JPS5988593A - 地下道構築法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄道線路下や道路下を横断する地下道の構築方
法に関するものである。

踏切事故や道路交通渋滞の対策として、鉄道と道路とを
立体交差にすべき要望が高く、そのために、最近では第
１．２図に示すような施工が行われている。

即ち、軌道（Ａ）を挾んだ計画地下構造物の両側に立坑
（Ｂ）　（Ｂ）を掘削し、軌道（Ａ）下の適宜深さの地
盤内に、軌道（Ａ）に対しで略々直角方向に多数本の鋼
管パイプ（Ｃ）を互いに密接状態で並列させて水平に圧
入することによりバイブルーフ防護工を施工したのち、
一方の立坑から他方の立坑に向かって側部の土留と鋼管
バイづとを支持する支保工ｐ）を架設しながらトシネル
を掘削する方法が実施されている。

しかしながら、この方法によれば、鋼管パイプ（Ｃ）を
地中に埋設し、それによって軌道（Ａ）及び土被り分（
６）を支持してその下部に地下道を構築するものである
から、土被り分（Ｉｌｉ２）と鋼管パイプ（Ｃ）の直径
分に加えて地下道天端とバイづルーフ間に地下道天端を
作る際の作業空間が必要となり、これ等の分だけ地下道
を深く構築しなければならない。

従って、該地下道への進入スｏ　−ｊ　（Ｆ）は急勾配
になるかスロープ部が長くなり、又、鋼管パイプ（Ｃ）
は撤去できないために建設費が高くなる欠点があった。

本発明はこのような欠点をなくするために、パイプルー
フを断面矩形状のパイプ群により形成し、このバイづ群
の両側端下方部に地下道の側部となる橋台を構築したの
ち、パイプ群の後端に地下道の上床部材の前端面を当接
して押進させることによりパイプ群と上床部材とを置換
し、しかるのち上床部材の下部地盤を掘削することを特
長とする地下道構築法を提供するものである。

次に、本発明の実施例を軌道下に横断する地下道の構築
方法について図面に基き説明する。

この地下道（１）は車道用であって、第り図に示すよう
に、軌道（２）の下に該軌道（２）に対して直交する方
向に設けられ、その両側に多路（３）となる橋台（４）
（４）を有すると共に橋台（４）（４）の上面間に平板
状の上宋部Ｉｔ　（５）が架設され、さらに橋台（４）
（４）の底部間に床板（６）を敷設してなるものである
。

このような地下道を構築するには、まず、軌道（２）を
挾んだ両側地盤に立坑（７）　（８）を掘削したのち、
計画地下道（１）の上床部材配設予定位置に一方の立坑
（７）より軌道を横断する方向、即ち、地下道方向に、
断面中空矩形状の箱型バイづ（９）を水平に圧入する。

この際、断面矩形状パイプ（９）の内部にオーｆｌ−等
の掘削機（図示せず）を挿入して軌道地表下の地盤を掘
削しながらパイプ後端をジセッ士等で押圧して他方の立
坑（８）に達するまで圧入し、掘削土砂はオー７３スク
リユーによってパイプ内部を後方に搬出されるものであ
る。

パイプ（９）は第５１乙図に示すように、その先端面を
内方に向かって傾斜する刃部（圓）に形成していると共
に、両側面の上下端部には長さ方向に突条（１０Ｑ０１
　（ｔυ（１υを突設し、且つ一側面の突条（１０００
の対向内面間の寸法を他側面の上部突条（ｌυの上面と
下部突条（１υの下面間の寸法に等しくしである。

さらに、パイプ（９）の上面にはパイプの幅に略等しい
帯状ｍ板よりなるフリクシ３シ力ツト部材０２）をバイ
づ（９）の全長に亘って載置し、該フリクシヨシカット
部材（ロ）の先端部のみをパイプ（９）の先端に螺子止
め等の手段により固着しである。

このようにフリクシヨシカット部材（ロ）を上面に配設
したバイ−ｊ　（９）を前述したように地盤に圧入した
のち、同様にして該パイプ（９）の側面に次のパイプ（
９）の対向側面を合致させるようにして突条０１００　
。

（ＩＩ）　（ＩＩ）を互いに係合させながら上下に喰い
違わないようにした状態で圧入し、この作業を繰返すこ
とにより互いに隣接する側面を密接させて横方向に並列
した複数本のパイプ（９）よりなるパイプ帯（＋３）を
形成する。

このパイプ帯０３）の横ＩＪは後述する上床部材の輻と
略等しく形成されているものである。

次に、バイづ帯０３）の両側端に通常の円形バイづ０４
）を複数木兄、パイプ帯（１３）の幅延長方向に並列状
態に圧入したのち、円形パイプ群及びパイプ帯θ３）を
バイブルーフとして第３図に示すように、パイプ帯０→
の両側端下方部の地盤に多路（８）となる橋台（４）（
４）を公知の方法によって築造する。０５）はその際の
支保工であり、θ６）は土留矢板である。

次いで、橋台（４）の両側上面に向かって地表面から支
持杭（１７）θηを打設し°Ｃその支持杭θ７）０９間
に工事桁０８）を架設することにより該工事桁θ８）に
よって軌道（２）を受止させ、しかるのち、工事桁（ト
）下の地盤を掘削して橋台（４）（４）上のパイプ（９
）　０４）を撤去し、橋台（４）上に案内段部（財）を
有する断面り字状の受座θ９）を橋台（４）の全長に亘
って打設、形成する（第を図）。この受座θ９）の段部
（財）の上面はパイプ帯θ３）の下面と同一平面上かや
＼低くなっである。

こうして両橋台（４）（４）の上面に互いに段部（財）
に）が平行する受座０９）θ９）を設けたのち、一方の
立坑（７）にバイづ帯０３）と同一厚さか僅かに薄い厚
さを有する既製の平板状上床部材（５）を水平状態に配
設してその前端面をパイプ帯（＋３）の後端面に当接さ
せると共に該上床部材（５）の後端面と立坑（７）の壁
面に設けた反力壁Ｑυとの間に第３図に示すように複数
本のジセッ士（イ）を設置する。

このジセッ牛（２）を作動させる前にバイづ帯Ｑ８）を
構成した全ての断面矩形状パイプ（９）の上面に載置し
ているフリクシ３シ力″ツト部材（ロ）をパイプ（９）
との先端固着部で切断、分離又は固着部材を除去すると
共に全てのフリクシヨシカット部材（ロ）の後端を前記
反力壁Ｑυにターシバックル（至）等で固定する。

しかる後、ジセッ士翰を作動して上床部材（５）を押進
すると、パイプ帯θ３）は他方の立坑（８）側に押し出
されると共に上床部材（５）はその両端下面を受座α０
）の段部に）上で案内されながら前進する。

この際、パイプ帯０８）の上方にある土留杭（１７）は
フリクシヨシカット部材（ロ）上に受止され且つ該部材
θ２）はターンバックル翰等で固定されであるからバイ
づ帯α３）の移動にも拘らず土留杭軸）や表層部の土砂
（ハ）は移動−しなく、従って工事桁０８）や軌道（２
）も移動する虞れはない。

なお、上床部材（５）は複数本の並列Ｈ鋼に）を主材と
してコンクリートで板状に一体化してなるものであり、
その巾は上床部材（５）の全幅に等しく形成されていて
もよく、又、分割されていてもよい。

こうして上床部材（５）をフリクシ３シ力ツト部材（鴫
の下面に沿って前進させ、パイプ帯θ枠を他方の立坑（
８）側に排出して上床部材（５）とパイプ帯０３）とを
置換するものである。

次に、工事桁（ト）や土留杭ａηを撤去すると共にその
空間に土砂を埋戻し、さらに、一方の立坑（７）側から
他方の立坑（８）に向かって上床部材（５）の下面と橋
台（４）（４）の側面間で囲まれた地盤を掘削し、土留
矢板θＧ）を撤去すると共に床板（６）を打設して地下
道を構築するものである。

以上のように本発明は、上面にフリクシヨシカット部材
を配設した複数本の断面矩形状パイプを計画地下道の上
床位置に並列状態になるように圧入して上床幅に略々等
しい幅のパイプ帯を形成し、次いで、このパイプ帯の両
側端下方部に橋台を該パイプ帯の長さ方向に築造し、こ
れ等の橋台の上面にパイプ帯の両側端面に沿って受座を
設けたのち、パイプ帯の後端面に既製の上米部材の前端
面を当接し、この状態でジセッ士等の手段により上床部
材を押圧して前記フリクシヨシカット部材を残置したま
＼両側受座をガイドとしてパイプ帯と上床部材とを置換
し、しかるのち、上床部材の下部地盤を掘削することを
特徴とする地下道横築法に係るものであるから、計画地
下道の上床位置に複数本の断面矩形状パイプよりなるパ
イプ帯をＬＥ人したのちこのパイプ帯と上床部材とをｆ
Ｆ（換するので、従来工法に比べてパイプルーフの高さ
と作業空間分だけ上床部材の下方部に形成される地下道
を浅くすることができ、従って、アブ０−子も短かくす
ることができるものであり、又、バイづ帯の上面にフリ
クシヨシガツト部材を配設しているので、バイづ帯と上
床部材との置換時に土被り土砂が移動することなく、軌
道等に悪影響を与えないものである。

さらに、パイプ帯は回収するので再使用ができて建設費
が安くなるのは勿論、バイづ帯ど置換した上床部材の下
面とこの上床部材を架設させた両側輪台とで囲まれた地
盤を掘削するので、パイプのように曲がりが生じること
なく上床部材で上部荷重を確実に支持させて掘削作業が
安全且つ円滑に行えるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来工法を説明するための簡略縦断側面図、第
２図はその正面図、第３図乃至第９図は本発明の実施例
を示すもので、第３図及び第ψ図はバイづ帯と両橋台及
び受座の施工法を説明するための簡略縦断正面図、第Ｓ
図は矩形断面のパイプの正面図、第６図はその一部縦断
側面図、第７図はバイづ帯と上床部材とを置換した状態
の簡略縦断正面図、第ざ図はその置換方法を示す簡略縦
断側面図、第９図は築造した地下道の簡略縦断正面図で
ある。 ＋１＞・・・地下道、（２）・・・軌道、（３）・・・
多路、（４）・・・橋台、（５）・・・上床部材、（７
）　（８）・・・立坑、（９）・・・断面矩形状パイプ
、（ロ）・・・フリクシヨシカット部材、（１３）　−
−＠パイプ帯、（１９）−−−受座。 特許出願人　　株式会社　奥　村　組 丁−ゲ、−二 リベ　　１　　呂 へ　　ど　　　Ｆ＼ うべ　Ｊ　へ ）Ａ　４　　ｅへ せ穴　７　邑

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ■　上面にフリクシヨシカット部材を配設した複数本の
   断面矩形状パイプを計画地下道の上床位置に並列状態に
   なるように圧入して上床幅に略々等しい幅のパイプ帯を
   形成し、次いで、このパイプ帯の両側端下方部に橋台を
   該パイプ帯の長さ方向に築造し、これ等の橋台の上面に
   パイプ帯の両側端面に沿って受座を設けたのちパイプ帯
   の後端面に既製の上床部材の前端面を当接し、この状態
   で、；セラ士等の手段により上床部材を押圧して前記フ
   リクシ３シ力ット部材を残置したま＼両側受座をガイド
   としてパイプ帯と上床部拐とを置換し、しかるのち、上
   床部材の下部地盤を掘削することを特徴とする地下道構
   築法。