JPS5983144A - 写真フイルムの測光条件修正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は写真フィルムの測光条件修正方法に関する。

写真フィルムの画面をスキャニングし、測光値を解析し
てプリントする場合、その露光条件を決定するために従
来は第１図に示すように、被写体１を撮影したフィルム
２の現像処理３０段階で測光４して、被写体１の解析（
５）を行ない、この被写体１の解析（５）から被写体１
の画像を推定して露光条件を決定するようにしている。

しかしながら、解析（５）段階では被写体１自体の解析
を行なっているのに、フィルム２及び現像処理３のバラ
ツキ等のデータも出力されていることから、解析（５）
におしする解析結果が被写体１自体によるものか、フィ
ルム２及び現像処理３０段階におけるバラツキ等による
ものかを判定することが困難であった。

このような問題を解決するために測光条件を修ｉＥする
方法は今までにない。このような問題に対し、直接露光
制御装置ｑを調節する方法として、撮影コマと撮影コマ
との間Ｗ主照明光源を予め写し込み、その部分が一定色
になるようにプリントする方式が提案されている（たと
えば特開昭５２−１３３３３号）。しかしながら、この
方式では写真フィルムに写し込まれた主照明光源が被写
体を照明している光源ではなく、背景の反射光も含んだ
ものであり、フィルム画面の全平均濃度よりは正確とな
るが、充分なものではない。また、フイルム種を同定す
るために現像前に写真フィルムの未露光部に所定の色合
成のマークを露光し、６色のフィルタで測定して検知す
る方法も提案されている（たとえは特開昭５５−１２９
３３５号）が、装置が複雑になると共に、測定作業が非
常に煩雑になってしまう欠点がある。よって、この発明
の目的は、比較的容易な操作によって写真フィルムの測
光条件、特に感度補正及びγ補正を正確に修正し得る方
法を提供することにある。

以下にこの発明をれ９明する。

この発明では、先ず第２図に示すように、フィルム現像
前にたとえば２本のフィルム１０及び１１の各端を接続
しているスプライス１２から一定距離１の未撮影部分に
、矩形状（たとえば２Ｘ３ｚｍ）に露光してフィルム特
性焼体み部２ＯＡを形成する。

この場合、フィルム１０のバーフォーレージ３フ１３０
間を矩形状（たとえば２Ｘ２ｍｍ）に露光してフィルム
特性焼体み部２０Ｂを形成するようにしても良く、バー
７オレー７ヨン１３とフィルム端の間ヲ矩形状（たとえ
ば１×２ｙｎｍ）に露光してフィルム特性焼体み部２０
Ｃを形成するようにしても良い。

また、フィルム１０の未撮影部分にフィルム特性焼体み
部を任意に露光することもｏ、ｌ能であるが、測光操作
の関係等からネガフィルム１０の先端より一定距離とな
るよう１こすることが望ましく、パーフォレーション１
３を基準としてフィルム特性焼体み部を露光する場合に
は、フィルム１０の先端方向に対して最初のパーフォレ
ーション１３Ａを基準として露光することが望ましい。

さらに、フィルム特性焼体み部２０（２０Ａ、２０Ｃ）
の形状は少な（とも１πＴ以上の矩形であることが望ま
しく、カプリ部を避けるため及び精度向上のために同じ
形状のフィルム特性焼体み部を２個以上、可能な＋！ｉ
ｊり面積を大きく′ｔろことか望まし、い。そして、フ
ィルム特性焼体み部を形成するための露光幇は、現像後
の濃度−がほぼ灰色に近い中間濃度となるように、［Ｂ
の各色についてほぼ等しく露光するようにしても良く、
２段階の濃度に露光するようにしても良く、数段階の濃
度に分けて露光するようにしても良い。この場合、２段
階の濃度で露光する場合には、たとえば第３　ｉ、（Ａ
）に承すようにａ桜した高い抑展域２０Ａ２人び低い＃
度域ΔＩＡＩでフィルム特性焼体み部２ＯＡを形成する
ようにしても随（、同ｔｅｌ　（１３１に示すようにパ
ーフォレーション１３の１（１１に一フィルム特性焼込
み部を形成ｆ　７．−場合にげ、回じ形状の高い濃用域
７ＪＪｋ３２及びイバい濃、亀域加１３１でフィルム背
性惇込み都を形成するよ５６Ａ寸第１ば良（・。

次に、上述の如（フィルムの未ｊ１＋（影ｉ糸分に露光
・形成さ第１たフィルム特性焼体み部ムＪの側光を。

フィルムの壮像後に色相抽出拉１１（たとえば４５開昭
５Ｊ　−１４５６２０号）等で行？／：ｃう。この場合
、７１５２図に示すフィルム時４Ｌ１；焼込み部かＡの
場合にやよ、フィルム画１象１４を４川５’ａイるため
のスキャナをそσ）まま用いノ１ば良い。ここに、フィ
ルム付性燐込み部２１）Ａはスプライス１２より一足距
陥Ｉ（たとえば２ｒｖ＋　）　Ｋ　ｔｒｌ　置し−〔い
るので、そσ翔１゛分のみをスフライス１２の侠出後番
でタイミングをとって′６ｉｔｊ光することかで湊゛る
。また、ｔ４Ｊ、２しｊのフィルム特性焼体みム特性焼
込み部２０１Ｊ、２１）Ｃの上方に専用の測光装置を配
設するようにす７１．ば良い。

以上のようにしてフィルムの現像前に露光・形成された
フィルム特性焼体み部側の測光をプリントに先立って行
ない、そのデータを求める。この場合、フィルム％性焼
込み部側は１９Ｆ定の光量で露光されているので、フィ
ルム特性焼体み部２０を測光することによりフィルム１
０の僅性を確実に求めることができる、 以上のようにしてフィルム特性焼体み部側の測ブＣデー
タが求められると、色相抽出装置は現像処理の差、フィ
ルム種σ）差を修正して、常に一定の感度バランス、γ
値をもったフィルム特性に変換するための規格化処理を
行なう。この規格化処理はたとえば船開昭５６−１０３
９号に示された方法に従って行なえば良く、カラー原画
の神類及び現像条件によって露光蓋−濃度の関係を示す
γ値及び感度バランスを補正するものである。つまり、
フィルム晶性によって同一の撮影条件で同じ被写体を撮
影しても、その）（０１３礎度が異なった値になってし
まうため（第４図（５））、同一条件で撮影した場合に
はフィルムの種類及び現像条件に関係なく同図（ＩＪＩ
に示すように濃度値りが一様になるようにするものであ
り、これにより色相の１′ｌ」定が正しく行なわれる。

なお、第４〆１（Ａ）及び（８）の横軸ＨＲは、被写体
の輝度を対数で表わしたものである。また、（）（、、
Ｇ、１．３）、　（ｌ（、′、ａ′、Ｂ′）は２つの異
なるフィルム特性を示している。

すなわち、標準の現像条件、フィルムの種類。

フィルムのロット番号で感度＋Ｆｉｉ正値及びγ補正値
の基準規格化条件を定める。こ牙１と同時に、第３商人
又は（均のフィルム特性駆込み部の場合には、高σ１ｉ
Ｊｌ此及びＩＪ、（製出の基準値Ｄｉ−１ｏ及びｊル０
を求めておく。そして、個々のフィルムに形成されてい
るフィルム特性駆込み部の濃度データを、尚濃度ＤＨｉ
及び低濃度Ｊ几ｉで求め、基準値ＩＪＬｏとの濃度差Δ
Ｄを ΔＤ＝ＤＩＬｉ〜ＩＪＬＯ・・・・・・・・・・・・（
１）として求め、さらにγ値の傾きの比Δγをとして求
め、またはγ値の傾きの差Δｒ′を、ｌｒ　’＝　（Ｄ
Ｈｉ　−ＤＬｉ　）　−（ＤＨｏ　−１）ＬＯ）　　−
−−−−−（３１として求める。このようにして、写真
フィルムの解析特性を修正するためのｇ度補正値の修正
値Δ１）及びγ補正値の修正値Δｒ　（またはΔγ′）
が得られると、写真フィルムの画像のスキャニングに際
し、上記修正値ΔＤ及びｌｒ　（またはΔγ′）を用い
て、基準規格化条件から１本１本のフィルムについての
データを修正する。

以上のようにこの発明の６１１１光条件修正方法によれ
は、１コマ毎でなくフィルム１本毎に測光条件を修正す
るようにしているので、迅速なデータ修正かり能となる
。また、個々のカメラで行なうのではなく、各現像ｆｌ
ｉで所定位置に所輩形状に露光してフィルム特性駆込み
部を設けるようにしているので、特殊なカメラは必要な
い。ここに、色相抽出装置においては現像処理の経時変
化、フィルムの経時変化、フィルムの棹類、ロット番号
のバラツキ等により、しばしば色相抽串の誤りを発生さ
せる。たとえば肌色抽出の場合には中性色（灰色）と誤
りやすいが、この発明の修正方法を用いることにより上
記バラツキを修正することができるので、色相を正しく
抽出することが可能となる。

さらに、色相抽出装置によるカラーフィルムプリント露
光量の決定において、正確な入力値が得られることによ
り被写体画像の解析の推屋精度が向上する。また、求め
ら第１た感度補正値の修正値ΔＤが大きい場合には、こ
れによりフィルムの種類や生鮭時変化を検ωすることが
可能となる利点がある。以上はフィルム画面のスキャニ
ングに際して、４１１１光条件の修正について説明した
ものである。しかし、測光条件を修正せず、蘭々の測光
値に修正値を加減又は除刺してやることでも同様の修正
測光値が得らオしるが、測光ｆｆｉ　ｒｌ−の修正と同
じ考えに基づき同様の結果が得られる。

なお、色相抽出装置はカラープリンタの中に組込んでも
良（、フィルム特性駆込み部の位置を明らかにするため
に、露光と同時にフィルムに第２図に示−４−ような切
欠き部１５又はピンホール１６を形成し、その部分より
一定距離にフィルム特性駆込み部を露光するようにして
も良い。また、露光はスプライサの中で行なっても良く
、露光は現像益のフィルム挿入部で行なうようにしても
良（、スプライサ及び現像処理の間に専用の露光器を設
けて行なうようにし、ても良い。さらに、フィルムの製
造時に、フィルムの後端にスプライス及びフィルム特性
駆込み部を形成するためのスペース確保のため、予め撮
影できないようにパーフォレーション部にイーの端部に
沿って長形状の切欠きを設けるようにしても良い。また
、１１０サイズのフィルム又はディスクザイズのフィル
ムにお（・てば、フィルム上に予めフィルム唱性焼込み
部を設けるためのスペースを確保しておくのが良い。上
述第２図の実施例では２本のフィルム川、１１をスプラ
イス１２で接続した例を示しているか、フィルムの本数
は任意であり、パーフォ、レーション部又はフィルム先
端から所定距離にフィルム特性駆込み部を形成する場合
には、１本のフィルムでも１欣用司能である。さらに、
以−ヒの鮨明ではフィルムの先端はｊｉｌｊブＣ位Ｕコ
に先に到達する例として袋明しているが、必らずしも撮
影時の先端を意味するものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は被写体の解析の様子を示すブロック図、第２図
はこの発明におけるフィルム特性炊込み部の形成の様子
をＩ（？、明するための図、第３図い）及び（均はそれ
ぞれこの発明におけるフィルム特性炊込み部の一例を示
す図、第４図（Ａ）及び（１３）はこの発明による規格
化処理を沙門するための図である。 １・・・被写体、２．ＩＯ，１１・・・フィルム、３・
・・現像処理、４・・・測光、訃・・被写体解析、１２
・・・スプライス、１３　、１３Ａ・・・パーフォレー
ション、１４・・・フィルム画像、２０（２０Ａ〜２０
Ｃ）・・・フィルム特性炊込み部。 邑ρ目人代理人　　　安　　形　　雄　　三卆　ｌ　図 り 牛４　図 （Ａ　）　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｂ）ｆ　
続　補　ＦＥ　　古 昭和５８年８月　２日 特許庁長官若杉和夫殿 １、ｔ￥件の表示 昭和５７年特許願第１９２８２４号 ２、発明の名称 写真フィルムの測光条件修正方法 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 神奈川県南足柄市中沼２１０番地 （５２０）富士写真フィルム株式会社 ４、代理人 東京都新宿区西新宿−丁目１８番１６号野村ビル７Ｆ　
電話（３４８）　７７０５７８７７弁理士　安形雄三 ５、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明ノの欄並びに図面６、補正
の内容 （１）明細書、第３頁第１３行に「一定圧＃：ｌ」とあ
るを「一定圧Ｍ！」と補正する。 （２）同、第５頁第１５行に「一定圧ｆ１１−１」　と
あるを「−・定圧＃！」と補正する。 （３）本願添付の第４図（Ａ）を別紙の通り補正する。 第　４ （，４） （） ′０Ｉ） ’ＢＲ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 写真フィルムの１３（３Ｒ濃度を測定して解析し、プリ
   ント露光量を決定する方法において、前記写真フィルム
   の所定位置に予め露光されたフィルム特性炊込み部の濃
   度を測定し、この測定値を規準値と比較してフィルム画
   面の測光条件を修正するようにしたことを特徴とする写
   真フィルムの測光条件修正方法。