JPS598615B2 - 糸条パツケ−ジ - Google Patents

糸条パツケ−ジ

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Publication number
JPS598615B2
JPS598615B2 JP9228676A JP9228676A JPS598615B2 JP S598615 B2 JPS598615 B2 JP S598615B2 JP 9228676 A JP9228676 A JP 9228676A JP 9228676 A JP9228676 A JP 9228676A JP S598615 B2 JPS598615 B2 JP S598615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
bobbin
traverse
winding
wound
Prior art date
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Expired
Application number
JP9228676A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5319438A (en
Inventor
均 池田
章登 高橋
光由 桝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はボビン糸条をパーツ状に巻取つてなる糸条パッ
ケージに関する。
従来、リング撚糸巻取機によつてボビンに高配向の糸条
をパーツ状に巻取る方法としては踵々のものが知られて
いる。
その中で、ボビンに糸条をトラバースさせる際のトラバ
ース幅を中心は固定して巻取りにつれて徐々に減少させ
るようになす方式の巻取り即ちパラレルワインド方式(
レギユラーワープワインド方式)の巻取は特にパッケー
ジ巻量を多くすることb(でき、パッケージ巻量を多く
する必要のある際に重用されている。そして、ボビンに
糸条をパーツ状に巻取つてなる糸条パッケージの解舒は
、糸条パッケージ軸を巻取時のボビン上端部側へ延長し
た方向に糸条を引取ることによつて行なうのが普通であ
る。
しかるに、前記パラレルワインド方式によつて得た糸条
パッケージの場合は、梱包、輸送、開梱、糸層て準備等
の取扱中の衝撃によつてまた解舒時の上層糸条のバルー
ニングの当接によつてボビン上端部側テーパー部分のう
ちボビン面に極めて近い所の糸条(通常、ボビン面上1
mwL以内の糸条)b(ボビン軸方向に約10mm以上
飛出すことがある。特に、この糸条の飛出しは、ボビン
に巻取られている糸条が巻縮糸(例えば仮撚巻縮糸)で
あつたり糸条のデニールb(小さかつたりした場合に起
り易い。そして、前記の飛出した糸条は、解舒中の糸条
に当り解舒張力の大幅な変動をもたらし解舒された糸条
の品質斑を増大させるうえ、解舒中の糸条ともつれ合つ
て解舒中の糸条の断糸をもたらすこともある。本発明者
は、かかる従来の糸条パッケージの場合に認められる欠
点に鑑みて、前記糸条の飛出しが起らない糸条パツケー
ジを提供すべく鋭意研究の結果、本発明に到達したので
ある。
即ち、本発明に係る糸条パツケージは、トラバース幅を
巻き進むに従つて漸減させてボビンに糸条をパーツ状に
巻取つてなる糸条パツケージにおいて、少なくともトラ
バースの上端位置b{ボビン面上2臨臥内の糸層につい
ては巻取りにつれて次第に上昇し残りの糸層については
巻取りにつれて次第に下降していることを特徴とする。
なお、本発明においてボビン面上2n以内の糸層とはボ
ビン長の中央部位におけるボビン面上2n以内の厚さの
糸層のことである。
本発明に係る前記糸条パツケージのうちでも、糸条パツ
ケージにおけるトラバースの上端位置のうち最も高いも
のが巻始めのトラバースの上端位置より10肱以上(特
に好ましくは15総以上)上方に位置しているものが特
に好ましい。
本発明に係る糸条パツケージを形成している糸条は、巻
縮糸であつても巻縮糸でなくてもよいb{、巻縮糸であ
る場合には本発明による効果BS特に顕著である。
また、糸条のデニールが50デニール以下の場合にも本
発明による効果b{特に顕著である。第1図は本発明に
係る糸条パツケージの糸層の一例を示す概略図であり、
第2図は第1図の糸条パツケージを製造する際に採用し
たトラバースパターンを示す概略図である。
本発明に係る糸条パツケージにおいては、少なくともト
ラバースの上端位置B3ボビン面上2mm以.内の糸層
については巻取りにつれて次第に上昇し残りの糸層につ
いては巻取りにつれて次第に下降しているので、ボビン
面上2g1以内の糸層のうちボビン上端側の端がその後
に巻取られる糸条によつて完全にボビン面に押え込まれ
ている。
従つて、.本発明に係る糸条パツケージの場合は、従来
の場合とは異なつて、取扱中の衝撃とか解舒時の上層糸
条のバルーニングの当接とかがあつたとしてもボビン面
に極めて近い所の糸条がボビン上端部側テーパー部分か
ら外部に飛出すようなことは起らない。従つて、糸条の
飛出しに起因する解舒張力の大幅な変動及び解舒中の断
糸といつた好ましくない現象は全く起らない。これに対
して、ボビンに糸条をパーツ状に巻取つてなる糸条パツ
ケージにおいて、トラバースの上端位置がボビン上2g
1を越えている糸層まで巻取りにつれて上昇し残りの糸
層については巻取りにつれて下降している場合は、該残
りの糸層のボビン上端部側の部分bト、巻始めに形成さ
れた糸層のボビン上端部側の肩部を相当波打つた形成と
なつて覆うことになり、解舒張力の大幅な変動を避ける
ことt)≦できず、本発明による効果B3得られない。
また、ボビンに糸条をパーツ状に巻取つてなる本発明に
係る糸条パツケージのうちでもトラバースの下端位置b
{巻取開始から巻取終了まで巻取りにつれて上昇してい
るものは、解舒中に上層の糸条B3ボビン下端部近傍の
下層の糸条にひつかかることがなく、解舒を特に円滑に
行なうことb{できる。これに対して、トラバースの下
端位置b{巻取開始から巻取終了まで巻取りにつれて上
昇していない場合は解舒中に上層の糸条f)Sボビン下
端部近傍の下層の糸条にひつかかることがある。
本発明に係る糸条パツケージを製造する際においては、
トラバースの上端位置を巻取開始後次第に上昇せしめて
ボビン面上2m1以内までの糸層を形成するのであるt
){、そのような方法でボビン上2層以上(望ましくは
5層以上)il以内までの糸層を形成することが特に好
ましい。
また、本発明に係る糸条パツケージの製造方法を実施す
るに当つては、トラバースの上端位置を巻取りにつれて
下降させていく度合とトラバースの下端位置を巻取りに
つれて上昇させていく度合とを互に等しくなすことが好
ましい。そのようにすれば、ボビンの上半分の糸層形状
と下半分の糸層形状とが実質的に対称となり、ボビンに
多量の糸条をコンパクトに巻取ることができるうえ、解
舒張力の変動を抑制することができる。以上詳記の如く
、本発明に係る糸条パツケージの場合は、従来の場合と
は異なつて、取扱中の衝撃とか解舒時の上層糸条のバル
ーニングの当接とかがあつたとしてもボビン面に極めて
近い所の糸条B5ボビン上端部側テーパー部分から外部
に飛出すようなことが起らず、従つて、解舒張力の大幅
な変動及び解舒中の断糸といつた好ましくない現象b{
起らない。
実施例 1 未延伸のナイロン6糸条(59デニール/6フイラメン
ト)3.3倍に延伸し(延伸速度800m/Min)次
いで摩擦仮撚装置によつて仮撚巻縮加工を施した後リン
グ撚糸巻取機で巻取ることによつてパーツ状の糸条パツ
ケージを得た。
なお、トラバースリングの上昇及び下降の速度は共に0
.3m/Minl最大トラバース幅は27儂、最小トラ
バース幅は11.5CT1L..響重量は11<9とし
た。また、トラバースの上端位置を巻取開始後次第に上
昇せしめてボビン面上Lmm以内までの糸層を形成して
次いで次第に下降せしめて残りの糸層を形成すると共に
、トラバースの下端位置を響取開始から巻取終了まで巻
取りにつれて上昇せしめた。
なお、L關としては、0.5mm11m1!、1.8m
m13m7!Lの4水準を採用した。また、比較のため
に、パラレルワインド方式で昏取つた実験も行なつてみ
た。
そして、次に、かかるトラバースパターン下で得られた
各糸条パツケージについて、ボビン面上に厚さ4mw,
の糸層b{残るまでカツタ一で上層の糸層をはぎとり、
次いで残存糸層について常法に従つて解舒を行なつた。
解舒の直前又は解舒中に認められる内層糸の飛出しの有
無、解舒張力の変動幅R(f)、パーツ外観の良否につ
いて調査した結果を第1表に示す。
表中*印は本発明によらないもの(比較実験)を示す。
同表から明らかな如く、本発明による場合は、解舒調子
b{極めて良好である。実施例 2 未延伸のナイロン6糸条(165デニール/10フイラ
メント)を3.3倍に延伸(延伸速度1000m/Mi
n)した後リング撚糸巻取機で巻取ることによつてパー
ツ伏の糸条パツケージを得た。
なお、トラバースリングの上昇速度は 0.3m/Minl下降速度は0.6m/Minl最大
ストローク幅は32cTrL1最小ストローク幅は14
?、善重量は21<9とした。
また、トラバース運動のパターンとしては実施例1の場
合と同様のものを採用した。
次に、得られた各糸条パツケージについて、ボビン面上
に厚さ4rILmの糸層b卜残るまでカツタ一で上層の
糸層をはぎとり、次いで残存糸層について常法に従つて
解舒を行なつた。
解舒の直前又は解舒中に認められる内層糸の飛出しの有
無、解舒張力の変動幅R(7)、パーツ外観の良否につ
いて調査した結果を第2表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トラバース幅を巻き進むに従つて漸減させてボビン
    に糸条をパーン状に巻取つてなる糸条パッケージにおい
    て、少なくともトラバースの上端位置がボビン面上2m
    m以内の糸層については巻取りにつれて次第に上昇し残
    りの糸層については巻取りにつれて次第に下降している
    ことを特徴とする糸条パッケージ。 2 トラバースの下端位置が巻取開始から巻取終了まで
    巻取りにつれて上昇している特許請求の範囲第1項記載
    の糸条パッケージ。 3 トラバースの上端位置が巻取りにつれて下降してい
    る度合とトラバースの下端位置が巻取りにつれて上昇し
    ている度合とが等しくなつている特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の糸条パッケージ。 4 糸条パッケージにおけるトラバースの上端位置のう
    ち最も高いものが巻始めのトラバースの上端位置より1
    0mm以上上方に位置している特許請求の範囲第1項〜
    第3項のうちいずれか1項記載の糸条パッケージ。 5 糸条が巻縮糸である特許請求の範囲第1項〜第4項
    のうちいずれか1項記載の糸条パッケージ。 6 糸条のデニールが50デニール以下である特許請求
    の範囲第1〜第5項のいずれか1項記載の糸条パッケー
    ジ。
JP9228676A 1976-08-04 1976-08-04 糸条パツケ−ジ Expired JPS598615B2 (ja)

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JPS5319438A JPS5319438A (en) 1978-02-22
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JPS60160516A (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 株式会社フジクラ 通信ケ−ブルのより合わせ方法

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