JPS6010016B2 - ヒドロキシ酢酸の製造方法 - Google Patents
ヒドロキシ酢酸の製造方法Info
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- JPS6010016B2 JPS6010016B2 JP51122596A JP12259676A JPS6010016B2 JP S6010016 B2 JPS6010016 B2 JP S6010016B2 JP 51122596 A JP51122596 A JP 51122596A JP 12259676 A JP12259676 A JP 12259676A JP S6010016 B2 JPS6010016 B2 JP S6010016B2
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- catalyst
- reaction
- acid
- platinum
- ethylene glycol
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はェチレソグIJコールを酸素、または酸素含有
ガスを使用し白金炭素触媒の存在下非アルカリ水溶液中
で酸化することによってヒドロキシ酢酸を製造する方法
に関するものである。
ガスを使用し白金炭素触媒の存在下非アルカリ水溶液中
で酸化することによってヒドロキシ酢酸を製造する方法
に関するものである。
ヒドロキシ酢酸はボイラー洗浄、メッキ前処理剤、金属
洗浄剤、皮なめし用などに広く用いられている。
洗浄剤、皮なめし用などに広く用いられている。
これらの用途の多くはその塩を形成させることなく遊離
の酸として用いられるものがそのほとんどである。ヒド
ロキシ酢酸は現在ホルムアルデヒドと一酸化炭素とを触
媒の存在下高温高圧たとえば、200℃ 300k9/
めで製造する方法、エチレングリコールを白金触媒の存
在下アルカリ水溶液中で酸素酸化によりヒドロキシ酢酸
塩を製造する方法(テトラヘドロン9,67〜75(1
960))などが知られている。
の酸として用いられるものがそのほとんどである。ヒド
ロキシ酢酸は現在ホルムアルデヒドと一酸化炭素とを触
媒の存在下高温高圧たとえば、200℃ 300k9/
めで製造する方法、エチレングリコールを白金触媒の存
在下アルカリ水溶液中で酸素酸化によりヒドロキシ酢酸
塩を製造する方法(テトラヘドロン9,67〜75(1
960))などが知られている。
しかしこれらの方法において、前者は酸触媒の存在下高
温高圧で行なうために装置の腐蝕や設備費の増大をきた
すなどの問題点があり、後者の方法では得られたヒドロ
キシ酢酸アルカリ塩を酸で分解して遊離のヒドロキシ酢
酸が得られるが、分解により生成した無機塩の分離操作
が必要である。アルカリの存在下でエチレングリコール
を接触酸化してヒドロキシ酢酸塩を製造する方法は用い
る白金触媒の活性低下が著しく、触媒使用量が通常の接
触液相酸化反応の場合よりもはるかに多量に必要とする
ため、触媒コストが増大しヒドロキシ酢酸製造の経済性
を著しく低いものとしている。エチレングリコールの接
触酸化により相当するモノ及び/又はジカルボン酸まで
酸化する方法として白金触媒の存在下アルカリ水溶液中
で反応することは前記文献などによく知られているが、
アルカリ水溶液中の反応は前記したような欠点があり、
工業化の段階に至っていない。
温高圧で行なうために装置の腐蝕や設備費の増大をきた
すなどの問題点があり、後者の方法では得られたヒドロ
キシ酢酸アルカリ塩を酸で分解して遊離のヒドロキシ酢
酸が得られるが、分解により生成した無機塩の分離操作
が必要である。アルカリの存在下でエチレングリコール
を接触酸化してヒドロキシ酢酸塩を製造する方法は用い
る白金触媒の活性低下が著しく、触媒使用量が通常の接
触液相酸化反応の場合よりもはるかに多量に必要とする
ため、触媒コストが増大しヒドロキシ酢酸製造の経済性
を著しく低いものとしている。エチレングリコールの接
触酸化により相当するモノ及び/又はジカルボン酸まで
酸化する方法として白金触媒の存在下アルカリ水溶液中
で反応することは前記文献などによく知られているが、
アルカリ水溶液中の反応は前記したような欠点があり、
工業化の段階に至っていない。
このほか白金触媒を使用し、ヒドロキシル基を酸化する
方法は各種提案されているが、エチレングリコールを酸
化してグリオキザールを合成する方法として、空気加圧
下60〜12瓜血,60〜22000の過酷な反応条件
で酸化し転化率15%でグリオキザールの他にヒドロキ
シ酢酸,ギ酸,ホルムアルデヒド,グリコールアルデヒ
ドなどが複雑に生成することが、Kinetika i
Kataliz 3,107〜10(1962);C
A57,15865に報告されている。又炭素数4以上
のグリコール類を白金触媒の存在下、非アルカリ水溶液
中で比較的温和な反応条件で液相酸化し相当するジグリ
コール酸類を製造する方法が米国特許3929873号
明細書に開示されている。しかしながら我々の目的とす
る炭素数2のエチレングリコールを白金触媒を用い、非
アルカリの存在下、温和な条件で収率良くモノヒドロキ
シモノカルボン酸を合成する方法は見し、出されていな
い。本発明者はこれらの事実に鑑み経済的なヒドロキシ
酢酸の製造方法について鋭意研究した結果、エチレング
リコールの水溶液を比較的温和な反応条件で酸素または
酸素含有ガスを使用し特定の条件下に製造された白金炭
素触媒を用い、アルカリの非存在下において接触酸化す
ることにより、ジカルボン酸である修酸にまで酸化され
ることなく選択的に直接高純度、高収率で相当するモノ
ヒドロキシモノカルボン酸であるヒドロキシ酢酸を製造
する方法を見し、出し本発明を完成した。
方法は各種提案されているが、エチレングリコールを酸
化してグリオキザールを合成する方法として、空気加圧
下60〜12瓜血,60〜22000の過酷な反応条件
で酸化し転化率15%でグリオキザールの他にヒドロキ
シ酢酸,ギ酸,ホルムアルデヒド,グリコールアルデヒ
ドなどが複雑に生成することが、Kinetika i
Kataliz 3,107〜10(1962);C
A57,15865に報告されている。又炭素数4以上
のグリコール類を白金触媒の存在下、非アルカリ水溶液
中で比較的温和な反応条件で液相酸化し相当するジグリ
コール酸類を製造する方法が米国特許3929873号
明細書に開示されている。しかしながら我々の目的とす
る炭素数2のエチレングリコールを白金触媒を用い、非
アルカリの存在下、温和な条件で収率良くモノヒドロキ
シモノカルボン酸を合成する方法は見し、出されていな
い。本発明者はこれらの事実に鑑み経済的なヒドロキシ
酢酸の製造方法について鋭意研究した結果、エチレング
リコールの水溶液を比較的温和な反応条件で酸素または
酸素含有ガスを使用し特定の条件下に製造された白金炭
素触媒を用い、アルカリの非存在下において接触酸化す
ることにより、ジカルボン酸である修酸にまで酸化され
ることなく選択的に直接高純度、高収率で相当するモノ
ヒドロキシモノカルボン酸であるヒドロキシ酢酸を製造
する方法を見し、出し本発明を完成した。
すなわち本発明は、エチレングリコールを白金炭素触媒
を用い液相中酸素または酸素含有ガスを通じ、20〜8
0つ○で酸化してヒドロキシ酢酸を製造するものであり
、ここで特に重要なことは、温和な反応条件下に充分対
応し得る活性を有する白金炭素触媒を得ることである。
このような白金炭素触媒の製法は、塩化白金酸を活性炭
に吸着させた後、還元剤としてホルマリンを用い液相で
還元して得た白金炭素触媒のみが有効であり、コントロ
ールされた反応条件と触媒製法の組合せではじめて我々
の目的を達することが可能である。しかし、活性炭に吸
着した塩化白金酸を水素ガスで還元する方法(前述テト
ラヘドロン)、またヒドラジンで還元する方法(触媒便
覧第55汀頁、地人書館(1967年発行))などで得
た白金炭素触媒を使用して非アルカリ水溶液中で温和な
反応条件下にエチレングリコールの接触酸化を行った結
果は反応速度が非常に遅くこれらの触媒は本発明方法に
は通さないものであった(比較例1,2で説明)。
を用い液相中酸素または酸素含有ガスを通じ、20〜8
0つ○で酸化してヒドロキシ酢酸を製造するものであり
、ここで特に重要なことは、温和な反応条件下に充分対
応し得る活性を有する白金炭素触媒を得ることである。
このような白金炭素触媒の製法は、塩化白金酸を活性炭
に吸着させた後、還元剤としてホルマリンを用い液相で
還元して得た白金炭素触媒のみが有効であり、コントロ
ールされた反応条件と触媒製法の組合せではじめて我々
の目的を達することが可能である。しかし、活性炭に吸
着した塩化白金酸を水素ガスで還元する方法(前述テト
ラヘドロン)、またヒドラジンで還元する方法(触媒便
覧第55汀頁、地人書館(1967年発行))などで得
た白金炭素触媒を使用して非アルカリ水溶液中で温和な
反応条件下にエチレングリコールの接触酸化を行った結
果は反応速度が非常に遅くこれらの触媒は本発明方法に
は通さないものであった(比較例1,2で説明)。
本発明の−実施態様を示せば、エチレングリコールの水
溶液に白金炭素触媒を加え、この溶液を20なし、し8
000に保ちつつ渡洋しながら酸素または酸素含有ガス
を常圧ないし10k9/めで吹き込む。
溶液に白金炭素触媒を加え、この溶液を20なし、し8
000に保ちつつ渡洋しながら酸素または酸素含有ガス
を常圧ないし10k9/めで吹き込む。
反応が進行するに従ってヒドロキシ酢酸が生成し反応液
のpHが下がり、反応終了時にはpHIから2を示す。
反応終了後、触媒を炉別すれば無色透明のヒドロキシ酢
酸水溶液がエチレングリコールに対して80%以上の収
率で得られる。この反応液中に徴量のァセトアルデヒド
、ホルムァルデヒド、グリコールアルデヒドが混入する
が酢酸、ギ酸、修酸などの副生成物を含まず、多くの工
業的な用途には触媒を炉則した後反応液をそのまままた
は濃縮することによって使用に併せられる。濃縮に際し
ては40から60qoの温度で減圧下で濃縮することに
よってアセトアルデヒド「ホルムアルデヒドは容易に除
くことができ、高純度の所定濃度のヒドロキシ酢酸水溶
液とすることができる。本発明に使用する白金炭素触媒
たとえば次のようにして得られる。
のpHが下がり、反応終了時にはpHIから2を示す。
反応終了後、触媒を炉別すれば無色透明のヒドロキシ酢
酸水溶液がエチレングリコールに対して80%以上の収
率で得られる。この反応液中に徴量のァセトアルデヒド
、ホルムァルデヒド、グリコールアルデヒドが混入する
が酢酸、ギ酸、修酸などの副生成物を含まず、多くの工
業的な用途には触媒を炉則した後反応液をそのまままた
は濃縮することによって使用に併せられる。濃縮に際し
ては40から60qoの温度で減圧下で濃縮することに
よってアセトアルデヒド「ホルムアルデヒドは容易に除
くことができ、高純度の所定濃度のヒドロキシ酢酸水溶
液とすることができる。本発明に使用する白金炭素触媒
たとえば次のようにして得られる。
活性炭を水に懸濁させ必要に応じてアルカリあるいは酸
でこの懸濁液のpHを適当にコントロールし、この中へ
塩化白金酸などの白金化合物の水溶液を加え室温ないし
沸点で活性炭に塩化白金酸を完全に吸着させる。ついで
この懸濁液中に還元剤としてホルマリンを加えて室温な
いし沸点で活性炭上の白金を還元した後、炉別し十分水
洗して反応に供する。本発明に使用する白金炭素触媒の
活性炭上の白金の損持量は通常実施されているように1
なし、し1仇れ%の担持量であり、本発明を実施するに
あたり白金炭素触媒の使用量には特に限界を必要としな
いが、反応操作上たとえば反応温度のコント。
でこの懸濁液のpHを適当にコントロールし、この中へ
塩化白金酸などの白金化合物の水溶液を加え室温ないし
沸点で活性炭に塩化白金酸を完全に吸着させる。ついで
この懸濁液中に還元剤としてホルマリンを加えて室温な
いし沸点で活性炭上の白金を還元した後、炉別し十分水
洗して反応に供する。本発明に使用する白金炭素触媒の
活性炭上の白金の損持量は通常実施されているように1
なし、し1仇れ%の担持量であり、本発明を実施するに
あたり白金炭素触媒の使用量には特に限界を必要としな
いが、反応操作上たとえば反応温度のコント。
ール、反応時間などを考慮して適宜決めればよく、一般
にエチレングリコールに対して5なし、し3仇W%の範
囲で実施される。本発明に使用される非アルカリ性水性
溶媒としては水が最適であり、水溶液中のエチレングリ
コールの濃度は3なし、し50Wt%で好ましくは反応
速度と最大の選択性との理由から5なし、し3肌t%の
範囲が選ばれる。
にエチレングリコールに対して5なし、し3仇W%の範
囲で実施される。本発明に使用される非アルカリ性水性
溶媒としては水が最適であり、水溶液中のエチレングリ
コールの濃度は3なし、し50Wt%で好ましくは反応
速度と最大の選択性との理由から5なし、し3肌t%の
範囲が選ばれる。
本発明の方法において反応温度は20ないし80qoの
範囲が選ばれるが、反応温度の高いときには分解など副
生成物を増大し収率の低下が起こるので40ないし60
qoの範囲が好ましい。本発明に使用する酸化剤は酸素
または酸素含有ガスであるが、酸素を希釈して用いる場
合には、反応液中の溶存酸素濃度を高めるために加圧下
で行なうことにより反応時間を短縮することができる。
範囲が選ばれるが、反応温度の高いときには分解など副
生成物を増大し収率の低下が起こるので40ないし60
qoの範囲が好ましい。本発明に使用する酸化剤は酸素
または酸素含有ガスであるが、酸素を希釈して用いる場
合には、反応液中の溶存酸素濃度を高めるために加圧下
で行なうことにより反応時間を短縮することができる。
反応に要する時間はエチレングリコール濃度や触媒使用
量などの反応条件によって異なるが約5ないし3加時間
である。
量などの反応条件によって異なるが約5ないし3加時間
である。
本発明方法により得られた反応液は無色透明で所定濃度
濃縮後における有効成分についてヒドロキシ酢酸の純度
は98%以上であり、なんら精製工程を経ずに高品質な
ヒドロキシ酢酸が得られる。
濃縮後における有効成分についてヒドロキシ酢酸の純度
は98%以上であり、なんら精製工程を経ずに高品質な
ヒドロキシ酢酸が得られる。
さらに驚くべきことには、本発明方法による白金炭素触
媒の反復使用は50回の使用後も全くその活性を失わず
50回以上の反復使用が可能であり、しかも反復使用に
際して触媒の活性維持の操作をなんら必要とせずそのま
ま使用可能である。従って高価な貴金属触媒を使用する
にもかかわらず触媒のコストが非常に安価なものとなる
ため本発明はヒドロキシ酢酸の工業生産を有利とするも
のである。以下実施例によって詳細に説明する。
媒の反復使用は50回の使用後も全くその活性を失わず
50回以上の反復使用が可能であり、しかも反復使用に
際して触媒の活性維持の操作をなんら必要とせずそのま
ま使用可能である。従って高価な貴金属触媒を使用する
にもかかわらず触媒のコストが非常に安価なものとなる
ため本発明はヒドロキシ酢酸の工業生産を有利とするも
のである。以下実施例によって詳細に説明する。
実施例 1
白金5.0夕を王水20の‘を用いて溶解し塩化白金酸
の水溶液とした。
の水溶液とした。
市販活性炭(武田薬品(株)白サギA、以下同じ)95
.0夕を1/4規定炭酸ナトリウム水溶液1そ中に懸濁
させこの中へ前記塩化白金酸水溶液の全量を加えて80
±5℃に加溢し、1時間燈拝しながら活性炭に塩化白金
酸を吸着させた。次いで38%ホルマリン水溶液10の
を加えて1時間80±5℃に保って還元した後炉過水洗
後乾燥して、5%白金炭素触媒を得た。エチレングリコ
ール186夕(3モル)を含む水溶液1215夕と上記
触媒18.6夕を、蝿杵後、温度計、酸素ガス吹き込み
口、および州電極を装備した2.5そ反応器中に加えた
。この水溶液を燈拝しながら50±5℃に保って酸素ガ
スを0.5そ/minで導入した。反応が進行するに従
ってヒドロキシ酢酸が生成し、次第に反応液のpHが下
がり反応開始から2岬時間後に柵が1.6になり反応を
終了した。触媒を炉列し無色透明な炉液1210夕を得
た。この炉液を減圧下に加熱(4500)濃縮し、更に
デシケーター中で室温で減圧乾燥して無色透明なヒドロ
キシ酢酸の結晶190夕(純度(酸価より)98.5%
、収率82.0%)を得た。このものをガスクロマトグ
ラフィ一により分析した結果、ホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド、グリコールアルデヒド、ギ酸、酢酸、修
酸などは検出されず、原料のエチレングリコールは0.
3%であった。実施例 2 酸素ガスを空気に代え反応器中の圧力を5k9/地とし
反応容器出口より空気を1〆/minで放出させる他は
実施例−1に準じてエチレングリコールを酸化した。
.0夕を1/4規定炭酸ナトリウム水溶液1そ中に懸濁
させこの中へ前記塩化白金酸水溶液の全量を加えて80
±5℃に加溢し、1時間燈拝しながら活性炭に塩化白金
酸を吸着させた。次いで38%ホルマリン水溶液10の
を加えて1時間80±5℃に保って還元した後炉過水洗
後乾燥して、5%白金炭素触媒を得た。エチレングリコ
ール186夕(3モル)を含む水溶液1215夕と上記
触媒18.6夕を、蝿杵後、温度計、酸素ガス吹き込み
口、および州電極を装備した2.5そ反応器中に加えた
。この水溶液を燈拝しながら50±5℃に保って酸素ガ
スを0.5そ/minで導入した。反応が進行するに従
ってヒドロキシ酢酸が生成し、次第に反応液のpHが下
がり反応開始から2岬時間後に柵が1.6になり反応を
終了した。触媒を炉列し無色透明な炉液1210夕を得
た。この炉液を減圧下に加熱(4500)濃縮し、更に
デシケーター中で室温で減圧乾燥して無色透明なヒドロ
キシ酢酸の結晶190夕(純度(酸価より)98.5%
、収率82.0%)を得た。このものをガスクロマトグ
ラフィ一により分析した結果、ホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド、グリコールアルデヒド、ギ酸、酢酸、修
酸などは検出されず、原料のエチレングリコールは0.
3%であった。実施例 2 酸素ガスを空気に代え反応器中の圧力を5k9/地とし
反応容器出口より空気を1〆/minで放出させる他は
実施例−1に準じてエチレングリコールを酸化した。
反応時間2畑時間でpHが1.6まで下がり反応を終了
した。触媒を涙別し無色透明なヒドロキシ酢酸の水溶液
を得た。その結果エチレングリコールの転化率99.5
%、ヒドロキシ酢酸の収率は84.5%であった。比較
例 1 テトラヘドロン9,71(1960)に準じた方法によ
り触媒を調製した。
した。触媒を涙別し無色透明なヒドロキシ酢酸の水溶液
を得た。その結果エチレングリコールの転化率99.5
%、ヒドロキシ酢酸の収率は84.5%であった。比較
例 1 テトラヘドロン9,71(1960)に準じた方法によ
り触媒を調製した。
すなわち45夕の活性炭を10泌の濃塩酸を含む水溶液
1そ中に懸濁した。この中へ金属白金として5タ含有す
る塩化白金酸水溶液50の‘を加え、この懸濁液を麓辞
しながら室温で8時間4その水素ガスを通じて還元した
後、触媒を炉過、十分に水洗し乾燥して10%白金炭素
触媒を得た。この触媒9.3夕を用い実施例一1に準じ
てエチレングリコールを酸化したところ、反応時間9観
時間で反応液のpHが2.0、エチレングリコールの転
化率38.0%ヒドロキシ酢酸の収率32.0%であっ
た。
1そ中に懸濁した。この中へ金属白金として5タ含有す
る塩化白金酸水溶液50の‘を加え、この懸濁液を麓辞
しながら室温で8時間4その水素ガスを通じて還元した
後、触媒を炉過、十分に水洗し乾燥して10%白金炭素
触媒を得た。この触媒9.3夕を用い実施例一1に準じ
てエチレングリコールを酸化したところ、反応時間9観
時間で反応液のpHが2.0、エチレングリコールの転
化率38.0%ヒドロキシ酢酸の収率32.0%であっ
た。
比較例 2
触媒便覧、第557頁、地人書館(1967年発行)に
準じた方法により触媒を調製した。
準じた方法により触媒を調製した。
すなわち、活性炭19夕を10%硝酸200地中に懸濁
させ3時間煮沸処理した後、洗液のpHが中性を示すま
で十分水洗した。この活性炭を200羽の水に懸濁させ
、金属白金として1.0夕を含む塩化白金酸水溶液20
の‘を加え、この懸濁液を濯拝しながら、50午C‘こ
加熱し2時間で活性炭に塩化白金酸を吸着させた。吸着
終了後この懸濁液を室温まで放冷し、1/1伍蓮炭酸ナ
トリウム水溶液でアルカリ性とし、抱水ヒドラジン3の
‘を加え80土5℃の温度で1時間還元した。触媒を炉
別し温水で十分に洗浄し湿潤状態の5%白金炭素触媒4
2.2夕を得た。この触媒を湿潤状態で42.2夕用い
実施例一1に準じてエチレングリコールを酸化したとこ
ろ、反応時間72時間で反応液のpHが1.9,エチレ
ングリコールの転化率45.5%、ヒドロキシ酢酸の収
率は39.6%であった。
させ3時間煮沸処理した後、洗液のpHが中性を示すま
で十分水洗した。この活性炭を200羽の水に懸濁させ
、金属白金として1.0夕を含む塩化白金酸水溶液20
の‘を加え、この懸濁液を濯拝しながら、50午C‘こ
加熱し2時間で活性炭に塩化白金酸を吸着させた。吸着
終了後この懸濁液を室温まで放冷し、1/1伍蓮炭酸ナ
トリウム水溶液でアルカリ性とし、抱水ヒドラジン3の
‘を加え80土5℃の温度で1時間還元した。触媒を炉
別し温水で十分に洗浄し湿潤状態の5%白金炭素触媒4
2.2夕を得た。この触媒を湿潤状態で42.2夕用い
実施例一1に準じてエチレングリコールを酸化したとこ
ろ、反応時間72時間で反応液のpHが1.9,エチレ
ングリコールの転化率45.5%、ヒドロキシ酢酸の収
率は39.6%であった。
実施例 3
実施例−1に準じてエチレングリコールを酸化し、白金
炭素触媒の耐久性を調べた。
炭素触媒の耐久性を調べた。
すなわち、反応終了後反応生成物から触媒を炉別し触媒
とものまま2回目の反応に使用した。3回目以降同様に
5m副反復使用して第1表に示す耐久性の実験緒果を得
た。
とものまま2回目の反応に使用した。3回目以降同様に
5m副反復使用して第1表に示す耐久性の実験緒果を得
た。
この結果から本発明方法は繰返し使用が50回以上(ヒ
ドロキシ酢酸10.3kg/1夕白金)可能で、50回
目でも反応時間が延びずかつ得られるヒドロキシ酢酸の
純度が高く、経済性の高い方法であることが認められた
。
ドロキシ酢酸10.3kg/1夕白金)可能で、50回
目でも反応時間が延びずかつ得られるヒドロキシ酢酸の
純度が高く、経済性の高い方法であることが認められた
。
第 1 表
繰返し回数(回目) 1 2 3 4 5
10 20 30 40 50反応時間(h
rs) 24 24 24 24 24
24 24 24 24 24転 化 率(多
) 99.7 99.5 99.0 99.5
99.0 98.5 98.5 99.0 99.5
99.0ヒドロキシ酢酸収率協* 82.0 8.
1.1 84.3 82.5 83.0 82
.0 79.5 81.5 82.3 81.
0*ヒドロキン酢酸収率 反応液の酸価より求めた値
比較例 3実施例−1で調製したのと同じ5%白金炭素
触媒18.6夕を用いエチレングリコール186夕を含
む水溶液1215夕と共に蝿搬機、温度計、酸素ガス吹
き込み口、pH電極および水酸化ナトリウム水溶液滴下
管を装備した2.5そ反応機中に加えた。
10 20 30 40 50反応時間(h
rs) 24 24 24 24 24
24 24 24 24 24転 化 率(多
) 99.7 99.5 99.0 99.5
99.0 98.5 98.5 99.0 99.5
99.0ヒドロキシ酢酸収率協* 82.0 8.
1.1 84.3 82.5 83.0 82
.0 79.5 81.5 82.3 81.
0*ヒドロキン酢酸収率 反応液の酸価より求めた値
比較例 3実施例−1で調製したのと同じ5%白金炭素
触媒18.6夕を用いエチレングリコール186夕を含
む水溶液1215夕と共に蝿搬機、温度計、酸素ガス吹
き込み口、pH電極および水酸化ナトリウム水溶液滴下
管を装備した2.5そ反応機中に加えた。
この水溶液を蝿機しながら50±5℃に保って酸素ガス
を0.5ぞ/minで導入した。反応の進行に伴いpH
が下がり始めるがし水酸化ナトリウム水溶液を順次滴下
し反応液の舟を9±0.5に保って反応させた。反応終
了後の処理は実施例−3と同様に行ない、触媒の反復使
用を行なった。その結果を第2表に示す。第 2 表
を0.5ぞ/minで導入した。反応の進行に伴いpH
が下がり始めるがし水酸化ナトリウム水溶液を順次滴下
し反応液の舟を9±0.5に保って反応させた。反応終
了後の処理は実施例−3と同様に行ない、触媒の反復使
用を行なった。その結果を第2表に示す。第 2 表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレングリコールを白金炭素触媒の存在下に酸素
または酸素含有ガスで酸化してヒドロキシ酢酸を得るに
際し、非アルカリ性水性溶媒中でかつその際使用する白
金炭素触媒がホルマリンで還元された触媒を用いること
を特徴とするヒドロキシ酢酸の製造方法。 2 エチレングリコールの濃度が水溶液中において5な
いし5wt%の特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 反応温度が20ないし80℃である特許請求の範囲
第1項に記載の方法。 4 酸素または酸素含有ガスの圧力が常圧ないし10k
g/cm^2である特許請求の範囲第1項に記載の方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51122596A JPS6010016B2 (ja) | 1976-10-13 | 1976-10-13 | ヒドロキシ酢酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51122596A JPS6010016B2 (ja) | 1976-10-13 | 1976-10-13 | ヒドロキシ酢酸の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5346916A JPS5346916A (en) | 1978-04-27 |
JPS6010016B2 true JPS6010016B2 (ja) | 1985-03-14 |
Family
ID=14839835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51122596A Expired JPS6010016B2 (ja) | 1976-10-13 | 1976-10-13 | ヒドロキシ酢酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010016B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8106238B2 (en) | 2005-05-27 | 2012-01-31 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Method for producing glycolic acid |
WO2018095973A1 (en) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | Haldor Topsøe A/S | A method and a system for producing glycolic acid and/or glycolate |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020114905A1 (en) | 2018-12-06 | 2020-06-11 | Haldor Topsøe A/S | Process for preparing glycolide |
-
1976
- 1976-10-13 JP JP51122596A patent/JPS6010016B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8106238B2 (en) | 2005-05-27 | 2012-01-31 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Method for producing glycolic acid |
US8956837B2 (en) | 2005-05-27 | 2015-02-17 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Method for producing glycolic acid |
WO2018095973A1 (en) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | Haldor Topsøe A/S | A method and a system for producing glycolic acid and/or glycolate |
US11780798B2 (en) | 2016-11-24 | 2023-10-10 | Haldor Topsøe A/S | Method and a system for producing glycolic acid and/or glycolate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5346916A (en) | 1978-04-27 |
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