JPS5985470A - 過給機付内燃機関におけるブロ−バイガス還流装置 - Google Patents
過給機付内燃機関におけるブロ−バイガス還流装置Info
- Publication number
- JPS5985470A JPS5985470A JP19530582A JP19530582A JPS5985470A JP S5985470 A JPS5985470 A JP S5985470A JP 19530582 A JP19530582 A JP 19530582A JP 19530582 A JP19530582 A JP 19530582A JP S5985470 A JPS5985470 A JP S5985470A
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- Japan
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- pressure
- blow
- gas
- crankcase
- supercharger
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/02—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure
- F01M13/021—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure
- F01M13/022—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction
- F01M13/025—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction with an inlet-conduit via an air-filter
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は過給機付内燃機関におけるブローバイガス還
流装置に係り、特に、クランクケース内を与圧して正圧
領域の吸気通路内にブローハイガスを還流させ得る過給
機付内燃機関におけるブローバイガス還流装置に関する
。
流装置に係り、特に、クランクケース内を与圧して正圧
領域の吸気通路内にブローハイガスを還流させ得る過給
機付内燃機関におけるブローバイガス還流装置に関する
。
従来、自然給気型の内燃機関の場合、吸気通路内に生じ
る負圧を利用して、ブローバイガスを吸気通路内に還流
させている。ところが、過給機付内燃機関の場合、負圧
を利用出来る負圧領域は過給機の上流側の吸気通路、つ
まりエアクリーナの吸気流入側及びエアクリーナと過給
機の間に限定され、正圧を生じる正圧領域の過給機の下
流側の吸気通路、つまり過給機と気化器の間及び気化器
とインテークバルブの間には、ブローバイガスを還流さ
せることができず、このため、内燃機関を構成する各種
部品を合理的に配置出来ない場合があった。そこで、本
願の発明者は正圧領域に局部的に負圧部を発生させるこ
とができるベンチュリ部を設け、このベンチュリ部から
ブローバイガスを還流させ得る装置を発明し、簡単な機
構で正圧領域にもブローバイガスを還流させ得ることを
可能とした。
る負圧を利用して、ブローバイガスを吸気通路内に還流
させている。ところが、過給機付内燃機関の場合、負圧
を利用出来る負圧領域は過給機の上流側の吸気通路、つ
まりエアクリーナの吸気流入側及びエアクリーナと過給
機の間に限定され、正圧を生じる正圧領域の過給機の下
流側の吸気通路、つまり過給機と気化器の間及び気化器
とインテークバルブの間には、ブローバイガスを還流さ
せることができず、このため、内燃機関を構成する各種
部品を合理的に配置出来ない場合があった。そこで、本
願の発明者は正圧領域に局部的に負圧部を発生させるこ
とができるベンチュリ部を設け、このベンチュリ部から
ブローバイガスを還流させ得る装置を発明し、簡単な機
構で正圧領域にもブローバイガスを還流させ得ることを
可能とした。
しかし、上記装置のベンチュリ部は常にクランクケース
内の圧力よりも低い負圧を生じさせなげればならないの
で、ベンチュリ部の絞り部はできるだけ絞らなければな
らず、その結果、吸入空気はこの狭い絞り部を通過する
際、かなりの圧力搦失を生しる。このため、過給機稼動
中にはこの圧力損失を考慮して高めに過給しなければな
らず、また、過給機を稼動せず自然給気で吸気を図る場
合には、圧力損失のため充分なる吸気を行うことができ
ないという新たな問題が生じた。
内の圧力よりも低い負圧を生じさせなげればならないの
で、ベンチュリ部の絞り部はできるだけ絞らなければな
らず、その結果、吸入空気はこの狭い絞り部を通過する
際、かなりの圧力搦失を生しる。このため、過給機稼動
中にはこの圧力損失を考慮して高めに過給しなければな
らず、また、過給機を稼動せず自然給気で吸気を図る場
合には、圧力損失のため充分なる吸気を行うことができ
ないという新たな問題が生じた。
そこでこの発明の目的は、上記の如き不都合を除去すべ
く、過給機下流側の吸気通路に圧入口を開口し、該圧入
口を始端とし内燃機関のクランクケース内に開口する圧
出口を終端とする与圧管を設け、ブローバイガス通路の
吐出口を前記与圧管の圧入口よりも更に下流側の吸気通
路に設&ノることにより、正圧領域にもブローハイガス
を還流し得て、内燃機関の構造に適合した合理的な部品
配置を可能にできるのは勿論のこと、クランクケース内
を与圧することと相俟って、吸入空気が吸気通路内を通
過する際にその内壁との摩擦に基づく圧力損失により下
流側に進むに従い圧力が低くなることを利用して、ベン
チュリ部を設けることなく、あるいはベンチュリ部の絞
り部を可能な限り大きくシ得て、あるいはまた気化器ベ
ンチュリ近傍の負圧雰囲気を利用して、ベンチュリ部を
設けることによる吸入空気の圧力損失をなくし、あるい
は吸入空気のベンチュリ部通過の際の圧力損失を極力低
減し、吸入空気量の増加を図ることのできる過給機付内
燃機関におけるブローバイガス還流装置を実現するにあ
る。
く、過給機下流側の吸気通路に圧入口を開口し、該圧入
口を始端とし内燃機関のクランクケース内に開口する圧
出口を終端とする与圧管を設け、ブローバイガス通路の
吐出口を前記与圧管の圧入口よりも更に下流側の吸気通
路に設&ノることにより、正圧領域にもブローハイガス
を還流し得て、内燃機関の構造に適合した合理的な部品
配置を可能にできるのは勿論のこと、クランクケース内
を与圧することと相俟って、吸入空気が吸気通路内を通
過する際にその内壁との摩擦に基づく圧力損失により下
流側に進むに従い圧力が低くなることを利用して、ベン
チュリ部を設けることなく、あるいはベンチュリ部の絞
り部を可能な限り大きくシ得て、あるいはまた気化器ベ
ンチュリ近傍の負圧雰囲気を利用して、ベンチュリ部を
設けることによる吸入空気の圧力損失をなくし、あるい
は吸入空気のベンチュリ部通過の際の圧力損失を極力低
減し、吸入空気量の増加を図ることのできる過給機付内
燃機関におけるブローバイガス還流装置を実現するにあ
る。
以下図面に基づいて、この発明の実施例をn′「細且つ
具体的に説明する。
具体的に説明する。
2は過給機であって、該過給機2はエンジンの充填効率
を高め馬力アップを図るため、吸入空気量を強制的に増
加させるもので、例えば排気エネルギを利用したターボ
過給機等がある。4は上記過給機2の下流側たる下流部
吸気通路6に設けられた気化器、5ば該気化器4内に設
けられている気化器ヘンチュリ、8は上記過給機2と気
化器4との間の下流部吸気通路6に必要に応じて設けら
れたベンチュリ部で、該ベンチュリ部8は次の場合にの
み設けられる。即ら、吸入空気は後述するブローハイガ
ス通路12の吐出口12bに到来するまでに下流部吸気
通路6の内壁との摩擦により圧力が低減するが、この低
減した圧力だけでは後述するブローバイガスを還流させ
る程度の圧力差を生じさせない場合である。ところで、
上記ベンチュリ部8にはその中央部が絞られて周辺に比
べ小径の通路断面の絞り部8aが形成されている。
を高め馬力アップを図るため、吸入空気量を強制的に増
加させるもので、例えば排気エネルギを利用したターボ
過給機等がある。4は上記過給機2の下流側たる下流部
吸気通路6に設けられた気化器、5ば該気化器4内に設
けられている気化器ヘンチュリ、8は上記過給機2と気
化器4との間の下流部吸気通路6に必要に応じて設けら
れたベンチュリ部で、該ベンチュリ部8は次の場合にの
み設けられる。即ら、吸入空気は後述するブローハイガ
ス通路12の吐出口12bに到来するまでに下流部吸気
通路6の内壁との摩擦により圧力が低減するが、この低
減した圧力だけでは後述するブローバイガスを還流させ
る程度の圧力差を生じさせない場合である。ところで、
上記ベンチュリ部8にはその中央部が絞られて周辺に比
べ小径の通路断面の絞り部8aが形成されている。
この絞り部8aの大きさはこの部分にベンチュリ効果に
よって生じる圧力と機関本体10内のクランクケース内
の圧力との関係により決定される。
よって生じる圧力と機関本体10内のクランクケース内
の圧力との関係により決定される。
つまり、クランクケース内のブローバイガスを下流部吸
気通路6に還流させ得る程度の圧力差を生じさせること
が上記絞り部8aの大きさを決定する際に要求される。
気通路6に還流させ得る程度の圧力差を生じさせること
が上記絞り部8aの大きさを決定する際に要求される。
ところで、絞り部8aば小さくなる程そこに生じる圧力
を低くすることができるが、その反面、吸入空気の抵抗
は大となり、圧力損失が大きくなる。この場合、クラン
クケース内は与圧されて圧力が高くなるので、相対的に
ベンチュリ部8は極端に圧力を低く生じさせる必要もな
くなり、絞り部8aを余り絞ることもなく、このため、
この絞り部8aを吸入空気が通過する際の圧力損失を低
減できる。また、上記ベンチュリ部8の絞り部8aには
、内燃機関を構成する機関本体10内のクランクケース
の吸引口12”aがら延設したブローバイガス通路12
の吐出口12bが下流側に向けて臨んでいる。この吐出
口12bからブローバイガスを正圧領域である下流部吸
気通路6に還流する。ここで、下流側とは機関本体10
内の燃焼室へ供給される吸入空気の進行方向側を云い、
上流側とは下流側と逆方向側を云う。
を低くすることができるが、その反面、吸入空気の抵抗
は大となり、圧力損失が大きくなる。この場合、クラン
クケース内は与圧されて圧力が高くなるので、相対的に
ベンチュリ部8は極端に圧力を低く生じさせる必要もな
くなり、絞り部8aを余り絞ることもなく、このため、
この絞り部8aを吸入空気が通過する際の圧力損失を低
減できる。また、上記ベンチュリ部8の絞り部8aには
、内燃機関を構成する機関本体10内のクランクケース
の吸引口12”aがら延設したブローバイガス通路12
の吐出口12bが下流側に向けて臨んでいる。この吐出
口12bからブローバイガスを正圧領域である下流部吸
気通路6に還流する。ここで、下流側とは機関本体10
内の燃焼室へ供給される吸入空気の進行方向側を云い、
上流側とは下流側と逆方向側を云う。
14は与圧管であり、該与圧管14は過給機2とベンチ
ュリ部8間の過給機2側に近接する下流部吸気通路6に
圧入口13を開口し、該圧入口を始端とし機関本体10
のクランクケース内に開口する圧出口15を終端とする
。この与圧管14を介して、下流部吸気通路6内の正圧
の吸入空気の一部をクランクケース内に導入し、上記過
給機2で生成した正圧を利用してクランクケース内を与
圧するのである。与圧管14にはクランクケース内の圧
力が下流部吸気通路6内の圧力よりも高くなった場合に
、下流部吸気通路6に圧力が逆流するのを防ぐため、逆
止弁16がクランクケース側近傍に取付けられている。
ュリ部8間の過給機2側に近接する下流部吸気通路6に
圧入口13を開口し、該圧入口を始端とし機関本体10
のクランクケース内に開口する圧出口15を終端とする
。この与圧管14を介して、下流部吸気通路6内の正圧
の吸入空気の一部をクランクケース内に導入し、上記過
給機2で生成した正圧を利用してクランクケース内を与
圧するのである。与圧管14にはクランクケース内の圧
力が下流部吸気通路6内の圧力よりも高くなった場合に
、下流部吸気通路6に圧力が逆流するのを防ぐため、逆
止弁16がクランクケース側近傍に取付けられている。
また、与圧管14の下流部吸気通路6側には、与圧管1
4に吸入される正圧を調整する調整弁18が設げられて
いる。この調整弁18は必要に応じて設ければよい。2
0ば上記過給機2の上流側の上流部吸気通路22に設し
ノられたエアクリーナ、24は上記気化器4内に設けら
れた絞り弁である。
4に吸入される正圧を調整する調整弁18が設げられて
いる。この調整弁18は必要に応じて設ければよい。2
0ば上記過給機2の上流側の上流部吸気通路22に設し
ノられたエアクリーナ、24は上記気化器4内に設けら
れた絞り弁である。
なお、上記ベンチュリ部8は必ずしも過給機2と気化器
4との間に限定されるものではなく、気化器4のさらに
下流側の下流部吸気通路6に設けてもよい。
4との間に限定されるものではなく、気化器4のさらに
下流側の下流部吸気通路6に設けてもよい。
また、ブローハイガス吸引用のベンチュリ部8を設けず
に、気化器ヘンチュリ5により生起される負圧雰囲気を
利用すべく、この気化器ヘンチュリ5に接近した箇所に
ブローバイガス通路12の吐出口12bを配設すること
もでき、良効を得る。
に、気化器ヘンチュリ5により生起される負圧雰囲気を
利用すべく、この気化器ヘンチュリ5に接近した箇所に
ブローバイガス通路12の吐出口12bを配設すること
もでき、良効を得る。
この発明は上述のように構成されているので、以下の如
く作用する。
く作用する。
エアクリーナ20から吸入された空気は、上流部吸気通
路22を通り過給機2へ送られる。過給機2では投入空
気量を強制的に増加させて下流部吸気通路6に送る。こ
のため、上流部吸気通路22内で負圧であった吸入空気
は、下流部吸気通路6内では正圧となり、正圧領域の下
流部吸気通路6を下流側へ向けて進む。このとき、正圧
となった吸入空気の一部は、下流部吸気通路6から分岐
した与圧管14の圧入口13に流入し、残りの大部分は
下流部吸気通路6内をさらに下流に向けて進むが、この
間に、吸入空気は下流部吸気通路6の内壁との摩擦によ
り正圧が低下する。また、必要に応して設けられたベン
チュリ部8を吸入空気が通過する場合、ベンチエリ部8
の絞り部8aの通路断面は、その周辺の通路断面に比べ
小さいので、ベンチュリ部8を通過する吸入空気の速度
は増加し、速度エネルギも増加する。このとき、ベルヌ
イの定理から速度エネルギと圧力エネルギの総和は一定
になる関係が成立するので、上記ベンチュリ部8では速
度エネルギが増加する代わりに圧力エネルギが減少し、
その結果、ベンチュリ部8はその周辺の圧力よりも低く
なる。一方、与圧管14に流入した正圧の吸入空気は機
関本体10内のクランクケース内に導入され、クランク
ケース内を与圧し、クランクケース内の圧力をブローバ
イガス通路12の吐出口12bが位置する下流部吸気通
路6内の圧力よりも高くし、また必要に応じて設けられ
たベンチュリ部8に生じる圧力よりも高くする。このた
め、クランクケース内のブローバイガスは、圧力の高い
ブローバイガス吸引口12aから吸引されてブローハイ
ガス通路12内を通り、圧力の低し)吐出口12bから
正圧領域である下流部吸気通路6に還流されるごとにな
る。ところで、既に述べたようにベンチエリ部8は必要
に応じて設けられるものである。また、必要に応じて設
けたベンチュリ部8もクランクケース内と一定の圧力差
を維持できれば、確実にブローバイガスをベンチュリ部
8に還流できるから、クランクケース内が与圧されて圧
力が高くなると、それに比例してベンチュリ部8に生じ
る圧力を高くでき、従って、ベンチュリ部8の絞り部8
aの通路断面積を大きくすることが可能となり、ブロー
バイガスを含んだ吸入空気がベンチエリ部8を通過する
際の圧力損失を小さくすることができる。
路22を通り過給機2へ送られる。過給機2では投入空
気量を強制的に増加させて下流部吸気通路6に送る。こ
のため、上流部吸気通路22内で負圧であった吸入空気
は、下流部吸気通路6内では正圧となり、正圧領域の下
流部吸気通路6を下流側へ向けて進む。このとき、正圧
となった吸入空気の一部は、下流部吸気通路6から分岐
した与圧管14の圧入口13に流入し、残りの大部分は
下流部吸気通路6内をさらに下流に向けて進むが、この
間に、吸入空気は下流部吸気通路6の内壁との摩擦によ
り正圧が低下する。また、必要に応して設けられたベン
チュリ部8を吸入空気が通過する場合、ベンチエリ部8
の絞り部8aの通路断面は、その周辺の通路断面に比べ
小さいので、ベンチュリ部8を通過する吸入空気の速度
は増加し、速度エネルギも増加する。このとき、ベルヌ
イの定理から速度エネルギと圧力エネルギの総和は一定
になる関係が成立するので、上記ベンチュリ部8では速
度エネルギが増加する代わりに圧力エネルギが減少し、
その結果、ベンチュリ部8はその周辺の圧力よりも低く
なる。一方、与圧管14に流入した正圧の吸入空気は機
関本体10内のクランクケース内に導入され、クランク
ケース内を与圧し、クランクケース内の圧力をブローバ
イガス通路12の吐出口12bが位置する下流部吸気通
路6内の圧力よりも高くし、また必要に応じて設けられ
たベンチュリ部8に生じる圧力よりも高くする。このた
め、クランクケース内のブローバイガスは、圧力の高い
ブローバイガス吸引口12aから吸引されてブローハイ
ガス通路12内を通り、圧力の低し)吐出口12bから
正圧領域である下流部吸気通路6に還流されるごとにな
る。ところで、既に述べたようにベンチエリ部8は必要
に応じて設けられるものである。また、必要に応じて設
けたベンチュリ部8もクランクケース内と一定の圧力差
を維持できれば、確実にブローバイガスをベンチュリ部
8に還流できるから、クランクケース内が与圧されて圧
力が高くなると、それに比例してベンチュリ部8に生じ
る圧力を高くでき、従って、ベンチュリ部8の絞り部8
aの通路断面積を大きくすることが可能となり、ブロー
バイガスを含んだ吸入空気がベンチエリ部8を通過する
際の圧力損失を小さくすることができる。
以上の説明から明らかなように、この発明の構成によれ
ば、過給機下流側の吸気通路の正圧領域にもブローバイ
ガスを還流でき、内燃機関の構造に適合した合理的な各
種部品の配置が可能になるのは勿論のこと、クランクケ
ース内を与圧できることと相俟って、吸気通路内壁との
摩擦に基づく吸入空気の圧力低下を利用して、あるいは
気化器ベンチュリの吸引力により生ずる負圧雰囲気を利
用して、ブローバイガスを還流させるのに必要なりラン
クケースとブローバイガス通路の吐出口間の相対的な圧
力差を生にさせることが可能となり、これによって、ベ
ンチュリ部を設けることなく、あるいはベンチュリ部の
絞り部を大きくすることが可能となり、従って、ベンチ
ュリ部を設けることによる吸入空気の圧力損失をなくし
、あるいは吸入空気がベンチエリ部を通過する際の圧力
損失を可能な限り小さくし得て、自然給気の場合の吸入
空気量を確実に増加させることが可能となるばかりでな
く、過給機稼動中の圧力損失を見込んだ余分な過給圧を
減らすこともできる。そのうえ、クランクケースを与圧
する圧力源として、過給機で往じさせた正圧流をそのま
ま利用できるので、ポンプ等の別途の圧力源を設けるこ
となくクランクケース内を確実かつ効率良く与圧するこ
とができる等、極めて新規的有益な効果を奏するもので
ある。
ば、過給機下流側の吸気通路の正圧領域にもブローバイ
ガスを還流でき、内燃機関の構造に適合した合理的な各
種部品の配置が可能になるのは勿論のこと、クランクケ
ース内を与圧できることと相俟って、吸気通路内壁との
摩擦に基づく吸入空気の圧力低下を利用して、あるいは
気化器ベンチュリの吸引力により生ずる負圧雰囲気を利
用して、ブローバイガスを還流させるのに必要なりラン
クケースとブローバイガス通路の吐出口間の相対的な圧
力差を生にさせることが可能となり、これによって、ベ
ンチュリ部を設けることなく、あるいはベンチュリ部の
絞り部を大きくすることが可能となり、従って、ベンチ
ュリ部を設けることによる吸入空気の圧力損失をなくし
、あるいは吸入空気がベンチエリ部を通過する際の圧力
損失を可能な限り小さくし得て、自然給気の場合の吸入
空気量を確実に増加させることが可能となるばかりでな
く、過給機稼動中の圧力損失を見込んだ余分な過給圧を
減らすこともできる。そのうえ、クランクケースを与圧
する圧力源として、過給機で往じさせた正圧流をそのま
ま利用できるので、ポンプ等の別途の圧力源を設けるこ
となくクランクケース内を確実かつ効率良く与圧するこ
とができる等、極めて新規的有益な効果を奏するもので
ある。
図面はこの発明に係る過給機付内燃機関におけるブロー
バイガス還流装置の実施例で、概略全体系統図を示すも
のである。 図中、2は過給機、4は気化器、5は気化器ヘンチュリ
、6は下流部吸気通路、8はヘンチュリ部、8aは絞り
部、10は機関本体、12はブローバイガス通路、12
aは吸引口、12bは吐出口、13は圧入口、14は与
圧管、15は圧出口、16は逆止弁、18は調整弁、2
0はエアクリーナ、22は上流部吸気通路、24は絞り
弁である。
バイガス還流装置の実施例で、概略全体系統図を示すも
のである。 図中、2は過給機、4は気化器、5は気化器ヘンチュリ
、6は下流部吸気通路、8はヘンチュリ部、8aは絞り
部、10は機関本体、12はブローバイガス通路、12
aは吸引口、12bは吐出口、13は圧入口、14は与
圧管、15は圧出口、16は逆止弁、18は調整弁、2
0はエアクリーナ、22は上流部吸気通路、24は絞り
弁である。
Claims (1)
- 過給機付内燃機関において、過給機下流側の吸気通路に
圧入口を開口し、該圧入口を始端とし内燃機関のクラン
クケース内に開口する圧出口を終端とする与圧管を設け
、ブローバイガス通路の吐出口を前記与圧管の圧入口よ
りも更に下流側の吸気通路に設けたことを特徴とする過
給機付内燃機関におけるブローバイガス還流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19530582A JPS5985470A (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 過給機付内燃機関におけるブロ−バイガス還流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19530582A JPS5985470A (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 過給機付内燃機関におけるブロ−バイガス還流装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5985470A true JPS5985470A (ja) | 1984-05-17 |
JPH0340210B2 JPH0340210B2 (ja) | 1991-06-18 |
Family
ID=16338939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19530582A Granted JPS5985470A (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | 過給機付内燃機関におけるブロ−バイガス還流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5985470A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01131855U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-07 | ||
JP2011190721A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のオイル劣化防止装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56107911U (ja) * | 1980-01-21 | 1981-08-21 | ||
JPS56161166U (ja) * | 1980-05-01 | 1981-12-01 | ||
JPS5797171U (ja) * | 1980-12-08 | 1982-06-15 | ||
JPS58137812U (ja) * | 1982-03-12 | 1983-09-16 | 愛三工業株式会社 | タ−ボ過給機付内燃機関のブロ−バイガス処理装置 |
-
1982
- 1982-11-09 JP JP19530582A patent/JPS5985470A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56107911U (ja) * | 1980-01-21 | 1981-08-21 | ||
JPS56161166U (ja) * | 1980-05-01 | 1981-12-01 | ||
JPS5797171U (ja) * | 1980-12-08 | 1982-06-15 | ||
JPS58137812U (ja) * | 1982-03-12 | 1983-09-16 | 愛三工業株式会社 | タ−ボ過給機付内燃機関のブロ−バイガス処理装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01131855U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-07 | ||
JP2011190721A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のオイル劣化防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0340210B2 (ja) | 1991-06-18 |
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