなどが
発生せず、品質が向上する。

（−）　回転中心が、被反転物と固着装置の合成重心位
ｒＣまたはその近傍であるため、小さいトルクで簡単に
回転できる。

ω　反転作業以外のインチング作業も容易にできる。

ω）　長柄のような縦通材のない撓み捩り剛性の小さい
構造部側にも適用できる。

【図面の簡単な説明】

１７〜６図は従来の屋根構の製造工程を示し、１１図は
屋根骨組状態の正面図、１２図は同上側面図、ツ・３図
は屋根骨組を反転し受台に乗せた状態の側面図、矛り図
は屋根外板上に骨ｎ■を乗せ仮組した状態の側面図、矛
左図は外板と骨組を溶接する状態の側面図、１・６図は
車体の斜視図である。 矛７〜９図は従来の反転作業を示す流れ斜視図である。 牙１０−２に図は本発明装置を示し、矛１０ン（は反転
作業装置に屋根構を乗せた状勢の正面図。 、４１１１図は同上側面図、１７２図は屋根構の一部正
面図、　Ｊ−／　ｊ図は同上側面図である。ｊ・／ｑ〜
矛／り図は本発明装置に屋根構を肢着する作業を示す流
れ図である。矛／ｇ−コθ図は固定金具と屋根構の取合
いを示し、オｌざ図は要部の正面図。 ２・７９図は同上平面図、、３Ｉ−ｓｏ図は同上側面図
である。矛、２．１図は固定金具を解放した状態の一部
の正面図を示す。矛２２．２３図は、本発Ｆ！り装置に
よるインチング作業を示し、矛、２．２図は側面図。 矛２３図は正面図である。矛、２ダ２．２Ｉ図は別実施
例を示し、カウンターバランスウェイトを設けて回転さ
せる装置で、；Ｊ−ｊ　４を図は要部の正面図。 矛２Ｓ図は同上側面図である。 ム）・・・屋根＋１．ｒ　、　（Ｂ）・・・固着装ｆｆ
Ｌ（２１）・・・爪木、（２望・・・長柄、　（２３＋
・・・屋根外板、（２（イ）・・・長物枠体、（２９・
・・円筒軸。 （２Ｇ）・・・受台、　（２７）、　（２８）・・・円
筒ローラｌ　（２！］）・・・駆動機構。 ００）・・・チェノまたはベル）　Ｐ　（３３）・・・
取付座、０４）・・・案内長孔、　Ｇ５）・・・固定ポ
ル）　、　（３ｆｉ）・・・固定金具、（２クリ・・・
固着枠、　０３８）・・・カウンターバランスウェイト
。 特許出願人　川崎重工業株式会社 ・′１． １−５　°“　８　“　””　４−、□□、、□、、□
第　１　図 第２図 ぶ２ 橋　３　Ｖ 第　＝ｉ　［イ１ ？ｅ１％’１ｏ８ＧＩＪ−１０２２！１４　（６）第　
７９　ｔ−≧７ ３ ’＝　１’：’　？９　１丁（１ ：：ｌ’；　２０図 し ｉｏｐ、　２１図 ８ｉＡ二　２’ｌ−図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）構造部材の片面側の要所に位１Ｎする骨部材を締
   結装置を介して長物枠体で締結支持し、該構造ｍｌｌと
   長物枠体との合成重心、あるいは、この合成重心近傍を
   通る軸まわりに構造部材を回転し、構造部材を任意の姿
   勢に停止させ各種作業を行うことを特徴とする輸送機器
   体など構造部４号の製造作業方法。 （２１ｔｆｑ造部材を長手方向に全長にわたって支持す
   る長物枠体を有し、この長物枠体の両端に、上記構造部
   材と長物枠体との合成重心、あるいは、この合成重心近
   傍を通る円筒軸を設けた構造部材の固着装置、及び該固
   着装置ｉｌ″５の円筒軸を座載支持するローラーを駆動
   する駆動機構と、全体を支持する受台からなる回転駆動
   装置ｒ〔とからなることを特徴とする輸送機器体など仔
   Ｖ造＋ｑｓ　＊Ａの製造作業装置。